JP4091084B2 - 電波軸調整装置および電波軸調整方法 - Google Patents

電波軸調整装置および電波軸調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置および電波軸調整方法に関するものである。
車両前面にレーダ装置を取り付け、レーダ装置から周囲に向けて電波を送信し、その送信した電波が測定対象にて反射され、その反射電波を受信することによって測定対象を検出し、車両から測定対象までの距離、相対速度および検出位置(車両の進行方向に対する横方向または縦方向の位置)を算出することが行われる。このようなレーダ装置を搭載した車両は、障害物接近警報システム、車間距離制御システム、渋滞追従システム等に利用されている。
しかしながら、レーダ装置を車両に取り付ける際、電波の中心軸である電波軸と車両の進行方向軸との間にずれ角が発生していると、レーダ装置が測定対象を検出してその横位置(方向)を算出した際に誤差が生じ、隣接車線の車両を先行車両として検出したり、先行車両を隣接車線の車両として検出したりするという問題点があった。
そこで、レーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるために、従来の車両用障害物検知装置の検知範囲調整機構は、車両と電波反射体とが所定の相対的位置関係となるように車両を停止させ、電波反射体での反射信号に基づく電波反射体の検出位置が、予め基準位置記憶手段が記憶していた基準位置に一致するように検知範囲設定手段の設定を変更することで、電波反射体の検出方向が車両進行方向軸に一致するようにレーダ装置の電波軸を調整している。(例えば、特許文献1参照。)
また、狭い空間でレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるために、従来のレーザレーダ光軸調整装置は、車両に取り付けたレーダ装置にレーザポインタ、プリズム1および受光部材を所定位置に装着し、車両前方に配置されたプリズム2に対して所定の位置関係となるように車両を停止させ、レーザポインタからのレーザ光を、プリズム2、プリズム1、プリズム2と順に多重反射させ、プリズム2からの反射光が受光部材の所定位置に入射するようにしてレーダ装置の電波軸を調整している。(例えば、特許文献2参照。)
特開平9−178856号公報 特開平7−218618号公報
従来の特許文献1に記載された検知範囲調整機構では、電波反射体は、車両進行方向軸上の車両の前端から前方に5mの位置に設置されるものと推定される。このため、電波軸と車両進行方向軸のずれを0.1°以下に調整する場合、横位置0.8cmの分解能で電波反射体を検出しなければならず、調整の精度が悪く、誤差やばらつきが大きくなるという問題点がある。一方、電波反射体の設置位置を車両からできるだけ遠くにすれば、分解能を下げ、調整の精度を向上させることができるが(例えば、100m地点では、17cmの分解能でよい)、一般に製造工場などでは、広いスペースを確保することは困難である。
また、従来の上述した検知範囲調整機構では、電波反射体以外の測定対象を検知しないように、障害物検知モードの時よりもレーダビームの出力を低くして検知範囲を調整するようにしているが、一般にレーダ装置は、レーダパワーを低くするような構成になっていない。例えレーダパワーの出力が調整できるようになっているとしても、その装置は大変高価なものとなってしまう。
また、従来の特許文献2に記載されたレーザレーダ光軸調整装置では、狭い空間でレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させることが出来るものの、レーダ装置に装着するレーザポインタ、プリズム、受光部材(ボード)およびそれらを車両に取り付けるためのブラケットを必要とし、コストが嵩むという問題点がある。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、広いスペースが不要で高精度であるとともに、レーダパワーはそのままで、コストを増加させずにレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させることができる電波軸調整装置および電波軸調整方法を提供することにある。
この発明は、車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、前記車両の前方所定位置に配置された電波反射体からの反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体と前記電波反射体の多重反射像までの距離および横または縦位置を検出するレーダ装置と、前記車両と前記レーダ装置との間に設けられ、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、前記レーダ装置が検出した前記多重反射像の検出横位置または検出縦位置の値が予め決めた所定の値以下になるまで前記軸調整手段に動作指令を出力する制御手段とを備え、前記制御手段は前記動作指令により、前記電波軸と前記進行方向軸とが一致する方向に、前記軸調整手段で前記レーダ装置の取り付け角度を調整するようにしたものである。
更にこの発明は、車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整方法であって、前記車両の前方所定位置に配置された電波反射体に向けて前記レーダ装置から電波を放射するステップと、前記電波反射体からの反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体と前記電波反射体の多重反射像までの距離および横位置または縦位置を検出するステップと、前記電波反射体の前記多重反射像の検出横位置または検出縦位置の値が予め決めた所定の値以下になるまで、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整するステップとを備えたものである。
この発明の電波軸調整装置および電波軸調整方法によれば、電波が電波反射体とレーダ装置のアンテナ間を多重反射することによって発生する電波反射体の多重反射像を検出することにより、見かけ上、電波反射体の位置が車両から遠くなり、電波反射体の多重反射像の検出位置(横または縦)に基づいて、制御手段が軸調整手段に動作指令を出力してレーダ装置の取り付け角度を調整するので、広いスペースは不要でかつ高精度である。また、レーダパワーを低くする特別な処理を必要とせず、レーザポインタ等も使用しないため、コストを増加させずにレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを自動的に一致させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置を示す構成図(上面視)であり、レーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とが一致した場合を示している。
図1において、電波軸調整装置1は、車両2の前部中央位置に搭載されたレーダ装置3と、車両2とレーダ装置3との間に設けられ、レーダ装置3の電波軸を調整する軸調整機構4(軸調整手段)と、レーダ装置3と軸調整機構4に接続され、軸調整機構4に制御指令を出力する軸調整制御部5(制御手段)とを備えている。
レーダ装置3は、車両2の例えばフロントグリル(図示せず)の中央部に軸調整機構4を介して取り付けられている。また、レーダ装置3は、電波軸を調整するモードにおいては、車両2の前方に設けた電波反射体6に向けて電波を放射し、電波反射体6の多重反射像9の横位置を検出し、その検出結果を軸調整制御部5に出力する。一方、障害物接近あるいは車間距離などを検出するモードにおいては、レーダ装置3は車両2の前方に向けて電波を放射し、放射した電波が走行路の前方に存在する障害物や先行車両等の測定対象にて反射した反射電波を受信することによって測定対象を検出し、測定対象までの距離、相対速度および横位置(方向)を算出する。
軸調整機構4は、車両2とレーダ装置3との間に設けられ、軸調整制御部5からの動作指令に基づいてレーダ装置3の取り付け角度を上下左右に調整するとともに、調整後の位置でレーダ装置3を保持する。
軸調整制御部5は、レーダ装置3から入力された電波反射体6の多重反射像9の検出横位置が所定の値以下になるまで、即ちレーダ装置の電波軸7と車両の進行方向軸8とが一致するまで、レーダ装置3の取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力する。
電波反射体6は、例えば散乱断面積(RCS)10dBsm程度のコーナーリフレクタで、車両2の進行方向軸8上で、車両2から前方に距離R(例えば5m)の地点にレーダ装置3と同じ高さで設置される。
ここで、レーダ装置3は、図2に示すように、距離Rが比較的近距離でかつ電波反射体6の散乱断面積が比較的大きい場合、電波反射体6で反射した反射電波が、レーダ装置3のアンテナ(図示せず)で反射し、再び電波反射体6で反射した反射電波を受信する多重反射によって発生する電波反射体6の多重反射像9を検出することができる。なお、多重反射像9は、実在しない。
このとき、電波反射体6の検出距離がR1、検出横位置(水平方向の位置)がL1の場合、多重反射像9の距離R2は、電波反射体6からの反射電波を受信した電界強度のうち、距離R1の周波数の2倍の周波数(高調波)から検出する。同様に、多重反射像9の検出横位置L2は電波反射体6の横位置L1を検出した測角方式と同じ測角方式で、距離L1の周波数の2倍の周波数(高調波)から検出する。こうして多重反射像9の距離R2はR1×2、多重反射像9の横位置L2はL1×2となる。また、その次の多重反射像の距離Rnは、3倍の高調波成分、4倍の高調波成分などを検出することによりR1×n、横位置Lnは、L1×n(n=3、4・・・)となる。
この発明における電波軸調整装置は、レーダ装置2の電波軸7と車両2の進行方向軸8を一致させる方法であり、レーダ装置3の取り付け角度の調整は、見かけ上、電波反射体6の位置が車両から遠くなった電波反射体6の多重反射像9の検出横位置に基づいて、軸調整機構4により自動的に行うものである。
以下、この発明の実施の形態1において、電波軸7を車両2の進行方向軸8に一致させる手順について、図3のフローチャートにより説明する。ここで、図3のフローチャートによる処理の開始に先立って、まず、電波反射体6を進行方向軸8上の車両2から距離Rの点、かつ、レーダ装置3と同じ高さに設置する。
図4は、この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置1を示す構成図であり、電波軸7と進行方向軸8とが一致しない場合を示している。
また、図4において、電波軸7が車両2の進行方向軸8に対してLs(>2cm)左にずれていたとする。
なお、レーダ装置3は、電波反射体6が電波軸7に対して右側に存在する場合、電波反射体6の横位置を正の値として検出し、左側に存在する場合、電波反射体6の横位置を負の値として検出する。
まず、レーダ装置3は、電波反射体6に向けて送信電波を放射し、電波反射体6からの反射波および電波反射体6とレーダ装置3のアンテナ間を多重反射した反射波を受信する。
次に、レーダ装置3は受信した反射電波の受信電界強度から、電波反射体6の距離R1、横位置L1と電波反射体6の多重反射像9の距離R2、横位置L2を検出する(ステップS11)。このとき、電波反射体6の検出距離がR1の場合、多重反射像9の距離R2は、R1×2と等しいことを確認する。つまり、距離R1×2(R2)にある距離のものを多重反射像9として検出する。
続いて、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置L2(L1×2)を軸調整制御部5に出力し、ステップS13に進む(ステップS12)。
ここで、図4の場合は、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置Ls(>2cm)が軸調整制御部5に出力される。
次に、軸調整制御部5は、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置の絶対値が2cm以下であるか判定する(ステップS13)。
ステップS13で、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置が2cm以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、図1に示すように、電波軸7と進行方向軸8とが一致しているとして、図3の処理を終了する。
一方、ステップS13において、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置の絶対値が2cm以下でない(すなわち、No)と判定された場合には、軸調整制御部5は、検出横位置に基づいて、電波軸7が進行方向軸8に対して左右どちらにずれているかを判断する(ステップS14)。
ここで、図4の場合は、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置の絶対値|Ls|は、2cmより大きいため、ステップS13でNoと判定され、ステップS14で電波軸7が進行方向軸8に対して左右どちらにずれているかが判断される。
続いて、軸調整制御部5は、レーダ装置3の取り付け角度を右方向に調整するか否かを判定し(ステップS15)、右方向に調整する(すなわち、Yes)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ右方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS16)、ステップS11に移行する。
一方、ステップS15で右方向に調整しない(すなわち、No)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ左方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS17)、ステップS11に移行する。
ここで、図4の場合は、電波軸7が進行方向軸8に対して左にずれているため、ステップS15でYesと判定され、軸調整制御部5から、レーダ装置3を0.1°だけ右方向に調整する動作指令が軸調整機構4に出力される。
以下、軸調整制御部5は、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置が2cm以下になるまで同様の処理が繰り返される。
このようにして、図4の場合は、レーダ装置3が右方向を向くように取り付け角度が所定回数調整され、検出横位置が2cm以下になると、図1に示すようにレーダ装置3の電波軸7と車両2の進行方向軸8を一致させることができる。
なお、電波軸7が進行方向軸8に対して右にずれている場合であっても、上記実施の形態と同じ方法でレーダ装置3の電波軸7と車両2の進行方向軸8を一致させることができる。
以上の説明で、多重反射像9の横位置を2cm(0.02m)以下に調整すると、電波反射体6の設置位置Rが5mの場合、多重反射像9の距離R2は10mとなり、電波軸7と車両進行方向軸8のずれは、tan−1(0.02/10)=0.11°以下に相当する。同様に、電波反射体6の設置位置Rが5m、電波反射体の散乱断面積が大きく、高調波成分が多数(電波反射体6の成分、多重反射像9の成分、次の多重反射像の成分)存在する場合、次の多重反射像の距離R3(R1×3)は15mとなり、次の多重反射像の横位置を2cm(0.02m)以下に調整すると、電波軸7と車両進行方向軸8のずれは、tan−1(0.02/15)=0.076°以下に相当する。多重反射像の距離が遠くなればなるほど、横位置を2cm以下に調整すると、電波軸7と車両進行方向軸8のずれは、更に小さくなる。なお多重反射像9の横位置を2cm以下に調整するのは一例であって、この横位置検出の距離を更に小さくすれば、更にずれを小さくすることができる。
また、電波反射体6の散乱断面積を大きくすれば、図1の多重反射像9より遠くに別の多重反射像を検出することができ、この多重反射像の検出横位置に基づいて電波軸7を調整することができるので、さらに高精度でレーダ装置3の電波軸7と車両2の進行方向軸8を一致させることができる。
実施の形態2
上記で説明した実施の形態1では、電波反射体6で反射した反射電波が、レーダ装置3のアンテナ(図示せず)で反射し、再び電波反射体6で反射した多重反射によって発生する電波反射体6の多重反射像9を検出していたが、この発明の実施の形態2は、電波の反射体としてレーダ装置3のアンテナを使用する代わりに電波反射体6と同様な第2の電波反射体をレーダ装置3の所定位置に設けたものである。
即ち、第2の電波反射体(図示せず)は、レーダ装置3の前面にアンテナ面の電波送信部と平行して、車両の前方所定位置に配置された電波反射体によって反射された電波を反射できるように設置される。実際は、アンテナの電波送信部を覆って設置してしまうと、電波が送信できなくなるため、アンテナ面の電波送信部から少しずらして設置する。
このようにレーダ装置3の所定位置に一時的に装着が可能なコーナーリフレクタのような第2の電波反射体を装荷することにより、レーダ装置3の前方地点に設けた電波反射体6とレーダ装置3自体に設けた第2の電波反射体とで互いに反射させ、高調波成分の受信電界強度を大きくし、図1の多重反射像9より更に遠くの多重反射像を検出しやすくする。こうした多重反射によって発生する多重反射像の検出横位置に基づいて電波軸7を調整することにより、さらに高精度でレーダ装置3の電波軸7と車両2の進行方向軸8を一致させることができる。なお第2の電波反射体は、電波軸を調整する以外の時、即ちレーダ装置3を車両に搭載して障害物の接近あるいは車間距離などを検出する時は、レーダ装置3から取り外される。
またレーダ装置3は、電波反射体6と第2の電波反射体の反射電波の両方を受信するが、電波反射体6と第2の電波反射体の各々設置した距離から、電波反射体6と第2の電波反射体の区別はできる。
実施の形態3
また、上記実施の形態1では、レーダ装置3は上から見た場合に左右にずれているとして横位置の検出について説明したが、勿論これに限定されず、上下方向(垂直方向)にずれ角が生じている場合、即ち縦位置の検出であっても、同様の方法でレーダ装置3の電波軸7と車両2の進行方向軸8とを一致させることができる。
要するにこの発明は、レーダ装置3が検出した多重反射像の横位置検出または縦位置検出の検出位置に基づいて、軸調整手段を調整することにより電波軸と進行方向軸とが一致するようにする。
実施の形態4
なお、上記実施の形態1では、レーダ装置3の電波軸7は、車両2の進行方向軸8と自動的に一致されるとして説明したが、これに限られるものではない。
例えば、電波反射体6の多重反射像9の検出横位置を表示するようにして、この検出横位置に基づき、人間が軸調整機構4を手動で操作し、レーダ装置3の取り付け角度を上下左右に調整してもよい。このようにすれば軸調整制御部5が省略でき、より安価に構成できる。
この発明の電波軸調整装置は車両に搭載して使用することにより、障害物接近警報システム、車間距離計測システム、渋滞追従システム等に利用される。
この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致した場合を示している。 多重反射像が発生する原理を示す説明図(上面視)である。 この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致しない場合を示している。
符号の説明
1:電波軸調整装置 2:車両
3:レーダ装置 4:軸調整機構(軸調整手段)
5:軸調整制御部(制御手段) 6:電波反射体
7:電波軸 8:車両進行方向軸
9:多重反射像

Claims (5)

  1. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、前記車両の前方所定位置に配置された電波反射体からの反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体と前記電波反射体の多重反射像までの距離および横位置を検出するレーダ装置と、前記車両と前記レーダ装置との間に設けられ、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、前記レーダ装置が検出した前記多重反射像の検出横位置の値が予め決めた所定の値以下になるまで前記軸調整手段に動作指令を出力する制御手段とを備え、前記制御手段は前記動作指令により、前記電波軸と前記進行方向軸とが一致する方向に、前記軸調整手段で前記レーダ装置の取り付け角度を調整するようにしたことを特徴とする電波軸調整装置。
  2. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、前記車両の前方所定位置に配置された電波反射体からの反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体と前記電波反射体の多重反射像までの距離および縦位置を検出するレーダ装置と、前記車両と前記レーダ装置との間に設けられ、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、前記レーダ装置が検出した前記多重反射像の検出縦位置の値が予め決めた所定の値以下になるまで前記軸調整手段に動作指令を出力する制御手段とを備え、前記制御手段は前記動作指令により、前記電波軸と前記進行方向軸とが一致する方向に、前記軸調整手段で前記レーダ装置の取り付け角度を調整するようにしたことを特徴とする電波軸調整装置。
  3. レーダ装置の所定位置に一時的に装着が可能な第2の電波反射体を設け、前記レーダ装置は車両の前方所定位置に配置された電波反射体と前記第2の電波反射体で互いに反射された反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体の多重反射像を検出し、前記電波反射体の多重反射像までの距離および位置を検出するようにした請求項1または請求項2に記載の電波軸調整装置。
  4. 電波反射体としてコーナーリフレクタを使用することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電波軸調整装置。
  5. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整方法であって、
    前記車両の前方所定位置に配置された電波反射体に向けて前記レーダ装置から電波を放射するステップと、
    前記電波反射体からの反射電波の高調波成分の受信電界強度から前記電波反射体と前記電波反射体の多重反射像までの距離および横位置または縦位置を検出するステップと、
    前記電波反射体の前記多重反射像の検出横位置または検出縦位置の値が予め決めた所定の値以下になるまで、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整するステップと、
    を備えたことを特徴とする電波軸調整方法。
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