JPH11315823A - ボルト防護カバー - Google Patents

ボルト防護カバー

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JPH11315823A
JPH11315823A JP12190198A JP12190198A JPH11315823A JP H11315823 A JPH11315823 A JP H11315823A JP 12190198 A JP12190198 A JP 12190198A JP 12190198 A JP12190198 A JP 12190198A JP H11315823 A JPH11315823 A JP H11315823A
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JP
Japan
Prior art keywords
bolt
nut
protecting cover
head
protective cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP12190198A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Mori
正 森
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MAP KK
Original Assignee
MAP KK
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Publication date
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Publication of JPH11315823A publication Critical patent/JPH11315823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナットの緩みやボルトの人為的取外しを防止し
得るボルト防護カバーを提供する。 【解決手段】一端を閉じた有底筒状体の開口部に、中心
に向かって突出する鍔部1a(2a)を形成し、その鍔部1a(2
a)を締付け対象部材5とボルト3の頭部の間又は締付け
対象部材5とナット4の間に入れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトの頭部又は
ナットに被せることにより、ナットが緩んだり、ボルト
が人為的に外されないようにするボルト防護カバーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルトへ螺合されるナットは、簡単に緩
んでは困る場合には、2つ一組にしたダブルナットを採
用しており、更に念を入れてナットのネジ部に合成樹脂
等を塗布したり、ナットのネジ部の上部にスプリングを
入れたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、悪意を
もって人為的にボルトを外したりナットを緩めようとす
れば可能であり、現にナットを外したことが原因で送電
塔が倒壊する事件や、新幹線のレールを枕木に止めるボ
ルトを外す事件が発生している。
【0004】本発明は、ナットの緩みやボルトの人為的
取外しを防止し得るボルト防護カバーを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のボルト防護カバ
ーは、一端を閉じた有底筒状体の開口部に、中心に向か
って突出する鍔部1a(2a)を形成し、その鍔部1a
(2a)を締付け対象部材5とボルト3の頭部の間又は
締付け対象部材5とナット4の間に入れるようにしたも
のである。
【0006】横断面内部形状を円形とするとよい。
【0007】鍔部1a(2a)及びそれに続く本体に連
続して切れ目1c(2c)を入れるとよい。
【0008】横断面外形を六角とし、ボルト3の頭部又
はナット4を円形とし、ボルト3の頭部又はナット4の
相対する接触面に、嵌めあい関係となる凹凸を設け、製
造過程で、ボルト3の頭部又はナット4に装着するよう
にしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照し、本発明
のボルト防護カバーの実施形態について説明する。
【0010】ボルト3とそれに螺合されるナット4は、
一般に、図1に示すように、2つの部材5の締付けに用
いられる。図示の例では、ナット4はダブルナットであ
る。
【0011】このボルト防護カバーは、上記したボルト
3の頭部に被せて用いたり、ナット4に被せて用いるも
のであり、仮に、前者をボルト用防護カバー1といい、
後者をナット用防護カバー2ということにする。両者の
基本構成は全く同じである。異なる点は、大きさであ
り、ダブルナット4が使用されている場合は、ナット用
防護カバー2の方が長くなっている。
【0012】ボルト用防護カバー1及びナット用防護カ
バー2は、筒状体の一端を閉じた有底の筒状体であり、
その開口部には、中心に向かって突出する鍔部1a又は
鍔部2aが形成されている。被着部のボルト3の頭部又
はナット4に被せ得る限り、内径はできるだけ小さい方
がよい。その横断面形状は、できれば、取り外しにくい
ように、円形がよい。多角形断面とする場合は、ボルト
用防護カバー1及びナット用防護カバー2を回しても、
その力が空回りしてボルト3又はナット4に及ばないよ
うに、内部は円形とすべきである。頭部はできれば、妨
害工具が滑って外れるように、ドーム状(袋ナット状)
にし、横断面を底部に近づくほど小さくする。また、表
面には、不規則な浅い凹部1b又は2bを設けるとよ
い。これは、引抜き工具の係合を阻止するためのもので
ある。なお、底部に小さな穴を開け、装着後に内部にシ
リコンや発砲ウレタンを充填するようにしてもよい。
【0013】上記の鍔部1a又は鍔部2a及びそれに続
く本体には、図示のように切れ目1c又は切れ目2cを
入れておき、部材5とボルト3頭部の間又は部材5とナ
ット4の間に鍔部1a又は鍔部2aを入れやすくする。
但し、使用時に、ボルト用防護カバー1又はナット用防
護カバー2の開口部をかしめて鍔部を形成しつつ、部材
5とボルト3頭部の間又は部材5とナット4の間に入れ
込むことができれば、鍔部と切れ目を予め形成するには
及ばない。
【0014】このような構成のボルト防護カバーにおい
ては、締付け部材(被着部)としてのボルト3の頭部又
はナット4に被せ、鍔部1a又は鍔部2aを、ハンマー
で打撃したり、ペンチで締め付けることにより、部材5
とボルト3頭部の間又は部材5とナット4の間に食い込
ませる。そのようにすると、その後は、ボルト防護カバ
ーを回しても、引っ張っても、容易には外せなくなる。
【0015】なお、ボルト用防護カバー1とボルト3の
頭部又はナット用防護カバー2とナット4の相対する接
触面に、嵌めあい関係となる凹凸を設け、十分な締付け
トルクを得ることができる場合は、ボルト3の頭部又は
ナット4を円形とし、ボルト用防護カバー1又はナット
用防護カバー2の横断面外形を六角とし、ボルト用防護
カバー1又はナット用防護カバー2を製造過程で、ボル
ト3の頭部又はナット4に装着するようにしてもよい。
この場合、しっかりと締付けた後、嵌めあいの凸部が折
れるようにすれば、その後は、ボルト用防護カバー1又
はナット用防護カバー2を逆まわししても、ボルト3又
はナット4との間でスリップするので、ナット4が緩ん
だりボルト3が外れることはない。
【0016】いずれのものも、被着部の人為的な破壊行
為に対して、次のように対処することが望ましい。ハン
マー等の横からの打撃に対してボルト防護カバーが傾か
ないように、また、バール、ドライバー、ノミ等の先端
が入らないように、被着部との間の間隙をできるだけ少
なくする。また、錐形とし、工具が滑りやすくすると共
に、表面に不規則な凹部1b、2bを設け、つかんで引
抜くために適合する油圧装置等のリングの制作を困難に
する。被着部全体を覆うものの場合、ドリル等に対抗す
るには、鋼製とする。酸素溶接に対抗するには、ステン
レススチールを被覆する。更に厚みを大きくし、ボルト
3とナット4ごとの切断を困難にする。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0018】即ち、被着部に取付けた後には、回して
も、引いても被着部のボルト頭部又はナットから外れな
くなるので、ナットの緩みやボルトの人為的取外しを防
止することができるようになった。また、このボルト防
護カバーは簡単な1つの部材により、簡単に製造するこ
とができるので、廉価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボルト防護カバーの使用状態における
縦断面図である。
【図2】本発明のボルト防護カバーの図であり、(1)
はボルト用防護カバーの正面図、(2)はナット用防護
カバーの正面図、(3)はそれらの平面図(平面図とし
ては同じ)である。
【符号の説明】
1 ボルト用防護カバー 1a 鍔部 2 ナット用防護カバー 2a 鍔部 3 ボルト 4 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を閉じた有底筒状体の開口部に、中心
    に向かって突出する鍔部を形成し、その鍔部を締付け対
    象部材とボルト頭部の間又は締付け対象部材とナットの
    間に入れるようにしたボルト防護カバー。
JP12190198A 1998-05-01 1998-05-01 ボルト防護カバー Pending JPH11315823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12190198A JPH11315823A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ボルト防護カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12190198A JPH11315823A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ボルト防護カバー

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Publication Number Publication Date
JPH11315823A true JPH11315823A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14822721

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12190198A Pending JPH11315823A (ja) 1998-05-01 1998-05-01 ボルト防護カバー

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111577746A (zh) * 2020-06-24 2020-08-25 李旦 紧固件防护装置
US11085365B2 (en) 2018-07-10 2021-08-10 Ihi Corporation Prevention of performance falsification of a turbocharger
CN114278658A (zh) * 2021-11-11 2022-04-05 武汉船用机械有限责任公司 螺栓防护罩及其使用方法

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