JPH11315265A - 光硬化性疑似接着剤およびそれを用いた情報積層体 - Google Patents

光硬化性疑似接着剤およびそれを用いた情報積層体

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JPH11315265A
JPH11315265A JP33701598A JP33701598A JPH11315265A JP H11315265 A JPH11315265 A JP H11315265A JP 33701598 A JP33701598 A JP 33701598A JP 33701598 A JP33701598 A JP 33701598A JP H11315265 A JPH11315265 A JP H11315265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】疑似接着剤硬化被覆面の滑り性が良好でブロッ
キングすることがなく、疑似接着の際の加熱温度範囲が
広く、剥離後の印刷面が高光沢で、印刷効果を一段と向
上させることができる光硬化性疑似接着剤組成物および
その情報積層体を提供すること。 【解決手段】特定構造のポリウレタン(メタ)アクリレ
ートを含有してなる光硬化性疑似接着剤の硬化被膜が、
ガラス転移点が40℃以下で、かつ、損失弾性率が10
7パスカル未満となる温度が80℃以下であり、硬化被
膜の滑り性が良く、剥離した後も高光沢を維持する積層
体用光硬化性疑似接着剤として優れていることを見出し
課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙あるいはプスチ
ック等のシート表面に塗布し、情報表示面を剥離可能に
接着(以下、疑似接着という。)することができる光硬
化性疑似接着剤およびそれを用いて、たとえば紙等の情
報表示面を増加させたり表示された情報を隠蔽した情報
積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来第1種あるいは第2種郵便物は、そ
の通信面が表面および裏面の一部に制限されているた
め、伝える情報量に制限があった。しかも記載内容が露
出しているため、機密保持性がなく、記載内容に制限を
受けざるを得ない。そのため、機密保持性を必要とする
書類は、封書で発送するためコスとが嵩むという問題が
あった。そこで、情報表示面をできるだけ多くし、しか
も機密保持性を持たせるため、情報表示面に疑似接着剤
を施し、その疑似接着面同士を合わせ、常温または加熱
下で圧着して疑似接着させ、内部の情報を隠蔽した第1
種あるいは第2種郵便物として郵送出来るようにした情
報積層体が数多く提案されている。ここで疑似接着剤と
は、通常郵便物が受ける程度の外力が加わっても剥離す
ることはないが、角度をつけて引っ張れば容易に剥がれ
る程度の接着力を持ち、一旦剥離すれば熱と圧力をかけ
ない通常の状況下では再接着しない接着剤を云う。これ
までの疑似接着剤としては、例えば、特開平2−200
498号に、台紙面を所定数の情報表示面に区分する折
込線を設け、所定の情報表示面にポリ塩化ビニルやポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を塗布し、
80〜120℃で4〜7kgの圧力をかけ疑似接着させた
情報積層体が提案されている。しかし、これら疑似接着
剤は、熱可塑性樹脂であるため高温溶融して塗布しなけ
ればならず、また薄く塗布することが困難である。薄く
塗布するためには溶剤に溶かすという手段があるが、一
般に熱可塑性樹脂は溶剤に溶けにくいうえ、たとえ溶け
ても粘度が高く塗布作業が困難であり、しかも溶剤が揮
発しにくく、塗布スピードを上げ難いという欠点があっ
た。さらに疑似接着温度範囲が限られているばかりでな
く、温度をかけ過ぎると逆に剥離不可能となってしま
い、接着温度のコントロールが難しいという欠点があっ
た。また、実開平4−50269号には、疑似接着剤と
して紫外線硬化型ワニスを使用した積層葉書が提案され
ているが、その疑似接着剤としては“ゴーセラックUV
2000B”という商品名のウレタンアクリレート系ワ
ニスが挙げられているのみで、その具体的組成は開示さ
れていない。また、同公報には疑似接着するための条件
や接着剤の物性の記載も全くなく、“ゴーセラックUV
2000B”という商品を使用する以外は実施が不可能
である。またこの疑似接着剤を用いて接着させるために
は500kg/cm2以上の強圧が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構造
と物性が明確なウレタンアクリレートを含み、疑似接着
剤硬化被覆面の滑り性が良好でブロッキングすることが
なく、剥離後の印刷面が高光沢で、印刷効果を一段と向
上させることができる光硬化性疑似接着剤を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、疑似接着温度の許容範
囲が広く、しかも数kg/cm2の低圧力で、T−型剥離強
度が5〜300gf/10cm幅程度に疑似接着することが
できる疑似接着剤およびその疑似接着剤で接着された情
報積層体を提供することにある。更に他の目的は、第1
種または第2種郵便物用情報積層体を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため鋭意検討の結果、特定構造のポリウレタ
ン(メタ)アクリレートを含有してなる光硬化性疑似接
着剤の硬化被膜が、ガラス転移点が40℃以下で、かつ
損失弾性率が107パスカル未満となる温度が80℃以
下であり、硬化被膜の滑り性が良く、剥離した後も高光
沢を維持する光硬化性疑似接着剤として優れていること
を見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、(1)(a)ポリイソシアネート、(b)ポリオ
ールおよび(c)ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
ートを反応させて得られるポリウレタン(メタ)アクリ
レートオリゴマーと(d)光重合開始剤を含有してな
り、硬化被膜のガラス転移点が40℃以下で、損失弾性
率が107パスカル未満となる温度が80℃以下である
光硬化性疑似接着剤、(2)さらに滑剤、微粉末、ポリ
イソシアネートおよびシランカップリング剤の少なくと
も1種を含有してなる前記(1)記載の光硬化性疑似接
着剤、(3)前記(1)記載の光硬化性疑似接着剤で疑
似接着された情報積層体、および(4)前記(2)記載
の光硬化性疑似接着剤で疑似接着された情報積層体、で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるポリウ
レタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、(a)ポリ
イソシアネートと(b)ポリオールおよび(c)ヒドロ
キシル基含有(メタ)アクリレートを反応させることに
より得られる。 (a)ポリイソシアネートには、芳香族ポリイソシアネ
ート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソ
シアネート、脂肪族ポリイソシアネートなどが含まれ
る。芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、m−
フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−又
は2,6−トリレンジイソシアネート等のジイソシアネ
ート、トリフェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシ
アネート、1,3,5−トリイソシアネートベンゼン等の
トリイソシアネート等を挙げることができる。
【0006】芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、
例えば、1,3−又は1,4−キシリレンジイソシアネー
ト、もしくはその混合物、1,3−又は1,4−ビス(1
−イソシアネート−1−メチルエチル)ベンゼンもしく
はその混合物等のジイソシアネート、1,3,5−トリイ
ソシアネートメチルベンゼン等のトリイソシアネート等
を挙げることができる。脂環族ポリイソシアネートとし
ては、例えば、1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、1,3−シクロヘキサンジイソシアネート、3−イ
ソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
シルイソシアネート、4,4′−メチレンビス(シクロ
ヘキシルイソシアネート)、1,4−ビス(イソシアネ
ートメチル)シクロヘキサン等のジイソシアネート、
1,3,5−トリイソシアネートシクロヘキサン、1,3,
5−トリメチルイソシアネートシクロヘキサン等のトリ
イソシアネート等を挙げることができる。脂肪族ポリイ
ソシアネートとしては、例えば、トリメチレンジイソシ
アネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネ
ート、2,4,4−又は2,2,4−トリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネート等のジイソシアネート、リジンエ
ステルトリイソシアネート、1,3,6−トリイソシアネ
ートヘキサン等のトリイソシアネート等を挙げることが
できる。
【0007】さらにポリイソシアネート化合物からの誘
導体、たとえばダイマー、トリマー、ビュレット、アロ
ファネート、カルボジイミド、ポリメチレンポリフェニ
ルポリイソシアネート、クルードTDI、及びポリイソ
シアネート化合物と低分子量ポリオールとの付加体も使
用することができる。これらポリイソシアネートのう
ち、ジイソシアネート(例えば、トリレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネート等のジイソシア
ネート)が有利に用いられる場合が多い。 (b)ポリオール成分としては、たとえばポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネー
トポリオール等のポリオールが挙げられる。ポリエーテ
ルポリオールとしては、例えば、アルキレンオキシド
(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブ
チレンオキシド、テトラヒドロフラン、3−メチルテト
ラヒドロフランなどのC2-5のアルキレンオキシド)の
単独重合体または共重合体、C14-40のポリオール(例
えば、12−ヒドロキシステアリルアルコール、水添ダ
イマージオール等)を重合開始剤とした上記アルキレン
オキシド単独重合体または共重合体、ビスフェノールA
または水添ビスフェノールAの上記アルキレンオキシド
付加体などが挙げられる。これらのポリエーテルポリオ
ールは単独でまたは二種以上組み合わせて使用できる。
好ましいポリエーテルポリオールには、C2-4アルキレ
ンオキシド、特にC3-4アルキレンオキシド(プロピレ
ンオキシド、テトラヒドロフラン)の単独または共重合
体、C14-40のポリオールを開始剤としたC2-4アルキレ
ンオキシド単独重合体または共重合体が含まれる。
【0008】ポリエステルポリオールとしては、例え
ば、ジオール成分(例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオー
ル、12−ヒドロキシステアリルアルコール、水添ダイ
マージオールなどのC2-40の脂肪族低分子ジオール、ビ
スフェノールAのアルキレンオキシド付加体)と、ラク
トン(例えば、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクト
ン、β−メチル−δ−バレロラクトンなど)との付加反
応物;上記ジオール成分と、多価カルボン酸(コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
二酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロフタル
酸、テトラヒドロフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸などの脂環族または芳香族ジカルボン酸な
ど)との反応生成物;上記ジオール成分と上記二塩基酸
成分とラクトンとの三成分の付加生成物などが挙げられ
る。ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、上
記ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールや
ジオール成分(2−メチルプロパンジオール,ジプロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,5−オクタンジオー
ル、1,4−ビス−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ンなど)と短鎖ジアルキルカーボネート(例えば、ジメ
チルカーボネート、ジエチルカーボネートなどのC1-4
アルキルカーボネートなど)との反応により得られるポ
リカーボネートジオールが挙げられる。
【0009】更に、前記ポリカーボネートポリオールに
対して、アルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、ブチレンオキシドなど)、ラクトン
(ε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクト
ンなど)が付加した反応生成物であるポリエステルジオ
ールなども使用できる。ポリカーボネートポリオールの
市販品としては、例えば、「デスモフェン2020E」
(住友バイエル(株)製)、「DN−980」、「DN
−982」および「DN−983」(日本ポリウレタン
(株)製)などが挙げられる。これらのポリオールは、
数平均分子量が200〜10,000程度のものが好ま
しい。また、必要により低分子量ポリオールを使用する
ことができる。低分子量ポリオールとしては、例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
または1−4ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、高級脂肪酸ポリオール
および高級炭化水素ポリオール〔例えば、ヒマシ油、ヤ
シ油、モノミリスチン(1−ミリスチン、2−モノミリ
スチン)、モノパルミチン(1−モノパルミチン、2−
モノパルミチン)、モノステアリン(1−モノステアリ
ン、2−モノステアリン)、モノオレイン(1−モノオ
レイン、2−モノオレイン)、9,10−ジオキシステ
アリン酸、12−ヒドロキシリシノレイルアルコール、
12−ヒドロキシステアリルアルコール、1,16−ヘ
キサデカンジオール(ジュニペリン酸または、タプシア
酸の還元物)、1,21−ヘニコサンジオール(日本酸
の還元物)、キミルアルコール、バチルアルコール、セ
ラキルアルコール、ダイマー酸ジオール等〕などを挙げ
ることができる。
【0010】上記ポリオール以外にシリコンポリオー
ル、フッ素ポリオール、ポリオレフィンポリオール等を
必要に応じて併用することができる。これらポリオール
は、硬化被膜のガラス転移点(ただし、粘弾性スペクト
ルメータによる Tan δ max の温度が二つある場合は、
低温側の温度をガラス転移点とする。)が40℃以下、
好ましくは、−50〜+40℃、損失弾性率が80℃以
下で107パスカル未満となるように適宜選択して使用
するが、特に、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、3−メチルテトラヒドロフランなどのアルキレンオ
キシドの単独または共重合体、あるいはポリブタジエン
ポリオール、ポリエステルポリオールなどを単独また
は、組み合わせて使用するのが好ましい。ガラス転移点
が40℃を越えるか、または損失弾性率が107パスカ
ル未満となる温度が80℃を越えると、疑似接着温度を
たとえば200℃といった高温にしても硬化被膜に粘性
が生じず、疑似接着しないばかりか場合によっては黄変
することがある。一方ガラス転移点が−50℃以下であ
るか、または損失弾性率が107パスカル未満となる温
度が−30℃以下では、後述の滑剤や微粉末を添加して
も接着性がつよくなり過ぎ、剥離不能や剥離時台紙やフ
ィルムを破壊する場合がある。また、上記所望のガラス
転移点及び損失弾性率とするためには、ポリウレタン
(メタ)アクリレートオリゴマー中のウレタン基濃度が
1.0〜3.5mmol/g、ポリオールの含有量が50〜9
0重量%の範囲内でポリウレタン(メタ)アクリレート
をつくると好都合である。 (c)ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートと
しては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ペンタンジオ
ールモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−
フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ネオペ
ンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリロイルフォスフェイト等が挙げら
れ、さらにアルキルグリシジルエーテル、アリルグリシ
ジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレートなどの
グリシジル基含有化合物と(メタ)アクリル酸との付加
反応により得られる化合物が挙げられる。これらのヒド
ロキシル基含有(メタ)アクリレートは、単独でまたは
二種以上組み合わせて使用できる。
【0011】好ましいヒドロキシル基を有する(メタ)
アクリレートは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
などである。ポリウレタン(メタ)アクリレートオリゴ
マーは前記(a)、(b)、(c)成分を反応させるこ
とにより得られるが、これら各成分の割合は、例えば、
ポリイソシアネートのイソシアネート基(NCO基)1
モルに対してポリオール成分のヒドロキシル基(OH
基)が0.1〜1.0モル、好ましくは0.2〜0.95モ
ル程度、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートが
0.1〜0.9モル、好ましくは0.1〜0.8モル程度で
ある。また、前記成分の反応方法は特に制限されず、各
成分を一括混合して反応させてもよく、ポリイソシアネ
ートと、ポリオール成分およびヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレートのうちいずれか一方の成分とを反応さ
せた後、他方の成分をさらに反応させてもよい。このよ
うにして得られるポリウレタン(メタ)アクリレートオ
リゴマーの数平均分子量は、通常400〜100,00
0、好ましくは600〜50,000である。前記ポリ
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを製造するに
あたり、ウレタン化触媒として錫系、鉛系、チタン系等
の金属触媒、第三級アミン系触媒等を使してもよい。例
えば、金属系触媒としては、スタナスオクトエート、ジ
−n−ブチル錫ジアセテート、ジ−n−ブチル錫ジラウ
レート、ジ−n−ブチル錫メルカプタイド、ジブチル錫
チオカルボキシレート、ジブチル錫ジマレエート、ジオ
クチル錫メルカプタイド、ジオクチル錫チオカルボキシ
レート、2−エチルヘキシル鉛、ナフテン酸鉛、テトラ
−n−ブチルチタネート、ナフテン酸コバルト、ナフテ
ン酸カルシウム、ナフテン酸マンガン、ナトリウムメト
キシド、カリウム−t−ブトキシド等を挙げることがで
きる。
【0012】第三級アミン系触媒としては、トリエチル
アミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン、
ジアザビシクロ−(2.2.2)−オクタン(DABC
O)、1,8−ジアザビシクロ−(5.4.0)−ウン
デセ−7−エン(DBU)等を挙げることができる。こ
れらウレタン化触媒の使用量は、ウレタン(メタ)アクリ
レートオリゴマーに対して、0.001〜0.5重量%、
好ましくは0.002〜0.1重量%である。 (d)光重合開始剤としては、例えば、アシルホスフィ
ンオキシド系、アセトフェノン系、ベンゾイン系、ベン
ゾフェノン系、チオキサントン系などを使用することが
できる。アシルホスフィンオキシド系としては、例え
ば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフ
ィンオキシド(例えば、ルシリンTPO,BASF社
製)、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,
4−トリメチルペンチルホスフィンオキシドなど、アセ
トフェノン系としては、例えばジエトキシアセトフェノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン(例えば、ダロキュアー1173、チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製)、ベンジルジメチル
ケタール(例えば、イルガキュアー651、チバ・スペ
シャルティ・ケミカルズ社製、ルシリンBDK、BAS
F社製など)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン(例えば、イルガキュアー184、チバ・スペシ
ャルティ・ケミカルズ社製)、2−メチル−2−モルホ
リノ(4−チオメチルフェニル)プロパン−1−オン
(例えば、イルガキュアー907、チバ・スペシャルテ
ィ・ケミカルズ社製)、2−ベンジル−2−ジメチルア
ミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン(例
えば、エサキュアーKIP、ランベルチ社製)等が挙げ
られる。
【0013】ベンゾインエーテル系としては、例えば、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテル等が挙げられる。ベンゾフェ
ノン系としては、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息
香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾ
イル−4′−メチルジフェニルサルファイト、2,4,6
−トリメチルベンゾフェノン、(4−ベンゾイルベンジ
ル)トリメチルアンモニウムクロリド、UVECRYL
P−36(ダイセル、ユーシービー社製)等が挙げら
れる。チオキサントン系としては、例えば、2−また
は、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチ
ルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン等
が挙げられる。また、これら以外にメチルベンゾイルホ
ルメート(バイキュアー55、AKZO社製)や3,6
−ビス(2−モルホリノイソブチル)−9−ブチルカル
バゾール(A−Cure3、旭電化社製)、チタノセン
化合物等も挙げることができる。本発明において用いら
れる光重合開始剤は、これらの単独または、複数を組み
合わせて使用しても良い。光重合開始剤の使用量は、ウ
レタン(メタ)アクリレートオリゴマー100重量部に
対して、0.1〜10重量部、好ましくは、0.5〜5重
量部程度の範囲から選択する場合が多い。本発明の疑似
接着剤には、必要に応じて光重合開始剤による光重合反
応を促進させるため、種々の光重合促進剤、例えば、ジ
アルキルアミノ安息香酸またはその誘導体(例えば、4
−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香
酸エステルなど)、ホスフィン系光重合促進剤(例え
ば、トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィン
などのホスフィン系化合物)などを添加しても良い。こ
れらの重合促進剤の添加量は、例えば、ウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマー100重量部に対して0.
1〜10重量部程度の範囲から選択できる。
【0014】本発明の疑似接着剤には、硬化被膜のガラ
ス転移点や損失弾性率あるいは、疑似接着性を適宜調整
するためにエチレン性不飽和化合物を併用しても良い。
エチレン性不飽和化合物としては、反応性希釈剤として
も機能し、室温(15〜30℃程度)で液体または固体
の重合性化合物が使用できる。このエチレン性不飽和化
合物には、単官能性化合物、二官能性化合物および多官
能性化合物が含まれる。単官能性化合物(単官能重合性
希釈剤)としては、例えば、複素環式エチレン性不飽和
化合物(例えば、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカ
プロラクタムなど)、長鎖アルキレン(メタ)アクリレ
ート(例えば、ラウリル(メタ)アクリレート、ミリス
チル(メタ)アクリレートなど)、アルコキシ(ポリ)
アルキレングリコール(メタ)アクリレート(例えば、
メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート
など)、アルキルフェノキシエチル(メタ)アクリレー
ト(例えば、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレ
ートなど)、フェノキシ(ポリ)アルキレングリコール
(メタ)アクリレート(例えば、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレートなど)、架橋脂環式炭化水素基を
有するジ(メタ)アクリレート(例えば、イソボルニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)
アクリレートなど)、ポリε−カプロラクトンモノ(メ
タ)アクリレートなどが、二官能性化合物(2官能重合
性希釈剤)には、例えば、2,2−ジメチル−3−ヒド
ロキシプロピル−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロピオネートのジ(メタ)アクリレート、(ポリオキ
シ)アルキレングリコールジ(メタ)アクリレート(例
えば、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
トなど)、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加
物のジ(メタ)アクリレート、架橋脂環式炭化水素基を
有するジ(メタ)アクリレート(例えば、トリシクロデ
カンジメタノールジ(メタ)アクリレートなど)など
が、多官能性化合物(多官能重合性希釈剤)としては、
例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート
のトリ(メタ)アクリレートなどが例示できる。
【0015】これらのエチレン性不飽和化合物は、硬化
被膜の必要物性(ガラス転移点、損失弾性率)や疑似接
着性に悪影響を与えない程度に使用することができる。
これらエチレン性不飽和化合物のうち、ガラス転移温度
が60℃以下のものを、単独または二種以上組み合わせ
て使用することが好ましい。例えば、長鎖アルキル(メ
タ)アクリレート、ポリアルキレンオキシドモノまたは
ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのアルキレ
ンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレートなどが好ま
しく使用される。エチレン性不飽和化合物の使用量は、
例えば、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー100
重量部に対して、例えば、200重量部以下、好ましく
は、1〜100重量部、さらに好ましくは5〜50重量
部程度の範囲から選択できる。本発明の疑似接着剤に
は、安定剤を少量添加することもできる。安定剤として
はヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダードアミ
ン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤などが使用できる。
【0016】ヒンダードフェノール系酸化防止剤として
は、例えば、2,6−ジ−t−ブチルヒドロキシトルエ
ン、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(3−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、トリエチレングリ
コール−ビス[(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサ
ンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリ
スリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,
4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−ト
リアジン、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,
5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2′
−チオビス(4−メチル−6−t−ブチル)フェノー
ル、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチ
ル)フェノール、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミ
ド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベン
ジルフォスフォネート−ジエチルエステルなどが挙げら
れる。
【0017】ヒンダードアミン系酸化防止剤としては、
例えば、ビス−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ニル−4−セバケート)、コハク酸ジメチル−1−(2
−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジル重縮合剤などが挙げられる。
硫黄系酸化防止剤としては、例えば、ジラウリル−3,
3′−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3′
−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3′−チ
オジプロピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキ
ス−(β−ラウリル−チオジプロピオネート)、ジトリ
デシル−3,3′−チオプロピオネート、2−メルカプ
トベンズイミダゾールなどが挙げられる。これら酸化防
止剤の添加量はウレタン(メタ)アクリレートオリゴマ
ー100重量部に対し2.0重量部以下であり、好まし
くは、0.1〜1.0重量部である。本発明の疑似接着剤
には、必要に応じて前記成分の他に、例えば、硬化被膜
の滑り性を上げるために滑剤や微粉末を、あるいは硬化
被膜と印刷紙との密着性を上げるためにポリイソシアネ
ートやシランカップリング剤を、疑似接着性を調整する
ために粘着付与剤や可塑剤やシリコーンオイルを、疑似
接着剤の印刷面への濡れ性や均一塗布のために界面活性
剤や有機溶剤などの種々の添加剤を添加してもよい。
【0018】なかでも滑剤、微粉末は、硬化被膜のガラ
ス転移点が0℃以下の場合には、硬化被膜同士あるいは
硬化被膜と紙等のシート面との滑り性を発現させるのに
好適である。滑剤としては、例えば、オレイン酸アミ
ド、エルカ酸アミド、ステアリン酸アミド等の高級脂肪
酸アミド、ワックスなどを挙げることができる。微粉末
としては、有機物、無機物いずれも使用でき、例えば、
シリカ、二酸化チタン、硬化シリコーン樹脂(パウダ
ー)等が挙げられる。中でも、滑り性、樹脂成分への分
散性および透明性の点で、表面をトリメチルシリル基で
疎水化したシリカが好ましい。このような疎水化シリカ
は、未処理の微粉末シリカをヘキサメチルジシラザン、
トリメチルメトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン
などのシリル化剤で処理することにより得られる。例え
ばアドマフィンSO−C5(徳山ソーダ(株)製)、エ
クセリカSE−8(徳山ソーダ(株)製)として入手す
ることができる。微粉末の粒径は50μm以下、好まし
くは、0.1〜10μmである。これら滑剤および粉末微
粒子の添加量は、ポリウレタン(メタ)アクリレート1
00重量部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは、
0.5〜5重量部である。少なすぎると滑り性の効果が
なく、多すぎると樹脂貯蔵中に沈降したり、硬化被覆面
の光沢を損なうばかりでなく、硬化不良を起こすことが
ある。これら滑剤、微粉末の添加により、硬化被膜の滑
り性を発現させ、台紙の紙揃えや台紙のカッティング時
あるいは連続積層時の自動給紙を容易にする効果を発揮
するものである。
【0019】ポリイソシアネートとしては、例えば、ト
リレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネートなどのイソシアネートモノ
マーおよびこれらイソシアネートモノマーからの誘導体
が挙げられる。これらポリイソシアネートのうち、イソ
シアネートモノマーからの誘導体が特に好ましい。イソ
シアネートモノマーからの誘導体としては、ダイマー、
トリマー、ビューレット、アフロネート、カルボジイミ
ド、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート及び
イソシアネートモノマーとポリオール(例えば、ジエチ
レングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン
等の低分子ポリオール、あるいは、ポリエーテルポリオ
ール、ポリエステルポリオール等のポリオールが挙げら
れる)との付加体等を挙げることができる。これらポリ
イソシアネートの添加量は、疑似接着性を損なわない程
度に添加する必要があるが、ウレタン(メタ)アクリレ
ートオリゴマー100重量部に対し40重量部以下であ
り、好ましくは、1〜30重量部、さらに好ましくは、
3〜20重量部の範囲から適宜選択することができる。
少なすぎると密着性の効果が少なく、多すぎると硬くな
りすぎ疑似接着しにくくなる。シランカップリング剤と
しては、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等を
挙げることができる。シランカップリング剤の添加量
は、ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー100重
量部に対し0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量
部である。
【0020】粘着付与剤としては、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテートブチレート、ロジン樹脂、テ
ルペンフェノール樹脂などを挙げることができる。可塑
剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチル
フタレート等を使用することができる。シリコーンオイ
ルとしては、例えばジメチルシリコーンオイル、アルキ
ル変性シリコーン等を挙げることができる。界面活性剤
としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウムハラ
イド系など非イオン系、カチオン系、アニオン系の界面
活性剤を挙げることができる。有機溶剤としては、酢酸
エチル、トルエン等が乾燥もし易く好適である。次に本
発明の光硬化性疑似接着剤を使用した情報積層体の製造
方法について、製造例をあげて説明する。
【0021】製造例1 二つ折りの情報積層体を得るには、〔図1〕の平面図お
よび〔図2〕の断面図の如く中央の折込線2で区分され
たA面、B面を有する情報表示台紙(1)の表面に疑似
接着剤(3)を全面に塗布し、紫外線、電子線、γ−
線、可視光線などの光、特に紫外線を照射して硬化させ
た疑似接着剤被覆台紙を得る。ついで疑似接着剤塗布面
を内側にして折込線2で二つに折込み、加熱、圧着する
ことにより〔図3〕で示される二つ折り情報積層体を得
ることができる。この場合、台紙下隅に欠落部(4)を
設ければ、A面とB面とを容易に分離することができ
る。形成される疑似接着剤層(3)は、透明であるため
紙面に表示された情報を読むのには全く支障がない。な
お、台紙の折込数(すなわち情報表示面の数)が多い場
合にも、Z折りや巻折り等の折り方で、基本的に重ね合
わされた二面が疑似接着・一体化された情報積層体を得
ることができる。
【0022】製造例2 〔図4〕で示すとおり、未処理延伸ポリプロピレン(O
PP)(5)に疑似接着剤(3)を塗布し、塗布面と台
紙(1)の情報表示面を貼り合わせた後、OPPの上か
ら光を照射して硬化させ、次いでOPPを剥がして疑似
接着被覆台紙を得る方法(OPP転写法)や、〔図5〕
に示すとおり、熱可塑性樹脂をヒートシール層(6)と
して片面コートされたOPP(5)のもう一方の面に疑
似接着剤(3)を塗布し、情報を表示した台紙(1)と
貼り合わせた後、OPP側から光を照射して硬化させ、
次いで、ヒートシール層面を内側にして二つに折り込
み、加熱、圧着して〔図6〕に示すとおりのヒートシー
ル層(6)で接着されたOPP(5)を間に挟んだ情報
積層体(OPP貼法)を得る方法がある。このOPP貼
法の場合、OPP同士は熱可塑性樹脂で完全に接着し、
OPP面と台紙面は疑似接着しているため、簡単に台紙
面からOPPを剥がし情報を読み取ることができる。
【0023】製造例3 〔図7〕で示すとおり、OPP貼法によって得られる情
報積層体を二つに折り込む際、ヒートシール層(6)面
に別の情報表示シート(7)を挿入して加熱・圧着すれ
ば、台紙(1)から容易に剥がすことができる情報を表
示した台紙(1)とは別の第2の情報表示片を挿入〔図
8〕することができ、情報量を一段と増加させることが
できる。これらのうち、高光沢の被覆台紙を得るには、
OPP転写法またはOPP貼法が好ましい。疑似接着剤
の塗布方法としては、グラビアロールコーター、リバー
スロールコーター、ダイレクトロールコーター、コンマ
コーターなどを使用することができる。光硬化性疑似接
着剤の塗布量は、固形分で0.5〜30g/m2、好まし
くは2〜10g/m2である。このように被覆台紙は、
所定数の情報表示面に区分する折込線を少なくとも一つ
以上設け、接着剤層を内側にして二つ折り、あるいはそ
れ以上に折り、加熱圧着することにより情報積層体を得
ることができる。加熱温度としては、常温から200
℃、好ましくは、60〜160℃、さらに好ましくは8
0〜140℃である。圧力の制限は特にないが、0.1
kg/cm2から10kg/cm2程度の低い圧力で疑似
接着が可能となる。
【0024】
【実施例】以下に合成例および実施例に基づいて本発明
をより詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定
されるものではない。 ポリウレタン(メタ)アクリレ−トオリゴマ−の合成 合成例1 2,4−トリレンジイソシアネ−ト157.7g,ポリオ
キシプロピレングリコ−ル(数平均分子量1,000)
823.2g、酢酸エチル420.4g、ジブチル錫ジラ
ウレ−ト0.1gの混合液を、窒素雰囲気下で徐々に加
熱し、60〜70℃の温度で4時間反応させた。次い
で、この反応液を40℃に冷却した後、2,4−トリレ
ンジイソシアネ−ト171.5g、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレ−ト252.4g、ハイドロキノン0.4g、
ジブチル錫ジラウレ−ト0.04g、酢酸エチル984.
9gを仕込み、徐々に昇温させ、更に60〜70℃で8
時間反応させ、赤外線吸収スペクトル(IR−スペクト
ル)でイソシアネ−ト基(NCO基)に起因する吸収が
ないことを確認し、固形分50%のポリウレタン(メ
タ)アクリレ−トオリゴマ−(以下、単に「オリゴマ−
A」と称する)を得た。
【0025】合成例2 2,4−トリレンジイソシアネ−ト243.9g、ポリオ
キシプロピレングリコ−ル(数平均分子量1,000)
850.0g、酢酸エチル133.6gを仕込み、60℃
に加熱し、トリメチロ−ルプロパン13.4gを仕込み
溶解し、1時間反応させた後、テトラ−n−ブチル−
1,3−ジアセトキシジスタノキサン(TK−1)0.
12gを仕込み、60〜70℃に昇温させ5時間反応し
た。次いで、この反応液をを40℃に冷却した後、2,
6−ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン0.36g、2
−ヒドロキシエチルアクリレ−ト94.7gを仕込み、
徐々に昇温させながら、更に60〜70℃で5時間反応
さ、IR−スペクトルでNCO基に起因する吸収がない
ことを確認し、酢酸エチル668.1gを加えて、固形
分60%のポリウレタンアクリレ−トオリゴマ−(以
下、単に「オリゴマ−B」と称する)を得た。
【0026】合成例3 2,4−トリレンジイソシアネ−ト174.2g,ポリ
オキシプロピレングリコ−ル(数平均分子量3,00
0)1500.0g、テトラ−n−ブチル−1,3−ジア
セトキシジスタノキサン(TK−1)0.2gを仕込
み、70〜80℃に昇温させ3時間反応した。次いで、
この反応液をを40℃に冷却した後、2,6−ジ−t−
ブチルヒドロキシトルエン0.6g、2−ヒドロキシエ
チルアクリレ−ト118.3gを仕込み、徐々に昇温さ
せながら、更に70〜80℃で5時間反応さ、IR−ス
ペクトルでNCO基に起因する吸収がないことを確認
し、固形分100%のポリウレタンアクリレ−トオリゴ
マ−(以下、単に「オリゴマ−C」と称する)を得た。 合成例4 2,4−トリレンジイソシアネ−ト783.9g、ポリオ
キシプロピレングリコ−ル(数平均分子量3,000)
1,500.0g、テトラ−n−ブチル−1,3−ジアセ
トキシジスタノキサン(TK−1)0.32gを仕込
み、70〜80℃に昇温させ3時間反応した。次いで、
この反応液を40℃に冷却した後、2,6−ジ−t−ブ
チルヒドロキシトルエン1.0g、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレ−ト946.7gを仕込み、徐々に昇温させ
ながら、更に70〜80℃で5時間反応さ、IR−スペ
クトルでNCO基に起因する吸収がないことを確認し、
固形分100%のポリウレタンアクリレ−トオリゴマ−
(以下、単に「オリゴマ−D」と称する)を得た。
【0027】合成例5 合成例1のポリオキシプロピレングリコ−ル(数平均分
子量1,000)に変えて、ポリオキシテトラメチレン
グリコ−ル(数平均分子量1,000)以外は、全く同
様にして、固形分50%のポリウレタン(メタ)アクリ
レ−トオリゴマ−(以下、単に「オリゴマ−E」と称す
る)を得た。 合成例6 2,4−トリレンジイソシアネ−ト522.6g,ポリオ
キシテトラメチレングリコ−ル(数平均分子量650)
650.0g、ジブチル錫ジラウレ−ト0.12gを仕込
み、70〜80℃に昇温させ3時間反応した。次いで、
この反応液を40℃に冷却した後、2,6−ジ−t−ブ
チルヒドロキシトルエン0.49g、2−ヒドロキシエ
チルアクリレ−ト473.3gを仕込み徐々に昇温させ
ながら、さらに60〜70℃で5時間反応させ、IR−
スペクトルでNCO基に起因する吸収が無いことを確認
し、固形分100%のポリウレタン(メタ)アクリレ−
トオリゴマ−(以下、単に「オリゴマ−F」と称する)
を得た。
【0028】合成例7 ヘキサメチレンジイソシアネ−ト29.44g、ポリオ
キシテトラメチレングリコ−ル(数平均分子量3,00
0)525.0g、ポリオキシプロピレングリコ−ル
(数平均分子量3,000)525.0g、スタナスオク
トエ−ト0.25g、を仕込み、70℃〜80℃に昇温
させ4時間反応した。次いで、トリレンジイソシアネ−
ト304.9gを仕込み、70℃〜80℃で2時間反応
後、40℃に冷却した後、モノ−t−ブチルハイドロキ
ノン0.53g、2−ヒドロキシエチルアクリレ−ト3
68.6gを仕込み徐々に昇温させながら、さらに60
〜70℃で8時間反応させ、IR−スペクトルでNCO
基に起因する吸収が無いことを確認し、固形分100%
のポリウレタン(メタ)アクリレ−トオリゴマ−(以
下、単に「オリゴマ−G」と称する)を得た。
【0029】実施例1〜9および比較例1〜2 合成例1〜7で得られた「オリゴマ−A」〜「オリゴマ
−G」、光重合開始剤として、UVECRYLP−36
(ダイセル・ユーシービー(株)製)、イルガキュア−
184(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製
)、ルシリンTPO(BASF社製)、エチレン性不
飽和化合物として、ビスフェノールA・エチレンオキシ
ド付加体のジアクリレート(カヤラドR−551、日本
化薬(株)製)、イソボルニルアクリレート(IBX
A、共学社化学(株)製)、滑剤として、ステアリン酸
アミド、パラフィンワックス130゜F(日本精蝋(株)
製)、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマーとし
てタケネート D−170N(武田薬品工業(株)
製)、シリコ−ン微粒子としてKMP−110(信越化
学(株)製 )を用い、〔表1〕に示す実施例1〜9お
よび比較例1〜2の光硬化性疑似接着剤を調製した。
【0030】
【表1】
【0031】(3)評価方法 (a)硬化被膜の粘弾性測定(Tanδmaxおよび損失弾性
率の算出) 実施例1〜9、比較例1〜2で調整した光硬化性疑似接
着剤を、固形分厚みが200μmとなるようにアプリケ
−タ−でガラス板上に塗布し、溶剤を乾燥後、紫外線照
射量300mJ/cm2で硬化させた。硬化被膜をガラ
ス板より剥し、粘弾性スペクトロメ−タ−(測定条件:
引張せん断,昇温速度5℃/min,周波数10Hz)
でTanδmax(二つある場合は低温側とした)およ
び損失弾性率が107Pa未満となる温度を測定した。 (b)疑似接着剤硬化膜被覆台紙の作成方法 (i) 実施例1〜7、9、比較例1〜2で調製した光
硬化性疑似接着剤を、酢酸エチルで固形分30%に希釈
し、リバ−スコ−タ−で塗布量5g/m2(固形分)に
なるように未処理の延伸PP(OPP厚み20μm)に
塗布し、酢酸エチルを蒸発させた後、情報印刷紙と貼り
合わせた。ついで、OPP側から紫外線を照射(照射量
140mJ/cm2)して硬化させた後、OPPを紙か
ら剥し、疑似接着剤被覆印刷紙(台紙)を得た。次に、
疑似接着剤被覆面同士を二つ折りにして、それぞれ8
0、100、120、140℃の熱ロ−ルで1Kgf/
cm2の圧力で圧着し葉書状の情報積層体を得た。 (ii)実施例8で調製した光硬化性疑似接着剤を、酢酸
エチルで固形分30%に希釈し、リバースコーターで塗
布量5g/m2(固形分)になるように、片面にエチレ
ン−酢酸ビポリマーをヒートシール層としてコートした
OPP(厚み22μm)の反対面に塗布し、酢酸エチル
を蒸発させた後、情報印刷紙と張り合わせた。ついで、
OPP側から紫外線を照射(照射量140mJ/c
2)して硬化させ、OPP張り合わせ印刷紙(台紙)
を得た。次にヒートシール層面を内側にして、二つに折
り込み、それぞれ80、100、120、140℃の熱
ロールで1kg/cm2の圧力で圧着し、OPPを間に
挟んだ葉書状の情報積層体を得た。
【0032】(c)硬化被膜滑り性評価方法 (b)の(i)で得られた疑似接着剤被覆台紙の被覆面
同士を重ね合わせ、両面から手で軽く抑えて滑るかどう
か調べた。また(ii)の台紙は、OPPヒートシール層
面同士を同様の方法で調べた。 ○:滑り性あり、△:滑るが若干の抵抗あり、×:滑り
性なし (d)疑似接着積層体の評価方法 湾曲テスト:80、100、120、140℃の各温度
で接着した前記葉書状の10cm×15cmの積層体を
約90゜に5回湾曲させて、剥がれるかどうかを調べ
た。 ○印:剥がれなし、×印:剥がれ発生 接着力 :120℃で接着した前記葉書状の積層体
(幅10cm、長さ15cm)を引張試験機でT−型剥離強
度を測定した。引張速度300mm/min.
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明の光硬化性疑似接着剤組成物は、
硬化後のタックがなく、滑り性が良好で、疑似接着温度
の許容範囲が広く、数kg/cm2以下の低圧力で疑似
接着が可能で、剥離した後の疑似接着被覆面は、塗布・
硬化直後と全く変わらない高光沢を保持する情報積層体
用疑似接着剤として極めて有用である。また、疑似接着
させて得られる情報積層体は、情報量の多い第1種郵便
物、第2種郵便物として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光硬化性疑似接着剤を使用した情報積層体の平
面図。
【図2】光硬化性疑似接着剤を使用した情報積層体の断
面図。
【図3】〔図2〕を折り込んだ後の断面図。
【図4】OPP転写法の情報積層体断面図。
【図5】OPP貼法の情報積層体断面
【図6】〔図5〕を折り込んだ後の断面図。
【図7】ヒートシール層面に第2の情報表示シートを挿
入した場合の断面図。
【図8】〔図7〕を折り込んだ後の断面図。
【符号の説明】
(1):情報表示台紙 (2):折込線 (3):疑似接着剤 (4):欠落部 (5):OPP (6):ヒートシール層 (7):情報表示シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 299/06 C08F 299/06 (72)発明者 上村 節 大阪府大阪市淀川区十三本町2丁目17番85 号 武田薬品工業株式会社化学品カンパニ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリイソシアネート、(b)ポリオ
    ールおよび(c)ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレ
    ートを反応させて得られるポリウレタン(メタ)アクリ
    レートオリゴマーと(d)光重合開始剤を含有してな
    り、硬化被膜のガラス転移点が40℃以下で、損失弾性
    率が107パスカル未満となる温度が80℃以下である
    光硬化性疑似接着剤。
  2. 【請求項2】さらに滑剤、微粉末、ポリイソシアネート
    およびシランカップリング剤の少なくとも1種を含有し
    てなる請求項1記載の光硬化性疑似接着剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光硬化性疑似接着剤で疑似
    接着された情報積層体。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光硬化性疑似接着剤で疑似
    接着された情報積層体。
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