JPH11313946A - パチンコ遊技機における制御処理装置 - Google Patents

パチンコ遊技機における制御処理装置

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JPH11313946A
JPH11313946A JP11090301A JP9030199A JPH11313946A JP H11313946 A JPH11313946 A JP H11313946A JP 11090301 A JP11090301 A JP 11090301A JP 9030199 A JP9030199 A JP 9030199A JP H11313946 A JPH11313946 A JP H11313946A
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display device
processing module
symbol display
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JP11090301A
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English (en)
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
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Mitsuboshi Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置に表示される図柄を鮮明に表示
することが可能な制御処理装置を提供すること。 【解決手段】 遊技盤10面に設けられる特別図柄表示
装置2にTFT−LCDモジュール90及びバックライ
ト91を備える。これらは前記特別図柄表示装置2を設
定制御する特別図柄制御基板2eでもって設定制御する
ことによって図柄の表示を行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、更に詳しくは、パチンコ遊技機の遊技盤面に設け
られる各種の入賞口や図柄表示装置の作動を設定制御す
る制御処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるフィーバータイプのパチ
ンコ遊技機においては、遊技盤面に設けられる大入賞口
への遊技球の入賞に伴って多くの賞品球が払出され、遊
技者に特別の利益状態が付与されるものが知られてい
る。その構成を一例に示すと、遊技盤面に設けられる所
定の入賞口に遊技球が入賞すると、それに伴って図柄表
示装置が図柄変動を開始し、該図柄変動が終了して表示
された図柄が所定の図柄表示態様と一致すれば、いわゆ
る「大当たり」と称される特別な遊技状況が発生して前
記図柄表示装置には特別な図柄(絵柄)等が表示される
と共に特別電動役物である大入賞口が開放されるという
ものである。
【0003】このようなパチンコ遊技機の動作は、前記
装置類の動作を設定制御する複数の制御処理装置の作動
に基づいて行われる。そして、前記図柄表示装置が図柄
変動する際に表示される数字や記号等の各種図柄も、前
記「大当たり」の発生に伴って表示される風景画やキャ
ラクタ等といった特別な図柄の表示も、前記図柄表示装
置の動作を設定制御する制御処理装置の作動に基づいて
設定制御されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパチンコ遊技機においては、その図柄表示装置に表
示される図柄が従来のような数字や記号といった比較的
単純な図柄のみならず、各地の風景画や周知のキャラク
タといった絵柄等が用いられたり、凝ったデザインの図
柄を用いたり、更に多彩な色彩を用いたりといったよう
に多様化している。そのため、このような図柄(絵柄)
を表示する図柄表示装置によっては、その表示性能の限
界のために表示する図柄(絵柄)が制限されたり、仮に
表示しても不鮮明でせっかくの図柄(絵柄)が判別でき
なくなってしまう。これにより遊技者に不快感を与えた
り、又単純な図柄(絵柄)に飽きてしまい遊技の持続性
や集客力に欠けるといった問題があった。
【0005】また更に、遊技状況の複雑化に伴って各種
装置の作動等を設定制御する制御処理装置の負担が増
し、それに伴って作動効率が低下するといった問題もあ
った。
【0006】本発明の解決しようとする課題は、パチン
コ遊技機に設けられる図柄表示装置に液晶型表示装置を
用いると共に該液晶型表示装置を補助するバックライト
を備え、これらを設定制御することによって多彩な図柄
(絵柄)を表示することが可能な制御処理装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係るパチンコ遊技機の制御処理装置は、遊
技盤面に設けられる始動入賞口への遊技球の落入により
図柄変動する前記図柄表示装置を備えるパチンコ遊技機
において、前記図柄表示装置には液晶型表示装置と該液
晶型表示装置を補助するバックライトとが備えられ、前
記図柄表示装置の図柄変動時及び図柄停止時には該液晶
型表示装置とバックライトを制御して図柄を表示する図
柄表示装置制御手段を備えることを要旨とするものであ
る。
【0008】この構成を有する制御処理装置によれば、
遊技盤面に複数の図柄表示装置と遊技球が落入又は通過
することが可能な入賞口を備え、更設けられる始動入賞
口に遊技球が落入すると、それに伴って図柄変動を開始
する図柄表示装置を備え、この図柄表示装置には液晶型
表示装置と該液晶型表示装置を補助するバックライトと
を備える。そして、前記図柄表示装置の図柄変動時及び
図柄停止時には図柄表示制御手段をもって液晶型表示装
置とバックライトを制御して図柄を表示することによっ
て、多様化する図柄(絵柄)の表示もに十分対応するこ
とが可能となると共に、更に前記液晶型表示装置を補助
するバックライトを備えることによって図柄(絵柄)を
鮮明に表示することができ遊技者の趣向感を高めること
が可能となる。そしてこれらを前記図柄表示制御手段を
もって設定制御すれば、効率的且つ安定した設定制御が
実施できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例
のパチンコ遊技機における遊技盤の正面図((a)遊技
盤面上の各種入賞装置及び図柄表示装置等の配置、
(b)図柄表示部、(c)大入賞口部)を示したもので
ある。この遊技盤10の中央部には特別図柄表示装置2
が設けられ、その表示画面には各々別個に変動可能な中
図柄表示部2a、左図柄表示部2b、右図柄表示部2c
が設けられる。
【0010】前記特別図柄表示装置2の真下位置には、
可変翼を備えた普通電動役物である第一種始動入賞口4
が設けられ、該入賞口4に遊技球が入賞すると6個の賞
品球(以下「賞球」という)が払出されると共に前記特
別図柄表示装置2の各図柄表示部2a、2b、2cが一
定時間変動を開始する。更にその下方位置には、通常は
閉鎖された特別電動役物である大入賞口6が設けられ、
その内部には該大入賞口6が開放された時に入賞可能と
なる特定領域入賞口8が設けられる。そして前記大入賞
口6及び特定領域入賞口8に遊技球が入賞すると、各々
15個ずつの賞球が払出されると共に、所定の遊技状況
が発生する契機となるように構成される。
【0011】また、前記大入賞口6の左右両方向には左
落し入賞口11、右落し入賞口12が設けられ、その上
部方向には左袖入賞口18及び右袖入賞口20、更に前
記特別図柄表示装置2の上部方向には天入賞口16が設
けられる。これらは普通入賞口と称され、遊技球の入賞
に伴って天入賞口16は6個、左右落し入賞口11、1
2及び左右袖入賞口18、20においては各々10個ず
つの賞球が払出される。
【0012】前記特別図柄表示装置2の上部方向には、
7セグメントデジタル表示で数字や記号等の図柄が表示
される普通図柄表示装置24が設けられ、該特別図柄表
示装置2の左側位置に設けられた遊技球が通過可能なゲ
ート22を遊技球が通過する度に図柄変動を開始する。
このゲート22を通過する遊技球の個数はカウントさ
れ、前記普通図柄表示装置24の側部に設けられた普通
図柄記憶用LED25に最大4個までランプの点灯をも
って記憶表示される。これにより前記普通図柄表示装置
24は、前記普通図柄記憶用LED25に記憶された個
数分の図柄変動と停止を繰返すことになる。
【0013】この遊技盤10面には、前記各入賞口等の
他にも弾発発射された遊技球の落下方向を無作為に変更
させたり、その流下速度や方向を変化させる風車26,
26及びランプ風車27,27、袖下飾り28,28、
或いは単なる通過口29等が設けられる。そして、これ
らにより遊技球は遊技盤10の遊技域内で転動しつつ落
下し、前記何れかの入賞口に入賞するか或いは入賞しな
ければ遊技盤10面の最下部に設けられた球排出口39
から遊技盤10の裏側へ排出されるように構成される。
【0014】図2は、パチンコ遊技機の裏面図を示した
図である。パチンコ遊技機の裏面に設けられる機構板4
0面の上方位置には、遊技場の島から供給される遊技球
を一時貯留する賞球タンク41が設けられる。そして該
賞球タンク41に連設されてタンクレール42が設けら
れ、更に該タンクレール42の賞品球流下端部位には賞
球払出機構部44が連設される。
【0015】前記タンクレール42には、前記賞球タン
ク41やタンクレール42上の遊技球の補給状態に応じ
て作動する補給スイッチ45が設けられ、更に前記賞球
払出機構部44の直前において賞球の球切れを検出し空
動作を防止する空切り防止スイッチ46が設けられる。
又、該賞球払出機構部44より払出された賞球が遊技機
内に充満した場合にこれを検出する満タンスイッチ4
8、更に該遊技球が充満した時に遊技球の払出しを一旦
停止させる満タンストッパ49も備えられる。
【0016】また図示しないが、前記遊技盤10面に設
けられる入賞口における入賞球の通過路には、該入賞球
(セーブ球)を一球毎に球切りして個数を検出するセー
フ球排出機構部50が設けられ、セーフ球はここで検出
された後に機外へ排出されるように構成される。
【0017】更に前記機構板40には各種の制御基板が
取付けられる。例えば、内部にCR外部接続端子基板5
2を有する外部接続端子54、前記賞球払出機構部44
を制御して所定個数の賞球や貸球を払出すCR賞球払出
制御基板56、球貸し情報に基づいて前記CR賞球払出
制御基板56とデータの授受を行うカードインターフェ
イス基板58が設けられる。
【0018】また、前記CR外部接続端子基板52、カ
ードインターフェイス基板58、CR賞球払出制御基板
56の相互間においてデータを中継するCR中継基板6
0、そして、前記各々の制御基板を備えた制御装置及び
機構部における作動を設定制御する主制御基板62が設
けられる。これらの制御装置はコネクタによって相互に
接続されデータの授受を行うように構成される。
【0019】前記CR賞球払出制御基板56は、賞球の
不足欠乏、供給及び排出状態の異常検出、そして払出し
動作の停止と表示動作を合わせて行う。更に、CR賞球
払出制御基板56や前記賞球払出機構部44等の賞球払
出制御機構部に遊技球の不足、球詰まり、回路操作異
常、ソフトエラー等の異常が発生した旨を表示するエラ
ー表示部64、エラー状態が解除された場合に該エラー
表示部64を初期設定状態に復帰させるエラー表示リセ
ットボタン66が設けられる。これらの各種情報は前記
外部接続端子54を介して入出力される。
【0020】また、前記機構板40の裏面下方位置に設
けられる打球発射装置68は、打球発射モータの他、発
射装置制御回路、打球槌、弾発力調整手段等により構成
される。更にこの打球発射装置68に近接して設けられ
る発射装置制御基板70には、前記打球発射モータの駆
動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれ、モータの
回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、速
度等が設定される。
【0021】図3は、遊技盤10面の各種入賞口やゲー
トを通過した遊技球の遊技盤裏面における流出経路及び
各種スイッチ類やソレノイド類等の配置状態を示した図
である。図示するように、前記第一種始動入賞口4にお
ける遊技球の通過経路には、その入賞を検知する第一種
始動口用検出スイッチ4aが設けられ、又、前記大入賞
口6に入賞した遊技球の通過経路には、その入賞個数を
カウントするカウント用スイッチ(大入賞口用スイッ
チ)6aが設けられると共に特定領域入賞口8の流出経
路には、その入賞を検知する特定領域入賞検出用スイッ
チ8aが設けられる。
【0022】また、前記ゲート22における遊技球の通
過経路には、その通過を検知するゲート用スイッチ22
aが設けられる。更に、前記第一種始動入賞口4を開閉
動作させる普通電動役物開放用ソレイノイド4bや大入
賞口6を開閉動作させる大入賞口開放用ソレノイド6b
も設けられる。
【0023】一方、前記天入賞口16における入賞球
(セーフ球)の流出経路には、入賞検出用スイッチ16
aが設けられ、この検出用スイッチ16aによる検知信
号に基づいて賞球払出機構部44より6個の賞球が払出
される。また、前記第一種始動入賞口4においても第一
種始動口用検出スイッチ4aの検出信号に基づいて6個
の賞球が払出される。更に、前記大入賞口6に設けられ
たカウント用スイッチ6a、或いは特定領域入賞口8に
おける特定領域入賞検出用スイッチ8aからの検出信号
があれば、賞球払出機構部44より15個の賞品球が各
々払出される。
【0024】尚、前記左右落し入賞口11、12におけ
る入賞球の流出経路及び左右袖入賞口18,20におけ
る入賞球の流出経路には遊技球の入賞を検出する検出用
スイッチは設けられていないが、前記入賞球は全てセー
フ球排出機構部50へと誘導される。そして前記セーフ
球排出機構部50に設けられるセーフ球排出ソレノイド
50bによって1個ずつ球切りされた後、その個数がセ
ーフ球検出スイッチ50aにカウントされることから、
その個数差分だけ10個ずつの賞球が払出されるように
構成される。
【0025】図4は、本遊技機における各種制御基板の
接続関係を示す制御ブロック図である。尚、各主基板間
の信号データの入出力方向は矢印にて示している。図示
するように、遊技動作及び各装置への設定制御を指示す
る主制御基板62は、中継基板63、CR賞球払出制御
基板56、CR外部接続端子基板52と直接接続され、
更に特別図柄表示装置2を制御する特別図柄制御基板2
eとも直接接続される。この特別図柄制御基板2eには
特別図柄表示基板2fが接続され、該表示基板2fを介
して液晶型の表示装置であるTFT−LCDモジュール
90及び、該モジュール90による図柄の表示時に照度
を向上させるためのバックライト91が接続される。
【0026】そして、普通図柄表示装置24を制御する
普通図柄制御24eは中継基板63を介して主制御基板
62に接続される。又、大入賞口6を制御する大入賞口
基板6eには第一種始動口用検出スイッチ4a、カウン
ト用スイッチ6a、特定領域入賞検出用スイッチ8aが
接続され、更に普通電動役物開放用ソレイド4b、大入
賞口開放用ソレノイド6b等は前記大入賞口基板6eか
ら中継基板63を介して主制御基板62に接続される。
【0027】更に前記CR賞球払出制御基板56は、空
切り防止スイッチ46等を制御するCR中継基板60、
打球発射に関わる動作等を設定制御する発射装置制御基
板70、カードインターフェース基板58と接続され
る。これらの各制御基板は前記主制御基板62の設定制
御に基づいて各々作動し所定の設定制御動作を行うよう
に構成される。尚、本遊技機には上記説明した以外にも
各種の制御基板及び検出スイッチ等が接続されている
が、その図示及び説明については割愛する。
【0028】図5は、本遊技機における遊技動作を示し
た制御フローチャートである。遊技者によって発射され
た遊技球が遊技盤10に設けられる普通入賞口の何れか
に入賞する(S10「NO」、S12「YES」)と、
その入賞口毎に予め設定された個数の賞球が遊技者に払
出される(S14)。但し、ここで遊技球が何れの入賞
口にも入賞しなかった場合(S12「NO」)は「はず
れ」となり、遊技状況は変動しない。
【0029】また遊技球が前記ゲート22を通過する
(S10「YES」)と、その通過がゲート用スイッチ
22aにより検出され、この検出信号に基づいて主制御
基板62より普通図柄表示装置基板24aに図柄変動開
始の指令信号が出力され普通図柄表示装置24が図柄変
動を開始(S18)する。そして図柄変動を開始してか
ら5.2秒が経過すると停止して図柄を表示する。
【0030】この普通図柄表示装置24に表示される図
柄は「当たり」図柄と称される図柄と「はずれ」図柄と
称される図柄が設定され、「当たり」図柄は「3」
「7」の2種類である。前記以外の数字及び記号等の図
柄は全て「はずれ」図柄として設定される。尚、前記
「当たり」図柄である「3」又は「7」が表示される抽
選確率は10/100が設定される。
【0031】ここで表示した図柄が、前記「当たり」図
柄(3又は7)であった場合(S20「YES」)は、
第一種始動入賞口4が0.3秒間の開放を1回行う(S
22)。この開放中に遊技球が入賞する(S24「YE
S」)と、その入賞を第一種始動口用スイッチ4aが検
出し、その検出信号に基づいて6個の賞球が払出され
る。そして更に主制御基板62から特別図柄表示装置基
板2eへの指令に基づいて中図柄表示部2a、左図柄表
示部2b、右図柄表示部2cが順次変動を開始(S2
6)し、変動を開始してから9秒が経過すると停止して
数字や色彩との組合せによる確定図柄を表示する。
【0032】そして、前記特別図柄表示装置2の各図柄
表示部2a、2b、2cの図柄が全て同一図柄で停止す
ると、いわゆる「大当たり」と称される特別の遊技状況
が発生し条件装置が作動する(S28「YES」、S3
0)。但し、前記S20及びS26に示したように、普
通図柄表示装置24及び特別図柄表示装置2に「当た
り」「大当たり」が発生しなかった(S20「NO」、
S28「NO」)場合は、これもまた「はずれ」となり
遊技状況は変化しないように構成される。
【0033】図6は、前記図5に示した条件装置の作動
を示したフローチャートである。既述したように「大当
たり」が発生すると、それに伴って条件装置が作動し
(S30)、特別電動役物である大入賞口6が開放され
る(S32)。この開放中に遊技球が入賞すると賞球払
出機構部44から15個の賞球が払出される。そして、
この大入賞口6が開放してから20秒間が経過するか又
は該大入賞口6の開放中に遊技球が10個入賞するかの
何れかの遊技状況が発生する(S34「YES」)と、
大入賞口6は閉鎖され(S36)、条件装置の作動は終
了する(S38)。
【0034】但し、前記S34に示したように、大入賞
口6が開放されてから20秒間が経過する以前及び遊技
球が10個入賞するよりも前に遊技球が特定領域入賞口
8を通過する(S34「NO」、S40「YES」)
と、大入賞口6は無条件で一旦閉じられ(S42)、予
め設定された条件装置の連続作動回数(例えば14回)
のうちの1回目が終了する。そして、前記連続作動回数
が14回に至っていれば条件装置の作動は終了し(S4
4「YES」、S38)、前記連続作動回数に至ってい
なければ(S44「NO」)、再度大入賞口6を開放し
て前記動作を繰返すように構成される。
【0035】図7は、前記普通図柄表示装置24の図柄
表示に係る制御回路のブロック図である。既述したよう
に、普通図柄表示装置24は中継基板63を介して主制
御基板62と接続される。前記主制御基板62には、そ
の内部にRAM回路を備えるCPU回路100が設けら
れ、更に該CPU回路100にはアドレスバス102及
びデータバス103、そしてデコード回路104を介し
てPIO106が接続されると共に小型SIP抵抗ネッ
トワーク108を介してトランジスタアレイ110が接
続される。
【0036】そして、前記トランジスタアレイ110を
介して前記主制御基板62と中継基板63とが接続され
る。これによって前記普通図柄表示装置24は中継基板
63を介して主制御基板63と接続されることになる。
【0037】次にその作動について説明する。前記主制
御基板62に設けられるCPU回路100が「0」を表
示する際にアドレスバス102が「61H」を選択する
と、PIO106が選択され、これにより最初にデータ
バス103に設けられる「D3」が「1」となり、PI
O106に設けられる「PB3」に「HI」が出力され
る。これを受けてトランジスタアレイ110から普通図
柄表示装置24に設けられる7セグメントLED24g
の赤色コモン電源が出力され、一定時間保持される。そ
して、前記データバス103に設けられる「D4」が
「1」になることによってPIO106に「HI」が出
力され、これを受けてトランジスタアレイ110から前
記7セグメントLED24gへ緑色のコモン電源が出力
され一定時間保持される。
【0038】前記7セグメントLED24gの各セグメ
ントデータは、前記アドレスバス102が「62H」と
なり、データバス103が「3FH」となることによっ
てPIO106に「3FH」が出力される。これによ
り、前記トランジスタアレイ110にデータをセットす
ることによって7セグメントLED24gを点灯させ
る。前記CPU回路100は一定間隔でこの動作を行
い、赤色及び緑色のコモン電源に合わせて一定時間出力
を保持する。これにより普通図柄表示装置24に図柄が
表示されるように構成される。
【0039】図8は、前記特別図柄表示装置2の図柄表
示に係る制御ブロック図である。既述したように、前記
主制御基板62にはCPU100、アドレスバス102
及びデータバス103、更にデコード回路104が設け
られる。これらはDタイプフリップフロップ回路120
に接続され、該回路120を介して前記特別図柄表示装
置2と接続される。
【0040】また、前記特別図柄表示装置2は、その内
部に該特別図柄表示装置2を設定制御する特別図柄制御
基板2eが設けられ、更に該制御基板2eは該特別図柄
表示装置2に表示する図柄に係わる設定制御を行う特別
図柄表示基板2fが接続される。そして前記特別図柄表
示基板2fには実際に図柄を表示するTFT−LCDモ
ジュール90及び該モジュール90による図柄の表示を
補助するためのバックライト91が接続される。これら
は特別図柄表示電源基板2hと各々接続され、電源供給
を受けるように構成される。
【0041】そして、前記特別図柄制御基板2eと前記
Dタイプフリップフロップ回路120が接続され、これ
によって前記特別図柄表示装置2は主制御基板62に直
接接続されることになる。
【0042】次にその作動について説明する。前記主制
御基板62から特別図柄表示装置2への信号データの送
信は、主制御基板62に設けられるアドレスバス102
を「03H」とすることによって行われる。これを受け
てDタイプフリップフロップ回路120が選択され、前
記データバス103から8ビット構成をもって特別図柄
表示装置2に対してデータ信号が出力されることにな
る。尚、前記主制御基板62と特別図柄表示装置2との
通信方式は非同期通信方式である。
【0043】また前記TFT−LCDモジュール90
は、8ビットのLCDデータと「ASIC書込信号」
「垂直帰線信号」「ASIC書込許可信号」「ASIC
チップセレクト信号」「ASICリセット信号」の各制
御信号によるパラレル転送方式でもって制御される。そ
して、前記主制御基板62からのデータ信号を前記特別
図柄制御基板2eが受信すると、その信号データに基づ
く設定制御を特別図柄制御基板2e及び特別図柄表示基
板2fでもって行うと共に前記TFT−LCDモジュー
ル90を設定制御し、これによって特別図柄を特別図柄
表示装置2に表示するように構成される。
【0044】このように、特別図柄表示装置にTFT−
CLDモジュールを備え、これを主制御基板からの信号
データに基づいて図柄制御基板と図柄表示基板とで設定
制御し図柄を表示する。そしてこの図柄表示の際には、
これも又特別図柄表示装置に備えられたバックライトで
もって照射して図柄表示を補助することになる。
【0045】次に前記特別図柄表示装置2及び普通図柄
表示装置24の図柄表示制御に関する処理内容の概略を
フローチャートをもって以下説明する。
【0046】図9は初期設定処理モジュール「INT
PRC」におけるフローチャートである。初期設定処理
モジュール「INT PRC」では始めにRAMチェッ
ク領域内のRAMアドレスをチェックする。その結果、
RAMチェックデータが正常であればポートA〜Cの出
力バッファを各々ポートに出力し、次にメイン処理モジ
ュール「MAIN」を処理する。但し、RAMに異常が
検出された場合、異常時の処理プログラム「RAM C
LR」によってPIOモードセット及びRAMの初期設
定を行った後、メイン処理2モジュール「MAIN 9
0」を処理する。
【0047】図10は、メイン処理モジュール「MAI
N」の処理手順を示す。「MAIN」は、各モジュール
処理を呼び基準のプログラムである。その構成は、スイ
ッチ入力処理モジュール、乱数作成1及び2処理モジュ
ール、更に飾りLED表示処理モジュールを順次処理
し、次いで情報出力処理モジュール、エラー処理モジュ
ール、LCDデータ送信処理モジュール、エラーチェッ
クモジュールの処理を行う。このエラーチェックモジュ
ールの処理の後エラー中か否かの判定が行われ、エラー
中であればメイン処理2モジュールを処理する。エラー
中ではない場合は、そのまま特別図柄処理モジュール及
び普通図柄処理モジュール、更にスキャン処理モジュー
ル、スキャンデータ出力処理モジュールを処理する。そ
して、払出しLED出力処理モジュールを処理した後、
メイン処理2モジュール処理を行う。
【0048】図11及び図12は、前記「MAIN」に
おける乱数作成1処理モジュール「RND PRC1」
の処理手順を示している。「RND PRC1」は、乱
数Aカウンタ及びC〜Eカウンタ、飾り時間及び飾りイ
ンデックス、そして特別図柄計測用時間の更新処理を行
う。そして図13は、メイン処理2モジュール「MAI
N 90」の処理手順を示している。「MAIN 9
0」は、リセットが発生するまでの時間、乱数作成2処
理モジュール「RND PRC2」を繰返し処理する。
【0049】更に図14及び図15は、前記「MAI
N」における飾りLED表示処理モジュール「PPA
OUT」の処理手順である。「PPA OUT」は、
「大当たり」発生によって特別ゲーム状況に遊技状況が
移行した場合、その状況に応じた飾りLEDデータを取
得する。そして、更に遊技の大当たり発生確率を判別
し、高確率であれば1バイトテーブルデータ取得処理モ
ジュールを処理した後データを出力バッファに格納す
る。低確率であればそのまま取得したデータを出力バッ
ファに格納する。
【0050】図16は、LCDデータ送信モジュール
「PPD OUT」の処理手順を示している。「PPD
OUT」はLCDフラグに応じたLCDデータを選択
し、この選択したデータをポートDに出力する。そして
図17は、特別図柄処理モジュール「GM SET」の
処理手順を示している。この処理モジュールは、各々遊
技状況に応じた処理を行うべく指定されたアドレス処理
を行う。
【0051】図18は、スキャン処理モジュール「SC
AN PRC」の処理手順を示している。この「SCA
N PRC」は、スキャンカウンタの更新とスキャンカ
ウンタに応じた処理を行うべくアドレスが指定される。
そして図19は、スキャンデータ出力処理モジュール
「PPBC OUT」の処理手順を示している。「PP
BC OUT」はポートC出力バッファに出力データを
格納した後、更にスキャンカウンタに応じたコモンデー
タをポートB出力バッファに格納する。
【0052】図20〜図29は、アイドリング中処理モ
ジュール「GIDLPRC」の処理手順を示している。
「GIDLPRC」は特別図柄表示装置2に入賞記憶が
ない場合は処理を終了する。但し入賞記憶がある場合は
該記憶数から「1」減算し、高速変動時間及び図柄変動
の種類等を各々セットする。そして乱数Aカウンタの格
納領域のシフト及び不要領域をクリアし、更に特別図柄
抽選用の乱数Aデータを取得後、クリアする。そして大
当たりチェック処理モジュールの処理及び「大当たり」
か否かの判定、リーチ条件選択処理モジュールの処理を
行う。
【0053】更にリーチを経て「大当たり」が発生する
際、その停止図柄作成時に確率変動フラグが所定値以上
であった場合、特別図柄表示装置2に表示する表示図柄
は図柄選択テーブルから選択し、所定値未満であれば大
当たり選択テーブルから選択する。そしてリーチにおい
ては、そのリーチにおける条件と共にリーチの種類を選
択し、リーチを表示しながら結果として「はずれ」であ
れば、特別図柄表示装置2の右図柄2cに停止番号を設
定し、更にLCD送信用図柄選択番号をクリアして各値
を変動テーブルアドレスへ格納する。その後、ゲーム状
況3に図柄変動中をセットする。
【0054】図30及び図31は、図柄変動中処理モジ
ュール「GZHENPRC」の処理手順を示している。
「GZHENPRC」は、特別図柄変動中以外の場合は
特別ゲーム状況及びJOB時間設定処理モジュールの処
理を行う。特別図柄変動中の場合は、図柄変動コマンド
処理モジュールを処理した後LCD送信用図柄選択番号
に「1」を加算し、このLCD送信用図柄選択番号が図
柄送信確認時に対応した値であった場合は、LCD表示
カウンタに「1」を加算する。
【0055】図32〜図34は、図柄変動後ディレイ処
理モジュール「GHDLYPRC」の処理手順を示して
いる。「GHDLYPRC」は、特別図柄用JOB時間
処理モジュールにより「1」を減算しその結果が「0」
以外であれば処理は終了する。「0」の場合はリーチフ
ラグ、バックリーチフラグ、リーチ停止前後フラグ、図
柄変動コマ数をクリアにし更にゲーム状況1もクリアす
る。そして大当たりチェック処理モジュールを処理す
る。その結果「大当たり」であった場合は、その表示図
柄が特別図柄であるか否かを判別する。尚、ここで発生
した「大当たり」図柄が普通図柄によって「大当たり」
が確定した場合は確率変動フラグをクリアし、特別図柄
によって「大当たり」が確定した場合は特別ゲーム状況
及びJOB時間設定処理モジュールを処理する。
【0056】図35は、大当たりデモ処理モジュール
「GBDENPRC」の処理手順を示している。「GB
DENPRC」は「大当たり」によって発生するデモゲ
ームの処理を行う。「大当たり」の発生に伴って特別図
柄用JOB時間1減算処理モジュールを処理し、この結
果値が「0」以外であれば処理は終了する。尚、「0」
であった場合はカウント数及びラウンド数をクリアに
し、飾りLEDデータをセットすると共に、特別ゲーム
状況には大当たり開放中処理モジュールをセットし特別
図柄用JOB時間をセットする。
【0057】図36は、大当たり休止中処理モジュール
「GBCLSPRC」の処理手順を示している。「GB
CLSPRC」は特別図柄用JOB時間1減算処理モジ
ュールを処理し、この時の該JOB時間が「0」以外の
値であれば処理は終了する。「0」であればカウント数
に「0」をセットし、既に遊技球が特定領域入賞検出用
スイッチ48を通過していれば特別図柄特定領域通過済
みフラグをクリアする。そしてラウンド数を更新する
が、ラウンド数が最大設定値(例えば14回)以上であ
れば特別ゲーム状況及びJOB時間設定処理モジュール
を処理し、最大設定値未満であれば、特別ゲーム状況に
大当たり終了ディレイをセットした後に特別ゲーム状況
及びJOB時間設定処理モジュールを処理する。
【0058】図37は、大当たり終了ディレイ処理モジ
ュール「GBDLYPRC」の処理手順を示している。
「GBDLYPRC」は、特別図柄用JOB時間1減算
処理モジュールを処理した後、その値が「0」以外であ
った場合は処理を終了する。但し「0」であった場合
は、特別図柄の大当たりが終了した後にRAMをクリア
し、更に確率変動フラグが「0」以外であれば高確率中
フラグをセットする。
【0059】図38及び図39は、普通アイドリング処
理モジュール「NIDOLPRC」の処理手順を示して
いる。「NIDOLPRC」は、普通図柄表示装置24
に遊技球の入賞記憶数がない場合は処理を終了する。入
賞記憶がある場合は普通図柄表示装置24の入賞記憶個
数から「1」を減算し、乱数カウンタ格納領域のシフト
及び不要領域をクリアする。
【0060】そして更に普通図柄抽選用の乱数データを
取得しクリアする。ここで普通図柄表示装置24に表示
される図柄が当たりを表示するときは普通図柄当たりフ
ラグに当たりをセットすると共に、普通当たり図柄番号
テーブルアドレスを設定する。反対に普通図柄にはずれ
が表示されるときは、普通はずれ図柄番号テーブルアド
レスを設定する。この設定されたテーブルから得られた
普通停止図柄番号と普通図柄用JOB時間によって選択
された変動時間は格納され、普通ゲーム状況に普通図柄
変動中を格納する。
【0061】図40及び図41は、普通図柄変動処理モ
ジュール「NZHENPRC」の処理手順を示してい
る。「NZHENPRC」は、普通図柄用JOB時間1
減算処理モジュールを処理し、これによって値が「0」
以外であれば処理は終了する。「0」の場合は次に普通
図柄表示装置24の普通図柄当たりフラグが「1」か否
かを」判別し、「1」以外の場合は図101に示す普通
図柄変動後設定処理モジュールの処理を行う。
【0062】図42は、普通電動役物休止処理モジュー
ル「NCLSPRC」の処理手順を示している。「NC
LSPRC」は、普通図柄用JOB時間1減算処理モジ
ュールを処理し、その結果値が「0」以外であれば処理
は終了し、「0」であれば図102に示す普通図柄変動
後設定処理モジュールを処理する。又、図43は、普通
電動役物開放後ディレイ処理モジュール「NDLYPR
C」の処理手順を示す。「NDLYPRC」も普通図柄
用JOB時間1減算処理モジュールを処理し、その結果
値が「0」以外であれば処理は終了する。「0」の場合
は普通ゲーム状況に普通アイドリング中をセットし、更
に普通図柄当たりフラグ、普通カウント数をクリアす
る。
【0063】図44及び図45は、スキャン1,2処理
モジュール「ATK SCN」の処理手順を示してい
る。「ATK SCN」はリーチチェック処理モジュー
ルを処理した後リーチ動作及び大当たり動作中か否か、
更に遊技球が特定領域入賞検出用スイッチを通過したか
否か、又、ラウンドが最大設定値未満か否かの条件を判
別した結果によって飾りLEDデータを選択し取得す
る。
【0064】又、図46に示すスキャン3処理モジュー
ル「THRY SCN」は、図柄用記憶表示LEDデー
タを取得し、図47に示すスキャン4処理モジュール
「L7SG SCN」は普通図柄表示装置24の普通図
柄変動中に表示される図柄の更新及び、表示される普通
図柄を橙色に表示するための赤色表示を行う。そして図
48に示すスキャン5処理モジュール「H7SG SC
N」は、普通図柄表示装置24に表示される普通図柄を
橙色に表示するための緑色表示を行う。
【0065】更に、図49のスキャン6処理モジュール
「DHRY SCN」は、図柄用記憶表示LEDデータ
を取得し、図50のスキャン7処理モジュール「HKZ
RSCN」は普通図柄表示装置24の変動中に飾りLE
Dデータテーブルを設定する。そして、普通図柄が変動
中でも普通電動役物開放中でもないときは、飾りLED
を未表示に設定し、該図柄が変動及び役物開放中の場合
は、飾りLEDデータを取得する。更に、図51に示す
スキャン8処理モジュール「SID SCN」は、リー
チチェック処理モジュールを処理し、その結果特別図柄
状態がリーチ動作中であれば飾りLEDデータテーブル
2のデータを取得し、特別図柄状態がリーチ動作中では
なく「大当たり」動作中であった場合は、飾りLEDデ
ータテーブル1のデータを取得する。
【0066】図52及び図53は、乱数作成2処理モジ
ュール「RND PRC2」の処理手順を示す。「RN
D PRC2」は、RAMデータ1加算処理モジュール
を処理し乱数カウンタB1〜B3及び乱数カウンタF〜
Iを更新する。そして、図54に示す特別ゲーム状況及
びJOB時間設定処理モジュール「RST30H」は、
特別ゲーム状況格納及び特別図柄用JOB時間を格納す
る。更に、図55に示すエラーOFF処理モジュール
「ERROF P」においては、エラーチェック処理モ
ジュールを処理しエラー中か否かを判別する。その結
果、断線及び短絡、スイッチの移動、ノーカウントエラ
ーが検出された場合は、そのエラーに応じた処理が行わ
れるため「ERROF P」は終了する。エラーが検出
されなかった場合は、ゲーム状況2がクリアされると共
にキャリーフラグをセットする。又、図56に示す中図
柄停止番号セットモジュール「ZGRA SET」は、
中図柄停止番号の格納及び色番号を取得する。
【0067】図57及び図58は、リーチ条件選択処理
モジュール「RCH SPT」の処理手順を示す。確率
状態チェック処理モジュールにより「当たり」の発生確
率が低確率で且つ中図柄に表示される図柄番号が「3、
5、8」の場合はリーチ条件番号に「0」が設定され、
高確率で中図柄の停止番号が「3、5、8」の場合はリ
ーチ条件番号に「1」を設定する。更に「当たり」が発
生する確率が低確率で「大当たり」が発生しない場合は
リーチ条件番号に「2」を設定し、低確率且つ「大当た
り」が発生する場合で更に中図柄停止番号が「2、4、
6」以外であればリーチ条件番号には「3」を設定し、
「2、4、6」であれば「4」を設定する。そして、確
率が高確率で且つ「大当たり」が発生しない場合は、リ
ーチ条件番号に「5」を設定し、「大当たり」が発生す
る場合であれば「6」を設定する。
【0068】図59〜図72は、図柄変動コマンド処理
モジュール「GZ HEN」の処理手順を示している。
「GZ HEN」においては、図柄動作コマンドデータ
が「0」の時、対応する図柄のゲーム状況3の図柄変動
中のビットをクリアする。このコマンドデータが「25
5」であれば図柄変動パターンを設定し「254」であ
れば高速変動時間を設定する。更に「253」であれば
リーチ変動動作を、「252」であればリーチ中を、
「251」であれば図柄の差し替えを各々設定する。そ
してコマンドテータがこれらの値以外の場合は、コマン
ドアドレス及びデータの更新、フラグ更新、コマンド数
及び割り込み数更新、図柄表示アドレス更新を行い次い
でLCD用図柄表示アドレスをセットする。
【0069】図73は、特別図柄用JOB時間1減算処
理モジュール「GTMR P」の処理手順を示してい
る。「GTMR P」は、特別図柄用JOB時間を
「1」減算処理する。そして特別図柄用JOB時間が
「0」か否かの確認を行いカウント数を取得する。又、
図74に示す普通図柄用JOB時間1減算処理モジュー
ル「NTMR P」は、普通図柄用JOB時間を「1」
減算する。そして普通図柄用JOB時間が「0」か否か
の確認を行った後、「H」に対して「80H」をセット
する。図75のリーチチェック処理モジュール「RCH
CHK」は、リーチフラグを比較することによってリ
ーチ動作中の確認を行う。
【0070】図76は、普通図柄変動後設定処理モジュ
ール「NCLS 10」の処理手順を示している。「N
CLS 10」は、普通図柄用JOB時間に対して普通
図柄変動し更にディレイタイマーに乱数カウンタFを加
算した値を格納した後、図77に示す普通図柄設定処理
モジュール「NCLS 20」の処理を行う。この「N
CLS 20」は設定された普通図柄用JOB時間と普
通ゲーム状況を格納する。更に、図78に示したRAM
データ1加算処理モジュール「RST10H」は、「H
L」が示すRAMのアドレス内容に「1」を加算し、そ
の結果が設定した最大値よりも大きい場合は「0」を格
納する。
【0071】図79に示す確率状態チェック処理モジュ
ール「RST28H」は、確率状態のチェックを行い、
図80に示した2バイトテーブルデータ取得処理モジュ
ール「RST38H」はオフセット値を算出し、このオ
フセット値をデータテーブル先頭アドレスに加算して対
応するテーブルデータを取得する。そして図81に示し
たエラーチェック処理モジュール「ERR CHK」に
おいては、エラーフラグの比較を行うことによってエラ
ー中か否かの判別及び確認を行う。更に図82に示した
大当たりチェック処理モジュール「ATR CHK」も
同様に大当たりフラグを比較することによって「大当た
り」か否かの判別及び確認を行う。
【0072】図83に示す色判定処理モジュール「CL
R PRC」は、色番号が紫の時には停止図柄計算デー
タに「0」をセットし、青の時には「13」をセットす
る。更に赤の時には「26」をセットする。又、図84
に示す図柄動作更新処理モジュール「INCJOB」
は、1バイトテーブルデータ取得処理モジュール及び2
バイトテーブルデータ取得処理モジュールを処理し、更
に次の図柄動作コマンドのアドレスをセットする。そし
て、図85に示した2バイトデータ取得処理モジュール
「RST18H」は、格納データRAMアドレスの2バ
イトデータを取得し、図86に示した1バイトテーブル
データ取得処理モジュール「RST20T」は、データ
テーブル先頭アドレスにオフセット値を加算すると共
に、該オフセット値に対応するテーブルデータを取得す
る。
【0073】本発明は、上記した実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の改変が可能である。例えば、本実施例においては
TFT−LCDを用いたがその種類の変更及び追加、そ
の設定制御方法の変更追加等は適宜可能であり、それに
よって更に多様化した図柄の表示が実現できると共に、
作動効率がよく信頼性の高い遊技機を提供することが可
能となる。
【0074】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のパチンコ遊技
機における制御処理装置によれば、遊技機の図柄表示に
は液晶型表示装置(本実施例においてはTFT−LCD
モジュール)を用いることによって多彩且つ多様化した
図柄表示の実現が可能となる。そして、この液晶型表示
装置の設定制御を図柄表示装置に設けられる図柄表制御
基板によって行うことにより、該図柄制御基板を設定制
御する主制御基板の負担が減少し、遊技機における作動
効率が向上する。又、前記図柄表示装置にはバックライ
トを設け、その作動も液晶型表示装置と同様に図柄表示
制御基板でもって行うことから、多様化する図柄の表示
を鮮明に表示できることになる。このように、表示され
る図柄が多彩で且つ鮮明であればある程遊技者の目を引
くことから、集客力が向上すると共に遊技者は表示され
る図柄を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1a,b,c】本発明の一実施の形態におけるパチ
ンコ遊技機の遊技盤正面図である。
【図2】本遊技機における裏面図である。
【図3】本遊技機における遊技球の遊技盤裏面における
流出経路及び各種スイッチ類やソレノイド類等の配置状
態を示した図である。
【図4】本遊技機における制御基板等の接続を示したブ
ロック図である。
【図5】本遊技機における作動を示したフローチャート
である。
【図6】図5における条件装置の作動を示したフローチ
ャートである。
【図7】普通図柄表示装置の図柄表示に係る制御回路の
ブロック図である。
【図8】特別図柄表示装置の図柄表示に係る制御回路の
ブロック図である。
【図9】初期設定処理モジュール「INT PRC」の
フローチャートである。
【図10】メイン処理モジュール「MAIN」のフロー
チャートである。
【図11〜図12】乱数作成1処理モジュール「RND
PRC1」のフローチャートである。
【図13】メイン処理2モジュール「MAIN 90」
のフローチャートである。
【図14〜図15】飾りLED表示処理モジュール「P
PA OUT」のフローチャートである。
【図16】LCDデータ送信モジュール「PPD OU
T」のフローチャートである。
【図17】特別図柄処理モジュール「GM SET」の
フローチャートである。
【図18】スキャン処理モジュール「SCAN PR
C」のフローチャートである。
【図20〜図29】アイドリング中処理モジュール「G
IDLPRC」のフローチャートである。
【図30〜図31】図柄変動中処理モジュール「GZH
ENPRC」のフローチャートである。
【図32〜図34】図柄変動後ディレイ処理モジュール
「GHDLYPRC」のフローチャートである。
【図35】大当たりデモ処理モジュール「GBDENP
RC」のフローチャートである。
【図36】大当たり休止中処理モジュール「GBCLS
PRC」のフローチャートである。
【図37】大当たり終了ディレイ処理モジュール「GB
DLYPRC」のフローチャートである。
【図38〜図39】普通アイドリング処理モジュール
「NIDOLPRC」のフローチャートである。
【図40〜図41】普通図柄変動処理モジュール「NZ
HENPRC」のフローチャートである。
【図42】普通電動役物休止処理モジュール「NCLS
PRC」のフローチャートである。
【図44〜図45】スキャン1,2処理モジュール「A
TK SCN」のフローチャートである。
【図46】スキャン3処理モジュール「THRY SC
N」のフローチャートである。
【図47】スキャン4処理モジュール「L7SG SC
N」のフローチャートである。
【図48】スキャン5処理モジュール「H7SG SC
N」のフローチャートである。
【図49】スキャン6処理モジュール「DHRY SC
N」のフローチャートである。
【図50】スキャン7処理モジュール「HKZR SC
N」のフローチャートである。
【図51】スキャン8処理モジュール「SID SC
N」のフローチャートである。
【図52〜図53】乱数作成2処理モジュール「RND
PRC2」のフローチャートである。
【図54】特別ゲーム状況及びJOB時間設定処理モジ
ュール「RST30H」のフローチャートである。
【図55】エラーOFF処理モジュール「ERROF
P」のフローチャートである。
【図56】中図柄停止番号セットモジュール「ZGRA
SET」のフローチャートである。
【図57〜図58】リーチ条件選択処理モジュール「R
CH SPT」のフローチャートである。
【図59〜図72】図柄変動コマンド処理モジュール
「GZ HEN」のフローチャートである。
【図73】特別図柄用JOB時間1減算処理モジュール
「GTMR P」のフローチャートである。
【図74】普通図柄用JOB時間1減算処理モジュール
「NTMR P」のフローチャートである。
【図75】リーチチェック処理モジュール「RCH C
HK」のフローチャートである。
【図76】普通図柄変動後設定処理モジュール「NCL
S 10」のフローチャートである。
【図77】普通図柄設定処理モジュール「NCLS 2
0」のフローチャートである。
【図78】RAMデータ1加算処理モジュール「RST
10H」のフローチャートである。
【図79】確率状態チェック処理モジュール「RST2
8H」のフローチャートである。
【図80】2バイトテーブルデータ取得処理モジュール
「RST38H」のフローチャートである。
【図81】エラーチェック処理モジュール「ERR C
HK」のフローチャートである。
【図82】大当たりチェック処理モジュール「ATR
CHK」のフローチャートである。
【図83】色判定処理モジュール「CLR PRC」の
フローチャートである。
【図84】図柄動作更新処理モジュール「INCJO
B」のフローチャートである。
【図85】2バイトデータ取得処理モジュール「RST
18H」のフローチャートである。
【図86】1バイトテーブルデータ取得処理モジュール
「RST20T」のフローチャートである。
【符号の説明】
2 特別図柄表示装置 2e 特別図柄制御基板 2f 特別図柄表示基板 10 遊技盤 24 普通図柄表示装置 24e 普通図柄表示装置基板 62 主制御基板 90 TFT−LCDモジュール 91 バックライト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられる始動入賞口への遊
    技球の落入により図柄変動する図柄表示装置を備えるパ
    チンコ遊技機において、前記図柄表示装置には液晶型表
    示装置と該液晶型表示装置を補助するバックライトとが
    備えられ、前記図柄表示装置の図柄変動時及び図柄停止
    時には該液晶型表示装置とバックライトを制御して図柄
    を表示する図柄表示装置制御手段を備えることを特徴と
    するパチンコ遊技機における制御処理装置。
JP11090301A 1999-03-30 1999-03-30 パチンコ遊技機における制御処理装置 Pending JPH11313946A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5925377B1 (ja) * 2015-11-12 2016-05-25 山佐株式会社 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5925377B1 (ja) * 2015-11-12 2016-05-25 山佐株式会社 遊技機

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