JPH11313484A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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Publication number
JPH11313484A
JPH11313484A JP10134481A JP13448198A JPH11313484A JP H11313484 A JPH11313484 A JP H11313484A JP 10134481 A JP10134481 A JP 10134481A JP 13448198 A JP13448198 A JP 13448198A JP H11313484 A JPH11313484 A JP H11313484A
Authority
JP
Japan
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switching
power supply
transistor
main transistor
switching power
Prior art date
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Pending
Application number
JP10134481A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Inoue
信之 井上
Yoshikazu Hamaya
佳和 濱谷
Yasuki Takeda
泰樹 武田
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子のターンオン/オフ時にお
けるスイッチング損失を低減できるスイッチング電源装
置を提供する。 【解決手段】 直流電源2に接続されたトランス3の1
次側に流れる電流をスイッチングする主トランジスタ5
を備えてなるスイッチング電源において、上記主トラン
ジスタ5の駆動回路に遅延回路Tを設け、この遅延回路
Tにより上記主トランジスタ5のターンオンのタイミン
グを遅延させることを特徴とする。これにより、主トラ
ンジスタ5のターンオン時に、コレクタ−エミッタ電圧
CEが印加された状態でコレクタ電流IC が流れるのを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチング電
源装置に関し、より詳細には、スイッチング電源のスイ
ッチングロスを低減させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器のリモコンなどにおいて給湯温度
の表示等に用いられる蛍光表示管の電源回路として、従
来より、たとえば図3(a) に示すような公知のRCC方
式(Ringing Choke Converter)のスイッチング電源が用
いられている。
【0003】この図3(a) に示すスイッチング電源回路
は、直流電源(図示例ではDC13.5V)2の両端子
間にトランス3の1次巻線4を介してスイッチング用の
トランジスタ5(以下、主トランジスタ)が接続される
ことにより構成されている。具体的には、直流電源2の
一方の端子に接続される上記1次巻線4と上記主トラン
ジスタ5のコレクタとが接続される一方、主トランジス
タ5のエミッタが上記直流電源2の他方の端子に接続さ
れている。
【0004】そして、この主トランジスタ5のコレクタ
とエミッタ間には、主トランジスタ5のターン・オフ時
のスイッチング損失を低減するためのコンデンサ6が設
けられている。
【0005】また、主トランジスタ5のベースには、主
トランジタ5の駆動回路としてトランジスタ7が接続さ
れ、このトランジスタ7がオン状態の時にトランジスタ
7のエミッタから供給される電流により主トランジスタ
5が駆動されるように構成されている。
【0006】一方、このトランジスタ7のベースは、抵
抗8を介して上記直流電源2と接続されており、この抵
抗8を介して直流電源2からトランジスタ7の駆動電流
が供給される。また、トランジスタ7のコレクタには、
抵抗9が接続される一方、エミッタ側にも抵抗10が接
続され、さらにトランジスタ7のベースとエミッタの間
にはダイオード11が接続されている。
【0007】一方、トランス3の2次巻線12,13
は、図示例ではそれぞれ交流(AC40V)と、直流
(DC20V)の出力を得るように構成されており、各
2次巻線12,13の出力端子が負荷を構成する蛍光表
示管1に接続されている。
【0008】なお、蛍光表示管1の直流電源となる2次
巻線13の側には、整流用のダイオード14が直列に配
されるとともに、平滑用のコンデンサ18が並列に接続
されている。そして、整流用ダイオード14の両端に
は、コンデンサ15および抵抗16と、出力安定化用の
ツェナーダイオード17が並列に接続され、これらが上
記トランジスタ7のベースに接続されている。
【0009】次に、この図3(a) に示すスイッチング電
源回路の動作を説明する。まず、電源が投入されると、
抵抗8を介してトランジスタ7のベースに電流が流れト
ランジスタ7がオンとなり、これにともなって主トラン
ジスタ5もオンとなって主トランジスタ5にコレクタ電
流IC が流れ、トランス3の1次巻線4に電流が流れ
る。
【0010】この時、トランス3の2次側は逆極性であ
るため、ダイオード14は通電せずトランス3にエネル
ギーが蓄積される。なお、その際、トランジスタ7がオ
ンとなると抵抗9およびトランジスタ7を介して主トラ
ンジスタ5のベースに電流が流れるので、主トランジス
タ5はさらに深くオンし、コレクタ電流IC は一次関数
的に増加する。
【0011】一方、トラジスタ5のコレクタ電流IC
増加するにつれて主トランジスタ5のベース電流IB
不足状態となり、一定期間経過後に主トランジスタ5は
オフに移行する(ターンオフ)。主トランジスタ5がオ
フに移行すると、トランス3の各巻線4,12,13に
は逆起電力が発生し、その結果、ダイオード14が通電
状態となり、トランス3に蓄積されたエネルギーはコン
デンサ18に移る。
【0012】またこれと同時に、抵抗16およびコンデ
ンサ15に電流が流れ、このトランス2次側からの電流
によって直流電源2から抵抗8を介してトランジスタ7
のベースに流れる電流が打ち消される。そのため、トラ
ンジスタ7はオフ状態となり、主トランジスタ5のオフ
状態が継続される。
【0013】そして、トランス3のエネルギーがすべて
コンデンサ18に移った時点で、上記トランス2次側か
らトランジスタ7に流れる電流がなくなるため、トラン
ジスタ7が再びオン状態となり、その結果、主トランジ
スタ5もオン状態となる(ターンオン)。
【0014】このように、従来のスイッチング電源回路
では、主トランジスタ5がオン/オフ動作を繰り返し、
トランス3の2次側、特に図示例では巻線13側に誘起
される交流出力を整流・平滑して直流出力を得ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す従来のスイッチング電源回路では、トランジスタ5
のスイッチング動作時に図3(b) または図4(d) に示す
ようなスイッチングロスがあり、これにともなって主ト
ランジスタ5の発熱やスイッチングノイズが発生するな
どの問題がありその改善が望まれていた。
【0016】図4は、主トランジスタ5のターンオン/
オフ時における該主トランジスタ5各部の電圧・電流波
形を示している。具体的には、図4(a) はコレクタ−エ
ミッタ間の電圧(VCE)を、図4(b) はコレクタ電流
(IC )を、図4(c) はベース−エミッタ間の電圧(V
BE)を、図4(d) は電力損失(P)をそれぞれ示してい
おり、スイッチングロスは図中の符号d1 およびd2
示している。
【0017】この図4からも明らかなように、従来のス
イッチング電源におけるスイッチングロスは、主トラン
ジスタ5のターンオン/オフ時における短時間の過渡状
態下においてコレクタ電流IC が流れながらコレクタ−
エミッタ電圧VCEが印加されることにより生じていた。
なお、図中に符号aで示す部分は、ターンオン時にスイ
ッチング損失低減用のコンデンサ6の放電電流を示して
おり、また、符号t1で示す部分は主トランジスタ5の
ベース電流が0になってからターンオフするまでの時
間、つまり蓄積時間を示している。
【0018】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、スイッチ
ング素子のターンオン/オフ時におけるスイッチング損
失を低減できるスイッチング電源装置を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係るスイッチング電源装置は、
少なくとも直流電源に接続されたトランスの1次側に流
れる電流をスイッチングするスイッチング素子を備えて
なるスイッチング電源において、上記スイッチング素子
の駆動回路に遅延回路を設け、この遅延回路により上記
スイッチング素子のターンオンのタイミングを遅延させ
ることを特徴とする。
【0020】すなわち、この請求項1の発明は、たとえ
ば図1(図1は後述する遅延回路Tを除き図3のスイッ
チング電源と同様の構成を備える)に示すように、スイ
ッチング素子(主トランジスタ5)の駆動回路(主トラ
ンジスタ5のベースドライブ回路)に抵抗19およびコ
ンデンサ20で構成される遅延回路(時定数回路)を設
けたものであり、これによって、主トランジスタ5がタ
ーンオンするタイミングを遅延させている。換言すれ
ば、このスイッチング電源がターンオンするタイミング
は、上述したように、従来の構成では2次巻線13から
帰還される電流が無くなる時点とされているが、本発明
ではこの遅延回路を設けたことにより、図2の符号t2
に示すように、主トランジスタ5のコレクタ電流IC
立ち上がり時間を従来より時間t2 だけ遅らせている。
【0021】そして、本発明の請求項2に記載されたス
イッチング電源装置は、上記請求項1に記載されたスイ
ッチング電源装置において、上記スイッチング素子がタ
ーンオフする際に該スイッチング素子に印加される電圧
を充電する容量性素子を備え、この容量性素子により前
記スイッチング素子に印加される電圧の上昇を遅延させ
ることを特徴とする。
【0022】すなわち、主トランジスタ5に印加される
電圧を充電する容量性素子として従来より上記コンデン
サ6が存在しているが、この請求項2に記載された発明
は、このコンデンサ6に対して積極的に主トランジスタ
5に印加されるコレクタ−エミッタ間の電圧上昇を遅ら
せる機能を付与するものである。そのため、この請求項
2の発明では、従来のコンデンサ6よりも静電容量の大
きいコンデンサが用いられ、そうすることによって図2
(a) の符号Bに示すように、ターンオフ時におけるコレ
クタ−エミッタ電圧VCEの上昇の傾きを緩やかにするも
のである。
【0023】また、本発明の請求項3に記載されたスイ
ッチング電源装置は、上記請求項2に記載されたスイッ
チング電源装置において、上記スイッチング素子のター
ンオンのタイミングの遅延により、この遅延時間中に、
上記容量性素子と上記トランスの1次側との直列共振に
よって上記スイッチング素子に印加される電圧を降圧さ
せることを特徴とする。
【0024】すなわち、この請求項3に記載された発明
は、ターンオン時のコレクタ電流Ic の立ち上がりを遅
延させたことにともっなって、この遅延時間中にコレク
タ−エミッタ電圧VCEを直列共振により、図2(a) の符
号Cに示すように0Vに近似するように降圧させるもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスイッチング
電源装置の一実施形態を図1および図2に基づいて説明
する。なお、図1に示すスイッチング電源装置は、上記
図3(a) に示すスイッチング電源と同様、給湯器のリモ
コンなどにおける蛍光表示管1の電源回路を示してお
り、上述した図3(a) のものと構成が共通する部分につ
いては説明を省略する。
【0026】図1(a) に示すスイッチング電源装置は、
主トランジスタ5の駆動回路に遅延回路Tを設けたもの
である。この遅延回路Tは、具体的には抵抗19とコン
デンサ20とで構成される時定数回路であり、この回路
の時定数によって後述するようにトランジスタ7のオン
動作ならびに主トランジスタ5のターンオンを遅延させ
ている。
【0027】また、これにともなって本発明では、主ト
ランジスタ5のコレクタ−エミッタ間に接続されるコン
デンサ(容量性素子)6として、従来のものより静電容
量の大きいコンデンサが使用されている。
【0028】そこで次に、この図1に示すスイッチング
電源装置の動作について説明する。
【0029】(1) まず、電源が投入されると、抵抗8お
よび抵抗19を通じてトランジスタ7のベースに電流が
流れトランジスタ7がオンとなる。これにともなって主
トランジスタ5のベースにも電流が流れ、主トランジス
タ5がオンとなる。これにより、主トランジスタ5にコ
レクタ電流IC が流れ、トランス3の1次巻線4に電流
が流れる。
【0030】この時、2次側巻線12,13は、上記1
次巻線4とは逆極性であるため、2次巻線13に接続さ
れているダイオード14には電流は流れず、1次巻線4
に供給されたエネルギはトランス3に蓄積される。ま
た、同時に本実施形態では、2次巻線13側に設けられ
たコンデンサ15、抵抗16および抵抗19の経路でト
ランジスタ7のベースに電流が流れ、トランジスタ7の
ベース電流に加算される。なお、2次巻線12の側は交
流出力とされているため、2次巻線12に誘起された逆
極性の電圧はそのまま蛍光表示管1に出力される。
【0031】(2) 主トランジスタ5がオン状態となる
と、この主トランジスタ5に流れるコレクタ電流IC
図2(b) に示すように1次関数的に上昇を開始する。そ
のため、コレクタ電流IC が増加するにつれ主トランジ
スタ5のベース電流が不足状態となり、ある期間を経過
すると主トランジスタ5はオフ状態に移行する(ターン
オフ)。
【0032】この時、本実施形態では、コンデンサ6と
して従来のものより大容量のコンデンサが用いられるの
で、主トランジスタ5のターンオフにともなうコレクタ
−エミッタ電圧VCEの上昇は、図2(a) の符号Bで示す
ように、従来の場合よりゆるやかに上昇する。
【0033】(3) そして、主トランジスタ5がオフ状態
となると、トランス3の巻線12,13には逆起電力が
発生し、2次側巻線13のダイオード14が通電状態と
なる。これにより、トランス3に蓄積されたエネルギは
放出され、トランス3に蓄積されたエネルギはコンデン
サ18に移行される。
【0034】また、これと同時に抵抗16およびコンデ
ンサ15に電流が流れ、これが抵抗8および抵抗19を
経てトランジスタ7のベースに流れる電流を打ち消すた
め、トランジスタ7がオフ状態となり、主トランジスタ
5のオフ状態が持続される。
【0035】(4) 一方、トランス3のエネルギ放出が全
て終わると、上記抵抗16およびコンデンサ15を経由
する電流がなくなる。これにより、トランジスタ7に再
びベース電流が流れ、トランジスタ7および主トランジ
スタ5が再びオン状態となる(ターンオン)。
【0036】このターンオンの際、本発明では、主トラ
ンジスタ5を駆動するトランジスタ7のベース側に抵抗
19とコンデンサ20とで構成される時定数回路が設け
られているので、上記抵抗16,コンデンサ15を経由
する電流が停止してから、主トランジスタ5がオンする
までに時間t2 (遅延時間)だけの遅れがでる。
【0037】その一方、このターンオンの遅れにより、
トランス3の1次巻線4と上記スイッチング損失低減用
のコンデンサ6とが直列共振するため、主トランジスタ
5のコレクタ−エミッタ間の電圧VCEは、図2(a) の符
号Cに示すように0V近くまで降下することとなる。
【0038】以上のように、本発明では主トランジスタ
5のターンオンを遅延させるとともに、主トランジスタ
5のコレクタ−エミッタ電圧VCEの立ち上がりおよび立
ち下がりを変化させたことにより、ターンオン/オフ時
のスイッチングロスが以下のように低減される。
【0039】ターンオフ時:本発明では、主トランジス
タ5のコレクタ−エミッタ間に接続されるコンデンサ6
が、上述したように従来のものより静電容量の大きいも
のが用いられているため、ターンオフ時に現れる主トラ
ンジスタのコレクタ−エミッタ電圧VCEは、図2(a) の
符号Bで示すように、従来のもの(図4(a) の符号b 参
照)よりゆるやかに上昇することとなる。
【0040】そのため、ターンオフ時におけるコレクタ
電流IC とコレクタ−エミッタ電圧VCEの重なり(IC
が流れた状態でVCEが印加される状態)は小さくなり、
その結果、ターンオフ時の電力損失は、図2(d) の符号
1 に示すように、従来の場合(図4(d) の符号d1
照)に比べて少なくなる。
【0041】ターンオン時:一方、ターンオン時につい
ては、上述したように、遅延回路Tによって主トランジ
スタ5のコレクタ電流IC の立ち上がりが遅延されると
ともに、その間に生じるトランス3の1次側巻線4とコ
ンデンサ6との直列共振により、主トランジスタ5のコ
レクタ−エミッタ電圧VCEは、図2(a) 符号Cに示すよ
うに0V付近まで減少される。
【0042】そのため、ターンオン時におけるコレクタ
電流IC とコレクタ−エミッタ電圧VCEの重なり(IC
が流れた状態でVCEが印加される状態)は、図2(d) の
符号D2 に示すように殆どないまでに減少され、従来の
もの(図4(d) の符号d2 参照)に比べスイッチングロ
スを少なくすることができる。
【0043】なお、上述した実施形態はあくまでも、本
発明の好適な実施形態を示すものであって、本発明はこ
れに限定されることなく、その範囲内で種々設計変更可
能である。
【0044】たとえば、上記実施形態では、スイッチン
グ電源装置を蛍光表示管1の電源として使用したが、本
発明のスイッチング電源装置は、たとえばリモコンの制
御用電源として用いるなど、上記実施形態とは異なる負
荷の電源として使用することが可能である。また、上記
実施形態では、トランス3の出力側には、交流出力回路
が設けられているが、これについてももちろん省略する
ことができるし、整流平滑回路を設けて直流電源とする
ことも可能である。
【0045】さらに、上記実施形態では、スイッチング
素子としてトランジスタを用いたが、もちろん他のスイ
ッチング素子を用いることができ、また、上記実施形態
ではトランス3の2次側から電流を帰還させる回路が設
けられているが、このような回路を持たない他の形態の
スイッチング電源にも応用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のスイッチ
ング電源装置によれば、スイッチング素子の駆動回路に
遅延回路を設け、この遅延回路によりスイッチング素子
のターンオンのタイミングを遅延させているので、スイ
ッチング素子のターンオン時のスイッチングロスを軽減
することができる。
【0047】また、スイッチング素子に印加される電圧
を充電する容量性素子を備え、この容量性素子によりス
イッチング素子に印加される電圧の上昇を遅延させてい
るので、スイッチング素子のターンオフ時においてもス
イッチングロスを軽減することができる。
【0048】しかも、スイッチング素子のターンオンの
遅延により、この遅延時間中に、上記容量性素子とトラ
ンスのコイルとの直列共振によって前記スイッチング素
子に印加される電圧を0Vに近似させているので、上記
遅延回路と相まって、ターンオン時のスイッチングロス
の殆どをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチング電源装置の概略構成
およびその動作を説明するものであって、図1(a) はそ
の回路図を、また図1(b)はターンオン/オフ時のスイ
ッチングロスを示している。
【図2】本発明に係るスイッチング電源装置の主トラン
ジスタ各部の電圧・電流波形を示す説明図である。
【図3】従来のスイッチング電源装置の概略構成および
その動作を説明するものであって、図3(a) はその回路
図を、また図3(b)はターンオン/オフ時のスイッチン
グロスを示している。
【図4】従来のスイッチング電源装置の主トランジスタ
各部の電圧・電流波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 蛍光表示管 2 直流電源 3 トランス 4,12,13 トランスの巻線 5 主トランジスタ(スイッチング素
子) 6 コンデンサ(容量性素子) 19 抵抗(遅延回路) 20 コンデンサ(遅延回路) T 遅延回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも直流電源に接続されたトラン
    スの1次側に流れる電流をスイッチングするスイッチン
    グ素子を備えてなるスイッチング電源において、 前記スイッチング素子の駆動回路に遅延回路を設け、こ
    の遅延回路により前記スイッチング素子のターンオンの
    タイミングを遅延させることを特徴とするスイッチング
    電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング素子がターンオフする
    際に該スイッチング素子に印加される電圧を充電する容
    量性素子を備え、 この容量性素子により前記スイッチング素子に印加され
    る電圧の上昇を遅延させることを特徴とする請求項1に
    記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング素子のターンオンのタ
    イミングの遅延により、この遅延時間中に、前記容量性
    素子と前記トランスの1次側との直列共振によって前記
    スイッチング素子に印加される電圧を降圧させることを
    特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
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