JPH1131342A - 光磁気記録方式 - Google Patents

光磁気記録方式

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JPH1131342A
JPH1131342A JP18210797A JP18210797A JPH1131342A JP H1131342 A JPH1131342 A JP H1131342A JP 18210797 A JP18210797 A JP 18210797A JP 18210797 A JP18210797 A JP 18210797A JP H1131342 A JPH1131342 A JP H1131342A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
magneto
optical recording
information
recording
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18210797A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Takahashi
照生 孝橋
Yasuto Tanaka
靖人 田中
Hiroyuki Awano
博之 粟野
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Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH1131342A publication Critical patent/JPH1131342A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁界変調型の光磁気記録で、記録マークが隣
接トラックからの漏れ磁界の影響を受けない方式を提供
すること。 【解決手段】 隣接トラックの磁化が一方向を向いてい
る際はそこからの漏れ磁界の分をあらかじめ補正してオ
フセット5をつけた磁界をヘッドが作り出し、隣接トラ
ックの磁化状態に応じて印加磁界を調節するようにす
る。また、初期化状態、記録状態の両方において、同じ
磁化方向を持つ領域を小さくする状態を基本とすること
により、漏れ磁界自体を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録方式に
関し、特にレーザー光を集光し昇温させ、同時に外部よ
り情報に応じた交番磁界を印加して情報を記録する光磁
気記録に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に従来の磁界変調方式の光磁気記録
マークを示す。この方式では記録トラック1における光
照射によって形成される温度分布と磁界の強さによっ
て、試料面垂直方向の磁化成分を持つ記録マーク形状が
決定される。つまり記録トラック1への隣接トラック2
からの反磁界と、磁気ヘッドからの磁界の合計がマーク
形状の決定に重要となる。図1の場合、磁気ヘッドから
の磁界の大きさが正負で同じであるならば、隣接トラッ
ク2からの反磁界の分だけ、隣接トラックと同じ磁化方
向をもつ記録マーク3が小さく、隣接トラックと逆の磁
化方向をもつ記録マーク4が大きく書ける。しかしその
差は、現在製品化が予定されている0.2 mm以上の記録マ
ーク長ではほとんど無視できる程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、隣
接トラックからの漏洩磁界の影響を無視して記録時の印
加磁界を設定していたため、隣接トラックからの漏洩磁
界が大きい時は磁化方向によって記録マーク形状が異な
るという点で問題がある。現在製品化が予定されている
0.2 mm以上の記録マーク長ではほとんど無視できる程度
であるが、高密度化が進み、記録マーク長が0.2 mm以下
になると、隣接トラックからの反磁界の影響による、記
録マーク形状の揺らぎが無視できなくなってくる(図
2)。すなわち隣接トラックと同じ磁化方向をもつ記録
マーク3が小さく、逆の磁化方向をもつ記録マーク4が
大きく書け、かつ記録マークのトラック垂直方向の長さ
も違うため記録マーク3の両端で前後の記録マーク4が
つながるような現象も見られるようになる。これは出力
信号の低下や読み込み時のエラーを増やすという点で、
高密度化が進んだときの問題点となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題解
決のために、隣接トラックの磁化状態に応じて印加磁界
を調節するようにした。図3にその印加磁界の時間変化
を示す。隣接トラックの磁化が一方向を向いている際は
そこからの漏れ磁界の分をあらかじめ補正してオフセッ
ト5をつけた磁界をヘッドが作り出すようにする。隣接
トラックからの漏れ磁界の大きさの探知方法の1例を図
4に示す。ここではディスク6のトラック方向を含む断
面図で見ている。レーザービーム7や印加磁界ヘッド8
に先行して、MRヘッド、ホール素子等からなる磁界セ
ンサー9を装備し、そこで探知した磁場の大きさをオフ
セット5にフィードバックさせる。他の例を図5に示
す。初期化した領域等磁化が一方向を向いている領域が
長く続き漏れ磁界の大きいトラックは、その旨が解るよ
うにそのトラック、もしくはその隣接トラックに、磁化
が一方向を向いている領域の最初と終わりにマーカー1
0を記録しておき、記録時はそのマーカーを確認してか
ら記録するようにする。これにより図2のような記録マ
ークの磁化の向きによる記録マーク形状の違いは解消さ
れ、図6に示すように等しい大きさの記録マークが形成
される。
【0005】別の手段として、同じ方向に磁化する領域
を極力小さくする方式も有効である。例えば初期化され
た状態においても、互い違いに領域の磁化を反転させた
状態を基本とし(図8)、アドレス等の情報は同じ方向
に磁化する領域を若干大きくすることによって情報とす
る。これにより、漏れ磁界の影響はほとんどなくなり、
記録マークの磁化の向きによるマークサイズの違いは解
消され、等しい大きさの記録マークが形成される。記録
状態においても同様に同じ方向に磁化する領域が大きく
ならないような情報の記録方式にする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図を用いて本発明の実施例を
示す。
【0007】図3に本発明によって得られる、隣接トラ
ックからの漏れ磁界が大きい際の記録用交番磁界の様子
を示す。隣接トラックからの漏れ磁界の大きさをあらか
じめ測定しておき、それに応じて記録磁界にオフセット
5を設ける。これにより、図6に示すようにどちらの向
きの記録マークも大きさが等しく記録できる。
【0008】図4に本発明によって得られる、隣接トラ
ックからの漏れ磁界の大きさの探知方法の実施例であ
る。ここではディスク6のトラック方向を含む断面図で
見ている。レーザービーム7や印加磁界ヘッド8に先行
して、MRヘッド、ホール素子等からなる磁界センサー
9を装備し、記録時にそこで探知した磁場の大きさによ
って記録用交番磁界のオフセット5にフィードバックさ
せる。
【0009】図5は本発明によって得られる、初期化し
た領域等磁化が一方向を向いている領域が長く続き漏れ
磁界の大きいトラックを判別できるような記録法の実施
例である。磁化が一方向を向いている領域が長く記録す
るときは、その旨が解るようにその記録トラック1もし
くはその隣接トラック2に、磁化が一方向を向いている
領域の始まりと終わりにマーカー10を記録しておく。
その後隣接トラック2に記録する時は、マーカー10を
確認し、記録トラック1からの漏洩磁界の分を記録用交
番磁界のオフセット5で調節する。
【0010】図7は本発明によって得られる記録媒体上
の記録磁区形状の評価方法の実施例である。ここでは図
4同様の断面図で見ている。記録媒体は磁気超解像方式
(ヨシムラ他、アイトリプルイー・トランサクション・
オン・コンスーマー・エレクトロニクス、38巻(1992)
第660頁〜第665頁(Yoshimura, et al., IEEETra
nsaction on Consumer Electronics Vol. 38(1992), pp
660-665)、で再生できるよう、再生層11と記録層1
2から構成されている。通常の再生パワー以上でレーザ
ー7を照射すると、再生層には多数の記録マークが転写
される。この時の再生層から観測される出力信号から得
られる信号値の平均値が0になれば磁化方向による記録
マークの形状の違いは無視できると思って良い。上記の
状態になるよう、記録用交番磁界を調節する。
【0011】図8は本発明によって得られる記録媒体の
初期化された状態を示す。このように初期化された状態
を記録状態と同様、同じ磁化方向の領域を小さくするこ
とにより、隣接トラックへの漏れ磁界の影響を少なくす
ることができる。アドレス等の情報は同じ方向に磁化す
る領域を若干大きくすることによって情報とする。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
隣接トラックからの漏れ磁界の影響を反映しないマーク
を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現在製品化されている密度での磁界変調型光磁
気記録における記録状態を示す図。
【図2】現在より更に高密度化が進み、記録マーク長が
短くなり、隣接トラックからの漏れ磁界の影響を受けて
しまっている記録磁区形状を示す図。
【図3】本発明による、隣接トラックからの漏れ磁界を
補正している記録用交番磁界を示す図。
【図4】本発明による、隣接トラックからの漏れ磁界の
大きさの探知方法の実施例を示す図。
【図5】本発明による、初期化した領域等磁化が一方向
を向いている領域が長く続き、漏れ磁界の大きいトラッ
クのマーカーの付け方の実施例を示す図。
【図6】本発明による、隣接トラックからの漏れ磁界を
補正していた記録用交番磁界を用いた記録磁区形状を示
す図。
【図7】本発明による、隣接トラックからの漏れ磁界を
補正していた記録用交番磁界を用いた記録磁区形状の評
価方法の実施例を示す図。
【図8】本発明による、漏れ磁界を小さくするために同
じ磁化方向を持つ領域を極力小さくしている初期化状態
の実施例を示す図。
【符号の説明】
1…記録しているトラック、2…隣接トラック、3…隣
接トラックと同じ磁化方向をもつ記録マーク、4…隣接
トラックと逆の磁化方向をもつ記録マーク、5…隣接ト
ラックからの漏れ磁界の大きさを補正する記録磁界のオ
フセット、6…ディスク、7…レーザービーム、8…印
加磁界ヘッド、9…磁界センサー、10…マーカー、1
1…再生層、12…記録層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 靖人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 粟野 博之 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し昇温
    させ、情報に応じた交番磁界を印加して情報を記録する
    光磁気記録方式において、隣接トラックからの漏洩磁界
    を相殺するように記録用交番磁界を調節することを特徴
    とする光磁気記録方式。
  2. 【請求項2】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、光磁気記録
    を行う場合、ディスクの情報記録層の磁化状態を一方向
    に揃えて初期化し、記録用交番磁界により初期化と逆方
    向にバイアス磁界を印加して記録マークの形状を調節す
    ることを特徴とする光磁気記録方式。
  3. 【請求項3】上記バイアス磁界は、磁気超解像方式での
    再生パワー以上の高パワーで多数の記録マークを同時に
    読み込んだとき、前記記録マークから観測される出力信
    号から得られる信号値が0になるように記録用交番磁界
    を調節することを特徴とする請求項2に記載の光磁気記
    録方式。
  4. 【請求項4】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、初期化状態
    として、同じ方向に磁化を向けた領域がトラック幅の2
    分の1以下であることを特徴とする光磁気記録方式。
  5. 【請求項5】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、記録状態
    で、隣接トラックへの漏れ磁界の影響が無視できるよ
    う、同じ方向に磁化を向けた領域を小さくすることを特
    徴とする光磁気記録方式。
  6. 【請求項6】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、記録時に、
    同一方向の磁化が所定の長さを超えて記録されることを
    検知した場合、同一方向の磁化が所定の長さを超えて記
    録されることを記録する機能を有することを特徴とする
    光磁気記録方式。
  7. 【請求項7】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、記録時に、
    隣接トラックの情報を読み取り、隣接トラックの情報に
    応じて記録用交番磁界の大きさを変化させることを特徴
    とする光磁気記録方式。
  8. 【請求項8】光磁気記録媒体にレーザー光を集光し光磁
    気記録媒体を昇温させ、情報に応じた交番磁界を印加し
    て情報を記録する光磁気記録方式において、記録時に、
    記録トラックに存在する磁界の向きと大きさを、微小磁
    界測定素子によって測定し、測定した磁界の向きと大き
    さに応じて記録用交番磁界の大きさを変化させることを
    特徴とする光磁気記録方式。
  9. 【請求項9】前記微小磁界測定素子が、ホール素子また
    はMR素子であることを特徴とする請求項8記載の光磁
    気記録方式。
JP18210797A 1997-07-08 1997-07-08 光磁気記録方式 Withdrawn JPH1131342A (ja)

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JP18210797A JPH1131342A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 光磁気記録方式

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JP18210797A Withdrawn JPH1131342A (ja) 1997-07-08 1997-07-08 光磁気記録方式

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JP (1) JPH1131342A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6704250B1 (en) * 1999-04-13 2004-03-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Near-field magneto-optical head having a magnetic sensor
WO2005071668A1 (en) * 2004-01-19 2005-08-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Recording apparatus and method for optimized overwriting

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6704250B1 (en) * 1999-04-13 2004-03-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Near-field magneto-optical head having a magnetic sensor
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Effective date: 20041005