JPH11313401A - 移動ロボットシステムにおける充電管理装置 - Google Patents

移動ロボットシステムにおける充電管理装置

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JPH11313401A
JPH11313401A JP10119088A JP11908898A JPH11313401A JP H11313401 A JPH11313401 A JP H11313401A JP 10119088 A JP10119088 A JP 10119088A JP 11908898 A JP11908898 A JP 11908898A JP H11313401 A JPH11313401 A JP H11313401A
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work
mobile robot
battery
storage state
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JP10119088A
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English (en)
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Akio Fukuyasu
昭夫 福安
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動ロボットの充電式バッテリの蓄電状態を
より正確に把握することができ、作業中にバッテリ切れ
を生じたりすることを防止する。 【解決手段】 移動ロボットは、蓄電状態検出手段によ
り充電式バッテリの蓄電状態を検出し、その蓄電状態情
報を制御局に送信する。このため、制御局では、各移動
ロボットについて、その蓄電状態情報から充電式バッテ
リの残容量をより正確に把握することができる。そし
て、制御局は、把握した充電式バッテリの残容量に基づ
き、充電を必要としているか、通常の作業を指示して良
いのかを判別する。このため、作業途中でバッテリ切れ
を起こしたり、充電ステーションまで自動走行できなく
なったりするという問題の発生を未然に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動ロボットに搭
載された充電式バッテリの蓄電状態を検出し、残容量が
少なくなったとき移動ロボットを充電ステーションに自
動走行させてそのバッテリを充電する移動ロボットにお
ける充電管理装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年のFA(ファクト
リ・オートメーション)化に伴い、移動ロボットシステ
ムを採用することが多くなってきている。この移動ロボ
ットシステムとしては、通常、複数の移動ロボットと、
これら移動ロボットを統括して制御する制御局とからな
り、制御局は、全ての移動ロボットの現在位置や作業中
にあるか否かなどの状態を監視し、無線通信手段により
移動ロボットと交信しながら作業指示を行う。
【0003】移動ロボットは制御局の指示に従い、作業
地点に自動走行してワークの積み降ろしなどの指示され
た作業を行う。この移動ロボットは、通常、充電式バッ
テリを動力源として自動走行したり、ロボット作業を行
ったりするようになっている。このため、移動ロボット
の充電式バッテリについては、定期的に充電する必要が
ある。
【0004】そこで、従来では、制御局が、各移動ロボ
ットについて充電後の経過時間を計測し、その経過時間
が所定時間、例えば60分になると、充電式バッテリの
残容量が少なくなったとして移動ロボットに充電作業を
行う旨の指示する。この際、制御局は、移動ロボットに
最寄りの充電ステーションを指示し、移動ロボットは、
その指示された充電ステーションに自動走行して自己の
受電カップを充電ステーションの給電カップに自動的に
接続し、充電式バッテリに充電するようになっている。
【0005】しかしながら、上記した充電管理方式で
は、充電後の経過時間を計測し、その経過時間により充
電式バッテリの残容量を推定するというものに他ならな
い。このため、移動ロボットの実際の作業が標準的なも
のばかりである場合には良いが、現実には、実際の作業
と標準的な作業との間に軽重の差があるので、経過時間
と充電式バッテリの残容量とは関係のないことが多いと
いう問題があり、特に強作業の場合には、作業の途中で
移動ロボットが停止してしまうことがあるなどの不具合
を生ずる。
【0006】また、充電は時間で制御する場合が多い
が、この充電を一定時間で終了する制御方式では、どの
くらい充電されたかを制御局で推定することは困難で、
移動ロボットが作業中にいわゆるバッテリ切れを起こし
たり、充電ステーションまで自動走行することすらでき
ず、作業者が移動ロボットを充電ステーションまで移動
させねばならなくなったりするなどの不足の事態が発生
する可能性がある。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、移動ロボットの充電式バッテリの蓄電
状態をより正確に把握することができ、作業中にバッテ
リ切れを生じたりするおそれのない移動ロボットシステ
ムにおける充電管理装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、充電ステーションと、搭載された充電
式バッテリを動力源とした複数の移動ロボットと、これ
ら移動ロボットを制御する制御局とを備えた移動ロボッ
トシステムにおいて、前記移動ロボットに、前記充電式
バッテリの蓄電状態を検出する蓄電状態検出手段と、こ
の蓄電状態検出手段により検出された前記充電式バッテ
リの蓄電状態を送信する蓄電状態情報送信手段とを設
け、前記制御局側に、前記蓄電状態情報送信手段から送
信された蓄電状態情報を受信する蓄電状態情報受信手段
と、この蓄電状態情報受信手段により受信された蓄電状
態情報に基づき前記充電式バッテリの充電の要否を判定
する充電判定手段と、この充電判定手段により充電不要
と判定されたとき、前記蓄電状態情報に基づき前記移動
ロボットに指示する作業を選択する作業選択手段と、前
記充電判定手段が充電要と判定したとき前記移動ロボッ
トに充電指示を送信すると共に、前記作業指示手段が作
業を選択したとき、その作業の実行の指示を前記移動ロ
ボットに送信する指示情報送信手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、移動ロボットは、蓄電
状態検出手段により充電式バッテリの蓄電状態を検出
し、その蓄電状態情報を制御局に送信する。このため、
制御局では、各移動ロボットについて、充電式バッテリ
の残容量をより正確に把握することができる。そして、
制御局は、把握した充電式バッテリの残容量に基づき、
作業を指示して良いのか、充電させなければならないの
かを判別するので、作業途中でバッテリ切れを起こした
り、充電ステーションまで自動走行できなくなったりす
るという問題の発生を未然に防止できる。
【0010】また、本発明では、前記制御局側に、前記
移動ロボットのうち、前記充電判定手段が充電要と判定
する時間間隔が所定回連続して短い移動ロボットについ
ては、その移動ロボットに搭載された前記充電式バッテ
リの劣化を判定する劣化判定手段を設けることができ
る。
【0011】充電式バッテリでは、劣化してくると、充
電できる容量が次第に減少してくるので、頻繁に充電し
なければならなくなる。このため、充電要と判定される
時間間隔により、充電式バッテリの劣化を判定すること
ができ、このような劣化判定手段を設けることにより、
充電式バッテリの交換時期が近いことを知ることができ
る。
【0012】本発明では、前記作業選択手段は、前記充
電ステーションに止まって行う作業を含む作業について
は、前記充電ステーションで充電されるまでの作業と前
記蓄電状態情報とに基づいて前記移動ロボットに指示す
る作業として選択するか否かを判断するように構成する
ことができる。
【0013】このように構成すれば、或る移動ロボット
に対して、通常ならば、充電式バッテリの残容量の関係
で実行する旨の指示を発することができない場合でも、
その作業指示を発することができる。つまり、或る移動
ロボットについて、充電式バッテリの残容量が直ちに充
電する程ではないが、或る作業を完了させるには足りな
いという場合、その作業の一部に充電ステーションに止
まって行うことができる作業が含まれているものについ
ては、バッテリの残容量は充電ステーションに移動する
までの作業を完了できる程度あれば良いから、そのよう
な作業については作業指示を発することができるのであ
る。このため、移動ロボットの稼働率を高めることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。移動ロボットシステムは、図7に示
すように、制御局1と、複数台の移動ロボット2とから
構成され、制御局1と移動ロボット2とは、後述のよう
に無線により通信できるようになっている。
【0015】上記複数台の移動ロボット2は、充電式バ
ッテリ3を搭載し、このバッテリ3を動力源として自動
走行したり、ロボット例えばワークを移載するための移
載機(図示せず)を動かしたりするようにしている。そ
して、それら移動ロボット2は、図6に示すように予め
決められた走行路、例えば工場の床面に貼り付けられた
磁気テープに沿って走行するようになっており、その走
行路には適宜の間隔を置いてノードマークが設定されて
いる。
【0016】図5は制御局1の電気的構成を示すもの
で、制御局1全体を統括制御する制御手段としてのCP
U4、CPU4の制御用プログラムなどを記憶したプロ
グラムメモリ5、各種のデータなどを一時的に記憶する
ためのデータメモリ6、作業入力部7、操作用入出力装
置8、地図データ記憶装置9、作業管理データ記憶装置
10、バッテリ管理データ記憶装置11、充電器管理デ
ータ記憶装置12、走行経路管理データ記憶装置13、
移動ロボット2と通信するための通信手段としての無線
通信装置14を備えている。
【0017】上記の作業入力部7は、外部のホストコン
ピュータやプログラマブルコントローラなどに接続さ
れ、それらから、移動ロボット2に負担させるべき作業
を受け付ける。また、操作用入出力装置8は、キーボー
ドやディスプレイなどから構成されており、作業者はこ
の操作用入出力装置8を手動操作して移動ロボット2に
負担させるべき作業を入力したりすることができるよう
になっている。
【0018】そして、CPU4は、作業入力部7或いは
操作用入出力装置8から入力された作業内容を作業管理
データ記憶装置10に記録し、そして、その作業管理デ
ータ記憶装置9から逐次作業内容を読み出して移動ロボ
ット2に作業を行わせると共に、移動ロボット2が実行
中にある作業や移動ロボット2が完了した作業を作業管
理データ記憶装置9に記録する。
【0019】また、地図データ記憶装置9には、図6の
各ノードa〜mの座標データ、作業ステーションのある
ノードであるか、充電ステーションのあるノードである
かなどのノードの識別を示すデータ、各ノードに接続さ
れている他のノードの番号、ノード間の距離、床面に設
けられた充電ステーションS1,S2の給電カップの座
標などが記憶されている。
【0020】バッテリ管理データ記憶装置11には、各
移動ロボット2に搭載されている充電式バッテリ3の充
電履歴、すなわち各移動ロボット2について、充電式バ
ッテリ3に充電が必要と判定した時刻、充電式バッテリ
3の充電完了時におけるプラス端子とマイナス端子との
間の電圧(以下、バッテリ電圧)、一定時間経過毎のバ
ッテリ電圧などが記憶されている。
【0021】充電器管理データ記憶装置12は、充電ス
テーションS1,S2の充電器が現在使用中にあるか、
使用の予約があるかどうかなどのデータが記憶され、ま
た、走行経路管理データ記憶装置13は、各移動ロボッ
ト2の移動経路、現在地などのデータが記憶されてい
る。
【0022】一方、図4は移動ロボット2の電気的構成
を示すもので、移動ロボット2の全体を統括制御する制
御手段としてのCPU15、CPU15の制御用のプロ
グラムなどを記憶したプログラムメモリ16、各種のデ
ータを一時的に記憶するためなどに使用されるデータメ
モリ17、操作用入出力装置18、前述の制御局1の地
図データ記憶装置9と同様のデータを記憶した地図デー
タ記憶装置19、走行制御装置20、移載機制御装置2
1、蓄電状態検出手段としてのバッテリ状態取得装置2
2、制御局1との間で通信を行う通信手段としての無線
通信装置23とを備えている。
【0023】上記操作用入出力装置18は、キーボード
やディスプレイなどから構成されており、ロボットにお
けるティーチングペンダントとしての機能を有し、移載
機の動作を教示したり、作業者が移動ロボット2を直接
動かしたい場合などに、この操作入出力装置18を操作
する。走行制御装置20は、移動ロボット2の走行用モ
ータや操舵装置を制御して制御局1により指令された地
点へ走行するように制御するものであり、また、移載機
制御装置21は、教示された作業内容でワークの積み降
ろしなどを行うための移載機を制御するためのものであ
る。
【0024】移動ロボット2のバッテリ状態取得装置2
2は、充電式バッテリ3の蓄電状態、この実施例ではバ
ッテリ電圧を検出する電圧センサを備えている。ここ
で、充電式バッテリ3にあっては、通常の場合、バッテ
リ電圧と、蓄えている電力量(残容量)とは相関関係が
あるので、バッテリ状態取得装置19からのバッテリ状
態情報、すなわちバッテリ電圧からその充電式バッテリ
3の残容量を精度良く検知できるものである。
【0025】次に上記構成における充電式バッテリの管
理システムについて図1〜図3のフローチャートを参照
しながら説明する。なお、この図1〜図3のフローチャ
ートは、一つの移動ロボット2を対象としたものであ
る。まず、移動ロボット2において、図3のフローチャ
ートに示されているように、CPU15は、バッテリ状
態取得装置19の電圧センサにより検出されたバッテリ
電圧を蓄電状態情報として読み込み(ステップS1)、
その蓄電状態情報を蓄電状態情報送信手段としての無線
通信装置23から送信し(ステップS2)、そして、所
定時間をカウント(ステップS3)してステップS1に
戻るという動作を繰り返す。従って、移動ロボット2か
らは、バッテリ電圧が蓄電状態情報として所定時間、例
えば1分経過毎に送信される。
【0026】一方、制御局1においては、移動ロボット
2から送信された蓄電状態情報は、蓄電状態情報受信手
段としての無線通信装置14により受信され、その受信
された蓄電状態情報はバッテリ管理データ記憶装置11
に記憶される。そして、制御局1は、この蓄電状態情報
に基づいて図1に示すバッテリ管理を行う。
【0027】このバッテリ管理ルーチンにおいて、ま
ず、CPU4は、データメモリ6に記憶されている移動
ロボット2の蓄電状態情報を読み出し、蓄電状態情報で
あるバッテリ電圧から充電式バッテリ3の残容量を検知
する(ステップSA1)。その後、CPU4は、充電式
バッテリ3の充電の要否を判断する(ステップSA2、
充電判定手段)。この充電の要否判定は、検知したバッ
テリ電圧を予め設定された基準電圧と比較することによ
って行われ、バッテリ電圧が基準電圧を越えている場合
には、充電の必要なし判定され、逆にバッテリ電圧が基
準電圧以下の場合には、充電の必要ありと判定される。
この充電判定において、充電の必要なしと判定した場
合、CPU4は充電作業フラグをリセットする動作を行
い(ステップSA3)、次に、現在の充電式バッテリ3
の残容量を演算すると共に、その残容量で処理可能な時
間を演算し(ステップSA7)、リターンとなる。
【0028】バッテリ電圧は、時間の経過に伴って、放
電量により決まる一定の曲線に沿って減少してくるた
め、バッテリ電圧の低下傾向をみれば現在の作業の消費
電力を検知することができ、また、現在のバッテリ電圧
により充電式バッテリ3の残容量を検知することができ
る。移動ロボット2から一定時間毎に制御局1に送信さ
れてくるバッテリ電圧は、バッテリ管理データ記憶装置
11に記憶されているので、CPU4は、そのバッテリ
管理データ記憶装置11から前回までのバッテリ電圧を
読み出し、これと今回のバッテリ電圧を比較して現在行
っている作業の消費電力を演算し、且つ今回のバッテリ
電圧から充電式バッテリ3の残容量を演算する。そし
て、CPU4は、充電式バッテリ3の残容量で現在の作
業を今後何時間行うことができるかを演算し、これを処
理可能時間としてバッテリ管理データ記憶装置11に格
納する。
【0029】ここで、現在の作業の消費電力は、作業管
理データ記憶装置10に作業内容毎にその消費電力を記
憶させておくことにより、作業管理データ記憶装置10
から消費電力を読み出すようにしても良い。また、充電
式バッテリ3の残容量で処理可能な時間は、現在実行中
の作業ばかりでなく、標準的な作業を対象として演算す
るようにしても良いし、具体的にA作業ならば何時間、
B作業ならば何時間というように複数の作業について演
算しておいても良い。
【0030】一方、ステップSA2の充電判定手段にお
いて、充電要と判断した場合、CPU4は、充電作業フ
ラグを「ON」し(ステップSA4)、次いで、今回の
充電要と判定した時刻をバッテリ管理データ記憶装置1
1に格納すると共に、そのバッテリ管理データ記憶装置
11から今回以前の充電要の判定時刻を読み出し、そし
て、その充電要と判断した時間間隔が所定回、例えば5
回連続して所定時間よりも短いか否かを判断する(ステ
ップSA5、劣化判定手段)。
【0031】上記のステップSA5の判断は、移動ロボ
ット2の充電式バッテリ3の寿命が尽きる頃か否かを判
断するためのものである。すなわち、充電式バッテリ3
は、充放電を繰り返すと、次第に劣化して充電できる容
量が減少し、ついには寿命が尽きて充放電できなくな
る。そこで、通常の運転状態において、充電を必要とす
る時間間隔が所定回数連続して短いということは、充電
式バッテリの寿命の尽きる時期が近いと推定されるの
で、充電要と判断した時間的間隔が5回連続して所定時
間よりも短い場合には、充電式バッテリ3の寿命がやが
て尽きると考えられる。
【0032】このような理由から、充電要と判断した時
間間隔が所定回数連続して所定時間よりも短いとき(ス
テップSA5で「YES」)、CPU4は、充電式バッ
テリ3の寿命が近いと判断してその旨の警告を行い(ス
テップSA6)、その後、前述したステップSA7に移
行してリターンとなる。上記のステップSA6における
警告は、表示手段、例えば制御局1の操作用入出力装置
13のディスプレイに例えば「バッテリ寿命」と表示し
たり、ブザー或いは表示ランプなどを動作させることに
よって行われる。
【0033】上記の充電式バッテリ3の劣化判定におい
て、充電要の時間間隔が所定時間よりも短い状態が1回
ではなく、連続して所定回続くことを条件にバッテリ寿
命警告を行う理由は、充電式バッテリ3が過放電した状
態(いわゆるバッテリあがり)となったときには、充電
量が通常時よりも少なく、充電要となるまでの時間間隔
が短い状態が2,3回続くので、バッテリあがりのよう
な場合とバッテリ劣化とを区別するためである。そし
て、ステップSA5において、バッテリあがりのよう
に、充電要の時間間隔が短いが、その連続回数が所定回
数に達していないような場合には、CPU4はステップ
SA5で「NO」と判断し、ステップSA7に移行し
て、リターンとなる。
【0034】以上のようなバッテリ管理処理ルーチンを
終了すると、制御局1のCPU4は、図2の移動ロボッ
ト2の作業管理ルーチンを行う。この移動ロボット2の
作業管理ルーチンにおいて、CPU4は、まず、移動ロ
ボット2と無線通信装置14,23を介して交信し、移
動ロボット2に対して次作業の指示が可能な状態にある
か否かを判断する(ステップSB1)。移動ロボット2
が、例えば走行中に障害物に衝突したり、ワークの移載
時にワークを把持できなかったりしてエラー信号を出し
ている場合、或いは作業者が移動ロボット2を手動操作
で通信範囲外の領域に移動させていたり、移動ロボット
2が自動モードになっていなかったりする場合には、C
PU4は、次作業の指示ができないと判断してリターン
となる。
【0035】次作業の指示が可能と判断した場合、CP
U4は、充電作業フラグが「OFF」になっているか否
かを判断する(ステップSB2)。充電作業フラグが
「OFF」のとき、CPU4は、ステップSB2で「Y
ES」と判断し、次のステップSB3に移行し、移動ロ
ボット2に次の作業を選択(作業選択手段)して作業指
示を出す。ここで、CPU4は、作業管理データ記憶装
置10に記憶されている作業内容から、その作業に必要
な電力量を演算し、バッテリ管理データ記憶装置11に
記憶されている充電式バッテリ3の処理可能時間の方が
その作業の消費電力量を上回っている場合には、その作
業を指示する。
【0036】逆に、充電式バッテリ3の処理可能時間が
次作業に必要な消費電力量以下の場合には、CPU4
は、別の作業を検索し、上述と同様にその作業に必要な
消費電力量と処理可能時間とを比較する。このようにし
て処理可能時間が必要な消費電力量を上回っている作業
を選択し、当該作業の実行の指示を指示情報送信手段と
しての無線通信装置14から移動ロボット2に送信す
る。
【0037】この場合、作業内容によっては、充電ステ
ーションに止まって実行できる作業を含むこともあるの
で、その場合には、作業を全て終了するために要する消
費電力量が移動ロボット2のバッテリ3の残容量を上回
るものであっても、充電ステーションに至るまでに要す
る消費電気量がバッテリ3の残容量以下であるならば、
充電ステーションに至ってから充電しながら作業を進め
ることが可能であるから、CPU4は、その作業を次作
業として選択し、作業指示を移動ロボット2に送信す
る。
【0038】また、ステップSB2において、充電フラ
グが「ON」されていたときには、CPU4は、ステッ
プSB2で「NO」と判断し、ステップSB4に移行し
て指示情報送信手段としての無線通信装置14から充電
作業を行う旨の指示を送信する。このとき、CPU4
は、走行経路管理データ記憶装置13に記憶されている
移動ロボット2の現在位置から、その移動ロボット2に
最も近い充電ステーションを検知すると共に、その充電
ステーションが充電中か充電予約が入っているか否かを
充電器管理データ記憶装置12により検知し、それらを
総合して充電を受けるべき充電ステーションを選択し、
その充電ステーションで充電を受ける旨の指示を併せて
送信する。
【0039】一方、移動ロボット2では、制御局1から
送信されてくる指示情報を指示情報受信手段としての無
線通信装置23により受信する。指示情報が作業指示で
あった場合、CPU15は、指示された作業をデータメ
モリ17に記憶し、走行制御装置20,移載機制御装置
21を制御して指示された地点で作業を実行する。ま
た、指示情報が充電作業指示であった場合には、CPU
15は、指示された充電ステーションに移動ロボット2
を走行させ、そこで充電を受ける。
【0040】このように本実施例によれば、移動ロボッ
ト2がバッテリ電圧を検出し、その電圧情報を制御局1
に送信するので、制御局1では、各移動ロボット2につ
いて、その充電式バッテリ3の残容量をより正確に把握
することができる。そして、制御局1は、把握した充電
式バッテリ3の残容量に基づき、充電を必要としている
か、次の作業を実行できるのかを判別するので、充電ス
テーションまで自動走行できなくなったりするという問
題の発生を未然に防止できる。
【0041】しかも、次の作業指示をする場合、制御局
1では、充電式バッテリ3の残容量に見合った作業を指
示するので、作業途中でバッテリ切れを起こしたり、充
電ステーションまで自動走行できなくなったりするとい
う問題の発生を未然に防止できる。この場合、特に本実
施例では、通常ならば、充電式バッテリの残容量の関係
で実行する旨の指示を発することができない場合でも、
作業の一部を充電ステーションに止まって行うことがで
きるものについては、バッテリの残容量は充電ステーシ
ョンに移動するまでの作業を完了できる程度あれば良い
から、そのような作業については作業指示を発すること
ができるので、移動ロボット2を効率良く稼働させるこ
とができる。
【0042】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、次のような拡張或いは変
更が可能である。バッテリ状態を求めるための蓄電状態
検出手段としては、バッテリ電圧を検出する電圧センサ
に限られない。例えば、充電式バッテリ3のバッテリ電
圧を検出する電圧センサと充放電電流を検出する電流セ
ンサとから構成し、それら電圧センサと電流センサの検
出値により充電時の電力量を演算し、この充電電力量か
ら放電時の電圧センサと電流センサの検出値により求め
た放電電力量を減算することにより、現在の充電式バッ
テリ3の蓄電容量を演算するように構成しても良い。こ
の場合、移動ロボット2から電圧情報と電流情報を制御
局1に送信し、制御局1において充電電力量と放電電力
量とを演算するように構成しても良い。移動ロボット2
としては、ワークの移載作業を行うものばかりでなく、
多関節形のロボットを搭載して組み立て作業などを行う
ものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、バッテリ管理
の内容を示すフローチャート
【図2】移動ロボットの作業管理の内容を示すフローチ
ャート
【図3】バッテリ状態送信処理の内容を示すフローチャ
ート
【図4】移動ロボットの電気的構成を示すブロック図
【図5】制御局の電気的構成を示すブロック図
【図6】移動ロボットの走行路図
【図7】移動ロボットシステムの構成図
【符号の説明】
図中、1は制御局、2は移動ロボット、3は充電式バッ
テリ、4はCPU(充電判定手段、作業選択手段、劣化
判定手段)、14は無線通信装置(蓄電状態情報受信手
段、指示情報送信手段)、15はCPU、22はバッテ
リ状態取得装置(蓄電状態検出手段)、23は無線通信
装置(蓄電状態情報送信手段)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電ステーションと、 搭載された充電式バッテリを動力源とした複数の移動ロ
    ボットと、 これら移動ロボットを制御する制御局とを備えた移動ロ
    ボットシステムにおいて、 前記移動ロボットに、 前記充電式バッテリの蓄電状態を検出する蓄電状態検出
    手段と、 この蓄電状態検出手段により検出された前記充電式バッ
    テリの蓄電状態を送信する蓄電状態情報送信手段とを設
    け、 前記制御局側に、 前記蓄電状態情報送信手段から送信された蓄電状態情報
    を受信する蓄電状態情報受信手段と、 この蓄電状態情報受信手段により受信された蓄電状態情
    報に基づき前記充電式バッテリの充電の要否を判定する
    充電判定手段と、 この充電判定手段により充電不要と判定されたとき、前
    記蓄電状態情報に基づき前記移動ロボットに指示する作
    業を選択する作業選択手段と、 前記充電判定手段が充電要と判定したとき前記移動ロボ
    ットに充電指示を送信すると共に、前記作業指示手段が
    作業を選択したとき、その作業の実行の指示を前記移動
    ロボットに送信する指示情報送信手段とを設けたことを
    特徴とする移動ロボットシステムにおける充電管理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御局側に、前記移動ロボットのう
    ち、前記充電判定手段が充電要と判定する時間間隔が所
    定回連続して短い移動ロボットについては、その移動ロ
    ボットに搭載された前記充電式バッテリの劣化を判定す
    る劣化判定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の移動ロボットシステムにおける充電管理装置。
  3. 【請求項3】 前記作業選択手段は、 前記充電ステーションに止まって行う作業を含む作業に
    ついては、前記充電ステーションで充電されるまでの作
    業と前記蓄電状態情報とに基づいて前記移動ロボットに
    指示する作業として選択するか否かを判断することを特
    徴とする請求項1または2記載の移動ロボットシステム
    における充電管理装置。
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