JP2018116839A - 管理システム、非接触電力供給システム、及び非接触電力供給システムを管理する方法 - Google Patents

管理システム、非接触電力供給システム、及び非接触電力供給システムを管理する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理者が現場に赴くことなく蓄電デバイスの状態を確認する。【解決手段】送電装置2から受電装置3に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システム10と管理サーバ6とを備え、非接触電力供給システム10は、受電装置3により受電された電力を蓄電し、蓄電した電力を無人搬送車5に供給する蓄電デバイス4と、非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、センサにより検知された物理量を、ネットワークNを介して送信する送信部と、を備え、管理サーバ6は、物理量を、ネットワークNを介して受信する受信部と、受信された物理量を記憶する記憶部と、記憶された物理量に基づいて、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出する演算部と、算出された蓄電デバイス4の状態に関する情報を管理端末7及び携帯端末8に提供する情報提供部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、管理システム、非接触電力供給システム、及び非接触電力供給システムを管理する方法に関する。
下記特許文献1には、送電装置から受電装置に非接触で伝送した電力を負荷に供給する非接触電力供給システムが開示されている。非接触電力供給システムは、例えば、工場の生産ラインに沿って走行する無人搬送車の電力供給源として利用することができる。この場合、生産ラインに沿った荷物の積み下ろしスペース等に送電装置を設置し、受電装置及び受電した電力を蓄電する蓄電池等の蓄電デバイスを無人搬送車に搭載することとなる。
特開2015−220817号公報
工場等で無人搬送車を利用して荷物等を搬送する場合、その作業効率を向上させるために、工場内を走行する各無人搬送車に対して電力を効率よく供給することが求められる。この場合、無人搬送車に搭載した蓄電デバイスの状態を的確に監視できるようにすることが重要となる。しかしながら、従来、無人搬送車に搭載した蓄電デバイスの状態を確認する場合には、無人搬送車が配備されている現場に管理者が直接赴き、一台ずつ蓄電デバイスの状態を確認する必要があった。
そこで、本発明は、管理者が現場に赴くことなく蓄電デバイスの状態を確認することができる管理システム、非接触電力供給システム、及び非接触電力供給システムを管理する方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様による管理システムは、送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムとサーバとを備え、非接触電力供給システムは、受電装置により受電された電力を蓄電し、当該蓄電した電力を負荷に供給する蓄電デバイスと、非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、センサにより検知された物理量を、ネットワークを介して送信する送信部と、を備え、サーバは、物理量を、ネットワークを介して受信する受信部と、受信された物理量を記憶する記憶部と、記憶された物理量に基づいて、蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する演算部と、算出された蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する情報提供部と、を備える。
上記管理システムにおいて、蓄電デバイスの状態に関する情報は、少なくとも、蓄電デバイスの充電効率に関する情報、又は蓄電デバイスの劣化状態に関する情報のいずれかであることとしてもよい。
上記管理システムにおいて、蓄電デバイスの状態に関する情報は、同一現場における同一種類の蓄電デバイスに対応する物理量を比較することで決定される情報であることとしてもよい。
本発明の他の態様による非接触電力供給システムは、送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムであって、受電装置により受電された電力を蓄電し、当該蓄電した電力を負荷に供給する蓄電デバイスと、非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、センサにより検知された物理量に基づいて、蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する演算部と、演算部により算出された蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介してサーバに送信する送信部と、を備える。
上記非接触電力供給システムにおいて、蓄電デバイスの状態に関する情報は、少なくとも、蓄電デバイスの充電効率に関する情報、又は蓄電デバイスの劣化状態に関する情報のいずれかであることとしてもよい。
本発明の他の態様による管理システムは、上記非接触電力供給システムと上記サーバとを備え、サーバは、蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、受信された蓄電デバイスの状態に関する情報を記憶する記憶部と、記憶された蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する情報提供部と、を備える。
本発明の他の態様による非接触電力供給システムを管理する方法は、送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムを管理する方法であって、受電装置により受電された電力を蓄電デバイスに充電させ、当該充電させた電力を負荷に供給する工程と、非接触電力供給システム内における所定の物理量をセンサで検知する工程と、検知された物理量を、ネットワークを介して送信する工程と、物理量を、ネットワークを介して受信する工程と、受信された物理量を記憶装置に記憶させる工程と、記憶させた物理量に基づいて、蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する工程と、算出された蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する工程と、を含む。
本発明の他の態様による非接触電力供給システムを管理する方法は、送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムを管理する方法であって、受電装置により受電された電力を蓄電デバイスに充電させ、当該充電させた電力を負荷に供給する工程と、非接触電力供給システム内における所定の物理量をセンサで検知する工程と、検知された物理量に基づいて、蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する工程と、算出された蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介してサーバに送信する工程と、を含む。
本発明によれば、管理者が現場に赴くことなく蓄電デバイスの状態を確認することができる管理システム、非接触電力供給システム、及び非接触電力供給システムを管理する方法を提供することができる。
本発明に係る非接触電力供給システムを管理する管理システムの概略構成を例示するブロック図である。 図1の非接触電力供給システムの構成を例示するブロック図である。 図1の管理サーバの機能構成を例示するブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明に係る非接触電力供給システムを管理する管理システムの構成を例示するブロック図である。管理システム1は、例えば、管理サーバ6と、送電装置2と、受電装置3と、蓄電デバイス4とを備える。同図の構成要素のうち、送電装置2、受電装置3及び蓄電デバイス4が非接触電力供給システム10を構成する。非接触電力供給システム10は、ネットワークNを介して管理サーバ6と通信可能に構成されている。
ネットワークNは、例えば、有線ネットワーク(近距離通信網(LAN)、広域通信網(WAN)、または付加価値通信網(VAN)等)により構成される通信網であってもよいし、無線ネットワーク(移動通信網、衛星通信網、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)等)により構成される通信網であってもよい。また、有線ネットワークと無線ネットワークとを混在して構成される通信網であってもよい。また、ネットワークNには、通信データを中継する中継器等のネットワーク機器を含めることができる。
本実施形態では、非接触電力供給システム10を、無人搬送車(Automatic Guided Vehicle、以下「AGV」ともいう。)5の電力供給源として用いる場合について例示的に説明する。AGV5は、例えば工場の生産ラインなどにおいて、床面に敷設された磁気テープや磁気棒などによる電磁誘導を利用して自動走行する無人の搬送用車両である。本実施形態では、受電装置3及び蓄電デバイス4をAGV5に搭載し、生産ラインに沿った荷物の積み下ろしスペース等に送電装置2を設置する。
非接触電力供給システム10は、磁界共鳴方式により送電装置2から受電装置3に数kHz〜数百MHzの高周波電力を非接触で伝送し、その高周波電力を受信した受電装置3が蓄電デバイス4に直流電力を供給し、その直流電力を受け取った蓄電デバイス4がAGV5に供給するための電力を蓄電するシステムである。
ここで、図2を参照して、非接触電力供給システム10の構成について詳細に説明する。同図に示すように、非接触電力供給システム10は、送電装置2と受電装置3と蓄電デバイス4とを備える。受電装置3及び蓄電デバイス4が、受電システム11を構成する。
送電装置2は、送電ユニット21、送電コイルユニット22及びセンサ23を備える。送電ユニット21は、高周波電源211及び制御部212を有する。
高周波電源211は、所定の周波数(数kHz〜数百MHzの高周波)の高周波電力を発生する。高周波電源211は、高周波信号(電圧信号)を発生する高周波信号発生回路と、高周波信号発生回路で発生した高周波信号を増幅するパワーアンプと、このパワーアンプに直流の電源電圧を供給するDC−DCコンバータと、パワーアンプから出力される高周波信号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、パワーアンプから出力される高周波電力の電力量を制御する電力制御部と、を含む。
パワーアンプは、例えば、D級アンプやE級アンプで構成することができ、高周波信号発生回路から入力される高周波信号によってスイッチング素子をオン・オフ駆動することにより、高周波信号と同一の周期を有し、DC−DCコンバータから入力される直流電圧に依存した振幅の高周波信号を生成する。この高周波信号はローパスフィルタで高周波成分が除去されることにより正弦波の高周波信号に整形されて出力される。
電力制御部は、制御部212から入力される出力制御信号に基づいてDC−DCコンバータから出力される直流電圧の振幅を制御し、これによりパワーアンプから出力される高周波信号の増幅量(すなわち、高周波電力の電力量)を制御する。
制御部212は、例えば、ROM、RAM、CPUなどを備えるマイクロコンピュータやFPGA(field-programmable gate array)などで構成される。制御部212は、高周波電源211に対してDC−DCコンバータの出力電圧を制御する出力制御信号を出力し、高周波電源211から出力される高周波電力を制御する。
制御部212は、各センサ23により検知された物理量をそれぞれのセンサ23から随時受信する。センサ23として、例えば、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、磁界センサ等を用いることができる。センサ23は、それぞれの適用範囲に応じて、送電装置2内の任意の場所に適宜配置することができる。制御部212は、センサ23から受信した物理量を含むメッセージを管理サーバ6宛てに送信するように、後述する通信部222に対して要求する。
送電コイルユニット22は、送電部221及び通信部222を有する。
送電部221は、高周波電源211から出力される高周波電力を受電コイルユニット31に無線で伝送する。送電部221は、例えば、複数ターンのソレノイドコイルからなるインダクタ(以下、「送電用コイル」ともいう。)とそのインダクタに直列に接続されたキャパシタとの直列共振回路で構成される。
送電部221における直列共振回路の直列共振周波数(=1/[2π・√(L・C)])(L:インダクタの自己インダクタンス、C:キャパシタのキャパシタンス)は、高周波電源211から出力される高周波電力の周波数(以下、「電源周波数」ともいう。)[MHz]に調整されている。
通信部222は、例えば、管理サーバ6及び受電装置3等の他の装置との間でやり取りするメッセージ等を送受信する。例示的に、通信部222は、センサ23により検知された物理量を含むメッセージを、管理サーバ6宛てにネットワークNを介して送信する。
受電装置3は、受電コイルユニット31、受電ユニット32及びセンサ33を備える。
受電コイルユニット31は、受電部311及び通信部312を有する。
受電部311は、送電コイルユニット22の送電部221との間で磁界結合をして送電部221から高周波電力を受電する。受電部311は、送電部221と同一の構成を有し、複数ターンのソレノイドコイルからなるインダクタ(以下、「受電用コイル」ともいう。)とそのインダクタに直列に接続されたキャパシタとの直列共振回路で構成される。
受電部311における直列共振回路の直列共振周波数(=1/[2π・√(L・C)])(L:インダクタの自己インダクタンス、C:キャパシタのキャパシタンス)は、電源周波数[MHz]に調整されている。
通信部312は、例えば、管理サーバ6及び送電装置2等の他の装置との間でやり取りするメッセージ等を送受信する。例示的に、通信部312は、受電装置3のセンサ33及び蓄電デバイス4のセンサ41により検知された物理量を含むメッセージを、管理サーバ6宛てにネットワークNを介して送信する。
受電装置3のセンサ33として、例えば、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、磁界センサ、位置センサ等を用いることができる。蓄電デバイス4のセンサ41として、例えば、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、位置センサ等を用いることができる。受電装置3のセンサ33は、それぞれの適用範囲に応じて、受電装置3内の任意の場所に適宜配置することができる。蓄電デバイス4のセンサ41は、それぞれの適用範囲に応じて、蓄電デバイス4の任意の場所に適宜取り付けることができる。
受電ユニット32は、整流回路321及び制御部322を有する。
整流回路321は、受電コイルユニット31の受電部311から出力される高周波信号を整流し、蓄電デバイス4に直流電力を供給する。整流回路321は、例えば、4個の整流素子をブリッジ接続したブリッジ回路で構成される。4個の整流素子として、例えばショットキーバリアーダイオードを用いることができる。
制御部322は、例えば、ROM、RAM、CPUなどを備えるマイクロコンピュータやFPGAなどで構成される。制御部322は、各センサ33、41により検知された物理量をそれぞれのセンサ33、41から随時受信する。制御部322は、センサ33、41から受信した物理量を含むメッセージを管理サーバ6宛てに送信するよう、通信部312に要求する。
蓄電デバイス4は、例えば、鉛蓄電池であり、センサ41が取り付けられている。蓄電デバイス4は、受電ユニット32から印加される直流電圧により充電され、電荷を蓄える。蓄電デバイス4は、蓄えた電荷に基づいて直流電力を放電し、AGV5に電力を供給する。
図3を参照して、管理サーバ6の機能構成について説明する。同図に示すように、管理サーバ6は、例えば、通信部61と、記憶部62と、演算部63と、情報提供部64とを有する。
通信部61は例えば、送電装置2、受電装置3、管理端末7及び携帯端末8等の他の装置や端末との間でやり取りするメッセージ等を送受信する。例示的に、通信部61は、送電装置2又は受電装置3から送信された物理量を含むメッセージを、ネットワークNを介して受信する。また、通信部61は、管理情報に対する閲覧要求メッセージを管理端末7又は携帯端末8から受信し、この閲覧要求メッセージに対応する管理情報を管理端末7又は携帯端末8に送信する。
記憶部62は、送電装置2及び受電装置3から受信した物理量を含むメッセージに基づいて、物理量を記憶する。それぞれの物理量は、例えば、受電システム11又は蓄電デバイス4単位に時系列に並び替えができるように管理される。つまり、受電システム11又は蓄電デバイス4を特定する識別情報、及び物理量の検知時刻(開始時刻及び終了時刻を含む)等と対応付けて、物理量を記憶する。これにより、例えば、受電システム11又は蓄電デバイス4ごとに物理量を分析し、特定の物理量の変動状況等を算出することが可能となる。また、充電効率を向上させる充電手法を蓄電デバイス4ごとに開発する際のデータとして活用することも可能となる。
演算部63は、記憶部62に記憶された物理量に基づいて、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出する。
蓄電デバイス4の状態に関する情報として、例えば、蓄電デバイス4の充電効率に関する情報や、蓄電デバイス4の劣化状態に関する情報、蓄電デバイス4の充電状態に関する情報がある。
蓄電デバイス4の充電効率に関する情報は、例えば、蓄電デバイス4の充電がどの程度効率よく行われているのかを示す充電効率、及びその充電効率を算出するために用いるデータを含む。充電効率を算出するために用いるデータとして、例えば、充電時の電流値、電圧値及び充電時間、並びに放電時の電流値、電圧値及び放電時間等がある。
充電効率は、例えば、蓄電デバイス4の充電に要した電気量に対する放電で得られた電気量の割合を算出することで求めることができる。この場合、充電に要した電気量は、充電時の電流値と充電時間とを用いて算出することができ、充電時間は、充電を開始した時刻と充電を終了した時刻とを用いて算出することができる。放電で得られた電気量は、放電時の電流値と放電時間とを用いて算出することができ、放電時間は、放電を開始した時刻と放電を終了した時刻とを用いて算出することができる。
蓄電デバイス4の劣化状態に関する情報は、例えば、蓄電デバイス4の劣化がどの程度進んでいるのかを示す劣化の度合い、及びその劣化の度合いを算出するために用いるデータを含む。劣化の度合いを算出するために用いるデータとして、例えば、蓄電デバイス4の最大容量、空き容量、充電した容量及び温度、並びに充電時の電流値、電圧値及び充電時間等がある。
劣化の度合いは、例えば、所定の電流値で所定時間充電した場合に、蓄電デバイス4に充電できた容量が、所定の基準容量に対してどの程度の容量であるのかを算出することで求めることができる。基準容量は、蓄電デバイス4の種類により異なる他、温度等の外的要因によっても異なる。したがって、例えば、蓄電デバイス4の種類及び外的要因ごとに、基準容量を設定したテーブルを記憶部62に記憶させておき、劣化の度合いを算出する際にそのテーブルを参照することとしてもよい。また、基準容量は、蓄電デバイス4の種類及び外的要因ごとに一つの値を設定することに限定されず、劣化の状態に応じて段階的に設定することができる。
蓄電デバイス4の充電状態に関する情報は、例えば、蓄電デバイス4に充電されている容量の割合、及びその充電されている容量の割合を算出するために用いるデータを含む。充電されている容量の割合を算出するために用いるデータとして、例えば、蓄電デバイス4の最大容量、空き容量、充電した容量及び温度、並びに放電時の電流値、電圧値及び放電時間等がある。
ここで、演算部63は、蓄電デバイス4の状態に関する情報を、以下の(1)、(2)のように決定することもできる。
(1)記憶部62に蓄積された物理量を、蓄電デバイス4単位に比較することで、蓄電デバイス4の状態に関する情報を決定する。例えば、記憶部62に蓄積された充電時間を、蓄電デバイス4単位に比較し、その充電時間が長いほど劣化の度合いが高くなるように劣化の度合いを決定する。この決定をする際に、前述の基準容量を設定したテーブル等を参照することとしてもよい。
(2)記憶部62に蓄積された物理量のうち、同一の現場に配備された同一種類の蓄電デバイス4に対応する物理量を比較することで、蓄電デバイス4の状態に関する情報を決定する。例えば、記憶部62に蓄積された充電時間を、同一の現場に配備された同一種類の蓄電デバイス4間で比較し、充電時間が相対的に長い蓄電デバイス4ほど劣化の度合いが高くなるように劣化の度合いを決定する。この決定をする際に、前述の基準容量を設定したテーブル等を参照することとしてもよい。このように蓄電デバイス4の状態に関する情報を決定することにより、同一の現場に配備された同一種類の蓄電デバイス4の状態を相対的に監視することが可能となる。
情報提供部64は、蓄電デバイス4の状態に関する情報を、管理サーバ6と接続可能な管理端末7及び携帯端末8に対して提供する。具体的に、情報提供部64は、管理端末7又は携帯端末8から受信した閲覧要求メッセージに基づいて、この閲覧要求メッセージに対応する情報を管理端末7又は携帯端末8に提示する。
また、情報提供部64は、蓄電デバイス4の状態に関する情報に対応する状態レベルが、異常の発生が想定される所定のレベル以上である場合に、管理端末7及び予め設定されている携帯端末8に対し、アラームを通知する。状態レベルは、蓄電デバイス4の状態に関する情報ごとに、その状態の程度に応じて段階的に設定することができる。これにより、蓄電デバイス4に異常が発生しそうになった場合に、管理端末7及び予め設定されている携帯端末8に対してアラームを通知し、管理者や作業員に対して注意を喚起することが可能となる。それゆえ、故障等の発生を未然に防止することが可能となる。
情報提供部64は、アラームを通知する際に、蓄電デバイス4の近くに存在する携帯端末8を選定し、その選定した携帯端末8にアラームを通知することとしてもよい。これにより、異常や故障等に対してより迅速に対処することが可能となる。
蓄電デバイス4の近くに存在する携帯端末8を選定する場合には、例えば、アラーム通知に対応する蓄電デバイス4の存在場所と、各携帯端末8の存在場所とを比較することで選定することができる。この場合、蓄電デバイス4に最も近い携帯端末8を選定することとしてもよいし、蓄電デバイス4の存在場所から所定の範囲内に存在する一つ以上の携帯端末8を選定することとしてもよい。蓄電デバイス4の存在場所は、例えば受電装置3又は蓄電デバイス4の位置センサにより特定することができ、携帯端末8の存在場所は、例えば携帯端末8に搭載されるGPS(global positioning system)により特定することができる。
上述したように、実施形態における管理システム1によれば、非接触電力供給システム10が、受電装置3により受電された電力を蓄電し、その蓄電した電力を無人搬送車5に供給する蓄電デバイス4と、非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、を備え、そのセンサにより検知された物理量を、ネットワークNを介して管理サーバ6に送信することができる一方、管理サーバ6が、ネットワークNを介して受信した物理量を記憶し、その記憶した物理量に基づいて、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出し、その算出した蓄電デバイス4の状態に関する情報を、管理サーバ6と接続可能な管理端末7及び携帯端末8に提供することができる。
つまり、実施形態における管理システム1によれば、現場を走行する無人搬送車5に電力を供給する蓄電デバイス4の状態に関する情報を、非接触電力供給システム10とネットワークNを介して接続する管理サーバ6に接続可能な管理端末7及び携帯端末8を操作することでリアルタイムに確認することが可能となる。
それゆえ、実施形態における管理システム1によれば、管理者が現場に赴くことなく蓄電デバイス4の状態を確認することができる。
また、実施形態における管理システム1によれば、蓄電デバイス4の状態に関する情報として、蓄電デバイスの充電効率に関する情報を採用することができるため、蓄電デバイス4の充電がどの程度効率よく行われているのかを示す情報を、管理端末7及び携帯端末8に提供することが可能となる。さらに、蓄電デバイス4の状態に関する情報として、蓄電デバイス4の劣化状態に関する情報を採用することができるため、蓄電デバイス4の劣化がどの程度進んでいるのかを示す情報を、管理端末7及び携帯端末8に提供することが可能となる。このように充電効率や劣化状態に関する情報を管理端末7及び携帯端末8に提供することにより、管理者及び作業員が、蓄電デバイス4に対するメンテナンスの必要性や蓄電デバイス4の交換時期等を現場に赴くことなく的確に判断することが可能となる。
[変形例]
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、前述した実施形態では、管理サーバ6が、記憶部62に記憶された物理量に基づいて、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出しているが、そのような情報を算出するのは管理サーバ6に限定されない。送電装置2及び受電装置3が、センサ23、33、41から受信した物理量に基づいて、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出し、管理サーバ6に送信することとしてもよい。この変形例では、送電装置2の制御部212及び受電装置3の制御部322が、前述した管理サーバ6の演算部63と同様に、蓄電デバイス4の状態に関する情報を算出することとすればよい。
この変形例において、蓄電デバイス4の状態を報知するための報知部を受電装置3がさらに備えることとしてもよい。これにより、報知部により報知されている内容を確認することで、管理者及び作業員が蓄電デバイス4の状態を現場でも簡便に把握することが可能となる。
一方、この変形例では、受電装置3ごとに演算処理を実行することとなる。したがって、前述した実施形態における(2)のように、同一の現場に配備された同一種類の蓄電デバイス4に対応する物理量を比較することで、蓄電デバイス4の状態に関する情報を決定することは、受電装置3側の処理対象から除外されることとなる。言い換えると、(2)の処理は、管理サーバ6に特有の処理となる。
また、前述した実施形態では、蓄電デバイス4として鉛蓄電池を用いているが、これに限定されない。蓄電デバイス4は、二次電池又は電気化学キャパシタであればよい。二次電池には、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ナトリウム硫黄電池が含まれ、電気化学キャパシタには、例えば、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタに代表されるハイブリッドキャパシタ、レドックスキャパシタが含まれる。
1…管理システム、2…送電装置、3…受電装置、4…蓄電デバイス、5…無人搬送車、6…管理サーバ、7…管理端末、8…携帯端末、10…非接触電力供給システム、11…受電システム、21…送電ユニット、22…送電コイルユニット、23…センサ、31…受電コイルユニット、32…受電ユニット、33…センサ、41…センサ、61…通信部、62…記憶部、63…演算部、64…情報提供部、211…高周波電源、212…制御部、221…送電部、222…通信部、311…受電部、312…通信部、321…整流回路、322…制御部、N…ネットワーク

Claims (8)

  1. 送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムとサーバとを備え、
    前記非接触電力供給システムは、
    前記受電装置により受電された電力を蓄電し、当該蓄電した電力を負荷に供給する蓄電デバイスと、
    前記非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、
    前記センサにより検知された前記物理量を、ネットワークを介して送信する送信部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記物理量を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記受信された前記物理量を記憶する記憶部と、
    前記記憶された前記物理量に基づいて、前記蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する演算部と、
    前記算出された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する情報提供部と、を備える、
    管理システム。
  2. 前記蓄電デバイスの状態に関する情報は、少なくとも、前記蓄電デバイスの充電効率に関する情報、又は前記蓄電デバイスの劣化状態に関する情報のいずれかである、
    請求項1記載の管理システム。
  3. 前記蓄電デバイスの状態に関する情報は、同一現場における同一種類の前記蓄電デバイスに対応する前記物理量を比較することで決定される情報である、
    請求項1又は2記載の管理システム。
  4. 送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムであって、
    前記受電装置により受電された電力を蓄電し、当該蓄電した電力を負荷に供給する蓄電デバイスと、
    前記非接触電力供給システム内における所定の物理量を検知するセンサと、
    前記センサにより検知された前記物理量に基づいて、前記蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する演算部と、
    前記演算部により算出された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介してサーバに送信する送信部と、
    を備える非接触電力供給システム。
  5. 前記蓄電デバイスの状態に関する情報は、少なくとも、前記蓄電デバイスの充電効率に関する情報、又は前記蓄電デバイスの劣化状態に関する情報のいずれかである、
    請求項4記載の非接触電力供給システム。
  6. 請求項4又は5記載の非接触電力供給システムとサーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記受信された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する情報提供部と、
    を備える管理システム。
  7. 送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムを管理する方法であって、
    前記受電装置により受電された電力を蓄電デバイスに充電させ、当該充電させた電力を負荷に供給する工程と、
    前記非接触電力供給システム内における所定の物理量をセンサで検知する工程と、
    前記検知された前記物理量を、ネットワークを介して送信する工程と、
    前記物理量を、ネットワークを介して受信する工程と、
    前記受信された前記物理量を記憶装置に記憶させる工程と、
    前記記憶させた前記物理量に基づいて、前記蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する工程と、
    前記算出された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を外部に提供する工程と、
    を含む非接触電力供給システムを管理する方法。
  8. 送電装置から受電装置に非接触で伝送される電力を負荷に供給する非接触電力供給システムを管理する方法であって、
    前記受電装置により受電された電力を蓄電デバイスに充電させ、当該充電させた電力を負荷に供給する工程と、
    前記非接触電力供給システム内における所定の物理量をセンサで検知する工程と、
    前記検知された前記物理量に基づいて、前記蓄電デバイスの状態に関する情報を算出する工程と、
    前記算出された前記蓄電デバイスの状態に関する情報を、ネットワークを介してサーバに送信する工程と、
    を含む非接触電力供給システムを管理する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020031249A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 本田技研工業株式会社 サーバ装置、車両、および方法
CN113752902A (zh) * 2020-06-02 2021-12-07 本田技研工业株式会社 蓄电池二次利用判定系统及蓄电池二次利用判定方法
WO2022009696A1 (ja) * 2020-07-08 2022-01-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 演算システム、電池の検査方法、及び電池の検査プログラム

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