JPH1131256A - カード類取扱装置 - Google Patents

カード類取扱装置

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JPH1131256A
JPH1131256A JP18793497A JP18793497A JPH1131256A JP H1131256 A JPH1131256 A JP H1131256A JP 18793497 A JP18793497 A JP 18793497A JP 18793497 A JP18793497 A JP 18793497A JP H1131256 A JPH1131256 A JP H1131256A
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JP
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card
magnetic
magnetic card
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JP18793497A
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Kazuhiko Kitano
和彦 北野
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Hitachi Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード類取扱装置のダウンを未然に防止する
ことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 カード類を取り込んでサービスの提供を
行うカード類取扱装置において、取り込んだカード類の
状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段によ
り検出したカード類の状態が不適正である場合にカード
類の再発行を行う再発行手段とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード利用者から
カード類を受領してサービスの提供を行った後にカード
類を返却するカード類取扱装置に関し、特に、現金取扱
装置または無人契約装置等において不適正な利用カード
を再発行することによりサービス向上及びカードジャム
防止を行うカード類取扱装置に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカード類取扱装置では、カード利
用者からカード類を受領してサービスの提供を行う際
に、折れや曲がりのある不適正なカードが装置内に挿入
されると当該カードが搬送路中に詰まる等の不具合が発
生し、装置の動作が停止することがある。
【0003】前記の様に装置の動作が停止するダウンが
発生すると、当該カードを使用しているカード利用者に
サービスを提供できないばかりか、当該装置を利用しよ
うとしていた他のカード利用者にもサービスを提供でき
なくなる。
【0004】この為、前記ダウンの原因となったカード
を早急に装置内から取り除く必要があり、また、装置内
から取り除いたカードを再び使用すると、再度ダウンを
引き起こす可能性があるので、カードの再発行を行って
前記ダウンの原因となったカードを再度使用しない様に
している。
【0005】また、従来のカード類取扱装置では、特開
昭60−220953号公報記載の様に、ATM(Au
tomatic Teller Machine)に、
ATMダウン検出手段と、ATMダウン検出手段の出力
によりカードを再発行する手段とを備えているものがあ
る。
【0006】前記従来のカード類取扱装置において、不
適正なカードによりATMのダウンが発生した場合に
は、ATMダウン検出手段によりATMのダウンを検出
し、カードを再発行する手段によりカードを再発行を行
ってATMの異常処理の適正化を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のカード類取
扱装置は、ATMがダウンした時にカードを再発行する
ことによってATMの異常処理の適正化を図るものであ
る為、ATMがダウンする前にカードの状態を検出して
ATMをダウンさせないでカードを再発行する点、すな
わち、カードの状態を監視して予防保守を行う点につい
て考慮されておらず、ATMのダウンによるサービスの
停止を防止できないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、上記問題を解決し、カー
ド類取扱装置のダウンを未然に防止することが可能な技
術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、カード類を取
り込んでサービスの提供を行うカード類取扱装置におい
て、取り込んだカード類の状態を検出し、検出したカー
ド類の状態が不適正である場合にカード類の再発行を行
うものである。
【0010】本発明のカード類取扱装置は、カード利用
者が装置にカード類を挿入すると、前記挿入されたカー
ド類を装置内部に取り込み、状態検出手段によりカード
類の状態を検出する。
【0011】例えば、前記状態検出手段は、カード類の
状態情報として、汚れ、厚さ、曲がり、欠け、エンボス
潰れ、磁気、IC状態及び有効期限切れ等を検出し、そ
の値を新品状態の状態情報の値と比較し、前記検出され
たカード類の状態情報の値と、新品状態の状態情報との
差が特定の値以上になっている場合に、当該カード類が
不適正であると判定する。
【0012】前記状態検出手段により検出したカード類
の状態が不適正であると判定された場合には、再発行手
段によりカード類の再発行を行う。
【0013】前記の様に、不適正であると判定されたカ
ード類については、新しいカード類が発行されるので、
次回の利用時に新しいカードを使用することにより、不
適正なカード類による装置のダウンを未然に防止するこ
とが可能である。
【0014】以上の様に、本発明のカード類取扱装置に
よれば、取り込んだカード類の状態が不適正な場合には
カード類を再発行するので、カード類取扱装置のダウン
を未然に防止することが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、取り込んだカードの状態
が不適正である場合にカードの再発行を行う一実施形態
のカード類取扱装置について説明する。
【0016】図1は、本実施形態のカード類取扱装置の
外観を示す図である。図1に示す様に本実施形態のカー
ド類取扱装置は、操作面1と、操作面2とを備えるAT
Mであり、例えば高さ1200mm、幅570mm、奥
行き990mmの大きさがある。
【0017】図2は、本実施形態の操作面1の外観を示
す詳細図である。図2に示す様に本実施形態の操作面1
は、取引表示器3と、取扱表示器4と、通帳取り扱い指
示ランプ5と、点字表示6と、通帳出入口7と、呼び出
しキー8と、点字表示9と、カード明細票取り扱い指示
ランプ10と、点字表示11と、カード出入り口・明細
票出口12と、音声ガイダンススピーカ13とを有して
いる。
【0018】取引表示器3は、預入、引出、照会、記
帳、振込及び振替の表示ランプより構成された、取り扱
い可能な取引種別を表示する表示器であり、取扱表示器
4は、お取り扱い中及びお取り扱い中止の表示ランプよ
り構成された、ATMが稼働しているのか否かを表示す
る表示器である。
【0019】通帳取り扱い指示ランプ5は、通帳の挿入
及び受け取り指示の時に点滅するランプであり、点字表
示6は、通帳出入口7の位置を点字で示すもので、点字
にて「ツウチョウデイリグチ」と表示している。
【0020】呼び出しキー8は、係員呼び出しの時に押
すボタンであり、点字表示9は、呼び出しキー8の位置
を点字で示すもので、点字にて「ヨビダシ」と表示して
いる。
【0021】カード明細票取り扱い指示ランプ10は、
磁気カード、振り込みカードの挿入、受け取り指示及び
明細票の受け取り指示のときに点滅するランプである。
【0022】点字表示11は、カード出入り口・明細票
出口12の位置を点字で示すものであり、点字にて「カ
ードデイリグチ」と表示しており、カード出入り口・明
細票出口12は、磁気カード、振り込みカードの挿入・
返却口及び明細票の受け取り口で、音声ガイダンススピ
ーカ13は、顧客操作を音声で誘導するスピーカであ
る。
【0023】図3は、本実施形態の操作面2の外観を示
す詳細図である。図3に示す様に本実施形態の操作面2
は、紙幣出入口14と、点字表示15と、紙幣取り扱い
指示ランプ16と、硬貨出入口17と、点字表示18
と、硬貨取り扱い指示ランプ19と、カラーLCDタッ
チパネル20を有している。
【0024】紙幣出入口14は、入金紙幣の挿入口、入
金紙幣のうちリジェクトされた紙幣の返却口及び出金紙
幣の受け取り口であり、点字表示15は、紙幣出入口1
4の位置を点字で示すもので、点字にて「シヘイデイリ
グチ」と表示している。
【0025】紙幣取り扱い指示ランプ16は、入金紙幣
の挿入指示、入金紙幣のうちリジェクトされた紙幣の受
け取り指示及び出金紙幣の受け取り指示のときに点滅す
るランプである。
【0026】硬貨出入口17は、入金硬貨の投入口、入
金硬貨のうちリジェクトされた硬貨の返却口及び出金硬
貨の受け取り口であり、点字表示18は、硬貨出入口1
7の位置を点字で示すもので、点字にて「コウカデイリ
グチ」と表示している。
【0027】硬貨取り扱い指示ランプ19は、硬貨の投
入指示、入金された硬貨のうちリジェクトされた硬貨の
受け取り指示及び出金硬貨の受け取り指示のときに点滅
するランプであり、カラーLCDタッチパネル20は、
ガイダンス表示出力並びに、取引種別、暗証番号及び金
額等の各種入力を受け付けるカラー液晶ディスプレイを
用いたタッチパネルである。
【0028】図4は、本実施形態のカード類取扱装置の
概略構成を示すブロック図である。図4に示す様に本実
施形態のカード類取扱装置は、インタフェース部40
と、磁気カード・明細票機構42と、通帳機構52と、
紙幣入出金機構57と、硬貨入出金機構59と、リモー
トパワーコントロール機構61と、電源部62と、蓄電
池63と、顧客操作部64と、内部操作パネル69と、
磁気ディスク装置70と、フレキシブルディスク装置7
1と、制御部72とを備えている。
【0029】インタフェース部40は、磁気カード41
の記録情報と、暗証番号情報及び取引選択情報等を上位
装置に送信し、上位装置より取引の許可情報、取引後の
残高情報等を受信する装置である。
【0030】磁気カード・明細票機構42は、磁気カー
ド41のハンドリングを行う磁気カード機構73と、明
細票51のハンドリングを行う明細票印字機構49と、
ジャーナルのハンドリングを行うジャーナル印字機構5
0を有している。
【0031】磁気カード機構73は、磁気カード部43
と、エンボス光学読み取り部44と、状態検出部45
と、カード発行部46と、カード無効部47と、再発行
カード検出部48とを有している。
【0032】磁気カード部43は、磁気ストライプの読
み書きを行う装置であり、エンボス光学読み取り部44
は、磁気カード41の表面をイメージスキャナにて光学
的に読み取る装置である。
【0033】状態検出部45は、磁気カード41のカー
ド状態情報(汚れ、厚さ、曲がり、欠け、エンボス潰
れ、磁気、IC状態及び有効期限切れ等)を検出する装
置であり、カード発行部46は、挿入された磁気カード
41のカード状態情報が不適正の場合、新しいカードを
再製作して発行する装置である。
【0034】カード無効部47は、挿入された磁気カー
ド41のカード状態情報が不適正の場合、磁気カード4
1に対して各種無効表示を加える装置であり、例えば、
エンボスにて、「このカードは無効です」、と印字した
り、磁気カード41にパンチ穴を開けたり、磁気カード
41の磁気データを消去、或いは、磁気カード41の磁
気ストライプの特定位置に、本カードは無効である旨の
磁気情報を追加書き込みする。
【0035】再発行カード検出部48は、挿入された磁
気カード41が再発行要因により無効であるか否かを検
出する装置である。
【0036】明細票印字機構49は、明細票51に取引
内容の印字を行う装置であり、ジャーナル印字機構50
はジャーナル印字用紙に取引内容の印字を行う装置であ
る。
【0037】次に、通帳機構52について説明する。通
帳機構52は、通帳55のハンドリングを行う装置であ
り、通帳印字部53と、磁気ストライプ部54とを有し
ている。
【0038】通帳印字部53は、取引内容を、通帳55
に印字する装置であり、磁気ストライプ部54は、通帳
55の磁気ストライプ情報の読み取り及び書き込みを行
う装置である。
【0039】紙幣入出金機構57は、紙幣56のハンド
リングを行う装置であり、取引内容に従って、ATM内
部に格納されている紙幣56を、紙幣出入口14に搬送
して、カード利用者に出金したり、カード利用者が紙幣
出入口14に挿入した紙幣56を、ATM内部に搬送し
て入金する。
【0040】クリーン機構58は、紙幣56を加熱し
て、紙幣56のしわを延ばしたり、殺菌処理を行う装置
であり、硬貨入出金機構59は、硬貨60のハンドリン
グを行う装置である。
【0041】リモートパワーコントロール機構61は、
ATMの電源投入を遠隔制御する装置であり、電源部6
2は、リモートパワーコントロール機構61の指示によ
り、電源供給を行う装置である。
【0042】蓄電池63は、ATMの回線番号、識別番
号、残高情報及び日時等の情報を常時記憶する為の電源
を供給する電池である。
【0043】顧客操作部64は、ATM利用者との間
で、情報のやりとりを行う装置であり、カラーLCDタ
ッチパネル20である顧客操作パネル65及びカラーL
CD66と、顧客センサ67とを有している。
【0044】顧客操作パネル65は、カラーLCD66
のガイダンス表示と組合わせて取引種類の選択、暗証番
号の入力及び金額等の入力を行う操作パネルであり、ま
た、カラーLCD66は、ガイダンス、入力金額等の表
示を行い、顧客操作の誘導を行うディスプレイ装置であ
る。また、顧客センサ67は、カード利用者のATMへ
の接近や、装置から離れることを検出するセンサであ
る。
【0045】内部操作パネル69は、銀行の係員或いは
保守員が、ATMの保守を行う為の入出力装置である。
【0046】磁気ディスク装置70は、大量の取引情
報、制御部72が動作する為のプログラム情報等を記憶
する装置であり、フレキシブルディスク装置71は、比
較的少量のデータをFDを介して入出力する装置であ
る。
【0047】また、制御部72は、以上の構成要素を制
御する装置である。
【0048】図5は、本実施形態のカード類取扱装置の
磁気カード機構73を示す機構図である。図5に示す様
に本実施形態のカード類取扱装置は、カード出入り口・
明細票出口12から磁気カード41の取り込みと放出を
受け付け、搬送路駆動モータ112により搬送路104
を駆動し、エンコーダ113は、搬送路駆動モータ11
2と搬送路104により接続されて、搬送路104の移
動量1mm毎にパルス信号を発生する。
【0049】搬送路104上に設けられたセンサ100
〜102は、搬送路104に挟持された磁気カード41
を光にて監視する構成になっており、磁気カード通過中
は、ダーク信号を出力、また、磁気カード通過中以外は
ライト信号を出力する構成となっている。
【0050】磁気ヘッド114は、磁気カード41の磁
気ストライプ上にレイアウトされ、搬送路104上を磁
気カード通過した時に磁気データを出力するヘッドであ
る。
【0051】エンボス光学読み取り部44は、磁気カー
ド41の幅より広いライン状の光出力部130と、搬送
路104にて搬送中の磁気カード41に反射した光出力
部130の反射光を受けるライン状の受光部131とか
ら構成されている。
【0052】状態検出部45は、搬送路104にて搬送
される磁気カード41のカード状態情報(汚れ、厚さ、
曲がり、欠け、エンボス潰れ、磁気、IC状態及び有効
期限等)を検出する。
【0053】カード発行部46は、積層状の再発行用カ
ード109及び110を分離ローラ105及び106に
一定の圧力で押しつける押板107及び108と、積層
状の再発行用カード109及び110を1枚ずつ繰り出
す分離ローラ105及び106と、1枚ずつ繰り出され
た再発行用カード109及び110を受け取る搬送路1
04と、搬送路104上の磁気カード41に情報(磁
気、エンボス、パンチ穴等)を加えるカード情報加工部
103より構成される。
【0054】また、カード回収箱132は、搬送路10
4上の不適正な磁気カード41を、ATM内に回収して
保持する。
【0055】図6は、本実施形態の磁気カード41の移
動の概要を示す図である。図6に示す様に本実施形態の
磁気カード41は、磁気カード機構73の搬送路104
上を移動し、搬送路104上の各部でカード状態検知等
の処理が行われる。尚、搬送路104は図5では曲がっ
ているが、カード移動を説明する為、本図では直線状で
記載した。
【0056】始めに従来のATMでの磁気カード41の
動作を説明する。顧客が磁気カード41をATMに挿入
すると、時刻t1でセンサ100により磁気カード41
の挿入を検知する。
【0057】時刻t1から時刻t2にかけて、搬送路1
04を駆動して磁気ヘッド114の手前まで磁気カード
41を移動し、時刻t2から時刻t3にかけて、磁気カ
ード41を磁気ヘッド114部分に通過させて磁気スト
ライプ情報をリードする。
【0058】時刻t3から時刻t4にかけて、磁気カー
ド41をエンボス光学読み取り部44まで搬送し、時刻
t4から時刻t5にかけて、磁気カード41をエンボス
光学読み取り部44に通過させて、イメージ情報をリー
ドする。
【0059】以上の一連の処理により磁気カード41の
受け付け処理は完了し、磁気カード41による入金・出
金等のサービス完了後、磁気カード41の返却処理を行
う。
【0060】時刻t5から時刻t6にかけて、磁気カー
ド41をカード出入り口・明細票出口12に搬送し、顧
客が磁気カード41を受け取ることにより、一連のAT
Mの動作は完了する。
【0061】次に、本実施形態のカード類取扱装置にお
いて、正規の磁気カード41を利用した場合の磁気カー
ド41の移動動作について説明する。尚、時刻t1から
時刻t5までの動作は、従来のATM動作と同じ為省略
する。
【0062】時刻t5から時刻t6にかけて磁気カード
41を状態検出部45に通過させて、磁気カード41の
カード状態情報を検出する。磁気カード41のカード状
態情報に不適正な部分が無い場合は、カード発行は不要
である。
【0063】従って、時刻t6から時刻t7にかけて、
磁気カード41をカード出入り口・明細票出口12に搬
送し、顧客が磁気カード41を受け取ることにより、一
連のATMの動作は完了する。
【0064】次に、本実施形態のカード類取扱装置にお
いて、不適正な磁気カード41を利用した場合の磁気カ
ード41の移動動作について説明する。尚、時刻t1か
ら時刻t5までの動作は、従来のATM動作と同じ為省
略する。
【0065】時刻t5から時刻t6にかけて磁気カード
41を状態検出部45に通過させて、磁気カード41の
カード状態情報を検出する。磁気カード41のカード状
態情報に不適正がある為、磁気カード41の再発行処理
が必要となる。
【0066】時刻t6から時刻t7にかけて磁気カード
41をカード回収箱132に搬送、すなわち、不適正な
磁気カード41をATM内部に回収し、時刻t8では、
デザインの異なる再発行用カード109を1枚繰り出
す。
【0067】時刻t8から時刻t9にかけて、再発行用
カード109をカード情報加工部103に通過させ、カ
ード情報加工部103により、再発行用カード109の
通過中に再発行用カード109に、磁気及びエンボス情
報等を加える。
【0068】時刻t9から時刻t10にかけて、再発行
用カード109をエンボス光学読み取り部44に通過さ
せ、エンボス光学読み取り部44により、再発行用カー
ド109のイメージ情報を検知する。
【0069】前記検知したイメージ情報をカラーLCD
66に表示して、この再発行用カード109を新規発行
して良いかを顧客に確認し、良い場合は、時刻t10か
ら時刻t11にかけて再発行用カード109をカード出
入り口・明細票出口12に搬送して、顧客が磁気カード
41を受け取ることにより、一連のATMの動作は完了
する。
【0070】次に、図7から図17にかけて、本実施形
態のカード類取扱装置における状態検出部45の各種状
態検出方法について説明する。
【0071】図7は、本実施形態の状態検出部45の汚
れ検出機構を示す図である。図7に示す様に本実施形態
の状態検出部45は、発光部201及び受光部202を
使用して磁気カード41の汚れを検出する。
【0072】発光部201は、磁気カード41の幅より
大きく1列に並べられ、発光部201からの光を反射さ
せる様に磁気カード41をaの方向に搬送すると、磁気
カード41から反射した光を受光部202が受光し、磁
気カード41のカラーイメージ情報を検出する。
【0073】図8は、本実施形態の状態検出部45の汚
れ判定動作を示す図である。図8に示す様に本実施形態
の状態検出部45は、受光部202で検出したカラーイ
メージ情報203を利用して磁気カード41の汚れを判
定する。
【0074】状態検出部45は、受光部202で検出し
たカラーイメージ情報203と、新しい状態の磁気カー
ド41のカラーイメージ情報204とを比較する。
【0075】前記比較した結果情報205が汚れ情報と
なり、状態検出部45は、その汚れ情報の大きさによっ
て、磁気カード41が不適正であるかどうかを判定す
る。
【0076】図9は、本実施形態の状態検出部45の厚
さ検出機構を示す図である。図9に示す様に本実施形態
の状態検出部45は、距離センサ206及び207を使
用して磁気カード41の厚さを検出する。
【0077】磁気カード41はa方向に搬送され、距離
センサ206は、磁気カード41に対してレーザー光線
を発射すると共に、磁気カード41からの反射レーザー
光線を受け、発射時刻と受光時刻との差分により、カー
ド表面と距離センサ206間の距離L2を検出する。同
様にして距離センサ207は、カード裏面と距離センサ
207間の距離L1を検出する。
【0078】図10は、本実施形態のカード厚さのグラ
フの一例を示す図である。図10に示す様に本実施形態
のカード厚さのグラフは、距離センサ206及び207
を使用して状態検出部45が検出した磁気カード41の
厚さの例を表しており、横軸は経過時刻、縦軸はカード
厚さを示し、カード厚さは数1で示される。
【0079】
【数1】 f(t)=L3−(L1(t)+L2(t)) すなわち、距離センサ206と距離センサ207間の距
離L3から、時刻t時刻に検出される距離情報L1
(t)とL2(t)を除いた数値となる。
【0080】正規の磁気カード41の場合は、f2
(t)の様に、0.6mmの付近で収束し、一方、不適
正な磁気カード41は、f1(t)の如く0.6mmか
ら大きくずれる。状態検出部45は、このずれ量によっ
て不適正であるかどうかの判定を行う。
【0081】図11は、本実施形態の状態検出部45の
曲がり検出機構を示す図である。図11に示す様に本実
施形態の状態検出部45は、発光素子241〜250及
び受光素子251〜260を使用して磁気カード41の
曲がりを検出する。
【0082】磁気カード41の搬送方向と直交する方向
に発光素子241〜250が一列に並べられ、受光素子
251〜260は、発光素子241〜250の光を個々
に受光できる様に一列に並べられている。
【0083】正規の磁気カード41を発光素子241〜
250及び受光素子251〜260間に通過させた場合
は、曲がりが無い為、中央の受光素子255及び256
のみ磁気カード41により遮光される。
【0084】一方、曲がった磁気カード41を通過させ
た場合では、受光素子251〜260のその他の素子に
ついても遮光され、状態検出部45は、その遮光される
状況によって不適正であるかどうかの判定を行う。
【0085】図12は、本実施形態の状態検出部45の
欠け検出機構を示す図である。図12に示す様に本実施
形態の状態検出部45は、発光素子270〜279及び
受光素子280〜289を使用して磁気カード41の欠
けを検出する。
【0086】磁気カード41の上方向から、発光素子2
70〜279が一列に並べられており、受光素子280
〜289は、発光素子270〜279の光を個々に受光
できる様に一列に並べられている。
【0087】図13は、本実施形態の状態検出部45の
欠け判定動作を示す図である。図13に示す様に本実施
形態の状態検出部45は、正規情報300と受光素子2
80〜289で検出した読み取り情報301とを使用し
て磁気カード41の欠けを判定する。
【0088】正規の磁気カード41には欠けが無い為、
正規情報300となり、一方、欠けのある場合の一例と
して、右下部が欠けている場合は、受光素子280〜2
89の右下部分の素子のみが光を受け取る為、読み取り
情報301となる。
【0089】状態検出部45は、欠けの判定の為に正規
情報300と読み取り情報301との比較を行い、比較
情報302を作成し、作成した比較情報302の情報量
の大きさにより不適正であるかどうかの判定を行う。
【0090】図14は、本実施形態の状態検出部45の
エンボス検出機構を示す図である。図14に示す様に本
実施形態の状態検出部45は、発光素子350及び受光
素子351を使用して磁気カード41のエンボスを検出
する。
【0091】磁気カード41上のエンボス有無を判定す
る為、発光素子350の光線を磁気カード41の斜め方
向から当て、磁気カード41に反射した発光素子350
の反射光を受光素子351が受ける様に、発光素子35
0の光線の入射角と同一角度の反射角の延長線上の位置
に受光素子351を置く。
【0092】磁気カード41上にエンボスが無い場合
は、入射角と反射角が等しくなる為、受光素子351は
受光状態となり、一方、磁気カード41上にエンボスが
ある場合は、入射角と反射角が等しくならない為、受光
素子351は遮光状態となる。
【0093】状態検出部45は、前記受光素子351の
遮光状態によりエンボス情報の検出を行う。
【0094】また、磁気カード41上のエンボス潰れの
判定は、新しい状態のエンボス情報と、受光素子351
から読み取ったエンボス情報とを比較した情報を作成し
て、その情報の大きさによって不適正であるかどうかの
判定を行う。
【0095】図15は、本実施形態の状態検出部45の
磁気検出機構を示す図である。図15に示す様に本実施
形態の状態検出部45は、磁気ヘッド114を使用して
磁気カード41の磁気を検出する。
【0096】a方向に搬送される磁気カード41の磁気
ストライプ上に磁気ヘッド114を設け、状態検出部4
5は、磁気ヘッド114で読み取った情報により、磁気
過多または磁気過小等の判定を行う。
【0097】図16は、本実施形態の状態検出部45の
IC検出機構を示す図である。図16に示す様に本実施
形態の状態検出部45は、コネクタ360及びIC接点
361を使用して磁気カード41のICを検出する。
【0098】a方向に搬送される磁気カード41のIC
接点361上にコネクタ360を設け、状態検出部45
は、コネクタ360で読み取った情報により、ICメモ
リ読み取り異常またはICメモリ書き込み異常等の判定
を行う。
【0099】図17は、本実施形態の状態検出部45の
有効期限判定動作を示す図である。図17に示す様に本
実施形態の状態検出部45は、有効期限エンボス情報4
00を使用して磁気カード41の有効期限を判定する。
【0100】状態検出部45は、磁気カード41の表面
のエンボス情報を検出し、有効期限エンボス情報400
中の文字を認識して、現在の日付と前記サーチした有効
期限情報との比較を行い、不適正であるかどうかの判定
を行う。
【0101】図18は、本実施形態のカード類取扱装置
の処理手順を示すフローチャートである。図18に示す
様に本実施形態のカード類取扱装置は、始めにステップ
1801でカラーLCD66に、「いらっしゃいませ。
取引ボタンを押して下さい。」と表示し、ステップ18
02で取引ボタンが押されるのを待つ。
【0102】ステップ1803で、顧客により押された
取引ボタンがどれであるかを調べ、顧客により出金取引
ボタンが押された場合にはステップ1804に進み、そ
れ以外の場合にはステップ1806に進む。
【0103】ステップ1806では、顧客により入金取
引ボタンが押されているかどうかを調べ、入金取引ボタ
ンが押されている場合には、ステップ1807で入金処
理を行い、それ以外の場合には、ステップ1808で残
高照会の処理を行う。
【0104】ステップ1802で出金取引が選択される
とステップ1804に進み、カラーLCD66に「磁気
カード41を入れて下さい」というメッセージを表示
し、ステップ1805で磁気カード41が挿入されるの
を待つ。
【0105】ステップ1805で磁気カード41が挿入
されると、顧客操作部64、磁気カード・明細票機構4
2及び紙幣入出金機構57が並行動作を行う。
【0106】顧客操作部64は、ステップ1810で
「暗証番号を入力して下さい」というメッセージ表示を
した後、ステップ1811で顧客からの暗証番号及び出
金金額の入力を待つ。
【0107】磁気カード・明細票機構42は、磁気カー
ド41を顧客から受け取り、ステップ1812で磁気カ
ード41の磁気情報を読み込み、ステップ1813で磁
気カード41のイメージ情報を読み込み、ステップ18
14で磁気カード41のカード状態情報の検出を行う。
【0108】また、紙幣入出金機構57は、ステップ1
815でATM内部の紙幣56を出金指定金額に従って
紙幣出入口14まで搬送する。
【0109】以上の3つの機構の並行処理が終了した
後、ステップ1820で磁気カード41の磁気情報、イ
メージ情報及びカード状態情報により、磁気カード41
が有効か無効かの判定を行う。
【0110】ステップ1820で磁気カード41が無効
であると判定された場合には、ステップ1826で「本
カードは旧カードの為無効です。」等の無効理由を示す
メッセージを表示し、ステップ1827で磁気カード4
1を返却してステップ1801に戻る。
【0111】具体的には、キャッシュカード以外のカー
ドが挿入された際にキャッシュカードの磁気データの読
み取りができない場合や、磁気カード41が再発行要因
により無効になったという情報が磁気カード41に記録
されている場合に磁気カード41を返却する。
【0112】この様に、ATM単体レベルで、挿入され
た磁気カード41が無効であると判定された場合は、中
央交信処理に移行しないで、磁気カード41の返却処理
及び復旧処理を行い、取引を中止する。
【0113】ステップ1820の判定にて磁気カード4
1を有効と認めた場合は、中央交信処理に移行し、中央
交信処理では、磁気カード41から検出した各種情報
(磁気情報、イメージ情報及びカード状態情報)と、顧
客から受け付けた暗証番号情報及び出金金額情報をAT
Mから上位装置にインタフェース部40を介して送信す
る。
【0114】上位装置は、受信情報を元に、磁気カード
41が当銀行のカード若しくは提携金融機関のカードで
あるかどうか、暗証番号が一致するかどうか、顧客口座
の残高が出金金額より多いかどうかの3項目をチェック
して、3項目とも問題がない場合は、出金許可情報、取
引後の残高情報、磁気カード41の新品状態での各種情
報(磁気情報、イメージ情報、カード状態情報やエンボ
ス情報)、新カードの発行権限情報をATMに送信し、
3項目の内の1項目以上が不適正の場合は、ATMに対
して出金不許可情報を送信する。
【0115】前記中央交信処理の結果、ステップ182
2で上位装置より出金取引を禁止することを示す出金不
許可情報を受信した場合は、ステップ1827で磁気カ
ード41を返却して出金取引を中止する。
【0116】尚、前記のステップ1810、ステップ1
811及びステップ1820〜ステップ1822の処理
は、取り込んだ磁気カード41の暗証番号が正しいか否
かを検出してカード利用者の認証を行う認証手段に相当
している。
【0117】また、ステップ1822で上位装置より出
金取引を許可することを示す出金許可情報を受信した場
合は、ステップ1823で紙幣出入口14に設けられた
シャッタを開き、ステップ1824顧客が紙幣出入口1
4から紙幣56を受け取るのを待った後、ステップ18
25でカード返却処理を行って一連の出金取引を終了す
る。次に、このステップ1825のカード返却処理の詳
細について説明する。
【0118】図19は、本実施形態のカード返却処理の
処理手順を示すフローチャートである。図19に示す様
に本実施形態のカード返却処理は、始めに、磁気カード
41から採取したカード状態情報と、中央交信処理にて
上位装置から受信した新品状態でのカード状態情報とを
ステップ1901で比較し、磁気カード41の汚れ、厚
さ、曲がり、欠け、エンボス、磁気、IC及び有効期限
等に不適正が無いかどうかを確認する。
【0119】ステップ1902で前記確認結果を調べ、
カード状態に不適正部分が無い場合は、新カードの発行
処理は不要の為、ステップ1934で現在利用している
磁気カード41を返却し、カード状態に不適正箇所があ
る場合は、ステップ1903で中央交信処理により受信
した新カードの発行権限情報をチェックする。
【0120】ステップ1903で新カードの発行権限情
報をチェックした結果、新カードの発行権限が無い場合
には、ステップ1904に進み、新カードの発行権限が
有る場合には、ステップ1905に進む。
【0121】ステップ1904では、新カードの発行権
限が他社から委譲されているかどうかを調べ、他社から
発行権限が委譲されていない場合は、カード発行を行う
ことができない為、ステップ1934で現在利用してい
る磁気カード41を返却する。
【0122】また、磁気カード41の発行権限がある場
合、若しくは発行権限が他社から委譲されている場合
は、ステップ1905で、カラーLCD66に「カード
を新しく作り直しますか?」のメッセージを表示する。
【0123】図20は、本実施形態の再発行希望確認画
面の一例を示す図である。図20に示す様に本実施形態
の再発行希望確認画面は、新カードの再発行を希望する
かどうかを顧客に問い合わせるメッセージを表示してお
り、顧客は「はい」または「いいえ」のボタンを押すこ
とにより、新カードの再発行を希望するかどうかを装置
に伝える。
【0124】ステップ1906で顧客からの入力を待
ち、ステップ1907で顧客からの入力を調べた結果、
顧客より新カード作成の希望が無い場合は、ステップ1
934で現在利用している磁気カード41を返却し、希
望がある場合はステップ1908に進む。
【0125】ステップ1908では、新カードを発行す
る際にカード発行手数料が必要であるかどうかを調べ、
必要である場合にはステップ1909でカード発行手数
料の支払いを確認する表示を行い、必要でない場合には
ステップ1912に進む。
【0126】図21は、本実施形態の手数料支払い確認
画面の一例を示す図である。図21に示す様に本実施形
態の手数料支払い確認画面は、カード発行手数料の支払
いを承認するかどうかを顧客に問い合わせるメッセージ
を表示している。
【0127】ステップ1910で顧客からの入力を待
ち、ステップ1911で顧客からの入力を調べた結果、
顧客よりカード発行手数料の支払い承認を受けられない
場合は、ステップ1934で現在利用している磁気カー
ド41を返却し、手数料の支払い承認を受けた場合は、
ステップ1912で現在利用している磁気カード41を
一旦回収する。
【0128】次に、ステップ1913で新カードである
再発行用カード109及び110のイメージ情報をカラ
ーLCD66に表示して、顧客の好みのデザインを受け
付ける。
【0129】図22は、本実施形態のデザイン選択画面
の一例を示す図である。図22に示す様に本実施形態の
デザイン選択画面は、複数の新カードの画像情報と、ど
のカードを希望するかを顧客に問い合わせるメッセージ
とを表示しており、顧客は希望するデザインの表示に触
れることにより、どのデザインを希望するかを装置に伝
える。
【0130】ステップ1915で顧客からの入力を待
ち、ステップ1916で顧客からの入力を調べた結果、
1番目のカード希望を受け付けた場合は、ステップ19
17で1番のデザインのカードである再発行用カード1
09を1枚繰り出し、2番目のカード希望を受け付けた
場合は、ステップ1918で2番のデザインのカードで
ある再発行用カード110を1枚繰り出して、再発行用
カード109または110をカード情報加工部103ま
で搬送する。
【0131】ステップ1919〜ステップ1921でカ
ード情報加工部103は、搬送された新カードに対し
て、中央交信処理で受信した新品状態での磁気情報、エ
ンボス情報及びIC情報を元に、エンボス印字、磁気ス
トライプ書き込み及びICへの情報書き込みを行う。
【0132】次に、新カードを状態検出部45へ搬送
し、状態検出部45は、ステップ1922で新カードの
イメージ情報を採取して、ステップ1923でカラーL
CD66に表示する。
【0133】次にステップ1924で、カラーLCD6
6に表示された新カードを、新しい磁気カード41とし
て発行しても良いかどうかを顧客に確認する。
【0134】図23は、本実施形態の再発行カード確認
画面の一例を示す図である。図23に示す様に本実施形
態の再発行カード確認画面は、表示された新カードの再
発行を承認するかどうかを顧客に問い合わせるメッセー
ジを表示している。
【0135】ステップ1925で顧客からの入力を待
ち、ステップ1926で顧客からの入力を調べた結果、
顧客より発行不要希望を受けた場合は、新しく作成した
磁気カード41をステップ1928で回収して、ステッ
プ1934で従来使用していた磁気カード41を返却す
る。
【0136】また、ステップ1926で顧客より発行希
望を受けた場合は、新しく作成した磁気カード41をス
テップ1927でカード出入り口・明細票出口12へ搬
送して顧客に新カードを渡す。
【0137】新カードを渡した後、ステップ1929で
旧カードの返却希望を確認するメッセージを表示する。
【0138】図24は、本実施形態の返却選択画面の一
例を示す図である。図24に示す様に本実施形態の返却
選択画面は、旧カードの返却を希望するかどうかを顧客
に問い合わせるメッセージを表示している。
【0139】ステップ1930で顧客からの入力を待
ち、ステップ1931で顧客からの入力を調べた結果、
顧客からの返却希望が無い場合は処理を終了する。
【0140】また、ステップ1930で顧客からの旧カ
ードの返却希望がある場合は、ステップ1932で旧カ
ードを繰り出し、カード情報加工部103まで搬送す
る。
【0141】ステップ1933でカード情報加工部10
3は、状態不適正により今後の利用を抑止する為、この
旧カードを無効カードにした後、無効となった磁気カー
ド41を、ステップ1934で顧客に返却して一連の処
理を終了する。
【0142】ステップ1933で磁気カード41を無効
にする処理として、磁気ストライプの情報の消去、磁気
ストライプ上の無効情報エリアに無効である旨の情報を
書き込む、磁気カード41にパンチ穴を開ける、エンボ
スにてこのカードは無効である旨印字する等の処理方法
があり、以下に磁気カード41を無効にする方法につい
て詳細説明を行う。
【0143】旧カードは、ATMによりカード状態不適
正と検出されている為、この磁気カード41を利用する
とカードジャムによりATMがダウンする可能性が高
く、ATMダウンにより、金融機関及び顧客共に損害を
受ける。また、顧客は、旧カードの代わりに、カード状
態の良い新カードを受領している。この2点より、旧カ
ードを無効状態にすることが有効である。
【0144】以下、図25〜図27を用いて、旧カード
を無効にする方法の詳細を説明する。
【0145】図25は、本実施形態のエンボス印字によ
る無効化の一例を示す図である。図25に示す様に本実
施形態のエンボス印字による無効化は、エンボス印字を
用いて旧カードを無効にした場合の磁気カード41の外
観を表しており、旧カードのエンボス印字エリアに
「×」マークをエンボス印字することによって、古いエ
ンボス印字内容を読み取れない状態にしている。
【0146】図26は、本実施形態のパンチ穴による無
効化の一例を示す図である。図26に示す様に本実施形
態のパンチ穴による無効化は、パンチ穴を用いて旧カー
ドを無効にした場合の磁気カード41の外観図を表して
おり、旧カードのエンボス印字エリアにパンチ穴を開け
ることによって、古いエンボス印字内容を読み取れない
状態にしている。
【0147】図27は、本実施形態の磁気ライトによる
無効化の一例を示す図である。図27に示す様に本実施
形態の磁気ライトによる無効化は、0バイト目から71
バイト目の全72バイトの情報エリアの特定の内容を変
更して旧カードを無効にする処理を表しており、例えば
70バイト目の2の7乗ビット目が「0」の場合を無
効、「1」の場合を有効と定義した場合には、旧カード
の当該エリアに「0」をライトすることによって無効化
を行う。
【0148】本実施形態のカード類取扱装置では、AT
Mについて記載したが、ノンバンクが運用している無人
契約機、テレホンカードを利用する電話機、パチンコ店
内に設置されているハウスカードを利用してパチンコ情
報を得るパチンコ情報端末、市役所等に設置され、ID
カードを利用して住民票の発行を行う市役所端末等の各
種カード利用端末に適用しても良い。
【0149】以上説明した様に、本実施形態のカード類
取扱装置によれば、取り込んだカード類の状態が不適正
な場合にはカード類を再発行するので、カード類取扱装
置のダウンを未然に防止することが可能である。
【0150】
【発明の効果】本発明によれば、取り込んだカード類の
状態が不適正な場合にはカード類を再発行するので、カ
ード類取扱装置のダウンを未然に防止することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカード類取扱装置の外観を示す図
である。
【図2】本実施形態の操作面1の外観を示す詳細図であ
る。
【図3】本実施形態の操作面2の外観を示す詳細図であ
る。
【図4】本実施形態のカード類取扱装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】本実施形態のカード類取扱装置の磁気カード機
構73を示す機構図である。
【図6】本実施形態の磁気カード41の移動の概要を示
す図である。
【図7】本実施形態の状態検出部45の汚れ検出機構を
示す図である。
【図8】本実施形態の状態検出部45の汚れ判定動作を
示す図である。
【図9】本実施形態の状態検出部45の厚さ検出機構を
示す図である。
【図10】本実施形態のカード厚さのグラフの一例を示
す図である。
【図11】本実施形態の状態検出部45の曲がり検出機
構を示す図である。
【図12】本実施形態の状態検出部45の欠け検出機構
を示す図である。
【図13】本実施形態の状態検出部45の欠け判定動作
を示す図である。
【図14】本実施形態の状態検出部45のエンボス検出
機構を示す図である。
【図15】本実施形態の状態検出部45の磁気検出機構
を示す図である。
【図16】本実施形態の状態検出部45のIC検出機構
を示す図である。
【図17】本実施形態の状態検出部45の有効期限判定
動作を示す図である。
【図18】本実施形態のカード類取扱装置の処理手順を
示すフローチャートである。
【図19】本実施形態のカード返却処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図20】本実施形態の再発行希望確認画面の一例を示
す図である。
【図21】本実施形態の手数料支払い確認画面の一例を
示す図である。
【図22】本実施形態のデザイン選択画面の一例を示す
図である。
【図23】本実施形態の再発行カード確認画面の一例を
示す図である。
【図24】本実施形態の返却選択画面の一例を示す図で
ある。
【図25】本実施形態のエンボス印字による無効化の一
例を示す図である。
【図26】本実施形態のパンチ穴による無効化の一例を
示す図である。
【図27】本実施形態の磁気ライトによる無効化の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1…操作面、2…操作面、3…取引表示器、4…取扱表
示器、5…通帳取り扱い指示ランプ、6…点字表示、7
…通帳出入口、8…呼び出しキー、9…点字表示、10
…カード明細票取り扱い指示ランプ、11…点字表示、
12…カード出入り口・明細票出口、13…音声ガイダ
ンススピーカ、14…紙幣出入口、15…点字表示、1
6…紙幣取り扱い指示ランプ、17…硬貨出入口、18
…点字表示、19…硬貨取り扱い指示ランプ、20…カ
ラーLCDタッチパネル、40…インタフェース部、4
1…磁気カード、42…磁気カード・明細票機構、43
…磁気カード部、44…エンボス光学読み取り部、45
…状態検出部、46…カード発行部、47…カード無効
部、48…再発行カード検出部、49…明細票印字機
構、50…ジャーナル印字機構、51…明細票、52…
通帳機構、53…通帳印字部、54…磁気ストライプ
部、55…通帳、56…紙幣、57…紙幣入出金機構、
58…クリーン機構、59…硬貨入出金機構、60…硬
貨、61…リモートパワーコントロール機構、62…電
源部、63…蓄電池、64…顧客操作部、65…顧客操
作パネル、66…カラーLCD、67…顧客センサ、6
9…内部操作パネル、70…磁気ディスク装置、71…
フレキシブルディスク装置、72…制御部、73…磁気
カード機構、100〜102…センサ、103…カード
情報加工部、104…搬送路、105及び106…分離
ローラ、107及び108…押板、109及び110…
再発行用カード、112…搬送路駆動モータ、113…
エンコーダ、114…磁気ヘッド、130…光出力部、
131…受光部、132…カード回収箱、201…発光
部、202…受光部、203…カラーイメージ情報、2
04…カラーイメージ情報、205…結果情報、206
及び207…距離センサ、241〜250…発光素子、
251〜260…受光素子、270〜279…発光素
子、280〜289…受光素子、300…正規情報、3
01…読み取り情報、302…比較情報、350…発光
素子、351…受光素子、360…コネクタ、361…
IC接点、400…有効期限エンボス情報。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード類を取り込んでサービスの提供を
    行うカード類取扱装置において、 取り込んだカード類の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出したカード類の状態が不適
    正である場合にカード類の再発行を行う再発行手段とを
    備えることを特徴とするカード類取扱装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段により検出したカード
    類の状態が不適正である場合に前記取り込んだカード類
    を無効にするカード無効化手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載されたカード類取扱装置。
  3. 【請求項3】 前記取り込んだカード類の暗証番号が正
    しいか否かを検出してカード利用者の認証を行う認証手
    段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2の
    いずれかに記載されたカード類取扱装置。
JP18793497A 1997-07-14 1997-07-14 カード類取扱装置 Pending JPH1131256A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102542690A (zh) * 2010-12-22 2012-07-04 冲电气工业株式会社 自动交易装置以及自动交易方法

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CN102542690A (zh) * 2010-12-22 2012-07-04 冲电气工业株式会社 自动交易装置以及自动交易方法

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