JPH11312296A - バス運行管理システム - Google Patents
バス運行管理システムInfo
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- JPH11312296A JPH11312296A JP11908298A JP11908298A JPH11312296A JP H11312296 A JPH11312296 A JP H11312296A JP 11908298 A JP11908298 A JP 11908298A JP 11908298 A JP11908298 A JP 11908298A JP H11312296 A JPH11312296 A JP H11312296A
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- card
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車内での行き先情報の自動設定、折り返し地
点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等を容易
に行えるようにする。 【解決手段】 バス乗務員別に設定された当日の運行予
定情報を営業所のＩＣカード書込／読取器２でＩＣカー
ド３に記録し、これを乗務員の車内名刺として兼用す
る。このＩＣカード３を乗務員がバス内のＩＣカード書
込／読取器４にセットすることにより、行き先方向幕の
設定や次停留所の音声案内等を自動的に行うとともに、
その情報を無線で送信して停留所に設置されたバス接近
案内表示器７上でバス接近案内を行う。さらにＩＣカー
ド３にそのバスの運行実績を書き込み、営業所で読み取
ることにより、バスの運行管理を容易かつ迅速に実行す
る。
点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等を容易
に行えるようにする。 【解決手段】 バス乗務員別に設定された当日の運行予
定情報を営業所のＩＣカード書込／読取器２でＩＣカー
ド３に記録し、これを乗務員の車内名刺として兼用す
る。このＩＣカード３を乗務員がバス内のＩＣカード書
込／読取器４にセットすることにより、行き先方向幕の
設定や次停留所の音声案内等を自動的に行うとともに、
その情報を無線で送信して停留所に設置されたバス接近
案内表示器７上でバス接近案内を行う。さらにＩＣカー
ド３にそのバスの運行実績を書き込み、営業所で読み取
ることにより、バスの運行管理を容易かつ迅速に実行す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス車内にバスの
運行位置を把握するための車載設備を搭載し、路線バス
における運行管理およびバス停留所における接近サービ
ス等を実施するためのバス運行管理システムに関する。
運行位置を把握するための車載設備を搭載し、路線バス
における運行管理およびバス停留所における接近サービ
ス等を実施するためのバス運行管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のバス運行管理システムでは、バス
の運行履歴の記録およびバスの接近表示等で必要とされ
るバスの行き先情報は、バス車内においてバスの行き先
方向幕を選択するために乗務員が設定する系統番号情報
を兼用して使用する方式が一般的である。また、バス運
行情報の収集は、車内の無線設備を通じて路上および営
業所の設備で収集する方式が一般的である。
の運行履歴の記録およびバスの接近表示等で必要とされ
るバスの行き先情報は、バス車内においてバスの行き先
方向幕を選択するために乗務員が設定する系統番号情報
を兼用して使用する方式が一般的である。また、バス運
行情報の収集は、車内の無線設備を通じて路上および営
業所の設備で収集する方式が一般的である。
【０００３】図３は従来のバス車内設備の構成を示して
おり、１０１は系統番号設定器であり、乗務員が系統番
号を設定する。１０２は行き先方向幕であり、系統番号
設定器１０１で系統番号を設定すると、それに対応する
行き先を表示した部分が表示窓に表示される。１０３は
情報処理用車載設備であり、系統番号設定器１０１から
の系統行き先情報により運行路線の認識を行い、他の車
載設備を制御する。１０４は車外と情報交換を実施する
情報通信用無線設備であり、系統番号設定器１０１で設
定された系統行き先情報を他のバス運行関連情報ととも
に、情報処理用車載設備１０３を通じて車外の設備に送
信し、バスの位置管理および接近表示等に活用する。
おり、１０１は系統番号設定器であり、乗務員が系統番
号を設定する。１０２は行き先方向幕であり、系統番号
設定器１０１で系統番号を設定すると、それに対応する
行き先を表示した部分が表示窓に表示される。１０３は
情報処理用車載設備であり、系統番号設定器１０１から
の系統行き先情報により運行路線の認識を行い、他の車
載設備を制御する。１０４は車外と情報交換を実施する
情報通信用無線設備であり、系統番号設定器１０１で設
定された系統行き先情報を他のバス運行関連情報ととも
に、情報処理用車載設備１０３を通じて車外の設備に送
信し、バスの位置管理および接近表示等に活用する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバス運行管理システムでは、行き先情報の設定を乗
務員が系統番号設定器１０１により手動で行う必要があ
ること、現在運行の情報のみのため、折り返し方向の情
報が設定できないこと（折り返し地点での接近案内表示
では、次の運行予定における行き先情報が必要）、系統
番号設定器１０１に対する設定と行き先方向幕の設定と
が兼用であるため、変更があった場合には追加工事が必
要等の問題があった。また、バスの運行予定時間に関し
ても、実際の走行時刻と予定時刻との差異を把握するこ
とは、乗務員が時計と時刻表から判断することが一般的
であり、情報として正確に収集することが難しいという
問題があった。さらに、バス車内で収集した情報を営業
所で集約する方法としては、情報通信用無線設備１０４
による無線伝送のみに限られていた。
来のバス運行管理システムでは、行き先情報の設定を乗
務員が系統番号設定器１０１により手動で行う必要があ
ること、現在運行の情報のみのため、折り返し方向の情
報が設定できないこと（折り返し地点での接近案内表示
では、次の運行予定における行き先情報が必要）、系統
番号設定器１０１に対する設定と行き先方向幕の設定と
が兼用であるため、変更があった場合には追加工事が必
要等の問題があった。また、バスの運行予定時間に関し
ても、実際の走行時刻と予定時刻との差異を把握するこ
とは、乗務員が時計と時刻表から判断することが一般的
であり、情報として正確に収集することが難しいという
問題があった。さらに、バス車内で収集した情報を営業
所で集約する方法としては、情報通信用無線設備１０４
による無線伝送のみに限られていた。
【０００５】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、車内での行き先情報の自動設定、折り返
し地点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等を
容易に行うことのできるバス運行管理システムを提供す
ることを目的とする。
るものであり、車内での行き先情報の自動設定、折り返
し地点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等を
容易に行うことのできるバス運行管理システムを提供す
ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、バス乗務員別に設定された当日の運行予
定情報（運転路線系統行き先、主要停留所の通過予定時
刻、休憩予定時刻等を含み、スターフ情報と呼ばれ
る。）を記録したＩＣカードを乗務員の車内名刺として
兼用し、このＩＣカードをバス運行管理手段として活用
するとともに、車内での運行実績を蓄積記録する手段と
しても活用するようにしたものであり、これにより、車
内での行き先情報の自動設定、折り返し地点でのバス接
近案内およびバスの運行実績把握等を、乗務員名刺であ
るＩＣカードを通じて実行することができる。
成するために、バス乗務員別に設定された当日の運行予
定情報（運転路線系統行き先、主要停留所の通過予定時
刻、休憩予定時刻等を含み、スターフ情報と呼ばれ
る。）を記録したＩＣカードを乗務員の車内名刺として
兼用し、このＩＣカードをバス運行管理手段として活用
するとともに、車内での運行実績を蓄積記録する手段と
しても活用するようにしたものであり、これにより、車
内での行き先情報の自動設定、折り返し地点でのバス接
近案内およびバスの運行実績把握等を、乗務員名刺であ
るＩＣカードを通じて実行することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、バス乗務員別の当日の運行予定情報を記録したＩＣ
カードを乗務員の車内名刺と兼用し、前記ＩＣカードを
基にバス営業所およびバス車内でのバス運行管理を行う
バス運行管理システムであり、乗務員は、従来携行して
いた車内名刺と運行予定情報を記録したスターフカード
を１枚のＩＣカードを持つだけで済み、営業所では、そ
の日のバス運行実績情報を容易に収集することができ、
バスの運行管理を容易に行えるという作用を有する。
は、バス乗務員別の当日の運行予定情報を記録したＩＣ
カードを乗務員の車内名刺と兼用し、前記ＩＣカードを
基にバス営業所およびバス車内でのバス運行管理を行う
バス運行管理システムであり、乗務員は、従来携行して
いた車内名刺と運行予定情報を記録したスターフカード
を１枚のＩＣカードを持つだけで済み、営業所では、そ
の日のバス運行実績情報を容易に収集することができ、
バスの運行管理を容易に行えるという作用を有する。
【０００８】本発明の請求項２に記載の発明は、ＩＣカ
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる運転路線系
統行き先情報に基づき、車内の関連設備に対する行き先
系統情報の設定を行う請求項１記載のバス運行管理シス
テムであり、乗務員が、従来手動で行っていた系統行き
先方向幕の設定や停車バス停留所の案内放送テープの選
択等の作業を自動的に行うことができ、乗務員の疲労を
軽減でき、設定ミスを排除できるという作用を有する。
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる運転路線系
統行き先情報に基づき、車内の関連設備に対する行き先
系統情報の設定を行う請求項１記載のバス運行管理シス
テムであり、乗務員が、従来手動で行っていた系統行き
先方向幕の設定や停車バス停留所の案内放送テープの選
択等の作業を自動的に行うことができ、乗務員の疲労を
軽減でき、設定ミスを排除できるという作用を有する。
【０００９】本発明の請求項３に記載の発明は、ＩＣカ
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる停留所通過
予定時刻に基づき、自車の運転遅れを判断して乗務員に
知らせる請求項１記載のバス運行管理システムであり、
バス運行の適正化を支援でき、バス利用者に良好なサー
ビスを実施できるという作用を有する。
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる停留所通過
予定時刻に基づき、自車の運転遅れを判断して乗務員に
知らせる請求項１記載のバス運行管理システムであり、
バス運行の適正化を支援でき、バス利用者に良好なサー
ビスを実施できるという作用を有する。
【００１０】本発明の請求項４に記載の発明は、ＩＣカ
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる運転路線系
統行き先情報に基づき、折り返し地点でのバス接近案内
を行う請求項１記載のバス運行管理システムであり、従
来は困難であった折り返し地点でのバス接近案内を乗務
員の手を煩わせることなく実施できるという作用を有す
る。
ードに記録された運行予定情報をバス車内で読み取らせ
ることにより、その運行予定情報に含まれる運転路線系
統行き先情報に基づき、折り返し地点でのバス接近案内
を行う請求項１記載のバス運行管理システムであり、従
来は困難であった折り返し地点でのバス接近案内を乗務
員の手を煩わせることなく実施できるという作用を有す
る。
【００１１】本発明の請求項５に記載の発明は、ＩＣカ
ードにバス車内での運行実績情報を書き込み、そのＩＣ
カードを乗務員が勤務終了後に営業所に戻すことによ
り、営業所で運行実績情報を収集する請求項１記載のバ
ス運行管理システムであり、従来発生していた車内無線
設備等の故障による情報収集漏れを防ぐことができ、当
日のバス運行実績情報の収集を容易にかつ確実に行える
という作用を有する。
ードにバス車内での運行実績情報を書き込み、そのＩＣ
カードを乗務員が勤務終了後に営業所に戻すことによ
り、営業所で運行実績情報を収集する請求項１記載のバ
ス運行管理システムであり、従来発生していた車内無線
設備等の故障による情報収集漏れを防ぐことができ、当
日のバス運行実績情報の収集を容易にかつ確実に行える
という作用を有する。
【００１２】本発明の請求項６に記載の発明は、バス営
業所に、バス乗務員の車内名刺と兼用するＩＣカードに
バス乗務員別の当日の運行予定情報を書き込むととも
に、バス乗務員から受け取ったＩＣカードから当日の運
行実績情報を読み取るＩＣカード書込／読取手段と、前
記ＩＣカードに書き込む情報およびＩＣカードから読み
取った情報を管理する手段とを備えた請求項１記載のバ
ス運行管理システムであり、簡単な設備の追加により、
営業所内におけるバス運行管理を容易に、かつ迅速に行
えるという作用を有する。
業所に、バス乗務員の車内名刺と兼用するＩＣカードに
バス乗務員別の当日の運行予定情報を書き込むととも
に、バス乗務員から受け取ったＩＣカードから当日の運
行実績情報を読み取るＩＣカード書込／読取手段と、前
記ＩＣカードに書き込む情報およびＩＣカードから読み
取った情報を管理する手段とを備えた請求項１記載のバ
ス運行管理システムであり、簡単な設備の追加により、
営業所内におけるバス運行管理を容易に、かつ迅速に行
えるという作用を有する。
【００１３】本発明の請求項７に記載の発明は、バス車
内に、バス営業所から受け取ったＩＣカードから当日の
運行予定情報を読み取るとともに、当日の運行実績情報
を書き込むＩＣカード書込／読取手段と、前記ＩＣカー
ドから読み取った運行予定情報をバス停留所に設置され
た路上設備に無線で送信する手段とを備えた請求項６記
載のバス運行管理システムであり、バス車内における種
々の設定作業を自動的に行えるという作用を有する。
内に、バス営業所から受け取ったＩＣカードから当日の
運行予定情報を読み取るとともに、当日の運行実績情報
を書き込むＩＣカード書込／読取手段と、前記ＩＣカー
ドから読み取った運行予定情報をバス停留所に設置され
た路上設備に無線で送信する手段とを備えた請求項６記
載のバス運行管理システムであり、バス車内における種
々の設定作業を自動的に行えるという作用を有する。
【００１４】本発明の請求項８に記載の発明は、バス停
留所に、バスから送信される運行予定情報を受信する手
段と、受信した運行予定情報に基づきバス接近案内を表
示する手段とを備えた請求項７記載のバス運行管理シス
テムであり、バス利用者に対する良好なサービスを実施
できるという作用を有する。
留所に、バスから送信される運行予定情報を受信する手
段と、受信した運行予定情報に基づきバス接近案内を表
示する手段とを備えた請求項７記載のバス運行管理シス
テムであり、バス利用者に対する良好なサービスを実施
できるという作用を有する。
【００１５】（実施の形態）以下、本発明の実施の形態
を図面を用いて説明する。図１は本発明の実施の形態に
おけるバス運行管理システムの全体構成を示すブロック
図である。図１において、Ａは営業所内設備であり、Ｂ
はバス車内設備であり、Ｃは路上設備である。営業所内
設備Ａにおいて、１はバスの終日の運行予定等の管理お
よび運行実績収集管理等を行う営業所中央装置、２は営
業所中央装置１に接続されて、ＩＣカード３に対する書
き込みおよび読み取りを行うとともに、それぞれの乗務
員用のＩＣカードを並べて保持する名刺ホルダーを兼用
するＩＣカード書込／読取器、３は乗務員の氏名を記載
するとともに運行予定情報を記録した車内名刺を兼用す
るＩＣカードである。バス車内設備Ｂにおいて、４はＩ
Ｃカード３に対する書込およびを読み取りと行うととも
に、ＩＣカードを保持する名刺ホルダーを兼用するＩＣ
カード書込／読取器、５はＩＣカード書込／読取器４に
接続されて情報交換を行うとともに、バス運行情報をア
ンテナを通じて路上設備Ｃに送信するバス運行管理用車
載設備である。路上設備Ｃにおいて、６はバスの停留所
等に設置されて、バス車内設備Ｂのバス運行管理用車載
設備５からアンテナを通じてバス運行情報を受信し、バ
ス接近案内表示器７を制御する路上制御器、７はバス停
留所に設置されて、バスの接近情報等をバス利用客に案
内するバス接近案内表示器である。
を図面を用いて説明する。図１は本発明の実施の形態に
おけるバス運行管理システムの全体構成を示すブロック
図である。図１において、Ａは営業所内設備であり、Ｂ
はバス車内設備であり、Ｃは路上設備である。営業所内
設備Ａにおいて、１はバスの終日の運行予定等の管理お
よび運行実績収集管理等を行う営業所中央装置、２は営
業所中央装置１に接続されて、ＩＣカード３に対する書
き込みおよび読み取りを行うとともに、それぞれの乗務
員用のＩＣカードを並べて保持する名刺ホルダーを兼用
するＩＣカード書込／読取器、３は乗務員の氏名を記載
するとともに運行予定情報を記録した車内名刺を兼用す
るＩＣカードである。バス車内設備Ｂにおいて、４はＩ
Ｃカード３に対する書込およびを読み取りと行うととも
に、ＩＣカードを保持する名刺ホルダーを兼用するＩＣ
カード書込／読取器、５はＩＣカード書込／読取器４に
接続されて情報交換を行うとともに、バス運行情報をア
ンテナを通じて路上設備Ｃに送信するバス運行管理用車
載設備である。路上設備Ｃにおいて、６はバスの停留所
等に設置されて、バス車内設備Ｂのバス運行管理用車載
設備５からアンテナを通じてバス運行情報を受信し、バ
ス接近案内表示器７を制御する路上制御器、７はバス停
留所に設置されて、バスの接近情報等をバス利用客に案
内するバス接近案内表示器である。
【００１６】図２はバス運行管理用車載設備５の詳細を
示すブロック図である。図５において、８はＩＣカード
３に記載されてＩＣ書込／読取器４で読み取られた運転
路線系統行き先情報（行き先系統情報）を基に、車内の
乗客に音声で次停留所やその他の案内を行うバス車内放
送案内設備、９はバス運行管理用車載設備５の全体を制
御するとともに、バスの運行位置の把握管理を行う情報
処理用車載設備、１０はバスの車体前部に設けられた行
き先方向幕、１１は乗務員に文字等により情報提供を行
う乗務員用車内表示器、１２は乗客に対し車内で文字等
により広告案内等を行う乗客用車内表示器、１３はアン
テナを有して車外の路上設備Ｃと情報交換を行う情報通
信用無線設備である。
示すブロック図である。図５において、８はＩＣカード
３に記載されてＩＣ書込／読取器４で読み取られた運転
路線系統行き先情報（行き先系統情報）を基に、車内の
乗客に音声で次停留所やその他の案内を行うバス車内放
送案内設備、９はバス運行管理用車載設備５の全体を制
御するとともに、バスの運行位置の把握管理を行う情報
処理用車載設備、１０はバスの車体前部に設けられた行
き先方向幕、１１は乗務員に文字等により情報提供を行
う乗務員用車内表示器、１２は乗客に対し車内で文字等
により広告案内等を行う乗客用車内表示器、１３はアン
テナを有して車外の路上設備Ｃと情報交換を行う情報通
信用無線設備である。
【００１７】次に、以上のように構成されたバス運行管
理システムの動作について説明する。一般にバス乗務員
は、乗車時に自分の氏名を記述した車内名刺を携帯し、
車内の名刺ホルダーに掲示することが義務付けられてい
る。また、この車内名刺は、通常営業所内の車内名刺ホ
ルダーに管理されている。本発明は、この車内名刺をＩ
Ｃカード３に置き換えて運用するとともに、営業所にお
いて、ＩＣカード書込／読取器２を名刺ホルダーと兼用
することにより、営業所中央装置１が、当日の乗務員の
運行予定情報をＩＣカード書込／読取器２によりＩＣカ
ード３に記録して管理できるようにしたものである。
理システムの動作について説明する。一般にバス乗務員
は、乗車時に自分の氏名を記述した車内名刺を携帯し、
車内の名刺ホルダーに掲示することが義務付けられてい
る。また、この車内名刺は、通常営業所内の車内名刺ホ
ルダーに管理されている。本発明は、この車内名刺をＩ
Ｃカード３に置き換えて運用するとともに、営業所にお
いて、ＩＣカード書込／読取器２を名刺ホルダーと兼用
することにより、営業所中央装置１が、当日の乗務員の
運行予定情報をＩＣカード書込／読取器２によりＩＣカ
ード３に記録して管理できるようにしたものである。
【００１８】乗務員は、営業所に出社すると、この運行
予定情報が記録された車内名刺兼用のＩＣカード３をＩ
Ｃカード書込／読取器２から取り出して指定のバスに乗
務する。乗務員は、バスに乗り込むと、車内のＩＣカー
ド書込／読取器４にＩＣカード３をセットする。この動
作により、該当する乗務員の運行予定が、バス運行管理
用車載設備５に入力される。バス運行管理用車載設備５
では、入力された運行予定情報に基づき、バス車内放送
案内設備８および行き先方向幕１０が自動的に設定され
る。また、乗務員用車内表示器１１には、直前の運行予
定路線、出発予定時刻が乗務員用の情報として表示され
る。さらに、乗客用車内表示器１２には、次停留所名等
が表示される。
予定情報が記録された車内名刺兼用のＩＣカード３をＩ
Ｃカード書込／読取器２から取り出して指定のバスに乗
務する。乗務員は、バスに乗り込むと、車内のＩＣカー
ド書込／読取器４にＩＣカード３をセットする。この動
作により、該当する乗務員の運行予定が、バス運行管理
用車載設備５に入力される。バス運行管理用車載設備５
では、入力された運行予定情報に基づき、バス車内放送
案内設備８および行き先方向幕１０が自動的に設定され
る。また、乗務員用車内表示器１１には、直前の運行予
定路線、出発予定時刻が乗務員用の情報として表示され
る。さらに、乗客用車内表示器１２には、次停留所名等
が表示される。
【００１９】バスが走行を開始すると、バスの位置情報
（バスの距離計情報、ＧＰＳ情報等から把握する。）と
運行予定時刻から、主要停留所での運行誤差等を情報処
理用車載設備９が計測し、乗務員用車内表示器１１で乗
務員に情報提供する。このバスの位置情報は、情報通信
用無線設備１３により路上設備Ｃの路上制御機器６に送
信され、バス接近案内表示器７によりバスの接近情報等
をバス利用客に案内する。
（バスの距離計情報、ＧＰＳ情報等から把握する。）と
運行予定時刻から、主要停留所での運行誤差等を情報処
理用車載設備９が計測し、乗務員用車内表示器１１で乗
務員に情報提供する。このバスの位置情報は、情報通信
用無線設備１３により路上設備Ｃの路上制御機器６に送
信され、バス接近案内表示器７によりバスの接近情報等
をバス利用客に案内する。
【００２０】一方、バス運行管理用車載設備５では、バ
ス走行中の運行実績情報が、ＩＣカード書込／読取器４
を通じてＩＣカード３に書き込まれる。乗務員は、ＩＣ
カード３を降車時にＩＣカード書込／読取器４から抜き
取り、営業所のＩＣカード書込／読取器２にセットす
る。営業所の中央装置１では、ＩＣカード３に記録され
た運行実績情報を読み取り、運行管理情報として活用す
る。
ス走行中の運行実績情報が、ＩＣカード書込／読取器４
を通じてＩＣカード３に書き込まれる。乗務員は、ＩＣ
カード３を降車時にＩＣカード書込／読取器４から抜き
取り、営業所のＩＣカード書込／読取器２にセットす
る。営業所の中央装置１では、ＩＣカード３に記録され
た運行実績情報を読み取り、運行管理情報として活用す
る。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バス乗
務員別に設定された当日の運行予定情報を記録したＩＣ
カードを乗務員の車内名刺として兼用し、このＩＣカー
ドをバス運行管理手段として活用するとともに、車内で
の運行実績を蓄積記録する手段としても活用するように
したので、車内での行き先情報の自動設定、折り返し地
点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等の運行
管理を容易かつ迅速に実行できるという効果を有する。
務員別に設定された当日の運行予定情報を記録したＩＣ
カードを乗務員の車内名刺として兼用し、このＩＣカー
ドをバス運行管理手段として活用するとともに、車内で
の運行実績を蓄積記録する手段としても活用するように
したので、車内での行き先情報の自動設定、折り返し地
点でのバス接近案内およびバスの運行実績把握等の運行
管理を容易かつ迅速に実行できるという効果を有する。
【図１】本発明の実施の形態におけるバス運行管理シス
テムの全体構成を示す概略ブロック図
テムの全体構成を示す概略ブロック図
【図２】実施の形態におけるバス運行管理用車載設備の
詳細を示すブロック図
詳細を示すブロック図
【図３】従来のバス運行管理システムの全体構成を示す
概略ブロック図
概略ブロック図
Ａ 営業所内設備 Ｂ バス車内設備 Ｃ 路上設備 １ 営業所中央装置 ２ ＩＣカード書込／読取器 ３ ＩＣカード ４ ＩＣカード書込／読取器 ５ バス運行管理用車載設備 ６ 路上制御機器 ７ バス接近案内表示器 ８ バス車内放送案内設備 ９ 情報処理用車載設備 １０ 行き先方向幕 １１ 乗務員用車内表示器 １２ 乗客用車内表示器 １３ 情報通信用無線設備
Claims (8)
- 【請求項１】 バス乗務員別の当日の運行予定情報を記
録したＩＣカードを乗務員の車内名刺と兼用し、前記Ｉ
Ｃカードを基にバス営業所およびバス車内でのバス運行
管理を行うバス運行管理システム。 - 【請求項２】 ＩＣカードに記録された運行予定情報を
バス車内で読み取らせることにより、その運行予定情報
に含まれる運転路線系統行き先情報に基づき、車内の関
連設備に対する行き先系統情報の設定を行う請求項１記
載のバス運行管理システム。 - 【請求項３】 ＩＣカードに記録された運行予定情報を
バス車内で読み取らせることにより、その運行予定情報
に含まれる停留所通過予定時刻に基づき、自車の運転遅
れを判断して乗務員に知らせる請求項１記載のバス運行
管理システム。 - 【請求項４】 ＩＣカードに記録された運行予定情報を
バス車内で読み取らせることにより、その運行予定情報
に含まれる運転路線系統行き先情報に基づき、折り返し
地点でのバス接近案内を行う請求項１記載のバス運行管
理システム。 - 【請求項５】 ＩＣカードにバス車内での運行実績情報
を書き込み、そのＩＣカードを乗務員が勤務終了後に営
業所に戻すことにより、営業所で運行実績情報を収集す
る請求項１記載のバス運行管理システム。 - 【請求項６】 バス営業所に、バス乗務員の車内名刺と
兼用するＩＣカードにバス乗務員別の当日の運行予定情
報を書き込むとともに、バス乗務員から受け取ったＩＣ
カードから当日の運行実績情報を読み取るＩＣカード書
込／読取手段と、前記ＩＣカードに書き込む情報および
ＩＣカードから読み取った情報を管理する手段とを備え
た請求項１記載のバス運行管理システム。 - 【請求項７】 バス車内に、バス営業所から受け取った
ＩＣカードから当日の運行予定情報を読み取るととも
に、当日の運行実績情報を書き込むＩＣカード書込／読
取手段と、前記ＩＣカードから読み取った運行予定情報
をバス停留所に設置された路上設備に無線で送信する手
段とを備えた請求項６記載のバス運行管理システム。 - 【請求項８】 バス停留所に、バスから送信される運行
予定情報を受信する手段と、受信した運行予定情報に基
づきバス接近案内を表示する手段とを備えた請求項７記
載のバス運行管理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11908298A JPH11312296A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | バス運行管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11908298A JPH11312296A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | バス運行管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11312296A true JPH11312296A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14752444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11908298A Pending JPH11312296A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | バス運行管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11312296A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002251697A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-09-06 | Fujitsu Ten Ltd | バス運行管理方法および装置、車載端末装置ならびに停留所案内装置 |
| WO2006077637A1 (ja) * | 2005-01-20 | 2006-07-27 | Fujitsu Limited | 車両運行情報提供システム、車載装置、運行情報の更新方法、および更新プログラム |
| CN102044146A (zh) * | 2010-12-02 | 2011-05-04 | 北京交通发展研究中心 | 基于一票制公交ic卡数据推算上车站点的方法 |
| CN105608883A (zh) * | 2015-09-08 | 2016-05-25 | 荆楚理工学院 | 一种智慧城市公交信息化系统 |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11908298A patent/JPH11312296A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002251697A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-09-06 | Fujitsu Ten Ltd | バス運行管理方法および装置、車載端末装置ならびに停留所案内装置 |
| WO2006077637A1 (ja) * | 2005-01-20 | 2006-07-27 | Fujitsu Limited | 車両運行情報提供システム、車載装置、運行情報の更新方法、および更新プログラム |
| CN102044146A (zh) * | 2010-12-02 | 2011-05-04 | 北京交通发展研究中心 | 基于一票制公交ic卡数据推算上车站点的方法 |
| CN105608883A (zh) * | 2015-09-08 | 2016-05-25 | 荆楚理工学院 | 一种智慧城市公交信息化系统 |
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