JP2002334396A - タクシー事業支援システム - Google Patents

タクシー事業支援システム

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JP2002334396A
JP2002334396A JP2001139526A JP2001139526A JP2002334396A JP 2002334396 A JP2002334396 A JP 2002334396A JP 2001139526 A JP2001139526 A JP 2001139526A JP 2001139526 A JP2001139526 A JP 2001139526A JP 2002334396 A JP2002334396 A JP 2002334396A
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taxi
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JP2001139526A
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English (en)
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Masayuki Komatsu
正之 小松
Kazuyuki Kaneko
和行 金子
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシーの営業活動から多種にわたる情報を
収集し、これを分析することでタクシー事業における業
務効率化を図る。 【解決手段】 タクシー搭載の車載型情報処理装置2
は、タクシー乗務員の勤務時間中における業務実績、す
なわち実車又は空車の別、空車時の待ち又は流し、乗客
の乗車及び降車の場所と時刻、実車時及び流し時の走行
経路、料金を含む業務実績データを生成する。タクシー
会社側における業務管理部16は、各タクシーから業務
実績データが収集されると、それを業務管理データとし
て業務管理データベース18に蓄積する。データ分析処
理部19は、業務管理データに対して統計分析処理を行
うことで、営業効率の観点から会社保有のタクシーの待
ちと流しの配分、また、待ちを行う場所、流しを行うル
ートを策定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー事業を営
む企業においてタクシーの効率的な運用を図るための指
標を提供するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のタクシー業務においては、基本的
には所定の営業区域内でタクシーを顧客が獲得できそう
な、例えば駅前や店舗前で待機させて、いわゆる「待
ち」の状態で顧客を獲得する。あるいは、比較的交通の
便のよくない幹線道路を走行し、いわゆる「流し」の状
態で顧客を獲得する。どの曜日や時間帯では、どの場所
で待機しあるいは流せばよいのかは、経験から得られた
過去の実績により各タクシー乗務員が判断していた。
【0003】乗客を獲得したとき、乗務員は、乗車及び
降車した場所、時刻、料金等を所定の用紙に手書きによ
り記録する。この記録用紙を業務管理データとして会社
に提出することで当該営業日の勤務内容を報告してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、タク
シー乗務員が会社に提出する勤務内容は、単に勤務管理
に用いられるだけであり、業務改善のためのデータとし
て用いられることはなかった。例えば、特開2000−
132786号公報、特開平9−68436号公報で
は、乗務員が手書きしていた乗車記録を電子データ化す
ることで、乗務員の作業負荷の軽減や記入漏れやミス等
の削減を図るシステムが開示されているが、いずれの従
来技術も業務管理データを勤務管理の効率化のために用
いているに過ぎない。
【0005】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、タクシーの営業活
動から多種にわたる情報を収集し、これを分析すること
でタクシー事業における業務効率化を図るタクシー事業
支援システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係るタクシー事業支援システム
は、複数台のタクシーを保有するタクシー会社における
タクシー業務の支援を行うタクシー事業支援システムに
おいて、前記タクシー会社に設置された業務支援装置
は、タクシー乗務員の勤務時間中における業務実績に基
づき生成された、少なくとも実車又は空車の別、空車時
の待ち又は流しの状態、乗客の乗車及び降車の場所と時
刻、少なくとも実車時の走行経路及び料金を含む業務実
績データを受け付ける業務実績データ受付手段と、前記
業務実績データ受付手段が受け付けた業務実績データを
業務管理データとして蓄積する業務管理データベース
と、少なくとも営業範囲を含む地図データを有する地図
情報データベースと、前記業務管理データベースに蓄積
された業務管理データに基づき統計分析処理を行うこと
で、業務実績の分析を行うデータ分析処理手段と、前記
データ分析処理手段による分析結果を出力する業務実績
出力手段とを有し、タクシー乗務員の勤務時間中におけ
る業務実績を収集し、その業務実績を分析することによ
って配車又は流しの計画立案を支援するための情報を生
成するものである。
【0007】また、前記タクシーには、タクシー乗務員
による勤務時間中における業務内容に基づき業務実績デ
ータを生成する業務実績管理処理手段と、前記業務実績
管理処理手段が生成した業務実績データを出力する業務
実績データ出力手段とが搭載されているものである。
【0008】また、前記タクシーには、更に、当該タク
シーの現在位置を取得するための位置情報収集手段と、
前記位置情報収集手段が取得した現在位置情報から乗客
が乗降車した場所並びにその間の走行経路を特定する位
置情報処理手段と、少なくとも待ち及び流しの業務状況
を入力するための業務状況入力手段と、実車の開始及び
終了を入力するための実車状態入力手段とが搭載されて
おり、前記業務実績管理処理手段は、前記位置情報処理
手段、前記業務状況入力手段及び前記実車状態入力手段
から送られてくる情報に基づき業務実績データを自動生
成するものである。
【0009】あるいはまた、前記業務実績データ出力手
段は、着脱可能な記憶手段に業務実績データを書き込む
業務実績データ書込手段であり、前記業務実績データ受
付手段は、前記記憶手段から業務実績データを読み取る
業務実績データ読取手段であるものとする。
【0010】あるいはまた、前記業務実績データ出力手
段は、搭載された通信機能を使用して業務実績データを
送信する業務実績データ送信手段であり、前記業務実績
データ受付手段は、前記業務実績データ送信手段が送信
する業務実績データを受信する業務実績データ受信手段
であるものとする。
【0011】また、前記業務実績出力手段は、搭載され
た通信機能を使用して前記データ分析処理手段による分
析結果を前記タクシーに対して送信する実績送信手段を
有し、前記タクシーには、前記業務支援装置から送られ
てくる分析結果を受信する実績受信手段と、前記実績受
信手段が受信した情報を画面表示する表示処理手段とが
搭載されたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係るタクシー事業支援シ
ステムの一実施の形態を示したブロック構成図である。
本実施の形態におけるタクシー事業支援システムは、タ
クシー会社側に業務支援装置1を、タクシーに車載情報
処理装置2を配設することで構築される。従来において
は、各タクシー乗務員の勤務管理に必要な情報として実
車に関する情報、つまり、顧客が乗降車した場所、時刻
等の情報を記録用紙又は電子データでタクシー会社に報
告するが、本実施の形態では、勤務管理のみならずタク
シー業務の効率化を図るために、図2に示した内容の情
報を業務管理データとして収集するようにした。なお、
業務管理データの詳細については後述する。
【0014】タクシーには、車載情報処理装置2の他に
タクシーメータ3とカーナビゲーションシステム4とが
搭載される。タクシーメータは、一般に空車、実車等実
車状態の別、料金を算定する機能を有しているが、本実
施の形態においても同様であり、乗務員の操作により実
車の開始、終了が入力される実車状態入力部5、実車の
終了操作に応じて料金を計算する料金算定部6を設けて
いる。また、本実施の形態におけるタクシーメータ3
は、更に業務状況入力部7を有しており、乗務員の操作
により待ち及び流しの業務状況が入力できるようになっ
ている。なお、本実施の形態では、ボタン操作等で乗務
員に業務状況を入力させるが、空車時における走行を流
しと、空車時の一定時間以上の停車を待ちと自動判断す
るようにしてもよい。
【0015】また、タクシーには、タクシーの現在位置
を取得するための位置情報収集部8及び位置情報収集部
8が取得した現在位置情報から乗客が乗降車した場所並
びにその間の走行経路を特定する位置情報処理部9が搭
載されるが、本実施の形態においては、汎用的なカーナ
ビゲーションシステム4が有する機能を利用する。ま
た、タクシーには、計画情報を表示する表示処理部10
が必要となるが、この情報を表示するユーザインタフェ
ースとしてカーナビゲーションシステム4の表示機能を
利用する。
【0016】車載情報処理装置2は、タクシー乗務員に
よる勤務時間中における業務内容に基づき業務実績デー
タを生成する業務実績管理処理部11と、業務実績管理
処理部11が生成した業務実績データをメモリカード1
2に書き込む業務実績データ書込部13と、業務支援装
置1から送られてくるデータ分析結果及び/又は計画を
受信する実績受信部14とを有している。車載情報処理
装置2は、ハードウェア的には汎用的な車載型情報処理
装置で実現可能であり、この装置に搭載するアプリケー
ションによって各構成要素が形成される。なお、カーナ
ビゲーションシステム4は、無線通信機能を有している
ので、これを有効利用して実績受信部14を形成するよ
うにしてもよい。
【0017】一方、タクシー会社の事務所に設置される
業務支援装置1は、業務実績データ読取部15、業務管
理部16及び業務実績出力部17を有している。業務実
績データ読取部15は、メモリカード12に書き込まれ
ている業務実績データを読み取る。業務管理部16は、
本システムの主要な処理を行う手段であり、業務実績デ
ータ読取部15が受け付けた業務実績データを業務管理
データとして業務管理データベース18に蓄積する。ま
た、業務管理部16に含まれているデータ分析処理部1
9によって、業務管理データベース18に蓄積した業務
管理データに基づき統計分析処理を行うことで、業務実
績を分析する。また、業務計画立案処理部20は、デー
タ分析処理部19によるデータ分析結果に基づき地図情
報データベース21を参照しながら配車や流しなどの計
画を立案する。業務実績出力部17は、業務管理部16
によるデータ分析結果や業務計画を接続した表示装置や
プリンタ等から出力する手段であり、搭載した通信機能
を使用してデータ分析結果や業務計画をタクシーに対し
て送信する実績送信部22を有している。
【0018】本実施の形態においては、タクシー乗務員
の勤務管理のみならず効率的な配車又は流し等の業務計
画を立案するために、実車させたという営業実績のみな
らず、勤務時間内において実車させていないときの状態
をも実績として収集するようにしたことを特徴の一つに
している。また、業務計画立案のために必要と思われる
種々の情報を収集するようにした。このタクシー側にお
いて収集、生成する業務管理データについてタクシー側
における処理と共に説明する。
【0019】図2は、本実施の形態における車載情報処
理装置2が生成する業務管理データの内容例を示した図
である。図2において、「乗車時刻」は、基本的には顧
客が乗車した時刻である。乗務員によりタクシーメータ
3の実車状態入力部5が操作されることで実車の開始と
判断し、その開始時刻が乗車時刻として記録される。ま
た、本実施の形態では、実車でないときの状況もデータ
収集するので、例えば空車のまま待ちや流しを開始した
ときの時刻も便宜的に乗車時刻のフィールドに書き込
む。更に、本実施の形態では、状況が変化しないときで
も決められた時間間隔(例えば1時間毎)で定期的に記
録することでデータを収集するが、このときの時刻も乗
車時刻のフィールドに書き込む。つまり、「乗車時刻」
は、状態や状況が変化したときの開始時刻並びに変化し
ないときでも定期処理により時刻が記録されるフィール
ドである。時刻は、車載情報処理装置2に内蔵された時
計機能により得る。
【0020】「乗車待ち区分」は、どのような業務状況
であったかを記録するフィールドであり、本実施の形態
では、待ち(1)と流し(2)と予約(3)のいずれか
が設定される。これは、乗務員によりタクシーメータ3
の業務状況入力部7が操作されることで、その設定時刻
に対応付けされて記録される。「乗車区分」は、空車
(0)か実車(1)を表す。これは、乗務員によりタク
シーメータ3の実車状態入力部5が操作されることで実
車又は空車と判断する。
【0021】「乗車場所」は、顧客が乗車した場所であ
り、その場所の地名と地図データとが設定される。この
データは、乗務員により実車状態入力部5が操作された
とき、カーナビゲーションシステム4の位置情報処理部
9は、位置情報収集部8が検出した現在位置(経緯度デ
ータ)に基づき生成する。図2に例示した地図データ
“(4,9D)”というのは、該当する乗車場所は電子
地図帳の第4頁のメッシュ9Dの範囲にあることを意味
している。すなわち、地図帳では、一般に、各頁におけ
る地図をメッシュ状に分割し、分割単位に縦方向に1,
2,3,・・・と、横方向にA,B,C,・・・と記号
を付け、交差した部分の分割地図を“1A”という記号
で特定するが、乗車場所に設定する地図データには、こ
の記号を設定する。
【0022】「ルートログ」には、タクシーを走行させ
たときの経路を記録したログファイル名が設定される。
少なくとも実車時の走行経路を収集する必要がある。本
実施の形態では、実車、空車に関係なく走行させた経路
を記録するようにしている。走行経路は、カーナビゲー
ションシステム4が検出したタクシーの現在位置を一定
周期で検出することで取得することができる。空車時の
待ちのときには走行していないので、ログファイルは生
成しない。なお、図2には、ログファイル名が示されて
いるが、業務実績データには、ログファイルそのものも
含まれる。
【0023】乗客が降車するとき、乗務員は、実車状態
入力部5を操作して実車の終了、つまり実車から空車に
状態を変更するが、「降車場所」には、その操作したと
きの場所を特定する地名と地図データとが設定される。
地名と地図データの取得に関しては、乗車場所と同様に
処理することで取得できる。また、「降車時刻」には、
操作されたときの時刻が設定される。「料金」は、料金
算定部6により算定されるが、料金算定部6には、従来
と同様に乗務員の操作に応じて自動的に処理を開始する
ように設定しておく。
【0024】上記の通り、業務実績データは、業務実績
管理処理部11によって、基本的には乗務員のタクシー
メータ3の操作に応じてタクシーメータ3及びカーナビ
ゲーションシステム4から入力されるデータに基づき生
成される。そして、本実施の形態においては、駅前で長
時間待ちの状態でいるときなど一定時間以上何ら状態が
変化しないような場合でもタクシー乗務員の勤務時間中
における状態全てを業務実績として収集することを特徴
の一つとしているが、業務実績管理処理部11は、この
ためにタクシーメータ3及びカーナビゲーションシステ
ム4から現在の状況を取得して業務実績データを生成す
る。なお、生成した業務実績データは、図示しない車載
情報処理装置2に搭載のデータ蓄積手段に蓄積されてい
く。
【0025】業務実績データによると、乗車待ち区分と
乗車区分との組合せで、待ちの状態で顧客を獲得した
か、あるいは流していて顧客を獲得したかを把握するこ
とができる。例えば、図2に例示したレコード3では、
A駅前で待ちの状態であるときに顧客を獲得したことが
わかる。なお、このタクシー乗務員は、9時からA駅前
において待ちの状態にあり(レコード1,2)、10時
10分に当該業務日に初めて顧客を乗車させ、10時3
0分に地名Hにて顧客が降車したことがわかる。その際
の料金は、1000円であり、走行経路は、“12001022
8_1.log”に記録されている。
【0026】また、10時30分に降車させた後は流し
ており(レコード4)、その途中で10時50分にC店
前にて顧客を獲得したことがわかる(レコード5)。レ
コード5によれば、その顧客は、A駅まで当該タクシー
を利用しており、その料金は700円であった。
【0027】本実施の形態では、以上のようにタクシー
乗務員の勤務時間中における業務実績を全て記録するよ
うにしたので、走行したときにはどの経路を走行し、ま
た、待ち時間、流した時間など実車時以外の状況をも把
握することができる。業務実績データ書込部13は、乗
務員の勤務時間が終了したときに業務実績管理処理部1
1がデータ蓄積手段に蓄積した業務実績データをメモリ
カード12に移す。なお、業務実績管理処理部11は、
生成した業務実績データを業務実績データ書込部13を
介して直接メモリカード12に書き込むようにしてもよ
い。乗務員は、業務実績データ書込部13により動作す
るデータ書込装置(図示せず)からメモリカード12を
取り出すと、タクシー会社へ勤務報告を兼ねて提出す
る。これで、乗務員の当営業日の勤務が終了する。
【0028】次に、タクシー会社側における処理につい
て説明する。
【0029】業務実績データ読取部15は、データ読取
装置(図示せず)に差し込まれたメモりカード12から
業務実績データを読み取る。業務管理部16は、業務実
績データ読取部15が読み取った業務実績データを業務
管理データとして業務管理データベース18へ蓄積す
る。
【0030】データ分析処理部19は、管理者により分
析対象とする場所及び期間が指定された分析処理要求を
受け取ると、その要求に応じて当該場所に関連した所定
期間の業務管理データを業務管理データベース18から
抽出して統計分析処理を実行する。本実施の形態では、
図3に示したようなデータを得るような処理を実行す
る。図3には、G駅南口におけるある月の分析結果の例
が示されているが、この分析結果の各項目について説明
する。この統計値は、タクシー会社が保有する全タクシ
ー乗務員から収集した全業務実績データに基づくもので
ある。本実施の形態では、週毎曜日毎に小計を算出する
ようにしている。
【0031】「乗車数」は、顧客を獲得した回数であ
り、これは、乗車区分が実車である業務管理データの数
を集計することで求めることができる。「総待ち時間」
は、乗車待ち区分が待ちであり、かつ乗車区分が空車で
ある業務管理データを抽出し、各データにおける降車時
刻と乗車時刻の時間差を集計することで求めることがで
きる。「当駅から乗車の売上高」は、乗車区分が実車で
あり、かつ乗車場所がG駅南口である業務管理データに
設定された料金を集計することで求めることができる。
「当駅から乗車後、帰路途中(降車後30分以内)の再
乗車数」というのは、当駅において顧客を獲得し、降車
場所で降車させた後、当駅へ戻る途中で顧客を獲得した
ときの数である。これは、当該レコードの乗車時刻が、
乗車区分が実車でありかつ乗車場所がG駅南口であるレ
コード(実車レコード)の降車時刻から30分以内であ
ること、その実車レコードから当該レコードの間に乗車
区分が実車であるレコードがないこと、更に、当該レコ
ードの乗車待ち区分が流しであり、乗車区分が空車であ
る業務管理データの数を集計することで求めることがで
きる。なお、本実施の形態では、降車後30分以内に顧
客を再度獲得した場合を帰路途中で顧客を獲得したと認
定しているが、30分以外でもよく、また、乗務員に帰
路途中である旨を示す情報を入力させるようにしてもよ
い。「(4)の売上高」は、帰路途中で顧客を獲得した
場合において該当する業務管理データに設定された料金
を集計することで求めることができる。
【0032】「総待ち時間効率」、「待ち売上効率」、
「売上効率」、「帰路での客獲得率」及び「帰路との売
上比較」は、上記データ集計値に基づき図3において示
した計算式により得られるデータ分析結果である。な
お、(7)の「待ち売上効率」と(8)の「売上効率」
におけるK1,K2は係数である。これは、「待ち売上
効率」と「売上効率」を比較する際、各算出値の大きさ
に差があるため、比較しやすいようにするためである。
【0033】データ分析処理部19が以上のように業務
管理データを所定の方法で集計し、基礎分析を行うと、
業務計画立案処理部20は、このデータ基礎分析結果に
基づき、配車配分の調整等を行うためのデータを生成す
る。その前に、売上高や顧客の動向が全く異なる場所を
比較しても効果的な分析結果は得られないので、類似す
る場所単位にグループ分けを事前にしておき、各グルー
プにおいて比較検討を行う。
【0034】図4は、各場所をグループ分けの例を示し
た図である。図5は、グループAにおける場所の売上効
率と待ち売上効率とを上記データ基礎分析結果の中から
抽出して並べた例である。この図5に示した結果から次
のようなことが把握できる。
【0035】G駅北口と他の場所では、平日ではG駅北
口の方が待ち売上効率が高い。つまり、G駅北口の方で
待った方が顧客を獲得できていることがわかるので、平
均化するようにタクシーを他の場所からG駅北口へ回す
ように配車配分を変更する。特に、金曜日に関しては、
待ち売上効率もさることながら売上効率も高いので、1
乗車当たりに大きな売上が見込める(つまり、中長距離
利用者が多い)北口へ優先的に配車する。もちろん、タ
クシーを優先的に回すのであってサービス上、予め設定
した配分率のタクシーを他の場所にも用意しておく必要
はある。
【0036】一方、観光地の最寄り駅のA駅は、休日に
おける待ち売上効率が高いので、この分析結果に基づき
平均化するためにタクシーをA駅へ回すように配車計画
を立案する。但し、平日の場合と違って、A駅における
売上効率は低い(つまり、近距離利用者が多い)ので、
売上効率等とのバランスを意識しながら配分を決定す
る。管理者は、上記分析結果を参照することで、どのよ
うな配分比率にするかなどを検討するが、それぞれにお
いてしきい値や許容範囲を設定しておくことで、業務計
画立案処理部20は、配分計画を自動算定することがで
きる。
【0037】また、データ基礎分析の結果のみならずデ
ータ集計の値からも次のようなことがわかる。例えば、
(4)に示した例によると、帰路途中で顧客を獲得する
回数は、月、水、金曜日が多いので、月、水、金曜日の
流しの台数を相対的に増やしてみる。図6には、地図情
報データベース21を参照にA,G駅を含む地図の表示
例が示されている。本実施の形態では、顧客を獲得した
ときにその乗車場所(地名及び地図データ)と共に流し
を判別する乗車待ち区分を記録している。つまり、本実
施の形態によれば、流しのときに顧客の獲得率の高い場
所、メッシュ状のエリアを把握しているので、流しのタ
クシー台数を増やしたとき、その場所近辺を優先的に流
せばよい。また、本実施の形態では、実車のみならず空
車で流しているときの走行経路まで記録しているので、
顧客の獲得が見込めるエリア、見込めないエリアがデー
タとして求めることができる。これにより、顧客を獲得
しやすい効果的な流しを実現することができる。
【0038】なお、業務支援装置1において地図は、地
図情報データベース21に基づき表示されるが、業務管
理データの乗車場所、降車場所に設定される地図データ
は、カーナビゲーションシステム4に基づくデータであ
る。従って、地図情報データベース21における地図と
カーナビゲーションシステム4における地図との間で
は、対応付けがなされている必要がある。
【0039】また、図6において、例えばG駅北口から
場所Hまで顧客を輸送したとする。ここで、業務管理デ
ータから、B店よりC店の方が顧客の乗車数が多いとい
う分析結果が得られていれば、駅に戻る際、乗務員は、
B店の前を通過する帰路ルート30よりC店の前を通過
する帰路ルート31を選択する。これにより、帰路途中
において顧客を獲得する率が高くなるので効果的であ
る。
【0040】業務実績出力部17は、上記分析結果を数
値データとして印字出力あるいは画面表示することで管
理者に示す。あるいは、地図に、例えば、流しで顧客を
獲得した率の高い乗降車位置にマークをつけたり、ま
た、顧客獲得率によってメッシュ状区域を色分けして表
示する。表示された地図を参照することによって効果的
な流しのルート、駅までの帰路ルートを把握することが
できる。また、往路、復路の別を示せばより効果的であ
る。また、曜日や時間帯によって表示を切り替えるよう
にすることは当然である。
【0041】また、バスや電車等の交通機関が発達して
いるところでタクシーカードの配布等宣伝広告を実施し
ても効果的でないことは予測できるが、本実施の形態で
は、このことを実績データから裏付けることができ、更
に、乗車場所や降車場所を集計することによってタクシ
ーの宣伝広告を重点的優先的に行う地区を特定すること
ができる。
【0042】紙出力された分析結果をタクシー乗務員に
支援資料として渡してもよいが、本実施の形態における
業務実績出力部17は、実績送信部22を有しているの
で、上記分析結果及び待ちや流しの配車計画をタクシー
へ送信することができる。
【0043】タクシーにおいて、実績受信部14は、実
績送信部22から送信されてくる情報を受信すると、カ
ーナビゲーションシステム4の表示画面を利用して、表
示処理部10により画面表示する。タクシー乗務員は、
これを参照に流しのルート等を検討する。ただ、前述し
たように、タクシー会社全体における効率化を目的とし
ているので、各乗務員が全て顧客獲得率の高い場所で待
ち、流しをすることは好ましくない。従って、タクシー
乗務員が参照できる情報には制限を加えることが望まし
い。
【0044】なお、本実施の形態では、タクシーにおい
て生成された業務実績データをメモりカード12を利用
してタクシー会社側へ送るようにしたが、これ以外の手
段を用いてもかまわない。例えば、タクシーには、業務
実績データ出力手段として業務実績データ書込部13の
代わりに業務実績データ送信部を設けて、その業務実績
データ送信部が搭載する通信機能を使用して業務実績デ
ータを有線又は無線によりタクシー会社側へ送るように
してもよい。この場合、タクシー会社側には、業務実績
データ受付手段として業務実績データ読取部15の代わ
りに業務実績データ受信部を設けて業務実績データ送信
部が送信した業務実績データを受信できるように構成す
る。なお、このような情報を伝達する媒体を使用せずに
タクシー会社側に設置されたデータ入力装置から業務実
績データを人手により入力させるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、タクシー乗務員の勤務
時間中における業務実績、すなわち実車していないとき
の情報をも収集し、その情報に基づきデータ分析を行う
ことにより、保有するタクシー全体をどのように配車す
ることが営業上効率的であるかを把握することのできる
情報を提供することができる。これにより、曜日時間毎
に効率のよい待ちと流しの配車計画を立案することがで
きる。また、待ちや流しそれぞれにおいてもどこの場所
で待つことが効率的であるか、また、どのルートを流す
のが効率的であるかという調整を行うことができる。こ
のように、営業効率や宣伝効率の向上を望める配車計画
の立案をすることができる。
【0046】また、タクシーに業務実績管理処理手段及
び業務実績データ出力手段を設けたことで、タクシーに
おいて業務実績データを生成し、それを業務支援装置に
送ることができる。
【0047】また、実績送信手段及び実績受信手段を設
けることによってタクシーに業務実績の分析結果を表示
させることができる。これにより、タクシー乗務員は、
効率的な営業活動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタクシー事業支援システムの実
施の形態1を示したブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態における車載情報処理装置2が
生成する業務管理データの内容例を示した図である。
【図3】 本実施の形態における業務管理データの分析
結果の例を示した図である。
【図4】 本実施の形態において各乗降車場所をグルー
プ分けしたときの例を示した図である。
【図5】 本実施の形態において各駅において得たデー
タ基礎分析結果を並べて示した図である。
【図6】 本実施の形態における画面表示例を示した図
である。
【符号の説明】
1 業務支援装置、2 車載情報処理装置、3 タクシ
ーメータ、4 カーナビゲーションシステム、5 実車
状態入力部、6 料金算定部、7 業務状況入力部、8
位置情報収集部、9 位置情報処理部、10 表示処
理部、11 業務実績管理処理部、12 メモリカー
ド、13 業務実績データ書込部、14実績受信部、1
5 業務実績データ読取部、16 業務管理部、17
業務実績出力部、18 業務管理データベース、19
データ分析処理部、20 業務計画立案処理部、21
地図情報データベース、22 実績送信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/00 G08G 1/00 D 1/0969 1/0969 G09B 29/10 G09B 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HC21 2F029 AA02 AB07 AC02 AC06 AC08 AC14 AC19 AC20 5H180 AA14 BB12 BB13 EE02 EE06 EE10 FF01 FF05 FF06 FF10 FF13 FF17 FF27 FF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のタクシーを保有するタクシー会
    社におけるタクシー業務の支援を行うタクシー事業支援
    システムにおいて、 前記タクシー会社に設置された業務支援装置は、 タクシー乗務員の勤務時間中における業務実績に基づき
    生成された、少なくとも実車又は空車の別、空車時の待
    ち又は流しの状態、乗客の乗車及び降車の場所と時刻、
    少なくとも実車時の走行経路及び料金を含む業務実績デ
    ータを受け付ける業務実績データ受付手段と、 前記業務実績データ受付手段が受け付けた業務実績デー
    タを業務管理データとして蓄積する業務管理データベー
    スと、 少なくとも営業範囲を含む地図データを有する地図情報
    データベースと、 前記業務管理データベースに蓄積された業務管理データ
    に基づき統計分析処理を行うことで、業務実績の分析を
    行うデータ分析処理手段と、 前記データ分析処理手段による分析結果を出力する業務
    実績出力手段と、 を有し、タクシー乗務員の勤務時間中における業務実績
    を収集し、その業務実績を分析することによって配車又
    は流しの計画立案を支援するための情報を生成すること
    を特徴とするタクシー事業支援システム。
  2. 【請求項2】 前記タクシーには、 タクシー乗務員による勤務時間中における業務内容に基
    づき業務実績データを生成する業務実績管理処理手段
    と、 前記業務実績管理処理手段が生成した業務実績データを
    出力する業務実績データ出力手段と、 が搭載されていることを特徴とする請求項1記載のタク
    シー事業支援システム。
  3. 【請求項3】 前記タクシーには、更に、 当該タクシーの現在位置を取得するための位置情報収集
    手段と、 前記位置情報収集手段が取得した現在位置情報から乗客
    が乗降車した場所並びにその間の走行経路を特定する位
    置情報処理手段と、 少なくとも待ち及び流しの業務状況を入力するための業
    務状況入力手段と、 実車の開始及び終了を入力するための実車状態入力手段
    と、 が搭載されており、 前記業務実績管理処理手段は、前記位置情報処理手段、
    前記業務状況入力手段及び前記実車状態入力手段から送
    られてくる情報に基づき業務実績データを自動生成する
    ことを特徴とする請求項2記載のタクシー事業支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記業務実績データ出力手段は、着脱可
    能な記憶手段に業務実績データを書き込む業務実績デー
    タ書込手段であり、 前記業務実績データ受付手段は、前記記憶手段から業務
    実績データを読み取る業務実績データ読取手段であるこ
    とを特徴とする請求項2記載のタクシー事業支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記業務実績データ出力手段は、搭載さ
    れた通信機能を使用して業務実績データを送信する業務
    実績データ送信手段であり、 前記業務実績データ受付手段は、前記業務実績データ送
    信手段が送信する業務実績データを受信する業務実績デ
    ータ受信手段であることを特徴とする請求項2記載のタ
    クシー事業支援システム。
  6. 【請求項6】 前記業務実績出力手段は、搭載された通
    信機能を使用して前記データ分析処理手段による分析結
    果を前記タクシーに対して送信する実績送信手段を有
    し、 前記タクシーには、 前記業務支援装置から送られてくる分析結果を受信する
    実績受信手段と、 前記実績受信手段が受信した情報を画面表示する表示処
    理手段と、 が搭載されていることを特徴とする請求項2記載のタク
    シー事業支援システム。
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