JPH11312078A - 乱数発生回路を有する半導体装置 - Google Patents

乱数発生回路を有する半導体装置

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JPH11312078A
JPH11312078A JP10120757A JP12075798A JPH11312078A JP H11312078 A JPH11312078 A JP H11312078A JP 10120757 A JP10120757 A JP 10120757A JP 12075798 A JP12075798 A JP 12075798A JP H11312078 A JPH11312078 A JP H11312078A
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Hirokazu Tagiri
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウンタ構成の乱数発生回路を有する半導体
装置であって、電源投入直後に乱数を使用する回路によ
って読み出される乱数の値が常に同一となることがない
ようにした半導体装置を提供する。 【解決手段】 入力クロックに同期して所定系列の乱数
を出力する乱数発生回路4を有する半導体装置におい
て、乱数発生回路4については、電源投入後、初期化す
ることなく、さらに、クロックが不安定な状態で、動作
を開始させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力クロックに同
期して所定系列の乱数を出力する乱数発生回路を有する
半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、システムにおいては、電源投入時
には、安定動作を確保するため、システム全体を初期化
するとともに、クロックの発振が安定するまでリセット
をかける(動作させない)ようになっており、乱数を出
力する乱数発生回路を有するシステムの場合も同様であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、乱数を出力す
る乱数発生回路がカウンタ構成(入力クロックに同期し
て所定系列の乱数を出力する構成)である場合、リセッ
ト解除後の同じタイミングで得られる乱数の値は必ず同
じである。
【0004】また、通常、乱数を使用する回路では、リ
セット解除後、入力クロックのカウント数によって乱数
を読み出すようになっており、常に同じタイミングで乱
数を読み出すことになる。
【0005】以上より、乱数発生回路を有する従来の乱
数発生システムでは、乱数発生回路がカウンタ構成であ
る場合、乱数を使用する回路によって電源投入直後に読
み出される乱数は常に同じ値となってしまう。
【0006】そこで、本発明は、カウンタ構成の乱数発
生回路を有する半導体装置であって、電源投入直後に乱
数を使用する回路によって読み出される乱数の値が常に
同一となることがないようにした半導体装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、半導体集積回路を同期動作させるため
のクロック信号を発生する発振回路と、前記半導体集積
回路の論理状態を確定させるためのリセット信号を発生
する初期化回路と、前記クロック信号に同期して所定系
列の乱数を発生する乱数発生回路とを有する半導体装置
であって、前記乱数発生回路は、前記リセット信号で初
期化されることがないとともに、前記発振回路の動作が
不安定な状態でも前記クロック信号が入力されるように
している。
【0008】以上の構成により、電源投入後、乱数発生
回路は出力する乱数の初期値を与えられることなく動作
を開始し、また、動作を開始してから一定時間が経過す
るまでに入力されるクロックの数は不定となり、システ
ム全体(乱数発生回路を除く)のリセット解除後の同じ
タイミングであっても、乱数発生回路から出力される乱
数は常に同じ値となることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態で
ある半導体装置の構成を示す図である。同図において、
1はクリスタルの発振回路、2はパワーオンリセット回
路、3はカウンタ、4はカウンタ構成の乱数発生回路、
5はインバータ回路、6はAND回路、7はOR回路で
ある。
【0010】発振回路1の発振波はインバータ回路5を
介して乱数発生回路4のクロック端子CK及びAND回
路6に入力される。AND回路6のもう一方の入力には
Nビットのバイナリカウンタとして構成されたカウンタ
3の出力端子−Qnが接続されており、AND回路6の
出力はカウンタ3のクロック端子CKに接続されてい
る。
【0011】パワーオンリセット回路2の出力は、カウ
ンタ3のリセット端子Resetに接続されているとと
もに、OR回路7の入力に接続されている。OR回路7
のもう一方の入力にはカウンタ3の出力端子−Qnが接
続されている。
【0012】そして、OR回路7の出力(以下、「シス
テムリセット信号SR」と呼ぶ)は、乱数発生回路4が
出力する乱数を使用する回路(不図示)に入力されてお
り、この乱数を使用する回路は、システム全体のリセッ
トが解除された後(システムリセット信号SRがハイレ
ベルからローレベルになった後)、入力されるクロック
を所定数カウントすると、乱数発生回路4が出力する乱
数を読み出すようになっており、常に同じタイミングで
乱数が読み出されることになる。
【0013】パワーオンリセット回路2は、電源電圧V
DDとグランドGND間に直列接続された抵抗Rとコンデ
ンサCとの接続点がインバータINVの入力に接続され
ており、その出力(インバータINVの出力側)は、電
源投入直後はハイレベルとなるが、コンデンサCと抵抗
Rとによって決まる所定時間t0が経過するとローレベ
ルに切り換わる。
【0014】カウンタ3は、リセット状態(リセット端
子Resetに入力される信号がハイレベルである状
態)では、出力端子−Qnからの出力をハイレベルとす
るが、リセット解除後(リセット端子Resetに入力
される信号がハイレベルからローレベルに切り換わった
後)、クロック端子CKに入力されるクロックの立ち上
がりを所定回数カウントすると、出力端子−Qnからの
出力をローレベルに切り換える。
【0015】尚、カウンタ3がクロック端子CKから入
力するクロックの立ち上がりをカウントする回数は、カ
ウンタ3の出力端子−Qnからの出力が、電源投入後、
発振回路1の発振波が安定した後に、ローレベルに切り
換わるように設定されている。
【0016】乱数発生回路4は、例えば、図3に示すよ
うなカウンタ構成であり、この例では、8つのフリップ
フロップFF1〜FF8が縦続接続され、これらの縦続
接続間のうち、フリップフロップFF2とフリップフロ
ップFF3との間、フリップフロップFF3とフリップ
フロップFF4との間、フリップフロップFF5とフリ
ップフロップFF6との間に、それぞれEXOR回路G
1、G2、G3が設けられ、最終段の出力が初段のフリ
ップフロップFF1の入力、及び、各EXOR回路G1
〜G3に帰還されている。これにより、各段の入力から
なる8ビットには、クロック端子CKに入力されるクロ
ックに同期して所定系列の乱数が現れることになる。
【0017】尚、乱数発生回路4はリセット端子Res
etを有しており、このリセット端子Resetに入力
される信号によってリセットがかかり、乱数として出力
する初期値が与えられるが、このリセット端子はシステ
ム内部ではどこにも接続されておらず、正常に動作して
いるか否かを判定することなどを目的として、テスト時
にのみ、外部からリセット端子に信号を入力し、乱数発
生回路4に外部からリセットをかけることができるよう
になっている。
【0018】以上より、電源投入後の、発振回路1の発
振波A、パワーオンリセット回路2のコンデンサCと抵
抗Rとの接続点Bの電圧、パワーオンリセット回路2の
出力C、カウンタ3の出力D、及び、システムリセット
信号SRのタイミングチャートは図2に示すようにな
り、電源投入後、時間t0+t1が経過すると、すなわ
ち、発振回路1の発振が安定した後に、システム全体の
リセットが解除され、その後、さらに時間t2が経過す
ると、乱数が読み出されることになる。尚、t0はパワ
ーオンリセット回路1のコンデンサCと抵抗Rとで決ま
る時間、t1はカウンタ3がクロックの立ち上がりを所
定回数カウントするまでに要する時間、t2は乱数を使
用する回路がクロックを所定数カウントするまでに要す
る時間である。
【0019】したがって、システム全体のリセットが解
除された後、常に同じタイミングで乱数が読み出される
ことになるが、本実施形態では、乱数発生回路4につい
ては、電源投入後、初期化することなく、さらに、発振
回路1の発振波が不安定な状態で、動作を開始させるこ
とになるので、初期値を与えられることなく動作を開始
し、また、動作を開始してから一定時間が経過するまで
に入力されるクロックの数は不定となり、これにより、
電源投入直後に読み出される乱数の値は常に同一となる
ことはない。
【0020】尚、カウンタ構成の乱数発生回路について
は、トランジスタの能力のアンバランスなどにより、リ
セットをかけなくても、電源投入時に出力する乱数の値
が同一になる場合があるが、このような場合でも、本実
施形態では、さらに、入力クロックが不安定な状態から
動作させるようにしているので、電源投入後、一定時間
が経過するまでに入力されるクロックの数は不定であ
り、乱数を使用する回路によって読み出される乱数の値
は常に同一となることはない。
【0021】さらに、本実施形態では、コンデンサCと
抵抗Rのばらつきによって、電源投入後、パワーオンリ
セット回路2の出力がハイレベルからローレベルに変化
するまでの時間、ひいては、システムリセットが解除さ
れるまでの時間がばらつくので、乱数を使用する回路に
よって電源投入後に読み出される乱数の値はシステム毎
に異なるものとなる。
【0022】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、発振回路1、パワーオンリセッ
ト回路2、カウンタ3、及び、乱数発生回路4について
は、様々な構成を取り得る。また、発振回路1及びパワ
ーオンリセット回路2については、IC内部であっても
IC外部であってもどちらでも構わない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、乱数発生回路を有
する本発明の半導体装置によれば、電源投入後、乱数発
生回路は初期値を与えられることなく動作を開始し、ま
た、動作を開始してから一定時間が経過するまでに入力
されるクロックの数は不定となるので、システム全体
(乱数発生回路を除く)のリセットが解除された後、同
じタイミングで乱数が読み出されたとしても、その値が
常に同一となることはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である半導体装置の構成
を示す図である。
【図2】 各信号のタイミングチャートを示す図であ
る。
【図3】 カウンタ構成の乱数発生回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 発振回路 2 パワーオンリセット回路 3 カウンタ 4 乱数発生回路 5 インバータ回路 6 AND回路 7 OR回路 FF1〜FF8 フリップフロップ G1〜G3 EXOR回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路を同期動作させるための
    クロック信号を発生する発振回路と、前記半導体集積回
    路の論理状態を確定させるためのリセット信号を発生す
    る初期化回路と、前記クロック信号に同期して所定系列
    の乱数を発生する乱数発生回路とを有する半導体装置で
    あって、 前記乱数発生回路は、前記リセット信号で初期化される
    ことがないとともに、前記発振回路の動作が不安定な状
    態でも前記クロック信号が入力されるように構成されて
    いることを特徴とする半導体装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096181A1 (fr) * 2002-05-09 2003-11-20 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Dispositif, procede et programme de production de valeurs initiales de nombres aleatoires
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