JPH11311894A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11311894A
JPH11311894A JP10117995A JP11799598A JPH11311894A JP H11311894 A JPH11311894 A JP H11311894A JP 10117995 A JP10117995 A JP 10117995A JP 11799598 A JP11799598 A JP 11799598A JP H11311894 A JPH11311894 A JP H11311894A
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toner
image forming
roller
image
brush
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JP10117995A
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Takahiro Sasai
隆博 笹井
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーナレス方式を用いた画像形成装置にお
いて、感光体ドラムに対して配置する帯電ブラシとメモ
リ除去ブラシに対して、定期的にクリーニングを行わせ
て、記録紙の品質を維持できるようにする。 【解決手段】 画像形成装置のプロセス装置において、
感光体ドラム21を帯電させる帯電ブラシ22と、メモ
リ除去ブラシ23に対して、制御装置30からの信号で
電圧の印加を行うとともに、その印加電圧のオン/オフ
の制御を行わせる電源回路31、32を各々配置する。
そして、一連のジョブの終了後と、一定枚数の記録紙の
作成が行われた場合とに、前記ブラシに付着したトナー
を感光体21に戻す動作を行わせるような制御プログラ
ムを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体に対してブ
ラシ状の帯電手段を配置してなる画像形成装置に関し、
特に、ブラシ状部材に付着するトナーを所定のタイミン
グで除去可能に構成した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の電子写真方式を用いた画像形成装
置においては、ベルト状またはドラム状の感光体を一様
に帯電させる帯電器、前記感光体の表面に光を照射して
静電潜像を形成するための露光装置、その静電潜像にト
ナーを付着させてトナー画像を形成させる現像器、およ
び、感光体に形成したトナー画像を用紙に転写する転写
器としての転写ローラを備えている。前記現像器におい
ては、トナー容器内部でトナーを攪拌しながら送り出す
攪拌器(アジテータ)と、感光体に対してトナーを供給
するための現像ローラを配置している。そして、前記現
像ローラでは、ブレードにより押圧することによって、
ローラの表面にトナーの薄層を形成させ、感光体に形成
した静電潜像に対して、トナーの供給の動作を良好に行
わせるように構成している。
【0003】そして、前記感光体に形成した静電潜像に
対して、トナーを付着させることによりトナー画像が形
成され、そのトナー画像を用紙に転写させている。ま
た、一般の画像形成装置においては、感光体から用紙に
トナー画像を転写した後で、前記ドラムの表面に残留す
るトナーを、クリーニング装置により回収する手段を設
けている。ところが、前述したようなトナーを回収する
方式の装置では、クリーニング装置を設ける必要がある
ために、その装置の設置スペースを装置内部に必要とす
ることの他に、クリーニング装置のブレード等のメンテ
ナンスが面倒である等の問題がある。
【0004】そこで、前述したようなクリーニング装置
の問題を解消するために、感光体の残留トナーを現像手
段により回収する方式の装置(以下「クリーナレス方
式」と呼ぶ)を構成することが提案されている。前記ク
リーナレス方式の装置においては、用紙にトナー画像を
転写した後で、感光体の表面に残留するトナーを現像器
に戻して再び使用するようにしているもので、廃トナー
を外部に排出する形式のクリーニング装置を装備するこ
となしに、プロセス装置を構成可能であり、画像形成装
置の全体の構造を簡素化できるという特徴がある。
【0005】前記クリーナレス方式の装置においては、
トナー画像を用紙に転写した後でメモリ手段を用いて残
留トナーを掻き乱し、感光体に残留するトナーの付着力
を弱めてから、帯電ローラにより感光体を一様に帯電さ
せて、現像ローラに向けて移転させるような手段を用い
ている。前記帯電ローラとしては、導電性の繊維による
ローラブラシ状のものを用い、感光体ドラムに対して所
定の値の電圧を印加して、感光体の表面に一様な帯電を
行わせるものとして構成する。また、前記メモリ除去手
段としてはブラシ状のものを用いており、前記ブラシを
導電性の毛状のもので構成して、感光体表面に残留する
トナーを摺擦して散らせるとともに、トナーに対する電
気的な付着力を弱め、帯電ローラによる電圧の印加作用
を均一に行い得るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記クリー
ナレス方式の装置において、感光体に帯電させるための
帯電ローラやメモリ除去ブラシに、トナーが付着して汚
れが発生すると、感光体表面に付着しているトナーを散
らす効果が低下するとともに、帯電が均一に行われない
という問題がある。そして、前記帯電ローラやメモリ除
去ブラシに汚れが付着したままでコピーを作成する場合
には、用紙に転写した画像に前の画像メモリが残った
り、さらに、トナーが感光体に硬く固着する(フィルミ
ング)現象が発生し、画像の白抜け等が生じることがあ
る。そこで、従来のクリーナレス方式の画像形成装置に
おいては、一連のジョブ(記録紙作成の動作)が終了す
る都度、クリーニングシーケンスを設定して、前記ブラ
シ状の部材に付着したトナー等を除去する作業を行わせ
ている。
【0007】前記1回の記録紙作成のジョブで少数枚の
記録紙のみを作成する場合には、前記クリーニングシー
ケンスでも十分に対処が可能である。ところが、1ジョ
ブで数10枚も記録紙を連続して作成する場合には、連
続して記録紙を作成している途中で、前記ブラシにトナ
ーが次第に付着し、記録紙の作成枚数が増大するにつれ
て画質不良が発生し、記録紙の品質が低下するという問
題がある。
【0008】本発明は、前述したような従来のクリーナ
レス方式の装置の問題を解消するもので、大量枚数の記
録紙を連続して作成する際に、その作業の途中にクリー
ニングの動作を設定し、記録紙の画質の低下を防止でき
るような装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体と、帯
電手段と、静電潜像書き込み手段と、現像手段と、転写
手段とを備えたクリーナレス方式の画像形成装置に関す
る。本発明の請求項1の発明は、大量枚数の記録紙を連
続して形成する際に、記録紙作成の途中で帯電手段に付
着したトナーを除去するクリーニングシーケンスを設定
することを特徴とする。請求項2の発明は、前記クリー
ナレス方式の画像形成装置には、さらに、メモリ除去部
材を備え、前記クリーニングシーケンスの実行に際し
て、メモリ除去部材に対するクリーニングを同時に実施
することを特徴とする。請求項3の発明は、前記クリー
ニングシーケンスの実行は、所定枚数毎に行うことを特
徴とする。
【0010】前述したように構成したことにより、本発
明においては、帯電手段としてのブラシにトナーが大量
に付着したままで動作を継続することがなく、記録紙に
汚れが発生する前の段階で付着したトナーを除去できる
ので、記録紙の品質を一定に維持することが可能であ
る。また、メモリ除去部材に対しても、帯電ブラシと同
じタイミングでクリーニングを行うことにより、残留ト
ナーを分散させてメモリの除去を行うことができるの
で、帯電効率を高めることができる。そして、前記クリ
ーニングシーケンスを一定の枚数毎に区切って実行する
ことによって、画像形成装置における画像形成の作用を
良好に維持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明の装置の構成を説明する。図1に示す例では、画像形
成装置の画像形成部に配置するプロセス装置を、現像器
ユニットと感光体ユニットとを組み合わせて構成する場
合の例を示しているもので、前記2つのユニットの詳細
な構成と、クリーナレス方式の装置の構成等は後で説明
する。前記プロセス装置において、感光体ユニットに設
ける感光体ドラム21には、帯電ローラ22により一様
な帯電を行わせた後、LEDにより構成される書き込み
装置25からの光を照射して静電潜像を形成し、その静
電潜像に対して現像ローラ14からトナーを供給し、ト
ナー画像として可視像化させる。前記現像ローラ14か
ら感光体ドラムに向けてトナーを供給する現像装置は、
トナー容器の内部で攪拌器12により攪拌して、供給ロ
ーラ13を介して現像ローラ14に所定の厚さの薄層と
して付着させ、感光体ドラムに形成される静電潜像に向
けて移転させ、トナー画像を形成させる。
【0012】前記感光体ドラム21に形成されるトナー
画像は、転写ローラ26に対応する転写位置で、用紙の
裏面から前記転写ローラにより、所定の電位が印加され
ることにより用紙に移転される。前記トナー画像を用紙
に転写した後で、感光体ドラムに残留するトナーは、メ
モリ除去ブラシ23により掻き乱されて付着力が弱めら
れた状態で、帯電ローラ22によりさらに分散されて、
現像ローラ14に回収される。そして、トナー容器から
新たに供給されるトナーと回収トナーとを混合して、現
像ローラに再び付着させることによって、クリーニング
装置を用いずにプロセス装置を正常に動作させて、コピ
ーの品質を良好に維持できる装置を構成する。前記プロ
セス装置において、感光体ドラムに対して通常の動作に
よりトナー画像を形成する際には、帯電ローラ22とメ
モリ除去ブラシ23および転写ローラに対して、電源回
路31〜33を介して所定の値の電圧を各々に印加す
る。また、現像ローラ14には電源回路34を接続して
設け、前記現像ローラに印加する電圧により帯電されて
いるトナーを、感光体ドラムに形成されている静電潜像
に向けて移転させて、トナー画像を形成させる。
【0013】前記プロセス装置において、各部材に対す
る電圧の印加と、その動作の制御を行うために制御装置
30を配置しており、前記制御装置30においては、制
御プログラムを設定するメモリ35と、表示装置36と
を接続している。また、前記制御装置30により、電源
回路31〜33の各々に対して、その動作条件での最適
な電圧の印加条件の設定と、オン/オフの制御を行わ
せ、現像ローラ14に対する電源回路34に対する制御
も同時に行い得るように構成している。前記制御作用に
加えて、本発明において、制御装置には一連の記録紙作
成のジョブが終了することの情報により、クリーニング
シーケンスを動作させて、帯電ブラシ22とメモリ除去
ブラシの各々に付着したトナーを、感光体に戻す作用を
行わせるようにプログラムを設定している。
【0014】さらに、前記一連のジョブ終了後の帯電ブ
ラシ22のクリーニングの動作に加えて、所定の枚数の
記録紙を作成した時に、その記録紙作成の動作を中断さ
せて、クリーニング作用を行わせるようなシーケンスを
設定している。つまり、本発明においては、図2のフロ
ーチャートに示すように、一連のジョブで設定している
一定の枚数(N=20または任意の枚数)を越える場合
に、その設定枚数Nに達した時点でクリーニングの動作
を行わせるようにする。そして、帯電ブラシ22とメモ
リ除去ブラシの各々に付着したトナーを、感光体に戻す
作用を行わせて、前記2つのブラシにトナーが付着して
いない状態とし、記録紙の作成の途中で品質が劣化する
ことを防止できるようにする。
【0015】前記図2に示すフローチャートにおいて、
最初に画像形成装置のコントロールパネルに記録紙の作
成枚数が設定されて、装置の動作をオンにすると、ステ
ップa−1において記録紙の作成の動作が行われ、a−
2ステップでは、印字終了カウンタの数字を1づつ加算
する。そして、ステップa−3では残りの印字枚数は0
か否かを判断し、残りの印字枚数が0になったと判断さ
れると、a−4のステップに移行してクリーニングの動
作を行って、一連の記録紙作成の作業を終了する。
【0016】前記ステップa−3において、残りの印字
枚数が0ではない時には、a−5のステップに移行し、
印字終了カウンタはNかを判断し、NOの場合には、ス
テップa−1に戻って記録紙の作成動作を繰り返し、a
−2のステップでカウンタの数値を1追加する。前記a
−5のステップで記録紙の作成枚数がN枚に達したこと
が検知されると、a−6のステップに移行してクリーニ
ングの動作を行い、そのクリーニングシーケンスを実行
する。その後に、ステップa−7で印字終了カウンタの
リセットを行って、a−1のステップに戻り記録紙の作
成の動作を繰り返す。そして、a−3のステップで残り
の枚数が0になったことが確認されると、ステップa−
4に移行して、最後のクリーニングを実行して一連のジ
ョブを終了する。
【0017】なお、前記画像形成装置の動作において、
記録紙の作成枚数の情報としては、複写機におけるコピ
ー作成の場合は、コントロールパネルにオペレータが設
定したコピー枚数を用いる。自動原稿搬送装置の機能を
用いている場合には、読み取った原稿の枚数の情報を用
いることもできる。また、ファクシミリ装置の受信機能
を動作させている時には、送信側からの原稿の枚数の情
報を用いることもできる。その他に、記録紙の作成の動
作を行っている時に、設定値Nを越えた時に、ステップ
a−6に制御の動作を移行させて、クリーニングシーケ
ンスを実施させるように、制御装置に対する制御条件を
設定することも可能となる。前記設定値Nとしては、小
型のクリーナレス方式の装置では、20枚程度の値に設
定することにより、記録紙の品質を良好に維持できるも
のとなる。
【0018】前記クリーニングシーケンスを実行させる
際には、図3のタイミングチャートに示されるようにし
て、各部材に対する電圧の印加の動作を制御する。通常
の記録紙作成モードを設定している場合には、帯電ロー
ラ22と現像ローラ14に対しては、それぞれマイナス
の所定の値の電圧を印加し、メモリ除去ブラシ23と転
写ローラ26に対しては、それぞれプラスの所定の値の
電圧を印加している。これに対して、クリーニングシー
ケンスを実行する時間Tでは、帯電ローラ22およびメ
モリ除去ブラシ23に対しては電圧の印加をオフにし、
現像ローラ14にはプラスの電圧を印加し、転写ローラ
26に対してはプラスの電圧を印加したままで行う。ま
た、前記シーケンス実施時間Tが経過した後で、時間t
だけ余分にクリーニングシーケンスを設定しているが、
この時間tは感光体が1回転する時間に設定する。前述
したようにして、所定の時間T+tのクリーニングを行
ってから、再び通常の記録紙の作成モードに戻して、次
にN枚の値が検出されるまで、記録紙作成の動作を継続
させるようにする。なお、前記図3に示すような電圧の
印加の制御は、前記図2のフローチャートに示すa−
4、a−6のステップのそれぞれにおいて実施するもの
である。
【0019】
【実施例】以下に、本発明を適用可能な画像形成装置の
全体の構成を、図4、5にしたがって説明する。本発明
の対象とする検知手段を設ける画像形成装置1には、そ
の本体の下部に給紙カセット2を装着して、給紙を行う
ものとして構成している。前記給紙カセット2には、用
紙を載置するボトムプレート2aと、用紙の分離を行う
ための分離爪2bとを設けている。また、給紙カセット
からの給紙のためにピックアップローラ3を設けてお
り、前記ローラ3としては半月ローラを用いている。前
記給紙カセットから送り出した用紙を案内する用紙搬送
路には、搬送ローラ装置4、5を配置し、転写ローラ2
6による画像転写部の下流部には定着装置28を設け
て、排出ローラ装置29を介してコピーを排出させる経
路を構成する。そして、前記ローラ装置5により、感光
体ドラム21に形成されるトナー画像にタイミングを合
わせて用紙を送りながら、転写ローラ26から電圧を印
加することにより、感光体ドラムに形成したトナー画像
を用紙に転写するように構成している。
【0020】本実施例に示す画像形成装置においては、
給紙カセット2からの用紙搬送路の途中の部分に、装置
本体の側板7を開閉可能に設けて、用紙搬送路での紙詰
り等が生じた際に、側板と一体に設けたガイド板を開い
てジャム処理を行う際等に使用する。また、前記側板7
の上部分に設けた開口を介して手差しトレイ6を設けて
おり、その給紙路に対応させて手差し給紙ローラ8を配
置し、搬送ローラ装置5に向けて用紙を送る別の給紙系
統を構成している。さらに、前記用紙搬送路には用紙の
検知のためのセンサS1、S2等を配置して、前記セン
サの検知情報を用いて用紙搬送路内での用紙の搬送の制
御を行うようにしている。
【0021】前記画像形成装置本体において、そのフレ
ームの上部に配置するプロセスユニットは、現像器ユニ
ット10と感光体ユニット20とを組み合わせて構成し
ている。前記プロセスユニットを構成する2つのユニッ
ト10、20は、装置本体の上部に設けた上蓋部材9を
支点9aを介して開いた状態で、上側に向けて取出すこ
とができるように設けられている。また、前記上蓋部材
9には、感光体ドラムに対して画像の書き込みを行うた
めの画像書き込み装置25を設けて、前記上蓋部材9を
閉じた状態で画像書き込み装置が、感光体ドラム21に
対する書き込み位置に自動的に設定される。
【0022】前記プロセスユニットに設ける現像器ユニ
ット10は、1成分トナーを収容するトナー容器11内
でトナーの攪拌を行う攪拌器12と、感光体ドラムに対
応させて配置する現像ローラ14、および、前記現像ロ
ーラ14に対してトナーを帯電させながら供給する供給
ローラ13と、現像ローラ14の表面に付着させたトナ
ーを薄層として形成するブレード15とを配置してい
る。前記供給ローラ13と現像ローラ14とは、圧接さ
れる状態で同一方向に駆動されることにより、2つのロ
ーラの間でトナーを摩擦により帯電させ、現像ローラの
表面にトナーを付着させるようにする。そして、前記現
像ローラ14の表面に付着されたトナーは、ブレード1
5が押圧されることにより一定の厚さの薄層として形成
され、感光体ドラム21に対する現像位置に向けて露出
される。
【0023】前記現像器ユニットと組み合わせられる感
光体ユニット20では、感光体ドラム21と、前記感光
体ドラムに対して一様な帯電を行わせるための帯電ロー
ラ22を設けており、前記感光体ドラム21は本体フレ
ームのアースに接続されて接地されている。また、前記
感光体ユニット20のフレームの下部にはメモリ除去ブ
ラシ23を設けて、感光体ドラムに残留するトナーを掻
き乱してそのトナーの付着力を弱める作用を行わせる。
【0024】前述したように構成してなるプロセスユニ
ットにおいて、現像器ユニット10に設ける供給ローラ
13は、軸にスポンジ状の導電性を有する弾性体または
導電性の繊維を有する植毛体を所定の厚さで設けた弾性
体ローラとして構成することができる。そして、前記図
1に示される制御・検知装置に設けた電圧印加用電源か
ら、前記供給ローラ13の軸には、図示を省略した給電
部材より−400〜−600V、望ましくは−500V
前後の値のバイアス電圧が印加される。また、前記現像
ローラ14はステンレス等の金属製のローラ軸に、導電
性のゴム(シリコンゴム、ウレタンゴム、NBR)を所
定の厚さで被覆したもので構成されており、そのローラ
表面を平滑なものとして構成する。前記現像ローラ14
に対しては−200〜−400V、望ましくは−300
V前後の値のバイアス電圧が印加される。また、前記現
像ローラ14に対して配置するブレード15は、現像ロ
ーラ14の表面に形成するトナーの薄層の均一に設定す
るためのもので、ウレタン樹脂シートまたはステンレス
製の板部材からなるバネ性を有するものとして構成す
る。そして、前記ブレード15に対しては−300V〜
−500Vの範囲、望ましくは−400V前後の値のバ
イアス電圧が印加される。
【0025】前記供給ローラ13と現像ローラ14との
軸芯間距離は、2つのローラの半径の合計よりも若干小
さく設定されており、両ローラを同一方向(矢印X方
向)に回転させることにより、両ローラの接触部では圧
接されながら反対方向に摺動される状態となる。そし
て、両ローラの摩擦作用と各々のローラに印加されてい
る電圧の差により両ローラ間でトナーが帯電されて、現
像ローラ14の表面にトナーが付着される。さらに、前
記現像ローラ14の表面に付着されたトナーをブレード
15により均一な厚さに形成し、感光体ドラムに向けて
露出させ、感光体ドラムに形成された潜像にトナーを移
転させてトナー画像を形成する。
【0026】前記現像器ユニット10に組み合わせて配
置する感光体ユニット20には、感光体ドラム21と、
表面が植毛部材等により構成されるブラシローラのよう
な帯電ローラ22とを設けている。そして、感光体ドラ
ム21に対して画像書き込み装置25を配置して画像の
書き込みを行うとともに、感光体ドラムに形成したトナ
ー画像を転写ローラ26の放電により用紙に転写する。
また、前記画像書き込み装置25はLEDヘッドアレイ
より構成されるもので、画像情報出力装置からの情報に
もとづいて、LEDを発光させて感光体ドラムに光を照
射する。前記感光体ドラム21の表面はアースされた光
導電体よりなるもので、帯電ローラ22により−750
Vの帯電が行われ、画像書き込み装置25より光が照射
された部位、すなわち画像情報の黒に対する部分の電位
が−80V程度となり、光の照射部位と非照射部位(画
像情報の白に対応する部分)とで電位差が生じ、画像情
報に対応する静電潜像が形成される。
【0027】前記感光体ドラムに形成される静電潜像に
対して、現像ローラ14の表面に付着している負に帯電
しているトナーが接すると、トナーは感光体ドラム21
の表面の光照射部位に吸引され、感光体ドラムの表面に
はトナー画像が形成される(反転現像)。前記トナー画
像の転写位置では、用紙の裏面から転写ローラ26によ
り600〜3.5kVのバイアス電圧が印加されること
によって、用紙にトナー画像が転写される。前記トナー
画像が転写された用紙は、感光体ドラムの回転により定
着器18に向けて送られる。また、前記トナー画像を用
紙に転写した後で、感光体ドラムの表面に残留するトナ
ーは、帯電ローラ22により掻き乱されて感光体ドラム
の表面に分散されるとともに、感光体ドラムの表面の帯
電と同じ電位に帯電される。そして、感光体ドラムが現
像ローラ14に接する位置で、両者の間の電位差により
現像ローラ14側に移転され、容器部から新たに供給さ
れるトナーに混合されて再使用される。
【0028】前記図4、5に示される装置においては、
図1に示されるような構成の制御装置を組み合わせて構
成し、制御装置には図2、3に示すような動作の条件を
設定して、制御の動作を行わせるように構成する。そし
て、前述したようなクリーニングシーケンスを実施する
ことにより、帯電ローラとメモリ除去ブラシを正常に作
動させる処理を行うことができる。また、前記クリーニ
ングシーケンスを実施する場合には、通常のトナー画像
を形成して用紙にトナー画像を転写させる場合の各装置
の動作とは別に、各部材に対する電圧の印加の状態を変
化させて、帯電ブラシとメモリ除去ブラシに付着してい
るトナーを現像器に向けて回収させることができる。
【0029】なお、本発明の実施例を適用する画像形成
装置は、電子写真複写機の他に、ファクシミリ装置やプ
リンタとして構成することができるものであり、クリー
ナレス方式の画像形成装置における記録紙の品質の劣化
を防止することができる。また、前記制御条件として設
定するN枚の値は、小型の装置では20枚程度に設定す
ると良いと考えられる。前記条件の他に、装置の置かれ
た環境条件やその他の条件に対応させて、前記Nの値を
30枚程度に設定することも可能であり、記録紙の品質
を正確に維持しようとする場合には、N=15枚程度の
値として設定することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明の装置は、前述したように構成し
ているものであるから、帯電手段としてのブラシにトナ
ーが大量に付着したままで動作を継続することがなく、
記録紙に汚れが発生する前の段階で付着したトナーを除
去できるので、記録紙の品質を一定に維持することが可
能である。また、メモリ除去部材に対しても、帯電ブラ
シと同じタイミングでクリーニングを行うことにより、
残留トナーを分散させてメモリの除去を行うことができ
るので帯電効率を高めることができる。そして、前記ク
リーニングシーケンスを一定の枚数毎に区切って実行す
ることによって、画像形成装置における画像形成の作用
を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御装置の構成を示す説明図であ
る。
【図2】 クリーニングシーケンスのフローチャートで
ある。
【図3】 クリーニング実施時のタイミングチャートで
ある。
【図4】 図1の制御装置を適用可能な画像形成装置の
説明図である。
【図5】 図3の画像形成装置に配置するプロセス装置
の説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 2 給紙カセット、 3
ピックアップローラ、9 上蓋部材、 10 現像
器ユニット、 11 トナー容器、12 攪拌器、
13 供給ローラ、 14 現像ローラ、20
感光体ユニット、 21 感光体ドラム、 22
帯電ブラシ、23 メモリ除去ブラシ、 25
書き込み装置、26 転写ローラ、 28 定着装
置、 29 排出ローラ装置、30 制御装置、
31〜34 電源回路、 35 メモリ、36
表示装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、帯電手段と、静電潜像書き込
    み手段と、現像手段と、転写手段とを備えたクリーナレ
    ス方式の画像形成装置において、 大量枚数の記録紙を連続して形成する際に、記録紙作成
    の途中で帯電手段に付着したトナーを除去するクリーニ
    ングシーケンスを設定することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クリーナレス方式の画像形成装置に
    は、さらに、メモリ除去部材を備え、前記クリーニング
    シーケンスの実行に際して、メモリ除去部材に対するク
    リーニングを同時に実施することを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングシーケンスの実行は、
    所定枚数毎に行うことを特徴とする請求項1または2に
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080253A (ja) * 2012-12-26 2013-05-02 Canon Inc 画像形成装置

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