JPH11311871A - 光導電性塗布液の乾燥方法 - Google Patents

光導電性塗布液の乾燥方法

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JPH11311871A
JPH11311871A JP11863598A JP11863598A JPH11311871A JP H11311871 A JPH11311871 A JP H11311871A JP 11863598 A JP11863598 A JP 11863598A JP 11863598 A JP11863598 A JP 11863598A JP H11311871 A JPH11311871 A JP H11311871A
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JP
Japan
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drying
coating
photoconductive
coating liquid
cylindrical substrate
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Application number
JP11863598A
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English (en)
Inventor
Wataru Suenaga
渉 末永
Masaharu Suzuki
正治 鈴木
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真感光体に使用される光導電性塗布液
を極めて短時間で乾燥しうる乾燥方法を提供し、さらに
は、発泡が少なく、平滑な表面を有する有機感光体の乾
燥方法を提供する。 【解決手段】 光導電性有機顔料、有機溶剤、及び結合
剤を含有する光導電性塗布液を基体上に塗布した光導電
性塗布液の乾燥方法において、初期乾燥時の供給熱量を
乾燥途中の供給熱量より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
画像装置の電子写真感光体に使用される光導電性塗布液
の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体ドラムには、通常アルミ
ニウムの中空円筒状導電性基体の外周面に下引き層用塗
布液、電荷発生層用塗布液、電荷輸送層用塗布液を順次
塗布、乾燥させて、積層した感光層を形成しているもの
がある。このような有機感光層は、下引き層、電荷発生
層、電荷輸送層の各塗布液を順次塗布後、それぞれの工
程において乾燥装置によって乾燥されて、表面及び内部
の有機溶剤等が除去されて仕上げられる。
【0003】通常、下引き層は1μm程度、電荷発生層
は0.5μm程度、電荷輸送層は10〜30μm程度の
膜厚が形成される。
【0004】上記の電子写真感光体は、一般に無機系感
光体より耐久性に劣っている。この耐久性が劣る大きな
原因の一つとして、電子写真プロセスのクリーニング工
程における感光層の摩擦による膜の摩耗があげられ、こ
れによって帯電電位が下がり画像上のコントラストが低
下する。したがって、感光体としての耐久性を向上させ
るには、感光層の膜厚を厚くすることが有効である。
【0005】しかしながら、膜厚を厚くすることで膜の
摩耗による帯電電位や感度の変動を抑制ができる反面、
感光体の製造工程での自然乾燥または強制乾燥時に塗膜
に気泡が発生し(以下発泡という)、製造歩留まりを低
下させる。この為、特開平6−301224号公報で
は、感光層形成用塗布液中の溶剤等の乾燥において、塗
布膜への供給熱量を乾燥途中で増大せしめることによ
り、重大欠陥である発泡を大幅に抑制することを開示し
ている。
【0006】しかしながら、同号公報に従えば乾燥効率
が悪くなり乾燥時間が長くなる問題を有する。特に、感
光層の厚みを増した場合、乾燥時間は指数関数的に増加
し、相当の乾燥時間が必要となり生産性に大きな問題が
生じる。また、塗液の沸点付近で乾燥させる場合、塗膜
表面のみが乾燥するような乾燥方法、例えば熱風乾燥工
程等を用いると、やはり発泡が生じてしまい、生産性に
問題が生じる。更に、この乾燥方法は熱風を加えること
で平滑な表面が損なわれ、不均一な模様が表れる問題が
あった。
【0007】また、特開平9−114111号に開示さ
れている高周波誘導加熱による乾燥方法では発泡を抑制
できるが、円筒状基体の周囲にコイルを巻く等して、円
周方向に渦電流を発生させ基体自体を熱源として塗膜を
乾燥させるため、単一の基体の乾燥は行えるが、大量の
基体の処理を行うことはできない。さらに、基体自体が
熱源となるので、塗膜の乾燥温度を上げるためには基体
自体の温度が実質的に溶剤の沸点以上になり、塗膜自体
の許容温度を超え感光層に損傷を与える問題があった。
【0008】また、特公平5−50742号では遠赤外
ヒーターを用いて乾燥させることを提案している。この
方法では、感光層の表面と内部が実質的に同時乾燥され
るため、発泡、表面の不均一性等は解決できるものの、
供給熱量を乾燥途中で増大させる方法では、やはり、乾
燥時間がかかり生産性に問題があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであり、その目的とするところは、電子
写真感光体に使用される光導電性塗布液を極めて短時間
で乾燥しうる乾燥方法を提供し、さらには、発泡が少な
く、平滑な表面を有する有機感光体の乾燥方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、初期乾燥時において光
導電性塗布液の塗膜へ相当量の供給熱量を加えても塗膜
は有機溶剤の沸点を越えることがないこと、及び気化熱
により実質的に沸点以下の温度となることを見出し、極
めて短い時間で塗膜の有機溶剤の大半を蒸発させること
ができ、発泡が少なく、平滑な表面を有する有機感光体
を容易に製造しうることを見出し本発明に到達するに至
った。
【0010】即ち本発明は、少なくとも光導電性有機顔
料、有機溶剤、及び結合剤を含有する光導電性塗布液を
基体上に塗布した光導電性塗布液の乾燥方法において、
該乾燥方法における初期乾燥時の供給熱量を乾燥途中の
供給熱量より大きくすることを特徴とする光導電性塗布
液の乾燥方法を提供する。
【0011】特に、該乾燥方法における初期乾燥時の供
給熱量の発生手段が、遠赤外線ヒーターであることが好
ましい。
【0012】以下本発明を詳細に説明する。電子写真感
光体ドラムを対象とする円筒状基体の場合、その材料と
しては、例えば、鉄、アルミニウム、銅、マンガン、シ
リコン、マグネシウム、亜鉛、ステンレス、クロム、チ
タン、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウ
ム、金、白金等の金属又はこれらの合金、或いはポリエ
ステルなどの樹脂にアルミニウム等の導電性材料を蒸着
されたもの等が挙げられる。
【0013】電子写真感光体ドラム上に形成される感光
層は、電荷発生材料と電荷輸送材料とが同一の層内に存
在する単層型であっても、電荷発生材料を含有する層と
電荷輸送材料を含有する層とを積層してなる積層型であ
ってもよい。
【0014】単層型の感光層は、電荷発生材料と電荷輸
送材料とをバインダー樹脂溶液に分散或いは溶解した光
導電性塗布液を、円筒状基体の外周面に塗布後乾燥して
形成することができる。
【0015】積層型の感光層は、電荷発生材料の微粒子
を必要に応じてバインダー樹脂溶液に分散した光導電性
塗布液を円筒状基体の外周面に塗布後乾燥して電荷発生
層を形成し、その上に、電荷輸送機能を有する化合物を
バインダー樹脂溶液に溶解した光導電性塗布液を塗布後
乾燥して電荷輸送層を形成することにより得ることがで
きる。また、上記とは逆に、円筒状基体の外周面に電荷
輸送層を形成した後、電荷発生層を形成させても良い。
【0016】電子写真感光体ドラムにおける感光層の膜
厚は、単層型電子写真感光体の場合には、5〜50μm
の範囲が好ましく、15〜40μmの範囲が特に好まし
い。
【0017】また、積層型電子写真感光体の場合には、
電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ましく、0.01〜
1μmの範囲が特に好ましく、電荷輸送層の膜厚は5〜
50μmの範囲が好ましく、15〜40μmの範囲が特
に好ましい。
【0018】電荷発生材料としては、例えば、フタロシ
アニン系顔料、アゾ系顔料、キノン系顔料、ペリレン系
顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系顔料、ビスベン
ゾイミダゾール系顔料、キナクリドン系顔料、キノリン
系顔料、レーキ顔料、アゾレーキ顔料、アントラキノン
系顔料、オキサジン系顔料、ジオキサジン系顔料、トリ
フェニルメタン系顔料、アズレニウム染料、スクウェア
リウム染料、ピリリウム系染料、トリアリルメタン染
料、キサンテン染料、チアジン染料、シアニン系染料等
の種々の有機顔料、染料や、更にアモルファスシリコ
ン、アモルファスセレン、テルル、セレン−テルル合
金、硫化カドミウム、硫化アンチモン、酸化亜鉛、硫化
亜鉛等の無機材料を挙げることができる。
【0019】電荷発生物質はここに挙げたものに限定さ
れるものではなく、またその使用に際しては単独、或い
は2種類以上混合して用いることができる。
【0020】電荷発生材料の微粒子を必要に応じてバイ
ンダー樹脂溶液中に分散した光導電性塗布液を塗布、乾
燥させてなる電荷発生層の場合には、電荷発生材料とバ
インダー樹脂との使用割合は、重量比で10:1〜1:
10の範囲が好ましく、特に好ましい範囲は6:1〜
1:2である。
【0021】電荷輸送材料としては、正孔輸送材料及び
/又は電子輸送材料を用いることができる。
【0022】正孔輸送材料としては、低分子化合物で
は、例えば、ピレン系、カルバゾール系、ヒドラゾン
系、オキサゾール系、オキサジアゾール系、ピラゾリン
系、アリールアミン系、アリールメタン系、ベンジジン
系、チアゾール系、スチルベン系、ブタジエン系等の化
合物が挙げられる。また、高分子化合物としては、例え
ば、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニ
ルアンスラセン、ポリビニルアクリジン、ピレン−ホル
ムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデ
ヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムアルデヒド樹
脂、トリフェニルメタンポリマー、ポリシラン等が挙げ
られる。
【0023】電子輸送材料としては、例えば、ベンゾキ
ノン系、テトラシアノエチレン系、テトラシアノキノジ
メタン系、フルオレノン系、キサントン系、フェナント
ラキノン系、無水フタール酸系、ジフェノキノン系等の
有機化合物や、アモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、テルル、セレンーテルル合金、硫化カドミウム、
硫化アンチモン、酸化亜鉛、硫化亜鉛等の無機材料が挙
げられる。
【0024】電荷輸送材料は、ここに挙げたものに限定
されるものではなく、その使用に際しては単独、あるい
は2種類以上混合して用いることができる。
【0025】バインダー樹脂としては、疎水性で、電気
絶縁性のフィルム形成可能な高分子重合体を用いるのが
好ましい。このような高分子重合体としては、例えば、
ポリカーボネート、ポリエステル、メタクリル樹脂、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、ポリビニルアセテート、スチレン−ブタジ
エン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シ
リコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒ
ド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリビニルブチラール、ポリビニルフォ
ルマール、ポリスルホン等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。これらのバインダー樹脂は、単
独又は2種類以上混合して用いられる。
【0026】また、これらのバインダー樹脂とともに可
塑剤、増感剤、表面改質剤等の添加剤を使用することも
できる。
【0027】可塑剤としては、例えば、ビフェニル、塩
化ビフェニル、o−ターフェニル、ジブチルフタレー
ト、ジエチレングリコールフタレート、ジオクチルフタ
レート、トリフェニル燐酸、メチルナフタレン、ベンゾ
フェノン、塩素化パラフィン、各種フルオロ炭化水素等
が挙げられる。
【0028】増感剤としては、例えば、クロラニル、テ
トラシアノエチレン、メチルバイオレット、ローダミン
B、シアニン染料、メロシアニン染料、ピリリウム染
料、チアピリリウム染料等が挙げられる。
【0029】表面改質剤としては、例えば、シリコンオ
イル、フッ素樹脂等が挙げられる。
【0030】円筒状基体と感光層との接着性を向上させ
たり、円筒状基体から感光層への自由電荷の注入を阻止
するため、円筒状基体と感光層との間に、必要に応じて
接着剤層或いはバリア層(下引き層)を設けることもで
きる。
【0031】これらの層に用いられる材料としては、前
記バインダーに用いられる高分子化合物の他、カゼイ
ン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、エチルセルロー
ス、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリイミド、カルボ
キシ−メチルセルロース、塩化ビニリデン系ポリマーラ
テックス、ポリウレタン、酸化アルミニウム、酸化錫、
酸化チタン等が挙げられる。
【0032】接着剤或いはバリアとしての機能を付与す
る物質はここに挙げたものに限定されるものではなく、
その使用に際しては単独、或いは2種類以上混合して用
いることができる。
【0033】接着剤層或いはバリア層を設ける場合の膜
厚は、0.005μm以上12μm以下が良く、好まし
くは0.01μm以上2μm以下である。
【0034】上記の電荷発生材料、電荷輸送材料をバイ
ンダー樹脂溶液に分散、溶解する場合には、バインダー
を溶解する溶剤として、バインダーの種類によっても異
なるが、下に位置する層を溶解しないものの中から選択
するよう配慮する。
【0035】具体的な有機溶剤としては、例えば、メタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、ベンジルアル
コール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン、アセチルアセトン
等のケトン類;N、N−ジメチルホルムアミド、N、N
−ジメチルアセトアミド等のアミド類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、メチルセロソルブ、ジグライム等の
エーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等
のエステル類;ジメチルスルホキシド、スルホラン等の
スルホキシド及びスルホン類;塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、1、1、2−トリクロロエタン等の
脂肪族ハロゲン化炭化水素;ベンゼン、トルエン、o−
キシレン、p−キシレン、m−キシレン、モノクロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族類等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらの溶剤
は、単独又は2種類以上混合して用いられる。
【0036】感光層の塗布方法としては、浸漬コーティ
ング法、スプレーコーティング法、スピナーコーティン
グ法、ビードコーティング法、ワイヤバーコーティング
法、ローラーコーティング法、カーテンコーティング法
などのコーティング法を用いることができる。
【0037】例えば、ローラーコーティング法では上述
した電荷輸送材料、バインダー等の塗料用材料、溶剤を
用いて全固形分濃度が20%以上、より好ましくは25
%〜40%の範囲で、粘度が50cp〜300cpの光
導電性塗布液を調整する。
【0038】ここで実質的に塗料の粘度はバインダーポ
リマーの種類及び分子量により決まるが、あまり分子量
が低い場合にはポリマー自身の機械的強度が低下する。
これを損なわない程度の分子量をもつバインダーポリマ
ーを使用することが好ましい。この様にして調整された
塗料を用いてローラーコーティング法により感光層であ
る電荷輸送層が形成される。
【0039】ローラーコーティング法は、電子写真感光
体ドラムである円筒状基体と塗布ロールとを近接配置
し、この塗布ロールに供給された光導電性塗布液を円筒
状基体に塗布する塗料塗布装置において、円筒状基体の
回転方向と同一方向に回転する塗布ロールと、塗布ロー
ルに近接配置された塗料膜厚制御手段を有する円筒状基
体への塗料塗布装置により実施することができる。
【0040】前記塗料膜厚制御手段としては、円筒状部
材または板状部材を用いることができる。
【0041】円筒状基体は、その周速と塗布ロールの周
速の比(円筒状基体の周速/塗布ロールの周速)が0.
5〜2.0の範囲で同一回転方向に回転することが好ま
しい。
【0042】塗料が塗布される際の円筒状基体の回転の
周速は3m/min〜50m/minの範囲とすること
が、また塗布ロールの回転の周速は3m/min〜50
m/minの範囲とすることが好ましい。円筒状基体及
び塗布ロールの周速が遅いとその外周面に形成される塗
膜の膜厚均一性が不十分であり、逆に周速が速すぎると
遠心力により塗料が飛散する恐れがあるからである。
【0043】光導電性塗布液の塗膜は、その中に含有さ
れる溶剤が実質的に蒸発完了するまで乾燥させて感光層
を形成する。
【0044】平滑な表面を有し、発泡を抑えつつ、感光
体層を極めて短時間で乾燥を行うには、光導電性塗布液
の塗膜の初期乾燥時において、溶剤等を含有する塗膜へ
の供給熱量を過剰に加えることが必要である。
【0045】ここで乾燥初期時とは、乾燥温度、使用し
た溶剤の種類等にもよるが、普通、乾燥開始後数分ない
し10分以内の乾燥経過時間をいう。この初期乾燥時に
おいて、実施例で示すように、塗膜へ相当量の供給熱量
を加えても塗膜は有機溶剤の沸点を越えることがなく、
気化熱により実質的に沸点以下の温度となる。
【0046】塗膜へ過剰な供給熱量を加えるには、乾燥
温度(円筒状基体内部や円筒状基体自体あるいは、円筒
状基体上の塗膜の周囲の雰囲気温度)を高くする方法、
熱風量を多くする方法、赤外線等の熱供給量を増加する
方法、円筒状導電性基体に加える高周波磁界の周波数を
上げるか或いは磁界を強くする等して渦電流により基体
温度を上げる方法等がある。
【0047】通常、塗膜の表面から乾燥することを避け
るため、上記方法を組み合わせて、実質的に塗膜の表面
と内部の温度を同時に上昇させる方法、或いは赤外線、
遠赤外線等の供給熱量を増加させて塗膜自体の温度を上
げる方法が好ましい。
【0048】例えば、初期乾燥時に用いる遠赤外線ヒー
ター温度としては、通常、100℃〜350℃が好まし
く、より好ましくは150℃〜300℃の範囲である。
このとき円筒状基体は回転させながら乾燥させても良
い。もちろん、遠赤外線を用いる場合は輻射熱を利用す
るためヒーターと円筒状基体との距離が重要であるが、
この距離は必要に応じて適宜選択すれば良い。
【0049】初期乾燥後の供給熱量の減少は、1回、も
しくは、2回以上の数回にわたり段階的に行ってもよ
く、また、連続的に行っても良い。
【0050】また、減少せしめる程度も具体的な乾燥態
様や条件によって広い範囲から選択される。更に、最終
的な乾燥温度は感光層に損傷を与えない塗膜自体の許容
温度を超えないことが好ましい。
【0051】例えば、乾燥終了時の乾燥温度は、40℃
〜150℃の範囲から選択され、好ましくは80℃〜1
40℃の範囲から選択される。
【0052】本発明の方法を用いて作製した電子写真感
光体は、発泡がなく表面平滑性に優れ、電気特性も良好
となる。特に、熱容量の大きなアルミ製の円筒状基体を
用いる場合、塗膜に加える以外の供給熱量を必要とする
ので、遠赤外線等の乾燥方法を採用することは塗膜のみ
熱が加えられるのでより効果的であり、円筒状基体の肉
厚が2mm以上の場合などはより効果が顕著となる。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、これにより本発明が実施例に限定されるもので
ない。なお、実施例に「部」とあるのは「質量部」を示
す。
【0054】(下引き層、電荷発生層、電荷輸送層用塗
料の塗布までの作製)図1に示すように、表面処理とし
て硬質クロムメッキを施した表面粗さ3.2S、長さ2
60mm、外径65mmの炭素鋼製アプリケーターロー
ル1、メタリングロールギャップ調節用駆動装置2を連
結した同じ仕様のメタリングロール3と、長さ254m
m、外径30mm、肉厚1mmの中空構造を有するアル
ミニウム製円筒状基体4とを配置し、メタリングロール
3には樹脂製のクリーニングドクター5を配列した。
【0055】下引き層用塗料は、可溶性ナイロン(東レ
株式会社製の「CM−8000」)4.0部をエタノー
ル57.6部およびベンジルアルコール38.4部から
なる混合溶剤に溶解して調製した。
【0056】円筒状基体4は図示しない回転駆動装置に
連結された正逆回転可能なベアリングを有した把持機構
で両端が把持されている。この把持装置はアプリケータ
ーロール1に対して近接、離間可能な図示しない移動装
置に載置されている。
【0057】円筒状基体4とアプリケーターロール1と
は当初は離間しているが、塗布時にはギャップ幅が50
μmとなるように移動装置を設定している。またアプリ
ケーターロール1とメタリングロール3との間のギャッ
プ幅は当初は100μmに設定した。
【0058】円筒状基体4とアプリケーターロール1と
の回転方向は同一方向で、アプリケーターロール1とメ
タリングロール3との回転方向も同一方向である。周速
は円筒状基体が20m/min、アプリケーターロール
が20m/min、メタリングロールが2m/minと
なるように設定した。
【0059】アプリケーターロール1とメタリングロー
ル3を回転させた後、下引き層用塗料6が入った塗料漕
7を図示しない昇降装置により上昇させて、アプリケー
ターロール1の下部を浸漬させ、アプリケーターロール
1の外周に下引き層用塗料を形成させた。
【0060】その後円筒状基体4を回転させながら前述
のギャップ幅になるまでアプリケーターロール1に近接
させて塗布を開始した。これによりアプリケーターロー
ル1上の下引き層用塗料は瞬時に円筒状基体の全幅にわ
たり転移した。
【0061】塗布開始から1秒後にメタリングロール3
とアプリケーターロール1とのギャップをメタリングロ
ールに連結したメタリングロールギャップ調節用駆動装
置2により、当初の100μmから25μmに狭め、3
秒間そのまま回転状態を維持した後、アプリケーターロ
ール1から円筒状基体4を離間した。
【0062】塗布後、円筒状基体を回転させながら、速
やかに遠赤外線乾燥機でヒーター温度300℃、円筒状
基体とヒーターの間隔を30mmの条件で3分間乾燥さ
せ、0.8μmの下引き層を設けた。
【0063】次に、α型オキシチタニウムフタロシアニ
ン0.8部及びブチラール樹脂(積水化学(株)製の
「エスレックBH−3」)0.8部を、イソプロピルア
ルコール68.88部及びシクロヘキサノン29.52
部からなる混合溶媒に添加し、平均粒径1.0mmガラ
スビーズと共に分散、混合して、電荷発生層用塗料を調
製した。
【0064】下引き層を形成した円筒状基体4に電荷発
生層用塗料をロール塗布装置で以下の手順で塗布した。
【0065】下引き層を形成した円筒状基体4とアプリ
ケーターロール1とは当初は離間しているが、塗布時に
はギャップ幅が40μmとなるように移動装置を設定し
ている。またアプリケーターロール1とメタリングロー
ル3との間のギャップ幅は当初は80μmに設定した。
【0066】下引き層を形成した円筒状基体4とアプリ
ケーターロール1との回転方向は同一方向で、アプリケ
ーターロール1とメタリングロール3との回転方向も同
一方向である。周速は円筒状基体が11.2m/mi
n、アプリケーターロールが10.1m/min、メタ
リングロールが2m/minとなるように設定した。
【0067】アプリケーターロール1とメタリングロー
ル3を回転させた後、電荷発生層用塗料6が入った塗料
漕7を図示しない昇降装置により上昇させて、アプリケ
ーターロール1の下部を浸漬させ、アプリケーターロー
ル1の外周に電荷発生層用塗料を形成させた。
【0068】その後円筒状基体4を回転させながら前述
のギャップ幅になるまでアプリケーターロール1に近接
させて塗布を開始した。これによりアプリケーターロー
ル1上の電荷発生層用塗料は瞬時に円筒状基体4の全幅
にわたり転移した。
【0069】塗布開始から1秒後にメタリングロール3
とアプリケーターロール1とのギャップをメタリングロ
ール3に連結したメタリングロールギャップ調節用駆動
装置2により、当初の80μmから20μmに狭め、3
秒間そのまま回転状態を維持した後、アプリケーターロ
ール1から円筒状基体4を離間した。
【0070】塗布後、円筒状基体を回転させながら、速
やかに遠赤外線乾燥機でヒーター温度200℃、円筒状
基体とヒーターの間隔を30mmの条件で3分間乾燥さ
せ、0.3μmの電荷発生層を設けた。
【0071】次に、電荷輸送層用塗料を、下記構造式
(1)
【0072】
【化1】
【0073】で示されるアリールアミン化合物12部と
ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学(株)製の「ユー
ピロンZ−200」)12部を、シクロヘキサノン2
2.8部、メチルエチルケトン15.2部、及びキシレ
ン38部からなる混合溶媒に溶解させて調製した。
【0074】電荷発生層まで形成した円筒状基体4に電
荷輸送層用塗料をロール塗布装置で以下の手順で塗布し
た。
【0075】電荷発生層まで形成した円筒状基体4とア
プリケーターロール1とは当初は離間しているが、塗布
時にはギャップ幅が180μmとなるように移動装置を
設定している。またアプリケーターロール1とメタリン
グロール3との間のギャップ幅は当初は420μmに設
定した。
【0076】電荷発生層まで形成した円筒状基体4とア
プリケーターロール1との回転方向は同一方向で、アプ
リケーターロール1とメタリングロール3との回転方向
も同一方向である。周速は円筒状基体が10.2m/m
in、アプリケーターロールが10.2m/min、メ
タリングロールが1.0m/minとなるように設定し
た。
【0077】アプリケーターロール1とメタリングロー
ル3を回転させた後、電荷輸送層用塗料6が入った塗料
漕7を図示しない昇降装置により上昇させて、アプリケ
ーターロール1の下部を浸漬させ、アプリケーターロー
ル1の外周に電荷輸送層用塗料を形成させた。
【0078】その後円筒状基体4を回転させながら前述
のギャップ幅になるまでアプリケーターロール1に近接
させて塗布を開始した。これによりアプリケーターロー
ル1上の電荷輸送層用塗料は瞬時に円筒状基体4の全幅
にわたり転移した。
【0079】塗布開始から2秒後にメタリングロール3
とアプリケーターロール1とのギャップをメタリングロ
ール3に連結したメタリングロールギャップ調節用駆動
装置2により、当初の420μmから100μmに狭
め、3秒間そのまま回転状態を維持した後、アプリケー
ターロール1から円筒状基体4を離間した。
【0080】(実施例1)下引き層、電荷発生層、電荷
輸送層用塗料の塗布まで作製された円筒状基体4を50
rpmの回転数で回転させながら、図2に示すように速
やかに遠赤外線乾燥機「(株)ノリタケ カンパニー
リミテッド製PLR−320型」8でヒーター温度30
0℃、円筒状基体とヒーターの間隔9を30mmの条件
で5分間の初期乾燥を行い、更に、熱風恒温乾燥機「シ
ンコー科学(株)製」で乾燥温度140℃で10分乾燥
させ、35μmの電荷輸送層を設け、電子写真感光体を
得た。以上で得られた電子写真感光体ドラムを用いて作
製から1日後に印字試験を行ったところ、画像特性は良
好であった。
【0081】(実施例2)下引き層、電荷発生層、電荷
輸送層用塗料の塗布まで作製された円筒状基体4を50
rpmの回転数で回転させながら、図2に示すように速
やかに遠赤外線乾燥機でヒーター温度300℃、円筒状
基体とヒーターの間隔を30mmの条件で2分間の初期
乾燥を行い、更に、熱風恒温乾燥機で乾燥温度140℃
で30分乾燥させ、35μmの電荷輸送層を設け、電子
写真感光体を得た。以上で得られた電子写真感光体ドラ
ムを用いて作製から1日後に印字試験を行ったところ、
画像特性は良好であった。
【0082】(比較例)下引き層、電荷発生層、電荷輸
送層用塗料の塗布まで作製された円筒状基体を回転させ
ながら、速やかに熱風恒温乾燥機で乾燥温度100℃の
条件で10分間の初期乾燥を行い、更に、熱風恒温乾燥
機で乾燥温度140℃で30分乾燥させ、35μmの電
荷輸送層を設け、電子写真感光体を得た。以上で得られ
た電子写真感光体ドラムを用いて作製から1日後に印字
試験を行ったところ、画像特性は良好であった。
【0083】実施例1、2及び比較例において、初期乾
燥時における円筒状基体の感光層の温度を測定するため
にサーミスター「石塚電子製1.3MBT−6型」を設
置し、感光層の温度を別途測定した。実施例1、2にお
いて遠赤外線乾燥機でヒーター温度を300℃に設定し
た時と、比較例において熱風恒温乾燥機で乾燥温度を1
00℃に設定した時の、乾燥時間に対する電荷輸送層用
塗膜の温度を図3に示す。
【0084】図3によれば、遠赤外線乾燥機の場合には
乾燥における初期供給熱量を相当量供給しても塗膜は溶
剤の沸点を超えることはなく、わずか3分程度でほとん
どの溶剤が蒸発し、その後は徐々に塗膜自体の温度が上
昇していくことがわかる。一方、熱風恒温乾燥機の場合
には塗膜の温度は緩やかに上昇し、それに伴って溶剤が
蒸発していくことがわかる。また、参考例として溶剤を
含まない塗膜で同様に温度を測定してみると、約30秒
で急激に温度が上昇し、その後徐々に塗膜自体の温度が
上昇していくことがわかる。すなわち、実施例で示す曲
線と、参考例で示す曲線との差が、溶剤の蒸発分に相当
する温度差となる。
【0085】この状態を実施例1、2及び比較例で作製
した電子写真体感光体の塗膜中の残留溶剤量として測定
してみると、図4に示すように実施例による遠赤外乾燥
機の場合はわずか5分程度で、残留溶剤量を1%以下ま
で急激に減少させることができるが、熱風恒温乾燥機の
場合では20分以上加熱しなければならない。
【0086】なお、熱風乾燥機の場合に乾燥温度を比較
例に示した温度以上に設定することも可能であるが、塗
膜表面から乾燥していくために発泡が生じること、熱風
の表面への影響のために塗膜むらが生じること、等の問
題のため実際上は乾燥条件としては採用することができ
ない。また、遠赤外線乾燥機の場合に実施例に示した時
間以上に設定することも可能であるが、数分ないし10
分以上とすると塗膜自体の温度上昇による感光層の損傷
が生じること等から実際上は乾燥条件としては採用する
ことができない。
【0087】
【発明の効果】本発明による、初期乾燥時の供給熱量を
乾燥途中の供給熱量より大きく設定する乾燥方法では、
乾燥工程で発生する発泡、(熱風による)塗膜表面の不
均一性等を抑制することができ、乾燥時間は大幅に短縮
され、良好な画像特性を有する電子写真感光体が得られ
る。さらに、短い乾燥ゾーンで乾燥させることができる
ため、溶剤の回収が容易になり、製造コストも大幅に低
減することが可能となる。また、発泡を抑制する必要の
ある磁気テープ等の乾燥方法においても、本発明の乾燥
方法は有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真感光体を作製するロール塗工装置の一
例を示す斜視図。
【図2】本発明の、初期乾燥時の熱供給手段の一例を示
す模式図。
【図3】実施例及び比較例における、乾燥時間に対する
電荷輸送層用塗膜温度を示すグラフ。
【図4】実施例及び比較例における、乾燥時間に対する
電荷輸送層用塗膜中の残留溶剤量を示すグラフ。
【符号の説明】
1 アプリケーターロール 2 メタリングロールギャップ調整用駆動装置 3 メタリングロール 4 円筒状基体 5 クリーニングドクター 6 塗布液 7 塗料漕 8 遠赤外乾燥機 9 間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光導電性有機顔料、有機溶
    剤、及び結合剤を含有する光導電性塗布液を基体上に塗
    布した光導電性塗布液の乾燥方法において、該乾燥方法
    における初期乾燥時の供給熱量を乾燥途中の供給熱量よ
    り大きくすることを特徴とする光導電性塗布液の乾燥方
    法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥方法における初期乾燥時の供給
    熱量の発生手段が、遠赤外線ヒーターであることを特徴
    とする請求項1記載の光導電性塗布液の乾燥方法。
JP11863598A 1998-04-28 1998-04-28 光導電性塗布液の乾燥方法 Pending JPH11311871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7560217B2 (en) 2004-12-09 2009-07-14 Sharp Kabushiki Kaisha Method of forming electrophotographic photoreceptor and method of drying coating film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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