JPH11311376A - 流体非透過型ホース及び流体非透過型ホースの製造方法 - Google Patents

流体非透過型ホース及び流体非透過型ホースの製造方法

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JPH11311376A
JPH11311376A JP12037498A JP12037498A JPH11311376A JP H11311376 A JPH11311376 A JP H11311376A JP 12037498 A JP12037498 A JP 12037498A JP 12037498 A JP12037498 A JP 12037498A JP H11311376 A JPH11311376 A JP H11311376A
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JP
Japan
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metal foil
fluid
foil layer
hose
inner tube
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Application number
JP12037498A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Noba
邦浩 野場
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガソリン等の流体の透過を防ぐことができる
流体非透過型ホースを提供する。 【解決手段】 流体非透過型ホースは、内側から順次ポ
リアミド樹脂製の内管11と、金属箔層12と、ポリア
ミド樹脂製の外管13が積層されて構成されている。金
属箔層は、厚さ0.01〜0.05mmのアルミニウ
ム、銅等の金属箔テープ12aが用いられる。金属箔テ
ープを内管の外周面に縦添えにより周方向両端を2〜3
mm程度重ね合わせて巻きながら、重合せ部12bをY
AGレーザ等のレーザ溶接装置27を用いて軸方向に連
続に溶着することにより、筒状の金属箔層12が形成さ
れるため、金属箔層の重合せ部における漏れを確実に防
止できる。そのため、密閉された金属箔層により内管を
流れるガソリン等の流体の透過を確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホース内を流通す
るガスやガソリン等の流体のホース壁面から外部への透
過を防止しうる流体非透過型ホース及び流体非透過型ホ
ースの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
流体非透過型ホースは、例えば図6に示すように、内径
6mmφ、厚さ0.1mmの導電性フッ素樹脂層1aと
その外周面に形成した厚さ0.15mmのフッ素樹脂層
1bからなる内管1と、内管1の外周に被覆した厚さ
0.75mmのポリアミド樹脂製の外管2とにより構成
されていた。そして、フッ素樹脂層1a,1bにより、
内管1内を流通するガソリンの透過を抑えるようにして
いた。
【0003】しかし、フッ素樹脂層1a,1bのみで
は、ガソリンの透過をゼロにすることはできず、ガソリ
ン透過規制に対応するために、新たな構造のホースが求
められている。本発明は、上記問題点に鑑みなされたも
のであって、ガソリン等の流体の透過を防ぐことができ
る流体非透過型ホースを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、請求項1の発明は、樹脂製の内管
と、内管の外周に厚さ0.01〜0.20mmの金属箔
テープを縦添えに巻いた周方向両端の重合せ部または突
合せ部がレーザにより軸方向に連続に溶着せしめて形成
された筒状の金属箔層と、金属箔層の外周に設けた樹脂
製の外管とを備えてなることを特徴とする流体非透過型
ホースを構成したものである。ここで、金属箔層の厚み
は、重ね合わせの場合、0.01〜0.10mm望まし
くは0.01〜0.05mmであり、突合せの場合0.
10〜0.20mmである。
【0005】このように請求項1の発明を構成したこと
により、金属箔層の重合せ部または突合せ部がレーザに
よって軸方向に連続に溶着されているため、形成された
重合せ部または突合せ部における漏れを防止でき、その
結果、密閉された金属箔層により、内管を流れるガソリ
ン等の流体の透過を確実に防止することができる。ま
た、金属箔層は厚みが薄いので、流体非透過型ホースの
柔軟性が確保される。
【0006】また、請求項2の発明は、押出し成形によ
り樹脂製の内管を形成する工程と、内管の外周に厚さ
0.01〜0.20mmの金属箔テープを縦添えに巻く
工程と、縦添えに巻いた金属箔テープの周方向両端の重
合せ部または突合せ部をレーザにより軸方向に連続に溶
着して筒状の金属箔層を形成する工程と、金属箔層の外
周に樹脂製の外管を押出し被覆する工程とを備えてなる
ことにある。
【0007】このように請求項2の発明を構成したこと
により、縦添えに巻かれた金属箔テープの周方向両端の
重合せ部または突合せ部をレーザにより軸方向に連続し
て溶着させることができ、縦添えに巻いた金属箔テープ
の周方向両端の重合せ部または突合せ部における漏れを
確実に防止でき、そのため、金属箔層によりガソリン等
の流体の透過を確実に防止することができる。また、内
管を形成しつつ、内管の外周に縦添えに巻かれた金属箔
テープの周方向の両端の重合せ部または突合せ部をレー
ザにより軸方向に連続して溶着するので、流体非透過型
ホースを安価に製造することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例を基に図面を用いて説明すると、図1、図2は、実施
例の流体非透過型ホースを説明する図面であり、この流
体非透過型ホース10は、内側から順次樹脂製の内管1
1と、金属箔層12と、樹脂製の外管13が積層されて
構成されている。
【0009】内管11は、ポリアミド樹脂、ポリエチレ
ン樹脂等により形成され、内径6mmφ、厚さ0.45
mmである。なお、内管11の内径については、4〜1
0mmφの範囲で使用されている。内管11の外周面に
は、ウレタン系、シリコン系等の、金属と樹脂の熱膨張
を吸収できるような弾性を備えた接着剤14が塗布され
ている。
【0010】金属箔層12は、厚さ0.01〜0.05
mmのアルミニウム、銅等の金属箔テープ12aを用い
ており、金属箔テープ12aを、内管11の外周面に縦
添えにより周方向両端を2〜3mm程度重ね合わせて巻
き、重合せ部12bを、図3に示すように、YAGレー
ザ等のレーザ溶接装置27を用いて軸方向に連続に溶着
させることにより形成される。なお、図4に示すよう
に、金属箔テープ12aを、周方向両端を重ね合わせる
代わりに突き合わせによって巻くこともできるが、この
場合は、突合せ部12cをレーザ溶接装置27により確
実に溶着させるために、金属箔テープ12aの厚さを
0.10〜0.20mmにする必要がある。
【0011】金属箔層12の表面には、ウレタン系、シ
リコン系等の弾性を有する接着剤15が塗布されてお
り、その外周面には外管13が、上記内管11と同様の
樹脂材料を用いて、外径8mmφ、厚さ0.5mmで形
成される。なお、外管13の外径については、6〜15
mmφの範囲で使用されている。
【0012】つぎに、上記流体非透過型ホースの製造方
法について図5を用いて説明する。樹脂押出し機21に
より、ポリアミド樹脂の押出し成形が行われ、所定内
径、所定厚さの内管11が形成され、内管11を押出し
成形しつつ、レイア層押出し機22により内管11の外
周にウレタン系等の接着剤14が連続的に塗布される。
接着剤14の塗布された内管11は、押出し成形されつ
つ、冷却水槽23を通して冷却固化される。固化した内
管11の外径が、外径測定器24により規定寸法か否か
が連続して測定され、樹脂押出し機21の押出し条件が
チェックされる。
【0013】一方、金属箔供給装置41により、金属箔
ロール42から金属箔テープ12aが引き出され、端部
ジョイント装置43により金属箔テープ12aの端部が
先行の金属箔テープに接続されて連続した金属箔テープ
12aにされる。連続した金属箔テープ12aは、金属
箔癖取り装置44により金属箔の不規則な癖が取り除か
れ、ダンサー45により供給速度が制御される。従っ
て、ローラR2に誘導されてローラR1に導かれ、ロー
ラR1で上記外径測定された内管11に近接される。内
管11に近接した金属箔テープ12aは、必要に応じて
金属箔幅切断機25により、内管11の外周長さに合わ
せて所定幅に連続して切り揃えられる。
【0014】所定幅に切り揃えられた金属箔テープ12
aは、つづいて金属箔巻付け機26により内管11の外
周面に、図3に示すように、漸次筒状になるように案内
されつつ周方向両端を2〜3mm重ね合わせて縦添えに
巻付けられる。筒状に巻付けられた金属箔12の周方向
両端の重合せ部12bが、レーザ溶接装置27により軸
方向に連続に溶着され、半径方向に対して全域にわたっ
て流体密な筒状の金属箔層12が形成される。溶着され
た重合せ部12bについては、重合せ部12bの溶着に
続いて溶接部検査装置28により溶接が適正に行われた
か否かが連続して検査される。
【0015】金属箔層12が形成された内管11は、引
取機29に引き取られて、加熱ヒータ31を通過するこ
とにより100℃以上に加熱される。加熱された金属箔
層12の外周には、レイア層押出し機32によりウレタ
ン系等の接着剤15を塗布しつつ、樹脂押出し機33に
より、ポリアミド樹脂の押出し成形が行われ、所定外
径、所定厚さの外管13が形成される。外管13が形成
されたホースは、連続して冷却水槽34を通して冷却固
化される。固化した流体非透過型ホース10の外径が、
連続して外径測定器35により規定寸法か否かが測定さ
れ、さらに引取機36に引き取られつつ、巻取り機37
に巻き取られる。
【0016】以上のように形成された実施例の流体非透
過型ホース10においては、金属箔テープ12aを縦添
えに巻いた周方向両端の重合せ部12bをレーザ溶接装
置27により軸方向に連続に溶着させることができ、縦
添えに巻かれた金属箔層12の重合せ部12bの漏れを
確実に防止できる。そのため、金属箔層12により、内
管11内を流れるガソリン等の流体の透過を確実に防止
することができる。
【0017】また、金属箔層12は、非常に薄いため曲
げに対する抵抗が小さく、かつ内管11と外管13とに
よって挟まれている構造であるため、ホースの柔軟性が
確保される。さらに、内管11を形成しつつ、内管11
の外周に縦添えに巻かれた金属箔テープ12aの周方向
の両端の重合せ部または突合せ部をレーザ溶接装置27
により軸方向に連続して溶着するので、流体非透過型ホ
ースを安価に製造することができる。
【0018】なお、上記実施例においては、内管11が
ポリアミド樹脂の1層で形成されているが、最内層に導
電性ナイロン等の導電性樹脂層を設けた複層構造として
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の流体非透過型ホースを説明
するための要部を示す斜視図である。
【図2】図1の流体非透過型ホースの断面図である。
【図3】内管の外周面に金属箔を縦添えに重ね合わせて
巻いた重合せ部をレーザ溶接装置により溶着する工程を
説明する説明図である。
【図4】内管の外周面に金属箔を縦添えに突き合わせて
巻いた突合せ部をレーザ溶接装置により溶着する工程を
説明する説明図である。
【図5】本発明の流体非透過型ホースの製造工程を説明
するための平面図である。
【図6】従来例の流体非透過型ホースの断面図である。
【符号の説明】
11…内管、12…金属箔層、12a…金属箔テープ、
12b…重合せ部、13…外管、14,15…接着剤、
27…レーザ溶接装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の内管と、該内管の外周に厚さ
    0.01〜0.20mmの金属箔テープを縦添えに巻い
    た周方向両端の重合せ部または突合せ部がレーザにより
    軸方向に連続に溶着せしめて形成された筒状の金属箔層
    と、該金属箔層の外周に設けた樹脂製の外管とを備えて
    なることを特徴とする流体非透過型ホース。
  2. 【請求項2】 押出し成形により樹脂製の内管を形成す
    る工程と、該内管の外周に厚さ0.01〜0.20mm
    の金属箔テープを縦添えに巻く工程と、該縦添えに巻い
    た該金属箔テープの周方向両端の重合せ部または突合せ
    部をレーザにより軸方向に連続に溶着して筒状の金属箔
    層を形成する工程と、該金属箔層の外周に樹脂製の外管
    を押出し被覆する工程とを備えてなることを特徴とする
    流体非透過型ホースの製造方法。
JP12037498A 1998-04-30 1998-04-30 流体非透過型ホース及び流体非透過型ホースの製造方法 Pending JPH11311376A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212481A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Ti Automotive (Fuldabrueck) Gmbh 多層プラスチックパイプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005212481A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Ti Automotive (Fuldabrueck) Gmbh 多層プラスチックパイプ

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050607