JPH11311246A - リニアガイド - Google Patents
リニアガイドInfo
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- JPH11311246A JPH11311246A JP10118285A JP11828598A JPH11311246A JP H11311246 A JPH11311246 A JP H11311246A JP 10118285 A JP10118285 A JP 10118285A JP 11828598 A JP11828598 A JP 11828598A JP H11311246 A JPH11311246 A JP H11311246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling element
- rolling
- slider
- end cap
- guide rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/0642—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
- F16C29/0647—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls with load directions in X-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0602—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
- F16C29/0609—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly of the ends of the bearing body or carriage where the rolling elements change direction, e.g. end caps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】自己潤滑性を有しながらしかもスライダの全長
は変わらず、したがってストロークが短縮されないリニ
アガイドを提供する。 【解決手段】外面に転動体転動溝3A,3Bを有して軸
方向に延びる案内レール1にスライダ2が遊嵌され、該
スライダ2は案内レール1の転動体転動溝3A,3Bに
対向する負荷転動体転動溝5及びこの負荷転動体転動溝
5の両端部に湾曲路7を介して連結された転動体戻し路
6からなる転動体循環路を備え、該転動体循環路に多数
の転動体8が装填されたリニアガイドにおいて、前記ス
ライダ2の両端に前記湾曲路7を備えて装着されたエン
ドキャップ2Bの少なくとも転動体又は案内レールとの
接触部分を含油性材料で成形した。このため、別に自己
潤滑性部材をエンドキャップ2Bの外側に重ねて装着す
る必要がない。
は変わらず、したがってストロークが短縮されないリニ
アガイドを提供する。 【解決手段】外面に転動体転動溝3A,3Bを有して軸
方向に延びる案内レール1にスライダ2が遊嵌され、該
スライダ2は案内レール1の転動体転動溝3A,3Bに
対向する負荷転動体転動溝5及びこの負荷転動体転動溝
5の両端部に湾曲路7を介して連結された転動体戻し路
6からなる転動体循環路を備え、該転動体循環路に多数
の転動体8が装填されたリニアガイドにおいて、前記ス
ライダ2の両端に前記湾曲路7を備えて装着されたエン
ドキャップ2Bの少なくとも転動体又は案内レールとの
接触部分を含油性材料で成形した。このため、別に自己
潤滑性部材をエンドキャップ2Bの外側に重ねて装着す
る必要がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアガイドに係
り、特に、長期間にわたって転動体に潤滑剤を自動的に
供給可能とした自己潤滑性のリニアガイドに関する。
り、特に、長期間にわたって転動体に潤滑剤を自動的に
供給可能とした自己潤滑性のリニアガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、本出願人が
先に提案した特開平9−53637号公報に開示された
ものがある。この従来例のリニアガイドは、案内レール
に沿って移動するスライダの端部、詳しくはスライダの
前後両端面に装着されている各エンドキャップの端部
に、潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂からなる潤滑剤含有
部材(含油性材料からなる部材)を板状部材との間に挟
み込んで重ねて取り付けている。その潤滑剤含有部材に
含有されている潤滑剤が徐々にしみ出て案内レールを介
して転動体に自動的に供給されることにより、転動体の
滑らかな転がりを維持できるという作用効果を得ること
ができる。
先に提案した特開平9−53637号公報に開示された
ものがある。この従来例のリニアガイドは、案内レール
に沿って移動するスライダの端部、詳しくはスライダの
前後両端面に装着されている各エンドキャップの端部
に、潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂からなる潤滑剤含有
部材(含油性材料からなる部材)を板状部材との間に挟
み込んで重ねて取り付けている。その潤滑剤含有部材に
含有されている潤滑剤が徐々にしみ出て案内レールを介
して転動体に自動的に供給されることにより、転動体の
滑らかな転がりを維持できるという作用効果を得ること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のリニアガ
イドは、潤滑剤含有部材の自己潤滑性を利用して転動体
の滑らかな転がりを長期に及び維持することができるも
のではあるが、しかしながら、潤滑剤含有部材自体はス
ライダとは別体であり、それを更に補強用の板状部材等
で挟んでかなり分厚くなったものをスライダの両端部に
取り付けるため、潤滑剤含有部材を含めたスライダの全
長が長くなり、その分リニアガイドのストロークが短く
なってしまう。本発明は、このような従来技術の有する
未解決の課題に着目してなされたものであり、自己潤滑
性を有しながらしかもスライダの全長は変わらず、した
がってストロークが短縮されないリニアガイドを提供す
ることをも目的としている。
イドは、潤滑剤含有部材の自己潤滑性を利用して転動体
の滑らかな転がりを長期に及び維持することができるも
のではあるが、しかしながら、潤滑剤含有部材自体はス
ライダとは別体であり、それを更に補強用の板状部材等
で挟んでかなり分厚くなったものをスライダの両端部に
取り付けるため、潤滑剤含有部材を含めたスライダの全
長が長くなり、その分リニアガイドのストロークが短く
なってしまう。本発明は、このような従来技術の有する
未解決の課題に着目してなされたものであり、自己潤滑
性を有しながらしかもスライダの全長は変わらず、した
がってストロークが短縮されないリニアガイドを提供す
ることをも目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、外面に転動体転動溝を有
して軸方向に延びる案内レールにスライダが遊嵌され、
該スライダは前記案内レールの転動体転動溝に対向する
負荷転動体転動溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に
湾曲路を介して連結された転動体戻し路からなる転動体
循環路を備え、該転動体循環路に多数の転動体が装填さ
れたリニアガイドにおいて、前記スライダの両端に前記
湾曲路を備えて装着されたエンドキャップの少なくとも
前記転動体又は前記案内レールとの接触部分を含油性材
料で成形したことを特徴とする。
めに、請求項1に係る発明は、外面に転動体転動溝を有
して軸方向に延びる案内レールにスライダが遊嵌され、
該スライダは前記案内レールの転動体転動溝に対向する
負荷転動体転動溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に
湾曲路を介して連結された転動体戻し路からなる転動体
循環路を備え、該転動体循環路に多数の転動体が装填さ
れたリニアガイドにおいて、前記スライダの両端に前記
湾曲路を備えて装着されたエンドキャップの少なくとも
前記転動体又は前記案内レールとの接触部分を含油性材
料で成形したことを特徴とする。
【0005】以下に、本発明の含油性材料につて詳細に
説明する。本発明のエンドキャップを形成する含油性材
料としては、先ず、ゴムに潤滑剤を含有させたものが使
用できる。その場合、例えばグリースを含有した状態で
硬化したポリウレタンゴムが適用できる。ポリウレタン
ゴムは、ポリイソシアネートと活性水素化合物との反応
により生成する化合物であり、ポリイソシアネートとし
てはトリレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソ
シアネート等を適用できる。活性水素化合物としては、
ポリブタジエン等の炭化水素,ポリオキシプロピレン等
のポリエーテル,ひまし油,ポリエステル,ポリカーボ
ネート等の長鎖活性水素化合物,水,エチレングリコー
ル等のポリヒドロキシ化合物,アミノアルコール,ポリ
アミノ化合物等の短鎖活性水素化合物を使用できる。グ
リースとしては、鉱油リチウム石けんグリース等の通常
のグリースが使用できる。
説明する。本発明のエンドキャップを形成する含油性材
料としては、先ず、ゴムに潤滑剤を含有させたものが使
用できる。その場合、例えばグリースを含有した状態で
硬化したポリウレタンゴムが適用できる。ポリウレタン
ゴムは、ポリイソシアネートと活性水素化合物との反応
により生成する化合物であり、ポリイソシアネートとし
てはトリレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソ
シアネート等を適用できる。活性水素化合物としては、
ポリブタジエン等の炭化水素,ポリオキシプロピレン等
のポリエーテル,ひまし油,ポリエステル,ポリカーボ
ネート等の長鎖活性水素化合物,水,エチレングリコー
ル等のポリヒドロキシ化合物,アミノアルコール,ポリ
アミノ化合物等の短鎖活性水素化合物を使用できる。グ
リースとしては、鉱油リチウム石けんグリース等の通常
のグリースが使用できる。
【0006】次で、本発明のエンドキャップを形成する
含油性材料としては、合成樹脂に潤滑剤を含有させたも
のも使用できる。その場合は、ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,ポリブチレン,ポリメチルペンテン等の基本的
に同じ化学構造を有するポリα−オレフィン系ポリマの
群から選定したポリマに、潤滑剤としてポリα−オレフ
ィン油のようなパラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭
化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニルエーテル油のよ
うなエーテル油、フタル酸エステル・トリメリット酸エ
ステルのようなエステル油等の何れかを単独若しくは混
合油の形で混ぜて調整した材料を含油性材料として使用
でき、潤滑剤の中に予め酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防
止剤,あわ消し剤,極圧剤等の各種の添加剤を加えたも
のでもよい。その材料を射出成形により成形して本発明
の含油性材料からなるエンドキャップを形成する。
含油性材料としては、合成樹脂に潤滑剤を含有させたも
のも使用できる。その場合は、ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,ポリブチレン,ポリメチルペンテン等の基本的
に同じ化学構造を有するポリα−オレフィン系ポリマの
群から選定したポリマに、潤滑剤としてポリα−オレフ
ィン油のようなパラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭
化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニルエーテル油のよ
うなエーテル油、フタル酸エステル・トリメリット酸エ
ステルのようなエステル油等の何れかを単独若しくは混
合油の形で混ぜて調整した材料を含油性材料として使用
でき、潤滑剤の中に予め酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防
止剤,あわ消し剤,極圧剤等の各種の添加剤を加えたも
のでもよい。その材料を射出成形により成形して本発明
の含油性材料からなるエンドキャップを形成する。
【0007】上記含油性材料の組成比は、全重量に対し
てポリα−オレフィン系ポリマ20〜80重量%、潤滑
剤80〜20重量%である。ポリα−オレフィン系ポリ
マが20重量%未満の場合は、あるレベル以上の硬さ,
強度等が得られない。また、ポリα−オレフィン系ポリ
マが80重量%を越える場合(つまり、潤滑剤が20重
量%未満の場合)は、潤滑剤の供給が少なくなり、自己
潤滑効果が少なくなる。
てポリα−オレフィン系ポリマ20〜80重量%、潤滑
剤80〜20重量%である。ポリα−オレフィン系ポリ
マが20重量%未満の場合は、あるレベル以上の硬さ,
強度等が得られない。また、ポリα−オレフィン系ポリ
マが80重量%を越える場合(つまり、潤滑剤が20重
量%未満の場合)は、潤滑剤の供給が少なくなり、自己
潤滑効果が少なくなる。
【0008】上記ポリマの群は、基本構造は同じでその
平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106 の
範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×105 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。本発明のエンドキャ
ップの機械的強度を向上させるため、上述のポリα−オ
レフィン系ポリマに、以下のような熱可塑性樹脂および
熱硬化性樹脂を添加したものでもよい。
平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106 の
範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×105 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。本発明のエンドキャ
ップの機械的強度を向上させるため、上述のポリα−オ
レフィン系ポリマに、以下のような熱可塑性樹脂および
熱硬化性樹脂を添加したものでもよい。
【0009】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0010】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリオレフィン系ポリマとそれ以外の
樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、必要に
応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。また、機
械的強度を向上させるために、充填材を添加してもよ
い。例えば、炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,チタ
ン酸カリウムウィスカーやホウ酸アルミニウムウィスカ
ー等の無機ウィスカー類或いはガラス繊維やアスベス
ト,金属繊維等の無機繊維類及びこれらを布状に編組し
たもの、また有機化合物では、カーボンブラック,黒鉛
粉末,カーボン繊維,アラミド繊維やポリエステル繊維
等を添加してもよい。
ても良い。更に、ポリオレフィン系ポリマとそれ以外の
樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、必要に
応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。また、機
械的強度を向上させるために、充填材を添加してもよ
い。例えば、炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,チタ
ン酸カリウムウィスカーやホウ酸アルミニウムウィスカ
ー等の無機ウィスカー類或いはガラス繊維やアスベス
ト,金属繊維等の無機繊維類及びこれらを布状に編組し
たもの、また有機化合物では、カーボンブラック,黒鉛
粉末,カーボン繊維,アラミド繊維やポリエステル繊維
等を添加してもよい。
【0011】更に、ポリオレフィン系ポリマの熱による
劣化を防止する目的で、N,N’−ジフェニル−P−フ
ェニレンジアミン,2,2’−メチレンビス(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)等の老化防止剤、また
光による劣化を防止する目的で、2−ヒドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフェノン,2−(2’−ヒドロキ
シ−3’−第三−ブチル−5’−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤を添加し
てもよい。
劣化を防止する目的で、N,N’−ジフェニル−P−フ
ェニレンジアミン,2,2’−メチレンビス(4−エチ
ル−6−t−ブチルフェノール)等の老化防止剤、また
光による劣化を防止する目的で、2−ヒドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフェノン,2−(2’−ヒドロキ
シ−3’−第三−ブチル−5’−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤を添加し
てもよい。
【0012】以上の全ての添加剤(ポリオレフィン+油
以外)の添加量としては、添加剤全体として、成形原料
全量の20重量%以下であることが、潤滑剤の供給能力
を維持する上で好ましい。
以外)の添加量としては、添加剤全体として、成形原料
全量の20重量%以下であることが、潤滑剤の供給能力
を維持する上で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1はリニアガイドの全体斜視
図、図2はエンドキャップの背面図、図3はリニアガイ
ドの内部構造を説明するスライダ及び案内レールの断面
図、図4は図3のIV部の拡大図である。先ず構成を説明
すると、本実施の形態のリニアガイドは、図1に示すよ
うに、外面に転動体転動溝3A,3Bを有して軸方向に
延びる案内レール1と、その案内レール1を跨いで組み
付けられたスライダ2とを備えている。前記案内レール
1の転動体転動溝3A,3Bの各溝底には、スライダ2
を案内レール1に組み付けない状態での転動体の脱落を
防ぐ後述の保持器の逃げ溝3aが形成されている。
を参照して説明する。図1〜図4は、本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1はリニアガイドの全体斜視
図、図2はエンドキャップの背面図、図3はリニアガイ
ドの内部構造を説明するスライダ及び案内レールの断面
図、図4は図3のIV部の拡大図である。先ず構成を説明
すると、本実施の形態のリニアガイドは、図1に示すよ
うに、外面に転動体転動溝3A,3Bを有して軸方向に
延びる案内レール1と、その案内レール1を跨いで組み
付けられたスライダ2とを備えている。前記案内レール
1の転動体転動溝3A,3Bの各溝底には、スライダ2
を案内レール1に組み付けない状態での転動体の脱落を
防ぐ後述の保持器の逃げ溝3aが形成されている。
【0014】スライダ2は、スライダ本体2Aとその両
端部に取り付けられたエンドキャップ2Bとからなり、
スライダ2の本体2Aはその両袖部4の内側面に、図3
に示すように案内レール1の転動体転動溝3A,3Bに
対向する負荷転動体転動溝を有するとともに、袖部4の
肉厚部分を軸方向に貫通する転動体戻し路6を有してい
る。一方、エンドキャップ2Bは、スライダ本体2Aの
前記負荷転動体転動溝5とこれに平行な前記転動体戻し
路6とを連通させる湾曲路7を有しており、それらの負
荷転動体転動溝5と転動体戻し路6と両端の湾曲路7と
で転動体循環路が形成されている。その転動体循環路内
には例えば鋼球からなる多数の転動体8が装填されてい
る。なお図1中の符号9はエンドキャップ2Bの端面に
取り付けたグリースニップル、又符号10はスライダ2
内への異物の侵入を防止するためのシールである。
端部に取り付けられたエンドキャップ2Bとからなり、
スライダ2の本体2Aはその両袖部4の内側面に、図3
に示すように案内レール1の転動体転動溝3A,3Bに
対向する負荷転動体転動溝を有するとともに、袖部4の
肉厚部分を軸方向に貫通する転動体戻し路6を有してい
る。一方、エンドキャップ2Bは、スライダ本体2Aの
前記負荷転動体転動溝5とこれに平行な前記転動体戻し
路6とを連通させる湾曲路7を有しており、それらの負
荷転動体転動溝5と転動体戻し路6と両端の湾曲路7と
で転動体循環路が形成されている。その転動体循環路内
には例えば鋼球からなる多数の転動体8が装填されてい
る。なお図1中の符号9はエンドキャップ2Bの端面に
取り付けたグリースニップル、又符号10はスライダ2
内への異物の侵入を防止するためのシールである。
【0015】エンドキャップ2Bは、断面ほぼコ字状に
形成されている。そして、スライダ本体2Aとの接合面
(裏面)には、図2に示すように、袖部をそれぞれ横切
るようにして半円状の凹部11が上下2段ずつ形成され
るとともに、各半円状の凹部11の中心部を縦方向(垂
直方向)に横断して半円柱状の凹溝12が設けてある。
その半円柱状の凹溝12には、図3及び図4に示されて
いる半円柱状のリターンガイド13が嵌合される。この
リターンガイド13を嵌合することにより湾曲路7が半
ドーナツ状に形成され、当該リターンガイド13の外形
面は湾曲路7の内周側案内面となる。
形成されている。そして、スライダ本体2Aとの接合面
(裏面)には、図2に示すように、袖部をそれぞれ横切
るようにして半円状の凹部11が上下2段ずつ形成され
るとともに、各半円状の凹部11の中心部を縦方向(垂
直方向)に横断して半円柱状の凹溝12が設けてある。
その半円柱状の凹溝12には、図3及び図4に示されて
いる半円柱状のリターンガイド13が嵌合される。この
リターンガイド13を嵌合することにより湾曲路7が半
ドーナツ状に形成され、当該リターンガイド13の外形
面は湾曲路7の内周側案内面となる。
【0016】この実施の形態のエンドキャップ2Bは、
先に説明した含油性材料からなる射出成形品である。そ
のエンドキャップ2Bにおいて、転動体8のUターンを
案内する湾曲路7の内側端部には半円状に突出させた転
動体掬いあげ突部15が形成され、その鋭角の先端が案
内レール1の転動体転動溝3A,3Bの溝底に近接する
ようにされている。各転動体掬いあげ突部15には、ワ
イヤタイプ保持器16の取付溝17が設けてある。そし
て、この保持器取付溝17に鋼製のワイヤタイプ保持器
16の端部の湾曲部分を挿入することにより、保持器1
6がスライダ2に装着されている。
先に説明した含油性材料からなる射出成形品である。そ
のエンドキャップ2Bにおいて、転動体8のUターンを
案内する湾曲路7の内側端部には半円状に突出させた転
動体掬いあげ突部15が形成され、その鋭角の先端が案
内レール1の転動体転動溝3A,3Bの溝底に近接する
ようにされている。各転動体掬いあげ突部15には、ワ
イヤタイプ保持器16の取付溝17が設けてある。そし
て、この保持器取付溝17に鋼製のワイヤタイプ保持器
16の端部の湾曲部分を挿入することにより、保持器1
6がスライダ2に装着されている。
【0017】この場合、図4に詳細を示すように、エン
ドキャップ2Bの内面側に突設されている転動体掬いあ
げ突部15の先端部は、そのワイヤタイプ保持器16の
湾曲部内径面16nより若干引っ込んだ状態になってい
る。即ち、湾曲路7でUターンする転動体8をワイヤタ
イプ保持器16により掬い上げて案内する構造にしてあ
る。これは、含油性材料からなるエンドキャップ2Bの
強度が、転動体掬いあげ突部15で転動体8を掬いあげ
て湾曲路7に導くには不十分のため、本来は転動体の脱
落防止用である保持器16の強度をUターン時の転動体
の案内に活用するためである。なお、スライダ2を案内
レール1に組みつけた状態で、保持器16はその両端の
湾曲部を除いた大部分が、案内レール1と干渉しないよ
うに案内レールの保持器逃げ溝3a内に収められてい
る。
ドキャップ2Bの内面側に突設されている転動体掬いあ
げ突部15の先端部は、そのワイヤタイプ保持器16の
湾曲部内径面16nより若干引っ込んだ状態になってい
る。即ち、湾曲路7でUターンする転動体8をワイヤタ
イプ保持器16により掬い上げて案内する構造にしてあ
る。これは、含油性材料からなるエンドキャップ2Bの
強度が、転動体掬いあげ突部15で転動体8を掬いあげ
て湾曲路7に導くには不十分のため、本来は転動体の脱
落防止用である保持器16の強度をUターン時の転動体
の案内に活用するためである。なお、スライダ2を案内
レール1に組みつけた状態で、保持器16はその両端の
湾曲部を除いた大部分が、案内レール1と干渉しないよ
うに案内レールの保持器逃げ溝3a内に収められてい
る。
【0018】次に、本実施の形態の作用を説明する。基
台に固定した案内レール1上をスライダ2が移動する
と、スライダ2内の転動体8は転動体転動路内を転動し
つつスライダ2の移動方向にスライダ2より遅い速度で
移動し、一端側の湾曲路7でUターンして転動体戻し路
を逆方向に転動しつつ移動し、他端側の湾曲路7で逆U
ターンして転動体転動路内に戻る循環を繰り返す。
台に固定した案内レール1上をスライダ2が移動する
と、スライダ2内の転動体8は転動体転動路内を転動し
つつスライダ2の移動方向にスライダ2より遅い速度で
移動し、一端側の湾曲路7でUターンして転動体戻し路
を逆方向に転動しつつ移動し、他端側の湾曲路7で逆U
ターンして転動体転動路内に戻る循環を繰り返す。
【0019】この循環移動する転動体8は、含油性材料
からなるエンドキャップ2Bに設けた湾曲路7を通過し
つつUターン及び逆Uターンする時、湾曲路7の外周側
内壁面に接触する。その接触移動時の摩擦熱の影響も加
わって、含油性材料からは潤滑剤が経時的に徐々にしみ
出し、転動体の接触面に自動的に供給される。さらにそ
の転動体8からスライダ2の負荷転動体転動溝5へ恒常
的に供給され、長期間にわたり安定した潤滑が行われ
る。したがって、殊更に潤滑剤を外部からスライダ2に
供給しないでも低トルクで良好な運転を長時間続けるこ
とができる。
からなるエンドキャップ2Bに設けた湾曲路7を通過し
つつUターン及び逆Uターンする時、湾曲路7の外周側
内壁面に接触する。その接触移動時の摩擦熱の影響も加
わって、含油性材料からは潤滑剤が経時的に徐々にしみ
出し、転動体の接触面に自動的に供給される。さらにそ
の転動体8からスライダ2の負荷転動体転動溝5へ恒常
的に供給され、長期間にわたり安定した潤滑が行われ
る。したがって、殊更に潤滑剤を外部からスライダ2に
供給しないでも低トルクで良好な運転を長時間続けるこ
とができる。
【0020】なお、本実施の形態のような構造であれ
ば、含油性材料からなるエンドキャップ2Bから転動体
用の潤滑剤が恒常的に供給されるのであるから、グリー
スニップル9は使用しないでもよいが、必要に応じて適
時にここからグリース等の潤滑剤をスライダ内に供給す
るようにしても良い。
ば、含油性材料からなるエンドキャップ2Bから転動体
用の潤滑剤が恒常的に供給されるのであるから、グリー
スニップル9は使用しないでもよいが、必要に応じて適
時にここからグリース等の潤滑剤をスライダ内に供給す
るようにしても良い。
【0021】本実施の形態の自己潤滑性リニアガイドに
あっては、スライダ2の構成部品であるエンドキャップ
2B自体を含油性材料からなる成形品としたので、スラ
イダ2の全長に変わりはない。したがって、スライダの
端部に更に潤滑剤含有部材を付加した従来の自己潤滑性
リニアガイドのように、ストローク長が短縮されること
はないし、それを補うためにわざわざ案内レールを長く
する必要もない。
あっては、スライダ2の構成部品であるエンドキャップ
2B自体を含油性材料からなる成形品としたので、スラ
イダ2の全長に変わりはない。したがって、スライダの
端部に更に潤滑剤含有部材を付加した従来の自己潤滑性
リニアガイドのように、ストローク長が短縮されること
はないし、それを補うためにわざわざ案内レールを長く
する必要もない。
【0022】図5,図6は、本発明の第2の実施の形態
を示す図であり、図5はスライダの転動体循環路部分の
断面図、図6はそのVI部拡大図である。なお、上記第
1の実施の形態と同様の部材及び部位には、同じ符号を
付してその重複する説明は省略する。即ち、本実施の形
態にあっては、上記第1の実施の形態と同等の構造のリ
ニアガイドにおいて、含油性材料からなるエンドキャッ
プ2Bの湾曲路の掬い上げ突部の補強の態様、具体的に
は補強兼用部材である保持器の形状を変更したものであ
る。
を示す図であり、図5はスライダの転動体循環路部分の
断面図、図6はそのVI部拡大図である。なお、上記第
1の実施の形態と同様の部材及び部位には、同じ符号を
付してその重複する説明は省略する。即ち、本実施の形
態にあっては、上記第1の実施の形態と同等の構造のリ
ニアガイドにおいて、含油性材料からなるエンドキャッ
プ2Bの湾曲路の掬い上げ突部の補強の態様、具体的に
は補強兼用部材である保持器の形状を変更したものであ
る。
【0023】すなわち、図に示すように、本実施の形態
の保持器20は、薄板板金をプレス抜きした断面角形の
板状で、その長手方向の両端側には、転動体8を滑らか
に案内するため弓なりに湾曲させた湾曲部21が設けて
あり、その端末に取付突起部22が形成されている。一
方、エンドキャップ2Bの方には、その湾曲路7の内方
側の端部に形成されている転動体掬い上げ突部15の内
面に、前記保持器の湾曲部21を挿入する保持器取付溝
23及び前記保持器の取付突起部22の差し込み孔24
が形成されている。保持器20の装着は、エンドキャッ
プ2Bに設けた差し込み孔24に保持器の取付突起部2
2を差し込むとともに、保持器取付溝23内に保持器の
湾曲部21を挿入することにより行う。こうして本実施
の形態の保持器20をエンドキャップ2Bに取り付けた
場合、図6に示すように、エンドキャップ2Bの内面側
に突設されている転動体掬いあげ突部15の先端部は、
その保持器20の湾曲部の内径面20nより若干引っ込
んだ状態になる。かくして、この第2の実施の形態にあ
っても、上記第1の実施の形態の場合と同様、湾曲路7
でUターンする転動体8の掬い上げを、転動体掬い上げ
突部15ではなく保持器20により行う構造であり、こ
れにより含油性材料からなるエンドキャップ2Bの強度
不足に対処している。本実施の形態の作用効果は、上記
第1の実施の形態のそれと同じである。
の保持器20は、薄板板金をプレス抜きした断面角形の
板状で、その長手方向の両端側には、転動体8を滑らか
に案内するため弓なりに湾曲させた湾曲部21が設けて
あり、その端末に取付突起部22が形成されている。一
方、エンドキャップ2Bの方には、その湾曲路7の内方
側の端部に形成されている転動体掬い上げ突部15の内
面に、前記保持器の湾曲部21を挿入する保持器取付溝
23及び前記保持器の取付突起部22の差し込み孔24
が形成されている。保持器20の装着は、エンドキャッ
プ2Bに設けた差し込み孔24に保持器の取付突起部2
2を差し込むとともに、保持器取付溝23内に保持器の
湾曲部21を挿入することにより行う。こうして本実施
の形態の保持器20をエンドキャップ2Bに取り付けた
場合、図6に示すように、エンドキャップ2Bの内面側
に突設されている転動体掬いあげ突部15の先端部は、
その保持器20の湾曲部の内径面20nより若干引っ込
んだ状態になる。かくして、この第2の実施の形態にあ
っても、上記第1の実施の形態の場合と同様、湾曲路7
でUターンする転動体8の掬い上げを、転動体掬い上げ
突部15ではなく保持器20により行う構造であり、こ
れにより含油性材料からなるエンドキャップ2Bの強度
不足に対処している。本実施の形態の作用効果は、上記
第1の実施の形態のそれと同じである。
【0024】図7,図8に、本発明の第3の実施の形態
を示す。なお、上記各実施の形態と同様の部材及び部位
には、同じ符号を付してその重複する説明は省略する。
即ち、本実施の形態にあっては、含油性材料からなるエ
ンドキャップ2Bの転動体掬い上げ突部15を転動体掬
い上げ部材30に置き換えることにより、湾曲路でUタ
ーンする転動体の掬い上げを保持器に頼ることなく行う
構造とした点が上記各実施の形態とは異なっている。
を示す。なお、上記各実施の形態と同様の部材及び部位
には、同じ符号を付してその重複する説明は省略する。
即ち、本実施の形態にあっては、含油性材料からなるエ
ンドキャップ2Bの転動体掬い上げ突部15を転動体掬
い上げ部材30に置き換えることにより、湾曲路でUタ
ーンする転動体の掬い上げを保持器に頼ることなく行う
構造とした点が上記各実施の形態とは異なっている。
【0025】具体的には、十分な強度を有する合成樹脂
材や硬質ゴム材或いは金属材等により図7に示すような
転動体掬い上げ部材30を別体に形成する。この転動体
掬い上げ部材30は、湾曲路7の一部を構成する湾曲溝
31とその溝の末端に突き出した掬い上げ突部32とを
備えている。この別体の転動体掬い上げ部材30を、図
8に示すようにエンドキャップ2Bの湾曲路7の内方側
に埋め込むことにより、転動体掬い上げ突部15が突設
されている。このような構成にすれば、含油性材料から
なるエンドキャップ2Bであっても、保持器に頼らず直
接に、転動体掬い上げ部材30の転動体掬い上げ突部1
5により、Uターンする際の転動体8の掬い上げを行う
ことが可能である。
材や硬質ゴム材或いは金属材等により図7に示すような
転動体掬い上げ部材30を別体に形成する。この転動体
掬い上げ部材30は、湾曲路7の一部を構成する湾曲溝
31とその溝の末端に突き出した掬い上げ突部32とを
備えている。この別体の転動体掬い上げ部材30を、図
8に示すようにエンドキャップ2Bの湾曲路7の内方側
に埋め込むことにより、転動体掬い上げ突部15が突設
されている。このような構成にすれば、含油性材料から
なるエンドキャップ2Bであっても、保持器に頼らず直
接に、転動体掬い上げ部材30の転動体掬い上げ突部1
5により、Uターンする際の転動体8の掬い上げを行う
ことが可能である。
【0026】なお、上記の各実施の形態では、エンドキ
ャップ2Bの湾曲路7における転動体の掬い上げに係る
構造を、例えば上下2段に設けた各湾曲路全て同一構造
として説明しているが、これに限らず、例えば上段の湾
曲路では別体の転動体掬い上げ部材30を組み込んだ構
造とし、下段の湾曲路の方は保持器16や20を利用し
て掬い上げを行う構造とするなど、それぞれに異なる転
動体掬い上げ構造としても良い。
ャップ2Bの湾曲路7における転動体の掬い上げに係る
構造を、例えば上下2段に設けた各湾曲路全て同一構造
として説明しているが、これに限らず、例えば上段の湾
曲路では別体の転動体掬い上げ部材30を組み込んだ構
造とし、下段の湾曲路の方は保持器16や20を利用し
て掬い上げを行う構造とするなど、それぞれに異なる転
動体掬い上げ構造としても良い。
【0027】また、上記実施の形態では、エンドキャッ
プ2B自体を含油性材料から形成し、湾曲路7と転動体
8との接触による潤滑剤の供給の例を示したが、これに
限らずエンドキャップ2Bの案内レール1との対向面の
少なくとも一部を案内レール1に接触させて、潤滑剤を
転動体転動溝3A,3B又は転動体8に供給させるよう
にすることもできる。
プ2B自体を含油性材料から形成し、湾曲路7と転動体
8との接触による潤滑剤の供給の例を示したが、これに
限らずエンドキャップ2Bの案内レール1との対向面の
少なくとも一部を案内レール1に接触させて、潤滑剤を
転動体転動溝3A,3B又は転動体8に供給させるよう
にすることもできる。
【0028】さらに、本発明を適用するリニアガイドと
しては、上述の実施の形態のタイプに限定されるもので
はなく、例えば負荷転動体転動溝が片側二条以外のもの
でもよいし、転動体がボールではなく例えばころであっ
ても良い。
しては、上述の実施の形態のタイプに限定されるもので
はなく、例えば負荷転動体転動溝が片側二条以外のもの
でもよいし、転動体がボールではなく例えばころであっ
ても良い。
【0029】さらにまた、上記実施の形態では、エンド
キャップ2B自体を含油性材料で形成した例を示した
が、必ずしもエンドキャップ2B全体が含油性材料で形
成される必要はなく、少なくともエンドキャップ2Bの
転動体8又は案内レール1との接触部分が含油性材料で
形成されていれば良い。
キャップ2B自体を含油性材料で形成した例を示した
が、必ずしもエンドキャップ2B全体が含油性材料で形
成される必要はなく、少なくともエンドキャップ2Bの
転動体8又は案内レール1との接触部分が含油性材料で
形成されていれば良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、含油性材料で成形したエンドキャップから
経時的に徐々にしみ出す潤滑剤を、湾曲路を通過する転
動体に自動的に供給することができるから、特に外部か
ら潤滑剤を補給しないでも長期にわたり転動体の滑らか
な転がりを維持できるという効果がある。しかも、エン
ドキャップ部分に自己潤滑性を備えており、スライダの
全長が長くなることがないので、ストロークが短縮され
ることがなく、あるいはストローク確保のためにリニア
ガイドの全長を延ばす必要もないという効果を奏する。
明によれば、含油性材料で成形したエンドキャップから
経時的に徐々にしみ出す潤滑剤を、湾曲路を通過する転
動体に自動的に供給することができるから、特に外部か
ら潤滑剤を補給しないでも長期にわたり転動体の滑らか
な転がりを維持できるという効果がある。しかも、エン
ドキャップ部分に自己潤滑性を備えており、スライダの
全長が長くなることがないので、ストロークが短縮され
ることがなく、あるいはストローク確保のためにリニア
ガイドの全長を延ばす必要もないという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態のリニアガイドの斜
視図である。
視図である。
【図2】そのスライダの端部に取り付けるエンドキャッ
プの背面図である。
プの背面図である。
【図3】図1のリニアガイドの内部構造を説明するスラ
イダ及び案内レールの断面図である。
イダ及び案内レールの断面図である。
【図4】図3のIV部の拡大図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のスライダ内部構造
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図6】図5のVI部の拡大図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における転動体掬い
上げ部材の斜視図である。
上げ部材の斜視図である。
【図8】図7に示す転動体掬い上げ部材の取り付け態様
を示すエンドキャップの部分背面図である。
を示すエンドキャップの部分背面図である。
1 案内レール 2 スライダ 2B エンドキャップ 3A 転動体転動溝 3B 転動体転動溝 5 負荷転動体転動溝 6 転動体戻し路 7 湾曲路 8 転動体
Claims (1)
- 【請求項1】 外面に転動体転動溝を有して軸方向に延
びる案内レールにスライダが遊嵌され、該スライダは前
記案内レールの転動体転動溝に対向する負荷転動体転動
溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に湾曲路を介して
連結された転動体戻し路からなる転動体循環路を備え、
該転動体循環路に多数の転動体が装填されたリニアガイ
ドにおいて、 前記スライダの両端に前記湾曲路を備えて装着されたエ
ンドキャップの少なくとも前記転動体又は前記案内レー
ルとの接触部分を含油性材料で成形したことを特徴とす
るリニアガイド。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10118285A JPH11311246A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | リニアガイド |
US09/296,112 US6213646B1 (en) | 1998-04-28 | 1999-04-21 | Linear guide apparatus |
DE19919125A DE19919125B4 (de) | 1998-04-28 | 1999-04-27 | Linearführungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10118285A JPH11311246A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | リニアガイド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11311246A true JPH11311246A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14732893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10118285A Pending JPH11311246A (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | リニアガイド |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6213646B1 (ja) |
JP (1) | JPH11311246A (ja) |
DE (1) | DE19919125B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220536A (ja) * | 2011-08-12 | 2011-11-04 | Nsk Ltd | リニアガイド装置 |
JP2015165160A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-09-17 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006153181A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Nsk Ltd | 直動装置 |
US20060204151A1 (en) * | 2005-03-08 | 2006-09-14 | Chin-Pei Wang | Lubrication device for linear slide guide |
WO2017214946A1 (zh) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 深圳市创客工场科技有限公司 | 连接杆及连接组件 |
CN110094418A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-08-06 | 恒钛(天津)机械制造有限公司 | 一种滚动导轨 |
US11067123B2 (en) * | 2019-12-19 | 2021-07-20 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01176811A (ja) * | 1987-12-31 | 1989-07-13 | Hiihaisuto Seiko Kk | 直動案内軸受 |
JPH06346919A (ja) | 1993-06-07 | 1994-12-20 | Nippon Seiko Kk | リニアガイドのシール装置 |
DE4435759C2 (de) | 1993-10-07 | 1998-04-16 | Nsk Ltd | Linear-Wälzführung mit umlaufenden Wälzkörpern |
JP3314549B2 (ja) * | 1994-09-22 | 2002-08-12 | 日本精工株式会社 | リニアガイド装置のボール保持器 |
JP3414897B2 (ja) * | 1995-08-11 | 2003-06-09 | 日本精工株式会社 | 直動案内軸受装置 |
US5769543A (en) | 1995-07-11 | 1998-06-23 | Nsk Ltd. | Sealing device for linear guide apparatus |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP10118285A patent/JPH11311246A/ja active Pending
-
1999
- 1999-04-21 US US09/296,112 patent/US6213646B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-27 DE DE19919125A patent/DE19919125B4/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011220536A (ja) * | 2011-08-12 | 2011-11-04 | Nsk Ltd | リニアガイド装置 |
JP2015165160A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-09-17 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6213646B1 (en) | 2001-04-10 |
DE19919125B4 (de) | 2009-02-12 |
DE19919125A1 (de) | 1999-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060328 |