JPH11310726A - 新規のトリフェンジオキサジン顔料 - Google Patents

新規のトリフェンジオキサジン顔料

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Publication number
JPH11310726A
JPH11310726A JP11082450A JP8245099A JPH11310726A JP H11310726 A JPH11310726 A JP H11310726A JP 11082450 A JP11082450 A JP 11082450A JP 8245099 A JP8245099 A JP 8245099A JP H11310726 A JPH11310726 A JP H11310726A
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JP
Japan
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formula
group
alkyl
compound
hydrogen
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Application number
JP11082450A
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English (en)
Inventor
Bansi Lal Kaul
バンシー・ラル・カウル
Bruno Piastra
ブリユノ・ピアストラ
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Clariant International Ltd
Original Assignee
Clariant International Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/22Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B19/00Oxazine dyes
    • C09B19/02Bisoxazines prepared from aminoquinones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B68/00Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology
    • C09B68/40Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology characterised by the chemical nature of the attached groups
    • C09B68/44Non-ionic groups, e.g. halogen, OH or SH
    • C09B68/443Carboxylic acid derivatives, e.g. carboxylic acid amides, carboxylic acid esters or CN groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B68/00Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology
    • C09B68/40Organic pigments surface-modified by grafting, e.g. by establishing covalent or complex bonds, in order to improve the pigment properties, e.g. dispersibility or rheology characterised by the chemical nature of the attached groups
    • C09B68/46Aromatic cyclic groups

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カルバメート基のない対応するトリフェンジ
オキサジン顔料に容易に転換可能な、新規なカルバメー
ト基含有トリフェンジオキサジン化合物を提供する。 【解決手段】 式(I): 【化1】 [式中、請求項1に定義されるように、AおよびBで示
される核が縮合環を含有し、R、RおよびRが請
求項1に指定される意味を有する]のカルバメート基含
有トリフェンジオキサン化合物は、良好な顔料であっ
て、カルバメート基がない対応するトリフェンジオキサ
ン顔料に転換可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルバメート基を
含有する新規なトリフェンジオキサジン化合物、および
その調製法、それを顔料として使用する方法、ならびに
対応する顔料に容易に転換可能な顔料前駆体として使用
する方法に関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
は、顔料として使用できるだけではなく、カルバメート
基のない対応するトリフェンジオキサジン顔料に容易に
転換可能な、従って予期しない用途が可能な新規なカル
バメート基含有トリフェンジオキサジン化合物を提供す
る。これには、そのアルキル基が酸素に付加している炭
素で分岐する、N−アルコキシカルボニル基を有する化
合物も含まれる。
【課題を解決するための手段】従って本発明は、式
(I)の化合物であって
【化20】 式中、AおよびBで示される核が、互いに独立に、2,
3位および9,10位で直線状に縮合し、あるいは1,
2位および8,9位または3,4位および10,11位
で角度をなして縮合して、部分(1)から部分(11)
【化21】
【化22】 からなる群から選択される相補的メンバを特徴とする環
を含み、但しRは水素、C1〜8アルキル、非置換フ
ェニルであるか、またはハロゲン、ニトロ基、C1〜8
アルキル、およびC1〜2アルコキシからなる群から選
択された基、好ましくは塩素またはC1〜4アルキルに
よって一置換または多置換されたフェニルであり、R
は水素、C1〜8アルキル、非置換フェニル、アミノ基
であるか、またはハロゲン、ニトロ基、C1〜8アルキ
ル、およびC1〜2アルコキシからなる群から選択され
た基、好ましくは塩素またはC1〜4アルキルによって
一置換または多置換されたフェニルであり、で示され
る結合が窒素原子に至り、3位および10位または2位
および9位で角を形成する分子がそれぞれC1〜2アル
コキシ基を持ち、基Rは、式(II)、(III)、
(IV)
【化23】 からなる群から選択され、但しm、n、およびpは、互
いに独立に、0または1であり、XはC1〜14アルキ
レンまたはC2〜8アルケニレンであり、Yは基−V−
(CH−であり、Zは基−V−(CH−で
あり、VはC3〜6シクロアルキレンであり、qは1〜
6の整数であり、およびrは0〜6の整数であり、R
およびRは独立して水素、C1〜6アルキル、C
1〜4アルコキシル、ハロゲン、−CN、−NO、非
置換フェニルまたは非置換フェノキシであるか、あるい
はC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシル、またはハ
ロゲンで置換されたフェニルまたはフェノキシであり、
Qは水素、−CN、Si(R、基C(R)(R
)(R10)であって、但しR、R、およびR
10はハロゲン、基
【化24】 (ここで、RおよびRは上述のように定義され
る)、基−SO−R11または−SR11(ここで、
11はC1〜4アルキルである)、基−CH
(R12(ここで、R12は非置換フェニルである
か、あるいはC 1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ
ル、またはハロゲンによって置換されたフェニルであ
る)、または以下の式
【化25】 の基であり、RおよびRは、互いに独立に、水素、
1〜18アルキル、式
【化26】 の基であって、X、Y、R、R、m、およびnは上
記定義されるものであり、またはRおよびRはそれ
が結合する窒素原子と一緒にピロリジニル、ピペリジニ
ルまたはモルフォリニル基を形成し、但し、Rが式
(III)の基でありQが水素でありnが0であると
き、mは1であり且つXは酸素に結合する炭素で分岐す
るC2〜14アルキレン基またはC 2〜8アルケニレン
基であることを条件とする化合物を提供する。
【発明の実施の形態】XがC1〜14アルキレンを表す
場合、Xは直鎖または分岐したアルキレンであり、例え
ばメチレン、ジメチレン、トリメチレン、1−メチルメ
チレン、1,1−ジメチルメチレン、1,1−ジメチル
ジメチレン、1,1−ジメチルトリメチレン、1−エチ
ルジメチレン、1−エチル−1−メチルジメチレン、テ
トラメチレン、1,1−ジメチル−テトラメチレン、
2,2−ジメチルトリメチレン、ヘキサメチレン、デカ
メチレン、1,1−ジメチルデカメチレン、1,1−ジ
エチルデカメチレン、またはテトラデカメチレンであ
る。XがC2〜8アルケニレンを表す場合、Xは直鎖ま
たは分岐したアルケニレンであり、例えばビニレン、ア
リレン、メタリレン、1−メチル−2−ブテニレン、
1,1−ジメチル−3−ブテニレン、2−ブテニレン、
2−ヘキセニレン、3−ヘキセニレン、または2−オク
テニレンである。任意の置換基としてのハロゲンが存在
する場合、それは例えばヨウ素、フッ素、特に臭素であ
り、好ましくは塩素である。C1〜6アルキルは、例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−アミ
ル、tert−アミル、ヘキシルであり、加えてC
1〜18アルキルは、例えばヘプチル、オクチル、2−
エチルヘキシル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデ
シル、ヘキサデシル、またはオクタデシルである。C
1〜4アルコキシは、例えばメトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、イソプロポキシ、ブチロキシを示し、さら
にC1〜18アルコキシは、例えばヘキシルオキシ、デ
シルオキシ、ドデシルオキシ、ヘキサデシルオキシ、ま
たはオクタデシルオキシである。C1〜18アルキルメ
ルカプトは、例えばメチルメルカプト、エチルメルカプ
ト、プロピルメルカプト、ブチルメルカプト、オクチル
メルカプト、デシルメルカプト、ヘキサデシルメルカプ
ト、またはオクタデシルメルカプトである。C1〜18
アルキルアミノは、例えばメチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、ヘキシルアミノ、デシルアミノ、
ヘキサデシルアミノ、またはオクタデシルアミノであ
る。C5〜6シクロアルキルは例えばシクロペンチルで
あり、特にシクロヘキシルである。C3〜6シクロアル
キレンは、例えばシクロプロピレン、シクロペンチレン
であり、特にシクロヘキシレンである。式(I)の好ま
しい化合物では、部分
【化27】 が、下記式(a)から式(p)に対応するものが好まし
い。
【化28】
【化29】 式(I)の化合物は、Rが式(V)、(VI)または
(IV)の基を表すものが好ましく、
【化30】 上式で、mは0または1であり、XはC1〜4アルキレ
ンまたはC2〜5アルケニレンであり、RおよびR
は、互いに独立に、水素、C1〜4アルキル、メトキ
シ、塩素、または−NOであり、Qは、水素、CN、
CCl、基
【化31】 −SOCHまたはSCHであり、RおよびR
は、互いに独立に、水素、C1〜4アルキル、または基
【化32】 であり、あるいはRとRが一緒にピペリジニル基を
形成し、但し、Rが式(VI)の基で、Qが水素であ
るとき、特に基Rが以下の式
【化33】 を含む群から選択された基を表す場合、Xが基
【化34】 であることを条件とする。本発明は、式(VII)の化
合物、
【化35】 (ただしAおよびBで示される核が、Rが水素である
他は式(I)の場合と同じ意味を持つ)を、触媒として
の塩基の存在下で非プロトン性有機溶媒中で、有利には
0℃〜200℃の間の温度で、好ましくは10℃〜10
0℃の温度で2〜48時間、所望のモル比で、式(VI
II)のジカーボネート R−O−R (VIII) または式(IX)のトリハロ酢酸エステル (R13C−R (IX) または式(VIII)のジカーボネートと式(X)のジ
カーボネートの1:1混合物 R'−O−R' (X) または式(IX)のトリハロ酢酸エステルと式(XI)
のトリハロ酢酸エステルの1:1混合物 (R13C−R' (XI) または式(XII) R (XII) のアジ化物であって、 R'N (XIII) との1:1混合物でも使用できるアジ化物または式(X
IV) R−OR14 (XIV) のカーボネートであって、 R'−OR14 (XV) との1:1混合物でも使用できるカーボネートまたは式
(XVI)
【化36】 のアルキリデンイミノオキシギ酸エステルであって、
【化37】 との1:1混合物でも使用できるエステルと反応させ、
上式で、Rは上記で定義されるものであり、R'
の意味を有するがRとは異なるものであり、R
13は塩素、フッ素、または臭素であり、R14はC
1〜4アルキル、または非置換フェニルであるか、ある
いはハロゲン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ
ル、または−CNによって置換されたフェニルであり、
15は−CN、または−COOR14であり、
15'はR15の意味を有するがR15とは異なるも
のであり、R16は非置換フェニル、あるいはハロゲ
ン、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシル、または
−CNによって置換されたフェニルであり、R16'は
16の意味を有するがR16とは異なるものであるこ
とを特徴とする、式(I)のトリフェンジオキサン化合
物を調製する方法をさらに提供するものである。式(V
II)の化合物を、式(VIII)のジカーボネート、
または式(VIII)のジカーボネートと式(X)のジ
カーボネートの1:1混合物と反応させることが好まし
い。式(VII)の化合物、式(VIII)および
(X)のジカーボネート、式(IX)および(XI)の
トリハロ酢酸エステル、式(XII)および式(XII
I)のアジ化物、式(XIV)および(XV)のカーボ
ネート、式(XVI)および(XVII)のアルキリデ
ンイミノオキシギ酸エステルは、公知物質である。たと
え新規なものであるとしても、通常知られている方法と
同様にして調製することができる。式(VII)のトリ
フェンジオキサジン顔料と式(VIII)から式(XV
II)の化合物の必要なモル比は、導入される基R
よびR'に応じて変わる。ただし、式(VIII)か
ら式(XVII)の化合物を、2〜10倍過剰量で使用
することが有利である。適切な溶媒の例は、テトラヒド
ロフランやジオキサンなどのエーテル、エチレングリコ
ールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールエ
ーテル;さらに、アセトニトリル、ベンゾニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ニトロベンゼン、N−メチルピロリドンなど
の双極性非プロトン性溶媒;またトリクロロエタン、ベ
ンゼンや、例えばトルエン、キシレン、アニソール、ま
たはクロロベンゼンなどのアルキル、アルコキシ、また
はハロゲン置換ベンゼンなどのハロゲン化脂肪族または
芳香族炭化水素;あるいはピリジン、ピコリン、キノリ
ンなどの芳香族N−複素環式化合物である。好ましい溶
媒は、例えばテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、またはN
−メチルピロリドンである。以上の溶媒は、混合物とし
ても使用することができる。反応関与物1重量部当た
り、溶媒5〜10重量部を使用することが有利である。
触媒としての使用に適する塩基は、例えば、リチウム、
ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属自体ならびに
その水酸化物または炭酸塩、あるいはリチウムアミド、
ナトリウムアミド、カリウムアミドなどのアルカリ金属
アミド、あるいは水素化リチウム、水素化ナトリウム、
水素化カリウムなどのアルカリ金属水素化物、あるい
は、特に1〜10個の炭素原子を有する第1、第2、ま
たは第3脂肪族アルコールから誘導された、例えばリチ
ウム、ナトリウム、カリウムのメチラート、エチラー
ト、n−プロピラート、イソプロピラート、n−ブチラ
ート、sec−ブチラート、tert−ブチラート、2
−メチル−2−ブチラート、2−メチル−2−ペンチラ
ート、3−メチルー3−ペンチラート、3−エチル−3
−ペンチラートなどのアルカリ土類またはアルカリ金属
のアルコラートと、さらに、例えばジアザビシクロオク
テン、ジアザビシクロウンデセン、4−メチルアミノピ
リジンなどを含む、有機脂肪族、芳香族、または複素環
式N−塩基、および、例えばトリメチルアミンやトリエ
チルアミンなどのトリアルキルアミンである。前述の塩
基の混合物を使用することも可能である。例えばジアザ
ビシクロオクテン、ジアザビシクロウンデセンなどのN
を含む有機塩基が好ましく、特に4−ジメチルアミノピ
リジンが好ましい。反応は、大気圧で10℃〜100℃
の間の温度で行うことが好ましく、特に14℃〜40℃
が好ましい。本発明による化合物は、高分子有機材料の
大量着色用顔料または蛍光染料に適している。本発明に
よる式(I)の化合物で着色できる適切な高分子有機材
料の例は、例えばポリスチレン、ポリ−α−メチルスチ
レン、ポリ−p−メチルスチレン、ポリ−p−ヒドロキ
シスチレン、ポリ−p−ヒドロキシフェニルスチレン、
ポリアクリル酸メチル、ポリアクリルアミド、ならびに
対応するメタクリル酸化合物、ポリマレイン酸メチル、
ポリアクリロニトル、ポリメタクリロニトリル、ポリ塩
化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルビニ
ルエーテル、ポリブチルビニルエーテルなどのビニルポ
リマー、また、例えばホルムアルデヒドやアセトアルデ
ヒドなどのC1〜 アルデヒドと二環式、好ましくは単
環式フェノールから誘導され、任意選択で1個または2
個のC1〜9アルキル基、1個または2個のハロゲン原
子、または例えばo−、m−、p−クレゾール、キシレ
ン、p−tert−ブチルフェノール、o−、m−、p
−ノニルフェノール、p−クロロフェノール、p−フェ
ニルフェノールなどのフェニル環で置換されたもの、あ
るいは2個以上のフェノール基、例えばレソルシノー
ル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを有する化合
物から誘導されるノボラック樹脂、また、マレイミドお
よび/または無水マレイン酸、例えば無水マレイン酸と
スチレンの共重合体から誘導されたポリマー、また、ポ
リビニルピロリドン、ビオポリマー、およびその誘導
体、例えばセルロース、デンプン、キチン、キトサン、
ゼラチン、ゼイン、エチルセルロース、ニトロセルロー
ス、酢酸セルロース、セルロースブチラートであり、ま
た、例えばゴム、カゼイン、シリコーンおよびシリコン
樹脂、ABS、尿素樹脂およびメラミンホルムアルデヒ
ド樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド、
ポリイミド、ポリアミド/イミド、ポリスルホン、ポリ
エーテルスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリウレ
タン、ポリ尿素、ポリカーボネート、ポリアリーレン、
ポリ硫化アリーレン、ポリエポキシド、ポリオレフィ
ン、ポリアルカジエンなどの天然樹脂および合成樹脂で
ある。好ましい高分子有機材料は、例えば、エチルセル
ロースやニトロセルロース、酢酸セルロース、セルロー
スブチラートなどのセルロースエーテルおよびエステ
ル、あるいはアミノプラスト、特に尿素樹脂およびメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、フェノー
ルプラスト、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ABS、ポリフェニレンオキシド、
ゴム、カゼイン、シリコーンまたはシリコン樹脂などの
重合樹脂または縮合樹脂などの天然樹脂または合成樹脂
単独、あるいはこれらを混合したものである。上述の高
分子有機化合物は、単独で、または混合させて、プラス
チック塊、プラスチック溶融物として、あるいは紡糸
液、コーティング、ペイント、または印刷インキの形で
存在させることができる。所期の使用法に応じて、本発
明によるトリフェンジオキサジン化合物をトナーとし
て、または配合物の形で使用することが有利である。本
発明によるトリフェンジオキサジン化合物は、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、特にポリエチレンやポリプロピ
レンなどのポリオレフィン、ABSの大量着色、ならび
にコーティング、さらに粉末コーティング、印刷イン
キ、およびペイントにも特に有用である。着色される高
分子有機材料に基づき、本発明によるトリフェンジオキ
サジン化合物を0.01〜30重量%、好ましくは0.
1〜10重量%の量で使用することができる。高分子有
機物質は本発明によるトリフェンジオキサジン化合物で
着色され、例えば練りロール機、混合装置、粉砕装置を
使用して、トリフェンジオキサジン顔料を任意選択でマ
スターバッチの形でこれらの物質に混合することによっ
て着色される。着色材料は、次いでカレンダリング、プ
レス、押出し、ブラッシング、流込み、射出成形など、
それ自体が知られている方法によって所望の最終形態に
成形される。軟質成形品の製造、またはそれらの脆性を
減少させるため、成形前に、高分子化合物に可塑剤を混
合することがしばしば望まれている。有用な可塑剤の例
は、リン酸、フタル酸、またはセバシン酸のエステルで
ある。可塑剤は、本発明によるトリフェンジオキサジン
顔料の混合前または混合後に、ポリマーに混合すること
ができる。様々な色合いを得るため、本発明によるトリ
フェンジオキサジン顔料に加えて充填剤や白色顔料、着
色顔料、または黒色顔料などのその他の着色付与構成物
質を、任意の量で、高分子有機物質に添加することがさ
らに可能である。着色コーティング、ペイント、および
印刷インキに用いるため、任意選択で充填剤や顔料、乾
燥剤、可塑剤などの添加物とともに使用される高分子有
機材料および本発明によるトリフェンジオキサジン化合
物を、共通の有機溶媒または溶媒混合物に細かく分散さ
せ、または溶解させる。これを達成する一方法は、個々
の成分または複数の成分を一緒に分散または溶解させ、
次いですべての成分を組み合わせることである。例えば
ポリ塩化ビニルまたはポリオレフィンの着色では、本発
明によるトリフェンジオキサジン化合物は、一般的な性
質、例えばその移染性や光および天候に対する安定性が
良好であるという点で、他よりも優れている。本発明に
よる化合物がすでに組み込まれている支持体の場合でさ
えも、その化合物を式(VII)に対応する顔料に容易
に転換できることは、まったく予期されなかったことで
あるが非常に重要である。これは、本発明の化合物を含
有する固体の熱処理(50℃〜400℃の間の温度、好
ましくは100℃〜200℃の間の温度に加熱し、また
はレーザ照射によって加熱する)、光分解処理(例えば
波長375nm未満での照明)、または化学処理(有機
または無機の酸または塩基)や、本発明による化合物を
有機媒体または水性媒体、ポリマー溶液またはポリマー
溶融液に溶かした溶液または分散液の化学処理(有機ま
たは無機の酸または塩基)など、非常に簡単な方法で達
成することができる。前述の転換方法も組み合わせるこ
とができる。これによって、コーティング、印刷イン
キ、特にインキジェット用インキ、プラスチックおよび
任意選択で繊維形態のものについて、予見できない純
度、色の濃さ、明度、透明度などの特性が改善された着
色が可能になるとともに、分析において興味深い用途で
上記着色を達成することができる。従って、本発明の他
の目的は、式(VII)の顔料を塊中に含む高分子材料
であって、
【化38】 上式で、AおよびBで示される核は式(I)で定義され
る縮合環を含有し、RおよびRは式(I)について
指定した意味を有し、Rは水素であり、前記式(VI
I)の化合物は式(I)の化合物の熱分解、光分解、ま
たは化学分解によりその場で生成される高分子材料、な
らびに、感熱性、感光性、または化学感応性の記録材料
であり、式(I)の本発明による化合物を含むフォトル
ミネッセンスおよびエレクトロルミネッセンスの材料で
ある。以下の実施例は、本発明を示すものである。
【実施例】
実施例1式:
【化39】 の化合物15gとN,N−ジメチルホルムアミド50m
lの懸濁液を、4−ジメチルアミノピリジン3gと混合
する。次いでジ−tert−ブチルジカーボネート1
2.9gを15分間かけて添加する。この混合物を室温
で、水分の無い状態で撹拌する。6時間後、さらにジ−
tert−ブチルジカーボネート12.9gを添加し、
さらに16時間撹拌する。すみれ色の沈澱物をろ過し、
N,N−ジメチルホルムアミド50mlおよびメタノー
ル200mlで洗浄し、次いで減圧下で室温で乾燥させ
ると、以下の式
【化40】 の生成物18.25gが残る。 実施例2 式:
【化41】 の化合物4.6gとN,N−ジメチルホルムアミド40
mlの懸濁液を、4−ジメチルアミノピリジン1gと混
合する。次いでジ−tert−ブチルジカーボネート
3.36gを15分間かけて添加する。この混合物を室
温で、水分の無い状態で撹拌する。6時間後、さらにジ
−tert−ブチルジカーボネート3.36gを添加
し、さらに16時間撹拌する。すみれ色の沈澱物をろ過
し、N,N−ジメチルホルムアミド50mlおよびメタ
ノール100mlで洗浄し、次いで減圧下で室温で乾燥
させると、以下の式
【化42】 の生成物4.75gが残る。 実施例3 実施例1の生成物0.724gを試験管に入れ、200
℃で40分間加熱する。これにより、青色粉末0.5g
(理論値の95%)が得られる。この粉末の分析データ
は、純粋なジイミダゾロン(4,5−b;4',5'−
m)トリフェンジオキサジン−3,11−ジエチル−
6,14−ジクロロ−2,10−ジオンに対応する。 実施例4 実施例1の生成物3.62gおよびトルエン−4−スル
ホン酸一水和物11.4gをN,N−ジメチルアセトア
ミド75ml中に含む混合物を、撹拌しながら130℃
に加熱し、130℃で4時間撹拌し、次いで室温に冷却
する。沈澱した顔料をろ過し、まずN,N−ジメチルア
セトアミド25mlで洗浄し、次いでメタノール75m
lで洗浄し、減圧下で90℃で乾燥させて、青色粉末
2.4gを得た。この粉末の分析データは、純粋なジイ
ミダゾロン(4,5−b;4',5'−m)トリフェンジ
オキサジン−3,11−ジエチル−6,14−ジクロロ
−2,10−ジオンに対応する。転換収率は92%であ
る。 使用実施例1 実施例1の顔料4部を、ココアルデヒド/メラミン樹脂
の60%ブタノール溶液50部およびキシレン10部お
よびエチレングリコールモノエチルエーテル10部の混
合物96部とともに、ボールミルで24時間処理する。
得られた分散液をアルミニウムのシート上に噴霧し、3
0分間風燥し、次いで120℃で30分間ベークする。
これによって、すみれ色で非常に良好な移染堅牢性と良
好な光安定性および天候安定性を有するフィルムが得ら
れる。 使用実施例2 0.1%着色PVCフィルム(白色顔料で1:5に薄め
た着色顔料)の製造実施例:フタル酸ジオクチルおよび
フタル酸ジブチルの等量からなる可塑剤混合物16.5
部を実施例2の顔料0.05部および二酸化チタン0.
25部と混合する。次にポリ塩化ビニル33.5部を添
加する。この混合物を2本のロールミル上で10分間摩
擦ロールし、形成される練生地はヘラで連続的に分割さ
れて巻き上げられる。ロールの1本は40℃に維持し、
もう1本は140℃に維持する。次いで混合物を引張っ
て練生地の形にし、2つの磨き金属定盤間で、160℃
で5分間プレスする。得られた結果は、明度が高く、移
染性および光堅牢性が非常に良好であるすみれ色のPV
Cフィルムである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)の化合物であって、 【化1】 式中、AおよびBで示される核が、互いに独立に、2,
    3位および9,10位で直線状に縮合し、あるいは1,
    2位および8,9位または3,4位および10,11位
    で角度をなして縮合して、部分(1)から部分(11) 【化2】 【化3】 からなる群から選択された相補的メンバを特徴とする環
    を含み、上式で、Rは水素、C1〜8アルキル、非置
    換フェニルであるか、またはハロゲン、ニトロ基、C
    1〜8アルキル、およびC1〜2アルコキシからなる群
    から選択された基、好ましくは塩素またはC1〜4アル
    キルによって一置換または多置換されたフェニル基であ
    り、Rは水素、C1〜8アルキル、非置換フェニル、
    アミノ基であるか、またはハロゲン、ニトロ基、C
    1〜8アルキル、およびC1〜2アルコキシからなる群
    から選択された基、好ましくは塩素またはC1〜4アル
    キルによって一置換または多置換されたフェニルであ
    り、で示される結合が窒素原子に連結し、3位と10
    位、または2位と9位の角度をなす分子がそれぞれC
    1〜2アルコキシ基を有し、基Rは、式(II)、
    (III)、(IV) 【化4】 【化5】 からなる群から選択され、上式で、m、n、およびp
    は、互いに独立に、0または1であり、XはC1〜14
    アルキレンまたはC2〜8アルケニレンであり、Yは基
    −V−(CH−であり、Zは基−V−(CH
    −であり、VはC3〜6シクロアルキレンであり、q
    は1〜6の整数であり、rは0〜6の整数であり、R
    およびRは、独立に、水素、C1〜6アルキル、C
    1〜4アルコキシ、ハロゲン、−CN、−NO、非置
    換フェニルもしくは非置換フェノキシであるか、あるい
    はC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、またはハロ
    ゲンで置換されたフェニルもしくはフェノキシであり、
    Qは水素、−CN、Si(R、基C(R)(R
    )(R10)(ただしR、R、およびR10はハ
    ロゲン)、基 【化6】 (ただしRおよびRは上述のように定義される)、
    基−SO−R11または−SR11(ただしR11
    1〜4アルキル)、基−CH(R12(ただしR
    12は非置換フェニルであるか、またはC1〜 アルキ
    ル、C1〜4アルコキシ、もしくはハロゲンによって置
    換されたフェニル)、または以下の式からなる群から選
    択された基であり、 【化7】 およびRは、互いに独立に、水素、C1〜18
    ルキル、もしくは式 【化8】 の基(ただしX、Y、R、R、m、およびnは上記
    のように定義される)であり、またはRとRはそれ
    らが結合する窒素原子と一緒にピロリジニル、ピペリジ
    ニルまたはモルホリニル基を形成し、但し、Rが式
    (III)の基で、Qが水素で、nが0であるとき、m
    が1、Xが酸素に結合する炭素で分岐するC2〜14
    ルキレン基またはC2〜8アルケニレン基であることを
    条件とする化合物。
  2. 【請求項2】 AおよびBで示される核が、独立に、式
    (a)から式(p) 【化9】 【化10】 からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが、式(V)、(VI)または(I
    V)の基であり、 【化11】 上式で、mは0または1であり、XはC1〜4アルキレ
    ンまたはC2〜5アルケニレンであり、RおよびR
    は、互いに独立に、水素、C1〜4アルキル、メトキ
    シ、塩素または−NOであり、Qは水素、CN、CC
    、基 【化12】 −SOCHまたは−SCHであり、RおよびR
    は、互いに独立に、水素、C1〜4アルキル、または
    基 【化13】 であり、あるいはRとRが一緒にピペリジニル基を
    形成し、但し、Rが式(VI)の基で、Qが水素であ
    るとき、Xが以下の式 【化14】 からなる群から選択される基であることを条件とする請
    求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 基Rが以下の式 【化15】 からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 式(VII)のトリフェンジオキサジン
    化合物 【化16】 (式中、AおよびBで示される核は、Rが水素である
    他は式(I)の場合と同じ)を、触媒としての塩基の存
    在下で非プロトン性有機溶媒中で、所望のモル比で、式
    (VIII)のジカーボネート R−O−R (VIII) または式(IX)のトリハロ酢酸エステル (R13C−R (IX) または式(VIII)のジカーボネートと式(X)のジ
    カーボネートの1:1混合物 R'−O−R' (X) または式(IX)のトリハロ酢酸エステルと式(XI)
    のトリハロ酢酸エステルの1:1混合物 (R13C−R' (XI) または式(XII) R (XII) のアジ化物であって、 R'N (XIII) との1:1混合物でも使用できるアジ化物または式(X
    IV) R−OR14 (XIV) のカーボネートであって、 R'−OR14 (XV) との1:1混合物でも使用できるカーボネートまたは式
    (XVI) 【化17】 のアルキリデンイミノオキシギ酸エステルであって、 【化18】 との1:1混合物でも使用できるエステルと反応させ、
    上式で、Rは請求項1に定義されるものであり、R'
    はRの意味を有するがRとは異なるものであり、
    13は塩素、フッ素、または臭素であり、R14はC
    1〜4アルキル、非置換フェニルであるか、あるいはハ
    ロゲン、C 〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、また
    は−CNによって置換されたフェニルであり、R15
    −CN、または−COOR14であり、R16は非置換
    フェニル、またはハロゲン、C1〜4アルキル、C
    1〜4アルコキシ、もしくは−CNによって置換された
    フェニルであり、R15'およびR16'は、それぞれR
    15およびR16の意味を有するがそれらとは異なるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の式(I)の
    化合物を調製するための方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の化合物を塊中に顔料と
    して含む高分子有機材料。
  7. 【請求項7】 式(VII)の化合物を塊中に含む高分
    子有機材料であって、 【化19】 上式で、AおよびBで示される核が請求項1に定義され
    るものであり、RおよびRが式(I)について指定
    した意味を有し、Rは水素であって、前記式(VI
    I)の化合物は請求項1に記載の式(I)の化合物の熱
    分解、光分解、または化学分解によってその場で生成す
    る高分子有機材料。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の式(I)の化合物を含
    む、感熱性、感光性、または化学感応性の記録材料。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の式(I)の化合物を含
    む、フォトルミネッセンス材料およびエレクトロルミネ
    ッセンス材料。
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