JPH11310229A - 注ぎ口及び包装容器 - Google Patents
注ぎ口及び包装容器Info
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- JPH11310229A JPH11310229A JP10120235A JP12023598A JPH11310229A JP H11310229 A JPH11310229 A JP H11310229A JP 10120235 A JP10120235 A JP 10120235A JP 12023598 A JP12023598 A JP 12023598A JP H11310229 A JPH11310229 A JP H11310229A
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- JP
- Japan
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- spout
- packaging container
- sealing
- welding surface
- integrally formed
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
- B65D5/747—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
- B65D5/749—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall a major part of the container wall or membrane being removed from the container after the opening
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】包装容器の液密性を向上させ、液体食品が漏れ
出すのを防止することができるようにする。 【解決手段】胴部と、該胴部の下端から外方に向けて一
体に形成された固定部と、前記胴部の下端から内方に向
けて一体に形成され、胴部内の下端を密封し、かつ、外
周縁に破断溝52を備えた密封部47と、前記破断溝5
2より内側において前記密封部47と一体に形成された
プル部48とを有する。そして、前記固定部に第1の溶
着面が、前記密封部に第2の溶着面が形成される。この
場合、前記プル部48に指を掛けて上方に引っ張ると、
前記破断溝52が破断させられるとともに、密封部47
に溶着させられた破断部51が破断される。その結果、
破断溝52及び破断部51が破断された跡に注出口が形
成される。
出すのを防止することができるようにする。 【解決手段】胴部と、該胴部の下端から外方に向けて一
体に形成された固定部と、前記胴部の下端から内方に向
けて一体に形成され、胴部内の下端を密封し、かつ、外
周縁に破断溝52を備えた密封部47と、前記破断溝5
2より内側において前記密封部47と一体に形成された
プル部48とを有する。そして、前記固定部に第1の溶
着面が、前記密封部に第2の溶着面が形成される。この
場合、前記プル部48に指を掛けて上方に引っ張ると、
前記破断溝52が破断させられるとともに、密封部47
に溶着させられた破断部51が破断される。その結果、
破断溝52及び破断部51が破断された跡に注出口が形
成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注ぎ口及び包装容
器に関するものである。
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、液体食品を収容する包装
容器においては、開封することによって形成された注出
口を繰り返し開閉することができるように樹脂製の注ぎ
口を備え、該注ぎ口は、前記注出口を形成する注出口部
分、及び前記注出口を開閉する蓋(ふた)部分から成
る。
容器においては、開封することによって形成された注出
口を繰り返し開閉することができるように樹脂製の注ぎ
口を備え、該注ぎ口は、前記注出口を形成する注出口部
分、及び前記注出口を開閉する蓋(ふた)部分から成
る。
【0003】また、前記包装容器においては、液体食品
を充填(てん)する前に有底の筒状カートンが形成さ
れ、該筒状カートンの所定位置に、注ぎ口を取り付ける
ための開口が形成される。そして、前記注出口部分を筒
状カートンの内周面側から取り付けるようにしている。
図2は従来の包装容器の要部断面図である。
を充填(てん)する前に有底の筒状カートンが形成さ
れ、該筒状カートンの所定位置に、注ぎ口を取り付ける
ための開口が形成される。そして、前記注出口部分を筒
状カートンの内周面側から取り付けるようにしている。
図2は従来の包装容器の要部断面図である。
【0004】図において、11は筒状カートンを構成す
る包材、12は前記筒状カートンの所定位置に形成され
た開口、13は樹脂製の注出口部分であり、該注出口部
分13は図示されない蓋部分と共に注ぎ口を構成する。
前記注出口部分13は、外周に雄ねじ19が形成された
筒状のねじ部14、該ねじ部14と一体に形成され、ね
じ部14より径が大きい第1のフランジ部15、該第1
のフランジ部15と一体に形成され、第1のフランジ部
15より径が大きい第2のフランジ部16、前記ねじ部
14内の下端においてねじ部14と一体に形成され、注
出口部分13内を区画する円板状の密封部17、及び該
密封部17の上方に一体に形成されたプル部18から成
る。
る包材、12は前記筒状カートンの所定位置に形成され
た開口、13は樹脂製の注出口部分であり、該注出口部
分13は図示されない蓋部分と共に注ぎ口を構成する。
前記注出口部分13は、外周に雄ねじ19が形成された
筒状のねじ部14、該ねじ部14と一体に形成され、ね
じ部14より径が大きい第1のフランジ部15、該第1
のフランジ部15と一体に形成され、第1のフランジ部
15より径が大きい第2のフランジ部16、前記ねじ部
14内の下端においてねじ部14と一体に形成され、注
出口部分13内を区画する円板状の密封部17、及び該
密封部17の上方に一体に形成されたプル部18から成
る。
【0005】また、前記蓋部分には、内周に前記雄ねじ
19と対応する図示されない雌ねじが形成され、前記雄
ねじ19と雌ねじとを螺(ら)合させることによって、
前記蓋部分が注出口部分13に取り付けられる。そし
て、前記開口12は、包材11の所定位置に注出口部分
13を取り付けるために形成され、該注出口部分13が
包材11の内周面側から取り付けられる。そのために、
前記包材11の下面における開口12の外周縁にシール
領域AR1が設定され、該シール領域AR1に第2のフ
ランジ部16が押し当てられ、開口12内に第1のフラ
ンジ部15が内方から進入させられ、開口12を貫通さ
せてねじ部14が包装容器の外方に突出させられる。そ
して、前記シール領域AR1と第2のフランジ部16と
が、熱シール法、高周波シール法、超音波シール法等の
シール法によって、溶着させられる。
19と対応する図示されない雌ねじが形成され、前記雄
ねじ19と雌ねじとを螺(ら)合させることによって、
前記蓋部分が注出口部分13に取り付けられる。そし
て、前記開口12は、包材11の所定位置に注出口部分
13を取り付けるために形成され、該注出口部分13が
包材11の内周面側から取り付けられる。そのために、
前記包材11の下面における開口12の外周縁にシール
領域AR1が設定され、該シール領域AR1に第2のフ
ランジ部16が押し当てられ、開口12内に第1のフラ
ンジ部15が内方から進入させられ、開口12を貫通さ
せてねじ部14が包装容器の外方に突出させられる。そ
して、前記シール領域AR1と第2のフランジ部16と
が、熱シール法、高周波シール法、超音波シール法等の
シール法によって、溶着させられる。
【0006】また、前記密封部17の外周縁には、樹脂
を薄肉にすることによって環状の破断溝22が形成され
る。したがって、前記プル部18に指を掛けて上方に引
っ張ると、前記破断溝22が破断させられ、注出口部分
13における包装容器の内方と外方とが連通させられ
る。その結果、密封部17が破断された跡に円形の注出
口が形成される。
を薄肉にすることによって環状の破断溝22が形成され
る。したがって、前記プル部18に指を掛けて上方に引
っ張ると、前記破断溝22が破断させられ、注出口部分
13における包装容器の内方と外方とが連通させられ
る。その結果、密封部17が破断された跡に円形の注出
口が形成される。
【0007】前記包材11は、包装容器の外方から内方
にかけて順に形成された、外側層24、紙基材25、接
着層26、バリヤ層27、接着層28及び内側層29か
ら成る。なお、通常、前記外側層24、接着層26、2
8及び内側層29はローデンシティポリエチレン(LD
PE)、エチレン共重合体等の樹脂によって形成される
が、前記外側層24及び内側層29はポリエチレンによ
って形成するのが好ましい。また、前記バリヤ層27は
アルミ箔(はく)等によって形成される。なお、前記外
側層24の外側表面、又は紙基材25の外側表面には必
要に応じて所定の印刷が施される。
にかけて順に形成された、外側層24、紙基材25、接
着層26、バリヤ層27、接着層28及び内側層29か
ら成る。なお、通常、前記外側層24、接着層26、2
8及び内側層29はローデンシティポリエチレン(LD
PE)、エチレン共重合体等の樹脂によって形成される
が、前記外側層24及び内側層29はポリエチレンによ
って形成するのが好ましい。また、前記バリヤ層27は
アルミ箔(はく)等によって形成される。なお、前記外
側層24の外側表面、又は紙基材25の外側表面には必
要に応じて所定の印刷が施される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の注ぎ口においては、あらかじめ包材11に形成され
た開口12を密封するために、前記シール領域AR1と
第2のフランジ部16とを溶着させる必要があるので、
良好な溶着が行われないと、開口12を十分に密封する
ことができなくなってしまう。その結果、包装容器の液
密性が低下し、液体食品が漏れ出してしまうことがあ
る。
来の注ぎ口においては、あらかじめ包材11に形成され
た開口12を密封するために、前記シール領域AR1と
第2のフランジ部16とを溶着させる必要があるので、
良好な溶着が行われないと、開口12を十分に密封する
ことができなくなってしまう。その結果、包装容器の液
密性が低下し、液体食品が漏れ出してしまうことがあ
る。
【0009】本発明は、前記従来の注ぎ口の問題点を解
決して、包装容器の液密性を向上させ、液体食品が漏れ
出すのを防止することができる注ぎ口及び包装容器を提
供することを目的とする。
決して、包装容器の液密性を向上させ、液体食品が漏れ
出すのを防止することができる注ぎ口及び包装容器を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の注
ぎ口においては、胴部と、該胴部の下端から外方に向け
て一体に形成された固定部と、前記胴部の下端から内方
に向けて一体に形成され、胴部内の下端を密封し、か
つ、外周縁に破断溝を備えた密封部と、前記破断溝より
内側において前記密封部と一体に形成されたプル部とを
有する。
ぎ口においては、胴部と、該胴部の下端から外方に向け
て一体に形成された固定部と、前記胴部の下端から内方
に向けて一体に形成され、胴部内の下端を密封し、か
つ、外周縁に破断溝を備えた密封部と、前記破断溝より
内側において前記密封部と一体に形成されたプル部とを
有する。
【0011】そして、前記固定部に第1の溶着面が、前
記密封部に第2の溶着面が形成される。本発明の他の注
ぎ口においては、さらに、前記第2の溶着面は第1の溶
着面に対して突出させられる。本発明の更に他の注ぎ口
においては、さらに、蓋部分が着脱自在に取り付けられ
る。
記密封部に第2の溶着面が形成される。本発明の他の注
ぎ口においては、さらに、前記第2の溶着面は第1の溶
着面に対して突出させられる。本発明の更に他の注ぎ口
においては、さらに、蓋部分が着脱自在に取り付けられ
る。
【0012】本発明の包装容器においては、包材によっ
て形成された包装容器本体と、該包装容器本体の外方側
に取り付けられた注ぎ口とを有する。そして、該注ぎ口
は、胴部、該胴部の下端から外方に向けて一体に形成さ
れた固定部、前記胴部の下端から内方に向けて一体に形
成され、胴部内の下端を密封するとともに、外周縁に破
断溝を備えた密封部、及び前記破断溝より内側において
前記密封部と一体に形成されたプル部を備え、かつ、前
記固定部に第1の溶着面が、前記密封部に第2の溶着面
が形成される。
て形成された包装容器本体と、該包装容器本体の外方側
に取り付けられた注ぎ口とを有する。そして、該注ぎ口
は、胴部、該胴部の下端から外方に向けて一体に形成さ
れた固定部、前記胴部の下端から内方に向けて一体に形
成され、胴部内の下端を密封するとともに、外周縁に破
断溝を備えた密封部、及び前記破断溝より内側において
前記密封部と一体に形成されたプル部を備え、かつ、前
記固定部に第1の溶着面が、前記密封部に第2の溶着面
が形成される。
【0013】本発明の他の包装容器においては、さら
に、前記包材は薄肉にすることによって形成された破断
部を備え、該破断部と前記第2の溶着面とが溶着され
る。
に、前記包材は薄肉にすることによって形成された破断
部を備え、該破断部と前記第2の溶着面とが溶着され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における包装容器の要部断面図、図3は本発
明の実施の形態における包装容器の側面図、図4は本発
明の実施の形態における包装容器の斜視図である。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における包装容器の要部断面図、図3は本発
明の実施の形態における包装容器の側面図、図4は本発
明の実施の形態における包装容器の斜視図である。
【0015】図3及び4において、31はゲーブルトッ
プ型の包装容器、32は包装容器本体であり、該包装容
器本体32は側壁33、傾斜壁34、シール片35等に
よって構成され、前記傾斜壁34に注ぎ口36が取り付
けられる。該注ぎ口36は、注出口部分38、及び該注
出口部分38に対して着脱自在にされた蓋部分39から
成り、ポリエチレン等の樹脂によって一体成形される。
なお、本実施の形態においては、ゲーブルトップ型の包
装容器31の傾斜壁34に注ぎ口36を取り付けた例に
ついて説明しているが、ブリック型、多角形型等の各種
の包装容器の所定部分に注ぎ口36を取り付けることも
できる。また、前記蓋部分39は必ずしも必要ではな
く、注出口部分38だけで注ぎ口を構成することもでき
る。
プ型の包装容器、32は包装容器本体であり、該包装容
器本体32は側壁33、傾斜壁34、シール片35等に
よって構成され、前記傾斜壁34に注ぎ口36が取り付
けられる。該注ぎ口36は、注出口部分38、及び該注
出口部分38に対して着脱自在にされた蓋部分39から
成り、ポリエチレン等の樹脂によって一体成形される。
なお、本実施の形態においては、ゲーブルトップ型の包
装容器31の傾斜壁34に注ぎ口36を取り付けた例に
ついて説明しているが、ブリック型、多角形型等の各種
の包装容器の所定部分に注ぎ口36を取り付けることも
できる。また、前記蓋部分39は必ずしも必要ではな
く、注出口部分38だけで注ぎ口を構成することもでき
る。
【0016】そして、本実施の形態においては、まず、
両端に開口が形成された筒状カートンが形成され、該筒
状カートンの一端が折り曲げられ、シールされて上端が
開口した有底の筒状カートンが形成される。次に、有底
の筒状カートンに液体食品が充填され、他端が折り曲げ
られ、シールされて包装容器本体32が形成される。続
いて、該包装容器本体32の傾斜壁34に注ぎ口36が
外周面側から取り付けられる。
両端に開口が形成された筒状カートンが形成され、該筒
状カートンの一端が折り曲げられ、シールされて上端が
開口した有底の筒状カートンが形成される。次に、有底
の筒状カートンに液体食品が充填され、他端が折り曲げ
られ、シールされて包装容器本体32が形成される。続
いて、該包装容器本体32の傾斜壁34に注ぎ口36が
外周面側から取り付けられる。
【0017】次に、前記注出口部分38の配設状態につ
いて説明する。図1において、41は包装容器本体32
(図3)を構成する包材、38は注出口部分であり、該
注出口部分38は、外周に雄ねじ49が形成された胴部
としての筒状のねじ部44、該ねじ部44の下端から外
方に向けて一体に形成され、ねじ部44より径が大きい
固定部としてのフランジ部45、前記ねじ部44の下端
から中心に向けて一体に形成され、胴部44内の下端を
密封して底部を形成する円板状の密封部47、及び該密
封部47の上方に延びるプル部48から成る。該プル部
48は、密封部47から上方に立ち上げて形成された連
結部48a、及びプル部48を上方に引っ張るときに指
を掛けるためのリング部48bから成る。
いて説明する。図1において、41は包装容器本体32
(図3)を構成する包材、38は注出口部分であり、該
注出口部分38は、外周に雄ねじ49が形成された胴部
としての筒状のねじ部44、該ねじ部44の下端から外
方に向けて一体に形成され、ねじ部44より径が大きい
固定部としてのフランジ部45、前記ねじ部44の下端
から中心に向けて一体に形成され、胴部44内の下端を
密封して底部を形成する円板状の密封部47、及び該密
封部47の上方に延びるプル部48から成る。該プル部
48は、密封部47から上方に立ち上げて形成された連
結部48a、及びプル部48を上方に引っ張るときに指
を掛けるためのリング部48bから成る。
【0018】また、前記密封部47の外周縁には、樹脂
を薄肉にすることによって環状の破断溝52が形成さ
れ、前記プル部48は、破断溝52より内側において前
記密封部47と一体に形成される。したがって、前記プ
ル部48に指を掛けて上方に引っ張ると、前記破断溝5
2が破断させられるとともに、密封部47に溶着させら
れた後述される破断部51が破断される。このとき、注
出口部分38における包装容器31の内方と外方とが連
通させられる。その結果、密封部47及び破断部51が
破断された跡に円形の注出口が形成される。
を薄肉にすることによって環状の破断溝52が形成さ
れ、前記プル部48は、破断溝52より内側において前
記密封部47と一体に形成される。したがって、前記プ
ル部48に指を掛けて上方に引っ張ると、前記破断溝5
2が破断させられるとともに、密封部47に溶着させら
れた後述される破断部51が破断される。このとき、注
出口部分38における包装容器31の内方と外方とが連
通させられる。その結果、密封部47及び破断部51が
破断された跡に円形の注出口が形成される。
【0019】そして、前記蓋部分39には、内周に前記
雄ねじ49と対応する図示されない雌ねじが形成され、
前記雄ねじ49と雌ねじとを螺合させることによって、
前記蓋部分39が注出口部分38に取り付けられる。本
実施の形態においては、注出口部分38は包装容器本体
32の外周面側から包材41の所定位置に取り付けられ
る。そのために、前記包材41の上面における所定位置
に凹部42が形成され、該凹部42の外周縁にシール領
域AR3が、凹部42の中心側にシール領域AR4が設
定されるとともに、前記シール領域AR3に、フランジ
部45の下面に形成された第1の溶着面が、前記シール
領域AR4に、密封部47の下面に形成された第2の溶
着面がそれぞれ押し当てられる。また、前記凹部42
は、包材41の他の部分より薄肉にされて、前記密封部
47とほぼ同じ寸法の円形の破断部51を構成する。
雄ねじ49と対応する図示されない雌ねじが形成され、
前記雄ねじ49と雌ねじとを螺合させることによって、
前記蓋部分39が注出口部分38に取り付けられる。本
実施の形態においては、注出口部分38は包装容器本体
32の外周面側から包材41の所定位置に取り付けられ
る。そのために、前記包材41の上面における所定位置
に凹部42が形成され、該凹部42の外周縁にシール領
域AR3が、凹部42の中心側にシール領域AR4が設
定されるとともに、前記シール領域AR3に、フランジ
部45の下面に形成された第1の溶着面が、前記シール
領域AR4に、密封部47の下面に形成された第2の溶
着面がそれぞれ押し当てられる。また、前記凹部42
は、包材41の他の部分より薄肉にされて、前記密封部
47とほぼ同じ寸法の円形の破断部51を構成する。
【0020】そして、前記第2の溶着面は第1の溶着面
に対して突出させられ、前記シール領域AR3と前記第
1の溶着面とが、また、シール領域AR4と前記第2の
溶着面とが、熱シール法、高周波シール法、超音波シー
ル法等のシール法によって、溶着させられる。なお、本
実施の形態においては、熱シール法が使用され、前記注
出口部分38の下面が、図示されないバーナによって加
熱され、溶融させられる。この場合、破断溝52の部分
を溶融させず、密封部47及びフランジ部45の部分だ
けを溶融させるために、図示されない複数の微小ノズル
を備えるとともに、各微小ノズルにマイクロフレームが
形成されるバーナが使用される。
に対して突出させられ、前記シール領域AR3と前記第
1の溶着面とが、また、シール領域AR4と前記第2の
溶着面とが、熱シール法、高周波シール法、超音波シー
ル法等のシール法によって、溶着させられる。なお、本
実施の形態においては、熱シール法が使用され、前記注
出口部分38の下面が、図示されないバーナによって加
熱され、溶融させられる。この場合、破断溝52の部分
を溶融させず、密封部47及びフランジ部45の部分だ
けを溶融させるために、図示されない複数の微小ノズル
を備えるとともに、各微小ノズルにマイクロフレームが
形成されるバーナが使用される。
【0021】前記包材41は、包装容器31の外方から
内方にかけて順に形成された、外側層64、紙基材6
5、接着層66、バリヤ層67、接着層68及び内側層
69から成る。なお、通常、前記外側層64、接着層6
6、68及び内側層69はローデンシティポリエチレ
ン、エチレン共重合体等の樹脂によって形成されるが、
前記外側層64及び内側層69をポリエチレンによって
形成するのが好ましい。また、前記バリヤ層67はアル
ミ箔等によって形成される。なお、前記外側層64の外
側表面、又は紙基材65の外側表面には必要に応じて所
定の印刷が施される。
内方にかけて順に形成された、外側層64、紙基材6
5、接着層66、バリヤ層67、接着層68及び内側層
69から成る。なお、通常、前記外側層64、接着層6
6、68及び内側層69はローデンシティポリエチレ
ン、エチレン共重合体等の樹脂によって形成されるが、
前記外側層64及び内側層69をポリエチレンによって
形成するのが好ましい。また、前記バリヤ層67はアル
ミ箔等によって形成される。なお、前記外側層64の外
側表面、又は紙基材65の外側表面には必要に応じて所
定の印刷が施される。
【0022】そして、前記凹部42を形成するために、
包材41の製造段階において、紙基材65に破断部51
と対応する形状のパンチ穴65aが形成される。したが
って、前記破断部51は、外側層64、接着層66、6
8、バリヤ層67及び内側層69だけで形成され、外側
層64と接着層66とが接触させられ、紙基材65の厚
さ分だけ薄くされる。その結果、密封部47に溶着させ
られた破断部51は、前記凹部42の周縁に沿って容易
に破断される。
包材41の製造段階において、紙基材65に破断部51
と対応する形状のパンチ穴65aが形成される。したが
って、前記破断部51は、外側層64、接着層66、6
8、バリヤ層67及び内側層69だけで形成され、外側
層64と接着層66とが接触させられ、紙基材65の厚
さ分だけ薄くされる。その結果、密封部47に溶着させ
られた破断部51は、前記凹部42の周縁に沿って容易
に破断される。
【0023】このように、あらかじめ包材41に開口は
形成されないので、開口を密封する必要がない。したが
って、包装容器31の液密性を向上させ、液体食品が漏
れ出すのを防止することができる。なお、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に
基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本
発明の範囲から排除するものではない。
形成されないので、開口を密封する必要がない。したが
って、包装容器31の液密性を向上させ、液体食品が漏
れ出すのを防止することができる。なお、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に
基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本
発明の範囲から排除するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、注ぎ口においては、胴部と、該胴部の下端から外
方に向けて一体に形成された固定部と、前記胴部の下端
から内方に向けて一体に形成され、胴部内の下端を密封
し、かつ、外周縁に破断溝を備えた密封部と、前記破断
溝より内側において前記密封部と一体に形成されたプル
部とを有する。
れば、注ぎ口においては、胴部と、該胴部の下端から外
方に向けて一体に形成された固定部と、前記胴部の下端
から内方に向けて一体に形成され、胴部内の下端を密封
し、かつ、外周縁に破断溝を備えた密封部と、前記破断
溝より内側において前記密封部と一体に形成されたプル
部とを有する。
【0025】そして、前記固定部に第1の溶着面が、前
記密封部に第2の溶着面が形成される。この場合、前記
プル部に指を掛けて上方に引っ張ると、前記破断溝が破
断させられるとともに、密封部に溶着させられた破断部
が破断される。その結果、破断溝及び破断部が破断され
た跡に注出口が形成される。
記密封部に第2の溶着面が形成される。この場合、前記
プル部に指を掛けて上方に引っ張ると、前記破断溝が破
断させられるとともに、密封部に溶着させられた破断部
が破断される。その結果、破断溝及び破断部が破断され
た跡に注出口が形成される。
【0026】したがって、あらかじめ包装容器の包材に
開口は形成されないので、開口を密封する必要がない。
その結果、包装容器の液密性を向上させ、液体食品が漏
れ出すのを防止することができる。
開口は形成されないので、開口を密封する必要がない。
その結果、包装容器の液密性を向上させ、液体食品が漏
れ出すのを防止することができる。
【図1】本発明の実施の形態における包装容器の要部断
面図である。
面図である。
【図2】従来の包装容器の要部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における包装容器の側面図
である。
である。
【図4】本発明の実施の形態における包装容器の斜視図
である。
である。
31 包装容器 32 包装容器本体 36 注ぎ口 39 蓋部分 41 包材 44 ねじ部 45 フランジ部 47 密封部 48 プル部 51 破断部 52 破断溝
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)胴部と、(b)該胴部の下端から
外方に向けて一体に形成された固定部と、(c)前記胴
部の下端から内方に向けて一体に形成され、胴部内の下
端を密封し、かつ、外周縁に破断溝を備えた密封部と、
(d)前記破断溝より内側において前記密封部と一体に
形成されたプル部とを有するとともに、(e)前記固定
部に第1の溶着面が、前記密封部に第2の溶着面が形成
されることを特徴とする注ぎ口。 - 【請求項2】 前記第2の溶着面は第1の溶着面に対し
て突出させられる請求項1に記載の注ぎ口。 - 【請求項3】 蓋部分が着脱自在に取り付けられる請求
項1に記載の注ぎ口。 - 【請求項4】 (a)包材によって形成された包装容器
本体と、(b)該包装容器本体の外方側に取り付けられ
た注ぎ口とを有するとともに、(c)該注ぎ口は、胴
部、該胴部の下端から外方に向けて一体に形成された固
定部、前記胴部の下端から内方に向けて一体に形成さ
れ、胴部内の下端を密封するとともに、外周縁に破断溝
を備えた密封部、及び前記破断溝より内側において前記
密封部と一体に形成されたプル部を備え、かつ、前記固
定部に第1の溶着面が、前記密封部に第2の溶着面が形
成されることを特徴とする包装容器。 - 【請求項5】 前記包材は薄肉部によって形成された破
断部を備え、該破断部と前記第2の溶着面とが溶着され
る請求項4に記載の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10120235A JPH11310229A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 注ぎ口及び包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10120235A JPH11310229A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 注ぎ口及び包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11310229A true JPH11310229A (ja) | 1999-11-09 |
Family
ID=14781200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10120235A Pending JPH11310229A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 注ぎ口及び包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11310229A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044621A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 押尾産業株式会社 | 注出口具 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP10120235A patent/JPH11310229A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044621A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 押尾産業株式会社 | 注出口具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |