JP2000103457A - 熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造 - Google Patents
熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造Info
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- JP2000103457A JP2000103457A JP10274478A JP27447898A JP2000103457A JP 2000103457 A JP2000103457 A JP 2000103457A JP 10274478 A JP10274478 A JP 10274478A JP 27447898 A JP27447898 A JP 27447898A JP 2000103457 A JP2000103457 A JP 2000103457A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体入りの熱可塑性樹脂製ボトルについて、
浅いキャップ状のシール材を用いることで、シール材を
ヒートシールする前のシール材とボトル口頸部の位置合
わせ工程を高速化すると共に、シール材を浅いキャップ
状としたことに起因するヒートシール後の内容液の漏洩
の発生を防止できるようにする。 【解決手段】 外周面に雄ネジ部11が形成された熱可
塑性樹脂のボトル口頸部1に対して、ボトルの内部に液
体を充填した後で、金属箔層と熱融着性樹脂層を備え且
つ頂板部21とスカート部22を有する浅いキャップ形
状に成形されたシール材2を用いて、ボトル口頸部1の
上端開口部をヒートシールにより密封してから、更に、
ネジ蓋3をボトル口頸部1に螺着しているような熱可塑
性樹脂製ボトルの密封構造において、ボトル口頸部1の
外周面に形成された雄ネジ部11とシール材2のスカー
ト部22の下端とが本来は接触する部分で、雄ネジ部1
1とシール材2が少なくとも部分的に接触しないよう
に、雄ネジ部11の一部を予め切除しておく。
浅いキャップ状のシール材を用いることで、シール材を
ヒートシールする前のシール材とボトル口頸部の位置合
わせ工程を高速化すると共に、シール材を浅いキャップ
状としたことに起因するヒートシール後の内容液の漏洩
の発生を防止できるようにする。 【解決手段】 外周面に雄ネジ部11が形成された熱可
塑性樹脂のボトル口頸部1に対して、ボトルの内部に液
体を充填した後で、金属箔層と熱融着性樹脂層を備え且
つ頂板部21とスカート部22を有する浅いキャップ形
状に成形されたシール材2を用いて、ボトル口頸部1の
上端開口部をヒートシールにより密封してから、更に、
ネジ蓋3をボトル口頸部1に螺着しているような熱可塑
性樹脂製ボトルの密封構造において、ボトル口頸部1の
外周面に形成された雄ネジ部11とシール材2のスカー
ト部22の下端とが本来は接触する部分で、雄ネジ部1
1とシール材2が少なくとも部分的に接触しないよう
に、雄ネジ部11の一部を予め切除しておく。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に液体が充填
された熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造に関し、特に、
浅いキャップ形状のシール材をヒートシールで溶着した
ボトル口頸部に対して更にネジ蓋を螺着するような熱可
塑性樹脂製ボトルの密封構造に関する。
された熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造に関し、特に、
浅いキャップ形状のシール材をヒートシールで溶着した
ボトル口頸部に対して更にネジ蓋を螺着するような熱可
塑性樹脂製ボトルの密封構造に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用のPETボトルのような液体が収
容される熱可塑性樹脂製ボトルでは、通常、ボトルの口
頸部にネジ蓋を螺着することで、ボトル口頸部の上端開
口部を該ネジ蓋により密閉しているが、単にボトルの口
頸部に通常のネジ蓋を螺着するだけでは、該ネジ蓋がボ
トル口頸部に対して簡単に着脱できるものであることか
ら、商品を購入した消費者は、自分が開封する前に誰も
ボトルを開封していないということを確認することはで
きない。
容される熱可塑性樹脂製ボトルでは、通常、ボトルの口
頸部にネジ蓋を螺着することで、ボトル口頸部の上端開
口部を該ネジ蓋により密閉しているが、単にボトルの口
頸部に通常のネジ蓋を螺着するだけでは、該ネジ蓋がボ
トル口頸部に対して簡単に着脱できるものであることか
ら、商品を購入した消費者は、自分が開封する前に誰も
ボトルを開封していないということを確認することはで
きない。
【0003】そこで、商品を購入した消費者が初めてボ
トルを開封する前に、誰もボトルを開封していないとい
うことを外観上容易に確認できるように、例えば、ネジ
蓋自体を所謂ピルファープルーフキャップとして形成す
ることで、ボトル口頸部から一度でもネジ蓋を弛める
と、該ネジ蓋の裾部分が切断されて、開封の事実を一目
で判るようにするということが従来から行なわれてい
る。
トルを開封する前に、誰もボトルを開封していないとい
うことを外観上容易に確認できるように、例えば、ネジ
蓋自体を所謂ピルファープルーフキャップとして形成す
ることで、ボトル口頸部から一度でもネジ蓋を弛める
と、該ネジ蓋の裾部分が切断されて、開封の事実を一目
で判るようにするということが従来から行なわれてい
る。
【0004】また、上記のようにネジ蓋自体を特にピル
ファープルーフキャップとしなくても、ボトルの開封を
外観上容易に確認できるように、ネジ蓋により覆われる
ボトル口頸部の上端開口部にヒートシールで密封用のシ
ール材を剥離可能に貼着しておくということも従来から
行なわれており、そのようなものでは、シール材が剥離
されていることにより、開封の事実が一目で判るように
なっている。
ファープルーフキャップとしなくても、ボトルの開封を
外観上容易に確認できるように、ネジ蓋により覆われる
ボトル口頸部の上端開口部にヒートシールで密封用のシ
ール材を剥離可能に貼着しておくということも従来から
行なわれており、そのようなものでは、シール材が剥離
されていることにより、開封の事実が一目で判るように
なっている。
【0005】すなわち、熱可塑性樹脂製ボトルのシール
材について、例えば、特開平9−30554号公報で
は、液体容器(熱可塑性樹脂製ボトル)において、開封
後に簡単な操作で容器から内容液を注出できる所謂プル
プッシュキャップと言われるタイプの開閉蓋(ネジ蓋)
を容器の口部(ボトル口頸部)に螺着する前に、シール
用シート(シール材)を容器の口部(ボトル口頸部の頂
部)に剥離可能に張り付けておくということが示されて
いる。
材について、例えば、特開平9−30554号公報で
は、液体容器(熱可塑性樹脂製ボトル)において、開封
後に簡単な操作で容器から内容液を注出できる所謂プル
プッシュキャップと言われるタイプの開閉蓋(ネジ蓋)
を容器の口部(ボトル口頸部)に螺着する前に、シール
用シート(シール材)を容器の口部(ボトル口頸部の頂
部)に剥離可能に張り付けておくということが示されて
いる。
【0006】また、特開平3−162249号公報で
は、内容物入りPETボトル(熱可塑性樹脂製ボトル)
において、シート状や平板状またはキャップ状のアルミ
箔(シール材)の下面をボトル口部(ボトル口頸部の頂
部)にヒートシールしておくと共に、ボトル口部(ボト
ル口頸部)に螺着するキャップ(ネジ蓋)の内側を該ア
ルミ箔の上面にホットメルトで接合しておくことによ
り、キャップ(ネジ蓋)の開栓と同時に該アルミ箔をボ
トル口部(ボトル口頸部の頂部)から剥離するというこ
とが示されている。
は、内容物入りPETボトル(熱可塑性樹脂製ボトル)
において、シート状や平板状またはキャップ状のアルミ
箔(シール材)の下面をボトル口部(ボトル口頸部の頂
部)にヒートシールしておくと共に、ボトル口部(ボト
ル口頸部)に螺着するキャップ(ネジ蓋)の内側を該ア
ルミ箔の上面にホットメルトで接合しておくことによ
り、キャップ(ネジ蓋)の開栓と同時に該アルミ箔をボ
トル口部(ボトル口頸部の頂部)から剥離するというこ
とが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱可塑性樹
脂製ボトルの口頸部の頂部にシール材をヒートシールで
溶着する場合、液体が充填されてから連続的に搬送され
ているそれぞれのボトルに対して、シール材を連続的に
供給してから、該シール材を加熱して各ボトルの口頸部
の頂部に溶着するのであるが、そのためには、溶着工程
の前に各ボトルの口頸部に対してそれぞれシール材を所
定位置に位置合わせして載せておくことが必要となる。
脂製ボトルの口頸部の頂部にシール材をヒートシールで
溶着する場合、液体が充填されてから連続的に搬送され
ているそれぞれのボトルに対して、シール材を連続的に
供給してから、該シール材を加熱して各ボトルの口頸部
の頂部に溶着するのであるが、そのためには、溶着工程
の前に各ボトルの口頸部に対してそれぞれシール材を所
定位置に位置合わせして載せておくことが必要となる。
【0008】そのようなシール材のボトル口頸部に対す
る位置合わせ工程と、それに続くヒートシール工程(ボ
トル口頸部への溶着)とを高速で行い易くするには、シ
ート状や平板状のフラットなタイプのシール材を使用す
るのではなく、ボトル口頸部の外径より僅かに大きい直
径を持つ浅いキャップ状に成形されたシール材を使用す
ることが必要となる。
る位置合わせ工程と、それに続くヒートシール工程(ボ
トル口頸部への溶着)とを高速で行い易くするには、シ
ート状や平板状のフラットなタイプのシール材を使用す
るのではなく、ボトル口頸部の外径より僅かに大きい直
径を持つ浅いキャップ状に成形されたシール材を使用す
ることが必要となる。
【0009】すなわち、図7に示すように、一定速度で
連続的に搬送されてくる液体充填済みのボトルの口頸部
に対して、浅いキャップ状に成形されたシール材の開口
部側を向き合うように配置して連続的に送り出し、ボト
ルの口頸部がシール材の位置に来たときに、シール材の
スカート部をボトル口頸部に引っ掛けるようにして、シ
ール材をボトル口頸部に被せるようにすることで、シー
ル材の位置合わせ(ボトル口頸部への冠着)工程をスピ
ーディーに且つ確実に行うことができる。
連続的に搬送されてくる液体充填済みのボトルの口頸部
に対して、浅いキャップ状に成形されたシール材の開口
部側を向き合うように配置して連続的に送り出し、ボト
ルの口頸部がシール材の位置に来たときに、シール材の
スカート部をボトル口頸部に引っ掛けるようにして、シ
ール材をボトル口頸部に被せるようにすることで、シー
ル材の位置合わせ(ボトル口頸部への冠着)工程をスピ
ーディーに且つ確実に行うことができる。
【0010】なお、シール材の位置合わせ(ボトル口頸
部への冠着)を高速で行う際に、ボトル口頸部へ冠着し
易く、しかもボトルの搬送時の振動等により外れること
のないようにするには、浅いキャップ状に成形されたシ
ール材の頂板部周縁部から垂下させるスカート部の長さ
を、通常2.5〜3.5mm程度としておくことが好ま
しい。
部への冠着)を高速で行う際に、ボトル口頸部へ冠着し
易く、しかもボトルの搬送時の振動等により外れること
のないようにするには、浅いキャップ状に成形されたシ
ール材の頂板部周縁部から垂下させるスカート部の長さ
を、通常2.5〜3.5mm程度としておくことが好ま
しい。
【0011】ところが、液体が充填されたポリエステル
樹脂(軟化温度:180℃ 溶融開始温度:214℃
融点:249.4℃)製ボトルに対して、その口頸部に
浅いキャップ状(スカート部の長さが2.5〜3.5m
m程度)のシール材を冠着してから、該シール材の上か
ら約225℃に加熱したヒートシール用加熱板(ヒート
シーラー)を押し付けてシール材をボトル口頸部の頂部
に溶着した後、更に樹脂製のネジをボトル口頸部に螺着
してから、これらの液体入りボトルを18本ずつ箱詰め
して、口頸部が下になるような状態で1か月間の貯蔵試
験をしたところ、内容液の漏洩するものが幾つか見つか
った。
樹脂(軟化温度:180℃ 溶融開始温度:214℃
融点:249.4℃)製ボトルに対して、その口頸部に
浅いキャップ状(スカート部の長さが2.5〜3.5m
m程度)のシール材を冠着してから、該シール材の上か
ら約225℃に加熱したヒートシール用加熱板(ヒート
シーラー)を押し付けてシール材をボトル口頸部の頂部
に溶着した後、更に樹脂製のネジをボトル口頸部に螺着
してから、これらの液体入りボトルを18本ずつ箱詰め
して、口頸部が下になるような状態で1か月間の貯蔵試
験をしたところ、内容液の漏洩するものが幾つか見つか
った。
【0012】そこで、内容液が漏洩したボトルの口頸部
から樹脂製のネジ蓋を取り外して、シール材を剥離した
ところ、ボトル口頸部の頂部に多数の小さなクレーター
(円形状の凹部)が形成されており、これらのクレータ
ー同士が口頸部の内面側から外面側までつながっている
ことにより、ボトル内の液体が口頸部の頂部につながっ
て形成された各クレーターを通ってボトル外に漏洩して
いることが判明した。(なお、漏洩が発生しなかったボ
トルについても、シール材を剥離して調査したところ、
口頸部の頂部に多数の小さなクレーターの形成されてい
るものがあった。)
から樹脂製のネジ蓋を取り外して、シール材を剥離した
ところ、ボトル口頸部の頂部に多数の小さなクレーター
(円形状の凹部)が形成されており、これらのクレータ
ー同士が口頸部の内面側から外面側までつながっている
ことにより、ボトル内の液体が口頸部の頂部につながっ
て形成された各クレーターを通ってボトル外に漏洩して
いることが判明した。(なお、漏洩が発生しなかったボ
トルについても、シール材を剥離して調査したところ、
口頸部の頂部に多数の小さなクレーターの形成されてい
るものがあった。)
【0013】そのようなクレーター(凹部)の原因につ
いて、幾つかの再現試験により究明したところ、以下の
ようなことが判った。
いて、幾つかの再現試験により究明したところ、以下の
ようなことが判った。
【0014】すなわち、約85〜90℃の液体を充填し
たポリエステル樹脂製ボトルの搬送中に、振動によりボ
トル内の液体が揺れることで、その一部が飛び散って口
頸部の頂部に水滴として付着することがあり、そのよう
にボトル口頸部の頂部に水滴が付着した場合、その上か
らキャップ状のシール材を冠着すると、ボトル口頸部の
頂部外面とシール材のスカート部の隙間に水滴が閉じこ
められることとなる。(なお、シート状や平板状のフラ
ットなタイプのシール材ではそのように水滴が閉じこめ
られることはない。)
たポリエステル樹脂製ボトルの搬送中に、振動によりボ
トル内の液体が揺れることで、その一部が飛び散って口
頸部の頂部に水滴として付着することがあり、そのよう
にボトル口頸部の頂部に水滴が付着した場合、その上か
らキャップ状のシール材を冠着すると、ボトル口頸部の
頂部外面とシール材のスカート部の隙間に水滴が閉じこ
められることとなる。(なお、シート状や平板状のフラ
ットなタイプのシール材ではそのように水滴が閉じこめ
られることはない。)
【0015】そのような状態で、シール材の上から約2
25℃の加熱板を強く押し付けてヒートシールすると、
ボトル口頸部の頂部外面とシール材のスカート部の隙間
に閉じこめられた水滴が加熱されて高温の水蒸気となる
と共に熱膨張して高圧となり、その熱と圧力でボトル口
頸部の頂部の樹脂を軟化させて凹ませることでクレータ
ーが形成される。
25℃の加熱板を強く押し付けてヒートシールすると、
ボトル口頸部の頂部外面とシール材のスカート部の隙間
に閉じこめられた水滴が加熱されて高温の水蒸気となる
と共に熱膨張して高圧となり、その熱と圧力でボトル口
頸部の頂部の樹脂を軟化させて凹ませることでクレータ
ーが形成される。
【0016】特に、シール材のスカート部下端がボトル
口頸部の雄ネジ部のネジ山(ネジ山の裾部)と接触して
いる箇所では、ボトル口頸部とシール材の隙間に閉じ込
められた水滴が加熱されて高温の水蒸気となっても、シ
ール材のスカート部下端から下方に逃げ出し難いので、
当該箇所の付近でボトル口頸部の頂部にクレーターが特
に多く形成されることとなり、その結果、当該箇所でク
レーター同士がボトル口頸部の内側から外側までつなが
り、そのように連続したクレーターを通って内容液が漏
洩するということが判った。
口頸部の雄ネジ部のネジ山(ネジ山の裾部)と接触して
いる箇所では、ボトル口頸部とシール材の隙間に閉じ込
められた水滴が加熱されて高温の水蒸気となっても、シ
ール材のスカート部下端から下方に逃げ出し難いので、
当該箇所の付近でボトル口頸部の頂部にクレーターが特
に多く形成されることとなり、その結果、当該箇所でク
レーター同士がボトル口頸部の内側から外側までつなが
り、そのように連続したクレーターを通って内容液が漏
洩するということが判った。
【0017】これに対して、ヒートシールの温度を下げ
る(195℃)と、ボトル口頸部の頂部に水滴が付着し
た場合、クレーターの形成はなくなるものの、ボトル口
頸部の頂部外面とシール材の隙間に閉じ込められた水滴
がヒートシール時にも残留して温度上昇を遅らせること
でシール不良が発生して、やはり内容液が漏洩するとい
うことが判った。
る(195℃)と、ボトル口頸部の頂部に水滴が付着し
た場合、クレーターの形成はなくなるものの、ボトル口
頸部の頂部外面とシール材の隙間に閉じ込められた水滴
がヒートシール時にも残留して温度上昇を遅らせること
でシール不良が発生して、やはり内容液が漏洩するとい
うことが判った。
【0018】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、液体入りの熱可塑性樹
脂製ボトルについて、浅いキャップ状のシール材を用い
ることで、シール材をヒートシールする前のシール材と
ボトル口頸部の位置合わせ工程を高速化すると共に、シ
ール材を浅いキャップ状としたことに起因するヒートシ
ール後の内容液の漏洩の発生を防止できるようにするこ
とを課題とするものである。
とするものであり、具体的には、液体入りの熱可塑性樹
脂製ボトルについて、浅いキャップ状のシール材を用い
ることで、シール材をヒートシールする前のシール材と
ボトル口頸部の位置合わせ工程を高速化すると共に、シ
ール材を浅いキャップ状としたことに起因するヒートシ
ール後の内容液の漏洩の発生を防止できるようにするこ
とを課題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、外周面に雄ネジ部が形成された
熱可塑性樹脂のボトル口頸部に対して、ボトルの内部に
液体を充填した後で、金属箔層と熱融着性樹脂層を備え
且つ頂板部とスカート部を有する浅いキャップ形状に成
形されたシール材を用いて、ボトル口頸部の上端開口部
をヒートシールにより密封してから、更に、ネジ蓋をボ
トル口頸部に螺着しているような熱可塑性樹脂製ボトル
の密封構造において、ボトル口頸部の外周面に形成され
た雄ネジ部とシール材のスカート部の下端とが本来は接
触する部分で、雄ネジ部とシール材が少なくとも部分的
に接触しないように、雄ネジ部の一部を予め切除してお
くことを特徴とするものである。
課題を解決するために、外周面に雄ネジ部が形成された
熱可塑性樹脂のボトル口頸部に対して、ボトルの内部に
液体を充填した後で、金属箔層と熱融着性樹脂層を備え
且つ頂板部とスカート部を有する浅いキャップ形状に成
形されたシール材を用いて、ボトル口頸部の上端開口部
をヒートシールにより密封してから、更に、ネジ蓋をボ
トル口頸部に螺着しているような熱可塑性樹脂製ボトル
の密封構造において、ボトル口頸部の外周面に形成され
た雄ネジ部とシール材のスカート部の下端とが本来は接
触する部分で、雄ネジ部とシール材が少なくとも部分的
に接触しないように、雄ネジ部の一部を予め切除してお
くことを特徴とするものである。
【0020】すなわち、熱可塑性樹脂製ボトルにおい
て、ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネジ部とシー
ル材のスカート部の下端とが本来は接触する部分で、例
えば、上記の請求項1に記載したように、シール材が雄
ネジ部と全く接触しないように、雄ネジ部の開始端付近
において、ネジ山の上面側が略水平面となるように雄ネ
ジ部を予め部分的に切除しておいたり、或いは、上記の
請求項2に記載したように、シール材が雄ネジ部と部分
的に接触しないように、雄ネジ部の開始端から離れた箇
所において、ボトル口頸部の上下方向に沿って雄ネジ部
を予め部分的に切除しておく。
て、ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネジ部とシー
ル材のスカート部の下端とが本来は接触する部分で、例
えば、上記の請求項1に記載したように、シール材が雄
ネジ部と全く接触しないように、雄ネジ部の開始端付近
において、ネジ山の上面側が略水平面となるように雄ネ
ジ部を予め部分的に切除しておいたり、或いは、上記の
請求項2に記載したように、シール材が雄ネジ部と部分
的に接触しないように、雄ネジ部の開始端から離れた箇
所において、ボトル口頸部の上下方向に沿って雄ネジ部
を予め部分的に切除しておく。
【0021】上記のような構成によれば、ボトル口頸部
の頂部外面とシール材のスカート部の隙間に水滴が閉じ
こめられた状態で、該シール材をボトル口頸部の頂部に
充分な高温(例えば、225℃)で熱融着する際に、閉
じこめられた水滴が高温の水蒸気となって膨張したよう
な場合でも、ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネジ
部とシール材のスカート部の下端とが本来接触しない部
分だけでなく、雄ネジ部とシール材とが本来は接触する
部分においても、雄ネジ部の一部が予め切除されている
ことにより、該水蒸気は直ちにシール材のスカート部下
端から当該切除部分を通って下方に逃げることができ
る。
の頂部外面とシール材のスカート部の隙間に水滴が閉じ
こめられた状態で、該シール材をボトル口頸部の頂部に
充分な高温(例えば、225℃)で熱融着する際に、閉
じこめられた水滴が高温の水蒸気となって膨張したよう
な場合でも、ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネジ
部とシール材のスカート部の下端とが本来接触しない部
分だけでなく、雄ネジ部とシール材とが本来は接触する
部分においても、雄ネジ部の一部が予め切除されている
ことにより、該水蒸気は直ちにシール材のスカート部下
端から当該切除部分を通って下方に逃げることができ
る。
【0022】そのように、シール材を熱融着する際に発
生する水蒸気を、ボトル口頸部の全周において直ちにシ
ール材のスカート部下端から下方に逃がすことによっ
て、ボトル口頸部の頂部で特に部分的にクレーターが多
く形成されるというようなことがなくなり、クレーター
同士がつながってボトル口頸部の内側と外側を連絡する
ようなことがなくなる。
生する水蒸気を、ボトル口頸部の全周において直ちにシ
ール材のスカート部下端から下方に逃がすことによっ
て、ボトル口頸部の頂部で特に部分的にクレーターが多
く形成されるというようなことがなくなり、クレーター
同士がつながってボトル口頸部の内側と外側を連絡する
ようなことがなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱可塑性樹脂製ボ
トルの密封構造の実施形態について、図面に基づいて詳
細に説明する。
トルの密封構造の実施形態について、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0024】図1および図2は、本発明の熱可塑性樹脂
製ボトルの密封構造についての一実施形態(第1実施形
態)を示すもので、液体が充填された熱可塑性樹脂製ボ
トルに対して、その口頸部1の上端開口部を密封するよ
うに、浅いキャップ状のシール材2が口頸部1の頂部に
溶着されていると共に、頂部にシール材2が溶着された
口頸部1を覆うように、樹脂製のネジ蓋3が着脱自在に
螺着されている。
製ボトルの密封構造についての一実施形態(第1実施形
態)を示すもので、液体が充填された熱可塑性樹脂製ボ
トルに対して、その口頸部1の上端開口部を密封するよ
うに、浅いキャップ状のシール材2が口頸部1の頂部に
溶着されていると共に、頂部にシール材2が溶着された
口頸部1を覆うように、樹脂製のネジ蓋3が着脱自在に
螺着されている。
【0025】熱可塑性樹脂製ボトルの本体は、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)樹脂の単独材又は他の樹
脂との積層材により製造されている飲料用のPETボト
ルや、塩化ビニル樹脂等により製造されている調味料用
のボトルのようなものであって、その口頸部1は、ボト
ル本体と同一材質の熱可塑性樹脂であっても、或いは、
異なる材質の熱可塑性樹脂であっても良い。
レンテレフタレート(PET)樹脂の単独材又は他の樹
脂との積層材により製造されている飲料用のPETボト
ルや、塩化ビニル樹脂等により製造されている調味料用
のボトルのようなものであって、その口頸部1は、ボト
ル本体と同一材質の熱可塑性樹脂であっても、或いは、
異なる材質の熱可塑性樹脂であっても良い。
【0026】ボトル口頸部1の頂部に溶着されているシ
ール材2は、10〜50μmのアルミ箔による金属箔層
に対して、少なくともその下面側(ボトル口頸部1に接
触する側)に、例えば、ポリエステル系熱可塑性樹脂に
よる2〜50μmの熱融着性樹脂層をコーティングした
ようなヒートシール用の積層材を、中央部が僅かに凹ん
だ円形の頂板部21に対してその外周縁からスカート部
22を一体的に垂下させたような浅いキャップ形状に成
形したものである。
ール材2は、10〜50μmのアルミ箔による金属箔層
に対して、少なくともその下面側(ボトル口頸部1に接
触する側)に、例えば、ポリエステル系熱可塑性樹脂に
よる2〜50μmの熱融着性樹脂層をコーティングした
ようなヒートシール用の積層材を、中央部が僅かに凹ん
だ円形の頂板部21に対してその外周縁からスカート部
22を一体的に垂下させたような浅いキャップ形状に成
形したものである。
【0027】なお、シール材2のスカート部22につい
ては、シール材2の位置合わせ(ボトル口頸部1への冠
着)を高速で行う際に、ボトル口頸部1への冠着が容易
で、しかもボトル搬送時の振動等により外れることのな
いように、頂板部21の外周縁から垂下されるスカート
部22の長さが、2.5〜3.5mm程度とされてい
る。
ては、シール材2の位置合わせ(ボトル口頸部1への冠
着)を高速で行う際に、ボトル口頸部1への冠着が容易
で、しかもボトル搬送時の振動等により外れることのな
いように、頂板部21の外周縁から垂下されるスカート
部22の長さが、2.5〜3.5mm程度とされてい
る。
【0028】シール材2が溶着されたボトル口頸部1に
螺着されるネジ蓋3は、頂板部31とスカート部32を
有する樹脂製のスクリューキャップであって、ネジ蓋3
には、口頸部1の外周面に形成された雄ネジ部11と螺
合するように、スカート部32の内面に雌ネジ部33が
形成されていると共に、シール材2を剥離した後のボト
ル口頸部1の頂部と密着するように、天板部31の下面
に環状のシール部34が一体的に形成されている。
螺着されるネジ蓋3は、頂板部31とスカート部32を
有する樹脂製のスクリューキャップであって、ネジ蓋3
には、口頸部1の外周面に形成された雄ネジ部11と螺
合するように、スカート部32の内面に雌ネジ部33が
形成されていると共に、シール材2を剥離した後のボト
ル口頸部1の頂部と密着するように、天板部31の下面
に環状のシール部34が一体的に形成されている。
【0029】上記のようなボトル口頸部1とシール材2
とネジ蓋3とを備えた熱可塑性樹脂製ボトルでは、ボト
ルの内部に液体が充填された後で、約225℃に加熱さ
れた加熱板(ヒートシーラー)によりボトル口頸部1の
頂部にシール材2が溶着され、更に、シール材2が溶着
されたボトル口頸部1に対してキャップ螺着装置(キャ
ッパー)によりネジ蓋3が螺着されることで、液体入り
の熱可塑性樹脂製ボトルが密封される。
とネジ蓋3とを備えた熱可塑性樹脂製ボトルでは、ボト
ルの内部に液体が充填された後で、約225℃に加熱さ
れた加熱板(ヒートシーラー)によりボトル口頸部1の
頂部にシール材2が溶着され、更に、シール材2が溶着
されたボトル口頸部1に対してキャップ螺着装置(キャ
ッパー)によりネジ蓋3が螺着されることで、液体入り
の熱可塑性樹脂製ボトルが密封される。
【0030】そのような液体入りの熱可塑性樹脂製ボト
ルについて、消費者が初めて開封するときには、ネジ蓋
3を弛めてボトル口頸部1から取り外し、シール材2を
ボトル口頸部1の頂部から剥離して除去してから、ボト
ル口頸部1の上端開口部からボトル本体の内部に収納さ
れた液体を注出することとなり、その後、残った液体を
ボトル内に保存しておく場合には、シール材2が除去さ
れたボトル口頸部1にネジ蓋3を螺着することで、該ネ
ジ蓋3のシール部34によりボトル口頸部1の上端開口
部を密閉することとなる。
ルについて、消費者が初めて開封するときには、ネジ蓋
3を弛めてボトル口頸部1から取り外し、シール材2を
ボトル口頸部1の頂部から剥離して除去してから、ボト
ル口頸部1の上端開口部からボトル本体の内部に収納さ
れた液体を注出することとなり、その後、残った液体を
ボトル内に保存しておく場合には、シール材2が除去さ
れたボトル口頸部1にネジ蓋3を螺着することで、該ネ
ジ蓋3のシール部34によりボトル口頸部1の上端開口
部を密閉することとなる。
【0031】上記のようなボトル口頸部1とシール材2
とネジ蓋3とによる熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造に
おいて、本実施形態(第1実施形態)では、ボトル内に
液体を充填した後に、頂板部21とスカート部22を有
する浅いキャップ形状に成形されたシール材2をボトル
口頸部1の頂部に溶着するに際して、シール材2のスカ
ート部22の下端がボトル口頸部1の外周面に形成され
た雄ネジ部11と接触しないように、該雄ネジ部11の
シール材2と本来は接触する予定の部分が、雄ネジ部1
1の開始端11a付近のネジ山上面側が略水平面11b
となるように、雄ネジ部11の一部が予め部分的に切除
されている。
とネジ蓋3とによる熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造に
おいて、本実施形態(第1実施形態)では、ボトル内に
液体を充填した後に、頂板部21とスカート部22を有
する浅いキャップ形状に成形されたシール材2をボトル
口頸部1の頂部に溶着するに際して、シール材2のスカ
ート部22の下端がボトル口頸部1の外周面に形成され
た雄ネジ部11と接触しないように、該雄ネジ部11の
シール材2と本来は接触する予定の部分が、雄ネジ部1
1の開始端11a付近のネジ山上面側が略水平面11b
となるように、雄ネジ部11の一部が予め部分的に切除
されている。
【0032】なお、通常の雄ネジ部を有する従来の熱可
塑性樹脂製ボトルにおいて、その口頸部の頂部に浅いキ
ャップ形状(スカート部の長さが2.5〜3.5mm
程)のシール材を溶着すると、図5および図6に示すよ
うに、シール材2のスカート部22の下端が、ボトル口
頸部1の外周面に形成された雄ネジ部11のネジ山の上
面側の裾部に被さるように接触することとなるが、本実
施形態では、そのような本来はシール材2と接触するこ
ととなる雄ネジ部11の部分が予め切除されている。
塑性樹脂製ボトルにおいて、その口頸部の頂部に浅いキ
ャップ形状(スカート部の長さが2.5〜3.5mm
程)のシール材を溶着すると、図5および図6に示すよ
うに、シール材2のスカート部22の下端が、ボトル口
頸部1の外周面に形成された雄ネジ部11のネジ山の上
面側の裾部に被さるように接触することとなるが、本実
施形態では、そのような本来はシール材2と接触するこ
ととなる雄ネジ部11の部分が予め切除されている。
【0033】上記のような本実施形態の熱可塑性樹脂製
ボトルの密封構造によれば、シール材2が浅いキャップ
状に成形されたものであることにより、シール材2をボ
トル口頸部1の頂部にヒートシールで溶着するに当たっ
て、その前のシール材2の位置合わせ(ボトル口頸部へ
の冠着)工程をスピーディーに且つ確実に行うことがで
き、しかも、シール材2が浅いキャップ状に成形されて
いることに起因するヒートシール後の内容液漏洩の発生
を回避することができる。
ボトルの密封構造によれば、シール材2が浅いキャップ
状に成形されたものであることにより、シール材2をボ
トル口頸部1の頂部にヒートシールで溶着するに当たっ
て、その前のシール材2の位置合わせ(ボトル口頸部へ
の冠着)工程をスピーディーに且つ確実に行うことがで
き、しかも、シール材2が浅いキャップ状に成形されて
いることに起因するヒートシール後の内容液漏洩の発生
を回避することができる。
【0034】すなわち、既に述べたように、液体の充填
後でシール材を冠着するまでの搬送中に、ボトル口頸部
の頂部に水滴が付着した場合、その上からキャップ状の
シール材を口頸部に冠着して、約225℃の加熱板を上
から強く押し付けてヒートシールする際に、シール材が
浅いキャップ状に成形されていると、ボトル口頸部の頂
部外面とシール材の隙間に閉じ込められた水滴が加熱さ
れて高温の水蒸気となると共に熱膨張して高圧となる。
後でシール材を冠着するまでの搬送中に、ボトル口頸部
の頂部に水滴が付着した場合、その上からキャップ状の
シール材を口頸部に冠着して、約225℃の加熱板を上
から強く押し付けてヒートシールする際に、シール材が
浅いキャップ状に成形されていると、ボトル口頸部の頂
部外面とシール材の隙間に閉じ込められた水滴が加熱さ
れて高温の水蒸気となると共に熱膨張して高圧となる。
【0035】そのような場合、図5および図6に示すよ
うな、シール材2のスカート部22の下端がボトル口頸
部1の雄ネジ部11のネジ山基部と接触しているもので
は、その部分において高温の水蒸気がシール材2のスカ
ート部22下端から下方に逃げ出し難くなることによ
り、水蒸気の熱と圧力によりボトル口頸部1の頂部の樹
脂が軟化されて凹まされることにより形成されるクレー
ターが、シール材2と雄ネジ部11が接触している部分
の近くで特に多く形成されて、該クレーター同士がボト
ル口頸部1の内側から外側までつながってしまい、シー
ル材2を溶着しても、ボトル口頸部1の内側から外側ま
で連続した各クレーターを通って内容液が漏洩すること
となる。
うな、シール材2のスカート部22の下端がボトル口頸
部1の雄ネジ部11のネジ山基部と接触しているもので
は、その部分において高温の水蒸気がシール材2のスカ
ート部22下端から下方に逃げ出し難くなることによ
り、水蒸気の熱と圧力によりボトル口頸部1の頂部の樹
脂が軟化されて凹まされることにより形成されるクレー
ターが、シール材2と雄ネジ部11が接触している部分
の近くで特に多く形成されて、該クレーター同士がボト
ル口頸部1の内側から外側までつながってしまい、シー
ル材2を溶着しても、ボトル口頸部1の内側から外側ま
で連続した各クレーターを通って内容液が漏洩すること
となる。
【0036】これに対して、図1および図2に示すよう
に、本実施形態(第1実施形態)では、ボトル口頸部1
の雄ネジ部11のネジ山基部が、シール材2のスカート
部22の下端と接触しないように、予め雄ネジ部11が
部分的に切除されていることで、ボトル口頸部1の全周
にわたって高温の水蒸気がシール材2のスカート部22
の下端から下方に逃げ出し易いものとなっているため、
該水蒸気の熱と圧力により形成されるクレーターが部分
的に特に多く形成されるというようなことがなく、ま
た、そのようなクレーターが幾つか形成されても、口頸
部の内側から外側までつながるようなものとはならな
い。
に、本実施形態(第1実施形態)では、ボトル口頸部1
の雄ネジ部11のネジ山基部が、シール材2のスカート
部22の下端と接触しないように、予め雄ネジ部11が
部分的に切除されていることで、ボトル口頸部1の全周
にわたって高温の水蒸気がシール材2のスカート部22
の下端から下方に逃げ出し易いものとなっているため、
該水蒸気の熱と圧力により形成されるクレーターが部分
的に特に多く形成されるというようなことがなく、ま
た、そのようなクレーターが幾つか形成されても、口頸
部の内側から外側までつながるようなものとはならな
い。
【0037】なお、シール材2のスカート部22の下端
がボトル口頸部1の雄ネジ部11と接触しないようにす
るには、ボトル口頸部1における雄ネジ部11の上端よ
りも上方の部分をシール材2のスカート部22よりも長
くするということも考えられるが、そうすると、ボトル
口頸部1の全体を従来からの仕様と異なるものに変更す
ることが必要になると共に、ボトル口頸部1に螺着され
るネジ蓋3についても、それに合わせて、従来からの仕
様とは異なる形状のキャップに変更することが必要にな
るのに対して、本実施形態では、従来の熱可塑性樹脂製
ボトルについて、ボトル口頸部1の雄ネジ部11の一部
分をカットするだけ、ボトル口頸部1やネジ蓋3の仕様
を変更する必要はない。
がボトル口頸部1の雄ネジ部11と接触しないようにす
るには、ボトル口頸部1における雄ネジ部11の上端よ
りも上方の部分をシール材2のスカート部22よりも長
くするということも考えられるが、そうすると、ボトル
口頸部1の全体を従来からの仕様と異なるものに変更す
ることが必要になると共に、ボトル口頸部1に螺着され
るネジ蓋3についても、それに合わせて、従来からの仕
様とは異なる形状のキャップに変更することが必要にな
るのに対して、本実施形態では、従来の熱可塑性樹脂製
ボトルについて、ボトル口頸部1の雄ネジ部11の一部
分をカットするだけ、ボトル口頸部1やネジ蓋3の仕様
を変更する必要はない。
【0038】図3および図4は、本発明の熱可塑性樹脂
製ボトルの密封構造についての他の実施形態(第2実施
形態)を示すもので、上記の実施形態(第1実施形態)
と同様に、液体が充填された熱可塑性樹脂製ボトルに対
して、その口頸部1の上端開口部を密封するように、浅
いキャップ状のシール材2を口頸部1の頂部に溶着され
ていると共に、頂部にシール材2が溶着された口頸部1
を覆うように、樹脂製のネジ蓋(図示せず)が着脱自在
に螺着される。
製ボトルの密封構造についての他の実施形態(第2実施
形態)を示すもので、上記の実施形態(第1実施形態)
と同様に、液体が充填された熱可塑性樹脂製ボトルに対
して、その口頸部1の上端開口部を密封するように、浅
いキャップ状のシール材2を口頸部1の頂部に溶着され
ていると共に、頂部にシール材2が溶着された口頸部1
を覆うように、樹脂製のネジ蓋(図示せず)が着脱自在
に螺着される。
【0039】しかしながら、本実施形態(第2実施形
態)では、雄ネジ部11の開始端11aの付近でシール
材2のスカート部22の下端が雄ネジ部11のネジ山の
裾部にまで達して雄ネジ部11とシール材2が接触して
いるような、図5および図6に示したものと同様の状態
において、更に、雄ネジ部11の開始端11aから僅か
に離れた位置で、雄ネジ部11がボトル口頸部1の上下
方向に沿ったネジ山切除部11cとして部分的に切除さ
れているという点で、上記の実施形態(第1実施形態)
とは具体的な構造が異なっている。
態)では、雄ネジ部11の開始端11aの付近でシール
材2のスカート部22の下端が雄ネジ部11のネジ山の
裾部にまで達して雄ネジ部11とシール材2が接触して
いるような、図5および図6に示したものと同様の状態
において、更に、雄ネジ部11の開始端11aから僅か
に離れた位置で、雄ネジ部11がボトル口頸部1の上下
方向に沿ったネジ山切除部11cとして部分的に切除さ
れているという点で、上記の実施形態(第1実施形態)
とは具体的な構造が異なっている。
【0040】すなわち、本実施形態(第2実施形態)で
は、雄ネジ部11が最もボトル口頸部1の上端に近い位
置、言い換えれば、ボトル口頸部1にシール材2を冠着
した際に最もシール材2のスカート部下端と接触し易し
位置である雄ネジ部11の開始端11aの直ぐ近く(ヒ
ートシール時に水蒸気が発生した場合に水蒸気が閉じこ
められる可能性が最も高い場所となる)にネジ山切除部
11cを形成することで、ボトル口頸部1の頂部に液体
が付着した場合の水蒸気の逃げ口を形成している。
は、雄ネジ部11が最もボトル口頸部1の上端に近い位
置、言い換えれば、ボトル口頸部1にシール材2を冠着
した際に最もシール材2のスカート部下端と接触し易し
位置である雄ネジ部11の開始端11aの直ぐ近く(ヒ
ートシール時に水蒸気が発生した場合に水蒸気が閉じこ
められる可能性が最も高い場所となる)にネジ山切除部
11cを形成することで、ボトル口頸部1の頂部に液体
が付着した場合の水蒸気の逃げ口を形成している。
【0041】上記のような本実施形態(第2実施形態)
によれば、既に述べたようなボトル口頸部1の頂部に付
着した液体がシール材2をヒートシールする際に加熱さ
れて高温高圧の水蒸気となった場合に、シール材2のス
カート部下端が雄ネジ部11のネジ山裾部と接触してい
ても、雄ネジ部11の開始端11aから僅か離れた位置
にネジ山切除部11cが形成されていることで、雄ネジ
部11の開始端11a付近でボトル口頸部1とシール材
2の隙間に発生した高圧の水蒸気を、ネジ山切除部11
cを通して下方に逃がすことができる。
によれば、既に述べたようなボトル口頸部1の頂部に付
着した液体がシール材2をヒートシールする際に加熱さ
れて高温高圧の水蒸気となった場合に、シール材2のス
カート部下端が雄ネジ部11のネジ山裾部と接触してい
ても、雄ネジ部11の開始端11aから僅か離れた位置
にネジ山切除部11cが形成されていることで、雄ネジ
部11の開始端11a付近でボトル口頸部1とシール材
2の隙間に発生した高圧の水蒸気を、ネジ山切除部11
cを通して下方に逃がすことができる。
【0042】その結果、上記の実施形態(第1実施形
態)と同様に、ボトル口頸部1の頂部付着した液体がヒ
ートシール時に加熱されることでボトル口頸部1とシー
ル材2の隙間に高温高圧の水蒸気が発生しても、該水蒸
気によりボトル口頸部1の頂部に部分的にクレーターが
数多く形成されるのを防止することができ、ヒートシー
ル後にボトル内の液体が各クレーターを通って漏洩する
のを防止することができる。
態)と同様に、ボトル口頸部1の頂部付着した液体がヒ
ートシール時に加熱されることでボトル口頸部1とシー
ル材2の隙間に高温高圧の水蒸気が発生しても、該水蒸
気によりボトル口頸部1の頂部に部分的にクレーターが
数多く形成されるのを防止することができ、ヒートシー
ル後にボトル内の液体が各クレーターを通って漏洩する
のを防止することができる。
【0043】なお、図3および図4に示したものでは、
雄ネジ部11を上下方向で部分的に切除するネジ山切除
部11cは、雄ネジ部11の開始端11aとなるネジ山
の1箇所だけでなく、その下の段のネジ山をも切除し
て、縦方向で1列となるように上下各段のネジ山にそれ
ぞれ形成している(さらに下方の環状凸部の上半分も切
除した)が、そのようなものに限らず、雄ネジ部11の
開始端11a付近のネジ山の1段のみを切除するように
しても良い。但し、高温高圧の水蒸気をより速やかに逃
がすためには、2段以上を切除するのが好ましい。
雄ネジ部11を上下方向で部分的に切除するネジ山切除
部11cは、雄ネジ部11の開始端11aとなるネジ山
の1箇所だけでなく、その下の段のネジ山をも切除し
て、縦方向で1列となるように上下各段のネジ山にそれ
ぞれ形成している(さらに下方の環状凸部の上半分も切
除した)が、そのようなものに限らず、雄ネジ部11の
開始端11a付近のネジ山の1段のみを切除するように
しても良い。但し、高温高圧の水蒸気をより速やかに逃
がすためには、2段以上を切除するのが好ましい。
【0044】また、横方向に2箇所以上(或いは2列以
上)設けても良いが、何れにしても、雄ネジ部11の開
始端11aに最も近いネジ山切除部11cを、雄ネジ部
11の開始端11aのネジ山裾部の始まり部分から3〜
6mm離れた位置に設ける必要がある。
上)設けても良いが、何れにしても、雄ネジ部11の開
始端11aに最も近いネジ山切除部11cを、雄ネジ部
11の開始端11aのネジ山裾部の始まり部分から3〜
6mm離れた位置に設ける必要がある。
【0045】すなわち、ネジ山切除部11cを開始端1
1aから3mm以上離すのは、ネジ山切除部11cから
開始端11aまでの長さがその程度なければ、ネジの開
始端としての機能を充分に果たせない(ネジ蓋3をボト
ル口頸部1に螺着する際に、ネジ蓋3側の雌ネジ部33
を誘導できない)からであり、また、ネジ山切除部11
cを開始端11aから6mm以下とするのは、これより
離れると発生した水蒸気を速やかに逃がすことができな
くなり、数多くのクレーターの発生を避けるのに効果的
ではなくなるからである。
1aから3mm以上離すのは、ネジ山切除部11cから
開始端11aまでの長さがその程度なければ、ネジの開
始端としての機能を充分に果たせない(ネジ蓋3をボト
ル口頸部1に螺着する際に、ネジ蓋3側の雌ネジ部33
を誘導できない)からであり、また、ネジ山切除部11
cを開始端11aから6mm以下とするのは、これより
離れると発生した水蒸気を速やかに逃がすことができな
くなり、数多くのクレーターの発生を避けるのに効果的
ではなくなるからである。
【0046】以上、本発明の熱可塑性樹脂製ボトルの密
封構造の各実施形態(第1実施形態および第2実施形
態)について説明したが、本発明は、上記のような各実
施形態に限られるものではなく、例えば、ボトル口頸部
に形成された雄ネジ部の切除について、そのカット範囲
やカット形状については適宜変更可能なものである。
封構造の各実施形態(第1実施形態および第2実施形
態)について説明したが、本発明は、上記のような各実
施形態に限られるものではなく、例えば、ボトル口頸部
に形成された雄ネジ部の切除について、そのカット範囲
やカット形状については適宜変更可能なものである。
【0047】また、ボトル口頸部に螺着されるネジ蓋に
ついては、樹脂製のキャップに限らず、アルミ合金等に
よる金属製のキャップでも良いものであり、さらには、
頂板部とスカート部からなる普通のスクリューキャップ
に限らず、開封時に裾部が切断されることで不正開封を
示すようなピルファープルーフキャップや、プルプッシ
ュ式開閉蓋のような開閉自在な注出口を備えたスクリュ
ーキャップを装着することによって実施することも可能
である等、適宜設計変更可能なものであることは言うま
でもない。
ついては、樹脂製のキャップに限らず、アルミ合金等に
よる金属製のキャップでも良いものであり、さらには、
頂板部とスカート部からなる普通のスクリューキャップ
に限らず、開封時に裾部が切断されることで不正開封を
示すようなピルファープルーフキャップや、プルプッシ
ュ式開閉蓋のような開閉自在な注出口を備えたスクリュ
ーキャップを装着することによって実施することも可能
である等、適宜設計変更可能なものであることは言うま
でもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したような本発明の熱可塑性樹
脂製ボトルの密封構造によれば、シール材を浅いキャッ
プ状のものにすることで、ヒートシールする前のシール
材とボトル口頸部の位置合わせ工程を高速化することが
できると共に、シール材を浅いキャップ状としたことに
起因するヒートシール後の内容液の漏洩の発生を防止す
ることができる。
脂製ボトルの密封構造によれば、シール材を浅いキャッ
プ状のものにすることで、ヒートシールする前のシール
材とボトル口頸部の位置合わせ工程を高速化することが
できると共に、シール材を浅いキャップ状としたことに
起因するヒートシール後の内容液の漏洩の発生を防止す
ることができる。
【図1】本発明の熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造につ
いての一実施形態(第1実施形態)を示す部分断面側面
図。
いての一実施形態(第1実施形態)を示す部分断面側面
図。
【図2】図1に示した密封構造について、シール材が溶
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図1のA−A線
に沿った断面図。
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図1のA−A線
に沿った断面図。
【図3】本発明の熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造につ
いての他の実施形態(第1実施形態)を示す部分断面側
面図。
いての他の実施形態(第1実施形態)を示す部分断面側
面図。
【図4】図3に示した密封構造について、シール材が溶
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図3のA−A線
に沿った断面図。
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図3のA−A線
に沿った断面図。
【図5】熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造についての比
較例を示す、シール材が溶着されたボトル口頸部の側面
図。
較例を示す、シール材が溶着されたボトル口頸部の側面
図。
【図6】図5に示した密封構造について、シール材が溶
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図5のA−A線
に沿った断面図。
着されたボトル口頸部の一部分を示す、図5のA−A線
に沿った断面図。
【図7】浅いキャップ状に成形されたシール材をボトル
口頸部に高速で連続的に位置合わせ(ボトル口頸部に冠
着)するときの状態を示す側面説明図。
口頸部に高速で連続的に位置合わせ(ボトル口頸部に冠
着)するときの状態を示す側面説明図。
1 ボトル口頸部 2 シール材 3 ネジ蓋 11 (ボトル口頸部の)雄ネジ部 11a (雄ネジ部の)開始端 11b (雄ネジ部の)ネジ山上面側の水平面11b 11c (雄ネジ部の)ネジ山切除部11c 21 (シール材の)頂板部 22 (シール材の)スカート部 31 (ネジ蓋の)頂板部 32 (ネジ蓋の)スカート部 33 (ネジ蓋の)雌ネジ部 34 (ネジ蓋の)シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 BA03A BB14A BC03A BC07A EA06 EA32 EB27 FA01 FC01 GD06 3E084 AA04 AA12 AA24 AB01 BA03 BA06 BA08 BA09 CA01 CC02 CC03 CC08 DA01 DB12 FA09 FB01 FB04 FD13 GA04 GB04 GB08 KB01 LA01 LA17 LB02 LB07
Claims (3)
- 【請求項1】 外周面に雄ネジ部が形成された熱可塑性
樹脂のボトル口頸部に対して、ボトルの内部に液体を充
填した後で、金属箔層と熱融着性樹脂層を備え且つ頂板
部とスカート部を有する浅いキャップ形状に成形された
シール材を用いて、ボトル口頸部の上端開口部をヒート
シールにより密封してから、更に、ネジ蓋をボトル口頸
部に螺着しているような熱可塑性樹脂製ボトルの密封構
造において、ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネジ
部とシール材のスカート部の下端とが本来は接触する部
分で、雄ネジ部とシール材が少なくとも部分的に接触し
ないように、雄ネジ部の一部が予め切除されていること
を特徴とする熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造。 - 【請求項2】 ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネ
ジ部とシール材のスカート部の下端とが本来は接触する
部分で、シール材が雄ネジ部と全く接触しないように、
雄ネジ部の開始端付近において、ネジ山の上面側が略水
平面となるように雄ネジ部が予め部分的に切除されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂製ボ
トルの密封構造。 - 【請求項3】 ボトル口頸部の外周面に形成された雄ネ
ジ部とシール材のスカート部の下端とが本来は接触する
部分で、シール材が雄ネジ部と部分的に接触しないよう
に、雄ネジ部の開始端から離れた箇所において、ボトル
口頸部の上下方向に沿って雄ネジ部が予め部分的に切除
されていることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性
樹脂製ボトルの密封構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274478A JP2000103457A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10274478A JP2000103457A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103457A true JP2000103457A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17542259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10274478A Pending JP2000103457A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 熱可塑性樹脂製ボトルの密封構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000103457A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014164A1 (fr) * | 2000-08-11 | 2002-02-21 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Corps de bouteille en resine synthetique pourvu d'une portion goulot thermoresistante |
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