JPH11310144A - 車両の操舵装置 - Google Patents

車両の操舵装置

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JPH11310144A
JPH11310144A JP13454598A JP13454598A JPH11310144A JP H11310144 A JPH11310144 A JP H11310144A JP 13454598 A JP13454598 A JP 13454598A JP 13454598 A JP13454598 A JP 13454598A JP H11310144 A JPH11310144 A JP H11310144A
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tire slip
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の操舵装置において、走行路面状態に基
づきタイヤスリップ角の限界を判定し、判定結果に応じ
て操舵制御を補正し、あるいは警報を行う。 【解決手段】 ステアリングホイールSWの操舵量に応
じて操向タイヤの転舵量を制御する操舵装置において、
車両の走行状態の検出結果に基づき、タイヤスリップ角
演算手段TSにて操向タイヤのタイヤスリップ角を演算
し、路面状態判定手段RCにて走行路面状態を判定し、
その判定結果とタイヤスリップ角演算手段TSの演算結
果に基づき、限界判定手段TLにてタイヤスリップ角の
限界を判定する。限界判定手段TLが判定したタイヤス
リップ角の限界を操向タイヤが超えるときには、操舵制
御手段SCにより操向タイヤの転舵量を低減するように
制御し、あるいは警報装置WRを作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵装置に
関し、特に、車両の走行状態に応じた操舵制御を行なう
車両の操舵装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近時の車両の操舵装置においては、車両
走行状態に応じて操舵制御を行なうように構成されてお
り、例えば特開昭62−214059号公報には高速時
に最適の操縦安定性を得るステアリング角度比(ステア
リングホイール回転角/操向車輪実舵角)を基準とし、
機敏なハンドリングが要求される中、低速時にはステア
リング角度比を小さくし、極低速時には軽い操舵力とな
るようステアリング角度比を大きくする等、車速等の走
行モードの変化に応じてステアリング角度比を自動調整
するステアリング装置が提案されている。
【0003】また、特開平4−38269号公報には、
ステアリングホイールの操舵角に対する車輪転舵角の比
を可変とし、車両が停止ないし微速走行している場合に
は回転伝達比を大きくしてステアリングホイールの操作
性を良くし、高速走行時には回転伝達比を小さくして操
縦安定性を良くする車両用操舵装置に関し、ステアリン
グホイールの操舵角が所定角以下のときにのみモータを
駆動することとし、モータにかかる負荷トルクを小さく
するようにした操舵装置が提案されている。更に、特開
平5−105106号公報にも、高速走行時には舵角比
を小さくして高い操縦安定性を得、低速時には舵角比を
大きくして車両の取り廻しを容易にする可変舵角比操舵
装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前掲の公報に記載の操
舵装置は、結局、舵角比(操舵角/転舵角)、あるいは
一般的にギヤ比(ハンドル角/タイヤ角)と呼ばれる角
度比に関し、高速域(または、中、低速域)には小さ
く、低速域(または、極低速域)では大きくすることが
提案されている。このように構成することにより、確か
に高速域では良好な操縦安定性が得られ、低速域では良
好なステアリング操作性が得られるが、タイヤとの間の
摩擦係数が低く滑り易い路面を走行中の場合には、特に
高速域ではステアリングホイールを切り過ぎる傾向とな
り、却って操縦安定性が損なわれるおそれがある。この
点に関しては、ステアリングホイールの操作に応じてタ
イヤ操作トルクを制御するように構成された一般的なパ
ワーステアリング装置においても同様である。
【0005】ところで、車両の走行路面状態を判定する
適切なファクターとしてタイヤスリップ角がある。これ
は、タイヤ横滑り角とも呼ばれ、車両のヨーレイトを
γ、前後車体速をVx、左右車体速をVy、前輪のタイ
ヤ角をδf、車体重心と前輪車軸間の距離Lfとしたと
き、タイヤスリップ角αfはαf=δf−{arctan(V
y/Vx)−(Vy+Lf・γ)/Vx}として演算さ
れる。
【0006】そこで、本発明は、車両の走行路面状態に
基づきタイヤスリップ角の限界を判定し、判定結果に応
じて操舵制御を補正し、あるいは警報を行い得る車両の
操舵装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は請求項1に記載のように、車両のステアリ
ングホイールの操舵量に応じて操向タイヤの転舵量を制
御する操舵制御手段を備えた車両の操舵装置において、
前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該
走行状態検出手段の検出結果に基づき前記操向タイヤの
タイヤスリップ角を演算するタイヤスリップ角演算手段
と、前記車両の走行路面状態を判定する路面状態判定手
段と、該路面状態判定手段の判定結果と前記タイヤスリ
ップ角演算手段の演算結果に基づき前記タイヤスリップ
角の限界を判定する限界判定手段とを備えることとした
ものである。そして、限界判定手段にてタイヤスリップ
角の限界と判定されたときには、例えば警報装置を作動
させるように構成することができる。尚、前記車両の走
行状態を表す指標としては、例えば前後車体速がある。
前記摩擦係数は前記タイヤスリップ角演算手段の演算結
果に基づいて推定することができる。
【0008】前記路面状態判定手段は、請求項2に記載
のように、前記操向タイヤの接地路面の摩擦係数を推定
する摩擦係数推定手段を具備したものとし、更に該摩擦
係数推定手段が推定した摩擦係数に基づき前記操向タイ
ヤの最大タイヤスリップ角を演算する最大タイヤスリッ
プ角演算手段を備え、前記限界判定手段を、前記最大タ
イヤスリップ角演算手段の演算結果と前記タイヤスリッ
プ角演算手段の演算結果を比較し比較結果に応じて前記
タイヤスリップ角の限界を判定するように構成するとよ
い。
【0009】あるいは、請求項3に記載のように、前記
路面状態判定手段は、前記車両に対するコーナリングフ
ォースを演算するコーナリングフォース演算手段を具備
したものとし、更に該コーナリングフォース演算手段が
演算したコーナリングフォースに基づき該コーナリング
フォースの履歴を演算する履歴演算手段を備え、前記限
界判定手段を、前記履歴演算手段の演算結果に基づき前
記タイヤスリップ角の限界を判定するように構成しても
よい。
【0010】前記操舵制御手段は、請求項4に記載のよ
うに、前記走行状態検出手段の検出結果に応じて前記操
向タイヤの転舵量を設定すると共に、前記限界判定手段
の判定結果に応じて前記操向タイヤの転舵量を補正する
ように構成するとよい。
【0011】更に、請求項5に記載のように、前記操舵
制御手段を、前記限界判定手段が判定した前記タイヤス
リップ角の限界を前記操向タイヤが超えるときには、前
記操向タイヤの転舵量を低減するように構成するとよ
い。例えば、前後車体速の増大に伴い操向タイヤの転舵
量が少なくなるように制御すると共に、前記限界判定手
段がタイヤスリップ角の限界と判定したときには前記操
向タイヤの転舵量が少なくなるように制御する構成とす
るとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図2は本発明の一実施形態
に係る操舵装置を含む車両全体の構成を示すもので、操
向タイヤたる車両前方のタイヤFR,FLとステアリン
グホイールSWがアクチュエータACを介して連結され
ている。尚、FRは運転席からみて前方右側のタイヤを
示し、以下、FLは前方左側、RRは後方右側、RLは
後方左側のタイヤを示す。アクチュエータACは電子制
御装置ECUに接続されており、その出力信号によって
駆動制御され、車速等の車両の走行状態に応じて操向タ
イヤの転舵角(単に、タイヤ角という)が制御されるよ
うに構成されている。また、本発明の路面状態判定手
段、タイヤスリップ角演算手段、限界判定手段、摩擦係
数推定手段、最大タイヤスリップ角演算手段等が電子制
御装置ECU内に構成されている。更に、本実施形態の
車両には、運転者に対し例えば音声信号によって異常を
報知する警報装置WRが装着されており、これも電子制
御装置ECUに接続されている。
【0013】そして、車両の前後車体速及び左右車体速
を検出する前後左右対地速度センサVS、車両前後方向
の加速度、及び左右方向の加速度、即ち横加速度を検出
する前後左右加速度センサGS、車両のヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサYW等が設けられている。ま
た、本実施形態では、操向タイヤのタイヤ角を検出する
手段としてタイヤ角センサS1が設けられている外、ス
テアリングホイールSWの操舵角を検出する手段として
ハンドル角センサS2が設けられ、操舵トルクを検出す
る検出手段として操舵トルクセンサS3が設けられてお
り、これらが電子制御装置ECUに接続され、各検出信
号が操舵制御に供される。尚、アンチスキッド制御装置
(ABS)をはじめ、トラクション制御、車両安定性制
御、後輪操舵制御、前輪操舵制御、サスペンション制
御、パワーステアリング制御、トランスミッション制御
等を行なう運動制御システムが搭載されている場合に
は、これらに供されるセンサを操舵制御に利用すること
ができる。例えば、前後左右対地速度センサVSによっ
て直接前後車体速を検出する代わりに、車輪速度センサ
(図示せず)の出力信号に基づいて推定する構成として
もよい。
【0014】本実施形態の電子制御装置ECUは、図示
は省略するが、バスを介してマイクロプロセッサ(CP
U)、メモリ(ROM,RAM)、入力ポート、出力ポ
ート等と相互に接続され、各センサの出力信号は入力ポ
ートから増幅回路を介してマイクロプロセッサに入力す
るように構成されている。そして、メモリ(ROM)は
後述するフローチャートを含む種々の処理に供するプロ
グラムを記憶し、マイクロプロセッサは図示しないイグ
ニッションスイッチが閉成されている間当該プログラム
を実行し、メモリ(RAM)は当該プログラムの実行に
必要な変数データを一時的に記憶するように構成されて
いる。
【0015】本実施形態の電子制御装置ECU内には、
図1に示すように、タイヤスリップ角演算手段TS、路
面状態判定手段RC、最大タイヤスリップ角演算手段T
M、タイヤ限界判定手段TL、操舵制御手段SC等が構
成されている。先ず、タイヤスリップ角演算手段TSに
おいては、ヨーレイトセンサYW等の検出信号から求め
られたヨーレイトγ(rad/s) 、前後車体速Vx(m/s) 、
左右車体速Vy(m/s)及び前輪のタイヤ角δf(rad)
と、車両モデルにおける車体重心と前輪車軸間の距離L
f(m) に基づき、タイヤスリップ角αfがαf=δf−
{arctan(Vy/Vx)−(Vy+Lf・γ)/Vx}
として演算される。このタイヤスリップ角は、前述のよ
うにタイヤ横滑り角とも呼ばれ、車両に関する車体横滑
り角βと対比される。
【0016】路面状態判定手段RCは車体スリップ角演
算手段BS、コーナリングフォース演算手段CF及び摩
擦係数推定手段CEを具備している。車体スリップ角演
算手段BSにおいては、前後車体速Vx(m/s) が正(>
0)であれば車体スリップ角β(rad) がβ=arctan(V
y/Vx)として求められ、前後車体速Vxが零又は負
(≦0)であるときにはβ=0とされる。この車体スリ
ップ角β及びその時間微分値である車体スリップ角速度
dβ/dt(rad/s2)がコーナリングフォース演算手段C
FにおけるコーナリングフォースCfの演算に供され
る。更に、コーナリングフォースCfの演算には、ヨー
レイトセンサYW等の検出信号から求められたヨーレイ
トγ(rad/s) 、その時間微分値であるヨー加速度dγ/
dt(rad/s2)、左右車体速Vy(m/s) 、車両の横加速度
Gy(m/s2)及び前輪のタイヤ角δf(rad) と、車両モデ
ルにおける車体質量m(kgf) 、車体重心と前輪車軸間の
距離Lf(m) 、車体重心と後輪車軸間の距離Lr(m) 及
び慣性モーメントIz(kgf・m2) が用いられ、Cf=
{m・(Vx・γ+Vx・dβ/dt)・Lr+Iz・
dγ/dt}/〔(Lf+Lr)・{δf−β−(Lf
・γ)/Vx}〕としてコーナリングフォースCfが求
められる。
【0017】摩擦係数推定手段CEは走行路面とタイヤ
間の動摩擦係数μ(以下、単に摩擦係数μという)を推
定するもので、本実施形態では、例えば図7に示すよう
に、摩擦係数μの違いによってタイヤスリップ角αfに
対するコーナリングフォースCfのピークが変化すると
いうタイヤスリップ角−コーナリングフォース特性を利
用し、タイヤスリップ角αfとコーナリングフォースC
fの関係に基づいて摩擦係数μが推定される。具体的に
は、図8に示すタイヤスリップ角αfとコーナリングフ
ォースCfを指標とするマップがメモリに格納されてお
り、このマップに基づき、μ0 乃至μ5 の何れかに設定
され、この値が摩擦係数μの推定値とされる。
【0018】最大タイヤスリップ角演算手段TMにおい
ては、例えば図1に示すように設定した摩擦係数−最大
タイヤスリップ角特性に基づき、摩擦係数推定手段CE
にて推定された摩擦係数μに応じて、コーナリングフォ
ースCfが最大になるタイヤスリップ角αfが、最大タ
イヤスリップ角αmax とされる。この最大タイヤスリッ
プ角演算手段TMの演算結果たる最大タイヤスリップ角
αmax はタイヤスリップ角演算手段TSの演算結果たる
タイヤスリップ角αfと共にタイヤ限界判定手段TLに
供給されると共に、操舵制御手段SCに供給される。
【0019】車両の旋回時には、操舵角に応じたタイヤ
スリップ角によってコーナリングフォースが発生し、こ
れによって旋回運動が行なわれるが、必要以上にステア
リングホイールSWが操舵されると、コーナリングフォ
ースが減少し、車両の旋回運動能力が減少する。つま
り、車両運動からすると、最大タイヤスリップ角αmax
以上にステアリングホイールSWを操舵することは回避
すべきである。このため、タイヤ限界判定手段TLに
て、ステアリングホイールSWが最大タイヤスリップ角
以上に操舵されたか否か、即ちタイヤ限界か否かが判定
される。具体的には、タイヤスリップ角αfが最大タイ
ヤスリップ角αmax と比較され、前者の絶対値が後者を
超えたときには(|αf|>αmax )、警報装置WRが
駆動されると共に、後述のタイヤ角制限係数Ksが例え
ば0.05とされ、操舵方向の作動が抑制される。これ
以外の通常時にはタイヤ角制限係数Ksは0とされ、警
報装置WRは駆動されない。
【0020】操舵制御手段SCは、ステアリングホイー
ルSWの操舵作動に応じてタイヤFR,FLを駆動制御
するアクチュエータACに対し、前後車体速Vxに応じ
てタイヤFR,FLの転舵量(タイヤ角δf)を制御す
るように構成されている。このとき、タイヤスリップ角
の限界内であれば通常の操舵制御が行なわれるが、ステ
アリングホイールSWが最大タイヤスリップ角以上に操
舵されるときには、これを抑制するようにギヤ比または
タイヤトルクが調整される。具体的には、タイヤ角制御
によって操舵制御が行なわれる場合には、図1の右上部
分のグラフに示すように、前後車体速Vxに応じたギヤ
比Gr(=ハンドル角/タイヤ角)の特性に対し、タイ
ヤスリップ角αfが最大タイヤスリップ角αmax を超え
た値にタイヤ角制限係数Ksを乗じた値〔(|αf|−
αmax )・Ks〕が加算され、ギヤ比Grが大きくなる
ように設定される。これにより、操舵方向の作動が抑制
され、運転者がステアリングホイールSWの操舵量を多
くしてもタイヤ角δfが増加しないように制御される。
【0021】また、トルク制御によって操舵制御が行な
われる場合には、図1の右下部分のグラフに示すよう
に、前後車体速Vxに応じたタイヤトルクTqの特性に
対し、タイヤスリップ角αfが最大タイヤスリップ角α
max を超えた値にタイヤ角制限係数Ksを乗じた値
〔(|αf|−αmax )・Ks〕が減算されるように設
定される。これにより、操舵方向のタイヤトルクが抑制
され、運転者はステアリングホイールSWの操舵量を多
くすることが困難となるので、緩やかな操舵作動とな
る。尚、アクチュエータACに対するタイヤ角センサS
1、ハンドル角センサS2等に基づく通常の操舵制御に
ついては周知であるので説明を省略する。
【0022】図3は図1の実施形態における操舵制御の
処理を示すもので、先ずステップ101において各種デ
ータが初期化される。続いて、ステップ102に進み、
前後左右対地速度センサVS、前後左右加速度センサG
S、ヨーレイトセンサYW、タイヤ角センサS1等の検
出信号が読み込まれる。次に、ステップ103,104
において、コーナリングフォースCf、タイヤスリップ
角αfが演算されるが、これらについては夫々図4、図
5を参照して後述する。そして、ステップ105におい
て、前述のようにタイヤスリップ角αfとコーナリング
フォースCfの関係に基づいて摩擦係数μが推定され
る。
【0023】ステップ106においては、ステップ10
5にて推定された摩擦係数μに基づき、図1に示す摩擦
係数−最大タイヤスリップ角特性から最大タイヤスリッ
プ角αmax が求められる。この最大タイヤスリップ角α
max に基づき、ステップ107にてタイヤスリップ角α
fの限界が判定され、ステアリングホイールSWが最大
タイヤスリップ角αmax 以上に操舵されたか否かが判定
されるが、これについては図6を参照して後述する。而
して、ステップ108に進み、ステアリングホイールS
Wの操舵作動に応じてタイヤFR,FLのタイヤ角δf
が制御され、最大タイヤスリップ角αmax 未満でタイヤ
スリップ角αfの限界内であれば通常の操舵制御が行な
われる。ステアリングホイールSWが最大タイヤスリッ
プ角αmax 以上に操舵されているときには、前述のよう
に、これを抑制する方向にギヤ比またはタイヤトルクが
調整される。
【0024】図4は、ステップ103のコーナリングフ
ォースCfの演算処理を示すもので、先ず、ステップ2
01において車両の前後車体速Vxの正負が判定され、
車両が前進しており正(Vx>0)の値となっておれば
ステップ202に進み、車体スリップ角β(rad) がβ=
arctan(Vy/Vx)として求められ、前後車体速Vx
が0又は負、即ち車両が停止又は後退しているときには
ステップ203に進み、β=0とされる。而して、ステ
ップ204に示す式に基づいてコーナリングフォースC
fが演算される。
【0025】図5は、ステップ104のタイヤスリップ
角αfの演算処理を示すもので、ステップ301におい
て車両の前後車体速Vxの正負が判定され、正(Vx>
0)の値となっておればステップ302に進み、タイヤ
スリップ角αfがαf=δf−{arctan(Vy/Vx)
−Lf・γ/Vx}として演算され、前後車体速Vxが
0又は負、即ち車両が停止又は後退しているときにはス
テップ303に進み、αf=0とされる。
【0026】図6は、ステップ107のタイヤ限界判定
の処理を示すもので、先ずステップ401において、ス
テップ103にて演算されたタイヤスリップ角αfとス
テップ104にて求められた最大タイヤスリップ角αma
x が比較され、ステアリングホイールSWが最大タイヤ
スリップ角αmax 以上に操舵されたか否かが判定され
る。タイヤスリップ角αfが最大タイヤスリップ角αma
x を超えている場合にはステップ402,403に進
み、音声出力指令フラグFeがセット(1)されると共
に、タイヤ角制限係数Ksが0.05に設定される。こ
れにより、警報装置WRが作動すると共に、操舵制御用
のアクチュエータACに対しタイヤ角δfが制限され操
舵方向の作動が抑制される。一方、タイヤスリップ角α
fが最大タイヤスリップ角αmax 以下であればステップ
404,405に進み、音声出力指令フラグFeがリセ
ット(0)されると共に、タイヤ角制限係数Ksが0に
設定されて、メインルーチンに戻る。
【0027】図9乃至図12は本発明の他の実施形態を
示すもので、図2に示す車両全体の構成は同様である
が、図9の各手段を備えており、図1の各手段に比し、
警報装置WR、アクチュエータAC、ステアリングホイ
ールSW、タイヤスリップ角演算手段TS及び操舵制御
手段SCは同じであるが、路面状態判定手段RCが異な
り、また最大タイヤスリップ角演算手段TMに代えて、
コーナリングフォース履歴演算手段CHを備え、その結
果タイヤ限界判定手段TLも異なる構成となっている。
以下、共通の手段の説明は省略し、本実施形態特有の手
段について説明する。
【0028】コーナリングフォース履歴演算手段CHは
タイヤスリップ角−コーナリングフォース特性の履歴、
具体的には特性曲線の接線(傾き)を監視するもので、
タイヤ限界判定手段TLにおいてコーナリングフォース
Cfの減少を判定することによってタイヤスリップ角α
fの限界を判定することができる。例えば図12のタイ
ヤスリップ角−コーナリングフォース特性曲線に示すよ
うに、タイヤスリップ角αfの増大に伴いコーナリング
フォースCfの接線の傾きCfhが小さくなり、Cfh
1からCfh3に進むに従って小さくなる。タイヤスリ
ップ角αfが更に増大し、x軸に平行な接線の傾きCf
h3を示すタイヤスリップ角αfを超えると接線の傾き
Cfhは負となり、コーナリングフォースCfが減少す
る。従って、傾きCfh3を示すタイヤスリップ角αf
が限界値ということになる。この場合は、単にコーナリ
ングフォースCfの減少による旋回運動能力の減少に留
まらず、コーナリングフォースCfが減少した後、コー
ナリングフォースCfを元の値に復帰させると所謂リバ
ースステアとなることがあり、車両が不安定状態にな
る。従って、このときのタイヤスリップ角(即ち、限
界)以上にステアリングホイールSWを操舵することを
回避すべきである。
【0029】而して、タイヤ限界判定手段TLにおいて
はコーナリングフォースCfの減少を判定することによ
ってタイヤスリップ角αfの限界が判定される。具体的
には、タイヤスリップ角−コーナリングフォース特性の
接線の傾きCfhが所定値Kh(例えば、0)未満の状
態が所定時間Kt(例えば、100msec)以上継続した
場合には、そのときのコーナリングフォースCfが最大
コーナリングフォースCfmax とされ、警報装置WRが
駆動されると共に、タイヤ角制限係数Ksが例えば0.
05とされ、操舵方向の作動が抑制される。これ以外の
通常時にはタイヤ角制限係数Ksは0とされ、警報装置
WRは駆動されない。
【0030】本実施形態の操舵制御手段SCは、実質的
には図1に示した操舵制御手段SCと同じであるが、本
実施形態では、タイヤ角制御によって操舵制御が行なわ
れる場合には、前後車体速Vxに応じたギヤ比Grの特
性に対し、コーナリングフォースCfが最大コーナリン
グフォースCfmax を下回った値にタイヤ角制限係数K
sを乗じた値(|Cfmax −Cf|・Ks)が加算さ
れ、ギヤ比Grが大きくなるように設定される。これに
より、操舵方向の作動が抑制され、運転者がステアリン
グホイールSWの操舵量を多くしてもタイヤ角δfが増
加しないように制御される。また、トルク制御によって
操舵制御が行なわれる場合には、前後車体速Vxに応じ
たタイヤトルクTqの特性に対し、コーナリングフォー
スCfが最大コーナリングフォースCfmax を下回った
値にタイヤ角制限係数Ksを乗じた値(|Cfmax −C
f|・Ks)が減算されるように設定される。これによ
り、操舵方向のタイヤトルクが抑制され、運転者はステ
アリングホイールSWの操舵量を多くすることが困難と
なるので、緩やかな操舵作動となる。
【0031】図10は図9の実施形態における操舵制御
の処理を示すもので、ステップ501において各種デー
タが初期化され、ステップ502にて、前述の実施態様
と同様の各種センサの検出信号が読み込まれる。次に、
ステップ503において、前述の実施態様と同様にコー
ナリングフォースCfが演算され、ステップ504にお
いては、前述の実施態様と同様にタイヤスリップ角αf
が演算される。このタイヤスリップ角αfとステップ5
03にて演算されたコーナリングフォースCfに基づ
き、ステップ505にてコーナリングフォースCfの減
少が判定され、タイヤスリップ角αfの限界が判定され
るが、これについては図11を参照して後述する。而し
て、ステップ506に進み、ステアリングホイールSW
の操舵作動に応じてタイヤFR,FLのタイヤ角δfが
制御され、タイヤスリップ角αfの限界内であれば通常
の操舵制御が行なわれる。コーナリングフォースCfが
減少しているときには、前述のようにギヤ比またはタイ
ヤトルクが調整される。
【0032】図11は、ステップ505のタイヤ限界判
定の処理を示すもので、先ずステップ601において、
ステップ503にて演算されたコーナリングフォースC
fの履歴演算が行なわれる。即ち、今回のコーナリング
フォースCf(n) と前回のコーナリングフォースCf(n
-1) の差〔Cf(n) −Cf(n-1) 〕と今回のタイヤスリ
ップ角αf(n) と前回のタイヤスリップ角αf(n-1) の
差〔αf(n) −αf(n-1) 〕との比、即ちタイヤスリッ
プ角−コーナリングフォース特性の接線の傾きCfhが
演算される。この傾きCfhが所定値Kh以上であれ
ば、ステップ603に進みタイマの値Tmがクリア
(0)されるが、傾きCfhが所定値Khを下回ってい
る場合にはステップ604に進み、タイマの値Tmが所
定時間Ktと比較される。
【0033】ステップ604においてタイマの値Tmが
所定時間Kt未満と判定された場合には、ステップ60
5にてタイマの値Tmがインクリメント(+1)された
後ステップ606に進むが、所定時間Kt以上であれば
そのままステップ606に進む。ステップ606におい
ては、タイマの値Tmが所定時間Ktと比較され、タイ
マの値Tmが所定時間Kt以上であればステップ607
に進み、判定フラグFsがリセット(0)状態か否かが
判定される。尚、この判定フラグFsはステップ608
乃至611の処理を1回のみに限定するために設けられ
ている。
【0034】而して、ステップ607において判定フラ
グFsがリセット(0)状態と判定された場合には(即
ち、以下の処理が初めてであれば)、ステップ608乃
至611に進み、判定フラグFsがセット(1)され、
音声出力指令フラグFeがセット(1)され、タイヤ角
制限係数Ksが0.05に設定され、そのときのコーナ
リングフォースCfが最大コーナリングフォースCfma
x とされる。これにより、警報装置WRが作動すると共
に、操舵制御用のアクチュエータACに対しタイヤ角δ
fが制限され操舵方向の作動が抑制される。一方、ステ
ップ606においてタイマの値Tmが所定時間Kt未満
と判定された場合にはステップ612乃至614に進
み、判定フラグFsがリセット(0)され、音声出力指
令フラグFeがリセット(0)され、タイヤ角制限係数
Ksが0に設定されて、メインルーチンに戻る。
【0035】以上のように、何れの実施形態において
も、ステアリングホイールSWによる操舵時にタイヤス
リップ角αfの限界を確実且つ適切に判定することがで
きるので、判定結果に応じて安定した状態で操舵するこ
とができると共に、適切に警報を行なうことができる。
例えば、ステアリングホイールSWの操舵量が過大であ
ると元の位置に戻す迄に無駄な時間を要し、車両を適正
な姿勢に修正することが困難となるが、上記の実施形態
によればこれを防止し得ると共に、迅速な操舵制御が可
能となるので、車両の安定性が向上する。しかも、アク
チュエータACの応答性を必要以上に上げる必要はない
ので、操舵装置全体としての小型、軽量化が可能とな
り、コストダウンも可能となる。尚、前述の操舵制御手
段SCを有しない通常の操舵装置においても、前述のよ
うにタイヤスリップ角αfの限界を判定し得るように構
成すれば、判定結果に応じて適切に警報を行なうことが
できるので、運転者が適切に対応することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の
車両の操舵装置においては、車両の走行状態に基づき操
向タイヤのタイヤスリップ角を演算すると共に、その演
算結果と路面状態に基づき限界判定手段によりタイヤス
リップ角の限界を判定するように構成されているので、
判定結果に応じて操舵制御を的確に補正し、安定した状
態で操舵することができる。あるいは、判定結果に応じ
て適切に警報を行ない、操舵時に車両が不安定となるこ
とを防止することができる。
【0037】更に、請求項2に記載の車両の操舵装置に
おいては、摩擦係数推定手段が推定した摩擦係数に基づ
き操向タイヤの最大タイヤスリップ角を演算し、その演
算結果とタイヤスリップ角演算手段の演算結果を比較
し、その比較結果に応じてタイヤスリップ角の限界を判
定するように構成されているので、容易且つ確実にタイ
ヤスリップ角の限界を判定することができる。
【0038】あるいは、請求項3に記載の車両の操舵装
置においては、コーナリングフォース演算手段が演算し
たコーナリングフォースに基づきその履歴を演算し、そ
の演算結果に基づきタイヤスリップ角の限界を判定する
ように構成されているので、容易且つ確実にタイヤスリ
ップ角の限界を判定することができる。
【0039】更に、請求項4に記載のように、走行状態
検出手段の検出結果に応じて操向タイヤの転舵量を設定
すると共に、限界判定手段の判定結果に応じて操向タイ
ヤの転舵量を補正するように構成すれば、車両の走行状
態及び路面状態に応じて適切に操舵制御を行ない、安定
した状態で操舵することができる。
【0040】特に、請求項5に記載のように、タイヤス
リップ角の限界を操向タイヤが超えるときには、操向タ
イヤの転舵量を低減するように構成すれば、車両の安定
化方向への操舵制御が確実に行なわれるので、安定した
状態で操舵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両の操舵装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る操舵装置を含む車両
全体を示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態における操舵制御の処理を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態におけるコーナリングフ
ォースの演算処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態におけるタイヤスリップ
角の演算処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるタイヤ限界判定の
処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるタイヤスリップ角
−コーナリングフォース特性を示すグラフである。
【図8】本発明の一実施形態における摩擦係数推定用の
マップを表すグラフである。
【図9】本発明の他の実施形態に係る車両の操舵装置を
示すブロック図である。
【図10】本発明の他の実施形態における操舵制御の処
理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の他の実施形態におけるタイヤ限界判
定の処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の他の実施形態におけるタイヤスリッ
プ角−コーナリングフォース特性を示すグラフである。
【符号の説明】
SW ステアリングホイール AC アクチュエータ FR,FL,RR,RL タイヤ S1 タイヤ角センサ YW ヨーレイトセンサ VS 前後左右対地速度センサ GS 前後左右加速度センサ WR 警報装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 137:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングホイールの操舵量に
    応じて操向タイヤの転舵量を制御する操舵制御手段を備
    えた車両の操舵装置において、前記車両の走行状態を検
    出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段の検出
    結果に基づき前記操向タイヤのタイヤスリップ角を演算
    するタイヤスリップ角演算手段と、前記車両の走行路面
    状態を判定する路面状態判定手段と、該路面状態判定手
    段の判定結果と前記タイヤスリップ角演算手段の演算結
    果に基づき前記タイヤスリップ角の限界を判定する限界
    判定手段とを備えたことを特徴とする車両の操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記路面状態判定手段が、前記操向タイ
    ヤの接地路面の摩擦係数を推定する摩擦係数推定手段を
    具備して成り、更に該摩擦係数推定手段が推定した摩擦
    係数に基づき前記操向タイヤの最大タイヤスリップ角を
    演算する最大タイヤスリップ角演算手段を備え、前記限
    界判定手段を、前記最大タイヤスリップ角演算手段の演
    算結果と前記タイヤスリップ角演算手段の演算結果を比
    較し比較結果に応じて前記タイヤスリップ角の限界を判
    定するように構成したことを特徴とする請求項1記載の
    車両の操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記路面状態判定手段が、前記車両に対
    するコーナリングフォースを演算するコーナリングフォ
    ース演算手段を具備して成り、更に該コーナリングフォ
    ース演算手段が演算したコーナリングフォースに基づき
    該コーナリングフォースの履歴を演算する履歴演算手段
    を備え、前記限界判定手段を、前記履歴演算手段の演算
    結果に基づき前記タイヤスリップ角の限界を判定するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の操
    舵装置。
  4. 【請求項4】 前記操舵制御手段を、前記走行状態検出
    手段の検出結果に応じて前記操向タイヤの転舵量を設定
    すると共に、前記限界判定手段の判定結果に応じて前記
    操向タイヤの転舵量を補正するように構成したことを特
    徴とする請求項2又は3記載の車両の操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記操舵制御手段を、前記限界判定手段
    が判定した前記タイヤスリップ角の限界を前記操向タイ
    ヤが超えるときには、前記操向タイヤの転舵量を低減す
    るように構成したことを特徴とする請求項4記載の車両
    の操舵装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003500275A (ja) * 1999-05-20 2003-01-07 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト かじ取り装置及びかじ取り方法
JP2006315481A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Jtekt Corp 車両用操舵装置

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JP4544025B2 (ja) * 2005-05-11 2010-09-15 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置

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