JPH11309321A - バグフィルターのダスト排出弁 - Google Patents

バグフィルターのダスト排出弁

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JPH11309321A
JPH11309321A JP13747898A JP13747898A JPH11309321A JP H11309321 A JPH11309321 A JP H11309321A JP 13747898 A JP13747898 A JP 13747898A JP 13747898 A JP13747898 A JP 13747898A JP H11309321 A JPH11309321 A JP H11309321A
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JP
Japan
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dust
discharge valve
bag filter
tube
chamber
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JP13747898A
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Inventor
Toshihiko Yamada
敏彦 山田
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KUROSAKI KIKO KK
Original Assignee
KUROSAKI KIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障や作動不能のおそれがなく、メンテナン
スも容易で、かつ、安価に製作でき、しかも、動力を用
いないので省エネルギーも図ることができるバグフィル
ターのダスト排出弁を提供する。 【解決手段】 ダストチャンバー13の下端開口部14
aに設けたダスト排出弁26を、ダストチャンバー13
が負圧になると閉塞し、ダストチャンバー13が外気圧
になると開口するチューブ29によって形成したので、
ダストチャンバー13の内部圧の変動を利用してダスト
排出弁26を自動的に開閉して、バグフィルターAが稼
働中のダストの漏出を確実に防止することができると共
に、バグフィルターAが稼働していないときに速やかに
ダストをダスト回収袋27内に回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含塵ガスを清浄ガ
スにするため用いるバグフィルターのダスト排出弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した目的に供されるバグフィ
ルターとしては、図12及び図13にそれぞれ示す形態
のバグフィルターB、Cがある。閉塞されると共に下端
が開口された多数の垂直の筒状濾布71が並設されてお
り、筒状濾布71の下端は支持板70aによって支持さ
れると共に、その上端はフック70bによって吊り下げ
られている。また、ダストチャンバー70の下部には含
塵ガス72をダストチャンバー70内に流入するための
含塵ガス流入口73が形成されており、ダストチャンバ
ー70の上部には、清浄ガス74を流出するための清浄
ガス流出空間75及び清浄ガス流出口76が形成されて
いる。また、ダストチャンバー70内には、筒状濾布7
1を揺動して筒状濾布71の内周面に付着するダストを
払い落とすダスト払い落とし機構77が配設されてお
り、ダストチャンバー70の下端開口部には、払い落と
されたダストを外部に排出するロータリ式ダスト排出弁
77aが取付けられている。
【0003】上記した構成によって、ダストチャンバー
70内に流入した含塵ガス72を筒状濾布71に内部か
ら外部に向けて通過させることによって清浄ガス74に
することができると共に、筒状濾布71に付着したダス
トをダスト払い落とし機構77を作動して払い落とし、
その後、ロータリ式ダスト排出弁77aを作動して外部
に排出することができる。
【0004】一方、図13に示すバグフィルターCにお
いて、ダストチャンバー78内に、上端が開口すると共
に下端が閉塞された多数の垂直の筒状濾布79が並設状
態に配設されている。また、ダストチャンバー78の下
部には含塵ガス80を筒状濾布79に流入するための含
塵ガス流入口81が形成されており、ダストチャンバー
78の上部には、清浄ガス82を流出するための清浄ガ
ス流出空間83と清浄ガス流出口84が形成されてい
る。また、ダストチャンバー78内には、筒状濾布79
を揺動して筒状濾布79の外周面に付着するダストを払
い落とすダスト払い落とし機構85が配設されており、
ダストチャンバー78の下端開口部には、払い落とされ
たダストを外部に排出するスクリュ式ダスト排出弁85
aが取付けられている。
【0005】上記した構成によって、ダストチャンバー
78内に流入した含塵ガス80を筒状濾布79に外部か
ら内部に向けて通過させることによって清浄ガス82に
することができると共に、筒状濾布79に付着したダス
トをダスト払い落とし機構85を作動して払い落とし、
その後、スクリュ式ダスト排出弁85aを作動して外部
に排出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したバグ
フィルターにおけるダスト排出弁は、未だ、以下の解決
すべき課題を有していた。 ほうきや刷毛等の異物が含塵ガスと共にダストチャン
バー70、78内に吸引された場合、ロータリ式ダスト
排出弁77aやスクリュ式ダスト排出弁85aに噛み込
み、これらに故障を生じたり、破損したりするおそれが
ある。 上記した異物をダストチャンバー70、78から取り
出すためには、ロータリ式ダスト排出弁77aやスクリ
ュ式ダスト排出弁85aをダストチャンバー70、78
から取り外したり、点検口を開けてダストの中から取り
出す必要があり、このような取り出し作業は煩雑であ
る。
【0007】ダストチャンバー70、78内に含塵ガ
スと共に吸引される異物が小さい場合でも、ロータリ式
ダスト排出弁77aの弁板やスクリュ式ダスト排出弁8
5aの螺旋羽根に噛み込み、これらの作動を不能にする
おそれがある。また、この場合、バグフィルターB、C
の作動を継続すると、ダストチャンバー70、78内に
ダストが堆積し、堆積されたダストの一部が含塵ガスに
巻き込まれると、含塵ガス中のダスト量が過剰になり、
筒状濾布71、79の濾過機能が麻痺することになる。 ロータリ式ダスト排出弁77aやスクリュ式ダスト排
出弁85aは、弁板や螺旋羽根を回転するために動力を
要する。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、故障や作動不能のおそれがなく、メンテナ
ンスも容易で、かつ、安価に製作でき、しかも、動力を
用いないので省エネルギーも図ることができるバグフィ
ルターのダスト排出弁を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のバグフィルターのダスト排出弁は、ダストチャン
バーの下部に取付けられて、内部に溜まったダストを排
出するバグフィルターのダスト排出弁であって、軸方向
に曲げ剛性を有するシート状部材からなり、前記ダスト
チャンバーが負圧になると外部側面が外気に押されて閉
塞し、前記ダストチャンバーが外気圧になると自重若し
くは弾性により開口するチューブによって形成される。
ここで、外気とは、大気のみならず、空気圧によるエア
ドーム内の空気等を含む概念であり、外気圧とは、大気
圧のみならず、エアドーム内の空気圧等を含む概念であ
る。
【0010】請求項2記載のバグフィルターのダスト排
出弁は、請求項1記載のバグフィルターのダスト排出弁
において、前記チューブは予め折りぐせが付けられた弾
性素材からなる偏平筒から形成される。請求項3記載の
バグフィルターのダスト排出弁は、請求項1記載のバグ
フィルターのダスト排出弁において、前記チューブは、
上部筒と下部筒とを同軸的に一体連結することによって
形成され、前記上部筒は軸線方向及び該軸線方向と直交
する方向に十分な可撓性を有する軟質素材からなり、前
記下部筒は少なくとも前記軸線方向に曲げ剛性を有する
と共に、該軸線方向と直交する方向に十分な可撓性を有
する硬質弾性素材からなる。
【0011】請求項4記載のバグフィルターのダスト排
出弁は、請求項3記載のバグフィルターのダスト排出弁
において、前記下部筒は予め折りぐせが付けられた偏平
筒から形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
に係るバグフィルターのダスト排出弁を具備するバグフ
ィルターの正面図、図2は同側面図、図3は図1のI−
I線による断面図、図4はバグフィルターのダスト排出
弁の払い落とし作業の説明図である。
【0013】まず、図1〜図3を参照して、本発明の第
1の実施の形態に係るバグフィルターのダスト排出弁2
6を具備するバグフィルターAの構成について説明す
る。図1〜図3に示すように、床面10上に下部機枠1
1が固定設置されており、下部機枠11上にはケーシン
グ12が載置・支持されている。ケーシング12の内部
空間の上部には矩形箱状のダストチャンバー13が形成
されており、その下部にはダストチャンバー13と一体
をなす四角錐状のダスト集積チャンバー14が形成され
ている。
【0014】ダストチャンバー13内には、上端が閉塞
されると共に下端が開口された多数の垂直の筒状濾布1
5が、縦横に配列された状態(縦列8個×横列8個=6
4個)で収納されている。これらの筒状濾布15の下端
は、ダストチャンバー13の下部に水平状態に固着され
ている支持板16に設けた複数の濾布支持孔にそれぞれ
挿通された状態で支持されている。従って、筒状濾布1
5の下端はダストチャンバー13内に開口している。一
方、筒状濾布15の上端は、それぞれ、ケーシング12
の天板17の下方に水平方向に沿って架設された濾布支
持ビーム18にフック19を介して吊り下げられてい
る。
【0015】ダストチャンバー13の下部をなす四角錐
状のダスト集積チャンバー14の傾斜壁には、含塵ガス
21をダストチャンバー13内に流入するための含塵ガ
ス流入口20が形成されている。一方、ダストチャンバ
ー13の上部において、天板17の中央部には清浄ガス
22を外部に流出するための清浄ガス流出口23が設け
られており、清浄ガス流出口23には、ターボファン等
の吸気ファン24の吸引口が接続されている。また、吸
気ファン24の排出口25は外気に開放されている。
【0016】図1及び図2に示すように、ダストチャン
バー13の下部を形成するダスト集積チャンバー14の
下端開口部14aにはダスト排出弁26が取付けられて
おり、ダスト排出弁26の下方にはダスト回収袋27の
上部開口が着脱自在に連結されている。また、図1〜図
3に示すように、ダストチャンバー13内に、コンパク
トな構造でありながら、筒状濾布15の内面に付着した
ダストを効果的に払い落とすダスト払い落とし機構28
が取付けられている。
【0017】本発明は、上記した構成を有するバグフィ
ルターAにおいて、ダスト集積チャンバー14の下端開
口部14aに取付けたダスト排出弁26を、故障や作動
不能のおそれがなく、メンテナンスが容易で、かつ、安
価に製作でき、しかも、動力を用いないので、省エネル
ギーも図ることができる構成にしたことに特徴を有す
る。
【0018】即ち、図4及び図5に示すように、ダスト
排出弁26は、ダストチャンバー13が負圧になると閉
塞し、ダストチャンバー13が外気圧になると開口する
チューブの一例である偏平チューブ29と、偏平チュー
ブ29の上部フランジ30をダスト集積チャンバー14
の下端開口部14aに連結する連結ボルト31から構成
されている。
【0019】図4及び図5に示すように、偏平チューブ
29は軸方向に曲げ剛性を有するシート状部材、具体的
には、ゴム等の弾性を有する弾性素材からなり、全部、
又は、少なくともその下部には、中空偏平形状になるよ
うに折りぐせがつけられている。なお、偏平チューブ2
9はキャンバス布から形成することもできる。上記した
構成によって、偏平チューブ29は、バグフィルターA
の作業時には、図5(e)に示すように、ダストチャン
バー13内に発生する負圧によってその外部側面が外気
に押されて完全に閉状態になるが、バグフィルターAの
非作業時には、その保有する弾性又は自重によって、図
5(b)〜(d)に示すように、わずかに開口した状態
となる。
【0020】図示の実施の形態におけるその他の構成に
ついて簡単に説明すると、ダスト払い落とし機構28
は、本実施の形態では、以下の構成としている。即ち、
ダストチャンバー13内に、それぞれ、前後方向に平行
間隔を開けて複数(本実施の形態では、4本)の圧搾ガ
ス供給配管32、33からなる2つの配管群を上下段に
平行間隔を開けて配設されている。圧搾ガス供給配管3
2、33の下面に軸線方向に間隔を開けて複数のホース
接続口34、35を取付け、ホース接続口34、35
に、可撓性を有するビニルチューブ等からなる圧搾ガス
噴出ホース36、37の基端が連結され、圧搾ガス噴出
ホース36、37の先端は自由端になっている。また、
図1〜図3に示すように、圧搾ガス供給配管32、33
の先部は閉塞されており、その基部はそれぞれ電磁開閉
弁37a、37bを介して圧搾ガスヘッダー38に連通
連結されており、圧搾ガスヘッダー38は図示しないコ
ンプレッサに連通連結されている。
【0021】また、図1及び図2に示すように、ケーシ
ング12の右側壁の上、下部には、それぞれ、上部点検
口39と下部点検口40が設けられている。
【0022】次に、上記した構成を有するバグフィルタ
ーAの作動を、バグフィルターのダスト排出弁26によ
るダスト排出作業を含めて、以下、具体的に説明する。
通常の濾過作業において、図2に示すように、吸気ファ
ン24を駆動してダストチャンバー13内を負圧にする
と共に、図示しない送気ファンを駆動して、含塵ガス流
入口20を通して含塵ガス21をダストチャンバー13
内に流入する。流入した含塵ガス21は、その後、筒状
濾布15内に流入し、その内部から外部に向けて通過
し、この際、含塵ガス21中に含まれるダストが筒状濾
布15の内面に付着して除去されるので、清浄ガス22
が得られる。この清浄ガス22は、その後、清浄ガス流
出口23、吸気ファン24、及び、その排出口25を通
して外気中に放出される。
【0023】筒状濾布15の内周面に一定量以上のダス
トが付着した場合は、定期的に、ダスト払い落とし機構
28を作動してダストを筒状濾布15から払い落とす。
そして、ダスト集積チャンバー14内にダストが一定量
以上集積すると、ダスト排出弁26を開動作して、ダス
ト回収袋27内にダストを投入する。
【0024】上記したバグフィルターAによるガス清浄
化作業において、偏平チューブ29は、バグフィルター
Aの稼働時には、ダストチャンバー13内に発生する負
圧によって偏平チューブ29内も負圧になり、一方、偏
平チューブ29の外周面には外気圧がかかっているの
で、図5(e)に示すように、偏平チューブ29は完全
に閉状態になる。従って、バグフィルターAの稼働中
に、ダストがダスト排出弁26を通して外部に漏出する
のを確実に防止することができる。
【0025】一方、バグフィルターAによるガス清浄化
作業を終了後、吸気ファン24の駆動を停止してダスト
チャンバー13の内部を外気圧にすると、偏平チューブ
29の内部も外気圧になるので、偏平チューブ29の外
周面にかかっている外気圧とバランスするので、偏平チ
ューブ29は、その保有する弾性又は自重によって、図
5(b)〜(d)に示すように、わずかに開口した状態
となる。従って、ダスト集積チャンバー14内に集積さ
れたダストをダスト回収袋27内に落下、投入すること
ができる。
【0026】このように、本実施の形態では、バグフィ
ルターAのダストチャンバー13の内部圧の変動を利用
して偏平チューブ29からなるダスト排出弁26を自動
的に開閉して、バグフィルターAが稼働中のダストの漏
出を確実に防止することができると共に、バグフィルタ
ーAが稼働していないときに速やかにダストをダスト回
収袋27内に投入して回収することができる。
【0027】本実施の形態では、ダスト排出弁26は偏
平チューブ29のみからなり、弁板等の機械的要素を構
成要素として含まないので、ほうきや刷毛等の異物が含
塵ガス21と共にダストチャンバー13内に吸引された
場合であっても、これらの異物を速やかに外部に排出す
ることができ、ダスト排出弁26の故障や破損を効果的
に防止することができる。
【0028】ダスト排出弁26は異物を速やかにバグフ
ィルターAから外部に排出することができ、故障や破損
がないので、従来技術で説明したようにロータリ式ダス
ト排出弁77aやスクリュ式ダスト排出弁85aが故障
したり破損した場合に不可欠となる、ダストチャンバー
13からの上、下部点検口39、40を通した異物除去
作業が不要となり、バグフィルターAのメンテナンスが
容易になる。
【0029】ダスト排出弁26を通して常時速やかにダ
ストを外部に排出できるので、ダストチャンバー13内
にダストが堆積し、堆積されたダストの一部が含塵ガス
に巻き込まれるといった事態の発生を確実に防止でき、
常時、筒状濾布15の濾過機能を正常に維持することが
できる。
【0030】(第2の実施の形態)本実施の形態は、以
下、図6〜図10を参照して説明するように、第1の実
施の形態におけるダスト排出弁26に対応するダスト排
出弁41を、偏平チューブ29と同様に、ダストチャン
バー13が負圧になると閉塞し、ダストチャンバー13
が外気圧になると開口するチューブの一例である偏平チ
ューブ42によって形成したことに特徴を有する。
【0031】但し、図6に示すように、本実施の形態で
は、偏平チューブ42は、上部筒43と下部筒44を同
軸的に一体連結することによって構成される。そして、
上部筒43は、軸線方向及び軸線方向と直交する方向の
2方向に十分な可撓性を有する軟質ゴムやキャンバス布
等の軟質素材から形成されている。一方、下部筒44
は、少なくとも軸線方向に曲げ剛性を有すると共に、軸
線方向と直交する方向に十分な可撓性を有する硬質ゴム
やキャンバス布から形成されている。さらに、下部筒4
4は、中空偏平形状になるように折りぐせがつけられて
いる。
【0032】かかる構成によって、図6及び図7に示す
ように、偏平チューブ42の上部筒43を、トグル機構
45を利用した連結リング46を用いて、ダスト集積チ
ャンバー14の下端開口部14aに容易、迅速、かつ、
確実に取付け、取り外すことができる。
【0033】また、下部筒44は、第1の実施の形態に
おける偏平チューブ29と同様に、バグフィルターAの
ダストチャンバー13の内部圧の変動を利用して自動的
に開閉して、バグフィルターAが稼働中のダストの漏出
を確実に防止することができると共に、バグフィルター
Aが稼働していないときに速やかにダストをダスト回収
ボックス47内に投入して回収することができる。
【0034】さらに、本実施の形態では、図6及び図8
に示すように、ダスト排出弁41の下部に配設されたダ
スト回収ボックス47の上面には、偏平チューブ42の
下部筒44を遊嵌状態に挿入するチューブ挿入口48が
設けられており、このチューブ挿入口48の形状は、下
部筒44に合わせて偏平形状としている。従って、偏平
チューブ42を通してダストをダストチャンバー13か
らダスト回収ボックス47に落下・投入する際に発生す
る粉塵が外部に漏出するのを効果的に防止することがで
きる。
【0035】また、上記した第1及び第2の実施の形態
において、偏平チューブ29、42は偏平中空円状とし
たが、図11(a)〜(c)に示すように、中空星型断
面形状を有する偏平チューブ49、50、51や、中空
十字断面形状を有する偏平チューブ50や、中空三角形
断面形状を有する偏平チューブ51や、その他の中空断
面形状を有する偏平チューブを用いることによっても、
同様に、バグフィルターAのダストチャンバー13の内
部圧の変動を利用して自動的に開閉して、バグフィルタ
ーAが稼働中のダストの漏出を確実に防止することがで
きると共に、バグフィルターAが稼働していないときに
速やかにダストをダスト回収袋27やダスト回収ボック
ス47内に投入して回収することができる。
【0036】以上、本発明を、幾つかの実施の形態を参
照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形
態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他
の実施の形態や変形例も含むものである。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜5記載のバグフィルターのダ
スト排出弁においては、ダストチャンバーの下端開口部
に設けたダスト排出弁を、ダストチャンバーが負圧にな
ると閉塞し、ダストチャンバーが外気圧になると開口す
るチューブによって形成したので、ダストチャンバーの
内部圧の変動を利用してダスト排出弁を自動的に開閉し
て、バグフィルターが稼働中のダストの漏出を確実に防
止することができると共に、バグフィルターが稼働して
いないときに速やかにダストを回収することができる。
このように、動力を用いないので省エネルギーも図るこ
とができ、かつ、機械的要素を含まないので故障や作動
不能のおそれがなく、メンテナンスも容易で、かつ、安
価に製作できる。
【0038】請求項2記載のバグフィルターのダスト排
出弁においては、チューブは予め折りぐせが付けられた
弾性素材からなる偏平筒から形成されているので、ダス
トチャンバー内に負圧が発生すると、周壁が迅速に密着
状態となり、バグフィルターが稼働中のダストの漏出を
確実に防止することができる。
【0039】請求項3記載のバグフィルターのダスト排
出弁においては、チューブは、上部筒と下部筒とを同軸
的に一体連結することによって形成され、上部筒は軸線
方向及び該軸線方向と直交する方向に十分な可撓性を有
する軟質素材からなり、下部筒は少なくとも軸線方向に
曲げ剛性を有すると共に、軸線方向と直交する方向に十
分な可撓性を有する硬質弾性素材からなるようにしてい
る。従って、偏平チューブの上部筒をダストチャンバー
の下端開口部に容易、迅速、かつ、確実に着脱すること
ができると共に、下部筒によって、ダストチャンバーの
内部圧の変動を利用して自動的に開閉して、バグフィル
ターが稼働中のダストの漏出を確実に防止することがで
きると共に、バグフィルターが稼働していないときに速
やかにダストをダスト回収袋等に回収することができ
る。
【0040】請求項4記載のバグフィルターのダスト排
出弁においては、下部筒は予め折りぐせが付けられた偏
平筒から形成されているので、ダストチャンバー内に負
圧が発生すると、周壁が迅速に密着状態となり、バグフ
ィルターが稼働中のダストの漏出を確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るバグフィルタ
ーのダスト排出弁を具備するバグフィルターの正断面図
である。
【図2】同側断面図である。
【図3】図1のI−I線による横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るバグフィルタ
ーのダスト排出弁の正断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、
図4のそれぞれII−II、III −III 、IV−IV、V−V、
VI−VI線による断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るバグフィルタ
ーのダスト排出弁の正断面図である。
【図7】図6のVII −VII 線による横断面図である。
【図8】図6のVIII −VIII線による横断面図である。
【図9】図6のIX−IX線による横断面図である。
【図10】図6のIX−IX線による他の横断面図である。
【図11】本発明の第1及び第2の実施の形態に係るバ
グフィルターのダスト排出弁に用いることができる偏平
チューブの横断面図である。
【図12】従来のバグフィルターの構成説明図である。
【図13】従来のバグフィルターの構成説明図である。
【符号の説明】
A バグフィルター 10 床面 11 下部機枠 12 ケーシン
グ 13 ダストチャンバー 14 ダスト集
積チャンバー 14a 下端開口部 15 筒状濾布 16 支持板 17 天板 18 濾布支持ビーム 19 フック 20 含塵ガス流入口 21 含塵ガス 22 清浄ガス 23 清浄ガス
流出口 24 吸気ファン 25 排出口 26 ダスト排出弁 27 ダスト回
収袋 28 ダスト払い落とし機構 29 偏平チュ
ーブ(チューブ) 30 上部フランジ 31 連結ボル
ト 32 圧搾ガス供給配管 33 圧搾ガス
供給配管 34 ホース接続口 35 ホース接
続口 36 圧搾ガス噴出ホース 37 圧搾ガス
噴出ホース 37a 電磁開閉弁 37b 電磁開
閉弁 38 圧搾ガスヘッダー 39 上部点検
口 40 下部点検口 41 ダスト排
出弁 42 偏平チューブ 43 上部筒 44 下部筒 45 トグル機
構 46 連結リング 47 ダスト回
収ボックス 48 チューブ挿入口 49 偏平チュ
ーブ 50 偏平チューブ 51 偏平チュ
ーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストチャンバーの下部に取付けられ
    て、内部に溜まったダストを排出するバグフィルターの
    ダスト排出弁であって、 軸方向に曲げ剛性を有するシート状部材からなり、前記
    ダストチャンバーが負圧になると外部側面が外気に押さ
    れて閉塞し、前記ダストチャンバーが外気圧になると自
    重若しくは弾性により開口するチューブによって形成さ
    れることを特徴とするバグフィルターのダスト排出弁。
  2. 【請求項2】 前記チューブは予め折りぐせが付けられ
    た弾性素材からなる偏平筒から形成されることを特徴と
    する請求項1記載のバグフィルターのダスト排出弁。
  3. 【請求項3】 前記チューブは、上部筒と下部筒とを同
    軸的に一体連結することによって形成され、前記上部筒
    は軸線方向及び該軸線方向と直交する方向に十分な可撓
    性を有する軟質素材からなり、前記下部筒は少なくとも
    前記軸線方向に曲げ剛性を有すると共に、該軸線方向と
    直交する方向に十分な可撓性を有する硬質弾性素材から
    なることを特徴とする請求項1記載のバグフィルターの
    ダスト排出弁。
  4. 【請求項4】 前記下部筒は予め折りぐせが付けられた
    偏平筒から形成されることを特徴とする請求項3記載の
    バグフィルターのダスト排出弁。
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