JPH11309266A - パチンコ遊戯機または回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカ―ドの利用管理方法および装置 - Google Patents

パチンコ遊戯機または回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカ―ドの利用管理方法および装置

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JPH11309266A
JPH11309266A JP11056896A JP5689699A JPH11309266A JP H11309266 A JPH11309266 A JP H11309266A JP 11056896 A JP11056896 A JP 11056896A JP 5689699 A JP5689699 A JP 5689699A JP H11309266 A JPH11309266 A JP H11309266A
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prepaid card
card
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machine
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JP11056896A
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English (en)
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Shiro Shirakawa
司郎 白川
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Original Assignee
NIPPON ANZEN HOSHO KEIBI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペイドカードの不正使用に対する信頼性
を向上させることができると共に、プリペイドカード内
容問い合わせはカードの使用店ごとのローカルコンピュ
ータにおいて実行できるようにする。 【解決手段】 プリペイドカードの購入に伴い、プリペ
イドカードの販売店に設置されたローカルコンピュータ
17に対して個々のプリペイドカードに対して与えられ
るユニークなカード番号などの戸籍を与え、さらには販
売金額を記録する。一方、プリペイドカードの販売店ま
たはそのチエーン店において前記プリペイドカードを使
用したとき、前記ローカルコンピュータに対してカード
番号を照会することでプリペイドカードの利用が可能か
否か判断し、可能であればローカルコンピュータ17に
よって、プリペイドカード使用可能残高の管理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変造或いは改ざん
などを施したプリペイドカードの不正使用に対する信頼
性を向上させることができるパチンコ遊戯機または回胴
式遊戯機などにおけるプリペイドカードの利用管理方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話事業や、交通事業などの広範囲な分
野で、代金前払いによるプリペイドカードを使用した販
売システムが採用されていることは周知のとおりであ
り、また近年においては例えばパチンコ店などの遊戯施
設においても、このような販売システムが採用されるよ
うになっている。例えば前記したパチンコ遊戯場におい
ては、各パチンコ台の横にプリペイドカードによる玉貸
し機が設置され、この玉貸し機のプリペイドカード挿入
口にプリペイドカードを挿入して、ボタン操作を行うこ
とにより、所定の金額単位でパチンコ台の上皿に対して
貸し玉が提供されるように構成されている。また同じく
パチンコ遊戯場においては、機械的にまたは電子的に複
数桁の数値(または絵柄など)が回転動作し、回転動作
するこれら複数桁をそれぞれ手動で停止させて、各桁が
所定の組み合わせとなった場合に、投票したメダル数に
対応した所定数のメダルを懸賞として提供するようにし
た回胴式遊戯機が設置されている。
【0003】この回胴式遊戯機においても、同様に回胴
式遊戯機の横にプリペイドカードによるメダル貸し機が
設置され、このメダル貸し機のプリペイドカード挿入口
にプリペイドカードを挿入して、ボタン操作を行うこと
により、所定の金額単位でメダルが貸与されるように構
成されている。例えば特開平5−115612号公報に
は、前記したような遊戯施設において利用することがで
きるカード管理方式について開示されている。このカー
ド管理方式は、カードに対して、カードのオリジナル
金額(カード購入時の金額)、カードの使用可能残
高、およびパンチ穴を記録しておき、カードを使用す
るに際し、カード読取り機は前記3つの情報を読み取
り、遊戯施設の店内に配置されたコンピュータ(同公報
における制御部510)は、 (1)オリジナル金額≧カード残高 (2)カード残高>パンチ穴情報 の演算を実行するようにしている。(同公報段落番号5
9および図14)そこで、前記2つの演算結果が共に正
しい場合においてのみ、カードは正常(変造カードでは
ない)と判断するようにしている。
【0004】しかしながら、前記したような条件判断に
おいては、不正の入る余地があり、このためにプリペイ
ドカードの変造、偽造、改ざんが後を絶たないのであ
る。これを防ぐためには、プリペイドカードの真の残高
を確認することを行えば不正使用を防止することができ
る。言い変えると、プリペイドカードに戸籍を持たせ、
この戸籍は番号、符号、記号などを選択的に用いること
で形成し、販売のときにセンターのホストコンピュータ
に対して戸籍の内容を登録しておき、カードが使用され
る都度、ホストコンピュータに対して戸籍内容を問い合
わせるように構成することが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな構成によると、各店におけるそれぞれのプリペイド
カードの使用の都度に、センターのホストコンピュータ
に対してカードの使用認可の問い合わせを行なうことと
なり、各店とセンターとの間の通信線、すなわち公衆回
線網の利用頻度が膨大となるだけでなく、センターにお
けるホストコンピュータにおいても膨大なデータ処理量
となり、各店のプリペイドカードによる自動貸与機(玉
貸し機またはメダル貸し機)に対する応答のレスポンス
も長くなり、迅速な販売に支障を来たすという問題点が
発生する。
【0006】本発明は、このような従来のものの問題点
に着目して成されたものであり、プリペイドカードによ
る自動販売機におけるカードの不正利用に対処できると
共に、販売機に対する応答のレスポンスも良好に成し得
られるパチンコ遊戯機または回胴式遊戯機などにおける
プリペイドカードの利用管理方法および装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るパチンコ遊技機または回胴
式遊戯機などにおけるプリペイドカードの利用管理方法
は、プリペイドカードの販売に伴って、プリペイドカー
ドの販売店に設置されたローカルコンピュータに対して
個々のプリペイドカードに対して与えられるユニークな
カード番号などで代表される戸籍および販売金額を記録
し、プリペイドカードの販売店またはそのチエーン店に
おいて前記プリペイドカードを使用したとき、前記ロー
カルコンピュータに対してカード番号など戸籍を照会す
ることで残高を照会し、残高が適性であればプリペイド
カードの利用を可能とし、前記ローカルコンピュータに
よって、プリペイドカード使用可能残高の管理を実行す
るようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るパチンコ遊戯機または
回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカードの利用管理
装置は、プリペイドカードの販売のときに、少なくとも
個々のプリペイドカードに対して与えられるユニークな
カード番号、符号、記号などで代表される戸籍を与える
と共に、当該カードの販売金額を当該プリペイドカード
を販売した販売店におけるローカルコンピュータに対し
て記録する第1記録手段と、プリペイドカードを販売し
た販売店またはそのチエーン店内でプリペイドカードが
使用された場合に、前記ローカルコンピュータに対して
カード番号およびカードの使用可能残高を照会して使用
可能残高の範囲においてプリペイドカードの使用を許可
すると共に、カード番号に対応させて更新されたカード
使用可能残高をローカルコンピュータに対して書き込む
第2記録手段とを備えることを特徴とする。
【0009】更に、本発明に係るパチンコ遊戯機または
回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカードの利用管理
方法は、プリペイドカードを使用するにあたり、顧客が
保持するプリペイドカードが自店またはそのチエーン店
により販売されたものか、または他店により販売された
ものかをカード受付機によって検証すると共に、前記プ
リペイドカードが自店またはそのチエーン店により販売
されたものであると判定された場合には、当該店で管理
されているローカルコンピュータに対してプリペイドカ
ードの使用可能残高を照会し、前記ローカルコンピュー
タに対する照会により使用可能残高が不一致の場合にお
いて、前記プリペイドカードの使用を拒否するようにし
たことを特徴とする。
【0010】更にまた、本発明に係るパチンコ遊戯機に
おけるプリペイドカードの利用管理装置は、プリペイド
カードを使用するにあたり、顧客が保持するプリペイド
カードが自店またはそのチエーン店により販売されたも
のか、または他店により販売されたものかを検証するカ
ード受付機と、前記カード受付機によって前記プリペイ
ドカードが自店またはそのチエーン店により販売された
ものであると判定された場合において、前記プリペイド
カードの使用可能残高を照会するための当該店に設置さ
れたローカルコンピュータが具備され、前記ローカルコ
ンピュータによって照会された使用可能残高が不一致の
場合において、前記プリペイドカードによる玉貸し機の
使用を拒否するようにしたことを特徴とする。
【0011】この場合、前記玉貸し機にはカード挿入返
却口が備えられ、カード挿入返却口に挿入されたプリペ
イドカードのデータを読み出して前記ローカルコンピュ
ータに照会し、プリペイドカードが自店またはそのチエ
ーン店により販売されたものであると判定され、且つプ
リペイドカードの販売日が当日であると判定された場合
には、前記カード受付機によるプリペイドカードの検証
を経ることなく、ローカルコンピュータに記録されてい
る当該プリペイドカードの残金の範囲で玉貸し機の動作
を許容するように構成される。
【0012】またこの場合、前記カード受付機によって
検証されたプリペイドカードが自店またはそのチエーン
店により販売されたものであると判定され、且つローカ
ルコンピュータによって照会された使用可能残高が一致
している場合には、当該プリペイドカードに対して当日
において自店またはチエーン店における玉貸し機の使用
を許可するデータが書き込まれ、ローカルコンピュータ
に記録されている当該プリペイドカードの残金の範囲で
玉貸し機の動作を許容するように構成される。
【0013】更にまた、本発明に係る回胴式遊戯機にお
けるプリペイドカードの利用管理装置は、プリペイドカ
ードを使用するにあたり、顧客が保持するプリペイドカ
ードが自店またはそのチエーン店により販売されたもの
か、または他店により販売されたものかを検証するカー
ド受付機と、前記カード受付機によって前記プリペイド
カードが自店またはそのチエーン店により販売されたも
のであると判定された場合において、前記プリペイドカ
ードの使用可能残高を照会するための当該店に設置され
たローカルコンピュータが具備され、前記ローカルコン
ピュータによって照会された使用可能残高が不一致の場
合において、前記プリペイドカードによるメダル貸し機
などの使用を拒否するようにしたことを特徴とする。
【0014】この場合、前記メダル貸し機にはカード挿
入返却口が備えられ、カード挿入返却口に挿入されたプ
リペイドカードのデータを読み出して前記ローカルコン
ピュータに照会し、プリペイドカードが自店またはその
チエーン店により販売されたものであると判定され、且
つプリペイドカードの販売日が当日であると判定された
場合には、前記カード受付機によるプリペイドカードの
検証を経ることなく、ローカルコンピュータに記録され
ている当該プリペイドカードの残金の範囲でメダル貸し
機の動作を許容するように構成される。
【0015】またこの場合、前記カード受付機によって
検証されたプリペイドカードが自店またはそのチエーン
店により販売されたものであると判定され、且つローカ
ルコンピュータによって照会された使用可能残高が一致
している場合には、当該プリペイドカードに対して当日
において自店およびそのチエーン店におけるメダル貸し
機の使用を許可するデータが書き込まれ、ローカルコン
ピュータに記録されている当該プリペイドカードの残金
の範囲でメダル貸し機の動作を許容するように構成され
る。
【0016】前記したパチンコ遊戯機または回胴式遊戯
機などにおけるプリペイドカードの利用管理方法および
装置によると、プリペイドカードが販売されるときに、
各プリペイドカードに販売店を初めとするカード特有の
戸籍を与える。販売店と使用される遊戯場とが同一の場
合には、使用が可能であり、前記プリペイドカードの販
売店またはそのチエーン店単位において管理されるロー
カルコンピュータに対して、プリペイドカードの販売の
実績を登録する。そして、店単位において管理されるロ
ーカルコンピュータにおいては、カードの戸籍を照会す
ることにより、プリペイドカードが当該店において利用
可能か否かを判断し、利用可能であると判断したとき
は、ローカルコンピュータにおいて格納されているカー
ド番号に対応したカード使用可能残高の範囲において、
玉貸し機またはメダル貸し機の作動を許容するように作
用する。
【0017】また、前記したプリペイドカードの利用管
理方法および装置によると、プリペイドカードを使用す
るにあたり、顧客が保持するプリペイドカードはプリペ
イドカードの販売店において管理されるローカルコンピ
ュータに接続されたカード受付機によって自店またはそ
のチエーン店により販売されたものか、または他店によ
り販売されたものかが検証される。そしてローカルコン
ピュータへの照会により、当該プリペイドカードが自店
またはそのチエーン店により販売されたものであると判
定された場合には、更にローカルコンピュータに対して
プリペイドカードの使用可能残高が照会され、当該カー
ドの使用可能残高が不一致の場合には、前記プリペイド
カードの使用を拒否するようにする。
【0018】この場合、玉貸し機またはメダル貸し機に
備えられたカード挿入返却口に挿入されたプリペイドカ
ードが当日に自店またはそのチエーン店により販売され
たものであると判定された場合には、前記カード受付機
によるプリペイドカードの検証を経ることなく、ローカ
ルコンピュータに記録されている当該プリペイドカード
の残金の範囲で玉貸し機またはメダル貸し機の動作を許
容するように作用する。
【0019】また、プリペイドカードが自店により販売
され当日以外に使用されることが、カード受付機によっ
て検証された際には、ローカルコンピュータによって照
会された使用可能残高が一致している場合において、ロ
ーカルコンピュータに記録されている当該プリペイドカ
ードの残金の範囲で玉貸し機またはメダル貸し機の動作
を許容するように作用する。
【0020】従って、カードの販売店またはそのチエー
ン店単位で管理されているローカルコンピュータによ
り、その殆どのプリペイドカードの不正な利用に対処す
ることができる。そして、そのカードが他店で販売され
たものと判定された場合のみ、例えばセンターに設置さ
れたホストコンピュータ、またはそのホストコンピュー
タをスレーブ端末としてカード発行会社が管理するコン
ピュータに照会し、プリペイドカードの不正な利用に対
処するようにする。
【0021】この様に、当該カードが自店またはそのチ
エーン店により販売されたものであると判定された場合
には、当該カードの販売店で管理されているローカルコ
ンピュータにおいて当該カードの使用可能残高をチェッ
クするようにしているため、センターのホストコンピュ
ータに対する照会の度合いを少なくさせることが可能と
なる。このために、全てにおいてセンターのホストコン
ピュータに対して残高照会を実施する場合に比較して、
センターのホストコンピュータに対する回線の錯綜も防
ぐことができ、各店の自動貸与機(玉貸し機またはメダ
ル貸し機)に対する応答のレスポンスも良好に成し得ら
れる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ遊戯
機または回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカードの
利用管理方法および装置について、図に示す実施の形態
に基づいて説明する。まず図1Aは、本発明において使
用されるプリペイドカードの第1の例を示したものであ
る。このプリペイドカード1には、その表面にカードの
販売金額の印字欄1aが設けられると共に、個々のプリ
ペイドカードに対して与えられるユニークなカード番
号、プリペイドカードの発行店コードおよび発行日等の
印字欄1b等が設けられている。またカード1の表面上
部には、カードの大略の利用可能残額が表示できる使用
履歴および残額表示欄1cが設けられている。また図1
Bは、本発明において使用されるプリペイドカードの第
2の例を示したものである。なおこの図1Bにおいて、
前記図1Aと同一符号部分はそれぞれ相当部分を示して
おり、その説明は省略する。図1Bに示したプリペイド
カード1においては、カード1への印字インクとして近
赤外線に反射特性を持たせたものが用いられ、近赤外線
に感知するイメージリーダによって各パターンを読み取
ることができるように構成される。以下に説明するプリ
ペイドカードの利用管理装置においては、前記図1A並
びに図1Bに示したそれぞれのプリペイドカードが適宜
使用される。
【0023】図2は、パチンコ遊戯場内の各所に設置さ
れるプリペイドカードの自動販売機の構成を示したもの
である。このカード自動販売機10は、現金投入口11
aおよび釣銭返却口11bを備えた金銭処理部11と、
プリペイドカードの購入金額を指定する操作部12と、
前記現金投入口11aに投入された金額および釣銭額等
を表示する表示部13とが、制御部14に対して並列関
係に接続されており、制御部14からはカード処理部1
5に対して制御信号が供給されるように構成されてい
る。前記カード処理部15には、プリペイドカード1が
所定枚数格納され、制御部14からの制御信号を受け
て、販売される各プリペイドカード1の販売額印字欄1
aに対して販売金額を印字すると共に、印字欄1bに対
して個々のプリペイドカードに対して与えられるユニー
クなカード番号、発行店コード、および発行日を記録し
た後、カードを受皿15aに対して排出されるように構
成されている。そして前記制御部14は、パチンコ遊戯
場内に敷設された構内回線16を介して遊戯場内に設置
されたローカルコンピュータ17に接続されており、ロ
ーカルコンピュータ17は、さらにモデム18および通
信線である公衆回線網19を介してセンターに設置され
たホストコンピュータ20に接続可能となるように構成
されている。
【0024】次に図3は、各パチンコ台(図示せず)の
例えば左側部にそれぞれ配置されたプリペイドカードに
よる自動貸与機(玉貸し機)の構成を示したものであ
る。この玉貸し機30は、プリペイドカードの挿入およ
び返却口31aを備えたカードデータ処理部31と、ボ
タン操作を行うことにより、所定の金額単位(例えば5
00円単位)で貸し玉の供給処理を起動させる操作部3
2と、プリペイドカード1を前記カード挿入および返却
口31aに挿入したときに、利用可能残金額を表示し、
また購入金額または購入後の利用可能残金額等を表示す
る表示部33とが、制御部34に対して並列関係に接続
されている。そして制御部34からは、パチンコ玉搬送
管35と各パチンコ台の上皿36に対して貸し玉を提供
する供給管37との間に配置されたカウンタを具備した
ゲート部38に対して制御信号が供給されるように構成
されている。前記制御部34は、図2に示すプリペイド
カードの自動販売機2における制御部14と同様に、パ
チンコ遊戯場内に敷設された構内回線16を介して遊戯
場内のローカルコンピュータ17に接続されている。
【0025】図4は、前記したローカルコンピュータ1
7における各プリペイドカードの管理項目の例を示した
ものである。ローカルコンピュータ17の作用について
は後述するが、このローカルコンピュータ17において
は、プリペイドカード1の販売時のデータおよびプリペ
イドカード1の利用後のデータを格納するようにされ
る。すなわち、プリペイドカード1の販売時のデータと
して、その第1項目41にカード発行店コードが格納さ
れ、第2項目42にカード発行日が、また第3項目43
に個々のプリペイドカードに対して与えられるユニーク
なカード番号が、さらに第4項目44としてカード購入
金額が格納される。
【0026】なお前記第1項目41のカード発行店コー
ドは、独立した1ケ所のパチンコ遊戯場において、ロー
カルコンピュータを具備している場合には、必ずしも必
要ではないが、幾つかのチエーン店を有し、チエーン店
間で当該プリペイドカードが共通して利用できるように
した場合には、チエーン店毎のカードの売り上げ集計お
よびチエーン店内の他の店でカードを利用した場合のチ
エーン店間の精算等に利用することができる。またプリ
ペイドカード1の利用後のデータは、第5項目45に購
入可能残高として格納される。この例の場合には、カー
ドの利用毎に第5項目45の購入可能残高を書き替える
ようにされるが、第6項目以降をさらに設け、カードの
利用履歴を格納するようにしてもよい。
【0027】さらに図5は、前記したセンターに設置さ
れるホストコンピュータ20における各プリペイドカー
ド1の管理項目の例を示したものである。ホストコンピ
ュータ20の作用については後述するが、このホストコ
ンピュータ20においては、各店でのプリペイドカード
1の販売時のデータおよび各カードにおける購入可能残
高が、各ローカルコンピュータ17を介してアップロー
ドされる。すなわち図5に示すように、その第1項目5
1にカード発行店コードが格納され、第2項目52にカ
ード発行日が、また第3項目53にカード番号が格納さ
れ、さらに第4項目54にカード購入金額が格納され
る。さらにまた第5項目55には購入可能残高が格納さ
れる。
【0028】以上の構成における各部の作用について、
図6乃至図8に示すフローチャートに基づいて説明す
る。図6および図7はプリペイドカードを販売する場合
に成される作用について示したものであり、図2に示す
プリペイドカードの自動販売機10の実施例を参照しつ
つ説明する。まず、カード自動販売機10の金銭処理部
11においては、現金投入口11aに対して現金が投入
されたか否かを監視している(ステップS1)。現金投
入口11aに対して現金が投入されたと判断すると、金
銭処理部11において投入された金額を判別し、金額デ
ータを制御部14に送り、制御部14は表示部13に対
して当該金額を表示させるための指令信号を供給する。
これにより、表示部は現金投入口11aに対して投入さ
れた金額を表示する(ステップS2)と共に、カードの
購入金額を操作部12によって入力するようにメッセイ
ジを表示する。
【0029】続いて制御部14は、操作部12によって
入力されたカードの購入金額に関するデータを受取り、
「(投入金額)−(カード購入金額)」の演算を実行す
る(ステップS3)。そして前記ステップS3における
「(投入金額)−(カード購入金額)」の演算結果が
“0”以上であるか否かが判断(ステップS4)され、
“No”の場合には、カード購入金額に対して投入金額
が少なく、希望の金額のカードが発行することができな
いことを意味する。このために前記“No”の回数をイ
ンクリメント(ステップS5)し、この回数が所定の回
数“n”に至ったか否かが判断される(ステップS
6)。所定の回数“n”に至っていない場合には、再び
前記ステップS3のルーチンに移行する。また前記ステ
ップS6において所定の回数“n”に至ったと判断され
ると、現金投入口11aに投入された現金は、釣銭返却
口11bに対して返却される。一方、前記ステップS4
において“Yes”と判断された場合には、制御部14
は釣銭額を演算し、表示部13に対して当該金額を表示
させるための指令信号を供給する。これにより、表示部
13には釣銭額が表示される(ステップS8)。そして
金銭処理部11は釣銭返却口11bに対して釣銭を排出
する(ステップS9)。
【0030】続いて図7において、制御部14はカード
処理部15に対して指令信号を送り、販売するプリペイ
ドカード1の表面の販売金額印字欄1aに対して販売金
額を印字すると共に、印字欄1bに対して発行店コー
ド、カード発行日、カード番号を印字する(ステップS
10)。そして、ステップS10において処理されたカ
ード1はカード処理部15よりカード受け皿15aに排
出される(ステップS11)。これと同時に、制御部1
4からは、前記した所定のカード発行情報を構内回線1
6を介してローカルコンピュータ17に送出し、ローカ
ルコンピュータ17はこれを受けて図4に示すように、
管理項目に対して情報を書き込む。この場合、第5の項
目45である購入可能残高には、カード購入金額がその
まま書き込まれる(ステップS12)。続いてローカル
コンピュータ17は、モデム18、公衆回線網19を介
してセンターに設置されたホストコンピュータ20を呼
び出し、ホストコンピュータ20に対して所定のカード
発行情報を送信する(ステップS13)。ホストコンピ
ュータ20は、前記カード発行情報を受けて図5に示す
ように情報を管理項目に対して書き込み(ステップS1
4)、一連の動作を終了する。なおホストコンピュータ
20においては図5に示すように、カード発行店コード
に対応して、カード発行日およびカード購入金額が登録
されるので、これらのデータを用いて例えばカード発行
店毎に集約することが可能であり、従ってプリペイドカ
ードの販売店毎の販売実績を期間毎に集計することが可
能となる。
【0031】次に図8はプリペイドカードを使用して玉
貸し機より貸し玉の供給を受ける場合に成される作用に
ついて示したものであり、図3に示すプリペイドカード
による自動貸与機(玉貸し機)30の実施例を参照しつ
つ説明する。まずカードデータ処理部31におけるカー
ド挿入返却口31aに対してカードが挿入されたか否か
が監視されており、カード挿入返却口31aに対してカ
ードが挿入されたと判断(ステップS21)すると、カ
ードデータ処理部31は挿入されたカード番号を、印字
欄1bより読み取る。読み取られたカード番号は制御部
34に送られ、制御部34は構内回線16を介してロー
カルコンピュータ17に対して照会する(ステップS2
2)。
【0032】そしてローカルコンピュータ17において
は、記録されているカード番号中に一致するものがある
か否かについて判断し(ステップS23)、“No”す
なわち一致するものがないと判断した場合、ローカルコ
ンピュータ17は、その情報を制御部34に伝達する。
制御部34は表示部33に対してカードは使用不能であ
る旨のメッセイジを表示させる(ステップS24)。こ
れに続き、カード処理部31はカード挿入排出口31a
に対してカードを排出し(ステップS25)、動作を終
了する。
【0033】一方、前記ステップS23において、ロー
カルコンピュータ17に記録されているカード番号中に
一致するものがあると判断した場合には、操作部32に
よって入力された購入金額を制御部34が受取り、指令
信号をゲート部38に伝達する(ステップS26)。ゲ
ート部38は指令信号を受けてゲートを開き、ゲート部
におけるカウンタが所定の玉数に達するまでゲートを開
き続け、所定の玉数に達した時にゲートを閉じる。これ
により所定数の貸し玉が供給管38を介してパチンコ機
の上皿36に対して供給される(ステップS27)。
【0034】これに続き、制御部34は購入可能残高よ
り購入金額を減算し、表示部33に対して新たな購入可
能残高を表示させる(ステップS28)。そして制御部
34は当該カード番号における新たな購入可能残高をロ
ーカルコンピュータ17に対して送出し、ローカルコン
ピュータ17は購入可能残高を格納する第5の項目45
を新たな購入可能残高に更新する(ステップS29)。
そして前記したステップS25のルーチンに移行し、カ
ード処理部31はカード挿入排出口31aに対してカー
ドを排出し、動作を終了する。この様にローカルコンピ
ュータ17においては、カード番号に対応して購入可能
残高を管理しているため、プリペイドカードの不正使用
に対する信頼性を向上させることができる
【0035】次に図9および図10は、本発明に係るパ
チンコ遊戯機におけるプリペイドカードの利用管理方法
および装置おける他の形態例について示したものであ
る。この例においては、例えばパチンコ遊戯場の入り口
部分にカード受付機が配置され、すでに購入したプリペ
イドカードを日を改めて使用する場合、およびプリペイ
ドカードを購入した店以外の他店においてプリペイドカ
ードを使用する場合には、パチンコ遊戯場の店頭に配置
された前記カード受付機にプリペイドカードを挿入し、
プリペイドカードの検証を行なわなければ、玉貸し機の
利用ができないように構成されている。そしてプリペイ
ドカードが変造或いは改ざんなどが施されていないこと
がチェックされた場合に、そのプリペイドカードが当該
パチンコ店において使用できるようにしたものである。
【0036】図9はその構成をブロック図によって示し
たものであり、また図10は図9の構成においてローカ
ルコンピュータが使用する管理項目を示している。なお
図9において、前記した図3と同一機能部分は同一符号
で示しており、従ってその詳細な説明は省略し、また図
10において符号41乃至45で示した管理項目は前記
図4で示したものと同一であり、従ってその詳細な説明
は省略する。
【0037】パチンコ遊戯場の入り口部分に配置される
カード受付機61には、カード挿入返却口61aが設け
られている。そして前記カード受付機61は、交換器6
2に接続されており、この交換器62はローカルコンピ
ュータ17に接続されている。またローカルコンピュー
タ17は、図2に示した例と同様にモデム18および通
信線である公衆回線網19を介してセンターに設置され
たホストコンピュータ20に接続可能となるように構成
されている。図9の構成において、まず顧客が利用しよ
うとするプリペイドカードが当日、当該店において販売
されたものである場合には、前記カード受付機61によ
る検証を経ずに、直接玉貸し機30においてプリペイド
カードを使用することができる。この場合には、プリペ
イドカードを玉貸し機30におけるカードの挿入返却口
31aに挿入することで、玉貸し機30はカードのデー
タを読み取り、プリペイドカードが当該店で同日販売さ
れたものであることをローカルコンピュータ17に照会
する。
【0038】ローカルコンピュータ17への照会によ
り、当該プリペイドカードが当日、当該店において販売
されたものであるとの結果が得られれば、図3において
説明したとおり、玉貸し機30における操作部32にお
けるボタンを操作することにより、ローカルコンピュー
タ17が管理している当該プリペイドカードの購入可能
残高の範囲において貸し玉の供給を受けることができ
る。また、利用者がすでに購入したプリペイドカードを
日を改めて当該販売店で使用する場合、またはプリペイ
ドカードを購入した店以外の他店において使用する場合
には、プリペイドカード1を前記カード受付機61のカ
ード挿入返却口61aに挿入する。カード挿入返却口6
1aにプリペイドカード1を挿入すると、カード受付機
61は、当該カード1のカード発行店コード(図10の
符号41)を読み取って交換器62を介してローカルコ
ンピュータ17に照会し、当該カード1が自店により販
売されたものか、または他店により販売されたものかを
検証する。
【0039】ここで、前記プリペイドカードが自店によ
り販売されたものであると判定された場合には、当該店
により管理されているローカルコンピュータ17に対し
てプリペイドカードの使用(購入)可能残高(図10の
符号45)を照会し、使用可能残高が一致している場合
には、カード1は変造或いは改ざんなどが施されていな
いものと判断し、ローカルコンピュータ17におけるカ
ード番号(図10の符号43)に対応させてカードのチ
ェック日(図10の符号46)を記録すると共に、カー
ド受付機61に挿入されたプリペイドカード1に対して
チェック日(更新日付)を記録する。このチェック日は
ローカルコンピュータ17に内臓されているクロック信
号を用いた例えばマシンデイトをそのまま利用すること
ができる。
【0040】プリペイドカード1は以上のような検証工
程を経てカード挿入返却口61aに排出され顧客に対し
て返還される。この様にして検証を経たプリペイドカー
ド1を図3の構成における玉貸し機30のカードの挿入
返却口31aに挿入すると、カードの挿入返却口31a
に挿入されたプリペイドカード1のカード番号および前
記カード受付機61によって書き込まれた更新日付が読
み取られる。そして、更新日付が当日であることがロー
カルコンピュータ17によって確認されると、図3にお
いて説明したとおり、玉貸し機30における操作部32
におけるボタンを操作することにより、ローカルコンピ
ュータ17が管理している当該プリペイドカードの購入
可能残高の範囲において貸し玉の供給を受けることがで
きる。また、前記更新日付のチェックは、別の手段とし
て玉貸し機30のプリペイドカードの挿入返却口31a
に挿入されたプリペイドカード1のカード番号を読み取
り、このカード番号が当日においてカード受付機61に
よってチェックがされているか否かをローカルコンピュ
ータが格納している図10に示す管理項目におけるチェ
ック日46を参照し、チェック日46に書き込まれてい
る月日が当日であるか否かで判断することもできる。
【0041】この場合、ローカルコンピュータの管理項
目におけるチェック日46に、当日のチェック日が書き
込まれていなければ、玉貸し機30の作動を停止し、例
えば表示部33に対して「カード受付機を通した後にカ
ードを使用するように」促すメッセイジを表示させる。
一方、カード受付機61によってカードを検証した際、
前記プリペイドカードが自店により販売されたものであ
ると判定された場合であって、当該店により管理されて
いるローカルコンピュータにおけるプリペイドカードの
使用可能残高(図10の符号45)との照会結果が不一
致である場合には、一応カード1は変造或いは改ざんな
どが施されているものと判断し、当該カードをカード受
付機61内に格納するか、または警告音等を発生させる
ようにして当該プリペイドカードの使用を拒否するよう
に作用する。
【0042】また、カード受付機61において検証され
たプリペイドカード1が他店のものであると判定された
場合には、図9においてローカルコンピュータ17は、
モデム18および通信線である公衆回線網19を介して
センターのホストコンピュータ20に対して照会を行
う。この場合のホストコンピュータ20において管理さ
れる項目は前記図10と同様に成されている。すなわ
ち、カード番号(図10の符号43)をキーとしてホス
トコンピュータ20に対して当該カード番号に対応する
プリペイドカードの使用可能残高(図10の符号45)
が照会され、使用可能残高が一致している場合には、カ
ード1は変造或いは改ざんなどが施されていないものと
判断される。そして、ホストコンピュータ20における
カード番号(図10の符号43)に対応させてカードの
チェック日(図10の符号46)を記録すると共にカー
ド受付機61に挿入されたプリペイドカード1に対して
チェック日(更新日付)を記録する。
【0043】この様にして検証されたプリペイドカード
は、当該店における玉貸し機において使用することが可
能となり、玉貸し機30における操作部32におけるボ
タンを操作することにより、今度はローカルコンピュー
タ17を介してホストコンピュータ20が管理している
当該プリペイドカードの購入可能残高の範囲において貸
し玉の供給を受けることができる。また、カード受付機
61によってカードを検証した際、前記プリペイドカー
ドが他店により販売されたものであると判定された場合
であって、前記ホストコンピュータ20におけるプリペ
イドカードの使用可能残高(図10の符号45)との照
会結果が不一致である場合には、カード1は変造或いは
改ざんなどが施されているものと判断し、当該カードを
カード受付機61内に格納するか、または警告音等を発
生させるようにして当該プリペイドカードの使用を拒否
するように作用する。このように構築することで、他店
において販売されたプリペイドカード1においては、ホ
ストコンピュータ20に照会し、自店により販売された
カードをローカルコンピュータにより検証する前記と同
様なチェック機能を持たせることができる。
【0044】なお以上説明した構成においては、カード
受付機61によって検証されたプリペイドカードが他店
で販売されたものと認識された場合には、センターのホ
ストコンピュータに対してデータを問い合わせるように
しているが、例えばセンターに設置されたホストコンピ
ュータに、さらにカード発行会社が管理し、発行された
各プリペイドカードの使用可能残金を含むデータが格納
されたコンピュータを接続するようにし、前記センター
に設置されたホストコンピュータを中継用のスレーブ端
末として使用し、カード発行会社が管理するコンピュー
タに対して各プリペイドカードの使用可能残金を照会す
るように構成することもできる。
【0045】以上の図3乃至図10は、各パチンコ台の
それぞれに配置された玉貸し機に対するプリペイドカー
ドの利用管理装置について説明したが、回胴式遊戯機の
それぞれに対してメダル貸し機を配置し、プリペイドカ
ードによって回胴式遊戯機に対して投入するためのメダ
ルを購入できるようにした場合のプリペイドカードの利
用管理装置についても、図3乃至図10と同様の構成を
採用することができる。すなわちこの場合には、図3に
おいて符号35乃至38で示した玉貸し機に代えてメダ
ル貸し機が配置される。そして、操作部32によって入
力された購入金額を制御部34が受取り、指令信号をゲ
ート部38に伝達するようにされる。またゲート部38
は制御部34からの指令信号を受けてゲートを開き、購
入金額に対応した枚数のメダルを排出(貸与)するよう
に構成される。また図9に示す構成においても、同様に
符号35乃至38で示した玉貸し機に代えてメダル貸し
機が配置される。
【0046】なお、以上の説明はパチンコ遊戯機または
回胴式遊戯機に対するプリペイドカードの利用管理方法
および装置について説明したが、例えばゲームセンター
などの遊戯施設において配置されている各種のゲーム機
に対してもこれを応用することが可能である。この場合
には、プリペイドカードによって玉貸し機またはメダル
貸し機以外の予め定められたゲーム機の利用ための媒体
をプリペイドカードによって購入することになる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
よるパチンコ遊戯機または回胴式遊戯機などにおけるプ
リペイドカードの利用管理方法および装置によれば、ロ
ーカルコンピュータによって、プリペイドカードの使用
可能残高の管理が実行され、ローカルコンピュータへの
照合によりプリペイドカードによる玉貸し機またはメダ
ル貸し機などにおけるカードの不正利用に対処すること
ができる。したがって、玉貸し機またはメダル貸し機な
どに対する応答のレスポンスも良好に成し得られ、従来
のようにホストコンピュータへの照合による回線錯綜も
防ぐことができる。また、本発明によるパチンコ遊戯機
または回胴式遊戯機などにおけるプリペイドカードの利
用管理方法および装置によれば、パチンコ遊戯場の例え
ば入り口部分にカード受付機を配置し、日が改まる毎に
カード受付機によりプリペイドカードの検証を受けなけ
れば玉貸し機またはメダル貸し機などの利用ができない
ように構成したので、プリペイドカードの変造或いは改
ざんなどに対するのチェック機能を大幅に向上させるこ
とが可能であり、プリペイドカードの不正使用に対する
信頼性を向上させることができる。さらにカード受付機
は顧客が保持するプリペイドカードが自店およびそのチ
エーン店により販売されたものか、または他店により販
売されたものかを判定し、その判定結果によりそれぞれ
ローカルコンピュータまたはセンターのホストコンピュ
ータに対してデータを照会するようにしたので、前記と
同様にホストコンピュータへの照合による回線錯綜も防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用されるプリペイドカードの一例を
示した外観図。
【図2】プリペイドカードの自動販売機の構成を示した
ブロック図。
【図3】プリペイドカードによる自動販売機(玉貸し
機)の構成を示したブロック図。
【図4】ローカルコンピュータにおける管理項目を示し
た構成図。
【図5】ホストコンピュータにおける管理項目を示した
構成図。
【図6】プリペイドカードを販売する場合に成される作
用について示したフローチャート。
【図7】図6に続くプリペイドカードを販売する場合に
成される作用について示したフローチャート。
【図8】プリペイドカードを使用して玉貸し機より貸し
玉の供給を受ける場合に成される作用について示したフ
ローチャート。
【図9】カード受付機を採用した場合の実施の形態を示
したブロック図。
【図10】図9に示す形態におけるローカルコンピュー
タおよびホストコンピュータにおける管理項目を示した
構成図。
【符号の説明】
1 プリペイドカード 10 カード自動販売機 11 金銭処理部 12 操作部 13 表示部 14 制御部 15 カード処理部 16 構内回線 17 ローカルコンピュータ 18 モデム 19 信号線(公衆回線網) 20 ホストコンピュータ 30 自動貸与機(玉貸し機、メダル貸し機) 31 カードデータ処理部 32 操作部 33 表示部 34 制御部 35 搬送管 36 上皿 37 供給管 38 ゲート部 61 カード受付機 62 交換器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリペイドカードを販売するときに、プ
    リペイドカードの販売店に設置されたローカルコンピュ
    ータにより個々のプリペイドカードに対して与えられる
    ユニークなカード番号または、符号、記号および販売金
    額などを記録すると共に、プリペイドカードの販売店ま
    たはそのチエーン店において前記プリペイドカードを使
    用したとき、前記ローカルコンピュータに対してカード
    番号を照会することでプリペイドカードの利用を可能と
    し、 前記ローカルコンピュータによって、プリペイドカード
    使用可能残高の管理を実行するようにしたことを特徴と
    するパチンコ遊戯機または回胴式遊戯機などにおけるプ
    リペイドカードの利用管理方法。
  2. 【請求項2】 プリペイドカードを販売するときに、少
    なくとも個々のプリペイドカードに対して与えられるユ
    ニークなカード番号または、符号、記号などと共に、当
    該カードの販売金額を当該プリペイドカードを販売した
    販売店におけるローカルコンピュータに対して記録する
    第1記録手段と、 プリペイドカードを販売した販売店またはそのチエーン
    店内でプリペイドカードが使用された場合に、前記ロー
    カルコンピュータに対してカード番号およびカードの使
    用可能残高を照会して使用可能残高の範囲においてプリ
    ペイドカードの使用を許可すると共に、カード番号など
    に対応させて更新されたカード使用可能残高をローカル
    コンピュータに対して書き込む第2記録手段とを備える
    ことを特徴とするパチンコ遊戯機または回胴式遊戯機な
    どにおけるプリペイドカードの利用管理装置。
  3. 【請求項3】 プリペイドカードを使用するにあたり、
    顧客が保持するプリペイドカードが自店またはそのチエ
    ーン店により販売されたものか、または他店により販売
    されたものかをカード受付機によって検証すると共に、
    前記プリペイドカードが自店またはそのチエーン店によ
    り販売されたものであると判定された場合には、当該店
    で管理されているローカルコンピュータに対してプリペ
    イドカードの使用可能残高を照会し、前記ローカルコン
    ピュータに対する照会により使用可能残高が不一致の場
    合において、前記プリペイドカードの使用を拒否するよ
    うにしたことを特徴とするパチンコ遊戯機または回胴式
    遊戯機などにおけるプリペイドカードの利用管理方法。
  4. 【請求項4】 プリペイドカードを使用するにあたり、
    顧客が保持するプリペイドカードが自店またはそのチエ
    ーン店により販売されたものか、または他店により販売
    されたものかを検証するカード受付機と、 前記カード受付機によって前記プリペイドカードが自店
    またはそのチエーン店により販売されたものであると判
    定された場合において、前記プリペイドカードの使用可
    能残高を照会するための当該店に設置されたローカルコ
    ンピュータが具備され、 前記ローカルコンピュータによって照会された使用可能
    残高が不一致の場合において、前記プリペイドカードに
    よる玉貸し機の使用を拒否するようにしたことを特徴と
    するパチンコ遊戯機におけるプリペイドカードの利用管
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記玉貸し機にはカード挿入返却口が備
    えられ、カード挿入返却口に挿入されたプリペイドカー
    ドのデータを読み出して前記ローカルコンピュータに照
    会し、プリペイドカードが自店またはそのチエーン店に
    より販売されたものであると判定され、且つプリペイド
    カードの販売日が当日であると判定された場合には、前
    記カード受付機によるプリペイドカードの検証を経るこ
    となく、ローカルコンピュータに記録されている当該プ
    リペイドカードの残金の範囲で玉貸し機の動作を許容す
    るようにしたことを特徴とする請求項4に記載のパチン
    コ遊戯機におけるプリペイドカードの利用管理装置。
  6. 【請求項6】 前記カード受付機によって検証されたプ
    リペイドカードが自店またはそのチエーン店により販売
    されたものであると判定され、且つローカルコンピュー
    タによって照会された使用可能残高が一致している場合
    には、当該プリペイドカードに対して当日において自店
    またはそのチエーン店における玉貸し機の使用を許可す
    るデータが書き込まれ、ローカルコンピュータに記録さ
    れている当該プリペイドカードの残金の範囲で玉貸し機
    の動作を許容するようにしたことを特徴とする請求項4
    に記載のパチンコ遊戯機におけるプリペイドカードの利
    用管理装置。
  7. 【請求項7】 プリペイドカードを使用するにあたり、
    顧客が保持するプリペイドカードが自店またはそのチエ
    ーン店により販売されたものか、または他店により販売
    されたものかを検証するカード受付機と、 前記カード受付機によって前記プリペイドカードが自店
    またはそのチエーン店により販売されたものであると判
    定された場合において、前記プリペイドカードの使用可
    能残高を照会するための当該店に設置されたローカルコ
    ンピュータが具備され、 前記ローカルコンピュータによって照会された使用可能
    残高が不一致の場合において、前記プリペイドカードに
    よるメダル貸し機の使用を拒否するようにしたことを特
    徴とする回胴式遊戯機におけるプリペイドカードの利用
    管理装置。
  8. 【請求項8】 前記メダル貸し機にはカード挿入返却口
    が備えられ、カード挿入返却口に挿入されたプリペイド
    カードのデータを読み出して前記ローカルコンピュータ
    に照会し、プリペイドカードが自店またはそのチエーン
    店により販売されたものであると判定され、且つプリペ
    イドカードの販売日が当日であると判定された場合に
    は、前記カード受付機によるプリペイドカードの検証を
    経ることなく、ローカルコンピュータに記録されている
    当該プリペイドカードの残金の範囲でメダル貸し機の動
    作を許容するようにしたことを特徴とする請求項7に記
    載の回胴式遊戯機におけるプリペイドカードの利用管理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記カード受付機によって検証されたプ
    リペイドカードが自店またはそのチエーン店により販売
    されたものであると判定され、且つローカルコンピュー
    タによって照会された使用可能残高が一致している場合
    には、当該プリペイドカードに対して当日において自店
    またはチエーン店におけるメダル貸し機の使用を許可す
    るデータが書き込まれ、ローカルコンピュータに記録さ
    れている当該プリペイドカードの残金の範囲でメダル貸
    し機の動作を許容するようにしたことを特徴とする請求
    項7に記載の回胴式遊戯機におけるプリペイドカードの
    利用管理装置。
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