JPH1130898A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1130898A
JPH1130898A JP10073534A JP7353498A JPH1130898A JP H1130898 A JPH1130898 A JP H1130898A JP 10073534 A JP10073534 A JP 10073534A JP 7353498 A JP7353498 A JP 7353498A JP H1130898 A JPH1130898 A JP H1130898A
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JP
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image carrier
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toner
contact charging
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JP10073534A
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Inventor
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触帯電方式・クリーナーレスシステムの画
像形成装置について、接触帯電手段の耐久に伴う抵抗ア
ップを防止して、ポジゴースト等の画像欠陥のない良好
な画像の出力を長期にわたり持続させることを可能にす
る。 【解決手段】 接触帯電方式・クリーナーレスシステム
の画像形成装置において、像担持体1を帯電処理する手
段3は、像担持体1に接触させて該像担持体1の移動方
向に順次配置された複数の接触帯電手段31・32によ
り構成され、該複数の接触帯電手段のうちの像担持体の
移動方向上流側の第1の接触帯電手段31に印加される
バイアスは像担持体に静電潜像を形成するための正規帯
電極性の逆極性であり、像担持体の移動方向下流側の最
終の接触帯電手段32は像担持体を静電潜像を形成する
ための正規帯電極性に帯電する手段であり、第1の接触
帯電手段31には導電粒子mを供給する手段33・36
が具備されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写方式の電子写
真装置や静電記録装置などのように、電子写真感光体・
静電記録誘電体などの第1の像担持体(被帯電体)を所
定の極性・電位に一様に帯電する帯電手段、帯電後の該
像担持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段、
該静電潜像をトナー像として現像する現像手段、そのト
ナー像を用紙等の第2の像担持体に転写する転写手段を
含む作像プロセス手段を有し、第1の像担持体は繰り返
して作像に供する画像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、前記現像手段に、第1の像
担持体のトナー像を転写手段によって第2の像担持体に
転写した後に第1の像担持体に残留したトナー粒子(転
写残りトナー)を回収するクリーニング手段も兼ねさせ
て(現像同時クリーニング方式)、転写手段と帯電手段
との間において第1の像担持体面上の転写残りトナーを
除去する専用のクリーニング手段の配設を省略した所謂
クリーナーレスシステムの画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図9は画像形成装置の従来例としての転
写式電子写真装置(複写機・プリンター・ファクシミリ
等)の一例の概略構成図である。
【0004】101は第1の像担持体としての回転ドラ
ム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)で
あり、矢印の時計方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)をもって回転駆動される。
【0005】感光体ドラム101はその回転過程におい
て帯電手段102による所定の極性・電位の一様な帯電
処理を受ける。帯電手段102は本例では接触帯電部材
である帯電ローラである。S1は該帯電ローラ102に
対する帯電バイアス印加電源である。次いで不図示の像
露光手段(原稿画像の投影露光手段、レーザー走査露光
手段等)による像露光Lを受ける。これにより、感光体
ドラム101の一様帯電面が露光像パターンに対応して
選択的に除電(あるいは電位減衰)されて、感光体ドラ
ム101面に静電潜像が形成される。
【0006】そしてその静電潜像が現像手段103によ
りトナー像として現像される。103aは現像部材(現
像ローラあるいは現像スリーブ等の現像剤担持搬送部
材)、S2は該現像部材103aに対する現像バイアス
印加電源である。
【0007】一方、不図示の給紙機構部から第2の像担
持体としての転写材(転写紙)Pが感光体ドラム101
と転写手段104との間の転写部に所定の制御タイミン
グで給紙されて、感光体ドラム101面側のトナー像が
この給紙転写材Pの面に順次に転写されていく。転写手
段104は本例では転写ローラである。S3はこの転写
ローラ104に対する転写バイアス印加電源である。
【0008】次いで転写材Pは回転感光体ドラム101
面から分離され、不図示の定着手段に導入されてトナー
像の定着処理を受けて画像形成物(コピー、プリント)
として出力される。
【0009】転写材Pに対するトナー像転写後の感光体
ドラム101面はクリーニング手段(クリーナー)10
5によって転写残りトナーの除去を受けて清掃され、繰
り返して作像に供される。
【0010】1)接触帯電装置 上記のような画像形成装置において、第1の像担持体と
しての感光体ドラム101、帯電・露光・現像・転写・
クリーニング・定着等の画像形成プロセスの各手段・機
器102〜105としては種々の方式・構成のものがあ
る。
【0011】例えば、第1の像担持体としての感光体ド
ラム101面を所定の極性・電位に一様に帯電処理する
帯電手段102としては、従来一般にコロナ帯電器が使
用されてきた。これは、コロナ帯電器を感光体ドラムに
非接触に対向配設し、高圧を印加したコロナ帯電器から
発生するコロナシャワーに感光体ドラム表面をさらすこ
とで回転感光体ドラム表面を所定の極性・電位に帯電さ
せるものである。
【0012】近年は、コロナ帯電器よりも低オゾン・低
電力等の利点を有することから接触帯電装置が実用化さ
れてきている。
【0013】接触帯電装置は、抵抗値調整した導電性部
材を接触帯電部材(接触帯電手段)として被帯電体に接
触させて配設し、該接触帯電部材に所定の電圧(帯電バ
イアス)を印加することで、被帯電体表面を所定の極性
・電位に帯電させるものである。
【0014】接触帯電部材としては、導電性ゴムをロー
ル状にしたローラタイプ(帯電ローラ、導電ゴムロー
ラ)、導電性ゴムをブレード状にしたブレードタイプ
(帯電ブレード)、磁性粒子を用いた磁気ブラシタイプ
(磁気ブラシ帯電器)、導電性の繊維をブラシ状に形成
したファーブラシタイプ(ファーブラシ帯電器)等の各
種形態のものが好ましく用いられている。
【0015】磁気ブラシ帯電器は、導電性の磁性粒子を
直接にマグネットに、あるいは、マグネットを内包する
スリーブ上に磁気ブラシとして磁気的に拘束保持させた
ものであり、その磁性粒子の磁気ブラシ部を停止あるい
は回転させながら被帯電体面に接触させ、これに電圧を
印加することによって、被帯電体面を接触帯電させるも
のであり、帯電接触の安定性という点から好ましく用い
られている。
【0016】接触帯電部材に印加する帯電バイアスを、
直流電圧のみとするDCバイアス印加方式と、直流バイ
アス成分と交番バイアス成分を有する振動電圧とするA
Cバイアス印加方式がある。
【0017】2)注入帯電 接触帯電には、特公平3−52058号公報等に開示の
ように放電現象による帯電が支配的である系と、特開平
6−3921号公報等に開示のように被帯電体面に対す
る電荷の直接注入(充電)による帯電が支配的である系
(電荷注入帯電方式)がある。
【0018】電荷注入帯電方式は、前記のような接触帯
電部材を用い、被帯電体として電荷注入帯電性のもの、
像担持体の場合は通常の有機感光体上に導電性微粒子を
分散させた表層を有するものや、アモルファスシリコン
感光体などを用いることで、接触帯電部材に印加したバ
イアスのうちの直流成分とほぼ同等の帯電電位を被帯電
体表面に得ることが可能である。
【0019】この電荷注入帯電方式は、被体電体への帯
電がコロナ帯電器を用いて行われるような放電現象を利
用しないので、帯電に必要とされる印加帯電バイアスは
所望する被帯電体表面電位分のみであり、オゾンの発生
もない完全なオゾンレス、かつ低電力消費型帯電が可能
となり、注目されてきている。
【0020】3)クリーナーレスシステム 画像形成装置として、エコロジー、装置の小型化・低コ
スト化等の観点から、クリーナーレスシステム(クリー
ナーレスプロセス)の装置も提案されている。
【0021】このクリーナーレスシステムの画像形成装
置は、転写手段104と帯電手段102の間に配設す
る、転写後の像担持体101表面から転写残りトナーを
除去する専用のクリーニング装置105を省略して、転
写後の像担持体101表面に残存する転写残りトナーは
現像手段103にて次の工程以降の現像時、即ち引き続
き感光体を帯電し、露光して潜像を形成し、該潜像の現
像時に該現像手段の現像部材103aに印加する直流電
圧(現像バイアス)と像担持体101の表面電位間の電
位差であるかぶり取り電位差Vbackによって除去・回収
させるもので(いわゆる現像同時クリーニング)、次の
ような利点がある。
【0022】.専用のクリーニング装置105の配設
を省略することで、スペース面での利点が大きく画像形
成装置の小型化・低コスト化等を図ることができる。
【0023】.現像手段103に回収された転写残り
トナーは再び現像に寄与して使用されることで廃トナー
がでない(エコロジー)。
【0024】.クリーニング装置105がないので、
ある場合におけるようなクリーニングブレード等のクリ
ーニングエレメント105aと像担持体101の摺擦に
よる像担持体表面のダメージ、電荷注入帯電性の像担持
体にあっては電荷注入層のダメージがない。
【0025】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、第
1の像担持体の帯電処理に接触帯電方式を用いた画像形
成装置において、クリーニング手段を具備させず、転写
残りトナーを現像手段により現像同時回収を行なわせて
(クリーナーレスシステム)、画像形成を繰り返すと、
転写残りトナーが現像手段によって回収できないため
に、先の画像が薄く残る所謂「ポジゴースト」が発生し
てしまった。
【0026】このポジゴーストは第1の像担持体上の転
写残りトナーの接触帯電部材位置通過時に転写残りトナ
ーの下の像担持体部分を帯電できないことにより、この
像担持体部分では現像手段において転写残りトナーを回
収するための電位差(Vback)が確保できないために発
生する現象で、接触帯電部材が汚染するとより顕著にな
る。
【0027】そこで、第1の像担持体の接触帯電部材に
よる帯電時に転写残りトナーの下の像担持体部分も帯電
するため、帯電時に転写残りトナーを像担持体より剥ぎ
取り、帯電後に像担持体に戻し現像手段で回収すること
が重要となる。
【0028】また、接触帯電部材の汚れに対しては、通
常トナー粒子の電気抵抗は比較的高いものが用いられて
いるので、接触帯電部材にトナー粒子が混入し、像担持
体への吐き出しが充分に行なえない場合、接触帯電部材
の全体あるいは一部の抵抗が上昇してしまい、像担持体
を所望の電位にまで帯電できなくなったり、帯電ムラが
生じたりしてしまい画像不良が発生してしまう。
【0029】そこで本発明は接触帯電方式・クリーナー
レスシステムの画像形成装置について、ポジゴースト等
の画像欠陥のない良好な画像の出力を長期にわたり持続
させることを可能にしたものを提供することを目的とす
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。
【0031】(1)第1の像担持体を帯電する帯電手段
と、該第1の像担持体の帯電面に静電潜像を形成する潜
像形成手段と、該静電潜像をトナー像として現像する現
像手段と、該トナー像を第2の像担持体に転写する転写
手段を備え、前記現像手段が第2の像担持体に対するト
ナー像転写後の第1の像担持体上の転写残りトナー粒子
を回収するクリーニング手段を兼ね、第1の像担持体は
繰り返して作像に供される画像形成装置において、前記
帯電手段は第1の像担持体に接触させて該第1の像担持
体の移動方向に順次配置された複数の接触帯電手段によ
り構成され、該複数の接触帯電手段のうちの第1の像担
持体の移動方向上流側の第1の接触帯電手段に印加され
るバイアスは第1の像担持体に静電潜像を形成するため
の正規帯電極性の逆極性であり、第1の像担持体の移動
方向下流側の最終の接触帯電手段は第1の像担持体を静
電潜像を形成するための正規帯電極性に帯電する手段で
あり、前記第1の接触帯電手段には、導電粒子を供給す
る手段が具備されていることを特徴とする画像形成装
置。
【0032】(2)前記第1の接触帯電手段に供給され
る導電粒子は平均粒径10nm以上50μm以下である
ことを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
【0033】(3)前記第1の接触帯電手段に供給され
る導電粒子は体積抵抗1×1012Ω・cm以下であるこ
とを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装
置。
【0034】(4)前記第1の接触帯電手段に供給され
る導電粒子は体積抵抗1010Ω・cm以下であることを
特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
【0035】(5)前記第1の像担持体が表面に109
〜1014Ω・cmの材質からなる層を有することを特徴
とする(1)ないし(4)の何れか1つに記載の画像形
成装置。
【0036】(6)前記第1の像担持体が感光層及び表
面層を有し、該表面層が樹脂及び導電性微粒子を有する
ことを特徴とする(1)ないし(5)の何れか1つに記
載の画像形成装置。
【0037】(7)前記導電性微粒子がSnO2 である
ことを特徴とする(6)に記載の画像形成装置。
【0038】(8)前記第1の像担持体が非晶質のシリ
コンを有する表面層からなることを特徴とする(1)な
いし(7)の何れか1つに記載の画像形成装置。
【0039】(9)前記第1の接触帯電手段が導電性繊
維のブラシ部材、あるいは導電性スポンジ部材であるこ
とを特徴とする(1)ないし(8)の何れか1つに記載
の画像形成装置。
【0040】(10)前記最終の接触帯電手段が磁性粒
子の磁気ブラシ部材、あるいは導電性スポンジ部材であ
ることを特徴とする(1)ないし(9)の何れか1つに
記載の画像形成装置。
【0041】(11)前記第1の像担持体の帯電面に静
電潜像を形成する潜像形成手段が像露光手段であること
を特徴とする(1)ないし(10)の何れか1つに記載
の画像形成装置。
【0042】(12)前記現像手段は、現像剤が第1の
像担持体に対して接触した状態で静電潜像のトナー現像
が行なわれる接触現像方式であることを特徴とする
(1)ないし(11)の何れか1つに記載の画像形成装
置。
【0043】(13)前記現像手段は、第1の像担持体
に静電潜像を形成するための正規帯電極性と同極性の電
荷を有するトナーで静電潜像を現像する反転現像方式で
あることを特徴とする(1)ないし(12)の何れか1
つに記載の画像形成装置。
【0044】(14)前記現像手段の現像剤担持搬送部
材に第1の像担持体の露光部の電位と非露光部の電位と
の間の電位のバイアスを印加することを特徴とする(1
3)に記載の画像形成装置。
【0045】〈作 用〉 a)即ち本発明は、接触帯電方式・現像同時クリーニン
グ方式のクリーナーレスシステムの画像形成装置につい
て、接触帯電手段により第1の像担持体を正規帯電極性
に帯電する時に、第1の像担持体上の転写残りトナーを
接触帯電手段により像担持体より効率よく剥ぎ取らせ
(接触帯電手段への転写残りトナーの一時的回収)、帯
電後に接触帯電手段側の一時的回収転写残りトナーを像
担持体側に効率よく吐き出させて戻し(再放出)、その
戻しトナーを現像手段で現像同時回収(クリーニング)
させることにより、第1の像担持体の転写残りトナーの
下の部分も充分に帯電させて現像手段においてその像担
持体部分の転写残りトナーを回収するための電位差(V
back)を確保しポジゴーストの発生を防止させるもので
ある。
【0046】また、接触帯電手段に混入したトナー粒子
の吐き出し性の問題ではなく、トナーや感光体等の樹脂
成分や外添剤等が接触帯電手段に融着する等による接触
帯電手段の耐久進行に伴う汚染で接触帯電手段の抵抗が
アップしていき帯電能が低下していくことに起因しての
ポジゴーストの発生も防止させるものである。
【0047】b)その具体的手段構成として、上記のよ
うに、第1の像担持体を帯電する帯電手段を、第1の像
担持体に接触させて該第1の像担持体の移動方向に順次
配置した複数の接触帯電手段により構成する。その複数
の接触帯電手段のうちの第1の像担持体の移動方向上流
側の第1の接触帯電手段(補助部材)に対する印加バイ
アスは第1の像担持体に静電潜像を形成するための正規
帯電極性の逆極性にする。第1の像担持体の移動方向下
流側の最終の接触帯電手段を第1の像担持体を静電潜像
を形成するための正規帯電極性に帯電する帯電手段にし
た。
【0048】これにより、第1の像担持体上の転写残り
トナーは第1の接触帯電手段により第1の像担持体に静
電潜像を形成するための正規帯電極性の逆極性に帯電さ
れる。
【0049】その逆極性に帯電された第1の像担持体上
の転写残りトナーが、第1の接触帯電手段よりも第1の
像担持体の移動方向下流側の、第1の像担持体を静電潜
像を形成するための正規帯電極性に帯電するための最終
の接触帯電手段により第1の像担持体上より効率的に剥
ぎ取られて該最終の接触帯電手段に一時的に充分回収さ
れる(印加バイアスよりも帯電電位の方が一般的に低い
ため、逆極性のトナーの方が回収されやすい)。
【0050】そのため、この最終の接触帯電手段による
第1の像担持体の帯電時に転写残りトナーの下の像担持
体部分も十分帯電される。
【0051】そして第1の像担持体上から剥ぎ取られて
最終の接触帯電手段に一時的に回収された転写残りトナ
ーはこの最終の接触帯電手段との摩擦帯電及び印加バイ
アスの影響により第1の像担持体に静電潜像を形成する
ための正規帯電極性と同極性に帯電され、帯電後に印加
バイアスとの電気的反発力により第1の像担持体側に効
率よく吐き出される(上記カッコ内の逆の原理によ
る)。
【0052】このようにして最終の接触帯電手段から第
1の像担持体側に吐き出されたトナーは、正規帯電極性
に帯電されているため、また前記のように第1の像担持
体の転写残りトナーの下の部分も十分に正規帯電極性に
帯電されていることで、現像手段において該第1の像担
持体上の転写残りトナーを回収するための電位差(Vba
ck)を確保できて、支障なく現像同時回収が可能とな
り、ポジゴーストの発生が防止される。
【0053】c)また、第1の接触帯電手段には、導電
粒子を供給する手段を具備させた。
【0054】これにより、導電粒子供給手段から第1の
接触帯電手段に供給された導電粒子は該第1の接触帯電
手段により第1の像担持体に静電潜像を形成するための
正規帯電極性の逆極性に帯電されて、第1の像担持体上
に付着し、同じく前記のように該第1の接触帯電手段に
より第1の像担持体に静電潜像を形成するための正規帯
電極性の逆極性に帯電された転写残りトナーとともに、
最終の接触帯電手段において回収される。
【0055】このように転写残りトナーとともに回収さ
れた導電粒子によって最終の接触帯電手段の抵抗アップ
を長期にわたって防止することが可能となる。即ちトナ
ーや感光体等の樹脂成分や外添剤等が該最終の接触帯電
手段に融着する等による該接触帯電手段の耐久進行に伴
う汚染で該接触帯電手段の抵抗がアップしていき帯電能
が低下していくことが、回収された導電粒子の存在によ
って長期にわたり防止される。
【0056】また導電粒子を第1の接触帯電部材から供
給することにより、該第1の接触帯電部材の耐久進行に
伴う汚染による抵抗アップを防止する効果と、導電粒子
を第1の像担持体に静電潜像を形成するための正規帯電
極性の逆極性に帯電させて最終の接触帯電手段での回収
性を向上させる効果が得られる。
【0057】このように第1の接触帯電手段より導電粒
子を供給することにより、第1の接触帯電手段および最
終の接触帯電手段の抵抗アップが防止でき、長期にわた
り良好な画像を得ることが可能となる。
【0058】上記において、第1の像担持体は最終の接
触帯電手段により静電潜像を形成するための正規の帯電
極性に帯電処理される。この最終の接触帯電手段に対し
て第1の接触帯電手段はクリーナーレスシステム等を効
果的に行なわしめる補助部材として機能している。
【0059】
【発明の実施の形態】
〈実施例1〉(図1〜図6) 図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成図、図2
はその要部の拡大模型図である。
【0060】本例の画像形成装置は、転写式電子写真プ
ロセス利用、接触帯電方式、反転現像方式、クリーナー
レスシステムのレーザービームプリンターである。
【0061】図1において、Aはプリンター本体、Bは
その上に搭載設置したイメージリーダー(画像読取装
置)である。
【0062】(1)イメージリーダーB イメージリーダーBにおいて、10は固定の原稿台(ガ
ラス等の透明板)であり、この原稿台の上面に原稿Gを
複写すべき面を下側にして載置しその上に不図示の原稿
圧着板を被せてセットする。
【0063】9は原稿照射用ランプ9a・短焦点レンズ
アレイ9b・CCDセンサー9c等を配設した画像読取
ユニットである。このユニット9は、コピー開始信号が
入力されると、原稿台10の下側において該原稿台の左
辺側のホームポジションから右辺側に原稿台下面に沿っ
て往動駆動され、所定の往動終点に達すると復動駆動さ
れて始めのホームポジションに戻される。
【0064】該ユニット9の往動駆動過程において、原
稿台10上の載置セット原稿Gの下向き画像面がユニッ
ト9の原稿照射用ランプ9aにより左辺側から右辺側に
かけて順次に照明走査され、その照明走査光の原稿面反
射光が短焦点レンズアレイ9bによってCCDセンサー
9cに結像入射する。
【0065】CCDセンサー9cは受光部、転送部、出
力部より構成されている。CCD受光部において光信号
が電荷信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期
して順次出力部へ転送され、出力部において電荷信号を
電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力
する。このようにして得られたアナログ信号は周知の画
像処理がなされてデジタル信号に変換されプリンター本
体Aに送られる。
【0066】即ち、イメージリーダーBにより原稿Gの
画像情報が時系列電気デジタル画素信号(画像信号)と
して光電読取りされる。
【0067】(2)プリンター本体A a)1は第1の像担持体としての回転ドラム型の電子写
真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。この感
光体ドラム1は中心支軸を中心に所定の周速度(プロセ
ススピード)をもって矢示の時計方向aに回転駆動され
る。本例の感光体ドラム1は直径略30mmの電荷注入
帯電性・負帯電性の有機感光体であり、周速度100m
m/secで回転駆動される。この感光体ドラム1の層
構成については後記(3)項で詳述する。
【0068】b)該感光体ドラム1はその回転過程にお
いて帯電器ユニット3によりその外周面が略−650V
に一様に一次帯電処理される。帯電器ユニット3には第
1と第2の2つの接触帯電手段31・32、第1の接触
帯電手段31に対する導電粒子供給手段33等を具備さ
せてある。この帯電器ユニット3の構成については後記
(4)項で詳述する。
【0069】c)そして該回転感光体ドラム1の一様帯
電面に対して、レーザー露光手段(レーザースキャナ
ー)2により、イメージリーダーB側からプリンター本
体A側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ
ー光Lによる走査露光がなされることで、回転感光体ド
ラム1面にはイメージリーダーBにより光電読み取りさ
れた原稿Gの画像情報に対応した静電潜像が順次に形成
されていく。
【0070】レーザー露光手段2は、固体レーザー素子
2a、回転多面鏡(ポリゴンミラー)2b、f−θレン
ズ群2c、偏向ミラー2d等からなる。入力された画像
信号に基づき発光信号発生器(不図示)により固体レー
ザー素子2aが所定タイミングでON/OFF発光制御
される。固体レーザー素子2aから放射されたレーザー
光はコリメーターレンズ系により略平行な光束に変換さ
れ、高速回転する回転多面鏡2bにより走査されると共
にf−θレンズ群2c・偏向ミラー2dを介して感光体
ドラム1にスポット状に結像される。
【0071】この様なレーザー光走査により感光体ドラ
ム1には画像一走査分の露光分布が形成され、更に感光
体ドラム1が回転することによる副走査で、回転感光体
ドラム面上に画像信号に応じた露光分布が得られる。即
ち、回転感光体ドラム1の一様帯電面に画像信号に対応
してON・OFF発光制御される固体レーザー素子2a
の光を高速で回転する回転多面鏡2bによって走査する
ことにより回転感光体ドラム1面には走査露光パターン
に対応した静電潜像が順次に形成されていく。即ち、回
転感光体ドラム1面には、レーザー光が照射された露光
部の電位が落ち(明部電位)、照射されなかった非露光
部の電位(暗部電位)とのコントラストにより、露光パ
ターンに対応した静電潜像が形成されていく。
【0072】d)その回転感光体ドラム1面の形成静電
潜像が現像装置4により順次にトナー画像として本例の
場合は反転現像されていく。現像装置4の構成について
は後記(5)項で詳述する。
【0073】e)一方、給紙カセット5内に積載収納さ
れている第2の像担持体としての転写材Pが給紙ローラ
5aにより一枚宛繰り出されて給送され、レジストロー
ラ5bにより所定の制御タイミングにて感光体ドラム1
と転写手段としての転写装置7との接触ニップ部である
転写部7eに給紙され、転写材P面に感光体ドラム1面
側のトナー画像が静電転写される。本例における転写装
置7はベルト転写装置である。この転写装置7について
は後記(6)項で詳述する。
【0074】f)転写部7eを通りトナー画像の転写を
受けた転写材Pは感光体ドラム1の面から順次に分離さ
れて定着装置6へ搬送・導入され、トナー画像の熱定着
を受けてコピーもしくはプリントとして排紙トレイ8に
排出される。
【0075】g)本例のプリンター本体Aは転写材Pに
対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム1面に残留
している転写残りトナーを除去する専用のクリーニング
装置(クリーナー)を具備させず、現像装置4に感光体
ドラム1面に残留した転写残りトナーを回収するクリー
ニング手段を兼ねさせたクリーナーレスシステムの装置
である。これについては後記(7)項で詳述する。
【0076】(3)感光体ドラム1 第1の像担持体としての感光体ドラム1としては、通常
用いられている有機感光体等を用いることができるが、
望ましくは、有機感光体上にその抵抗が109〜1014
Ω・cmの材質を有する表面層を持つものや、アモルフ
ァスシリコン感光体など非晶質のシリコンを有する表面
層からなるものを用いると、電荷注入帯電を実現でき、
オゾン発生の防止、ならびに消費電力の低減に効果があ
る。また、帯電性についても向上させることが可能とな
る。
【0077】本例における感光体ドラム1は電荷注入帯
電性・負帯電性の有機感光体であり、図3の層構成模型
図のように、直径30mmのアルミニウム製のドラム基
体(アルミ基体)1a上に下記の第1〜第5の5つの層
1b〜1fを下から順に設けてなるものである。
【0078】第1層1b;下引き層であり、ドラム基体
1aの欠陥等をならすために設けられている厚さ20μ
mの導電層である。
【0079】第2層1c;正電荷注入防止層であり、ド
ラム基体1aから注入された正電荷が感光体表面に帯電
された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、ア
ミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×1
6 Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗
層である。
【0080】第3層1d;電荷発生層であり、ジスアゾ
系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層で露光
を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0081】第4層1e;電荷輸送層であり、ポリカー
ボネート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型
半導体である。従って感光体表面に帯電された負電荷は
この層を移動することができず電荷発生層で発生した正
電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0082】第5層1f;電荷注入層であり、絶縁性樹
脂のバインダーに導電性微粒子としてSnO2 超微粒子
1gを分散した材料の塗工層である。具体的には絶縁性
樹脂に光透過性の導電フィラーであるアンチモンをドー
ピングして低抵抗化(導電化)した粒径0.03μmの
SnO2 粒子を樹脂に対して70重量パーセント分散し
た材料の塗工層である。このようにして調合した塗工液
をディッピング塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工
法、ビーム塗工法等の適当な塗工法にて厚さ約3μmに
塗工して電荷注入層とした。
【0083】(4)帯電器ユニット3 本例の帯電器ユニット3は図2にその構成模型図を示し
たように、ハウジング34内に、第1と第2の2つの接
触帯電手段31と32を該両者を仕切り部材35で区画
して具備させ、また第1の接触帯電手段31に対する導
電粒子供給手段33を具備させてある。第1と第2の接
触帯電手段31・32は感光体ドラム1の回転方向の上
流側と下流側に順に位置している。
【0084】a)第1の接触帯電手段31 第1の接触帯電手段31は、本例の場合は、芯金(支
軸)31aの外周に導電性繊維ブラシ31bを植設して
なる導電性繊維ブラシローラ(ロールブラシ、ファーブ
ラシローラ)である。
【0085】本例の導電性繊維ブラシローラ31は、ロ
ール径14mm、ブラシ長4mm、ブラシ密度20万本
/inch2 、ブラシ径3デニール、ブラシ抵抗106 Ω・
cmのものである。この導電性繊維ブラシローラ31に
ついては、ブラシ長1〜10mm、ブラシ密度1〜50
万本/inch2 、ブラシ径2〜12デニール、ブラシ抵抗
10-2〜1012Ω・cmのものが好ましく、帯電時に流
れる電流値を5〜100μA程度に制御することによっ
て使用できる。
【0086】この導電性繊維ブラシローラ31は、感光
体ドラム1に対して形成される導電性繊維ブラシ31b
の接触ニップ部n1の幅が約3mmになるように位置調
整して配設され、また接触ニップ部n1において感光体
ドラム1に対して順方向である反時計方向bに10mm
/secの低速で回転駆動される。
【0087】3Aはこの第1の接触帯電手段としての導
電性繊維ブラシローラ31の芯金31aに対するバイア
ス印加電源である。本例においてこの導電性繊維ブラシ
ローラ31の帯電条件としては+20μAの定電流制御
で正の直流バイアス(+200〜+2000V程度)を
芯金31aに印加した。即ち、導電性繊維ブラシローラ
31には、感光体ドラム1に静電潜像を形成するための
正規帯電極性(本例では負)の逆極性(正)のバイアス
が印加される。
【0088】b)導電粒子供給手段33 上記の第1の接触帯電手段としての導電性繊維ブラシロ
ーラ31に対する導電粒子供給手段33は、本例の場合
は、導電性繊維ブラシローラ31に対して接触ニップ部
幅が約2mmになるように位置調整して接触させて配設
したスポンジローラである。
【0089】このスポンジローラ33は帯電器ユニット
3のハウジング34の後部に具備させた導電粒子ホッパ
ー部36の下側開口部に臨ませ、かつ導電性繊維ブラシ
ローラ31に対して接触させて、ハウジング34に軸受
支持させてある。そして導電性繊維ブラシローラ31と
の接触部において該ブラシローラ31の回転方向に対し
て逆方向の矢示の反時計方向に低速度で回転駆動させる
ようにしてある。
【0090】mは導電粒子ホッパー部36内に収容させ
た導電粒子(導電性粒子)である。スポンジローラ33
は導電粒子ホッパー部36の下側開口部においてホッパ
ー部36内の導電粒子mの溜り部に接しており、回転駆
動に伴いその周面に導電粒子mがブレード37で薄層と
して塗布される。そしてこのスポンジローラ33の導電
粒子塗布面が導電性繊維ブラシローラ31に接触するこ
とで、導電性繊維ブラシローラ31に導電粒子mが供給
され、導電性繊維ブラシローラ31の導電性繊維ブラシ
31bに導電粒子mが混入する。
【0091】本例においては、出力枚数100枚当たり
0.05gの割合で導電粒子mが導電性繊維ブラシロー
ラ31の導電性繊維ブラシ31bに供給されるように設
定した。また本例においては、導電粒子mとして、比抵
抗が106 Ω・cm、平均粒径3μmの導電性酸化亜鉛
粒子を用いた。
【0092】導電粒子mの材料としては、他の金属酸化
物などの導電性無機粒子や有機物との混合物など各種導
電粒子が使用可能である。
【0093】第1の接触帯電部材としての導電性繊維ブ
ラシローラ31に導電粒子mを供給することの作用効果
は後記(7)項で詳述する。
【0094】導電粒子mについて、粒子抵抗は粒子を介
した電荷の授受を行なうため比抵抗としては1×10
12 Ω・cm以下で、より好ましくは、1010Ω・cm
以下の抵抗が望ましい。抵抗測定は、錠剤法により測定
し正規化して求めた。底面積2.26cm2 の円筒内に
凡そ0.5gの粉体試料を入れ、上下電極に15kgの
加圧を行なうと同時に100Vの電圧を印加し抵抗値を
計測し、その後正規化して比抵抗を算出した。
【0095】また、粒径は良好な帯電均一性を得るため
に50μm以下が望ましい。粒径の下限値は、粒子が安
定して得られるものとして10nmが限界である。
【0096】本発明において、粒子が凝集体として構成
されている場合の粒径は、その凝集体としての平均粒径
として定義した。粒径の測定は、光学あるいは電子顕微
鏡による観察から、100個以上抽出し、水平方向最大
弦長をもって体積粒度分布を算出しその50%平均粒径
をもって決定した。
【0097】導電粒子mは、特に感光体の帯電に用いる
場合に像露光による潜像形成時に妨げにならないよう
に、無色あるいは白色に近い粒子が適切である。さら
に、カラー記録を行なう場合、導電粒子が感光体上から
転写材に転写した場合を考えると、無色あるいは白色に
近いものが望ましい。また、画像露光時に粒子による光
散乱を防止するためにもその粒径は構成画素サイズ以下
であることが望ましい。
【0098】また、導電粒子は露光を妨げないように粒
子は非磁性であることが好ましい。
【0099】c)第2の接触帯電手段32 第2の接触帯電手段(最終の接触帯電手段)32は本例
の場合はスリーブ回転タイプの磁気ブラシ帯電器であ
る。
【0100】この磁気ブラシ帯電器32は、固定のマグ
ネットローラ32aと、このマグネットローラに同心に
回転自由に外嵌させて設けた外径16mmのアルミニウ
ム等の非磁性スリーブ32bと、該スリーブの外周面に
マグネットローラ32aの磁力でブラシ状に付着保持さ
せた帯電用磁性キャリア(磁性粒子)の磁気ブラシ層3
2c等からなる、感光体ドラム1の母線方向に長い横長
部材であり、ハウジング34にマグネットローラ32a
を固定して支持させ、磁気ブラシ層32cを所定の接触
幅をもって感光体ドラム1面に接触させてある。本例で
は磁気ブラシ層32cを感光体ドラム1に接触させて形
成される接触ニップ部n2をその幅が約6mmになるよ
うに調整した。接触ニップ部n2が帯電部である。
【0101】非磁性スリーブ32bは不図示の駆動系に
より矢示の時計方向c、即ち磁気ブラシ層32cの感光
体ドラム1との接触ニップ部n2において感光体ドラム
1の回転方向に対してカウンター方向に所定の周速度を
もって回転駆動される。本例においては感光体ドラム1
の回転周速度100mm/secに対して非磁性スリー
ブ32bを150mm/secで回転駆動させている。
この非磁性スリーブ32bの回転駆動に伴い該非磁性ス
リーブ32bの外周面に磁気拘束されて保持されている
磁気ブラシ層32cも非磁性スリーブ32bとともに非
磁性スリーブ32bと同じ方向に回転して、ブレード3
2eで層厚の規制を受け、接触ニップ部n2において感
光体ドラム1面を摺擦する。
【0102】非磁性スリーブ32bには帯電バイアス印
加電源3Bにより所定の帯電バイアスが印加される。本
例では非磁性スリーブ32bに−650Vの直流バイア
スを印加してこの第2の接触帯電手段としての磁気ブラ
シ帯電器32により回転感光体ドラム1面を略−650
Vに電荷注入接触帯電させるようにした。即ち本例では
第2の接触帯電手段としての磁気ブラシ帯電器32に
は、感光体ドラム1に静電潜像を形成するための正規帯
電極性(負)のバイアスを印加した。
【0103】感光体ドラム1と磁気ブラシ帯電器32の
相対回転速度については速いほど帯電均一性が良好にな
る傾向にある。
【0104】磁気ブラシ層32cを構成させる磁性粒子
としては、 平均粒径:10〜100μm、 飽和磁化:20〜250emu/cm3 、 抵 抗 :1×102 〜1×1010Ω・cm のものが好ましく、感光体ドラム1にピンホールのよう
な絶縁欠陥が存在することを考慮すると1×106 Ω・
cm以上のものを用いることが好ましい。
【0105】帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗の
小さいものを用いる方が良いので、本例においては、 平均粒径:25μm、 飽和磁化:200emu/cm3 、 抵 抗 :5×106 Ω・cm の磁性粒子を用いた。また本例において用いた磁性粒子
は、フェライト表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行
ったものを用いている。
【0106】ここで、帯電用磁性粒子の抵抗値は、底面
積が228mm2 の金属セルにキャリアを2g入れた
後、6.6Kg/cm2 で加重し、100Vの電圧を印加し
て測定している。
【0107】帯電用磁性粒子の平均粒径は、水平方向最
大弦長で示し、測定法は顕微鏡法により、磁性粒子30
0個以上をランダムに選び、その径を実測して算術平均
をとることによって平均粒径とした。
【0108】帯電用磁性粒子の磁気特性測定には理研電
子株式会社の直流磁化B−H特性自動記録装置BHH−
50を用いることができる。この際、直径(内径)6.
5mm、高さ10mmの円柱状の容器に磁性粒子を荷重
約2g重程度で充填し、容器内で磁性粒子が動かないよ
うにしてB−Hカーブから飽和磁化を測定する。
【0109】帯電用磁性粒子の構成としては、樹脂中に
磁性材料としてマグネットを分散し導電化、および抵抗
調整のためにカーボンブラックを分散して形成した樹脂
キャリア、あるいはフェライト等のマグネタイト単体表
面を酸化・還元処理して抵抗調整を行ったもの、あるい
はフェライト等のマグネタイト単体表面を樹脂でコーテ
ィングし抵抗調整を行ったもの等が用いられ得る。
【0110】(5)現像装置4 一般的に静電潜像の現像方法は次のような4種類に大別
される。
【0111】a.非磁性トナーについては、ブレード等
でスリーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力に
よってコーティングして搬送して感光体ドラムに対して
非接触状態で現像する方法(1成分非接触現像)。
【0112】b.上記のようにしてコーティングしたト
ナーを感光体ドラムに対して接触状態で現像する方法
(1成分接触現像)。
【0113】c.トナー粒子に対して磁性のキャリアを
混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送
して感光体ドラムに対して接触状態で現像する方法(2
成分接触現像)。
【0114】d.上記の2成分現像剤を非接触状態にし
て現像する方法(2成分非接触現像)。
【0115】画像の高画質化や高安定性の面からcの2
成分接触現像法が多く用いられている。
【0116】本例における現像装置4は2成分接触現像
装置(2成分磁気ブラシ現像装置)である。図2の模型
図において、41は矢示の時計方向dに回転駆動される
現像スリーブ、42は現像スリーブ41内に固定配置さ
れたマグネットローラ、43・44は現像剤撹拌スクリ
ュー、45は現像剤Tを現像スリーブ41の表面に薄層
に形成するために配置された規制ブレード、46は現像
容器、47は補充用トナーホッパー部である。
【0117】現像スリーブ41は、少なくとも現像時に
おいては、感光体ドラム1に対し最近接領域が約500
μmになるように配置され、該現像スリーブ41の面に
形成された現像剤Tの薄層が感光体ドラム1に対して接
触する状態で現像できるように設定されている。n3は
感光体ドラム1に対する現像剤接触領域(現像部)であ
る。
【0118】本例において用いた2成分現像剤Tは、ト
ナー粒子tは平均粒径6μmのネガ帯電トナーに対して
平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1.5%外添し
たものを用い、現像用磁性キャリアcとしては飽和磁化
が205emu/cm3 の平均粒径35μmの磁性キャ
リアを用いた。
【0119】またこのトナーtと現像用磁性キャリアc
を重量比8:92で混合したものを現像剤Tとして用い
た。
【0120】このときの現像剤T中のトナーtは摩擦帯
電量が約−25×10-3c/kgであった。ここで、ト
ナーの摩擦帯電量(トリボ電荷量)の測定方法もしくは
測定装置を図4で説明する。
【0121】まず、摩擦帯電量を測定しようとするトナ
ー粒子tと磁性キャリアcを重量比で5:95で混合し
た二成分剤を50〜100ml容量のポリエチレン製の
ビンに入れ、約10〜40秒間手で振とうし、該二成分
剤を約0.5〜1.5gとり、これを800メッシュの
スクリーン53のある金属製の測定容器52に入れて金
属製の蓋54をする。
【0122】この時の測定容器52全体の重量を量りW
1(kg)とする。
【0123】次に、吸引機51(測定容器52と接する
部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口57から吸
引し風量調節弁56を調節して真空計55の圧力を25
0mmAqとする。
【0124】この状態で充分、好ましくは2分間吸引を
行い樹脂を吸引除去する。この時の電位計59の電位を
V(ボルト)とする。ここで58はコンデンサーであ
り、容量をC(F)とする。また吸引後の測定容器52
全体の重量を量りW2(kg)とする。
【0125】このトナーの摩擦帯電量は下式のごとく計
算される。
【0126】樹脂の摩擦帯電量(c/kg)=C×V×
10-3/(W1−W2) 現像スリーブ41は現像部n3において感光体ドラム1
の回転方向に対してカウンター方向である矢示の時計方
向dに所定の周速度で回転駆動される。その回転に伴
い、マグネットローラ42のN3極で現像容器46内の
現像剤Tが現像スリーブ41面に汲み上げられて搬送さ
れ、その搬送される過程において、現像スリーブ41に
対して垂直に配置された規制ブレード45によって層厚
が規制され、現像スリーブ41上に現像剤Tの薄層が形
成される。薄層として形成された現像剤が現像部n3に
対応の現像極N1極に搬送されてくると磁気力によって
穂立ちが形成される。この穂状に形成された現像剤中の
トナーtによって回転感光体ドラム1面の静電潜像が現
像部n3においてトナー像として現像される。本例にお
いては静電潜像は反転現像される。taはそのトナー像
を表している。
【0127】現像部n3を通過した現像スリーブ41上
の現像剤薄層は引き続く現像スリーブ41の回転に伴い
現像容器46内に入り、N2極・N3極の反発磁界によ
って現像スリーブ41上から離脱して現像容器46内の
現像剤の溜りに戻される。
【0128】現像スリーブ41には電源4Aから直流電
圧及び交流電圧が印加される。本例では、 直流電圧;−480V 交流電圧;Vpp=1500V,Vf=3000Hz が印加されている。
【0129】一般に2成分現像法においては交流電圧を
印加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆
にかぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。この
ため、通常、現像装置4に印加する直流電圧と感光体ド
ラム1の表面電位間に電位差を設けることによって、か
ぶりを防止することを実現している。より具体的には、
感光体ドラム1の露光部の電位と非露光部の電位との間
の電位のバイアス電圧を印加する。
【0130】このかぶり防止のための電位差をかぶり取
り電位(Vback)と呼ぶが、この電位差によって回転感
光体ドラム1面の現像時に感光体ドラム1面の非画像領
域(非露光部)にトナーが付着するのを防止するととも
に、クリーナーレスシステムの装置においては感光体ド
ラム1面の転写残りトナーの回収も行なっている(現像
同時クリーニング)。
【0131】現像容器46内の現像剤Tのトナー濃度を
検知する不図示のセンサによりトナー濃度が監視されて
おり、現像剤T内のトナーtが潜像の現像に消費されて
いくことでトナー濃度が所定の濃度レベルよりも低下す
ると、補充用トナーホッパー部47から現像容器46内
にトナー補充がなされる。このトナー補充動作により現
像剤Tのトナー濃度が常に所定のレベルに維持管理され
る。
【0132】(6)転写装置7 本例における転写装置7はベルト転写装置であり、無端
状の転写ベルト7aを駆動ローラ7b及び従動ローラ7
c間に懸架し、矢印の反時計方向eに感光体ドラム1の
回転周速度と略同じ周速度で回動駆動させる。無端状転
写ベルト7aの内側には転写帯電ブレード7dを備え、
このブレード7dでベルト7aの上行側のベルト部分の
略中間部を感光体ドラム1面に接触させて転写部(転写
ニップ部)7eを形成させてある。
【0133】転写材Pがベルト7aの上行側ベルト部分
の上面に乗って転写部7eに搬送される。その搬送転写
材Pの先端が転写部7eに進入する時点において転写帯
電ブレード7dに転写バイアス印加電源7Aから所定の
転写バイアスが給電されることで転写材Pの裏側からト
ナーと逆極性の帯電がなされて感光体ドラム1上のトナ
ー像taが順次に転写材Pの上面に転写tbされてい
く。
【0134】本例においては、ベルト7aとして膜厚7
5μmのポリイミド樹脂からなるものを用いた。ベルト
7aの材質としてはポリイミド樹脂に限定されるもので
はなく、ポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレ
ンナフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂な
どのプラスチックや、フッ素系、シリコン系のゴムを好
適に用いることができる。厚みについても75μmに限
定されるわけではなく、大略25〜2000μm、好ま
しくは50〜150μmのものが好適に用いられ得る。
【0135】さらに転写帯電ブレード7dとしては抵抗
が1×105 〜1×107 Ωで、板厚が2mm、長さ3
06mmのものを用いた。この転写帯電ブレード7dに
+15μAのバイアスを定電流制御により印加して転写
を行った。
【0136】このようにして、感光体ドラム1上に形成
されたトナー像taは、転写帯電ブレード7dによって
転写材P上に静電転写tbされる。
【0137】転写ベルト7aは転写部7eから定着装置
6への転写材Pの搬送手段を兼ねさせてあり、転写部7
eを通過した転写材Pは回転感光体ドラム1面から分離
されて転写ベルト7aで定着装置6へ搬送・導入され
る。
【0138】(7)クリーナーレスシステムと、導電粒
子mの作用効果 本発明は、接触帯電方式・現像同時クリーニング方式の
クリーナーレスシステムの画像形成装置について、接触
帯電手段により第1の像担持体を正規帯電極性に帯電す
る時に、第1の像担持体上の転写残りトナーを接触帯電
手段により像担持体より効率よく剥ぎ取らせ(接触帯電
手段への転写残りトナーの一時的回収)、帯電後に接触
帯電手段側の一時的回収転写残りトナーを像担持体側に
効率よく吐き出させて戻し(再放出)、その戻しトナー
を現像手段で現像同時回収(クリーニング)させること
により、第1の像担持体の転写残りトナーの下の部分も
充分に帯電させて現像手段においてその像担持体部分の
転写残りトナーを回収するための電位差(Vback)を確
保しポジゴーストの発生を防止させるものである。
【0139】現像同時クリーニングは前述したように、
転写後に感光体1上に残留したトナーを引き続く画像形
成工程の現像時、即ち引き続き感光体を帯電し、露光し
て潜像を形成し、その潜像の現像時において、現像装置
のかぶり取りバイアス、即ち現像装置に印加する直流電
圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電位
差Vback によって回収するものである。本実施例にお
けるプリンタのように反転現像の場合では、この現像同
時クリーニングは、感光体の暗部電位から現像スリーブ
にトナーを回収する電界と、現像スリーブから感光体の
明部電位へトナーを付着させる電界の作用でなされる。
【0140】また、接触帯電手段に混入したトナー粒子
の吐き出し性の問題ではなく、トナーや感光体等の樹脂
成分や外添剤等が接触帯電手段に融着する等による接触
帯電手段の耐久進行に伴う汚染で接触帯電手段の抵抗が
アップしていき帯電能が低下していくことに起因しての
ポジゴーストの発生も防止させるものである。
【0141】これを主として図2の模型図を基にして説
明する。なお、図2において、トナーtや導電粒子mは
分かり易いように帯電用磁性粒子や現像用キャリアに対
して粒径を極めて誇張して描いている。
【0142】a)クリーナーレスシステム 転写材Pに対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム
1面に残留している転写残りトナーtcは転写時の剥離
放電等により、帯電極性が反転してしまうものと(本例
では負極性から正極性に反転)、反転しないものが存在
する。
【0143】極性が反転した状態のトナーは第2(最
終)の接触帯電手段としての磁気ブラシ帯電器32で一
時的に回収されるが、極性が反転していないトナーは磁
気ブラシ帯電器32で回収を行なうことは困難である
(帯電器への印加バイアスよりも帯電電位は一般的に低
くなるため)。
【0144】そこで、転写部7eと第2の接触帯電手段
としての磁気ブラシ帯電器32の間に、第1の接触帯電
手段としての導電性繊維ブラシローラ31を設け、これ
に感光体ドラム1の正規の帯電極性(本例では負)とは
逆の極性(正)の電圧を印加し、転写残りトナーを正規
帯電極性の逆に帯電し、第2の接触帯電手段としての磁
気ブラシ帯電器32における転写残りトナーの回収効率
を高めている。
【0145】即ち、転写材Pに対するトナー画像転写後
の回転感光体ドラム1面に残留した転写残りトナーtc
は引き続く感光体ドラム1の回転により感光体ドラム1
と第1の接触帯電手段としての導電性繊維ブラシローラ
31との接触部である帯電部n1に運ばれる。この帯電
部n1において感光体ドラム1面は導電性繊維ブラシロ
ーラ31で摺擦されることで、該帯電部n1に運ばれた
転写残りトナーtcは感光体ドラム1面上を攪乱・移動
して転写残り時のパターンが掻き崩されるとともに、導
電性繊維ブラシローラ31に対する印加バイアス極性で
ある、トナーの正規帯電極性の逆に帯電される。そして
その転写残りトナーは引き続く感光体ドラム1の回転に
より感光体ドラム1と第2の接触帯電手段としての磁気
ブラシ帯電器32との接触部である帯電部n2に運ば
れ、該磁気ブラシ帯電器3に印加の帯電バイアスによる
電気的吸引力で感光体ドラム1面側から磁気ブラシ部3
c側に効率的に移行・混入して一時的に回収される。即
ち感光体ドラム1面から引き剥がされることから帯電部
n2において転写残りトナーの下の感光体ドラム面部分
も良好に帯電される。
【0146】表1に、第1の接触帯電手段としての導電
性繊維ブラシローラ31に印加する電圧と、導電性繊維
ブラシローラ31の位置を通過した後のトナーの電荷量
と、ポジゴーストの関係を示す。
【0147】
【表1】 この表1からもわかるように、転写残りトナーtcの帯
電極性が正規帯電極性の逆の場合のみ第2の接触帯電手
段としての磁気ブラシ帯電器32での回収が充分に行な
われ、ポジゴースト防止性が良好になっている。
【0148】例えば、第1の接触帯電手段31を用いな
い場合でも、転写電圧を強めていくと転写残りトナーの
極性は反転しやすくなり、第2の接触帯電手段としての
磁気ブラシ帯電器32でのトナー回収性は向上する。た
だし、平均のトナー電荷量としては極性が反転しても若
干のトナーは正規帯電極性で残るため完全にポジゴース
トを消すことはできない。また、転写電圧を適正値以上
に強くすることは、転写効率の低下等を引き起こしてし
まうため好ましくない。
【0149】上記のように、第1の接触帯電手段として
の導電性繊維ブラシローラ31に正規帯電極性の逆の極
性の電圧を印加することによって、極性が反転した転写
残りトナーが感光体ドラム1上から第2の接触帯電手段
としての磁気ブラシ帯電器32に剥ぎ取られて回収され
るようになるが、この第2の接触帯電手段としての磁気
ブラシ帯電器32の磁気ブラシ層32c内にトナーtc
が多量に混入すると帯電能を落とす原因となる。
【0150】しかし、第1の接触帯電手段としての導電
性繊維ブラシローラ31によって正規帯電極性の逆に帯
電させて第2の接触帯電手段である磁気ブラシ帯電器3
2内に回収させた転写残りトナーtcは該磁気ブラシ帯
電器32の磁気ブラシ層32cを構成している帯電用磁
性粒子との摩擦帯電及び印加バイアスの影響によって正
規帯電極性(負)に帯電されて、磁気ブラシ帯電器32
に印加の帯電バイアスによる電気的反発力で感光体ドラ
ム1上に効率的に吐き出される。
【0151】感光体ドラム1上に吐き出された転写残り
トナーtcは正規帯電極性(負極性)に帯電されている
ため、引き続く感光体ドラム1の回転により感光体ドラ
ム1と現像装置4の現像スリーブ41との対向部である
現像部n3に運ばれ、現像装置4によりかぶり取り電位
Vbackで回収され(現像同時クリーニング)、再利用さ
れる。
【0152】第1の接触帯電手段としての導電性繊維ブ
ラシローラ31と第2の接触帯電手段32としての磁気
ブラシ帯電器32の間の仕切り部材35は絶縁性の樹脂
ブレードであり、この樹脂ブレード35は、第1と第2
の接触帯電手段31・32相互間の汚染防止する。
【0153】即ち第1と第2の各々の接触帯電手段31
・32は一般的に近接位置に配置されるため、異極性の
バイアスが印加された各々の帯電手段31・32間に電
界が形成されるため、例えば、第2の接触帯電手段32
の磁気ブラシ層32c中に回収され磁性粒子との摩擦帯
電によって正規帯電極性に帯電したトナーが感光体ドラ
ム1ではなく第1の接触帯電手段31側に吐き出されて
しまう現象等が発生する。この現象の発生により第1の
接触帯電手段31にトナーが大量に付着すると、転写残
りトナーを正規帯電極性の逆に帯電することができなく
なり、ゴーストが発生してしまう場合がある。
【0154】本例のように第1と第2の各々の接触帯電
手段31・32間に仕切り部材としての絶縁性の樹脂ブ
レード35を設けて該第1と第2の接触帯電手段31・
32間でトナーの飛翔を防止することにより、上述の現
象による接触帯電手段の汚染を防止し安定して画像出力
が行なうことが可能となる。
【0155】b)導電粒子mの作用効果 上記第1の接触帯電手段としての導電性繊維ブラシロー
ラ31に対して導電粒子mを供給する手段33を持つこ
とにより、第1及び第2の接触帯電手段を含む帯電器ユ
ニット3の耐久性を高めている。
【0156】即ち、第1の接触帯電手段31に対して導
電粒子mを供給する手段33を具備させたことにより、
トナーや感光体等の樹脂成分や外添剤等が第1や第2の
接触帯電手段に融着する等による該接触帯電手段の耐久
進行に伴う汚染で該接触帯電手段の抵抗がアップしてい
き帯電能が低下していくことに起因してのポジゴースト
の発生も防止される。
【0157】具体的に述べると、導電粒子供給手段とし
てのスポンジローラ33から第1の接触帯電手段として
の導電性繊維ブラシローラ31に供給された導電粒子m
は、該導電性繊維ブラシローラ31に印加されたバイア
ス極性と同極性、即ち感光体ドラム1に静電潜像を形成
するための正規帯電極性(負)の逆極性(正)に帯電さ
れて感光体ドラム1上に付着する。そして、前記のよう
に該導電性繊維ブラシローラ31により感光体ドラム1
に静電潜像を形成するための正規帯電極性の逆極性に帯
電された転写残りトナーtcとともに、第2の接触帯電
手段としての磁気ブラシ帯電器32において回収され
る。
【0158】このように転写残りトナーtcとともに回
収された導電粒子mによって第2の接触帯電手段として
の磁気ブラシ帯電器32の抵抗アップを長期にわたって
防止することが可能となる。即ち、長期耐久において発
生する、トナーや感光体等の樹脂成分や外添剤等が該磁
気ブラシ帯電器32の磁気ブラシ部32cを構成してい
る磁性粒子等に融着する等による該磁気ブラシ帯電器3
2の耐久進行に伴う汚染で該磁気ブラシ帯電器32の抵
抗がアップしていき帯電能が低下していくことが、回収
された導電粒子mの存在によって緩和されて、安定した
帯電状態を維持することが可能となった。
【0159】図5は耐久枚数に対する飽和電位と1周目
での帯電電位の差(ΔV)の関係を示している。このΔ
Vが小さい程帯電特性がいいことを示している。
【0160】図5のグラフAは本実施例1即ち第1と第
2の接触帯電手段31・32を有し、第1の接触帯電手
段31に導電粒子mを供給している系の耐久に伴う帯電
特性変化である。
【0161】グラフBは比較例として、第1と第2の接
触帯電手段31・32を有するが、第1の接触帯電手段
31に導電粒子mを供給しない系の耐久に伴う帯電特性
変化である。
【0162】AとBの両者間には耐久性において大きな
違いが見られた。
【0163】Bの場合は耐久の初期には非常に良好な画
像が得られていたが、1万枚の出力を過ぎるころから帯
電能が徐々に低下し、3〜5万枚前後の出力を行うこと
により「ポジゴースト」の発生が見られてしまった。こ
れは、前述の帯電器に混入したトナー粒子の吐き出し性
の問題ではなく、トナーや感光ドラム等の樹脂成分や外
添剤等が帯電器に対して融着してしまったことによる帯
電器の抵抗アップによるものであり、この抵抗アップに
よって帯電能の低下が引き起こされ、帯電能を示す指針
であるΔVが高くなってしまうためである。
【0164】また導電粒子mを第1の接触帯電手段とし
ての導電性繊維ブラシローラ31から供給することによ
り、トナー付着による抵抗アップの防止も同時に行うこ
とが可能となった。図6は、帯電条件として+20μA
の定電流制御で直流バイアスを第1の接触帯電手段とし
ての導電性繊維ブラシローラ31の芯金31aに印加し
た場合の電圧値を示している。この電圧値が高くなるほ
ど抵抗がアップしたこととなる。
【0165】導電性繊維ブラシローラ31に対して導電
粒子mを供給している場合Cと、供給していない場合D
とでは、耐久に伴う抵抗値変動において大きな違いが見
られた。
【0166】そして導電粒子mを第1の接触帯電手段と
しての導電性繊維ブラシローラ31から供給することに
より、上記の該導電性繊維ブラシローラ31の耐久進行
に伴う汚染による抵抗アップを防止する効果とともに、
導電粒子mを感光体ドラム1に静電潜像を形成するため
の正規帯電極性の逆極性に帯電させて第2の接触帯電手
段としての磁気ブラシ帯電器32での回収性を向上させ
る効果が得られる。
【0167】このように第1の接触帯電手段31より導
電粒子mを供給することにより、第1の接触帯電手段3
1および最終の接触帯電手段32の抵抗アップが防止で
き、長期にわたり良好な画像を得ることが可能となる。
【0168】本実施例においては、第2の接触帯電手段
としての磁気ブラシ帯電器32に印加するバイアスを直
流電圧のみとしたが、該帯電器32での転写残トナーの
回収性や帯電均一性をより高めるには、直流電圧に交番
電圧を重畳することが望ましい。具体的には周波数とし
て200〜8000Hz程度で、振幅として200〜1
500V程度の交番電圧を設定することにより効果が得
られる。
【0169】また、本実施例においては、第2の接触帯
電手段としての磁気ブラシ帯電器32はマグネットロー
ラ32aが固定の非磁性スリーブ回転系のものである
が、磁気ブラシ帯電器32の構成はこれに限られるもの
ではなく、例えば、同構成でマグネットローラ32aが
回転する系や、マグネットローラ32aのみの構成で、
マグネットローラ自体が回転する系であってもローラ表
面を導電性処理をすることにより実現可能である。
【0170】〈実施例2〉(図7) 上述した実施例1においては第1の接触帯電手段31と
して導電性繊維ブラシローラを用いたが、本実施例にお
いては、図7ように、導電性スポンジローラを用いた。
【0171】そして本実施例においてはこの第1の接触
帯電手段である導電性スポンジローラ31に対する導電
粒子の供給方法として、実施例1のように特別に供給手
段33を設けず、図7のように、この第1の接触帯電手
段としての導電性スポンジローラ31を導電粒子ホッパ
ー部36の下側開口部に臨ませてホッパー部36内の導
電粒子mの溜り部に接触させてあり、該導電性スポンジ
ローラ31の回転駆動に伴いその周面に導電粒子mがブ
レード37で薄層としてコートされて直接に供給され
る。
【0172】ここで、本実施例において第1の接触帯電
手段として用いた導電性スポンジローラ31は、外径1
0mm、体積抵抗約105 Ω・cm、硬度20度、セル
径20μmのものであり、導電粒子mの供給は100枚
当たり0.05g、またバイアスは+20μAの定電流
制御で直流バイアスをローラ支軸に印加している。
【0173】本実施例において導電粒子mの材質及び第
2の接触帯電手段32は実施例1と同様のものを用い
た。
【0174】以上のような構成で耐久を行ったところ、
実施例1と同様に第1の接触帯電手段としての導電性ス
ポンジローラ31及び第2の接触帯電手段としての磁気
ブラシ帯電器32の抵抗アップが防止でき、長期にわた
り良好な画像を得ることができるようになった。
【0175】〈実施例3〉(図8) 実施例1や2においては、第2の接触帯電手段32とし
て磁気ブラシ帯電器を用いたが、本実施例においては、
図8のように、導電性スポンジローラ32を用いた。ま
た本実施例においては、第1の接触帯電手段31も、実
施例2と同様に導電性スポンジローラを用いた。
【0176】本実施例において用いた第2の接触帯電手
段として導電性スポンジローラ32は、外径16mm、
体積抵抗約105 Ω・cm、硬度20度、セル径20μ
mのもので、ローラ支軸に対して−650Vの直流電圧
を印加している。
【0177】通常、第2の接触帯電手段32は、より均
一な帯電性が求められるため、第1の接触帯電手段31
に対して導電粒子mを供給する系以外においては導電性
スポンジを用いた系は、トナー粒子による汚染によっ
て、1〜3枚程度で帯電不良による画像欠陥が発生して
しまっていた。このため、磁気ブラシ系のように汚染に
対して強い接触帯電手段が使用されていた。しかし本実
施例のように、第1の接触帯電手段31により、導電粒
子を供給することによって、抵抗アップを防止しトナー
粒子による汚染の影響を緩和することが可能となり、第
2の接触帯電手段として導電性スポンジローラ32を用
いて該導電性スポンジローラ32による感光体ドラム1
の均一帯電が実現できた。
【0178】また、第2の接触帯電手段32に回収され
たトナーの吐き出しついても、導電性スポンジローラ3
2のみでは+極性のトナーを−極性帯電することが難し
かったのに対して、導電粒子mを供給することにより、
導電粒子との摩擦帯電、導電性スポンジローラとの摩擦
帯電及び印加バイアスの影響によって、−極性に帯電さ
れやすくなり、感光体ドラム上に吐き出されるようにな
った。このようにして吐き出された−極性のトナーは現
像装置4において現像同時回収され再利用される。
【0179】本実施例においては導電粒子mの材質及び
第1の接触帯電手段31は実施例2と同様のものを用い
た。
【0180】以上のような構成で耐久を行ったところ、
実施例1や2と同様に第1の接触帯電手段としての導電
性スポンジローラ31及び第2の接触帯電手段としての
導電性スポンジローラ32の抵抗アップが防止でき、長
期にわたり良好な画像を得ることができるようになっ
た。
【0181】〈その他〉 1)本発明は、前述の実施例1〜3の形態に限られるも
のではなく、第2の像担持体に対するトナー像転写後の
第1の像担持体のクリーニング手段を現像手段が兼ねる
画像形成装置において、接触帯電手段が複数手段設けら
れ、第1の接触帯電手段に印加されるバイアスは正規帯
電極性の逆極性であり、最終の接触帯電手段は正規帯電
極性に帯電を行う帯電手段であり、且つ上記第1の接触
帯電手段には、導電粒子を供給する手段が設けられてい
る、すべての構成を含んでいる。
【0182】複数の接触帯電手段は実施例の第1と第2
の2つに限られず、3つ以上であってもよいことは勿論
である。
【0183】2)第1の像担持体としての感光体につい
ても、表面抵抗が109 〜1014Ω・cmの低抵抗層を
持つことが、電荷注入を実現できオゾンの発生防止の面
から望ましいが、上記以外の有機感光体等でも、帯電器
の抵抗アップの防止については充分な効果が得られる。
【0184】3)静電潜像の現像方法としては、実施例
1〜3においては、2成分現像法についてのみ述べた
が、他の現像方法でも効果がある。反転現像方式でも、
正規現像方式でもよい。好ましくは、現像剤が感光体に
対して接触状態で現像する、1成分接触現像や2成分接
触現像がより現像時の同時回収効果を高めるのに効果が
ある。
【0185】また、現像剤中のトナー粒子としては粉砕
トナー等においても可能であるし、更に好ましくは、重
合トナーを用いた場合には、上記の1成分接触現像や2
成分接触現像はもちろん1成分非接触現像や2成分非接
触現像などの他の現像方法においても転写残りトナーの
充分な回収効果が得られる。
【0186】4)第2の接触帯電部材に対する帯電バイ
アス印加をACバイアス印加方式で行なう場合の交流バ
イアス成分の波形としては、正弦波、矩形波、三角波等
適宜使用可能である。また、交流バイアスは、例えば直
流電源を周期的にON,OFFすることによって形成さ
れた矩形波の電圧を含む。この時交流バイアスを制御す
るとは、そのピーク間電圧を制御すればよい。このよう
に、交流バイアスは、周期的にその電圧値が変化するよ
うなバイアスが使用できる。
【0187】現像装置に印加する現像バイアスに交流バ
イアス成分を含ませる場合のその交流バイアスについて
も上記と同様である。
【0188】5)第1の像担持体は放電による帯電が支
配的なものであってもよい。放電による帯電が支配的な
接触帯電において、帯電部材は被帯電体に必ずしも接触
している必要はなく、帯電部材と被帯電体とがその間に
ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放電可
能条件を満たす微小間隙(ギャップ)を存して非接触に
対向していれば帯電がなされる(近接帯電)。本発明に
おいてはこのような近接帯電形態も接触帯電の範疇とす
る。
【0189】6)第1の像担持体は静電記録誘電体など
であってもよい。この場合は、該誘電体面を所定の極性
・電位に一様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃
等の除電手段で選択的に除電して目的の画像情報に対応
した静電潜像を書き込み形成する。
【0190】7)転写方法としてはローラ転写、ブレー
ド転写、コロナ放電転写などであってもよい。転写ドラ
ムや転写ベルトなどの中間転写体を用いて、単色画像形
成ばかりでなく多重転写等により多色、フルカラー画像
を形成する画像形成装置にも適用可能である。
【0191】8)第1の像担持体1、帯電器ユニット
3、現像装置4等の任意のプロセス機器を画像形成装置
本体に対して一括して着脱交換自在のプロセスカートリ
ッジ着脱式の装置構成のものにすることもできる。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
触帯電方式・クリーナーレスシステムの画像形成装置に
ついて、接触帯電手段の耐久に伴う抵抗アップが防止で
き、ポジゴースト等の画像欠陥のない良好な画像の出力
を長期にわたり持続させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置の概略構成模型図
【図2】その要部の拡大模型図
【図3】感光体ドラムの層構成模型図
【図4】トナーの帯電量の測定要領説明図
【図5】第2の接触帯電手段の耐久による帯電能変動の
グラフ(導電粒子の供給がある場合Aと、ない場合B)
【図6】第1の接触帯電手段の耐久による印加バイアス
変動のグラフ(導電粒子の供給がある場合Cと、ない場
合D)
【図7】実施例2の画像形成装置の要部の概略構成模型
【図8】実施例3の画像形成装置の要部の概略構成模型
【図9】画像形成装置の従来例の概略構成図
【符号の説明】
A プリンター B イメージリーダー 1 感光体ドラム(第1の像担持体) 2 レーザー露光手段 3 帯電器ユニット 31 第1の接触帯電手段 32 第2の接触帯電手段 33 第1の接触帯電手段に対する導電粒子供給手段 m 導電粒子 5 給紙カセット 6 定着装置 7 転写装置 8 排紙トレイ P 転写材(第2の像担持体)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体を帯電する帯電手段と、
    該第1の像担持体の帯電面に静電潜像を形成する潜像形
    成手段と、該静電潜像をトナー像として現像する現像手
    段と、該トナー像を第2の像担持体に転写する転写手段
    を備え、前記現像手段が第2の像担持体に対するトナー
    像転写後の第1の像担持体上の転写残りトナー粒子を回
    収するクリーニング手段を兼ね、第1の像担持体は繰り
    返して作像に供される画像形成装置において、 前記帯電手段は第1の像担持体に接触させて該第1の像
    担持体の移動方向に順次配置された複数の接触帯電手段
    により構成され、該複数の接触帯電手段のうちの第1の
    像担持体の移動方向上流側の第1の接触帯電手段に印加
    されるバイアスは第1の像担持体に静電潜像を形成する
    ための正規帯電極性の逆極性であり、第1の像担持体の
    移動方向下流側の最終の接触帯電手段は第1の像担持体
    を静電潜像を形成するための正規帯電極性に帯電する手
    段であり、前記第1の接触帯電手段には、導電粒子を供
    給する手段が具備されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の接触帯電手段に供給される導
    電粒子は平均粒径10nm以上50μm以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の接触帯電手段に供給される導
    電粒子は体積抵抗1×1012Ω・cm以下であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の接触帯電手段に供給される導
    電粒子は体積抵抗1010Ω・cm以下であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の像担持体が表面に109 〜1
    14Ω・cmの材質からなる層を有することを特徴とす
    る請求項1ないし4の何れか1つに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の像担持体が感光層及び表面層
    を有し、該表面層が樹脂及び導電性微粒子を有すること
    を特徴とする請求項1ないし5の何れか1つに記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性微粒子がSnO2 であること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の像担持体が非晶質のシリコン
    を有する表面層からなることを特徴とする請求項1ない
    し7の何れか1つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の接触帯電手段が導電性繊維の
    ブラシ部材、あるいは導電性スポンジ部材であることを
    特徴とする請求項1ないし8の何れか1つに記載の画像
    形成装置。
  10. 【請求項10】 前記最終の接触帯電手段が磁性粒子の
    磁気ブラシ部材、あるいは導電性スポンジ部材であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし9の何れか1つに記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の像担持体の帯電面に静電潜
    像を形成する潜像形成手段が像露光手段であることを特
    徴とする請求項1ないし10の何れか1つに記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記現像手段は、現像剤が第1の像担
    持体に対して接触した状態で静電潜像のトナー現像が行
    なわれる接触現像方式であることを特徴とする請求項1
    ないし11の何れか1つに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像手段は、第1の像担持体に静
    電潜像を形成するための正規帯電極性と同極性の電荷を
    有するトナーで静電潜像を現像する反転現像方式である
    ことを特徴とする請求項1ないし12の何れか1つに記
    載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記現像手段の現像剤担持搬送部材に
    第1の像担持体の露光部の電位と非露光部の電位との間
    の電位のバイアスを印加することを特徴とする請求項1
    3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000235311A (ja) * 1999-02-12 2000-08-29 Canon Inc 画像形成装置

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