JPH11308882A - パルス放電回路およびレーザー装置 - Google Patents

パルス放電回路およびレーザー装置

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JPH11308882A
JPH11308882A JP11103998A JP11103998A JPH11308882A JP H11308882 A JPH11308882 A JP H11308882A JP 11103998 A JP11103998 A JP 11103998A JP 11103998 A JP11103998 A JP 11103998A JP H11308882 A JPH11308882 A JP H11308882A
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pulse
voltage
circuit
discharge
discharge circuit
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JP11103998A
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Katsuya Okamura
勝也 岡村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サージによって信頼性の低下することのない長
寿命、高信頼性のパルス放電回路を提供することにあ
る。また、他の目的は、信頼性の高いかつ放電管等の状
態を容易に計測できる高信頼性の小型の金属蒸気レーザ
ー等のレーザー装置を提供する。 【解決手段】コンデンサ23、24、27、30、33
に蓄積された電荷を高速スイッチ22を通じて放電する
共振回路26,29,32,36と、この共振回路によ
り発生したパルス電圧を昇圧するパルストランス37
と、このパルストランスにより昇圧されたパルス電圧
を、このパルストランスの二次側の高圧側と低圧側とに
それぞれ直列に挿入された第1,第2の可飽和リアクト
ル34,35の磁気スイッチ作用によりパルス圧縮した
後、負荷に印加する出力部と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立ち上がりの速い高
電圧かつ大電流の短パルスを発生させるパルス放電回路
およびこのパルス放電が発生する放電管内に封入されて
いる金属を放電励起する金属蒸気レーザーなどのレーザ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エキシマレーザーや金属蒸気レ
ーザーなどのパルスレーザーは立ち上がりの速い高電圧
かつ大電流のパルスを発生させるパルス放電回路からの
パルスを用いて放電管内に封入されている金属を放電励
起する必要がある。このようなパルス放電回路ではコン
デンサに貯えた電荷を高速スイッチを用いて放電する方
法が−般的であり、高速スイッチとしてはギャップスイ
ッチやサイラトロン、半導体スイッチ等が用いられてい
る。また、特に高繰返しで発振させるものにおいてはス
イッチ回路と放電回路の間に磁気圧縮回路と称するパル
ス圧縮回路や昇圧パルストランスを接続し、スイッチの
電流、電圧責務を低減してスイッチの寿命の延命が図ら
れることもある。
【0003】図13はこの種のパルス放電回路1の一例
であり、特開平6−61802号公報に開示されてい
る。このパルス放電回路1は第1,第2コンデンサ2,
3と、第1の可飽和リアクトル4とにより第1の共振回
路を構成し、第2,第3コンデンサ3,5と、第2の可
飽和リアクトル6とにより第2の共振回路を構成してい
る。また、第3,第4コンデンサ5,7と、第3の可飽
和リアクトル8とにより第3の共振回路を構成し、第
4,第5コンデンサ7,9と、第4の可飽和リアクトル
10とにより第4の共振回路を構成している。さらに、
第3の共振回路と第4の共振回路との間にはパルストラ
ンス11を挿入している。
【0004】そして、予め第1のコンデンサ2を図示し
ない充電回路により所定電圧に充電しておき、スイッチ
12をターンオンすることにより第1の共振回路の共振
周波数で決まるパルス幅で第2のコンデンサ3が充電さ
れ、次に第2の共振回路の共振周波数で決まるパルス幅
で第3のコンデンサ5が充電され、さらにまた次の第3
の共振回路の共振周波数で決まるパルス幅で第4のコン
デンサ7が充電され、最後の第4の共振回路の共振周波
数で決まるパルス幅で第5のコンデンサ9が充電され、
立ち上がりの速い高電圧かつ大電流のパルスが発生す
る。このパルスは図示しない金属蒸気レーザーなどのレ
ーザー装置の放電管等の負荷に給電され、放電管内で放
電して、その管内に封入されている金属を蒸気化し放電
励起してレーザーを出力させる。なお、第4のコンデン
サ7が充電されるときにはパルストランス11により電
圧増幅される。
【0005】このような従来のパルス放電回路1ではス
イッチ12の電圧、電流責務が低減されるので、スイッ
チ素子としてサイリスタなどの半導体スイッチでも理論
上適用可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スイッ
チ素子として半導体スイッチを用いて長寿命高信頼性の
パルス放電回路を得るためには、スイッチ素子自身だけ
ではなく、その駆動回路や制御回路などの信頼性も向上
させる必要がある。
【0007】ところで放電励起のレーザーではエネルギ
ー密度の高い放電を起こさせることによってレーザー作
用を行わせる訳であるが、注入されたエネルギーの内有
効に使われるエネルギーは高々10パーセント程度であ
り、残りのエネルギーは熱、不要電磁界輻射、回路に誘
起される急峻なサージ電圧となってしまう。サージ電圧
が誘起されるのは回路の高圧側とは限らず、低圧側にも
同じように誘起される。
【0008】ところが図13で示した従来のパルス放電
回路では、高圧側に直列に第4の可飽和リアクトル10
のインピーダンス成分が挿人されているために誘起サー
ジを減衰させる事ができるが、低圧側にはそのようなイ
ンピーダンスがないので低圧側に誘起されたサージは容
易にスイッチ12まで到達する。パルストランスが単巻
変圧器でない場合には直流的にはー次二次巻線間が絶縁
されるが、高周波のサージ電圧は静電容量の結合を介し
て容易に伝播するので、結局スイッチ12まで到達する
事になる。
【0009】このようにしてスイッチ12に到達したサ
ージ電圧はスイッチ12の図示しない駆動回路の動作に
悪影響を及ぼす事がある。特に半導体スイッチにおいて
は駆動回路の電源電圧が十数ボルトと低いので、サージ
電圧による誤動作、破壊が発生しやすく深刻な問題とな
る。
【0010】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、サージによって信頼性の低下す
ることのない長寿命、高信頼性のパルス放電回路を提供
することにある。また、他の目的は、信頼性が高くかつ
放電管等の状態を容易に計測できる高信頼性の小型の金
属蒸気レーザー等のレーザー装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載のパルス放電回路は、コンデンサに蓄
積された電荷を高速スイッチを通じて放電するパルス発
生回路と、このパルス発生回路により発生したパルス電
圧を昇圧するパルストランスと、このパルストランスに
より昇圧されたパルス電圧を、このパルストランスの二
次側の高圧側と低圧側とにそれぞれ直列に挿入された第
1,第2の可飽和リアクトルの磁気スイッチ作用により
パルス圧縮した後、負荷に印加する出力部と、を具備し
ていることを特徴とする。
【0012】この発明によれば、パルストランスの二次
側の高圧側と低圧側とに、第1,第2の可飽和リアクト
ルをそれぞれ直列に挿入したので、このパルス放電回路
に誘起されるサージを第1,第2の可飽和リアクトルの
インピーダンスにより高圧側と低圧側とも有効に減衰さ
せることができる。
【0013】このために、サージがパルス放電回路の高
速スイッチに到達するのを防止ないし低減することがで
きるので、スイッチの延命と回路の信頼性の向上を図る
ことができる。
【0014】請求項2に記載のパルス放電回路は、請求
項1記載のパルス放電回路において、第1,第2の可飽
和リアクトルは、同一の鉄心上に2つのコイルを巻回す
ることにより構成されていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、第1,第2の2つの可
飽和リアクトルを、同一の鉄心上に2つのコイルをそれ
ぞれ巻回する事によって構成するので、飽和のタイミン
グがー致し、回路動作上では可飽和リアクトルを分割し
ていないのと全く同じ効果が得られ、小型化と信頼性の
向上を図ることができる。
【0016】請求項3に記載のパルス放電回路は、請求
項1または2記載のパルス放電回路において、パルスト
ランスの一次二次巻線間に静電シールドを設け、この静
電シールドを接地していることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、パルストランスのー次
二次巻線間に静電シールドを設け、接地するので、サー
ジが静電シールドを介して大地へながれ、二次側からー
次側の高速スイッチへ伝播するのを防止ないし低減する
ことができる。
【0018】請求項4に記載のパルス放電回路は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載のパルス放電回路におい
て、パルストランスの二次側にセンタータップを設け、
このセンタータップを接地していることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、パルストランスの二次
側を、センタータップ付きとし接地するので、パルス放
電回路の高圧側と低圧側が対称の回路となり、サージ電
圧が相殺されてキャンセルされるので、サージの−次側
回路の高速スイッチへの伝播が低減される。
【0020】請求項5に記載のパルス放電回路は、請求
項1〜4のいずれか1項に記載のパルス放電回路におい
て、パルストランスの一次側に複数組の独立したパルス
発生回路を接続していることを特徴とする。
【0021】この発明によれば、パルストランスー次側
に複数組の独立したパルス発生回路を接続するので、こ
れらの各パルス発生回路からのパルスはパルストランス
により合成され、万一、一方のパルス発生回路に故障が
生じたとしても、他方のパルス発生回路により継続した
運転が可能となる。
【0022】請求項6に記載のパルス放電回路は、請求
項1〜4のいずれか1項に記載のパルス放電回路におい
て、パルストランスの一次側に、接地されたセンタータ
ップを設け、このパルストランス一次側に正負異なる極
性のパルスを発生する複数のパルス発生回路を接続して
いることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、パルストランスー次側
もセンタータップ付きとし、パルストランスー次側に正
負異なる極性のパルス発生回路を接続したので、パルス
トランスのー次二次巻線間の電位差が小さくなり、絶縁
上の信頼性が増大するとともに小型軽量化が可能にな
る。
【0024】請求項7に記載のパルス放電回路は、請求
項5または6に記載のパルス放電回路において、複数の
パルス発生回路を交互運転するように構成していること
を特徴とする。
【0025】この発明によれば、パルストランスー次側
の複数組の独立したパルス発生回路を交互に動作させる
ので、万一、一方のパルス発生回路に故障が生じた場合
にはパルス発生回路の繰り返し周波数が低下するものの
1パルス当たりのエネルギーを変えないで運転の継続が
可能となる。
【0026】請求項8に記載のレーザー装置は、請求項
1〜7のいずれか1項に記載のパルス放電回路と、この
パルス放電回路からのパルス電圧が長手方向中間部で給
電されて封入金属を放電励起しレーザーを出力する放電
管と、を具備し、この放電管の長手方向に沿ってこの給
電部の両側に前記パルス放電回路のパルストランス一次
側回路をそれぞれ振り分けるように対称に配置したこと
を特徴とする。
【0027】この発明によれば、パルス放電回路からの
立ち上がりの速い高電圧かつ大電流のパルス電圧が金属
蒸気レーザーなどのレーザー装置の放電管の給電部に給
電され、放電管内で放電して、その管内に封入されてい
る金属を蒸気化すると共に放電励起してレーザーが出力
される。そして、このパルス放電回路のパルストランス
ー次側の回路を、放電管の長手方向に沿ってこの給電部
の両側に振り分けるように対称に配置して放電管とパル
ス放電回路とを並設するので、空間の利用効率が高まり
レーザー装置の小型化が可能になる。
【0028】請求項9に記載のレーザー装置は、請求項
8記載のレーザー装置において、放電管を第1の金属板
上に第1の絶縁体を介して固定し、さらにこの第1の金
属板を第2の絶縁体を介して第2の金属板上に固定し、
この第1の金属板と第2の金属板とを電気的に接続し
て、共に接地したことを特徴とする。
【0029】この発明によれば、放電管内の放電によっ
て誘起されるサージは、第1の金属板に電気的に接続さ
れると共に接地されている第2の金属板にのみ発生し
て、大地にアースされるので、放電管の周囲に漏れて電
磁波が放射されるのを低減させることができる。
【0030】請求項10に記載のレーザー装置は、請求
項8または9記載のレーザー装置において、高圧側と低
圧側の給電部の間において放電管の外周を金属体により
被覆し、この金属被覆体を接地したことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、放電管内の放電に伴っ
て発生する有害電磁波は高圧側と低圧側の給電部の間に
おいて放電管の外周を被覆する金属体を介して大地にア
ースされるので、放電管の周囲に漏れるのを低減させる
ことができる。
【0032】請求項11に記載のレーザー装置は、請求
項8〜10のいずれか1項に記載のレーザー装置におい
て、放電管の高圧側と低圧側の両給電部を鍔状の電極と
し、これら鍔状電極どうしの対向端部をそれぞれ湾曲さ
せたことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、放電管の高圧側と低圧
側の両給電部を鍔状の電極とし、これら鍔状電極どうし
の対向端部をそれぞれ湾曲させて丸みを持たせたので、
両給電部の電界が緩和され、電気絶縁上の信頼性を下げ
ることなく、給電部の高圧側と低圧側どうしを近づける
ことができ、または、レーザー放電に伴って発生する有
害電磁波の強さを低減させることができる。
【0034】請求項12に記載のレーザー装置は、請求
項11記載のレーザー装置において、鍔状電極の湾曲対
向端部の湾曲半径を15mm以上に設定していることを
特徴とする。
【0035】この発明によれば、請求項11に記載のレ
ーザー装置と同様に、鍔状電極どうしの対向端部をそれ
ぞれ湾曲させて丸みを持たせたので、請求項11に記載
のレーザー装置と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0036】請求項13に記載のレーザー装置は、請求
項9〜12のいずれか1項に記載のレーザー装置におい
て、放電管の高圧給電部近傍の第1の金属板に絶縁体を
介して電極を設け、この電極と第1の金属板間に誘起さ
れる電圧により、この放電管の高圧給電部の電圧を計測
するように構成していることを特徴とする。
【0037】この発明によれば、電極を介して高圧側給
電部の電圧を計測することにより、レーザー装置の動作
に異常が生じた場合には、その異常を直ちに発見するこ
とができる。
【0038】請求項14に記載のレーザー装置は、請求
項9〜12のいずれか1項に記載のレーザー装置におい
て、放電管の高圧側と低圧側の給電部間の金属被覆体内
にてコイルを設け、このコイルに誘起される電圧により
放電管の放電電流を計測するように構成していることを
特徴とする。
【0039】この発明によれば、コイルに誘起される電
圧により放電管の放電電流を計測することにより、レー
ザー装置の動作に異常が生じた場合には、その異常を直
ちに発見することができる。
【0040】
【発明の実施形態】次に本発明の実施形態について図1
〜図12を参照しながら説明する。なお、これらの図
中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0041】図1は本発明の第1の実施形態に係るパル
ス放電回路21の回路図である。このパルス放電回路2
1は、高速スイッチ22と、第1,第2コンデンサ2
3,24と、第1の可飽和リアクトル25とにより、第
1の共振回路26を構成している。高速スイッチ22の
高速スイッチ素子としては、ギャップスイッチやサイラ
トロン、サイリスタ等の半導体スイッチ等が使用され
る。
【0042】また、第2,第3コンデンサ24,27
と、第2の可飽和リアクトル28とにより第2の共振回
路29を構成している。さらに、第3,第4コンデンサ
27,30と、第3の可飽和リアクトル31とにより第
3の共振回路32を構成すると共に、第4,第5コンデ
ンサ30,33と、第4,第5の可飽和リアクトル3
4,35とにより第4の共振回路36を構成し、この第
4の共振回路36と第3の共振回路32との間にはパル
ストランス37を挿入している。
【0043】すなわち、パルストランス37の二次側
は、その高圧側に、第1の可飽和リアクトルである第4
の可飽和リアクトル34を直列に挿入すると共に、その
低圧側に、第2の可飽和リアクトルである第5の可飽和
リアクトル35を直列に挿入して、立ち上がりの速い高
電圧かつ大電流のパルスを出力し、後述するレーザー装
置の放電管等の負荷に印加する出力部に構成されてい
る。
【0044】そして、予め第1のコンデンサ23を図示
しない充電回路により所定電圧に充電しておき、高速ス
イッチ22をターンオンすることにより、第1の共振回
路26の共振周波数で決まるパルス幅のパルス電圧が、
第2のコンデンサ24に充電されてから第2の共振回路
29の共振周波数で決まるパルス幅で第3のコンデンサ
27に充電される。このパルス電圧はパルストランス3
7により昇圧されてから、次の第3の共振回路32の共
振周波数で決まるパルス幅で第4のコンデンサ33に充
電され、最後の第4の共振回路36の共振周波数で決ま
るパルス幅で第5のコンデンサ33に充電され、立ち上
がりの速い高電圧かつ大電流のパルスが発生する。この
パルス電圧は図示しない金属蒸気レーザーなどのレーザ
ー装置の放電管等の負荷に給電される。
【0045】したがって、本実施形態によれば、パルス
トランス37の二次側の高圧側に、第4の可飽和リアク
トル34を直列に挿入すると共に、その低圧側に第5の
可飽和リアクトル35を直列に挿入しているので、レー
ザー装置の放電管等の負荷での放電によって高周波のサ
ージがパルス放電回路21に誘起された場合でも、この
サージは第4,第5の可飽和リアクトル34,35のイ
ンピーダンスによって減衰され、サージが高速スイッチ
22まで到達することが殆どない。
【0046】このために、サージが高速スイッチ22の
図示しない駆動回路の動作に悪影響を及ぼすのを防止な
いし低減することができる。特に、半導体スイッチでは
駆動回路の電源電圧が十数ボルトと低いので、サージに
よりこの駆動回路を破壊し、あるいは誤動作させ易い
が、サージが高速スイッチ22まで到達することが殆ど
ないので、この駆動回路の破壊や誤動作を防止ないし低
減することができる。
【0047】図2は本発明の第2の実施形態に係るパル
ス放電回路21Aの要部を断面で示す模式図である。こ
のパルス放電回路21Aは、上記第4,第5の可飽和リ
アクトル34,35の各コイル34a,35aを、例え
ばアモルファスリボンをトロイダル状(円環状)に巻回
した鉄心40上にそれぞれ巻回している点に特徴があ
る。
【0048】したがって、第4,第5の可飽和リアクト
ル34,35が一つの鉄心40を共有するので、これら
第4,第5の可飽和リアクトル34,35の飽和のタイ
ミングが一致し、回路動作上と見かけ上も共に単一のリ
アクトルと同様になる。このために、これら第4,第5
の可飽和リアクトル34,35を2分割する場合に比べ
てスペースの節約を図ることができるので、小型化と信
頼性の向上を共に図ることができる。但し、鉄心40は
複数の薄鋼板を積層して構成してもよい。
【0049】図3は本発明の第3の実施形態に係るパル
ス放電回路21Bの回路図である。このパルス放電回路
21Bは、図1で示すパルス放電回路21のパルストラ
ンス37のー次巻線37aと二次巻線37bとの間に静
電シールド50を設け、このシールド50を接地する点
に特徴がある。
【0050】したがって、パルストランス37の二次側
から侵入したサージ電圧は、静電シールド50を介して
大地に流れるので、サージの一次側の高速スイッチ22
への伝播を防止ないし低減することができる。このため
に、高速スイッチ22に伝播されるサージをより一層減
衰し信頼性を向上させることができる。
【0051】図4は本発明の第4の実施形態に係るパル
ス放電回路21Cの回路図である。このパルス放電回路
21Cは、図3で示すパルス放電回路21Bのパルスト
ランス37の二次巻線37bに、接地されたセンタータ
ップ60を設ける点に特徴がある。
【0052】したがって、パルストランス37の二次側
の回路がセンタータップ60を中心として高圧側と低圧
側とが対称になるので、高圧側に誘起されるサージと低
圧側に誘起されるサージとがパルストランス37の二次
側に到達したときには打ち消しあってほぼゼロ(0)に
なる。仮にサージ成分が残った場合でも、このサージは
静電シールド50により大地に流れるので、一次側に伝
播するサージはきわめて微小なレベルに低減することが
できる。また、パルストランス37の二次側の高圧側と
低圧側の対地電圧を、その二次側の極間電圧のほぼ半分
に低減する事ができるので、小型化が可能になる。
【0053】図5は本発明の第5の実施形態に係るパル
ス放電回路21Dの回路図である。このパルス放電回路
21Dは、図4で示すパルス放電回路21Cの一次巻線
37aを例えば2並列37a1,37a2とし、これら
各巻線37a1,37a2に、互いに独立した一次側回
路70,71を電磁気的に接続している。これら一次側
回路70,71は、上記第1〜第3の共振回路26,2
9,32であり、各共振周波数により定まるパルス幅の
パルスを出力するパルス発生回路である。
【0054】したがって、各一次側回路70,71から
出力された2つの独立したパルスは、パルストランス3
7の二次側により1つのパルスに合成されて第4の共振
回路36に与えられる。また、2つの一次側回路70,
71はそれぞれ独立しているので、万一、片方の一次側
回路、例えば70の高速スイッチ22等に故障が生じて
も、他方の一次側回路71が正常であれば、出力の低下
は伴うものの継続した運転が可能である。
【0055】また、以上の説明では2つの一次側回路7
0,71(パルス発生回路)が同時に動作するものとし
て説明したが、交互に動作させる制御ももちろん可能で
ある。その場合には、パルス放電回路21Dの動作周波
数を一次側回路70,71の動作周波数の2倍に高める
事ができる。また、一次側回路70,71の一方が故障
した場合には繰返し周波数が落ちるものの、1パルス当
たりのエネルギーは変わらずに運転の継続が可能であ
る。
【0056】図6は本発明の第6の実施形態に係るパル
ス放電回路21Eの回路図である。このパルス放電回路
21Eは、図5で示すパルス放電回路21Dの一次巻線
37aを例えば2並列37a1,37a2とすると共
に、これら一次巻線37a1,37a2を、これらどう
しが各高速スイッチ22と各コンデンサ23,24,2
7の充電極性以外の極性がセンタータップ60を中心と
して対称的に配置されるようにパルストランス37の二
次巻線37bに電磁気的に接続し、接地位置70a,7
1aも対称に配置している。
【0057】したがって、このパルス放電回路21Eに
よれば、パルストランス37の一次巻線37a1と37
a2には結局同極性のパルス電圧が印加されることとな
り、電気的には図5で示すパルス放電回路21Dとほぼ
同様の作用が得られる。
【0058】しかし、本実施形態では一次側回路70,
71が対称配置であるため、これらの一次巻線37a
1,37a2の対地電位が正負両極性に分布し、かつ二
次巻線37bも正負両極性に分布しているので、結局、
一次,二次巻線37a,37b間の電位差を近づけるこ
とができ、電気絶縁性能を向上させることができる。
【0059】図7は本発明の第7の実施形態に係るパル
ス放電回路21Fの回路図である。このパルス放電回路
21Fは、図6で示すパルストランス37の2並列の一
次巻線37a1,37a2どうしを一体に接続すると共
に、その接続部にセンタータップ72を接続し、さら
に、このセンタータップ72に接続した共通線73a,
73bに両一次側回路70,71の低圧側をそれぞれ接
続している。
【0060】このパルス放電回路21Fによれば、その
電気的構成が上記パルス放電回路21D,21Eとほぼ
同様であるので、これらとほぼ同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0061】図8は本発明の第8の実施形態に係るレー
ザー装置80の配置図である。このレーザー装置80
は、上記各パルス放電回路21,21A〜21Gのいず
れか、例えば21Fを、金属蒸気レーザーなどのレーザ
ー装置の放電管81に、その長手方向に沿って並設する
ことによりレーザー装置80全体の小型化を図る点に特
徴がある。
【0062】すなわち、レーザー装置80は、横長の電
気絶縁性の放電管81内に所要の金属を封入しており、
この放電管81の長手方向中間部の外周面に、アルミ製
等の一対の金属管82a,82bを外嵌して給電部を形
成している。、これら給電金属管82a,82b間には
ピーキングコンデンサ83を接続する一方、これら給電
金属管82a,82bの金属管で被覆されていないブレ
ークと称される部分の側方には、パルス放電回路21F
のパルストランス37とその二次側回路とを収容する第
1タンク84を配設している。
【0063】したがって、パルス放電回路21Fからの
例えば立ち上がりの速い高電圧かつ大電流のパルスは、
放電管81の長手方向中間部の一対の金属管82a,8
2bの給電部に給電される。これにより、放電管81内
で放電が発生して、封入金属を蒸気化して放電励起し、
レーザが出力される。
【0064】そして、第1タンク84の図中左右両側方
には、第1,第2のパルス発生回路である一次側回路7
0,71をそれぞれ収容する第2,第3のタンク85,
86を配設し、さらに、これら第2,第3のタンク8
5,86の各外側方には、これら一次側回路70,71
を充電する直流電源をそれぞれ収容する第4,第5のタ
ンク87,88を配設している。
【0065】すなわち、第1タンク84の図中左右両側
方には、その両側に第2〜第5のタンク85〜88をほ
ぼ左右対称に振り分け、かつ放電管81の長手方向に沿
うように配設しているので、これらの設置スペースの節
約を図ることができ、レーザー装置80全体の小型化を
図ることができる。
【0066】図9は本発明の第9の実施形態に係るレー
ザー装置80Aのブレーク部の横断面図である。このレ
ーザー装置80Aは、図8で示すレーザー装置80にお
いて、放電管81を第1の電気絶縁体89を介して第1
の金属板である支持板90に固定し、さらに、この支持
板90を第2の電気絶縁体91を介して第2の金属板で
あるベース92に固定している。また、このベース92
上には、電気絶縁体93を介して、パルストランス37
とその二次側回路とを収容する第1タンク84をを固定
している。
【0067】そして、支持板90上には、放電管81の
ブレーク部の外周を所要の間隙をおいて被覆する円弧状
金属板製のカバープレート94を立設し、このカバープ
レート94を支持板90に電気的かつ機械的に接続して
いる。また、支持板90には接続線95によりベース9
2を電気的に接続している。
【0068】したがって、一般に放電管81内の放電に
より発生するサージは回路導体のみではなく、この放電
管81を支持する筐体金属にも誘起され、周囲の電子回
路などに有害な影響を及ぼすが、このレーザー装置80
Aによれば、放電管81を支持する筐体金属である支持
板90をベース92に電気的に接続し、ループさせてい
ないので、サージの伝播を防止ないし低減することがで
きる。
【0069】また、放電管81のブレーク部において
は、不要電磁界が輻射し易いが、このレーザー装置80
Aによれば、カバープレート94によりシールドするこ
とができるので、不要電磁界の周囲への伝播も防止ない
し低減することができる。
【0070】図10は本発明の第10の実施形態に係る
レーザー装置80Bの給電金属管82a,82bの対向
端部の横断面図である。このレーザー装置80Bは、図
9で示すレーザー装置80Aにおいて、給電金属管82
a,82bを鍔状に形成すると共に、その各対向端部8
2c,82dを外方に湾曲する湾曲端部に形成し、その
放電管81側である内側と外側とに共に丸みを持たせた
点に特徴がある。
【0071】すなわち、放電管81のブレーク部では、
100%の電位差を持つ金属が対向しているので、電界
ストレスが極めて高くなるが、本実施形態ではブレーク
部において対向する金属管82a,82bの湾曲対向端
分82c,82dに丸みを持たせているので、電界が緩
和され安定した電気絶縁性能が得られる。
【0072】また、ブレーク間の距離は放電管81の長
さ、口径にもよるが、通常150mmから250mm程
度であるが、湾曲円弧半径を大きくするほど電界緩和効
果も大きくなるから、この程度のギャップに対しては湾
曲円弧半径を15mm以上とすると、極端な耐電圧の低
下を防ぐ事ができる。また、ブレーク部付近での放電管
81内部での電位傾度が安定するので放電化の寿命も伸
びる。
【0073】図11は本発明の第11の実施形態に係る
レーザー装置80Cの横断面図である。このレーザー装
置80Cは、放電管81を支える支持板90の表面に電
気絶縁してボタン状の金属電極96を立設し、この金属
電極96と支持板90との間に発生する電気信号を高周
波同軸ケーブル97で図示しない受信装置に伝達するよ
うになっている。
【0074】したがって、放電管81にパルス電圧が印
加されると、放電管81を囲う金属管一般は大地に対し
て高電位になり、この時金属電極96と支持板90の間
には浮遊静電容量の比率で決まる電圧が発生する。この
電圧は金属電極96の位置を固定すれば、印加電圧に比
例するので印加電圧波形をモニターする事ができる。
【0075】したがって、放電管81の電圧波形をモニ
ターする事により、放電管81の動作に異常が生じた場
合には、その異常をすぐに発見し、判定する事ができ
る。
【0076】図11は本発明の第11の実施形態に係る
レーザー装置80Cの横断面図である。このレーザー装
置80Cは、放電管81を支える支持板90の表面に電
気絶縁してループコイル98を立設し、このループコイ
ル98に誘起される電気信号を高周波同軸ケーブル99
で図示しない受信装置に伝達するようになっている。
【0077】したがって、放電管81が放電して放電管
81に電流が流れると、その周囲に磁界が発生するの
で、ループコイル98には、発生磁界に応じた電圧が誘
起される。この電圧はループコイル98の位置と形状が
固定されているので、放電管81の電流に比例し、この
電流は図示しない受信装置によりモニターされる。この
ために、放電管81の電流波形が容易に計測できるの
で、レーザー装置80Dの動作に異常が生じた場合に
は、その異常をすぐに発見し、判定する事ができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパルス
放電回路よれば,パルストランスの二次側の高圧側と低
圧側とに、第1,第2の可飽和リアクトルをそれぞれ直
列に挿入したので、このパルス放電回路に誘起されるサ
ージを第1,第2の可飽和リアクトルのインピーダンス
により高圧側と低圧側とも有効に減衰させる事ができ
る。このために、サージがパルス放電回路の高速スイッ
チに到達するのを防止ないし低減することができるの
で、高速スイッチの延命と回路の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0079】すなわち、レーザー装置の放電管等の負荷
の放電によるサージに伴って信頼性の低下することのな
い長寿命、高信頼性のパルス放電回路、小型軽量のパル
ス放電回路、コンパクトに配置できる金属蒸気レーザー
等のレーザー装置、そのレーザー状態を容易に計測でき
る高信頼性のレーザー装置を得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパルス放電回路
の回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るパルス放電回路
の可飽和リアクトルの鉄心の縦断面などを示す模式図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るパルス放電回路
の回路図。
【図4】図4は本発明の第4の実施形態に係るパルス放
電回路の回路図。
【図5】図5は本発明の第5の実施形態に係るパルス放
電回路の回路図。
【図6】図6は本発明の第6の実施形態に係るパルス放
電回路の回路図。
【図7】図7は本発明の第7の実施形態に係るパルス放
電回路の回路図。
【図8】図8は本発明の第8の実施形態に係るレーザー
装置の配置図。
【図9】図9は本発明の第9の実施形態に係るレーザー
装置のブレーク部付近の横断面図。
【図10】図10は本発明の第10の実施形態に係るレ
ーザー装置の給電部の横断面図。
【図11】図11本発明の第11の実施形態に係るレー
ザー装置のブレーク部付近の横断面図。
【図12】本発明の第12の実施形態に係るレーザー装
置のブレーク部付近の横断面図。
【図13】従来のパルス放電回路の回路図。
【符号の説明】
21、21A〜21F パルス放電回路 22 高速スイッチ 23、24、27、30、33 第1〜第5コンデンサ 25、28、31、34、35 第1〜第5可飽和リア
クトル 37 パルストランス 40 第4、第5可飽和リアクトルの共有鉄心 50 静電シールド 60 パルストランスの二次側巻線のセンタータップ 70,71 パルストランスの二次側回路 72 パルストランスの一次側巻線のセンタータップ 80,80A〜80D レーザー装置 81 放電管 82a、82b 給電金属管 84 パルストランス収容タンク 89 第1の電気絶縁体 90 支持板(第1の金属板) 91 第2の電気絶縁体 92 ベース(第2の金属板) 95 接続線 96 金属電極 97 ループコイル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサに蓄積された電荷を高速スイ
    ッチを通じて放電するパルス発生回路と、このパルス発
    生回路により発生したパルス電圧を昇圧するパルストラ
    ンスと、このパルストランスにより昇圧されたパルス電
    圧を、このパルストランスの二次側の高圧側と低圧側と
    にそれぞれ直列に挿入された第1,第2の可飽和リアク
    トルの磁気スイッチ作用によりパルス圧縮した後、負荷
    に印加する出力部と、を具備していることを特徴とする
    パルス放電回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパルス放電回路におい
    て、第1,第2の可飽和リアクトルは、同一の鉄心上に
    2つのコイルを巻回することにより構成されていること
    を特徴とするパルス放電回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパルス放電回路
    において、パルストランスの一次二次巻線間に静電シー
    ルドを設け、この静電シールドを接地していることを特
    徴とするパルス放電回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパ
    ルス放電回路において、パルストランスの二次側にセン
    タータップを設け、このセンタータップを接地している
    ことを特徴とするパルス放電回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパ
    ルス放電回路において、パルストランスの一次側に複数
    組の独立したパルス発生回路を接続していることを特徴
    とするパルス放電回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパ
    ルス放電回路において、パルストランスの一次側に、接
    地されたセンタータップを設け、このパルストランス一
    次側に正負異なる極性のパルスを発生する複数のパルス
    発生回路を接続していることを特徴とするパルス放電回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のパルス放電回
    路において、複数のパルス発生回路を交互運転するよう
    に構成していることをを特徴とするパルス放電回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のパ
    ルス放電回路と、このパルス放電回路からのパルス電圧
    が長手方向中間部で給電されて封入金属を放電励起しレ
    ーザーを出力する放電管と、を具備し、この放電管の長
    手方向に沿ってこの給電部の両側に前記パルス放電回路
    のパルストランス一次側回路をそれぞれ振り分けるよう
    に対称に配置したことを特徴とするレーザー装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のレーザー装置において、
    放電管を第1の金属板上に第1の絶縁体を介して固定
    し、さらにこの第1の金属板を第2の絶縁体を介して第
    2の金属板上に固定し、この第1の金属板と第2の金属
    板とを電気的に接続して、共に接地したことを特徴とす
    るレーザー装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載のレーザー装置
    において、高圧側と低圧側の給電部の間において放電管
    の外周を金属体により被覆し、この金属被覆体を接地し
    たことを特徴とするレーザー装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれか1項に記載
    のレーザー装置において、放電管の高圧側と低圧側の両
    給電部を鍔状の電極とし、これら鍔状電極どうしの対向
    端部をそれぞれ湾曲させたことを特徴とするレーザー装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のレーザー装置におい
    て、鍔状電極の湾曲対向端部の湾曲半径を15mm以上
    に設定していることを特徴とするレーザー装置。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか1項に記載
    のレーザー装置において、放電管の高圧給電部近傍の第
    1の金属板に絶縁体を介して電極を設け、この電極と第
    1の金属板間に誘起される電圧によりこの放電管の高圧
    給電部の電圧を計測するように構成していることを特徴
    とするレーザー装置。
  14. 【請求項14】 請求項9〜12のいずれか1項に記載
    のレーザー装置において、放電管の高圧側と低圧側の給
    電部間の金属被覆体内にてコイルを設け、このコイルに
    誘起される電圧により放電管の放電電流を計測するよう
    に構成していることを特徴とするレーザー装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037982A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 電圧パルス発生装置
JP2014183153A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置及びレーザ加工方法
CN105182123A (zh) * 2015-09-02 2015-12-23 国网智能电网研究院 一种换流阀饱和电抗器热特性试验装置及其试验方法
CN109378967A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 刘秀清 基于直流反向倍压器的限流器电路和电池双向去极化电路

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