JPH11308838A - 永久磁石可動形リニア直流モータ - Google Patents

永久磁石可動形リニア直流モータ

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JPH11308838A
JPH11308838A JP12811798A JP12811798A JPH11308838A JP H11308838 A JPH11308838 A JP H11308838A JP 12811798 A JP12811798 A JP 12811798A JP 12811798 A JP12811798 A JP 12811798A JP H11308838 A JPH11308838 A JP H11308838A
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JP
Japan
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yoke
polarity
permanent magnet
pole
stator
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JP12811798A
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Yuichi Moriki
優一 森木
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EFUTEMU KK
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EFUTEMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子の端部に永久磁石を装着することで、
永久磁石可動形リニア直流モータの推力変動の減少、ロ
ング・ストローク化、大推力化、小型軽量化および低価
格化を共に実現するという目的を可能とする。 【構成】 固定子1の端部に、N極の極性およびS極の
極性を有する1つの面が第1のヨーク3に固着され、N
極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第2
のヨーク6に固着されるように第2の永久磁石9を装着
し、第1の巻線4に図示の方向に所定の電流を流すこと
により、可動子10には矢印A方向に所定の推力が作用
し、図示と異なる方向に所定の電流を流すことにより、
可動子10には矢印B方向に所定の推力が作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種OA機器、各種F
A機器、各種光学機器および各種測定機器等において、
振動および推力変動を嫌う各種移動部の駆動の用に供さ
れ、脈動のない推力の発生、推力変動の減少、ロング・
ストローク化、大推力化、小型軽量化および低価格化を
共に可能とする永久磁石可動形リニア直流モータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニア直流モータは、巻線を主
に構成された可動子を有するコイル可動形リニア直流モ
ータと、永久磁石を主に構成された可動子を有する永久
磁石可動形リニア直流モータとに分類され、脈動のない
推力を発生し得る唯一のリニア・モータであり、各種位
置検出装置を装着してサーボ制御することにより、推力
および速度の広範囲の制御と、停止位置の高精度の制御
とを可能とし、振動を嫌う負荷、推力変動を嫌う負荷お
よび広範囲の速度での運転を必要とする負荷に対応し得
るリニア・アクチュエータである。
【0003】従来の永久磁石可動形リニア直流モータ
は、脈動のない推力を発生し、給電線の移動を必要とし
ない利点を有する反面、推力変動の減少、ロング・スト
ローク化、大推力化および小型軽量化を困難とする問題
点があった。
【0004】図15は、従来の永久磁石可動形リニア直
流モータの構造説明図である。固定子1は、平板状を成
す第1のヨーク3および第1のヨーク3の可動子12の
移動範囲に対応する範囲全体に装着された第1の巻線4
より成る第1の固定子構成部材2と、第1の固定子構成
部材2に所定の距離を隔て相対して配置され、平板状を
成す第2のヨーク6および第2のヨーク6の可動子12
の移動範囲に対応する範囲全体に装着され、第1の巻線
4と同一の巻線仕様を有する第2の巻線7より成る第2
の固定子構成部材5とにより構成される。
【0005】可動子12は、N極の極性を有する磁極面
が所定の間隙を隔て第1の固定子構成部材2に相対し、
S極の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第2の固
定子構成部材5に相対するように、第1の固定子構成部
材2および第2の固定子構成部材5の、それぞれの相対
面が構成する空間21内を円滑に移動し得る構造に配置
された平板状をなす第1の永久磁石13により構成され
る。
【0006】可動子12は、第1の巻線4および第2の
巻線7に、それぞれ図示の方向に所定の電流を流すこと
により、所定の推力をもって矢印A方向に移動し、第1
の巻線4および第2の巻線7に、それぞれ図示と異なる
方向に所定の電流を流すことにより、所定の推力をもっ
て矢印B方向に移動する。
【0007】一般に、永久磁石可動形リニア直流モータ
において、固定子を構成する巻線の周囲には、巻線の起
磁力(巻数と電流の積)に比例して増加する磁束Φcが
形成される。磁束Φcは、巻線の起磁力(巻数と電流の
積)に比例して増加する傾斜をもって、可動子の移動方
向に減少して分布する。可動子を構成する永久磁石の周
囲には、永久磁石の起磁力に比例して増加し、N極の極
性を有する磁極面から発生し、固定子を構成する巻線を
鎖交し、永久磁石のS極の極性を有する磁極面に至る磁
束Φmが形成される。
【0008】永久磁石可動形リニア直流モータの推力
は、可動子を構成する永久磁石の起磁力と、固定子を構
成する巻線の起磁力(巻数と電流の積)との積に比例し
て増加する。しかし、永久磁石可動形リニア直流モータ
の推力は、可動子の移動方向に所定の傾斜をもって減少
して分布する磁束Φcの影響により可動子の移動に伴い
減少する。
【0009】上記のように、従来の永久磁石可動形リニ
ア直流モータは、推力変動を伴わない推力を発生するこ
とが困難であり、推力が小さく、可動子の移動に伴い推
力が減少する欠点があり、大推力化を目的とした固定子
を構成する巻線の起磁力の増加に伴い推力変動が増加
し、巻線の起磁力の増加による全ストロークに対する大
推力化が困難であり、ストロークの増加に伴いストロー
ク中央部の推力の発生が困難となる問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、永久磁石可動形リニア直流モータの推力変動の減
少、ロング・ストローク化、大推力化、小型軽量化およ
び低価格化を共に実現することが困難な点である。
【0011】
【課題を解決するための手段】固定子1の端部に、N極
の極性およびS極の極性を有する1つの面が第1のヨー
ク3に固着され、N極の極性およびS極の極性を有する
他の1つの面が第2のヨーク6に固着されるように永久
磁石を装着することを最も主要な特徴とし、永久磁石可
動形リニア直流モータの推力変動の減少、ロング・スト
ローク化、大推力化、小型軽量化および低価格化を共に
実現するという目的を可能にした。
【0012】
【作用】上記のように構成された永久磁石可動形リニア
直流モータは、固定子1を構成する第1の巻線4および
第2の巻線7により空間21内に形成される磁束Φcの
可動子の移動方向の勾配が減少し、可動子12の移動に
伴う推力変動の減少および推力のリニア領域(推力変動
のない領域)の拡大が可能となり、推力変動の減少に伴
い大電流化が可能となり、大電流化に伴い大推力化およ
び小型軽量化が可能と成る。更に、可動子12を構成す
る第1の永久磁石13の漏洩磁束(推力の発生に関与し
無い磁束)が減少し、ロング・ストローク化が可能と成
る。
【0013】
【実施例】図1ないし図14に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例に基づいて、構造および
動作を説明する。
【0014】図1ないし図4に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例において、固定子1は、
平板状を成す第1のヨーク3および第1のヨーク3の可
動子12の移動範囲に対応する範囲全体に装着された第
1の巻線4より成る第1の固定子構成部材2と、第1の
固定子構成部材2に所定の距離を隔て相対して配置さ
れ、平板状を成す第2のヨーク6および第2のヨーク6
の可動子12の移動範囲に対応する範囲全体に装着さ
れ、第1の巻線4と同一の巻線仕様を有する第2の巻線
7より成る第2の固定子構成部材5と、第1の固定子構
成部材2および第2の固定子構成部材5の矢印B方向の
端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つの面
が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着さ
れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着さ
れた第2の永久磁石9より成る第3の固定子構成部材8
と、第1の固定子構成部材2および第2の固定子構成部
材5の矢印A方向の端部に、N極の極性およびS極の極
性を有する1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク6
への相対面に固着され、N極の極性およびS極の極性を
有する他の1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク3
への相対面に固着された第3の永久磁石11より成る第
4の固定子構成部材12とにより構成される。
【0015】可動子12は、N極の極性を有する磁極面
が所定の間隙を隔て第1の固定子構成部材2に相対し、
S極の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第2の固
定子構成部材5に相対するように、第1の固定子構成部
材2および第2の固定子構成部材5の、それぞれの相対
面が構成する空間21内を円滑に移動し得る構造に配置
された平板状を成す第1の永久磁石13により構成され
る。
【0016】図1および図2に示す本発明の実施例にお
いて、第3の固定子構成部材8は、N極の極性およびS
極の極性を有する1つの面が可動子12に相対するよう
に、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着さ
れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着さ
れた第2の永久磁石9により構成される。第4の固定子
構成部材10は、N極の極性およびS極の極性を有する
1つの面が可動子12に相対するように、N極の極性お
よびS極の極性を有する他の1つの面が第1のヨーク3
の第2のヨーク6への相対面に固着され、N極の極性お
よびS極の極性を有する他の1つの面が第2のヨーク6
の第1のヨーク3への相対面に固着された第3の永久磁
石11により構成される。
【0017】図3および図4に示す本発明の実施例にお
いて、第3の固定子構成部材8は、N極の極性を有する
磁極面またはS極の極性を有する磁極面が可動子12に
相対するように、N極の極性およびS極の極性を有する
1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面
に固着され、N極の極性およびS極の極性を有する他の
1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面
に固着された第2の永久磁石9により構成される。第4
の固定子構成部材10は、N極の極性を有する磁極面ま
たはS極の極性を有する磁極面が可動子12に相対する
ように、N極の極性およびS極の極性を有する1つの面
が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着さ
れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着さ
れた第3の永久磁石11により構成される。
【0018】図1および図3に示す本発明の実施例にお
いて、第2の永久磁石9および第3の永久磁石11は、
それぞれ同一の極性を有する部分が相対するように第1
の固定子構成部材2および第2の固定子構成部材5の両
端部に固着される。図2および図4に示す本発明の実施
例において、第2の永久磁石9および第3の永久磁石1
1は、それぞれ異なる極性を有する部分が相対するよう
に第1の固定子構成部材2および第2の固定子構成部材
5の両端部に固着される。
【0019】図1ないし図4に示す本発明の実施例にお
いて、可動子12は、第1の巻線4および第2の巻線7
に、それぞれ図示の方向に所定の電流を流すことによ
り、所定の推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻
線4および第2の巻線7に、それぞれ図示と異なる方向
に所定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢
印B方向に移動する。
【0020】図5および図6に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例において、固定子1は、
平板状を成す第1のヨーク3および第1のヨーク3の可
動子12の移動範囲に対応する範囲全体に装着された第
1の巻線4より成る第1の固定子構成部材2と、第1の
固定子構成部材2に所定の距離を隔て相対して配置さ
れ、平板状を成す第2のヨーク6および第2のヨーク6
の可動子12の移動範囲に対応する範囲全体に装着さ
れ、第1の巻線4と同一の巻線仕様を有する第2の巻線
7より成る第2の固定子構成部材5と、第1の固定子構
成部材2および第2の固定子構成部材5の矢印B方向の
端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つの面
が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着さ
れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着さ
れた第2の永久磁石9より成る第3の固定子構成部材8
とにより構成される。
【0021】可動子12は、N極の極性を有する磁極面
が所定の間隙を隔て第1の固定子構成部材2に相対し、
S極の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第2の固
定子構成部材5に相対するように、第1の固定子構成部
材2および第2の固定子構成部材5の、それぞれの相対
面が構成する空間21内を円滑に移動し得る構造に配置
された平板状を成す第1の永久磁石13により構成され
る。
【0022】図5に示す本発明の実施例において、第3
の固定子構成部材8は、N極の極性およびS極の極性を
有する1つの面が可動子12に相対するように、N極の
極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第1のヨ
ーク3の第2のヨーク6への相対面に固着され、N極の
極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第2のヨ
ーク6の第1のヨーク3への相対面に固着された第2の
永久磁石9により構成される。
【0023】図6に示す本発明の実施例において、第3
の固定子構成部材8は、N極の極性を有する磁極面が可
動子12に相対するように、N極の極性およびS極の極
性を有する1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク6
への相対面に固着され、N極の極性およびS極の極性を
有する他の1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク3
への相対面に固着された第2の永久磁石9により構成さ
れる。
【0024】図5および図6に示す本発明の実施例にお
いて、可動子12は、第1の巻線4および第2の巻線7
に、それぞれ図示の方向に所定の電流を流すことによ
り、所定の推力をもって矢印A方向に移動し、第1の巻
線4および第2の巻線7に、それぞれ図示と異なる方向
に所定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢
印B方向に移動する。
【0025】図7ないし図12に示す本発明の永久磁石
可動形リニア直流モータの実施例は、図1ないし図6に
示す本発明の実施例の第2の固定子構成部材5を第2の
ヨーク6で構成したものである。
【0026】図7ないし図9に示す本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータの実施例において、固定子1は、
第1のヨーク3および第1のヨーク3の可動子12の移
動範囲に対応する範囲全体に装着された第1の巻線4よ
り成る第1の固定子構成部材2と、第1の固定子構成部
材2に所定の距離を隔て相対して配置された第2のヨー
ク6より成る第2の固定子構成部材5と、第1の固定子
構成部材2および第2の固定子構成部材5の矢印B方向
の端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つの
面が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着
され、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの
面が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着
された第2の永久磁石9より成る第3の固定子構成部材
8と、第1の固定子構成部材2および第2の固定子構成
部材5の矢印A方向の端部に、N極の極性およびS極の
極性を有する1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク
6への相対面に固着され、N極の極性およびS極の極性
を有する他の1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク
3への相対面に固着された第3の永久磁石11より成る
第4の固定子構成部材12とにより構成される。
【0027】可動子12は、S極の極性を有する磁極面
が所定の間隙を隔て第1の固定子構成部材2に相対し、
N極の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第2の固
定子構成部材5に相対するように、第1の固定子構成部
材2および第2の固定子構成部材5の、それぞれの相対
面が構成する空間21内を円滑に移動し得る構造に配置
された第1の永久磁石13により構成される。
【0028】図7に示す本発明の実施例において、第3
の固定子構成部材8は、N極の極性およびS極の極性を
有する1つの面が可動子12に相対するように、N極の
極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第1のヨ
ーク3の第2のヨーク6への相対面に固着され、N極の
極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第2のヨ
ーク6の第1のヨーク3への相対面に固着された第2の
永久磁石9により構成される。第4の固定子構成部材1
0は、N極の極性およびS極の極性を有する1つの面が
可動子12に相対し、それぞれ異なる極性を有する部分
が第2の永久磁石9に相対するように、N極の極性およ
びS極の極性を有する他の1つの面が第1のヨーク3の
第2のヨーク6への相対面に固着され、N極の極性およ
びS極の極性を有する他の1つの面が第2のヨーク6の
第1のヨーク3への相対面に固着された第3の永久磁石
11により構成される。
【0029】図8に示す本発明の実施例において、第3
の固定子構成部材8は、S極の極性を有する磁極面が可
動子12に相対するように、N極の極性およびS極の極
性を有する1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク6
への相対面に固着され、N極の極性およびS極の極性を
有する他の1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク3
への相対面に固着された第2の永久磁石9により構成さ
れる。第4の固定子構成部材10は、S極の極性を有す
る磁極面が可動子12に相対するように、N極の極性お
よびS極の極性を有する1つの面が第1のヨーク3の第
2のヨーク6への相対面に固着され、N極の極性および
S極の極性を有する他の1つの面が第2のヨーク6の第
1のヨーク3への相対面に固着された第3の永久磁石1
1により構成される。
【0030】図9に示す本発明の実施例は、図8に示す
本発明の実施例の固定子1および可動子12を、それぞ
れ円筒状に構成し、同軸円筒状に配置したものであり、
可動子12に発生する推力は、第2のヨーク6に設けら
れた開口22を介して外部に伝達される。
【0031】図7ないし図9に示す本発明の実施例にお
いて、可動子12は、第1の巻線4に図示の方向に所定
の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印B方
向に移動し、第1の巻線4に図示と異なる方向に所定の
電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印A方向
に移動する。
【0032】図10ないし図12に示す本発明の永久磁
石可動形リニア直流モータの実施例において、固定子1
は、第1のヨーク3および第1のヨーク3の可動子12
の移動範囲に対応する範囲全体に装着された第1の巻線
4より成る第1の固定子構成部材2と、第1の固定子構
成部材2に所定の距離を隔て相対して配置された第2の
ヨーク6より成る第2の固定子構成部材5と、第1の固
定子構成部材2および第2の固定子構成部材5の矢印B
方向の端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1
つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク6への相対面に
固着され、N極の極性およびS極の極性を有する他の1
つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク3への相対面に
固着された第2の永久磁石9より成る第3の固定子構成
部材8とにより構成される。
【0033】可動子12は、N極の極性を有する磁極面
が所定の間隙を隔て第1の固定子構成部材2に相対し、
S極の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第2の固
定子構成部材5に相対するように、第1の固定子構成部
材2および第2の固定子構成部材5の、それぞれの相対
面が構成する空間21内を円滑に移動し得る構造に配置
された第1の永久磁石13により構成される。
【0034】図10に示す本発明の実施例において、第
3の固定子構成部材8は、N極の極性およびS極の極性
を有する1つの面が可動子12に相対するように、N極
の極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第1の
ヨーク3の第2のヨーク6への相対面に固着され、N極
の極性およびS極の極性を有する他の1つの面が第2の
ヨーク6の第1のヨーク3への相対面に固着された第2
の永久磁石9により構成される。
【0035】図11に示す本発明の実施例において、第
3の固定子構成部材8は、S極の極性を有する磁極面が
可動子12に相対するように、N極の極性およびS極の
極性を有する1つの面が第1のヨーク3の第2のヨーク
6への相対面に固着され、N極の極性およびS極の極性
を有する他の1つの面が第2のヨーク6の第1のヨーク
3への相対面に固着された第2の永久磁石9により構成
される。
【0036】図12に示す本発明の永久磁石可動形リニ
ア直流モータの実施例は、図11に示す本発明の実施例
の固定子1および可動子12を、それぞれ円筒状に構成
し、同軸円筒状に配置したものである。
【0037】図10ないし図12に示す本発明の実施例
において、可動子12は、第1の巻線4に図示の方向に
所定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印
A方向に移動し、第1の巻線4に図示と異なる方向に所
定の電流を流すことにより、所定の推力をもって矢印B
方向に移動する。
【0038】図13および図14に示す本発明の永久磁
石可動形リニア直流モータの実施例は、第3の固定子構
成部材8を構成する第2の永久磁石9および第4の固定
子構成部材10を構成する第3の永久磁石11を、それ
ぞれ複数の永久磁石により構成したものである。
【0039】図13に示す本発明の実施例は、図1に示
す本発明の実施例の第2の永久磁石9および第3の永久
磁石11を、それぞれ2つの永久磁石により構成したも
のである。第2の永久磁石9は、それぞれ異なる極性を
有する磁極面が相対するように固着して構成された第2
の永久磁石9a、9bにより構成され、第3の永久磁石
11は、それぞれ異なる極性を有する磁極面が相対する
ように固着して構成された第3の永久磁石11a、11
bにより構成される。
【0040】図14に示す本発明の実施例は、図3に示
す本発明の実施例の第2の永久磁石9および第3の永久
磁石11を、それぞれ4つの永久磁石により構成したも
のである。第2の永久磁石9は、それぞれ異なる極性を
有する磁極面が隣接するように固着して構成された第2
の永久磁石9a、9b、9c、9dにより構成され、第
3の永久磁石11は、それぞれ異なる極性を有する磁極
面が隣接するように固着して構成された第3の永久磁石
11a、11b、11c、11dにより構成される。
【0041】図13および図14に示す本発明の実施例
において、可動子12は、第1の巻線4および第2の巻
線7に、それぞれ図示の方向に所定の電流を流すことに
より、所定の推力をもって矢印A方向に移動し、第1の
巻線4および第2の巻線7に、それぞれ図示と異なる方
向に所定の電流を流すことにより、所定の推力をもって
矢印B方向に移動する。
【0042】一般に、図5、図6、図10、図11およ
び図12に示す本発明の永久磁石可動形リニア直流モー
タの実施例は、100[mm]以下のストロークに対応
するものであり、図1ないし図4、図7ないし図9、図
13および図14に示す本発明の永久磁石可動形リニア
直流モータの実施例は、100[mm]を越えるストロ
ークに対応するものである。
【0043】図7および図8に示す本発明の実施例は、
図1ないし図4に示す本発明の実施例の取り付けの簡略
化、薄型化、小型軽量化および低価格化を目的としたも
のである。図9に示す本発明の実施例は、図7および図
8に示す本発明の実施例の組立の簡略化および大推力化
を目的とするものであり、図1ないし図4に示す本発明
の実施例の小型軽量化を目的とするものである。
【0044】図10および図11に示す本発明の実施例
は、図5および図6に示す本発明の実施例の取り付けの
簡略化、薄型化、小型軽量化および低価格化を目的とし
たものである。図12に示す本発明の実施例は、図10
および図11に示す本発明の実施例の組立の簡略化およ
び大推力化を目的とするものであり、図5および図6に
示す本発明の実施例の小型軽量化を目的とするものであ
る。
【0045】本発明のリニア直流モータにおいて、永久
磁石の低価格化および着磁の簡略化を目的として、第2
の永久磁石9および第3の永久磁石11は、図13およ
び図14に示す実施例のように、複数の永久磁石を列設
して構成される。第1の永久磁石13も同様に、複数の
永久磁石を列設または積層して構成される。
【0046】一般に、図1ないし図6、図13および図
14に示す本発明の実施例において、固定子1を構成す
る第1の巻線4および第2の巻線7は、巻数および巻線
抵抗等の巻線仕様を同一に構成し、それぞれの巻線を並
列に接続し、直流電源より所定の電流を供給して運転さ
れる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の永久磁石可
動形リニア直流モータは、従来の永久磁石可動形リニア
直流モータの推力変動の減少、ロング・ストローク化お
よび大推力化を可能とするものであり、推力変動の減少
および大推力化に伴い、小型軽量化および低価格化を可
能とするものである。即ち、推力変動の減少、ロング・
ストローク化、大推力化、小型軽量化および低価格化を
共に可能とするものである。更に、推力のリニア領域
(推力変動のない領域)の拡大をも可能とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構造説明図である。
【図2】本発明の実施例の構造説明図である。
【図3】本発明の実施例の構造説明図である。
【図4】本発明の実施例の構造説明図である。
【図5】本発明の実施例の構造説明図である。
【図6】本発明の実施例の構造説明図である。
【図7】本発明の実施例の構造説明図である。
【図8】本発明の実施例の構造説明図である。
【図9】本発明の実施例の構造説明図である。
【図10】本発明の実施例の構造説明図である。
【図11】本発明の実施例の構造説明図である。
【図12】本発明の実施例の構造説明図である。
【図13】本発明の実施例の構造説明図である。
【図14】本発明の実施例の構造説明図である。
【図15】従来の永久磁石可動形リニア直流モータの構
造説明図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 第1の固定子構成部材 3 第1のヨーク 4 第1の巻線 5 第2の固定子構成部材 6 第2のヨーク 7 第2の巻線 8 第3の固定子構成部材 9、9a、9b、9c、9d第2の永久磁石 10 第4の固定子構成部材 11、11a、11b、11c、11d第3の永久磁石 12 可動子 13 第1の永久磁石 21 空間 22 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のヨークおよび第1のヨークの可動
    子の移動範囲に対応する範囲全体に装着された第1の巻
    線より成る第1の固定子構成部材と、 第1の固定子構成部材に所定の距離を隔て相対して配置
    され、第2のヨークおよび第2のヨークの可動子の移動
    範囲に対応する範囲全体に装着された第2の巻線より成
    る第2の固定子構成部材と、 第1の固定子構成部材および第2の固定子構成部材の一
    方の端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つ
    の面が第1のヨークの第2のヨークへの相対面に固着さ
    れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
    が第2のヨークの第1のヨークへの相対面に固着された
    第2の永久磁石より成る第3の固定子構成部材と、 第1の固定子構成部材および第2の固定子構成部材の他
    方の端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つ
    の面が第1のヨークの第2のヨークへの相対面に固着さ
    れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
    が第2のヨークの第1のヨークへの相対面に固着された
    第3の永久磁石より成る第4の固定子構成部材と、 所定の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第1の固
    定子構成部材に相対し、他の極性を有する磁極面が所定
    の間隙を隔て第2の固定子構成部材に相対するように、
    第1の固定子構成部材および第2の固定子構成部材の、
    それぞれの相対面が構成する空間内を円滑に移動し得る
    構造に配置された第1の永久磁石より成る可動子とを具
    備することを特徴とする永久磁石可動形リニア直流モー
    タ。
  2. 【請求項2】 第1のヨークおよび第1のヨークの可動
    子の移動範囲に対応する範囲全体に装着された第1の巻
    線より成る第1の固定子構成部材と、 第1の固定子構成部材に所定の距離を隔て相対して配置
    され、第2のヨークおよび第2のヨークの可動子の移動
    範囲に対応する範囲全体に装着された第2の巻線より成
    る第2の固定子構成部材と、 第1の固定子構成部材および第2の固定子構成部材の一
    方の端部に、N極の極性およびS極の極性を有する1つ
    の面が第1のヨークの第2のヨークへの相対面に固着さ
    れ、N極の極性およびS極の極性を有する他の1つの面
    が第2のヨークの第1のヨークへの相対面に固着された
    第2の永久磁石より成る第3の固定子構成部材と、 所定の極性を有する磁極面が所定の間隙を隔て第1の固
    定子構成部材に相対し、他の極性を有する磁極面が所定
    の間隙を隔て第2の固定子構成部材に相対するように、
    第1の固定子構成部材および第2の固定子構成部材の、
    それぞれの相対面が構成する空間内を円滑に移動し得る
    構造に配置された第1の永久磁石より成る可動子とを具
    備することを特徴とする永久磁石可動形リニア直流モー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記第2の固定子構成部材を、第2のヨ
    ークにより構成することを特徴とする請求項1、請求項
    2のいずれか1つに記載の永久磁石可動形リニア直流モ
    ータ。
JP12811798A 1998-04-23 1998-04-23 永久磁石可動形リニア直流モータ Pending JPH11308838A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102097916A (zh) * 2011-03-25 2011-06-15 哈尔滨工业大学 长行程直流直线电机及其控制系统

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