JP2000060100A - コイル可動形リニア直流モータ - Google Patents

コイル可動形リニア直流モータ

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JP2000060100A
JP2000060100A JP10237939A JP23793998A JP2000060100A JP 2000060100 A JP2000060100 A JP 2000060100A JP 10237939 A JP10237939 A JP 10237939A JP 23793998 A JP23793998 A JP 23793998A JP 2000060100 A JP2000060100 A JP 2000060100A
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yoke
permanent magnet
fixed
motor
magnetic flux
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JP10237939A
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Yuichi Moriki
優一 森木
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EFUTEMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子の端部にヨークを固着することで、コ
イル可動形リニア直流モータの磁束の外部への漏洩を防
ぎ、可動子の小型軽量化、応答性の向上、大推力化、ロ
ング・ストローク化、固定子の小型軽量化および低価格
化を共に実現するという目的を可能とする。 【構成】 固定子1は、平板状を成す第1のヨーク2、
平板状を成す第2のヨーク3、希土類永久磁石より成る
第1の永久磁石7および希土類永久磁石より成る第2の
永久磁石8により構成され、固定子1の矢印B方向の端
部には、固定子1の矢印B方向の端部からの磁束の外部
への漏洩防ぐ目的をもって第3のヨークが固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種OA機器、各種F
A機器、各種光学機器および各種測定機器等において、
振動を嫌う移動部の駆動に好適なコイル可動形リニア直
流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニア直流モータは、脈動のな
い推力を発生し得る唯一のリニア・モータであり、各種
位置検出装置を装着してサーボ制御することにより、推
力および速度の広範囲の制御と、停止位置の高精度の制
御とを可能とし、振動を嫌う負荷、推力変動を嫌う負荷
および広範囲の速度での運転を必要とする負荷に対応し
得るリニア・アクチュエータである。コイル可動形リニ
ア直流モータは、可動子の小型軽量化を可能とする優れ
た応答性を有するリニア直流モータである。しかし、大
推力化、ロング・ストローク化、固定子の小型軽量化お
よび低価格化を困難とする欠点があった。
【0003】図6および図7は、大推力化、ロング・ス
トローク化、固定子の小型軽量化および低価格化を可能
とする従来のコイル可動形リニア直流モータの構造およ
び磁束分布を示したものである。
【0004】固定子1は、平板状を成す第1のヨーク2
と、第1のヨーク2に所定の距離を隔て平行に配置され
た平板状を成す第2のヨーク3と、第1のヨーク2およ
び第2のヨーク3の矢印B方向の端部の、第1のヨーク
2の第2のヨーク3への相対面にS極の極性を有する磁
極面が固着され、第2のヨーク3の第1のヨーク2への
相対面にN極の極性を有する磁極面が固着された希土類
永久磁石より成る第1の永久磁石7と、第1のヨーク2
および第2のヨーク3の矢印A方向の端部の、第1のヨ
ーク2の第2のヨーク3への相対面および第2のヨーク
3の第1のヨーク2への相対面に第1の永久磁石7と同
一の極性を有する磁極面が固着された希土類永久磁石よ
り成る第2の永久磁石8とにより構成される。
【0005】可動子10は、第1のヨーク2の周囲に所
定の間隙を隔て巻装され、第1のヨーク2、第2のヨー
ク3、第1の永久磁石7および第2の永久磁石8の、そ
れぞれの内側面が構成する空間21内を円滑に移動し得
る構造に配置された巻線11により構成される。
【0006】固定子1の構成する空間21の矢印B方向
の端部から中央までの範囲には、第1の永久磁石7の起
磁力に比例して増加する磁束Φmaが図示の方向に均一
に分布し、固定子1の構成する空間21の矢印A方向の
端部から中央までの範囲には、第2の永久磁石8の起磁
力に比例して増加する磁束Φmbが図示の方向に均一に
分布する。
【0007】通常、第1の永久磁石7および第2の永久
磁石8は、同一の仕様(エネルギー積および寸法等)で
構成され、磁束Φmaと磁束Φmbとは同一の大きさを
有し、空間21内に分布する磁束あるいは磁束密度は、
所定の大きさをもって均一に分布する。
【0008】可動子10は、巻線11に図示の方向に所
定の電流を流すことにより、巻線11を鎖交する磁束Φ
maまたは磁束Φmbと、巻線11の起磁力(巻数と電
流の積)との積に比例して増加する推力をもって矢印A
方向に移動し、巻線11に図示と異なる方向に所定の電
流を流すことにより、巻線11を鎖交する磁束Φmaま
たは磁束Φmbと、巻線11の起磁力(巻数と電流の
積)との積に比例して増加する推力をもって矢印B方向
に移動する。
【0009】図6および図7に示す従来のリニア直流モ
ータは、磁路構成および永久磁石配置等の異なる他の形
式のコイル可動形リニア直流モータに対し、空間21内
の磁束(磁束密度)を最も大きく設定することが可能と
成る。即ち、可動子の小型軽量化、応答性の向上、大推
力化、ロング・ストローク化、固定子の小型軽量化およ
び低価格化を可能とするものである。
【0010】しかし、第1の永久磁石7の磁束の一部
は、推力の発生に関与しない磁束Φlaa、磁束Φla
bおよび磁束Φlacとして第1の永久磁石7の側面よ
り外部に漏洩し、第2の永久磁石8の磁束の一部は、推
力の発生に関与しない磁束Φlba、磁束Φlbbおよ
び磁束Φlbcとして第2の永久磁石8の側面より外部
に漏洩し、接近して設置される電磁機器および電子部品
等の一部に磁気的障害を与える恐れがあり、実用化を困
難とする問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、外部へ漏洩する磁束の増加なしに、コイル可動形
リニア直流モータの可動子の小型軽量化、応答性の向
上、大推力化、ロング・ストローク化、固定子の小型軽
量化および低価格化を共に実現することが困難な点であ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】固定子1の端部に第1の
ヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接続するヨー
クを固着することを最も主要な特徴とし、コイル可動形
リニア直流モータの外部へ漏洩する磁束の減少、可動子
の小型軽量化、応答性の向上、大推力化、ロング・スト
ローク化、固定子の小型軽量化および低価格化を共に実
現するという目的を可能にするものである。
【0013】
【実施例】図1ないし図7に示す本発明のコイル可動形
リニア直流モータの実施例の断面図および側面図に基づ
いて構造および動作を説明する。
【0014】図1は本発明のコイル可動形リニア直流モ
ータの第1の実施例であり、固定子1、第3のヨーク4
および可動子10を主に構成される。
【0015】固定子1は、平板状を成す第1のヨーク2
と、第1のヨーク2に所定の距離を隔て平行に配置され
た平板状を成す第2のヨーク3と、第1のヨーク2およ
び第2のヨーク3の矢印B方向の端部に固着された希土
類永久磁石より成る第1の永久磁石7と、第1のヨーク
2および第2のヨーク3の矢印A方向の端部に固着され
た希土類永久磁石より成る第1の永久磁石8とにより構
成され、固定子1の矢印B方向の端部には、第1のヨー
ク2および第2のヨーク3を磁気的に接続する第3のヨ
ーク4が固着される。
【0016】可動子10は、第1のヨーク2の周囲に所
定の間隙を隔て巻装され、第1のヨーク2、第2のヨー
ク3、第1の永久磁石7および第2の永久磁石8の、そ
れぞれの内側面が構成する空間21内を円滑に移動し得
る構造に配置された巻線11により構成される。
【0017】第1の永久磁石7は、第1のヨーク2の第
2のヨーク3への相対面にS極の極性を有する磁極面が
固着され、第2のヨーク3の第1のヨーク2への相対面
にN極の極性を有する磁極面が固着される。第2の永久
磁石8は、第1のヨーク2の第2のヨーク3への相対面
にS極の極性を有する磁極面が固着され、第2のヨーク
3の第1のヨーク2への相対面にN極の極性を有する磁
極面が固着される。
【0018】図2は、本発明のコイル可動形リニア直流
モータの第2の実施例であり、固定子1、第3のヨーク
4、第4のヨーク5および可動子10を主に構成され、
固定子1および可動子10は、図1に示す本発明のコイ
ル可動形リニア直流モータの第1の実施例と同様に構成
される。
【0019】固定子1の矢印B方向の端部には、第1の
ヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接続する第3
のヨーク4が固着され、固定子1の矢印A方向の端部に
は、第1のヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接
続する第4のヨーク5が固着される。
【0020】図3は、本発明のコイル可動形リニア直流
モータの第3の実施例であり、図1に示す本発明のコイ
ル可動形リニア直流モータの第1の実施例の固定子1を
二つ重ね合わせた構造に構成される。
【0021】固定子1は、平板状を成す第1のヨーク2
と、第1のヨーク2にそれぞれ所定の距離を隔て平行に
配置され、それぞれ平板状を成す一対の第2のヨーク3
a、3bと、第1のヨーク2、第2のヨーク3aおよび
第2のヨーク3bの矢印B方向の端部に固着され、それ
ぞれ希土類永久磁石より成る一対の第1の永久磁石7
a、7bと、第1のヨーク2、第2のヨーク3aおよび
第2のヨーク3bの矢印A方向の端部に固着され、それ
ぞれ希土類永久磁石より成る一対の第2の永久磁石8
a、8bとにより構成される。固定子1の矢印B方向の
端部には、第1のヨーク2、第2のヨーク3aおよび第
2のヨーク3bを磁気的に接続する第3のヨーク4が固
着される。
【0022】可動子10は、第1のヨーク2の周囲に所
定の間隙を隔て巻装され、第1のヨーク2、第2のヨー
ク3a、第1の永久磁石7aおよび第2の永久磁石8a
の、それぞれの内側面が構成する空間21a内と、第1
のヨーク2、第2のヨーク3b、第1の永久磁石7bお
よび第2の永久磁石8bの、それぞれの内側面が構成す
る空間21b内とを円滑に移動し得る構造に配置された
巻線11により構成される。
【0023】第1の永久磁石7aは、第1のヨーク2の
第2のヨーク3aへの相対面にS極の極性を有する磁極
面が固着され、第2のヨーク3aの第1のヨーク2への
相対面にN極の極性を有する磁極面が固着される。第1
の永久磁石7bは、第1のヨーク2の第2のヨーク3b
への相対面にS極の極性を有する磁極面が固着され、第
2のヨーク3bの第1のヨーク2への相対面にN極の極
性を有する磁極面が固着される。
【0024】第2の永久磁石8aは、第1のヨーク2の
第2のヨーク3aへの相対面にS極の極性を有する磁極
面が固着され、第2のヨーク3aの第1のヨーク2への
相対面にN極の極性を有する磁極面が固着される。第2
の永久磁石8bは、第1のヨーク2の第2のヨーク3b
への相対面にS極の極性を有する磁極面が固着され、第
2のヨーク3bの第1のヨーク2への相対面にN極の極
性を有する磁極面が固着される。
【0025】図4は、本発明のコイル可動形リニア直流
モータの第4の実施例であり、固定子1、第3のヨーク
4、第4のヨーク5および可動子10を主に構成され、
固定子1および可動子10は、図3に示す本発明のコイ
ル可動形リニア直流モータの第3の実施例と同様に構成
される。
【0026】固定子1の矢印B方向の端部には、第1の
ヨーク2、第2のヨーク3aおよび第2のヨーク3bを
磁気的に接続する第3のヨーク4が固着され、固定子1
の矢印A方向の端部には、第1のヨーク2、第2のヨー
ク3aおよび第2のヨーク3bを磁気的に接続する第4
のヨーク5が固着される。
【0027】図5は、本発明のコイル可動形リニア直流
モータの第5の実施例であり、固定子1、第3のヨーク
4および可動子10を主に構成され、固定子1および可
動子10は、図1に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータの第1の実施例と同様に構成される。
【0028】固定子1の矢印B方向の端部には、第1の
ヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接続する第3
のヨーク4が固着され、第3のヨーク4は、第1の永久
磁石7の可動子10の移動方向に平行な二つの側面(N
極およびS極の極性を有する側面)の一部を覆う形状に
構成される。
【0029】図6は本発明のコイル可動形リニア直流モ
ータの第6の実施例であり、固定子1、第3のヨーク4
および可動子10を主に構成される。
【0030】固定子1は、円筒状を成す第1のヨーク2
と、第1のヨーク2に所定の距離を隔て同軸円筒状に配
置された円筒状を成す第2のヨーク3と、第1のヨーク
2および第2のヨーク3の矢印B方向の端部に固着され
た希土類永久磁石より成る第1の永久磁石7と、第1の
ヨーク2および第2のヨーク3の矢印A方向の端部に固
着された希土類永久磁石より成る第1の永久磁石8とに
より構成され、固定子1の矢印B方向の端部には、第1
のヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接続する第
3のヨーク4が固着される。
【0031】可動子10は、第1のヨーク2の周囲に所
定の間隙を隔て巻装され、第1のヨーク2、第2のヨー
ク3、第1の永久磁石7および第2の永久磁石8の、そ
れぞれの内側面が構成する空間21内を円滑に移動し得
る構造に配置された巻線11により構成される。
【0032】第1の永久磁石7は、第1のヨーク2の第
2のヨーク3への相対面にS極の極性を有する磁極面が
固着され、第2のヨーク3の第1のヨーク2への相対面
にN極の極性を有する磁極面が固着される。第2の永久
磁石8は、第1のヨーク2の第2のヨーク3への相対面
にS極の極性を有する磁極面が固着され、第2のヨーク
3の第1のヨーク2への相対面にN極の極性を有する磁
極面が固着される。
【0033】可動子10に作用する推力は、固定子1を
構成する第2のヨーク3に設けられた軸方向に延びた開
口22を介して外部に伝達される。
【0034】図7は、本発明のコイル可動形リニア直流
モータの第7の実施例であり、固定子1、第3のヨーク
4、第4のヨーク5および可動子10を主に構成され、
固定子1および可動子10は、図6に示す本発明のコイ
ル可動形リニア直流モータの第6の実施例と同様に構成
される。
【0035】固定子1の矢印B方向の端部には、第1の
ヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接続する第3
のヨーク4が固着され、固定子1の矢印A方向の端部に
は、第1のヨーク2および第2のヨーク3を磁気的に接
続する第4のヨーク5が固着される。
【0036】図1ないし図7に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータの実施例において、可動子10は、
巻線11に図示の方向に所定の電流を流すことにより所
定の推力をもって矢印A方向に移動し、巻線11に図示
と異なる方向に所定の電流を流すことにより所定の推力
をもって矢印B方向に移動する。
【0037】図1、図2、図5、図6および図7に示す
本発明のコイル可動形リニア直流モータの実施例におい
て、第1のヨーク2の第2のヨーク3への相対面に第1
の永久磁石7および第2の永久磁石8のN極の極性を有
する磁極面を固着し、第2のヨーク3の第1のヨーク2
への相対面に第1の永久磁石7および第2の永久磁石8
のS極の極性を有する磁極面を固着することにより、可
動子10は、巻線11に図示の方向に所定の電流を流す
ことにより矢印B方向に移動し、巻線11に図示と異な
る方向に所定の電流を流すことにより矢印A方向に移動
する。
【0038】図3および図4に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータの実施例において、第1のヨーク2
の第2のヨーク3aへの相対面に第1の永久磁石7aお
よび第2の永久磁石8aのN極の極性を有する磁極面を
固着し、第2のヨーク3aの第1のヨーク2への相対面
に第1の永久磁石7aおよび第2の永久磁石8aのS極
の極性を有する磁極面を固着し、第1のヨーク2の第2
のヨーク3bへの相対面に第1の永久磁石7bおよび第
2の永久磁石8bのN極の極性を有する磁極面を固着
し、第2のヨーク3bの第1のヨーク2への相対面に第
1の永久磁石7bおよび第2の永久磁石8bのS極の極
性を有する磁極面をすることにより、可動子10は、巻
線11に図示の方向に所定の電流を流すことにより矢印
B方向に移動し、巻線11に図示と異なる方向に所定の
電流を流すことにより矢印A方向に移動する。
【0039】図1ないし図7に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータは、形式(磁路構成および永久磁石
配置等)の異なるコイル可動形リニア直流モータの可動
子の小型軽量化、応答性の向上、大推力化、ロング・ス
トローク化、固定子の小型軽量化および低価格化を共に
可能とし、図8および図9に示す従来のコイル可動形リ
ニア直流モータの外部へ漏洩する磁束の減少を可能とす
るものである。
【0040】図1ないし図5に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータは、図6および図7に示す本発明の
コイル可動形リニア直流モータの薄型化、組立の簡略
化、設置の簡略化および低価格化を可能とし、図6およ
び図7に示す本発明のコイル可動形リニア直流モータ
は、図1および図2に示す本発明のコイル可動形リニア
直流モータの大推力化、ロング・ストローク化および図
9に示す磁束Φlab、磁束Φlac、磁束Φlbb、
磁束Φlbcの外部への漏洩の減少を可能とするもので
ある。
【0041】図1に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータは、図8に示す磁束Φlaaを第3のヨーク4
内に流すことにより、磁束Φlaaの外部への漏洩の減
少を可能とし、矢印A方向の端部からの磁束の外部への
漏洩が問題と成らない雰囲気への設置を目的とするもの
である。
【0042】図2に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータは、図8に示す磁束Φlaaを第3のヨーク4
内に流し、磁束Φlbaを第4のヨーク5内に流すこと
により、磁束Φlaaおよび磁束Φlbaの外部への漏
洩の減少を可能とするものである。
【0043】図3に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータは、図1に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータの約2倍の推力の発生を可能とし、第1の永久
磁石7aおよび第1の永久磁石7bよりそれぞれ発生し
た図8に示す磁束Φlaaを第3のヨーク4内に流すこ
とにより、磁束Φlaaの外部への漏洩の減少を可能と
し、矢印A方向の端部からの磁束の外部への漏洩が問題
と成らない雰囲気への設置を目的とするものである。
【0044】図4に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータは、図2に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータの約2倍の推力の発生を可能とし、第1の永久
磁石7aおよび第1の永久磁石7bよりそれぞれ発生し
た図8に示す磁束Φlaaを第3のヨーク4内に流し、
第2の永久磁石8aおよび第2の永久磁石8bよりそれ
ぞれ発生した図8に示す磁束Φlbaを第4のヨーク5
内に流すことにより、磁束Φlaaおよび磁束Φlba
の外部への漏洩の減少を可能とする。
【0045】図5に示す本発明のコイル可動形リニア直
流モータは、図8および図9に示す磁束Φlaa、磁束
Φlabおよび磁束Φlacの外部への漏洩の減少を可
能とするものであり、第1の永久磁石7の可動子10の
移動方向に平行な二つの側面(N極およびS極の極性を
有する側面)を、第3のヨーク4により全て覆う形状に
構成することにより、更に、磁束Φlaa、磁束Φla
bおよび磁束Φlacの外部への漏洩が減少する。
【0046】図1、図3および図5に示す本発明のコイ
ル可動形リニア直流モータにおいて、第1のヨーク2、
第2のヨーク3、3a、3bおよび第3のヨーク4は、
切削加工、曲げ加工、各種鋳造等により一体に構成し得
るものであり、図2および図4に示す本発明のコイル可
動形リニア直流モータにおいて、第1のヨーク2、第2
のヨーク3、3a、3b、第3のヨーク4および第4の
ヨーク5は、切削加工、曲げ加工、各種鋳造等により一
体に構成し得るものである。
【0047】図3および図4に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータに対応する従来のコイル可動形リニ
ア直流モータにおいて、第1の永久磁石7aと第1の永
久磁石7bとの間、第2の永久磁石8aと第2の永久磁
石8bとの間には、それぞれ反発力が作用するため機械
的固定を必要とし、固定子の大型化、固定子質量の増加
および高価格化を来す欠点があった。
【0048】しかし、第1の永久磁石7aおよび第1の
永久磁石7bは、大きな吸引力により第3のヨーク4に
固着され、第2の永久磁石8aおよび第2の永久磁石8
bは、大きな吸引力により第4のヨーク5に固着される
ため、機械加工が簡略化し、組立工数が減少するため、
低価格化が可能となる。
【0049】図6および図7に示す本発明のコイル可動
形リニア直流モータにおいて、第1の永久磁石7および
第2の永久磁石8を、扇状を成す複数の永久磁石を固定
子1の円周方向に列設して構成することにより、永久磁
石の着磁が容易に成り低価格化が可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコイル可動
形リニア直流モータは、従来のコイル可動形リニア直流
モータの外部へ漏洩する磁束の減少を可能とし、周辺の
磁界および磁気擾乱に敏感な各種電磁機器および各種電
子部品の近辺への設置を可能とし、図6および図7に示
す従来のコイル可動形リニア直流モータと異なる形式
(磁路構成および永久磁石配置等)のコイル可動形リニ
ア直流モータに対して、可動子の小型軽量化、応答性の
向上、大推力化、ロング・ストローク化、固定子の小型
軽量化および低価格化を共に可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図4】本発明の第4の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図5】本発明の第5の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図6】本発明の第6の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図7】本発明の第7の実施例の断面図および側面図で
ある。
【図8】従来のコイル可動形リニア直流モータの磁束分
布図である。
【図9】従来のコイル可動形リニア直流モータの磁束分
布図である。
【符号の説明】
1 固定子 2 第1のヨーク 3 第2のヨーク 3a 第2のヨーク 3b 第2のヨーク 4 第3のヨーク 5 第4のヨーク 7 第1の永久磁石 7a 第1の永久磁石 7b 第1の永久磁石 8 第2の永久磁石 8a 第2の永久磁石 8b 第2の永久磁石 10 可動子 11 巻線 21 空間 21a 空間 21b 空間 22 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状を成す第1のヨークと、第1のヨ
    ークに所定の距離を隔て平行に配置された平板状を成す
    第2のヨークと、第1のヨークおよび第2のヨークの一
    方の端部の、第1のヨークの第2のヨークへの相対面に
    所定の極性を有する磁極面が固着され、第2のヨークの
    第1のヨークへの相対面に他の極性を有する磁極面が固
    着された希土類永久磁石より成る第1の永久磁石と、第
    1のヨークおよび第2のヨークの他方の端部の、第1の
    ヨークの第2のヨークへの相対面および第2のヨークの
    第1のヨークへの相対面に、第1の永久磁石と同一の極
    性を有する磁極面が固着された希土類永久磁石より成る
    第2の永久磁石とにより構成された固定子と、 第1のヨークの周囲に所定の間隙を隔て巻装され、第1
    のヨーク、第2のヨーク、第1の永久磁石および第2の
    永久磁石の、それぞれの内側面が構成する空間内を円滑
    に移動し得る構造に配置された巻線より成る可動子と、 第1のヨーク、第2のヨークおよび第1の永久磁石の前
    記一方の端部に固着され、第1のヨークおよび第2のヨ
    ークを磁気的に接続する第3のヨークとを具備している
    ことを特徴とするコイル可動形リニア直流モータ。
  2. 【請求項2】 円筒状を成す第1のヨークと、第1のヨ
    ークの周囲に所定の距離を隔て同軸円筒状に配置された
    円筒状を成す第2のヨークと、第1のヨークおよび第2
    のヨークの一方の端部の、第1のヨークの第2のヨーク
    への相対面に所定の極性を有する磁極面が固着され、第
    2のヨークの第1のヨークへの相対面に他の極性を有す
    る磁極面が固着された希土類永久磁石より成る第1の永
    久磁石と、第1のヨークおよび第2のヨークの他方の端
    部の、第1のヨークの第2のヨークへの相対面および第
    2のヨークの第1のヨークへの相対面に、第1の永久磁
    石と同一の極性を有する磁極面が固着された希土類永久
    磁石より成る第2の永久磁石とにより構成された固定子
    と、 第1のヨークの周囲に所定の間隙を隔て巻装され、第1
    のヨーク、第2のヨーク、第1の永久磁石および第2の
    永久磁石の、それぞれの内側面が構成する空間内を円滑
    に移動し得る構造に配置された巻線より成る可動子と、 第1のヨーク、第2のヨークおよび第1の永久磁石の前
    記一方の端部に固着され、第1のヨークおよび第2のヨ
    ークを磁気的に接続する第3のヨークとを具備している
    ことを特徴とするコイル可動形リニア直流モータ。
  3. 【請求項3】前記第1のヨーク、前記第2のヨークおよ
    び前記第2の永久磁石の前記他方の端部に固着され、前
    記第1のヨークおよび前記第2のヨークを磁気的に接続
    する第4のヨークを具備していることを特徴とする請求
    項1、2のいずれか1つに記載のコイル可動形リニア直
    流モータ。
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