JPH11308345A - ネットワークと構内ネットワーク - Google Patents

ネットワークと構内ネットワーク

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JPH11308345A
JPH11308345A JP11111698A JP11111698A JPH11308345A JP H11308345 A JPH11308345 A JP H11308345A JP 11111698 A JP11111698 A JP 11111698A JP 11111698 A JP11111698 A JP 11111698A JP H11308345 A JPH11308345 A JP H11308345A
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telephone
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Masako Hida
昌子 飛田
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光則 井畑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話路とするインターネットのトラヒック量
が多くて過負荷状態にあるとき、実時間性を要求される
電話サービスとしての条件を満たすことを課題とする。 【解決手段】 私設電話網交換機(以下、PBXと称
す)と、端末間通信用のイーサネットと、インターネッ
ト/イントラネットで通信を行うインターネットテレフ
ォニーサーバ(以下、ITSと称す)を有する構内ネッ
トワークにおいて、構内ネットワーク以外の通話に、前
記インターネット/イントラネット経由のインターネッ
ト電話を利用する場合に、前記インターネット/イント
ラネットが過負荷状態にあることを判断する機能を有
し、前記過負荷状態であると判断した場合に、前記PB
Xに対して前記専用線トランクをビジー状態に見せかけ
ることによって、前記インターネット/イントラネット
を通さずに、前記PBXから前記公衆電話網へ迂回させ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット/
イントラネット/エクストラネット等のインターネット
電話の輻輳迂回機能を用いたネッワーク及び構内ネット
ワークに関し、私設構内システム内で過負荷状態の場合
に、迂回機能を有する私設構内システムやインターネッ
ト電話の輻輳迂回機構を用いたネッワーク及び構内ネッ
トワークに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、ネットワークとネッ
トワークを相互につなぎ、LANのようなローカルのネ
ットワークを専用線で次々に結んでいって、広い地域を
カバーできるようにしたネットワークで、パソコンなど
のコンピュータ通信に使われる。又、公衆回線等に使わ
れる交換機はなく、ローカルのネットワークに置かれて
いるルータが経路を選んでデータ信号を次々とバケツリ
レー式に転送していく。コンピュータのデータを送るの
に適したパケット通信を使っているので、ルータはパケ
ットに付けられたアドレスを読み取って、次のネットワ
ークのルータにパケットを送る。
【0003】また、イントラネットは社内だけで利用す
るためのコンピュータネットワークである。電話にたと
えると、インターネットは外国にもダイアル直通で自由
にかけられる一般の電話網であり、イントラネットは社
内だけにかけられる内線電話に相当する。
【0004】また、パソコンにつないだマイクとスピー
カを使って、インターネット回線を通してパソコン間で
会話をすることができ、これをインターネット電話と呼
び、通話料は自己のパソコンから最寄りのアクセスポイ
ントまでの市内料金だけですみ、低料金で国際電話もか
けられるのが魅力である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネット電話サービスにおいて、通話路とするインター
ネット/イントラネットのトラヒック量が多くて過負荷
状態にあると、遅延時間も大きくなり、実時間性を要求
される電話サービスとしての条件を満たせないという問
題点がある。一般に、遅延時間の許容範囲は、一般電話
では200[ms]以内、インターネット電話では50
0[ms]以内と言われているが、通話路とするインタ
ーネット/イントラネットが過負荷状態にあると、秒単
位の大変大きな遅延時間が観測され、国際通話よりも遅
延時間が大きくなることもある。その場合、インターネ
ット電話では、パケット伝送としていた場合には、電話
回線の連続性が保たれず、音声の途絶が頻繁に発生し
て、相互の通話が出来なくなってしまう。
【0006】また、インターネット電話では、音声フレ
ームの受信間隔がまばらで、揺らぎが大きく、揺らぎ吸
収制御機能で大量に音声フレームを廃棄すると、音声を
一定長にパケット化して通信するため、会話が途切れた
り、「ブッブッ」等の雑音が入り、音声品質も劣化して
しまう。
【0007】このため、現在は、インターネット電話の
利用者が使用する時間帯などから、インターネット/イ
ントラネットを使用するか、従来の公衆電話網を使用す
るかを判断してダイヤルしたり、一旦インターネット電
話をかけて聞き取りにくい場合に公衆電話網でかけ直し
たりしている。これでは、ユーザーにとっては不便であ
り、格安のインターネット電話という利点を活用するた
めにも、利用拡大を図る意味で、上記問題点を解決する
必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するもので、専用線で定義された電話番号と公衆電
話網の電話番号との対応を予め登録することにより、専
用線トランクがビジー状態の時に公衆電話網への迂回機
能を有する−私設電話網交換機(以下、PBXと称す)
と、端末間通信用のイーサネットと、PBXの音声とイ
ーサネットのデータを統合してインターネット/イント
ラネットで通信を行うインターネットテレフォニーサー
バ(以下、ITSと称す)を有するネットワークにおい
て、構内ネットワーク以外の通話に、インターネット/
イントラネット経由のインターネット電話を利用する場
合で、インターネット/イントラネットが負荷状態にあ
ることを判断する機能を有し、負荷状態であると判断し
た場合に、PBXに対して専用線トランクビジー状態に
見せかけることによって、インターネット/イントラネ
ットを通さずに、PBXから公衆電話網へ迂回させるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明は、構内線で定義された電話
番号と公衆電話網の電話番号との対応を予め登録するこ
とにより、前記構内線がビジー状態の時に前記公衆電話
網への迂回機能を有する構内交換機と、前記構内交換機
に接続するインターネット/イントラネットで通信を行
うインターネットテレフォニーサーバ(以下、ITSと
称す)とを有するネットワークにおいて、前記構内交換
機の電話回線と、前記ITSを経由して外部の前記イン
ターネット/イントラネット経由のインターネット電話
を利用する場合に、前記インターネット/イントラネッ
トが過負荷状態にあることを判断する機能を有し、前記
過負荷状態であると判断した場合に、前記PBXに対し
て前記専用線トランクをビジー状態に見せかけることに
よって、前記インターネット/イントラネットを通さず
に、前記PBXから前記公衆電話網へ迂回させることを
特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、専用線で定義された電
話番号と公衆電話網の電話番号との対応を電話番号登録
テーブルに登録し、前記専用線がビジー状態の時に前記
公衆電話網へ切り換える構内交換機と、前記構内交換機
に接続されインターネット/イントラネットで通信を行
うインターネットテレフォニーサーバ(以下、ITSと
称す)とを有する構内ネットワークにおいて、前記構内
交換機に接続する公衆電話網と、前記ITSを経由して
外部の前記インターネット/イントラネット経由のイン
ターネット電話を利用する場合に、前記インターネット
/イントラネットが過負荷状態にあることを判断する機
能を有し、前記過負荷状態であると判断した場合に、前
記PBXに対して前記専用線をビジー状態に見せかける
ことによって、前記インターネット/イントラネットを
通さずに、前記PBXから前記公衆電話網へ迂回させる
ことを特徴とする。
【0011】又、上記発明において、前記過負荷状態に
あることを判断する機能は、学習的に前記インターネッ
ト/イントラネット経由のインターネット電話がビジー
になるビジー時刻帯を登録しておき、当該ビジー時刻帯
を過負荷状態であるとして前記公衆電話網に交換するこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態の構成]本発明の実施
形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施形態による構成を示
すブロック図である。図において、1は電話やパソコン
端末を含む構内ネットワーク、12は構内交換機PBX
(Private Branch Exchange)、121A,121B,1
21CはPBXに接続された各電話機A,B,Cであ
る。
【0014】また、13はグローバルな世界中のサーバ
と専用線を用いて接続し、又は企業内の本社や工場間
や、本店・支店間等で電話やデータ回線を接続するイン
ターネット/イントラネットと接続ITS(インターネ
ット・テレフォニー・サーバ)、130はITS13内
で外部との入出力のバッファとなるインターネットイン
タフェース、131はサーバとしてITSが管理する通
信網を管理する網管理、132は現時間を計測し時間を
カウントするタイマー、133は負荷状態を出力するビ
ジー制御、134X,134YはOR回路、14X,1
4Yは4線X,Yである。また、15はLANを構成す
るイーサネット、151A,151Bはイーサネット1
5に接続されたパソコン端末、2はPBX12に接続さ
れた公衆電話網、21は公衆電話網2を接続する2線、
3は世界中に専用線で結ばれ又は企業内の通信網を構成
し更に企業グループ内で拡大的に構成されたエクストラ
ネットを含むインターネット/イントラネット、31は
インターネットインタフェース130とインターネット
/イントラネット3を接続する任意のケーブルを示す。
【0015】構内ネットワーク1は、電話機121、端
末151、PBX12、イーサネット15、ITS13
で構成され、公衆電話網2やインターネット/イントラ
ネット3と接続して、構内ネットワーク1以外の公衆電
話網2に接続された電話機やインターネット/イントラ
ネット3と接続された端末と通信を行う。
【0016】また、PBX12は電話機121A,12
1B,121Cを収容して、構内交換ばかりでなく外部
との交換も行う音声通信サービスを行う。 イーサネッ
ト15は、パソコン端末151A,151Bを収容し
て、10BASE5,10BASE−F,100BAS
E−T等でCDMA/CDで衝突防止を図りつつ高速デ
ータ伝送を達成するデータ通信サービスを行う。また、
イーサネット15はトークンリングやATM網交換,F
DDI等を含んだLANを構成してよいし、広域ネット
ワークのWANや無線LANを含んでいてもよい。
【0017】さらに、ITS13は、PBX12とイー
サネット15を収容して、インターネット経由での音声
とデータの統合通信サービスを行う。
【0018】PBX12とITS13は、送信線(以
下、T線と称す)と、受信線(以下、R線と称す)と、
送信開始線(以下、SS線と称す)と、着信開始線(以
下、SR線と称す)の4本の信号線を1対とするケーブ
ル(以下、4線と称す)で接続し、PBX12と公衆電
話網2とはT線とR線の2線で接続し、ITS13とイ
ンターネット/イントラネット3は任意の同軸ケーブル
やより対線、光ファイバ等のケーブル31で接続されて
いる。
【0019】[本実施形態の動作の説明]PBX12は
従来技術として、専用線トランクビジー時に公衆電話網
2へ迂回する機能を有している。この動作を、図1を用
いて説明する。
【0020】PBX12には3台の電話機A121A,
B121B,C121Cが接続されており、PBX12
とITS13は2本の4線14X,14Yで、PBX1
2と公衆電話網2とは1本の2線21で接続されてい
る。
【0021】まず、何も通話がない状態で、ITS13
を介してインターネット/イントラネット3経由で他の
電話機に向けて、電話機A121Aが発呼すると、PB
X12は着信開始線のSR線がOff状態の4線X14
Xを選択して通話を行う。通話までのシーケンスは、図
2に示す。図2の通常発呼動作では、電話機A121A
がoff−Hookして相手先の電話番号をダイヤルイ
ンすると、PBX12はその電話番号に応じてITS1
3へ送信開始線のSS線をオンし、インターネット/イ
ントラネット3を介して相手先の電話機が接続されてい
るITSに接続し、相手先のITSをオンして、相手先
の電話機をリンギングをし、相手先の電話機がoff−
Hookすれば相手先のPBXから送信開始線のSS線
をオンして、接続応答をインターネット/イントラネッ
ト3を介してITS13に接続し、SR線をオンして、
電話機A121Aにリングバックトーンを発生し、以後
相手先の電話機と通話が可能となる。こうして、送信線
のT線及び受信線のR線とがオンして、4線X14Xの
全てがオンすることにより、相互の電話機による通話が
持続される。
【0022】次に、電話機B121Bがインターネット
/イントラネット3を介して外部のインターネット電話
の相手先電話機に向けて発呼すると、PBX12はSR
線がOff状態の4線Y14Yを選択して通話する。こ
れにより4線Y14YのSR線YもOnに変化する。
【0023】本構内ネットワーク1で、4線X,Yとも
に使用中に、電話機C121Cがインターネット/イン
トラネット3を介して外部のインターネット電話の相手
先電話機に向けて発呼すると、PBX12は全SR線が
On状態なので、予め設定されている電話番号変換テー
ブルでダイヤル番号を公衆電話網2の電話番号に変換し
て、専用線を通さずに通話を行う。
【0024】一方、ITS13は従来技術として、PB
X12の音声とイーサネット15のデータを、IP(In
ternet Protocol)フレームでカプセル化して、インタ
ーネット/イントラネット3経由で通信する機能を有し
ている。図1を用いて説明する。 ITS13にはPB
X12とイーサネット15が接続されており、インター
ネット/イントラネット3とは任意のケーブル31で接
続されている。PBX12の音声は、インターネットイ
ンタフェース130で符号化/復号化され、一定長のI
Pフレームでインターネット/イントラネット3経由で
通信する。一方、イーサネット15のデータは、インタ
ーネットインタフェース130で任意長のIPフレーム
でインターネット/イントラネット3経由で通信する。
【0025】このような構成で、ITS13は、PBX
12の音声通信とイーサネット15のデータ通信が同時
に発生した場合は、実時間性が重要視される音声通信を
優先するため、インターネットインタフェース130に
おいて、音声とデータのキューを分けて優先制御を行っ
たり、データフレームを短いフレームに分割してデータ
フレーム間に音声フレームを通す機能も有している。
【0026】また、実時間性が重要視される音声通信で
は、音声フレームの受信間隔がまばらでは、音声を再生
する場合に揺らいだり「ブツブツ」という雑音が入り、
音声品質が悪くなるため、インターネットインタフェー
ス130において、音声フレームの受信間隔が一定時間
を越えた場合に、その音声フレームを廃棄するという遅
延揺らぎ制御機能も有している。
【0027】本実施形態では、上記機能に加えて、PB
X12の専用線トランクビジー時の公衆電話網への迂回
機能を有効に利用して、インターネット電話サービスを
向上させるために、ITS13に、構内ネットワーク1
で発生して任意ケーブル31を流れるフレームのトラヒ
ック量を監視したり、インターネット/イントラネット
3の負荷状態を監視する網管理131と、時刻を設定す
るタイマー132と、インターネット/イントラネット
3の使用可否を制御するビジー制御133の3つの機能
と、ITS13のインターネットインタフェース130
からPBX12へ出力される着信開始線のSR線と、ビ
ジー制御133から出力される信号線と、OR論理で結
合するためのOR回路134X,134Yとを追加す
る。
【0028】網管理131は、構内ネットワーク1で発
生してインターネット/イントラネット3経由で通信し
ている音声や、データのトラヒック量や、任意のケーブ
ル31の回線障害や、揺らぎ吸収によるフレーム廃棄数
を監視するとともに、インターネット/イントラネット
3の負荷状態を判断するため、通話毎にその時刻と応答
時間を学習し、応答が規定時間以内に返ってこない場合
に、負荷状態と判断して、その時刻を負荷時刻テーブル
に登録したり、規定時間以内であれば、その時刻を負荷
時刻テーブルから削除したりする。
【0029】また、定期的に任意のポイント(プロバイ
ダのサーバや通信相手先等)にpingフレームを送信
して、応答が返ってくるまでの時間(以下、往復遅延時
間と称す)を観測し、上述の負荷時刻テーブルに登録し
たり、リアルタイムにビジー制御133に信号をOn状
態にし、規定時間以内の場合に信号をOff状態にした
りする。
【0030】また、任意のケーブル31のトラヒック量
が規定値を越えたり、回線障害を検出したり、揺らぎ吸
収制御による単位時間あたりの音声フレーム廃棄数が規
定数を越えた場合に、ビジー制御133に信号をOn状
態にし、トラヒック量や音声フレーム廃棄数が下回った
り、回線障害復旧を検出した場合に、信号をOff状態
にする。
【0031】タイマー132は、予めインターネット/
イントラネット3の過負荷の時間帯を予測して設定して
おき(例えば、22時から8時)、その設定された時間
帯は、ビジー制御133に信号を発生させる。
【0032】ビジー制御133は、網管理131やタイ
マー132から受けた信号より、スレシホールドを考慮
して、例えば、網管理131が出力する往復遅延時間の
規定時間以上が任意時間連続している場合にビジー状態
とし、規定時間以内が任意時間連続している場合にビジ
ー状態を解除するなど、インターネット/イントラネッ
ト3がビジー状態である信号を生成し、OR回路134
X,134Yを通して全SR線をOn状態にする。
【0033】ビジー状態を通知する信号は、OR回路1
34X,134Yを通してPBX12へ通知されるた
め、通話で使用中の4線がある場合には、その通話は継
続され、通話が完了しても着信開始線のSR線がOff
状態に戻らない。
【0034】全SR線がOn状態であると、PBX12
は専用線トランクビジーと判断し、予め設定されている
電話番号変換テーブルでダイヤル番号を公衆電話網2の
電話番号に変換して、専用線を通さずに通話を行う。
【0035】このトランクビジー時の発呼動作を、図2
を参照しつつ説明する。例えば、電話機A121Aがo
ff−Hookして相手先の電話番号をダイヤルインす
ると、ITS13の全SR線がオン状態であるので、P
BX12は直接公衆電話網に接続し、相手先のPBXに
着信し、相手先の電話機にリンギングを発生する。相手
先の電話機がoff−Hookすれば、その応答信号を
PBX12に送信し、電話機A121Aにリングバック
トーンを発生し、以後相手先の電話機と通話が可能とな
る。公衆電話網2を通して、相互の電話機による通話が
持続される。この場合、相手先の電話機が本構内ネット
ワークと同様なネットワークであるとして説明している
が、相手先の電話機がプロバイダと公衆電話網とに接続
されている場合には、本構内ネットワークがビジー状態
でないときは、上述のインターネット/イントラネット
を介して、インターネット電話が可能であるし、ビジー
状態のときは、相互に公衆電話網を介して通話すること
になる。
【0036】以上の各部の構成と動作により、インター
ネット/イントラネット3に接続される専用線で定義さ
れた電話番号と、公衆電話網2の電話番号との対応を予
め電話番号変換テーブルに登録して、交互に電話番号を
公衆電話網2の電話番号に変換することにより、専用線
トランクがビジー状態の時に公衆電話網2への迂回機能
を有する私設電話網交換機のPBXと、端末間通信用の
イーサネットと、PBXの音声とイーサネットのデータ
を統合してインターネット/イントラネットで通信を行
うインターネットテレフォニーサーバITSを有する構
内ネットワークで、プロバイダとしても動作するITS
13で、ビジーの発生する確率の高い時間帯をビジー状
態に設定して、公衆電話網に優先的に接続する。
【0037】また、構内ネットワーク1以外の通話に、
インターネット/イントラネット3経由のインターネッ
ト電話を利用する場合で、インターネット/イントラネ
ット3が負荷状態にあることを判断する機能を有し、過
負荷状態であると判断した場合に、PBX12に対して
専用線トランクビジー状態に見せかけることによって、
インターネット/イントラネット3を通さずに、PBX
12から公衆電話網2へ迂回させることというインター
ネット電話の輻輳迂回機能を備えている。
【0038】ここで、インターネット/イントラネット
が負荷状態であることを判断する機能は、ITS13に
以下の論理と負荷時刻テーブルを有し、これらを目的に
応じて使い分けたり、組み合わせたりしてサービスを提
供する。 (1)通話毎にその時刻と応答時間を学習し、応答が規
定時間以内に返ってこない場合に、負荷状態と判断し
て、その時刻を負荷時刻テーブルに登録する。一方、規
定時間以内であれば、その時刻を負荷時刻テーブルから
削除する。負荷時刻テーブルは、タイマーと連動し、登
録された時刻になると、ビジー信号をアクティブにす
る。 (2)定期的に任意のポイント(プロバイダのサーバや
通信相手先等)にPingフレームを送信して、その時
刻と応答時間を学習し、(1)と同様に負荷時刻テーブ
ルに登録したり、または、網管理から現実にインターネ
ット/イントラネットからの応答がない場合にビジー制
御を介して、リアルタイムにビジー信号をアクティブに
する。
【0039】
【発明の効果】本発明により、インターネット電話サー
ビス利用者は、公衆電話網の番号を知らなくても、専用
線のダイヤル番号を入力することにより、最適なルート
で通話でき、遅延や音切れ等の会話における煩わしい問
題が回避できる。
【0040】また、本発明を取り入れることによって、
遅延時間のみならず、装置内のトラヒック量や揺らぎ吸
収機能によるフレーム廃棄率での品質劣化を防ぐため
に、トランクビジー状態を作り出したり、タイマーを使
用してインターネットが過負荷状態になる深夜の時間帯
に、意図的にトランクビジー状態を作り出して、インタ
ーネットの使用をさけたり、インターネット/イントラ
ネットの網障害検出時にトランクビジー状態を作り出し
て、公衆電話網に迂回するなどの障害対応や予防措置を
とることが可能となる。
【0041】本発明では、PBXの従来技術をふまえ
て、ITS側に機能を追加したので、PBX自身およ
び、PBXとITS間のインタフェースに変更がないた
め、既存ネットワークへ用意に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による構内ネットワークの構成ブロック
図である。
【図2】本発明による構内ネットワークの接続フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 構内ネットワーク 2 公衆電話網 3 インターネット/イントラネット 12 構内交換機(PBX) 121A,121B,121C 電話機 13 インターネット・テレフォニー・サーバ(IT
S) 130 インターネット・インターフェース 131 網管理 132 タイマー 133 ビジー制御 134 OR回路 14 4線 15 イーサネット 151 パソコン端末 21 2線 31 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 3/00 H04L 11/20 B 11/00 303 102E H04Q 3/58 106

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用線で定義された電話番号と公衆電話
    網の電話番号との対応を予め登録することにより、専用
    線トランクがビジー状態の時に前記公衆電話網への迂回
    機能を有する私設電話網交換機(以下、PBXと称す)
    と、端末間通信用のイーサネットと、前記PBXの音声
    と前記イーサネットのデータを統合してインターネット
    /イントラネットで通信を行うインターネットテレフォ
    ニーサーバ(以下、ITSと称す)を有するネットワー
    クにおいて、 構内ネットワーク以外の通話に、前記インターネット/
    イントラネット経由のインターネット電話を利用する場
    合に、前記インターネット/イントラネットが過負荷状
    態にあることを判断する機能を有し、前記過負荷状態で
    あると判断した場合に、前記PBXに対して前記専用線
    トランクをビジー状態に見せかけることによって、前記
    インターネット/イントラネットを通さずに、前記PB
    Xから前記公衆電話網へ迂回させることを特徴とするネ
    ットワーク。
  2. 【請求項2】 構内線で定義された電話番号と公衆電話
    網の電話番号との対応を予め登録することにより、前記
    構内線がビジー状態の時に前記公衆電話網への迂回機能
    を有する構内交換機と、前記構内交換機に接続するイン
    ターネット/イントラネットで通信を行うインターネッ
    トテレフォニーサーバ(以下、ITSと称す)とを有す
    るネットワークにおいて、 前記構内交換機の電話回線と、前記ITSを経由して外
    部の前記インターネット/イントラネット経由のインタ
    ーネット電話を利用する場合に、前記インターネット/
    イントラネットが過負荷状態にあることを判断する機能
    を有し、前記過負荷状態であると判断した場合に、前記
    PBXに対して前記専用線トランクをビジー状態に見せ
    かけることによって、前記インターネット/イントラネ
    ットを通さずに、前記PBXから前記公衆電話網へ迂回
    させることを特徴とするネットワーク。
  3. 【請求項3】 専用線で定義された電話番号と公衆電話
    網の電話番号との対応を電話番号登録テーブルに登録
    し、前記専用線がビジー状態の時に前記公衆電話網へ切
    り換える構内交換機と、前記構内交換機に接続されイン
    ターネット/イントラネットで通信を行うインターネッ
    トテレフォニーサーバ(以下、ITSと称す)とを有す
    る構内ネットワークにおいて、 前記構内交換機に接続する公衆電話網と、前記ITSを
    経由して外部の前記インターネット/イントラネット経
    由のインターネット電話を利用する場合に、前記インタ
    ーネット/イントラネットが過負荷状態にあることを判
    断する機能を有し、前記過負荷状態であると判断した場
    合に、前記PBXに対して前記専用線をビジー状態に見
    せかけることによって、前記インターネット/イントラ
    ネットを通さずに、前記PBXから前記公衆電話網へ迂
    回させることを特徴とする構内ネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記過負荷状態にあることを判断する機
    能は、学習的に前記インターネット/イントラネット経
    由のインターネット電話がビジーになるビジー時刻帯を
    登録しておき、当該ビジー時刻帯を過負荷状態であると
    して前記公衆電話網に交換することを特徴とする請求項
    3に記載の構内ネットワーク。
  5. 【請求項5】 前記過負荷状態にあることを判断する機
    能は、前記インターネット/イントラネットに接続する
    インターネット・インターフェース内の網管理により外
    部のインターネット電話機への応答時間が長いときに過
    負荷状態と判断したときに、前記PBXは前記公衆電話
    網に交換することを特徴とする請求項3に記載の構内ネ
    ットワーク。
  6. 【請求項6】 前記過負荷状態にあることを判断する機
    能は、通話毎にその時刻と応答時間を学習し、前記応答
    時間が規定時間以内に返ってこない場合に、負荷状態と
    判断してその時刻を負荷時刻テーブルに登録し、前記応
    答時間が前記規定時間以内であれば、その時刻を前記負
    荷時刻テーブルから削除し、前記負荷時刻テーブルは、
    前記ITS内のタイマーと連動し、前記負荷時刻テーブ
    ルと現時刻とを比較し、前記登録された時刻になると過
    負荷状態と判断することであり、前記過負荷状態とする
    ためにビジー信号をアクティブにすることを特徴とする
    請求項3に記載の構内ネットワーク。
  7. 【請求項7】 前記過負荷状態にあることを判断する機
    能は、定期的に任意のポイント(プロバイダのサーバや
    通信相手先等)にPingフレームを送信して、その時
    刻と応答時間を学習し、負荷時刻テーブルに登録し、前
    記負荷時刻テーブルと現時刻とを比較し、前記登録され
    た時刻になると過負荷状態と判断することであり、また
    はリアルタイムに前記Pingフレームを送信して、そ
    の時刻と応答時間を所定時間と比較して所定時間を越え
    たときにビジー信号をアクティブにすることを特徴とす
    る請求項3に記載の構内ネットワーク。
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