JPH11307889A - 回路基板の標印 - Google Patents
回路基板の標印Info
- Publication number
- JPH11307889A JPH11307889A JP11559098A JP11559098A JPH11307889A JP H11307889 A JPH11307889 A JP H11307889A JP 11559098 A JP11559098 A JP 11559098A JP 11559098 A JP11559098 A JP 11559098A JP H11307889 A JPH11307889 A JP H11307889A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mark
- circuit board
- pattern
- ink
- recess
- Prior art date
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- Pending
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- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板本体の表面に回路構成部材を積層して形
成した回路基板において、回路基板に打った標印を消え
ないようにする。 【解決手段】 上記回路基板の表面に凹部を形成し、同
凹部に標印を打つ。
成した回路基板において、回路基板に打った標印を消え
ないようにする。 【解決手段】 上記回路基板の表面に凹部を形成し、同
凹部に標印を打つ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板の標印に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板の標印は、図5で示すよ
うに、同回路基板a表面の最も突出した位置、即ち、基
板本体bの表面に、回路構成部材としてのパターンcを
形成し、同パターンcの上にレジストdを塗布し、同レ
ジストdの上に白色又は黄色の塗料を塗布して下地eを
形成し、同下地eの上にインクよりなる標印fを打ち、
摂氏120度、5分の乾燥を行ってインクを定着させて
いる。
うに、同回路基板a表面の最も突出した位置、即ち、基
板本体bの表面に、回路構成部材としてのパターンcを
形成し、同パターンcの上にレジストdを塗布し、同レ
ジストdの上に白色又は黄色の塗料を塗布して下地eを
形成し、同下地eの上にインクよりなる標印fを打ち、
摂氏120度、5分の乾燥を行ってインクを定着させて
いる。
【0003】かかる回路基板aは、多数重層した状態で
保管又は輸送された後、回路基板aに電子部品を装着し
てリフロー炉でハンダ付けを行い、フロンや有機溶剤等
を用いた洗浄工程でフラックス等を洗い落している。
保管又は輸送された後、回路基板aに電子部品を装着し
てリフロー炉でハンダ付けを行い、フロンや有機溶剤等
を用いた洗浄工程でフラックス等を洗い落している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、標印fが回
路基板aの最も突出した位置に打たれているため、電子
部品装着前の回路基板aを重層した際に、標印fが上方
の回路基板aの裏面との摩擦で消えることがあり、ま
た、上記洗浄工程中に、インクが溶解して標印fが消え
ることがあった。
路基板aの最も突出した位置に打たれているため、電子
部品装着前の回路基板aを重層した際に、標印fが上方
の回路基板aの裏面との摩擦で消えることがあり、ま
た、上記洗浄工程中に、インクが溶解して標印fが消え
ることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、基
板本体の表面に回路構成部材を積層して形成した回路基
板において、同回路基板の表面に凹部を形成し、同凹部
に標印を打つことを特徴とする回路基板の標印を提供せ
んとするものである。
板本体の表面に回路構成部材を積層して形成した回路基
板において、同回路基板の表面に凹部を形成し、同凹部
に標印を打つことを特徴とする回路基板の標印を提供せ
んとするものである。
【0006】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
ある。
【0007】上記凹部には回路構成部材を積層していな
いこと。
いこと。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、基板本体
の表面に直接標印を打ち、同標印の周囲を囲繞してパタ
ーンやレジスト等の回路構成部材を積層して、上記標印
を回路基板の凹部に位置させて摩擦によって標印が消滅
しないようにしたものや、標印を打つ予定の場所を空白
としたパターンを形成してできた凹部に標印を打つこと
で、回路基板を多数重層した際の基板同志の摩擦による
標印の消滅を防止するようしている。
の表面に直接標印を打ち、同標印の周囲を囲繞してパタ
ーンやレジスト等の回路構成部材を積層して、上記標印
を回路基板の凹部に位置させて摩擦によって標印が消滅
しないようにしたものや、標印を打つ予定の場所を空白
としたパターンを形成してできた凹部に標印を打つこと
で、回路基板を多数重層した際の基板同志の摩擦による
標印の消滅を防止するようしている。
【0009】また、回路基板の表面に、標印を打つ場所
を空白としたパターンを形成して、この空白部分に標印
を打ち、透明なレジストでパターンと標印とを被覆し
て、摩擦や洗浄によって標印が消滅しないようにしたも
のや、空白を設けたパターン表面にレジストを塗布して
凹部を形成し、同凹部に標印を打って摩擦によって標印
が消滅しないようにしたものがある。
を空白としたパターンを形成して、この空白部分に標印
を打ち、透明なレジストでパターンと標印とを被覆し
て、摩擦や洗浄によって標印が消滅しないようにしたも
のや、空白を設けたパターン表面にレジストを塗布して
凹部を形成し、同凹部に標印を打って摩擦によって標印
が消滅しないようにしたものがある。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明に係る標印Aを具備する回
路基板1の平面図、図2は、標印Aとこの部分の回路基
板1の断面図である。
路基板1の平面図、図2は、標印Aとこの部分の回路基
板1の断面図である。
【0012】上記回路基板1は、基板本体2の表面にパ
ターン3を形成し、同パターン3の表面にレジスト4を
塗布して、同パターン3を環境から保護しており、標印
Aは上記基板本体2の表面に直接打たれている。
ターン3を形成し、同パターン3の表面にレジスト4を
塗布して、同パターン3を環境から保護しており、標印
Aは上記基板本体2の表面に直接打たれている。
【0013】上記標印Aの周囲には、狭い間隔で同標印
Aを囲繞したパターン3とレジスト4とを形成して、標
印Aを回路基板1表面の凹部Bに位置させており、摂氏
150度・10秒の仮乾燥処理して、インクを半ば定着
させている。
Aを囲繞したパターン3とレジスト4とを形成して、標
印Aを回路基板1表面の凹部Bに位置させており、摂氏
150度・10秒の仮乾燥処理して、インクを半ば定着
させている。
【0014】このように、標印Aが回路基板1に形成し
た凹部Bに位置しているので、保管や輸送のために回路
基板1を多数重層しても、同標印Aと上に重ねた回路基
板1裏面との摩擦がなく、インクを完全に定着させない
でも標印Aが消えるのを防止でき、しかも、インクの乾
燥に要する時間を短縮して生産性を向上することができ
る。
た凹部Bに位置しているので、保管や輸送のために回路
基板1を多数重層しても、同標印Aと上に重ねた回路基
板1裏面との摩擦がなく、インクを完全に定着させない
でも標印Aが消えるのを防止でき、しかも、インクの乾
燥に要する時間を短縮して生産性を向上することができ
る。
【0015】また、図3で示すように、基板本体に直接
打った標印Aの表面を、透明なレジスト4で被覆しても
良く、この場合は、摩擦による標印Aの消滅を防止でき
るばかりでなく、後述する洗浄工程において、インクが
洗浄剤に侵されず、更に標印Aが消えにくくなる。
打った標印Aの表面を、透明なレジスト4で被覆しても
良く、この場合は、摩擦による標印Aの消滅を防止でき
るばかりでなく、後述する洗浄工程において、インクが
洗浄剤に侵されず、更に標印Aが消えにくくなる。
【0016】なお、上記レジスト4は必ずしも無色であ
る必要はなく、例えば、レジスト4が青色であれば、赤
色のインクを用いるなど、レジスト4を通して見る標印
Aと周囲とのコントラストが大きければ良い。
る必要はなく、例えば、レジスト4が青色であれば、赤
色のインクを用いるなど、レジスト4を通して見る標印
Aと周囲とのコントラストが大きければ良い。
【0017】図4は、回路基板1の表面のパターン3を
矩形環状に形成し、回路基板1とパターン3の表面にレ
ジスト4を塗布することにより、同レジスト4の表面の
矩形環状のパターン3の内側に凹部Bを形成し、同凹部
Bの底面に標印Aを打ち、摂氏150度・10秒の仮乾
燥処理して、インクを半ば定着させている。
矩形環状に形成し、回路基板1とパターン3の表面にレ
ジスト4を塗布することにより、同レジスト4の表面の
矩形環状のパターン3の内側に凹部Bを形成し、同凹部
Bの底面に標印Aを打ち、摂氏150度・10秒の仮乾
燥処理して、インクを半ば定着させている。
【0018】このように、レジスト4表面に形成した凹
部Bに標印Aを打っているので、インクを完全に定着さ
せないでも、重層した回路基板1同志の摩擦から標印A
が防護されるので、短時間の仮乾燥処理でも標印Aが消
えるのを防止でき、生産性を向上することができる。
部Bに標印Aを打っているので、インクを完全に定着さ
せないでも、重層した回路基板1同志の摩擦から標印A
が防護されるので、短時間の仮乾燥処理でも標印Aが消
えるのを防止でき、生産性を向上することができる。
【0019】このようにして標印Aを打った回路基板1
は、多数重層して保管又は輸送された後、表面に電子部
品を装着し、リフロー炉で加熱してパターン3と電子部
品の端子とをハンダ付けし、フロンや有機溶剤等の洗浄
剤を用いた洗浄工程で、ハンダ付けの際に回路基板1や
電子部品に付着したフラックス等の異物を洗い落して完
成品としており、標印Aが凹部Bに打たれているので洗
い落されにくく、更に、リフロー炉での加熱によりイン
クが完全に定着しているので、上記洗浄工程で標印Aが
消えるのが防止される。
は、多数重層して保管又は輸送された後、表面に電子部
品を装着し、リフロー炉で加熱してパターン3と電子部
品の端子とをハンダ付けし、フロンや有機溶剤等の洗浄
剤を用いた洗浄工程で、ハンダ付けの際に回路基板1や
電子部品に付着したフラックス等の異物を洗い落して完
成品としており、標印Aが凹部Bに打たれているので洗
い落されにくく、更に、リフロー炉での加熱によりイン
クが完全に定着しているので、上記洗浄工程で標印Aが
消えるのが防止される。
【0020】上記のように、回路基板1を重層して保管
したり輸送したりしても標印Aが消えるのを防止でき、
更に、最終工程の洗浄工程でも標印Aが消えるのを抑制
することができる。
したり輸送したりしても標印Aが消えるのを防止でき、
更に、最終工程の洗浄工程でも標印Aが消えるのを抑制
することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
とができる。
【0022】請求項1記載の発明では、基板本体の表面
に回路構成部材を積層して形成した回路基板において、
同回路基板の表面に凹部を形成し、同凹部に標印を打つ
ことによって、保管や輸送のために回路基板を重層した
際に、重層した回路基板同志の摩擦による標印の消滅を
防止することができる。
に回路構成部材を積層して形成した回路基板において、
同回路基板の表面に凹部を形成し、同凹部に標印を打つ
ことによって、保管や輸送のために回路基板を重層した
際に、重層した回路基板同志の摩擦による標印の消滅を
防止することができる。
【0023】請求項2記載の発明では、上記凹部には回
路構成部材を積層していないので、回路基板に直接標印
を打つことができ、電子部品ハンダ付け後の洗浄工程で
の標印の消滅を防止することができる。
路構成部材を積層していないので、回路基板に直接標印
を打つことができ、電子部品ハンダ付け後の洗浄工程で
の標印の消滅を防止することができる。
【図1】本発明に係る標印を具備する回路基板の平面
図。
図。
【図2】図1のI−I線による断面図。
【図3】標印とこの部分の断面説明図。
【図4】標印とこの部分の断面説明図。
【図5】従来の標印とこの部分の断面説明図。
B 凹部 A 標印 1 回路基板 2 基板本体
Claims (2)
- 【請求項1】 基板本体の表面に回路構成部材を積層し
て形成した回路基板において、同回路基板の表面に凹部
を形成し、同凹部に標印を打つことを特徴とする回路基
板の標印。 - 【請求項2】 上記凹部には回路構成部材を積層してい
ないことを特徴とする請求項1記載の回路基板の標印。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11559098A JPH11307889A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 回路基板の標印 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11559098A JPH11307889A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 回路基板の標印 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11307889A true JPH11307889A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14666378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11559098A Pending JPH11307889A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 回路基板の標印 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11307889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100175913A1 (en) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Nitto Denko Corporation | Wired circuit board assembly sheet |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11559098A patent/JPH11307889A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100175913A1 (en) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Nitto Denko Corporation | Wired circuit board assembly sheet |
JP2010161302A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板集合体シート |
US8222530B2 (en) * | 2009-01-09 | 2012-07-17 | Nitto Denko Corporation | Wired circuit board assembly sheet |
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