JP2004014606A - 回路基板のランド及びその形成法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板にチップ部品等を確実に実装可能な回路基板のランド及びその形成法を提供する。
【解決手段】絶縁べ−ス材上にチップ部品4等を実装する為の所要のランド2を設け、そのチップ部品4の外形寸法に沿ってスリット1を形成し、このスリット1間にはんだフィレット形成の為の複数箇所の銅箔部5を形成する。ランド2にスリット1を形成することにより、はんだメルト時の表面張力を受けることなくチップ部品4等を実装する際のズレを防止でき、また、はんだフィレット形成用銅箔部5を有するので、チップ部品4等の位置ズレを防止すると共に、はんだフィレット領域を確保できる。
【選択図】 図1
【解決手段】絶縁べ−ス材上にチップ部品4等を実装する為の所要のランド2を設け、そのチップ部品4の外形寸法に沿ってスリット1を形成し、このスリット1間にはんだフィレット形成の為の複数箇所の銅箔部5を形成する。ランド2にスリット1を形成することにより、はんだメルト時の表面張力を受けることなくチップ部品4等を実装する際のズレを防止でき、また、はんだフィレット形成用銅箔部5を有するので、チップ部品4等の位置ズレを防止すると共に、はんだフィレット領域を確保できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板にチップ部品を搭載する為のランド及びその形成法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
回路基板のランドにチップ部品を搭載するには、はんだフィレットを形成する為の銅箔領域を確保する事により、チップ部品の外形よりも大きい領域の銅箔部を設定する必要がある。
【0003】
しかし、回路基板の部品搭載方法において、チップ部品及びランド形状の縮小化に伴い、はんだリフローによりチップ部品を実装する場合、はんだメルトの際の表面張力などにより、チップ部品搭載位置の精度が著しく阻害されたりチップ部品立ちなどの実装不具合が生じてしまう。従って、部品搭載における信頼性が極力低下している。
【0004】
そこで、チップ部品の位置を高精度化するために、チップ部品の外形に沿ってスリットを設定し、はんだメルト時の表面張力によるチップ部品の搭載位置ズレを抑える事を考慮した構造でチップ部品の位置を規定する方法もある。
【0005】
しかし、この方法ではチップ部品の位置を規定する為に、ランドにスリットをチップ部品の外形寸法にあわせて設定する為、はんだフィレットを確保する事が出来ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
その為に本発明では、はんだメルト時の表面張力を受ける事なく、チップ部品搭載のズレを防止するためのスリットをランドに形成する際に、そのスリット間にはんだフィレット形成用の銅箔部を形成することにより、チップ部品の位置ズレを防止すると共に、はんだフィレット領域を確保できる回路基板のランド及びその形成法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において、回路基板には銅箔等で所要のランド2が形成され、そして、このランド2の大部分を露出させると共にその一部を被覆するようにカバーフィルムやレジストからなる表面保護層3が形成される。
【0008】
更に、ランド2には、スリット1をチップ部品4の外形の外側に数箇所形成する。この実施例は、チップ部品4の外形マイナス公差を考慮したタイプである。そして、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0009】
図2の実施例では、チップ部品4の外形に対して、スリット1をチップ部品の外形に沿って数箇所設定したチップ部品外形設計値公差ゼロタイプのものである。このタイプでも、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0010】
また、図3の実施例では、チップ部品4の外形に対して、スリット1がチップ部品4の外形を跨ぐように数箇所形成されてチップ部品外形プラス公差を考慮したタイプが構成される。この場合でも、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、はんだリフロー時の表面張力によるチップ部品立ちによる不良を低減できると共に、はんだリフロー時の表面張力によるチップ部品の位置ズレが低減される。
【0012】
そして、LEDチップ等の位置精度要求の高い実装部品への対応も可能となり、また、実装位置精度の許容限界を抑えることも可能となる一方、スリットによるはんだフィレット不足の問題を解決することができ、更に、表面保護層の形成におけるズレや公差も考慮不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路基板のランドの構造を示す概念的平面構成図。
【図2】本発明の他の実施例による回路基板のランドの構造を示す同様な平面構成図。
【図3】本発明の更に他の実施例による回路基板のランドの構造を示す同様な平面構成図。
【符号の説明】
1 スリット
2 ランド
3 表面保護層
4 チップ部品
5 はんだフィレット形成用銅箔部
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板にチップ部品を搭載する為のランド及びその形成法に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
回路基板のランドにチップ部品を搭載するには、はんだフィレットを形成する為の銅箔領域を確保する事により、チップ部品の外形よりも大きい領域の銅箔部を設定する必要がある。
【0003】
しかし、回路基板の部品搭載方法において、チップ部品及びランド形状の縮小化に伴い、はんだリフローによりチップ部品を実装する場合、はんだメルトの際の表面張力などにより、チップ部品搭載位置の精度が著しく阻害されたりチップ部品立ちなどの実装不具合が生じてしまう。従って、部品搭載における信頼性が極力低下している。
【0004】
そこで、チップ部品の位置を高精度化するために、チップ部品の外形に沿ってスリットを設定し、はんだメルト時の表面張力によるチップ部品の搭載位置ズレを抑える事を考慮した構造でチップ部品の位置を規定する方法もある。
【0005】
しかし、この方法ではチップ部品の位置を規定する為に、ランドにスリットをチップ部品の外形寸法にあわせて設定する為、はんだフィレットを確保する事が出来ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
その為に本発明では、はんだメルト時の表面張力を受ける事なく、チップ部品搭載のズレを防止するためのスリットをランドに形成する際に、そのスリット間にはんだフィレット形成用の銅箔部を形成することにより、チップ部品の位置ズレを防止すると共に、はんだフィレット領域を確保できる回路基板のランド及びその形成法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において、回路基板には銅箔等で所要のランド2が形成され、そして、このランド2の大部分を露出させると共にその一部を被覆するようにカバーフィルムやレジストからなる表面保護層3が形成される。
【0008】
更に、ランド2には、スリット1をチップ部品4の外形の外側に数箇所形成する。この実施例は、チップ部品4の外形マイナス公差を考慮したタイプである。そして、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0009】
図2の実施例では、チップ部品4の外形に対して、スリット1をチップ部品の外形に沿って数箇所設定したチップ部品外形設計値公差ゼロタイプのものである。このタイプでも、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0010】
また、図3の実施例では、チップ部品4の外形に対して、スリット1がチップ部品4の外形を跨ぐように数箇所形成されてチップ部品外形プラス公差を考慮したタイプが構成される。この場合でも、そのスリット1間に、はんだ接合用の銅箔部5を形成する。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、はんだリフロー時の表面張力によるチップ部品立ちによる不良を低減できると共に、はんだリフロー時の表面張力によるチップ部品の位置ズレが低減される。
【0012】
そして、LEDチップ等の位置精度要求の高い実装部品への対応も可能となり、また、実装位置精度の許容限界を抑えることも可能となる一方、スリットによるはんだフィレット不足の問題を解決することができ、更に、表面保護層の形成におけるズレや公差も考慮不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路基板のランドの構造を示す概念的平面構成図。
【図2】本発明の他の実施例による回路基板のランドの構造を示す同様な平面構成図。
【図3】本発明の更に他の実施例による回路基板のランドの構造を示す同様な平面構成図。
【符号の説明】
1 スリット
2 ランド
3 表面保護層
4 チップ部品
5 はんだフィレット形成用銅箔部
Claims (2)
- 絶縁ベース材上の所要部位にチップ部品搭載用ランドを形成し、前記ランドにチップ部品の位置ズレ防止用スリットをチップ部品の外形寸法に沿って複数箇所形成することを特徴とする回路基板のランドの形成法。
- 絶縁ベース材上の所要部位にチップ部品搭載用ランドを設けた回路基板において、チップ部品の外形寸法に沿って前記ランドにスリットを設け、このスリット間にはんだフィレットを行う為の複数箇所の銅箔部を設けたことを特徴とする回路基板のランド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162777A JP2004014606A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 回路基板のランド及びその形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002162777A JP2004014606A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 回路基板のランド及びその形成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004014606A true JP2004014606A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30431431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002162777A Pending JP2004014606A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 回路基板のランド及びその形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004014606A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010278213A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Denso Corp | 配線基板およびそれを用いた電子部品の実装構造 |
JP2014165215A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Denso Corp | 電子部品 |
JP2015135906A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 富士通株式会社 | プリント配線板および情報処理装置 |
JP2016219510A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | プリント配線板、プリント基板、プリント配線板の製造方法、プリント基板の製造方法 |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002162777A patent/JP2004014606A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010278213A (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-09 | Denso Corp | 配線基板およびそれを用いた電子部品の実装構造 |
JP2014165215A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Denso Corp | 電子部品 |
JP2015135906A (ja) * | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 富士通株式会社 | プリント配線板および情報処理装置 |
JP2016219510A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | プリント配線板、プリント基板、プリント配線板の製造方法、プリント基板の製造方法 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |