JPH11307608A - 被処理物体搬送装置 - Google Patents

被処理物体搬送装置

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Publication number
JPH11307608A
JPH11307608A JP10106658A JP10665898A JPH11307608A JP H11307608 A JPH11307608 A JP H11307608A JP 10106658 A JP10106658 A JP 10106658A JP 10665898 A JP10665898 A JP 10665898A JP H11307608 A JPH11307608 A JP H11307608A
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JP
Japan
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valve body
chamber
vacuum
opening
processing chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10106658A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tamura
喜生 田村
Takashi Nogami
貴史 野上
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定真空下で被処理物体に所定の処理を施す
ための真空処理室に対し該被処理物体を搬入及び(又
は)搬出するための被処理物体搬送装置であって、該真
空処理室を従来より小型化でき、また、被処理物体搬送
に要する時間を節約して物体処理のスループットを向上
させることができる被処理物体搬送装置を提供する。 【解決手段】 所定真空下で被処理物体Wに所定の処理
を施すための真空処理室1に対し被処理物体Wを搬入及
び(又は)搬出するための被処理物体搬送装置であり、
真空処理室1に連通する予備真空室2の第1開口21を
開閉する第1弁体31を弁体の中央部よりはずれた偏心
部位に立設された弁体支持軸302で支持するか、或い
はロボット通過凹所Sを形成したコの字形状部材300
を介して、且つ、予備真空室2が大気圧下におかれたと
きに曲げモーメントが発生しないように第1弁体31に
立設した支持軸301で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定真空下で被処理
物体に所定の処理を施すための真空処理室に対し該被処
理物体を搬入及び(又は)搬出するための被処理物体搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定真空下で被処理物体に所定の処理を
施すための真空処理室としては、半導体デバイス基板に
インオ注入するためのイオン注入処理室、プラズマCV
D法等により基板上に所定の薄膜を形成する膜形成処理
室、基板上に形成さている膜を所定パターンに従ってプ
ラズマのもとでエッチングするエッチング処理室等があ
る。
【0003】このような真空処理室に対し被処理物体を
搬入及び(又は)搬出するには、物体搬入に用いるとき
はロードロック室、物体搬出に用いるときはアンロード
ロック室と呼ばれる予備真空室が採用されている。その
1例を図8を参照して説明する。図8には真空処理室1
が示されており、この真空処理室1に予備真空室2が連
設されている。
【0004】予備真空室2は真空処理室1と連通するた
めの第1開口21を有しているとともに外部と連通する
第2開口22を有している。第1開口21は真空処理室
1内に配置された第1弁体31により開閉され、第2開
口22は予備真空室2の外側に配置した第2弁体32に
より開閉される。第1弁体31は支持軸30により支持
され、この支持軸30が昇降駆動されることで支持軸3
0とともに予備真空室の第1開口21を閉じる位置R1
と開く位置R2との間を往復昇降できる。
【0005】支持軸30は第1弁体31の中央部に立設
されている。何故なら、後述するように、弁体31が開
口21を閉じている状態で予備真空室2が大気圧下にお
かれたとき第1弁体31の中央部に最大曲げモーメント
が集中的に発生するようにし、それにより第1弁体31
に局部的な大きい変形が発生して第1弁体が破損した
り、破損しないまでも第1開口21が局所的に開放され
てしまうような事態の発生を防止するためである。
【0006】予備真空室2にはさらに物体支持部材23
が設けられており、これは第2開口22に臨む位置Q1
と真空処理室内へ突出する位置Q2との間を往復動でき
る。また、真空処理室1内には被処理物体搬送のための
搬送ロボット40が設置されている。搬送ロボット40
は、真空処理室1内の物体処理部位(図示省略)との間
で被処理物体Wをやり取りできる位置と前記突出位置Q
2の物体支持部材23との間で被処理物体Wをやり取り
できる位置Pxとの間を往復動できる。この往復動にあ
たってロボット40は第1弁体31の往復路(ここでは
昇降路)を横切って移動する。ロボット40は例えば被
処理物体を保持したり、放したりできる一対の開閉アー
ムや爪部材を備えるものである。なお、物体処理部位に
はプラテンと称される物体設置用部材(図示省略)が設
けられている。
【0007】以上説明した予備真空室2を真空処理室1
内へ被処理物体Wを搬入するロードロック室として使用
するときは、当初、図示を省略した排気装置により真空
処理室1内が所定真空状態に設定される。このとき、物
体支持部材23は予備真空室2内の第2開口22に臨む
位置Q1に置かれる。さらに予備真空室2の第1開口2
1が第1弁体31で閉じられ、或いは予備真空室2の第
2開口22が第2弁体32で閉じられる。
【0008】次に被処理物体Wを真空処理室1内の物体
処理部位へ搬入するために、まず第1開口21は第1弁
体31で閉じられた状態とされ、第2弁体32は開かれ
た状態とされる。かくして外部の搬送ロボット5に支持
された被処理物体Wが第2開口22から予備真空室2内
へ搬入され、物体支持部材23上に載置される。その後
第2弁体32は閉じられ、予備真空室2内がこれに接続
された排気装置6にて排気され、真空処理室1内と同等
の真空状態に設定される。この間、搬送ロボット40は
予備真空室2近傍の待機位置Pyに置かれている。
【0009】予備真空室2内が所定の真空状態に設定さ
れると、第1弁体31が上昇駆動され、第1開口21が
開かれる。また、これとともに又はその後に物体支持部
材23が上昇駆動され、真空処理室1内に突出し、これ
により被処理物体Wが真空処理室1内に配置される。こ
こで搬送ロボット40が位置Pxに移され、該物体Wを
保持し、物体処理部位へ搬送し、そこに設置する。
【0010】ロボット40が物体Wを保持して物体処理
部位へ移動すると、空になった物体支持部材23が予備
真空室2内へ下降し、第1弁体31も下降して第1開口
21を閉じる。次いでリーク弁Lvが開かれ、これによ
り予備真空室2内が予め大気圧状態とされ、そのあと第
2弁体32が開かれ、次の被処理物体Wが物体支持部材
23へ搬入され、再び第2弁体32が閉じられ、再び予
備真空室2内が真空処理室1内と同等の真空状態に設定
され、該物体Wは真空処理室1内への搬入のため待機す
る。
【0011】ロボット40が物体Wを保持して物体処理
部位へ移動すると、直ちに予備真空室2内を閉じるの
は、次の物体搬入に備えて予備真空室2を一旦大気状態
とし、次の被処理物体Wを搬入し、再び予備真空室2内
を所定真空状態に設定するのに時間を要するからであ
る。物体処理部位へ被処理物体Wを渡したロボット40
は、再び予備真空室2の方へ戻されるが、このとき第1
弁体31は既に閉じられ、ロボット40の通路に支持軸
30があるので、前記の待機位置Pyで待機することに
なる。
【0012】また予備真空室2を真空処理室1内から処
理後の物体Wを搬出するアンロードロック室として使用
するときは、搬送ロボット40が物体処理部位から処理
済の物体Wを保持して予備真空室2の上方へ移動してく
るに先立って第1弁体31は上昇しており、ロボット4
0が予備真空室2へ到来すると、或いはそれに先立って
物体支持部材23が真空処理室1内に突出し、該ロボッ
トから処理済物体Wを受け取る。なおこの状態では第2
弁体32は閉じられており、予備真空室2内は真空処理
室1内と同等の真空状態におかれている。次いでロボッ
ト40は待機位置Pyに戻され、その後第1弁体31が
第1開口21を閉じる。次いでリーク弁Lvの操作で室
2内が大気状態とされ、第2弁体32が開かれ、外部の
搬送ロボットが予備真空室2内の処理済物体Wを外部へ
取り出す。
【0013】その後は第2弁体32が再び閉じられ、予
備真空室2内が次の物体取り出しに備えて排気装置6に
て所定真空状態に設定される。ロボット40から物体支
持部材23に処理済物体Wが渡されたあと、ロボット4
0が直ちに位置Pxから待機位置Pyへ移されるのは、
ロボット40が処理済物体Wを物体支持部材23に渡し
たあとそのまま位置Pxにあったままでも第1弁体31
の昇降動作の妨げにならないときでも、一旦第1弁体3
1が第1開口を閉じる位置R1に下降すると、該ロボッ
ト40は弁体支持軸30が邪魔になって移動できず、予
備真空室2が大気状態に開放され、そこから処理済物体
が取り出され、再び所定の真空状態とされ、第1弁体3
1が開かれるまでその位置Pxに待機しなければなら
ず、それでは次の処理済物体Wを物体処理部位に速やか
に受け取りに行けないからである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明したように従来の被処理物体搬送装置では、すなわち
真空処理室に対し該被処理物体を搬入及び(又は)搬出
するための被処理物体搬送装置では、予備真空室の真空
処理室へ連通する開口を開閉する弁体はこれの中央部に
立設された弁体支持軸により駆動されるので、既述のと
おり真空処理室内に設置された搬送ロボットは該弁体が
予備真空室を閉じている間は真空処理室内の待機位置に
て待機していなければならず、その待機位置を確保する
ために真空処理室を大型に形成しなければならず、ひい
ては真空処理装置全体が大型化する。
【0015】また、予備真空室に対し設けられた物体支
持部材から被処理物体を受け取ったり、該物体支持部材
に処理済の被処理物体を渡したりするときには、搬送ロ
ボットを真空処理室内の待機位置から該物体支持部材と
被処理物体をやり取りする位置へ移動させなければなら
ず、その時間が必要となり、また、該物体支持部材と被
処理物体をやり取りする位置と真空処理室内の物体処理
部位との間を搬送ロボットが移動するにつき前記の搬送
ロボット待機位置を通過する時間も必要となり、これら
により物体処理のスループットがそれだけ低下する。
【0016】そこで本発明は、所定真空下で被処理物体
に所定の処理を施すための真空処理室に対し該被処理物
体を搬入及び(又は)搬出するための被処理物体搬送装
置であって、該真空処理室を従来より小型化でき、ま
た、被処理物体搬送に要する時間を節約して物体処理の
スループットを向上させることができる被処理物体搬送
装置を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の被処理物体搬送装置は、所定真空下で被処理物体に
所定の処理を施すための真空処理室に対し該被処理物体
を搬入及び(又は)搬出するための被処理物体搬送装置
であり、前記真空処理室に連設され、前記真空処理室に
連通する第1開口及び外部に連通する第2開口を有する
予備真空室と、前記真空処理室内に配置されて前記予備
真空室の第1開口を開閉する第1弁体と、前記予備真空
室の第2開口を開閉する第2弁体と、前記予備真空室に
対し配置され、前記第2開口に臨む予備真空室内位置と
前記真空処理室内位置との間を往復動できる物体支持部
材と、前記真空処理室内に設置され、該真空処理室内の
物体処理部位との間で被処理物体をやり取りできる位置
と前記真空処理室内位置に置かれた前記物体支持部材と
の間で被処理物体をやり取りできる位置との間を往復動
できる搬送ロボットとを備えており、前記第1弁体は支
持軸により支持されて該支持軸とともに前記予備真空室
の第1開口を閉じる位置と開く位置との間を往復動する
ものであり、前記搬送ロボットは該第1弁体の往復路を
横切るように往復動するものである被処理物体搬送装置
である。
【0018】そして、前記第1弁体の支持軸は、該第1
弁体が前記予備真空室の第1開口を閉じている状態で該
第1弁体往復路を前記搬送ロボットが横切ることを妨げ
ないように該第1弁体の中央部よりはずれた偏心部位で
該第1弁体に立設されており、前記搬送ロボットは前記
真空処理室内位置に置かれた前記物体支持部材との間で
被処理物体をやり取りできる位置に配置されたとき前記
第1弁体の開閉動作を許すことができるものである。
【0019】或いは、前記第1弁体の支持軸は、該第1
弁体が前記予備真空室の第1開口を閉じている状態で該
第1弁体の往復路を前記搬送ロボットが横切ることを妨
げないようにロボット通過凹所を形成した部材を介し
て、且つ、該予備真空室が大気圧下におかれたとき該第
1弁体の支持軸に曲げモーメントが発生しないように、
該第1弁体に立設されている。
【0020】ロッボット通過凹所を形成した部材と弁体
の支持軸は一体的に形成されていてもよい。これらいず
れの被処理物体搬送装置においても、物体搬送ロボット
は、予備真空室の真空処理室に連通する第1開口が第1
弁体により閉じられているときでも、該弁体の支持手
段、すなわち弁体中央部よりはずれた偏心部位で立設さ
れている弁体支持軸、或いはロボット通過凹所を形成し
た部材及びこれを介して第1弁体に立設された弁体支持
軸に衝突することなく、前記真空処理室内位置に置かれ
た物体支持部材との間で被処理物体をやり取りできる位
置へ入ったり、そこから出たりすることができ、またそ
の位置を搬送ロボット待機位置に利用することができ
る。これにより従来必要であった真空処理室内の前記位
置外の搬送ロボット待機スペースが不要となり、それだ
け真空処理室を小型化できるとともに、搬送ロボットの
次の動作(例えば次の被処理物体を受け取る動作)を時
間消費少なく開始したり、物体支持部材に処理済の物体
を渡したあと予備真空室を大気状態に、さらには再び所
定真空状態にする操作を時間消費少なく開始できるな
ど、物体搬送に要する時間を節約でき、これにより物体
処理のスループットが向上する。
【0021】なお、第1弁体の支持軸が、前記のように
ロボット通過凹所を形成した部材を介して第1弁体の中
央部に立設されているときは、該第1弁体が第1開口を
閉じていて予備真空室が大気圧下におかれたときでも、
該第1弁体の支持軸に曲げモーメントが発生しないの
で、第1弁体支持軸の局所的な大きい変形等の発生が防
止され、該第1弁体は安全であるとともに第1開口の閉
鎖も確実になされる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る被処理物体搬
送装置の全体の概略平面図である。但し真空処理室は太
線で示している。図2及び図3はそれぞれ予備真空室と
その周辺部分の断面図である。
【0023】この被処理物品搬送装置は、図1に示すよ
うに、真空処理室1に連通する左右一対の予備真空室2
と、真空処理室1内に設置された左右一対の物体搬送ロ
ボット4とを含んでいる。各予備真空室2は左右対象に
構成されている以外は同じ構造のものであり、図8に示
す予備真空室2と実質上同構造のものである。すなわ
ち、各予備真空室2は図2及び図3に詳しく示すように
真空処理室1と連通するための第1開口21を有してい
るとともに外部と連通する第2開口22を有している。
【0024】また図8に示す予備真空室2の場合と同様
に第1開口21は真空処理室1内に配置された第1弁体
31により開閉され、第2開口22は予備真空室2の外
側に配置した第2弁体32により開閉される。第1弁体
31は閉位置R1で弁座21aに気密に接触するシール
リングr1を備えており、弁体22は閉位置で弁座22
aに気密に接触するシールリングr2を備えている。
【0025】しかしここでは、弁体31は側面コの字形
状の部材300を介して支持軸301により支持され、
この支持軸301が昇降駆動されることで支持軸301
及びコの字形状の部材300とともに予備真空室の第1
開口21を閉じる閉位置R1と開く位置R2との間を往
復昇降できる。支持軸301は真空処理室1の天井壁1
1を昇降可能に貫通しており、該壁に設けた気密シール
リングr3に囲繞されている。
【0026】またコの字形状部材300は下側水平部の
先端部下面に短軸300aを一体的に有しており、この
短軸300aが第1弁体31の上面中心中央部に垂直に
立設されている。そして支持軸301はこの短軸300
aと中心軸線を一致させてコの字形状部材300の上側
水平部の先端部上面に一体的に接続されている。予備真
空室2には図8に示す場合と同様にさらに物体支持部材
23が設けられており、これは昇降駆動される支持軸2
30に支持され、予備真空室内の第2開口22に臨む位
置Q1と真空処理室内へ突出する位置Q2との間を往復
動できる。支持軸230は予備真空室2の底壁24を貫
通しており、該壁に設けた気密シールリングr4に囲繞
されている。また物体支持部材23には気密シールリン
グr5が設けられており、これは位置Q1において当接
座231に気密に接触する。
【0027】また、予備真空室2には排気装置6が接続
されているとともにリーク弁Lvが接続されている。前
記左右一対の搬送ロボット4はその設置位置が左右に別
れていて、移動領域が左右対象的である点を除けば同一
構造のものである。各ロボット4は、真空処理室1内の
物体処理部位7に設けた物体ホルダ(いわゆるプラテ
ン)70との間で被処理物体Wをやり取りできる位置P
1と前記突出位置Q2の物体支持部材23との間で被処
理物体Wをやり取りできる位置P2との間を往復動でき
る(図1等参照)。
【0028】各ロボット4は図6に示すように、軸41
を中心に互いに接近離反可能に(開閉可能に)水平面内
で揺動可能の一対のアーム42と、これら両アームを互
いに引き寄せるように両アーム間に連結された引っ張り
バネ43と、両アーム42間に設けられ、該バネ43に
抗して両アーム42間隔を広げる回転カム44と、それ
ら軸41、カム44及び該カムを回転駆動する図示を省
略したモータを搭載してある揺動部材45とを含んでい
る。揺動部材45は真空処理室1内に設けられた軸46
を中心に水平面内で揺動でき、これにより一対のアーム
42が前記位置P1とP2、すなわちプラテン70との
間で被処理物体Wをやり取りできる位置P1と突出位置
Q2の物体支持部材23との間で被処理物体Wをやり取
りできる位置P2との間を往復揺動できる。そして、図
6(A)に示すように、両アーム42がカム44により
移動を制限される範囲でバネ43にて互いに引き寄せら
れることで、被処理物体Wを両側から挟んで保持でき、
この状態からカム44が90度回転することで図6
(B)に示すように両アーム42が開き、物体Wを放す
ことができる。両アーム42が開かれた状態における両
アーム間隔は該両アーム間を前記の第1弁体31が通過
できるものである。
【0029】図1に示す例では図中右側の予備真空室2
が被処理物体Wを搬入するためのロードロック室として
使用され、左側の予備真空室2が被処理物体を搬出する
ためのアンロードロック室として使用される。いずれに
しても当初は図示を省略した排気装置により真空処理室
1内が所定の真空状態に設定される。
【0030】このとき各予備真空室2では、物体支持部
材23が第2開口22に臨む位置Q1に置かれる。さら
に予備真空室2の第1開口21が第1弁体31で閉じら
れる。次に右側の予備真空室2では第1開口21が第1
弁体31で閉じられたままとされ、第2弁体32は開か
れた状態とされる。かくして外部の搬送ロボット5に支
持された被処理物体Wが第2開口22から予備真空室2
内へ搬入され、物体支持部材23上に載置される。その
後第2弁体32は閉じられ、予備真空室2内が排気装置
6にて排気され、真空処理室1内と同等の真空状態に設
定される。この間、右側の搬送ロボット4の一対のアー
ム42は、コの字形状部材300により提供されたロボ
ット通過凹所Sを利用して、物体支持部材23と被処理
物体Wをやり取りできる位置P2に配置され、ここで待
機している(以上図2参照)。
【0031】右側の予備真空室2内が所定の真空状態に
設定されると、第1弁体31が上昇駆動され、第1開口
21が開かれる。また、これとともに又はその後に物体
支持部材23が上昇駆動され、真空処理室1内に突出
し、これにより被処理物体Wが真空処理室1内に配置さ
れる。ここで搬送ロボット4のアーム42は直ちに物体
Wを保持し、物体処理部位7のプラテン70へ搬送し、
そこに設置する(以上図3参照)。
【0032】このようにロボットアーム42は位置P2
で待機できるので、これから処理する物体Wを受け取る
ためのロボット待機位置を別途設ける必要がなく、それ
だけ真空処理室1を小型化できる。また、物体Wが真空
処理室1内へ出されてくるとロボットアーム42は位置
P2おいて直ちに該物体を受け取って物体処理部位7へ
移送開始できるので、それだけ時間が節約され、物体処
理のスループットが向上する。
【0033】ロボット4が物体Wを保持して物体処理部
位7へ移動すると、空になった物体支持部材23が予備
真空室2内へ下降し、第1弁体31も下降して第1開口
21を閉じる。第1弁体31が第1開口21を閉じる
と、プラテン70へ物体Wを渡し終わったロボットアー
ム42が再び位置P2に戻される。このとき、アーム4
2はコの字形状部材300のロボット通過凹所Sを通る
ので、支障なく位置P2に復帰できる。また、第1開口
21が閉じられたあと、リーク弁Lvが開かれ、予備真
空室2内が大気圧まで昇圧され、そのあと第2弁体32
が開かれ、次の被処理物体Wが物体支持部材23へ搬入
され、再び第2弁体32が閉じられ、予備真空室2内が
真空処理室1内と同等の真空状態に設定され、該物体W
は真空処理室1内への搬入のため待機する。
【0034】左側の予備真空室2では、左側の搬送ロボ
ット4のアーム42がプラテン70から処理済の物体W
を保持して予備真空室2の上方へ移動してくるに先立っ
て第1弁体31は上昇しており、ロボットアーム42が
左側の予備真空室2へ到来すると(或いはそれに先立っ
て)物体支持部材23が真空処理室1内に突出し、該ロ
ボットアームから処理済物体Wを受け取る。なおこの状
態では第2弁体32は閉じられており、予備真空室2内
は真空処理室1内と同等の真空状態におかれている(以
上図3参照)。
【0035】ロボットアーム42は物体Wを物体支持部
材23に渡したあと、その位置P2で次の処理済物体を
受け取りに行くまで待機する。このように左側のロボッ
ト4についても別途ロボット待機位置を設ける必要がな
いので、それだけ真空処理室1を小型化できる。物体支
持部材23は位置Q2で物体Wを受け取ったあと、予備
真空室2内の位置Q1に下降し、次いで第1弁体31が
第1開口21を閉じる(以上図2参照)。そのあとリー
ク弁Lvが開かれ、室2内が大気圧にされ、次いで第2
弁体32が開かれ、外部の搬送ロボット5が予備真空室
2内の処理済物体Wを外部へ取り出す。
【0036】その後は第2弁体32が再び閉じられ、予
備真空室2内が次の物体取り出しに備えて排気装置6に
て所定真空状態に設定される。このように処理済物体取
り出し側の予備真空室2においては、ロボットアーム4
2が処理済物体Wを物体支持部材23に渡したあと、直
ちに該物体支持部材を下降させ、第1開口を閉じ、それ
に続く予備真空室2の大気開放、物体取り出し、再真空
状態設定と続く操作を時間の無駄がなく行えるので、そ
れだけ物体処理のスループットが向上する。また、位置
P2のロボットアーム42は弁体31上のコの字形状部
材300のロボット通過凹所Sを利用して、弁体31が
閉じたままでも、次の処理済物体受け取り動作を開始で
きる。この点でもスループットが向上する。
【0037】左右いずれの予備真空室2においても、弁
体支持軸301及びコの字形状部材300における短軸
300aの中心軸線は一致していて弁体31の中心中央
部に対し垂直であるから、第1弁体31が第1開口21
を閉じ、予備真空室2が大気圧下におかれたとき、弁体
支持軸301には曲げモーメントが発生しない。従って
弁体支持軸301に局部的な大きい変形が発生して該支
持軸が破損したり、破損しないまでも第1開口21が局
所的に開放されてしまうような事態の発生を防止するこ
とができる。
【0038】なお、第1弁体31及び弁体支持軸に強度
上の問題がなく、第1弁体31が第1開口を閉じるに支
障がないのであれば、図2に2点鎖線で示すように、弁
体支持軸302を第1弁体31の中央部より偏った部位
であって、搬送ロボット4のアーム42が位置P2に出
入りするに支障がない部位に立設してもよい。このと
き、補強部材303を弁体と支持軸に渡し設けてもよ
い。
【0039】物体搬送ロボットについては図7に示すよ
うなロボットアーム8を有するものを採用することもで
きる。図7(A)は揺動駆動されるロボットアームの他
の例の平面図であり、図7(B)はその側面図である。
このロボットアーム8は、揺動駆動される真っ直ぐ棒状
のアーム部81の端部に物体Wの直径より大きい間隔を
おいて垂下された一対の棚支持部分82に、物体Wを下
方から支持できる平面視三日月形状の棚部材83を設け
たものである。このロボットアーム8を採用するとき
は、前記位置Q2の物体支持部材23と物体をやり取り
する該アームの位置(前記アーム42の位置P2に相当
する位置)は、第1弁体31の昇降に支障のない、しか
しできるだけ第1開口21に近い位置とすればよい。
【0040】次に本発明の他の実施形態について図4及
び図5を参照して説明する。図4及び図5はいずれも被
処理物体搬送装置の他の例における予備真空室及びその
周辺部分の断面図である。この被処理物体搬送装置も図
1に示す装置と同様に、真空処理室1´に連通する左右
一対の予備真空室2´と、真空処理室1´内に設置され
た左右一対の物体搬送ロボット4とを含んでいる。
【0041】各予備真空室2´は左右対象に構成されて
いる以外は同じ構造のものである。各予備真空室2´は
図4及び図5に示すように真空処理室1´と連通するた
めの第1開口21´を有しているとともに外部と連通す
る第2開口22´を有している。また第1開口21´は
真空処理室1´内に配置された第1弁体31´により開
閉され、第2開口22´は予備真空室2´の外側に配置
した第2弁体32´により開閉される。第1弁体31´
は閉位置R1´で弁座21a´に気密に接触するシール
リングr1´を備えており、弁体22´は閉位置で弁座
22a´に気密に接触するシールリングr2´を備えて
いる。
【0042】第1弁体31´は、図2及び図3に示す弁
体31と同様に、側面視コの字形状の部材300´を介
して支持軸301´により支持され、この支持軸301
´が昇降駆動されることで支持軸301´及びコの字形
状の部材300´とともに予備真空室の第1開口21´
を閉じる閉位置R1´と開く位置R2´との間を往復昇
降できる。支持軸301´は真空処理室1´の下壁12
´を昇降可能に貫通しており、該壁に設けた気密シール
リングr3´に囲繞されている。
【0043】またコの字形状部材300´は上側水平部
の先端部上面に短軸300a´を一体的に有しており、
この短軸300a´が第1弁体31´の下面中心中央部
に垂直に立設されている。そして支持軸301´はこの
短軸300a´と中心軸線を一致させてコの字形状部材
300´の下側水平部の先端部下面に一体的に接続され
ている。
【0044】予備真空室2´に対してはさらに物体支持
部材23´が設けられており、これは第1弁体31´の
上面に形成されており、第1弁体31´が位置R1´と
R2´との間を昇降するに伴い、予備真空室2´内の第
2開口22´に臨む位置Q1´と真空処理室1´へ出た
位置Q2´との間を昇降できる。また、予備真空室2´
には排気装置6及びリーク弁Lvが接続されている。
【0045】左右一対の搬送ロボット4は図1に示すと
同様に設けられており、各ロボット4は、真空処理室1
´内の物体処理部位に設けた物体ホルダ(いわゆるプラ
テン)との間で被処理物体Wをやり取りできる位置と前
記位置Q2´の物体支持部材23´との間で被処理物体
Wをやり取りできる位置P2´との間を往復動できる。
【0046】この被処理物体搬送装置においても、当初
は図示を省略した排気装置により真空処理室1´内が所
定の真空状態に設定される。このとき各予備真空室2´
では、物体支持部材23´が第2開口22´に臨む位置
Q1´に置かれる。さらに予備真空室2´の第1開口2
1´が第1弁体31´で閉じられる。
【0047】次にロードロック室として使用される予備
真空室2´では、第1開口21´が第1弁体31´で閉
じられたままとされ、第2弁体32´は開かれた状態と
される。かくして外部の搬送ロボット5に支持された被
処理物体Wが第2開口22´から予備真空室2´内へ搬
入され、物体支持部材23´上に載置される。その後第
2弁体32´は閉じられ、予備真空室2´内が排気装置
6にて排気され、真空処理室1´内と同等の真空状態に
設定される。この間、この予備真空室2´用の搬送ロボ
ット4の一対のアーム42は、コの字形状部材300´
により提供されたロボット通過凹所S´を利用して、物
体支持部材23´と被処理物体Wをやり取りできる位置
P2´に配置され、ここで待機している(以上図4参
照)。
【0048】予備真空室2´内が所定の真空状態に設定
されると、第1弁体31´が下降駆動され、第1開口2
1´が開かれる。また、これとともに物体支持部材23
´も下降し、真空処理室1´内に出る。これにより被処
理物体Wが真空処理室1´内に配置される。ここで搬送
ロボット4のアーム42は直ちに物体Wを保持し、物体
処理部位のプラテンへ搬送し、そこに設置する(以上図
5参照)。
【0049】このようにロボットアーム42は位置P2
´で待機できるので、これから処理する物体Wを受け取
るためのロボット待機位置を別途設ける必要がなく、そ
れだけ真空処理室1´を小型化できる。また、物体Wが
真空処理室1´内へ出されてくるとロボットアーム42
は位置P2´おいて直ちに該物体を受け取って物体処理
部位へ移送開始できるので、それだけ時間が節約され、
物体処理のスループットが向上する。
【0050】ロボット4が物体Wを保持して物体処理部
位へ移動すると、空になった物体処理部材23´が第1
弁体31´とともに予備真空室2´内へ上昇し、第1弁
体31´が第1開口21´を閉じる。第1弁体31´が
第1開口21´を閉じると、プラテンへ物体Wを渡し終
わったロボットアーム42が再び位置P2´に戻され
る。このとき、アーム42はコの字形状部材300´の
ロボット通過凹所S´を通るので、支障なく位置P2´
に復帰できる。また、第1開口21´が閉じられたあ
と、リーク弁Lvが開かれ、室2内が大気圧まで昇圧さ
れ、次いで第2弁体32´が開かれ、次の被処理物体W
が物体支持部材23´へ搬入され、再び第2弁体32´
が閉じられ、予備真空室2´内が真空処理室1´内と同
等の真空状態に設定され、該物体Wは真空処理室1´内
への搬入のため待機する。
【0051】アンロードロック室として使用される予備
真空室2´では、該室用の搬送ロボット4のアーム42
がプラテンから処理済の物体Wを保持して予備真空室2
´の下方へ移動してくるに先立って第1弁体31´及び
物体支持部材23´は下降しており、ロボットアーム4
2が予備真空室2´へ到来すると、物体支持部材23´
が該ロボットアームから処理済物体Wを受け取る。なお
この状態では第2弁体32´は閉じられており、予備真
空室2´内は真空処理室1´内と同等の真空状態におか
れている(以上図5参照)。
【0052】ロボットアーム42は物体Wを物体支持部
材23´に渡したあと、その位置P2´で次の処理済物
体を受け取りに行くまで待機する。このようにこのロボ
ット4についても別途ロボット待機位置を設ける必要が
ないので、それだけ真空処理室1´を小型化できる。物
体支持部材23´は位置Q2´で物体Wを受け取ったあ
と、第1弁体31´とともに予備真空室2´内の位置Q
1´に上昇し、第1弁体31´は第1開口21´を閉じ
る(以上図4参照)。そのあとリーク弁Lvが開かれ、
室2内が大気状態とされ、次いで第2弁体32´が開か
れ、外部の搬送ロボット5が予備真空室2´内の処理済
物体Wを外部へ取り出す。
【0053】その後は第2弁体32´が再び閉じられ、
予備真空室2´内が次の物体取り出しに備えて排気装置
6にて所定真空状態に設定される。このように処理済物
体取り出し側の予備真空室2´においては、ロボットア
ーム42が処理済物体Wを物体支持部材23´に渡した
あと、直ちに該物体支持部材を上昇させ、第1開口を閉
じ、それに続く予備真空室2´の大気開放、物体取り出
し、再真空状態設定と続く操作を時間の無駄がなく行え
るので、それだけ物体処理のスループットが向上する。
また、位置P2´のロボットアーム42は弁体31´上
のコの字形状部材300´のロボット通過凹所S´を利
用して、弁体31´が閉じたままでも、次の処理済物体
受け取り動作を開始できる。この点でもスループットが
向上する。
【0054】左右いずれの予備真空室2´においても、
第1弁体31´が第1開口31´を閉じ、予備真空室2
´が大気圧下におかれたとき、第1弁体31´の支持軸
301´に曲げモーメントが発生しない。従って第1弁
体支持軸301´に局部的な大きい変形が発生して該支
持軸が破損したり、破損しないまでも第1開口21´が
局所的に開放されてしまうような事態の発生を防止する
ことができる。
【0055】なお、第1弁体31´及び弁体支持軸に強
度上の問題がなく、第1弁体31´が第1開口を閉じる
に支障がないのであれば、図4に2点鎖線で示すよう
に、弁体支持軸302´を第1弁体31´の中央部より
偏った部位であって、搬送ロボット4のアーム42が位
置P2´に出入りするに支障がない部位に立設してもよ
い。このとき、補強部材303´を弁体と支持軸に渡し
設けてもよい。
【0056】この搬送装置についても物体搬送ロボット
については図7に示すようなロボットアーム8を有する
ものを採用することもできる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、所
定真空下で被処理物体に所定の処理を施すための真空処
理室に対し該被処理物体を搬入及び(又は)搬出するた
めの被処理物体搬送装置であって、該真空処理室を従来
より小型化でき、また、被処理物体搬送に要する時間を
節約して物体処理のスループットを向上させることがで
きる被処理物体搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態である被処理物体搬送装置
の概略平面図である。
【図2】図1に示す搬送装置における予備真空室及びそ
の周辺部分の断面図であり、予備真空室が真空処理室に
対し閉じられている状態を示している。
【図3】図1に示す搬送装置における予備真空室及びそ
の周辺部分の断面図であり、予備真空室が真空処理室に
対し開かれた状態を示している。
【図4】本発明の他の実施形態である被処理物体搬送装
置における予備真空室及びその周辺部分の断面図であ
り、予備真空室が真空処理室に対し閉じられている状態
を示している。
【図5】図4に示すと同じ予備真空室及びその周辺部分
の断面図であり、予備真空室が真空処理室に対し開かれ
ている状態を示している。
【図6】図1に示す搬送装置における搬送ロボットの平
面図であり、図(A)は被処理物体を保持している状態
を示しており、図(B)は被処理物体を放した状態を示
している。
【図7】搬送ロボットの他の例を示すもので、図(A)
はその平面図、図(B)はその側面図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1、1´ 真空処理室 2、2´ 予備真空室 21、21´ 予備真空室の第1開口 22、22´ 予備真空室の第2開口 23、23´ 物体支持部材 Q1、Q1´ 物体支持部材の予備真空室内位置 Q2、Q2´ 物体支持部材の真空処理室内へ出た位置 31、31´ 第1弁体 R1、R1´ 第1弁体の閉位置 R2、R2´ 第1弁体の開位置 32、32´ 第2弁体 300、300´ コの字形状部材 300a、300a´ 短軸 S、S´ ロボット通過凹所 301、301´、302、302´ 弁体支持軸 4 搬送ロボット 42、8 ロボットアーム P1 ロボットアーム42の物体処理部位に対する位置 P2、P2´ ロボットアーム42の物体支持部材に対
する位置 5 外部搬送ロボット 6 排気装置 7 物体処理部位 70 物体ホルダ(プラテン) W 被処理物体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定真空下で被処理物体に所定の処理を施
    すための真空処理室に対し該被処理物体を搬入及び(又
    は)搬出するための被処理物体搬送装置であり、 前記真空処理室に連設され、前記真空処理室に連通する
    第1開口及び外部に連通する第2開口を有する予備真空
    室と、 前記真空処理室内に配置されて前記予備真空室の第1開
    口を開閉する第1弁体と、 前記予備真空室の第2開口を開閉する第2弁体と、 前記予備真空室に対し配置され、前記第2開口に臨む予
    備真空室内位置と前記真空処理室内位置との間を往復動
    できる物体支持部材と、 前記真空処理室内に設置され、該真空処理室内の物体処
    理部位との間で被処理物体をやり取りできる位置と前記
    真空処理室内位置に置かれた前記物体支持部材との間で
    被処理物体をやり取りできる位置との間を往復動できる
    搬送ロボットとを備えており、 前記第1弁体は支持軸により支持されて該支持軸ととも
    に前記予備真空室の第1開口を閉じる位置と開く位置と
    の間を往復動するものであり、 前記搬送ロボットは該第1弁体の往復路を横切るように
    往復動するものであり、 前記第1弁体の支持軸は、該第1弁体が前記予備真空室
    の第1開口を閉じている状態で該第1弁体往復路を前記
    搬送ロボットが横切ることを妨げないように該第1弁体
    の中央部よりはずれた偏心部位で該第1弁体に立設され
    ており、前記搬送ロボットは前記真空処理室内位置に置
    かれた前記物体支持部材との間で被処理物体をやり取り
    できる位置に配置されたとき前記第1弁体の開閉動作を
    許すことができることを特徴とする被処理物体搬送装
    置。
  2. 【請求項2】所定真空下で被処理物体に所定の処理を施
    すための真空処理室に対し該被処理物体を搬入及び(又
    は)搬出するための被処理物体搬送装置であり、 前記真空処理室に連設され、前記真空処理室に連通する
    第1開口及び外部に連通する第2開口を有する予備真空
    室と、 前記真空処理室内に配置されて前記予備真空室の第1開
    口を開閉する第1弁体と、 前記予備真空室の第2開口を開閉する第2弁体と、 前記予備真空室に対し配置され、前記第2開口に臨む予
    備真空室内位置と前記真空処理室内位置との間を往復動
    できる物体支持部材と、 前記真空処理室内に設置され、該真空処理室内の物体処
    理部位との間で被処理物体をやり取りできる位置と前記
    真空処理室内位置に置かれた前記物体支持部材との間で
    被処理物体をやり取りできる位置との間を往復動できる
    搬送ロボットとを備えており、 前記第1弁体は支持軸により支持されて該支持軸ととも
    に前記予備真空室の第1開口を閉じる位置と開く位置と
    の間を往復動するものであり、 前記搬送ロボットは該第1弁体の往復路を横切るように
    往復動するものであり、 前記第1弁体の支持軸は、該第1弁体が前記予備真空室
    の第1開口を閉じている状態で該第1弁体の往復路を前
    記搬送ロボットが横切ることを妨げないようにロボット
    通過凹所を形成した部材を介して、且つ、該予備真空室
    が大気圧下におかれたとき該第1弁体の支持軸に曲げモ
    ーメントが発生しないように、該第1弁体に立設されて
    いることを特徴とする被処理物体搬送装置。
JP10106658A 1998-04-16 1998-04-16 被処理物体搬送装置 Withdrawn JPH11307608A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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