JPH11307497A - 洗浄方法 - Google Patents

洗浄方法

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JPH11307497A
JPH11307497A JP12950398A JP12950398A JPH11307497A JP H11307497 A JPH11307497 A JP H11307497A JP 12950398 A JP12950398 A JP 12950398A JP 12950398 A JP12950398 A JP 12950398A JP H11307497 A JPH11307497 A JP H11307497A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体ウエット洗浄工程における薬
品洗浄工程及び純水又は超純水を使用したリンス工程に
おいて、表面酸化膜の形成を抑制するパーティクル
の除去及び付着防止シリコン原子の水素終端化を助長
するリンス水又は薬液の提供を目的とする。 【解決手段】本発明の洗浄方法は、リンスの際に使用す
る純水又は超純水に水素ガスを添加することにより表面
酸化膜の形成を抑制し、また洗浄対象物がシリコン基板
の場合、表面の水素終端化を促進する。またパーティク
ル除去効果、再付着防止のために水素ガスを添加した純
水又は超純水に500KHz以上の周波数の振動を与え
ながら洗浄を行うことを特徴とする。またふっ酸に酸化
性を有するオゾン若しくは過酸化水素を添加することに
より従来の表面のエッチング効果にパーティクル付着防
止効果を付与し、次に続く純水又は超純水中に水素ガス
を添加したリンス水で洗浄することによりオゾン若しく
は過酸化水素の添加により鈍化した水素終端化を促進す
る事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造プロセ
スの洗浄方法に係り、より詳細にはふっ酸にオゾンを添
加した溶液若しくはふっ酸に過酸化水素を添加した溶液
による洗浄及び水素ガスを添加した純水又は超純水を薬
液洗浄後のリンス水として使用する洗浄方法である。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に形成される半導体素子
は、サブミクロンのレベルに高密度且つ微細化してい
る。高密度化を達成するためには、基板の表面は超清浄
な状態に保たれなければならない。すなわち、基板表面
から有機物、金属、各種パーティクル、酸化物(酸化
膜)の不純物は除去されていなければならない。そのた
め、基板は洗浄を行う必要がある。
【0003】半導体の洗浄を行うための薬液には、有機
物、金属、各種パーティクル、酸化物(酸化膜)に対し
て除去効果の高いものが使用されている。しかし、薬液
洗浄後のリンスを目的とした純水又は超純水の洗浄工程
においては、有機物、金属、各種パーティクル、酸化物
(酸化膜)に対する除去効果はない。逆に、純水又は超
純水に溶解した酸素により酸化膜の成長が報告されてい
る。このような酸化膜の成長は、一例としてふっ酸によ
る酸化膜除去工程後のエピタキシャル成長を阻害する原
因となる。これらの問題を解決する手段として純水又は
超純水中の酸素量を数ppbまで低減した脱酸素水(脱
気水)と呼ばれる純水又は超純水を使用している。また
+シリコン表面(n型シリコン中でドーピング量が1
×1019/cm3を超えるものを差す)は酸化速度の速
い事が知られている。n+シリコンは、シリコン系素子
において金属電極形成のコンタクト材料として非常に重
要である。そこでn+シリコン表面は、金属半導体間の
接触抵抗を増加させない様に出来るだけ酸化させないこ
とが望ましい。しかし、ただ単に脱気水を使うだけで
は、n+シリコン表面の酸化膜の成長を抑制するのは、
非常に困難である。
【0004】シリコン基板のウエット洗浄工程において
ふっ酸を含有した洗浄液での洗浄後の基板は表面に酸化
膜のない状態である。しかし、この状態の基板は各種パ
ーティクルの付着を引き起こしやすい。特にふっ酸を含
有した洗浄液での洗浄後に純水又は超純水でのリンス工
程しか存在しない場合、純水又は超純水自体には、パー
ティクルを除去する効果はないため、成膜プロセスなど
の次工程でパーティクルに起因した結晶欠陥を招く原因
となる。
【0005】シリコン基板のウエット洗浄工程において
ふっ酸を含有した洗浄液での洗浄後の基板表面は最表面
のシリコン原子は水素原子と結びつき、最表面が水素原
子で終端した構造を取っている。この水素終端したシリ
コン表面は、化学的に非常に安定な表面といわれてい
る。しかし、全てのシリコン原子が水素原子と結合して
いるわけではなく中には、シリコン原子がそのまま表面
に現れている未結合状態やふっ素原子が結合したシリコ
ン原子も存在が確認されている。このようなシリコン原
子は、化学的に非常に不安定であり酸化を受けやすいサ
イトとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半導体ウエ
ット洗浄工程における薬品洗浄工程及び純水又は超純水
を使用したリンス工程において、表面酸化膜の形成を
抑制するパーティクルの除去及び付着防止シリコン
原子の水素終端化を助長するリンス水又は薬液の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄方法は、被
洗浄物を薬液で洗浄した後、純水又は超純水中に水素ガ
スをを0.5ppm以上含有し、酸素ガスの溶存量が1
00ppb以下である純水又は超純水によりリンスを行
うことを特徴とする。リンスの際に使用する純水又は超
純水に水素ガスを添加することにより、従来リンス時に
発生していた表面酸化膜の形成を抑制することができ
る。また、被洗浄物が半導体基体(特にシリコン半導体
基体)の場合には、表面の水素終端化を促進することが
可能となる。また、リンスの際に、500KHz以上の
周波数の振動を純水又は超純水に付与することによりパ
ーティクル除去効果、パーティクルの再付着防止効果が
生ずる。リンス前の薬液洗浄をフッ酸に酸化性を有する
オゾン又は過酸化水素を含有する薬液による洗浄には、
表面のエッチング効果及びパーティクル付着防止効果が
あるが、かかる薬液の洗浄の後に本発明のリンスを行う
と、鈍化した水素終端化を促進することができる。
【0008】
【作用】
【作用】本発明においては、まず純水又は超純水に水素
ガスの添加することによって酸化膜形成の抑制効果があ
る。その際に添加する水素濃度は、0.5ppmという
極微量濃度から効果がある事が分かった。また、この時
同時に溶解している酸素濃度は100ppb以下である
ことが望ましい。100ppbより多くの酸素量が溶解
している場合、酸化膜の形成を完全に抑制することは出
来ない。なおこの現象は、n+シリコン表面にて特に顕
著である。
【0009】純水又は超純水に水素ガスを添加すること
によってシリコンの未結合手又は他の吸着原子を水素原
子に置き換えることが可能となる。これによりシリコン
表面の水素終端が進行し、シリコンは電子の交換が容易
にできなくなるため表面は安定化する。その際に添加す
る水素濃度は、0.5ppmという極微量濃度から効果
がある事が分かった。また、この時同時に溶解している
酸素濃度は100ppb以下であることが望ましい。1
00ppbより多くの酸素量が溶解している場合、逆に
水素終端表面は損なわれる。なおこの現象は、n+シリ
コン表面にて特に顕著である。
【0010】純水又は超純水に水素ガスの添加し、50
0KHz以上の周波数の振動を与えることでパーティク
ル除去、再付着防止が可能となる。しかしここで用いる
振動の周波数は、500KHz〜3MHzであることが
好ましい。周波数が500KHz未満の場合、水粒子の
大きな振幅動で生じる摩擦によって基板上に帯電が起こ
りデバイス破壊を生じさせるまた周波数が3MHz以上
の場合は、このような高周波になるに従って、増幅器の
効率が悪くなるので大きな出力を得るためには大きな電
力が必要となり実用的でない。またこの時に溶解するパ
ーティクル除去及び再付着防止に必要な水素濃度は、
0.5ppmという極微量濃度から効果がある事が分か
った。またこの時、同時に溶解している酸素濃度は10
0ppb以下であることが望ましい。100ppbより
多くの酸素量が溶解している場合、シリコン表面には酸
化膜の形成が認められる。
【0011】ふっ酸中にオゾン若しくは過酸化水素を添
加することによって、ふっ酸の持つシリコン酸化膜の除
去能力にパーティクル付着防止効果を付与することが出
来る。この時ふっ酸濃度は0.05wt%以上1wt%
以下であること、オゾン濃度は2ppm以上10ppm
以下であること、過酸化水素は、0.1wt以上1wt
%以下であることが望ましい。ふっ酸濃度が0.05%
未満である場合、シリコンの酸化膜をエッチング能力は
ほとんど無い。また、ふっ酸濃度が1wt%を超えると
基板の表面荒れがひどくなる。また、オゾンが2ppm
未満若しくは過酸化水素が0.1wt%未満である場
合、パーティクル付着防止効果は無い。また、オゾンが
10ppmを超える若しくは過酸化水素が1wt%を超
える場合、シリコン表面に酸化膜が残存してしまう。
【0012】ここに記載された純水は比抵抗15MΩ/
cm以上の水、超純水とは、比抵抗18MΩ/cm以上
の水をいう。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれら実施例に限定されることがない
ことは言うまでもない。 (実施例1)基板濃度1.1×1019/cm3を有する
n型(100)シリコン基板を97%硫酸と30%過酸
化水素を体積比4:1に混合した薬液で10分間洗浄を
行い、流量1L/分の超純水でリンスを行った後、0.
5wt%ふっ酸にて1分間処理した。
【0014】この基板を直ちに測定室の到達真空度が1
×10-10torrを有するX線光電子分光装置に入
れ、光電子の取り出し角度を5度に設定し、Si4+(S
iO2)のピークの検出を試みたがピークの確認は出来
なかった。
【0015】一方、0.5wtふっ酸洗浄後、シリコン
基板は直ちに溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超純
水を通水(通水量500ml/分)し、12時間後、2
4時間後にシリコン基板を容器より取り出し、X線光電
子分光装置により、Si4+(SiO2)のピークの検出
を行った。その結果を表1及び表2に示す。
【0016】(実施例2)基板濃度1.1×1019/c
3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫酸
と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で1
0分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行
った後、0.5wtふっ酸にて1分間処理した。
【0017】この基板を直ちに、大きさ50mm×20
mm(厚さ2mm)断面の角度が60度の平行四辺形型
ゲルマニウムクリスタルをプリズムとして、フーリエ変
換赤外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観
察した。
【0018】一方、0.5wt%ふっ酸洗浄後、シリコ
ン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超
純水を通水(通水量500ml/分)し、ある時間毎に
容器より取り出し、直ちにフーリエ変換赤外分光装置の
多重反射法によりSi−Hピークを観察した。その時の
ピーク強度の変化を溶存酸素量50ppbの場合を表3
に、溶存酸素量100ppbの場合を表4及び溶存酸素
量500ppbの場合を表5に示す。
【0019】表3、表4及び表5の結果からシリコン表
面の水素終端化には純水若しくは超純水中に含まれる溶
存酸素濃度を100ppb以下、溶存水素は0.5pp
m以上にする必要がある事がわかった。表5の結果では
溶存酸素濃度が500ppb以上でもSi−Hピークの
増加が見られるが、浸漬時間10分以降ではSi−Hピ
ークは単調に減少している。
【0021】(実施例3)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%ふっ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0022】この基板にアルミナ粒子を使用し、0.1
7ミクロンより大きな粒子が基板1枚当たり3000〜
5000個程度付着した汚染基板を作成した。
【0023】溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超純
水を、周波数1.6MHz(照射密度13W/cm2
を照射しながらノズル型周波数照射装置に通水(通水量
5L/分)し、基板を1000回転/分にて回転させな
がら20秒間洗浄を行った。
【0024】洗浄後、基板を1500回転/分にて回転
させ乾燥を行い、パーティクルカウンターにて0.17
ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察し、除去率を
求めた。その結果を表6に示す。
【0025】(実施例4)比較例として(実施例3)に
おいて周波数の照射無しの場合及び周波数500KHz
(照射密度13W/cm2)を照射しながら洗浄を行っ
た場合の結果をそれぞれ表7、表8に示す。
【0026】(実施例5)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%ふっ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0027】この基板を0.5wt%ふっ酸に各濃度の
オゾン水を添加し、溶液のオゾン濃度を変化させ、洗浄
を20秒間行った。その後超純水によるリンスを20秒
間行い、パーティクルカウンターにて0.17ミクロン
より大きな粒子の付着状態を観察した。またその時の酸
化膜残りをX線光電子分光装置にて評価した。その結果
を表9に示す。
【0028】(実施例6)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%ふっ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0029】この基板を濃度5ppmのオゾン水に、各
濃度のふっ酸溶液を添加し、溶液のふっ酸濃度を変化さ
せ洗浄を20秒間行った。その後超純水によるリンスを
20秒間行い、パーティクルカウンターにて0.17ミ
クロンより大きな粒子の付着状態を観察した。またその
時の酸化膜残りをX線光電子分光装置にて、表面のラフ
ネスを原子間力顕微鏡にて評価した。その結果を表10
に示す。
【0030】(実施例7)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%ふっ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0031】この基板を0.5wt%ふっ酸に各濃度の
過酸化水素水を添加し、溶液の過酸化水素濃度を変化さ
せ、洗浄を20秒間行った。その後超純水によるリンス
を20秒間行い、パーティクルカウンターにて0.17
ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察した。またそ
の時の酸化膜残りをX線光電子分光装置にて、表面のラ
フネスを原子間力顕微鏡にて評価した。その結果を表1
1に示す。
【0032】(実施例8)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%ふっ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0033】この基板を濃度0.5wt%の過酸化水素
水に、各濃度のふっ酸溶液を添加し、溶液のふっ酸濃度
を変化させ洗浄を20秒間行った。その後超純水による
リンスを20秒間行い、パーティクルカウンターにて
0.17ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察し
た。またその時の酸化膜残りをX線光電子分光装置に
て、表面のラフネスを原子間力顕微鏡にて評価した。そ
の結果を表12に示す。
【0034】(実施例9)基板濃度1.1×1019/c
3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫酸
と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で1
0分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行
った後、濃度0.5wt%のふっ酸にオゾン水5ppm
を添加し、20秒間洗浄を行った。
【0035】シリコン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存
水素量を調整した超純水を通水(通水量500ml/
分)し、ある時間毎に取り出し、直ちにフーリエ変換赤
外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観察し
た。その時のピーク強度の変化を溶存酸素量50ppb
の場合を表13に、溶存酸素量100ppbの場合を表
14及び溶存酸素量500ppbの場合を表15に示
す。
【0036】(実施例10)基板濃度1.1×1019
cm3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫
酸と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で
10分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを
行った後、濃度0.5wt%のふっ酸に過酸化水素水
0.5wt%を添加し、20秒間洗浄を行った。
【0037】シリコン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存
水素量を調整した超純水を通水(通水量500ml/
分)し、ある時間毎に取り出し、直ちにフーリエ変換赤
外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観察し
た。その時のピーク強度の変化を溶存酸素量50ppb
の場合を表16に、溶存酸素量100ppbの場合を表
17及び溶存酸素量500ppbの場合を表18に示
す。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果が得られる。 純水もしくは、超純水中での自然酸化膜の形成を押
さえることができる。 シリコン表面を化学的に安定化することができる。 純水もしくは超純水にパーティクル除去効果を付与
することができる。 ウェット洗浄工程でのパーティクルの付着を押さえ
ることができる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 洗浄方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造プロセ
スの洗浄方法に係り、より詳細にはフッ酸にオゾンを添
加した溶液若しくはフッ酸に過酸化水素を添加した溶液
による洗浄及び水素ガスを添加した純水又は超純水を薬
液洗浄後のリンス水として使用する洗浄方法である。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に形成される半導体素子
は、サブミクロンのレベルに高密度且つ微細化してい
る。高密度化を達成するためには、基板の表面は超清浄
な状態に保たれなければならない。すなわち、基板表面
から有機物、金属、各種パーティクル、酸化物(酸化
膜)の不純物は除去されていなければならない。そのた
め、基板は洗浄を行う必要がある。
【0003】半導体の洗浄を行うための薬液には、有機
物、金属、各種パーティクル、酸化物(酸化膜)に対し
て除去効果の高いものが使用されている。しかし、薬液
洗浄後のリンスを目的とした純水又は超純水の洗浄工程
においては、有機物、金属、各種パーティクル、酸化物
(酸化膜)に対する除去効果はない。逆に、純水又は超
純水に溶解した酸素により酸化膜の成長が報告されてい
る。このような酸化膜の成長は、一例としてフッ酸によ
る酸化膜除去工程後のエピタキシャル成長を阻害する原
因となる。これらの問題を解決する手段として純水又は
超純水中の酸素量を数ppbまで低減した脱酸素水(脱
気水)と呼ばれる純水又は超純水を使用している。また
+シリコン表面(n型シリコン中でドーピング量が1
×1019/cm3を超えるものを差す)は酸化速度の速
い事が知られている。n+シリコンは、シリコン系素子
において金属電極形成のコンタクト材料として非常に重
要である。そこでn+シリコン表面は、金属半導体間の
接触抵抗を増加させない様に出来るだけ酸化させないこ
とが望ましい。しかし、ただ単に脱気水を使うだけで
は、n+シリコン表面の酸化膜の成長を抑制するのは、
非常に困難である。
【0004】シリコン基板のウエット洗浄工程において
フッ酸を含有した洗浄液での洗浄後の基板は表面に酸化
膜のない状態である。しかし、この状態の基板は各種パ
ーティクルの付着を引き起こしやすい。特にフッ酸を含
有した洗浄液での洗浄後に純水又は超純水でのリンス工
程しか存在しない場合、純水又は超純水自体には、パー
ティクルを除去する効果はないため、成膜プロセスなど
の次工程でパーティクルに起因した結晶欠陥を招く原因
となる。
【0005】シリコン基板のウエット洗浄工程において
フッ酸を含有した洗浄液での洗浄後の基板表面は最表面
のシリコン原子は水素原子と結びつき、最表面が水素原
子で終端した構造を取っている。この水素終端したシリ
コン表面は、化学的に非常に安定な表面といわれてい
る。しかし、全てのシリコン原子が水素原子と結合して
いるわけではなく中には、シリコン原子がそのまま表面
に現れている未結合状態やフッ素原子が結合したシリコ
ン原子も存在が確認されている。このようなシリコン原
子は、化学的に非常に不安定であり酸化を受けやすいサ
イトとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半導体ウエ
ット洗浄工程における薬品洗浄工程及び純水又は超純水
を使用したリンス工程において、表面酸化膜の形成を
抑制するパーティクルの除去及び付着防止シリコン
原子の水素終端化を助長するリンス水又は薬液の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄方法は、被
洗浄物を薬液で洗浄した後、純水又は超純水中に水素ガ
スを0.5ppm以上含有し、酸素ガスの溶存量が10
0ppb以下である純水又は超純水によりリンスを行う
ことを特徴とする。
【0008】リンスの際に使用する純水又は超純水に水
素ガスを添加することにより、従来リンス時に発生して
いた表面酸化膜の形成を抑制することができる。また、
被洗浄物が半導体基体(特にシリコン半導体基体)の場
合には、表面の水素終端化を促進することが可能とな
る。
【0009】また、リンスの際に、500kHz以上の
周波数の振動を純水又は超純水に付与することによりパ
ーティクル除去効果、パーティクルの再付着防止効果が
生ずる。
【0010】リンス前の薬液洗浄をフッ酸に酸化性を有
するオゾン又は過酸化水素を含有する薬液による洗浄に
は、表面のエッチング効果及びパーティクル付着防止効
果があるが、かかる薬液の洗浄の後に本発明のリンスを
行うと、鈍化した水素終端化を促進することができる。
【0011】
【作用】本発明においては、まず純水又は超純水に水素
ガスを添加することによって酸化膜形成の抑制効果があ
る。その際に添加する水素濃度は、0.5ppmという
極微量濃度から効果がある事が分かった。また、この時
同時に溶解している酸素濃度は100ppb以下である
ことが望ましい。100ppbより多くの酸素量が溶解
している場合、酸化膜の形成を完全に抑制することは出
来ない。なおこの現象は、n+シリコン表面にて特に顕
著である。
【0012】純水又は超純水に水素ガスを添加すること
によってシリコンの未結合手又は他の吸着原子を水素原
子に置き換えることが可能となる。これによりシリコン
表面の水素終端が進行し、シリコンは電子の交換が容易
にできなくなるため表面は安定化する。その際に添加す
る水素濃度は、0.5ppmという極微量濃度から効果
がある事が分かった。また、この時同時に溶解している
酸素濃度は100ppb以下であることが望ましい。1
00ppbより多くの酸素量が溶解している場合、逆に
水素終端表面は損なわれる。なおこの現象は、n+シリ
コン表面にて特に顕著である。
【0013】純水又は超純水に水素ガスを添加し、50
0kHz以上の周波数の振動を与えることでパーティク
ル除去、再付着防止が可能となる。しかしここで用いる
振動の周波数は、500kHz〜3MHzであることが
好ましい。周波数が500kHz未満の場合、水粒子の
大きな振幅動で生じる摩擦によって基板上に帯電が起こ
りデバイス破壊を生じさせるまた周波数が3MHz以上
の場合は、このような高周波になるに従って、増幅器の
効率が悪くなるので大きな出力を得るためには大きな電
力が必要となり実用的でない。またこの時に溶解するパ
ーティクル除去及び再付着防止に必要な水素濃度は、
0.5ppmという極微量濃度から効果がある事が分か
った。またこの時、同時に溶解している酸素濃度は10
0ppb以下であることが望ましい。100ppbより
多くの酸素量が溶解している場合、シリコン表面には酸
化膜の形成が認められる。
【0014】フッ酸中にオゾン若しくは過酸化水素を添
加することによって、フッ酸の持つシリコン酸化膜の除
去能力にパーティクル付着防止効果を付与することが出
来る。この時フッ酸濃度は0.05wt%以上1wt%
以下であること、オゾン濃度は2ppm以上10ppm
以下であること、過酸化水素は、0.1wt%以上1w
t%以下であることが望ましい。フッ酸濃度が0.05
wt%未満である場合、シリコンの酸化膜をエッチング
能力はほとんど無い。また、フッ酸濃度が1wt%を超
えると基板の表面荒れがひどくなる。また、オゾンが2
ppm未満若しくは過酸化水素が0.1wt%未満であ
る場合、パーティクル付着防止効果は無い。また、オゾ
ンが10ppmを超える若しくは過酸化水素が1wt%
を超える場合、シリコン表面に酸化膜が残存してしま
う。
【0015】ここに記載された純水は比抵抗15MΩ/
cm以上の水、超純水とは、比抵抗18MΩ/cm以上
の水をいう。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明がこれら実施例に限定されることがない
ことは言うまでもない。
【0017】(実施例1)基板濃度1.1×1019/c
3を有するn型(100)シリコン基板を97%硫酸
と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で1
0分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行
った後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。
【0018】この基板を直ちに測定室の到達真空度が1
×10-10torrを有するX線光電子分光装置に入
れ、光電子の取り出し角度を5度に設定し、Si4+(S
iO2)のピークの検出を試みたがピークの確認は出来
なかった。
【0019】一方、0.5wt%フッ酸洗浄後、シリコ
ン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超
純水を通水(通水量500ml/分)し、12時間後、
24時間後にシリコン基板を容器より取り出し、X線光
電子分光装置により、Si4+(SiO2)のピークの検
出を行った。その結果を表1及び表2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】(実施例2)基板濃度1.1×1019/c
3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫酸
と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で1
0分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行
った後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。
【0023】この基板を直ちに、大きさ50mm×20
mm(厚さ2mm)断面の角度が60度の平行四辺形型
ゲルマニウムクリスタルをプリズムとして、フーリエ変
換赤外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観
察した。
【0024】一方、0.5wt%フッ酸洗浄後、シリコ
ン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超
純水を通水(通水量500ml/分)し、ある時間毎に
容器より取り出し、直ちにフーリエ変換赤外分光装置の
多重反射法によりSi−Hピークを観察した。その時の
ピーク強度の変化を溶存酸素量50ppbの場合を表3
に、溶存酸素量100ppbの場合を表4及び溶存酸素
量500ppbの場合を表5に示す。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】表3、表4及び表5の結果からシリコン表
面の水素終端化には純水若しくは超純水中に含まれる溶
存酸素濃度を100ppb以下、溶存水素は0.5pp
m以上にする必要がある事がわかった。表5の結果では
溶存酸素濃度が500ppb以上でもSi−Hピークの
増加が見られるが、浸漬時間10分以降ではSi−Hピ
ークは単調に減少している。
【0029】(実施例3)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0030】この基板にアルミナ粒子を使用し、0.1
7ミクロンより大きな粒子が基板1枚当たり3000〜
5000個程度付着した汚染基板を作成した。
【0031】溶存酸素量及び溶存水素量を調整した超純
水を、周波数1.6MHz(照射密度13W/cm2
を照射しながらノズル型周波数照射装置に通水(通水量
5L/分)し、基板を1000回転/分にて回転させな
がら20秒間洗浄を行った。
【0032】洗浄後、基板を1500回転/分にて回転
させ乾燥を行い、パーティクルカウンターにて0.17
ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察し、除去率を
求めた。その結果を表6に示す。
【0033】
【表6】
【0034】(実施例4)比較例として(実施例3)に
おいて周波数の照射無しの場合及び周波数500kHz
(照射密度13W/cm2)を照射しながら洗浄を行っ
た場合の結果をそれぞれ表7、表8に示す。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】(実施例5)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0038】この基板を0.5wt%フッ酸に各濃度の
オゾン水を添加し、溶液のオゾン濃度を変化させ、洗浄
を20秒間行った。その後超純水によるリンスを20秒
間行い、パーティクルカウンターにて0.17ミクロン
より大きな粒子の付着状態を観察した。またその時の酸
化膜残りをX線光電子分光装置にて評価した。その結果
を表9に示す。
【0039】
【表9】
【0040】(実施例6)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0041】この基板を濃度5ppmのオゾン水に、各
濃度のフッ酸溶液を添加し、溶液のフッ酸濃度を変化さ
せ洗浄を20秒間行った。その後超純水によるリンスを
20秒間行い、パーティクルカウンターにて0.17ミ
クロンより大きな粒子の付着状態を観察した。またその
時の酸化膜残りをX線光電子分光装置にて、表面のラフ
ネスを原子間力顕微鏡にて評価した。その結果を表10
に示す。
【0042】
【表10】
【0043】(実施例7)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0044】この基板を0.5wt%フッ酸に各濃度の
過酸化水素水を添加し、溶液の過酸化水素濃度を変化さ
せ、洗浄を20秒間行った。その後超純水によるリンス
を20秒間行い、パーティクルカウンターにて0.17
ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察した。またそ
の時の酸化膜残りをX線光電子分光装置にて、表面のラ
フネスを原子間力顕微鏡にて評価した。その結果を表1
1に示す。
【0045】
【表11】
【0046】(実施例8)抵抗率8〜12Ωcmを有す
る8インチn型(100)シリコン基板を97%硫酸と
30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で10
分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行っ
た後、0.5wt%フッ酸にて1分間処理した。その
後、流量1L/分で超純水によるリンスを10分間行っ
た。
【0047】この基板を濃度0.5wt%の過酸化水素
水に、各濃度のフッ酸溶液を添加し、溶液のフッ酸濃度
を変化させ洗浄を20秒間行った。その後超純水による
リンスを20秒間行い、パーティクルカウンターにて
0.17ミクロンより大きな粒子の付着状態を観察し
た。またその時の酸化膜残りをX線光電子分光装置に
て、表面のラフネスを原子間力顕微鏡にて評価した。そ
の結果を表12に示す。
【0048】
【表12】
【0049】(実施例9)基板濃度1.1×1019/c
3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫酸
と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で1
0分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを行
った後、濃度0.5wt%のフッ酸にオゾン水5ppm
を添加し、20秒間洗浄を行った。
【0050】シリコン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存
水素量を調整した超純水を通水(通水量500ml/
分)し、ある時間毎に取り出し、直ちにフーリエ変換赤
外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観察し
た。その時のピーク強度の変化を溶存酸素量50ppb
の場合を表13に、溶存酸素量100ppbの場合を表
14及び溶存酸素量500ppbの場合を表15に示
す。
【0051】
【表13】
【0052】
【表14】
【0053】
【表15】
【0054】(実施例10)基板濃度1.1×1019
cm3を有するn型(111)シリコン基板を97%硫
酸と30%過酸化水素を体積比4:1に混合した薬液で
10分間洗浄を行い、流量1L/分の超純水でリンスを
行った後、濃度0.5wt%のフッ酸に過酸化水素水
0.5wt%を添加し、20秒間洗浄を行った。
【0055】シリコン基板は直ちに溶存酸素量及び溶存
水素量を調整した超純水を通水(通水量500ml/
分)し、ある時間毎に取り出し、直ちにフーリエ変換赤
外分光装置の多重反射法によりSi−Hピークを観察し
た。その時のピーク強度の変化を溶存酸素量50ppb
の場合を表16に、溶存酸素量100ppbの場合を表
17及び溶存酸素量500ppbの場合を表18に示
す。
【0056】
【表16】
【0057】
【表17】
【0058】
【表18】
【0059】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果が得られる。 純水もしくは、超純水中での自然酸化膜の形成を押
さえることができる。 シリコン表面を化学的に安定化することができる。 純水もしくは超純水にパーティクル除去効果を付与
することができる。 ウェット洗浄工程でのパーティクルの付着を押さえ
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301 (72)発明者 新田 雄久 東京都文京区本郷4丁目1番4号 株式会 社ウルトラクリーンテクノロジー開発研究 所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を薬液で洗浄した後、純水又は
    超純水中に水素ガスをを0.5ppm以上含有し、酸素
    ガスの溶存量が100ppb以下である純水又は超純水
    によりリンスを行うことを特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記薬液は、フッ酸を含有する洗浄液で
    あることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記フッ酸を含有する洗浄液は、フッ酸
    濃度が0.05wt%−1wtであり、かつ、2ppm
    −10ppmのオゾン又は・及び0.1wt%−1wt
    %の過酸化水素を含有する洗浄液であることを特徴とす
    る請求項2記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記リンスは、500KHz以上の周波
    数の振動を純水又は超純水に与えながら行うことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記被洗浄物は半導体ウエハ又は液晶基
    板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項記載の洗浄方法。
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