JPH11307432A - フォトレジストの近接効果排除方法 - Google Patents
フォトレジストの近接効果排除方法Info
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- JPH11307432A JPH11307432A JP11371598A JP11371598A JPH11307432A JP H11307432 A JPH11307432 A JP H11307432A JP 11371598 A JP11371598 A JP 11371598A JP 11371598 A JP11371598 A JP 11371598A JP H11307432 A JPH11307432 A JP H11307432A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70425—Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
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- G03F7/20—Exposure; Apparatus therefor
- G03F7/2002—Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image
- G03F7/2004—Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image characterised by the use of a particular light source, e.g. fluorescent lamps or deep UV light
- G03F7/2006—Exposure; Apparatus therefor with visible light or UV light, through an original having an opaque pattern on a transparent support, e.g. film printing, projection printing; by reflection of visible or UV light from an original such as a printed image characterised by the use of a particular light source, e.g. fluorescent lamps or deep UV light using coherent light; using polarised light
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- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/38—Treatment before imagewise removal, e.g. prebaking
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォトリトグラフィックプロセスに含まれる
3つの独立変数を注意深く制御することによってフォト
レジストにおける近接効果を排除する。 【解決手段】 3つの独立変数は、露光後ベークを遂行
する温度、露光システムの開口数、及び部分的コヒーレ
ンスパラメータである。詳しく述べれば、露光後ベーク
温度は製造者が推奨する温度よりも 20 − 25 °C低く
すべきであり、開口数は 0.5程度、そして部分的コヒー
レンスパラメータは 0.8程度にすべきである。これらの
ガイドラインに従えば、1より小さいデューティ比に下
がるまで近接効果は見られず、光学近接補正を必要とせ
ずにひずみのないパターンが得られる。
3つの独立変数を注意深く制御することによってフォト
レジストにおける近接効果を排除する。 【解決手段】 3つの独立変数は、露光後ベークを遂行
する温度、露光システムの開口数、及び部分的コヒーレ
ンスパラメータである。詳しく述べれば、露光後ベーク
温度は製造者が推奨する温度よりも 20 − 25 °C低く
すべきであり、開口数は 0.5程度、そして部分的コヒー
レンスパラメータは 0.8程度にすべきである。これらの
ガイドラインに従えば、1より小さいデューティ比に下
がるまで近接効果は見られず、光学近接補正を必要とせ
ずにひずみのないパターンが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に近接効果( pr
oximity effect )を有するフォトリトグラフィの分野、
及びその排除方法に関する。
oximity effect )を有するフォトリトグラフィの分野、
及びその排除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路内のパターンは、ガラスマスク
から形成されたフォトレジストマスクの下で、フォトリ
トグラフィックプロセスによってエッチングによって作
成される。集積回路内の最小フィーチャ( feature ) の
サイズを、一般に臨界寸法(クリティカルディメンショ
ン(CD))と呼ぶ。ガラスマスク上のイメージでフォ
トレジストを露光するのに使用される光の波長(深いU
V源の場合には、約 1830 乃至 3650 オングストロー
ム)にCDが近づくと、フォトレジスト内に形成される
パターンはガラスマスク上のパターンを完全忠実に再現
しなくなる。任意のフィーチャの効果はそのフィーチャ
の取巻きによって大きく影響されるので、この現象は
「近接効果」と名付けられている。
から形成されたフォトレジストマスクの下で、フォトリ
トグラフィックプロセスによってエッチングによって作
成される。集積回路内の最小フィーチャ( feature ) の
サイズを、一般に臨界寸法(クリティカルディメンショ
ン(CD))と呼ぶ。ガラスマスク上のイメージでフォ
トレジストを露光するのに使用される光の波長(深いU
V源の場合には、約 1830 乃至 3650 オングストロー
ム)にCDが近づくと、フォトレジスト内に形成される
パターンはガラスマスク上のパターンを完全忠実に再現
しなくなる。任意のフィーチャの効果はそのフィーチャ
の取巻きによって大きく影響されるので、この現象は
「近接効果」と名付けられている。
【0003】図1−3に、この近接効果の3つの異なる
状態を示す。図1のライン2は孤立していて直近にライ
ンはないが、ライン3のようなラインは混み合ってい
て、それらの幅に匹敵する空間によって分離されてい
る。ライン3及びライン2は、フォトレジスト上のイメ
ージはガラスマスク上のイメージの幅と同一の幅を有し
ている筈であるが、ライン3は近接効果のためにライン
2よりも狭まっている。図2においては、ガラスマスク
上のライン4は寸法5に対応する長さを有しているので
あるが、フォトレジスト上のイメージは図示のようにか
なり短くなる。図3においては、方形を意図したにも拘
わらず隅に丸め効果が現れ、6で示した領域にはフォト
レジストが欠如している。近接効果の原因は分かってい
るが、任意のパターンに対するその大きさを計算するこ
とは極めて複雑であり、時間がかかる。それにも拘わら
ず、現在の半導体産業においては、予測される光学近接
効果を補償するために、元のガラスマスクパターンに適
用できる「最適近接補正」(OPC)を行うためのこれ
らの計算を遂行している。
状態を示す。図1のライン2は孤立していて直近にライ
ンはないが、ライン3のようなラインは混み合ってい
て、それらの幅に匹敵する空間によって分離されてい
る。ライン3及びライン2は、フォトレジスト上のイメ
ージはガラスマスク上のイメージの幅と同一の幅を有し
ている筈であるが、ライン3は近接効果のためにライン
2よりも狭まっている。図2においては、ガラスマスク
上のライン4は寸法5に対応する長さを有しているので
あるが、フォトレジスト上のイメージは図示のようにか
なり短くなる。図3においては、方形を意図したにも拘
わらず隅に丸め効果が現れ、6で示した領域にはフォト
レジストが欠如している。近接効果の原因は分かってい
るが、任意のパターンに対するその大きさを計算するこ
とは極めて複雑であり、時間がかかる。それにも拘わら
ず、現在の半導体産業においては、予測される光学近接
効果を補償するために、元のガラスマスクパターンに適
用できる「最適近接補正」(OPC)を行うためのこれ
らの計算を遂行している。
【0004】ガラスパターンをフォトレジストイメージ
として転写するプロセスは、4ステップに大別すること
ができる。即ち、1)レジスト被膜、2)露光、3)露
光後ベーク(PEB)、及び4)現像である。レジスト
を被膜する表面は、反反射被膜(ARC)であっても、
そうでなくてもよい。これは、特に、フォトレジスト層
内に定在波パターンが形成される程度によって近接効果
が影響を受けることに関連している。しかしながら、上
記ステップ2)及び3)は近接効果が導入されるステッ
プであり、これらの2つのステップを実施する条件を注
意深く制御することによって近接効果を排除することが
でき、それによってOPC、及び関連する費用のかかる
計算の必要性を除去することができる。可能性のある従
来の技術を探索中に、幾つかの参照に関心をひかれた。
これらは、1995年7月の Itoo らのUSP 5,436,114、
1997年6月の Ootaka らのUSP 5,636,004、及び 199
7 年10月の GortychらのUSP 5,680,588を含み、これ
らは全て開口数( numerical aperture )及び/またはコ
ヒーレンシーの重要性を説いている。1991年1月の Liu
らのUSP 4,988,284は、「露光後ベーク」の必要性を
記述しているが、これは電子ビームレジストのためのも
のであり、更に、少なくとも 100°Cの温度を指定して
いる。
として転写するプロセスは、4ステップに大別すること
ができる。即ち、1)レジスト被膜、2)露光、3)露
光後ベーク(PEB)、及び4)現像である。レジスト
を被膜する表面は、反反射被膜(ARC)であっても、
そうでなくてもよい。これは、特に、フォトレジスト層
内に定在波パターンが形成される程度によって近接効果
が影響を受けることに関連している。しかしながら、上
記ステップ2)及び3)は近接効果が導入されるステッ
プであり、これらの2つのステップを実施する条件を注
意深く制御することによって近接効果を排除することが
でき、それによってOPC、及び関連する費用のかかる
計算の必要性を除去することができる。可能性のある従
来の技術を探索中に、幾つかの参照に関心をひかれた。
これらは、1995年7月の Itoo らのUSP 5,436,114、
1997年6月の Ootaka らのUSP 5,636,004、及び 199
7 年10月の GortychらのUSP 5,680,588を含み、これ
らは全て開口数( numerical aperture )及び/またはコ
ヒーレンシーの重要性を説いている。1991年1月の Liu
らのUSP 4,988,284は、「露光後ベーク」の必要性を
記述しているが、これは電子ビームレジストのためのも
のであり、更に、少なくとも 100°Cの温度を指定して
いる。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は、近接効果に起因するフ
ォトレジストパターン内のひずみを除去する方法を提供
することである。別の目的は、上記ひずみの除去を、単
に近接効果を補償するのではなく、近接効果自体を排除
することによって遂行することである。更に別の目的
は、上記方法が、近接効果を斟酌していないフォトリト
グラフィックプロセスに費用を追加しないことである。
これらの目的は、フォトリトグラフィックプロセスに含
まれる3つの独立変数の値を注意深く制御することによ
って達成される。これは、「露光後ベーク」を遂行する
温度、露光システムの開口数、及び部分的コヒーレンス
( partial coherence ) パラメータである。詳しく述べ
れば、「露光後ベーク」温度は製造者が推奨するよりも
20 −25°C低くすべきであり、開口数は 0.5程度にす
べきであり、そして部分的コヒーレンスは 0.8程度にす
べきである。もしこれらのガイドラインに従えば、デュ
ーティ比が1より小さく下がっても、近接効果は見られ
なくなる。
ォトレジストパターン内のひずみを除去する方法を提供
することである。別の目的は、上記ひずみの除去を、単
に近接効果を補償するのではなく、近接効果自体を排除
することによって遂行することである。更に別の目的
は、上記方法が、近接効果を斟酌していないフォトリト
グラフィックプロセスに費用を追加しないことである。
これらの目的は、フォトリトグラフィックプロセスに含
まれる3つの独立変数の値を注意深く制御することによ
って達成される。これは、「露光後ベーク」を遂行する
温度、露光システムの開口数、及び部分的コヒーレンス
( partial coherence ) パラメータである。詳しく述べ
れば、「露光後ベーク」温度は製造者が推奨するよりも
20 −25°C低くすべきであり、開口数は 0.5程度にす
べきであり、そして部分的コヒーレンスは 0.8程度にす
べきである。もしこれらのガイドラインに従えば、デュ
ーティ比が1より小さく下がっても、近接効果は見られ
なくなる。
【0006】
【実施例】前述したように、近接効果の本質及び広がり
(もしあれば)を決定するフォトリトグラフィの2つの
ステップは、露光及び露光後ベーク(PEB)である。
露光中に導入される近接効果の原因は純粋に光学的であ
り、PEB中に導入される効果はレジストからの近接効
果が支配的である。図4は、一連の異なるPEBに対す
るデューティ比(即ち、ライン間隔/ライン幅)の関数
としてのCD(ミクロン)のプロットである。関心があ
るCD値は約 0.18 乃至 0.35 ミクロンである。PEB
のためのベーク時間は全ての場合に同一であり、約2分
であったが、約1分の最短ベーク時間の後のベーク時間
自体はそれ程重要ではなくなっている。このデータは、
K30Gレジストを使用して収集し、ボットムARC
(BARC)が存在した。
(もしあれば)を決定するフォトリトグラフィの2つの
ステップは、露光及び露光後ベーク(PEB)である。
露光中に導入される近接効果の原因は純粋に光学的であ
り、PEB中に導入される効果はレジストからの近接効
果が支配的である。図4は、一連の異なるPEBに対す
るデューティ比(即ち、ライン間隔/ライン幅)の関数
としてのCD(ミクロン)のプロットである。関心があ
るCD値は約 0.18 乃至 0.35 ミクロンである。PEB
のためのベーク時間は全ての場合に同一であり、約2分
であったが、約1分の最短ベーク時間の後のベーク時間
自体はそれ程重要ではなくなっている。このデータは、
K30Gレジストを使用して収集し、ボットムARC
(BARC)が存在した。
【0007】曲線21の場合のベーク温度は 100°Cで
あり、この値はレジスト製造者が推奨する温度である。
曲線21より上に連続して示されている各曲線は次々に
5°Cずつ低下させてあり、75°Cのベーク温度の場合
の曲線22において最も低下している。図から明らかな
ように、一般的に、CDは約3より小さいデューティ比
に極めて鋭敏であるが、この感度はPEB温度が低くな
ると大幅に低下する。実際に、PEB温度が 75 °Cの
場合(曲線22)には、CDの変化はデューティ比の全
範囲にわたって約4%にしか過ぎない。図5は、近接効
果を制御する純粋に光学的な効果を示している。この場
合、PEB温度は上述した最適であるものとし、シミュ
レーション技術を使用して、2つのキーとなる光学パラ
メータの効果を組織的に検討した。
あり、この値はレジスト製造者が推奨する温度である。
曲線21より上に連続して示されている各曲線は次々に
5°Cずつ低下させてあり、75°Cのベーク温度の場合
の曲線22において最も低下している。図から明らかな
ように、一般的に、CDは約3より小さいデューティ比
に極めて鋭敏であるが、この感度はPEB温度が低くな
ると大幅に低下する。実際に、PEB温度が 75 °Cの
場合(曲線22)には、CDの変化はデューティ比の全
範囲にわたって約4%にしか過ぎない。図5は、近接効
果を制御する純粋に光学的な効果を示している。この場
合、PEB温度は上述した最適であるものとし、シミュ
レーション技術を使用して、2つのキーとなる光学パラ
メータの効果を組織的に検討した。
【0008】シミュレーションに使用された2つの光学
パラメータは、開口数(NA)(アイリスダイヤフラム
を使用することによって調整することができる)、及び
部分的コヒーレンスパラメータ(σ)である。後者は、
(照明NA)/(投影NA)として定義される。これ
は、所与の光学系の場合、これら2つの量を測定するこ
とによって決定することができ、またエアリアルイルミ
ネータ( aerial illminator ) を変更することによって
(ASMステッパの場合)、またはフィルタサイズを拡
大することによって( Nikon ステッパの場合)調整する
ことができる。図5においては、その後の他の図と同様
に、NAは 0.55 に固定されている。PEBの場合のよ
うに、この数は使用できる最高のNAである。多くの場
合について確認したところでは、NAを大きくする程、
近接効果は小さくなる。これらの場合、環状( annular
) 入射光分布(環の内側半径:外側半径=2/3 )を使
用したので、曲線31の場合のコヒーレンスパラメータ
は「環状 2/3」である。
パラメータは、開口数(NA)(アイリスダイヤフラム
を使用することによって調整することができる)、及び
部分的コヒーレンスパラメータ(σ)である。後者は、
(照明NA)/(投影NA)として定義される。これ
は、所与の光学系の場合、これら2つの量を測定するこ
とによって決定することができ、またエアリアルイルミ
ネータ( aerial illminator ) を変更することによって
(ASMステッパの場合)、またはフィルタサイズを拡
大することによって( Nikon ステッパの場合)調整する
ことができる。図5においては、その後の他の図と同様
に、NAは 0.55 に固定されている。PEBの場合のよ
うに、この数は使用できる最高のNAである。多くの場
合について確認したところでは、NAを大きくする程、
近接効果は小さくなる。これらの場合、環状( annular
) 入射光分布(環の内側半径:外側半径=2/3 )を使
用したので、曲線31の場合のコヒーレンスパラメータ
は「環状 2/3」である。
【0009】曲線32の場合のσは 0.8( NikonX12
Bステッパで得ることができる最大値)であり、曲線3
3の場合には 0.4であった。NAを 0.55 とし、σ値を
0.8とすると、CD対デューティ比曲線は殆ど平坦な線
となり、近接効果が完全に排除されたことをこのデータ
は暗示している。これらの結果が真実であり、またシミ
ュレーションが間違っていないことを確かめるために、
実際のレジスト(型:JSR K2G)を約 0.5乃至
0.8ミクロンの厚みに被膜して実験を行った。図6に、
種々のσ値を使用し、PEB温度を100°C(製造者の
推奨値)として遂行した一連の露光をプロットした結果
を示す。σ値は、曲線41の場合が環状 2/3であり、曲
線42の場合が 0.8であり、曲線43の場合が 0.55 で
あり、そして曲線44の場合が 0.4である。前述した場
合と同様に、NAは 0.55 に固定されていた。図から明
らかなように、曲線43及び44は接近し、どの曲線も
平坦とは言い難く、近接効果が未だ存在していることを
暗示している。
Bステッパで得ることができる最大値)であり、曲線3
3の場合には 0.4であった。NAを 0.55 とし、σ値を
0.8とすると、CD対デューティ比曲線は殆ど平坦な線
となり、近接効果が完全に排除されたことをこのデータ
は暗示している。これらの結果が真実であり、またシミ
ュレーションが間違っていないことを確かめるために、
実際のレジスト(型:JSR K2G)を約 0.5乃至
0.8ミクロンの厚みに被膜して実験を行った。図6に、
種々のσ値を使用し、PEB温度を100°C(製造者の
推奨値)として遂行した一連の露光をプロットした結果
を示す。σ値は、曲線41の場合が環状 2/3であり、曲
線42の場合が 0.8であり、曲線43の場合が 0.55 で
あり、そして曲線44の場合が 0.4である。前述した場
合と同様に、NAは 0.55 に固定されていた。図から明
らかなように、曲線43及び44は接近し、どの曲線も
平坦とは言い難く、近接効果が未だ存在していることを
暗示している。
【0010】次に最適PEB温度(この場合、80°C)
を使用して、上述した実験を繰り返した。結果を図7に
示す。NAは 0.55 のままとし、σ値は、曲線51の場
合には環状 2/3とし、曲線52の場合は 0.8とし、そし
て曲線53の場合は 0.4とした。σ値が 0.8である曲線
52から明らかなように、CDは1より小さいデューテ
ィ比に下がってもデューティ比には無関係であり、PE
B温度、開口数、及び部分的コヒーレンスパラメータを
適切に制御することによって、近接効果を実効的に排除
できることが確かめられた。t−BOCシリーズのフォ
トレジストを用いて最良の結果が得られたことに注目さ
れたい。以上に本発明をその好ましい実施例に関して特
定的に説明したが、当分野に精通していれば、本発明の
思想及び範囲から逸脱することなく形状及び細部に変化
を考案できることは理解できよう。
を使用して、上述した実験を繰り返した。結果を図7に
示す。NAは 0.55 のままとし、σ値は、曲線51の場
合には環状 2/3とし、曲線52の場合は 0.8とし、そし
て曲線53の場合は 0.4とした。σ値が 0.8である曲線
52から明らかなように、CDは1より小さいデューテ
ィ比に下がってもデューティ比には無関係であり、PE
B温度、開口数、及び部分的コヒーレンスパラメータを
適切に制御することによって、近接効果を実効的に排除
できることが確かめられた。t−BOCシリーズのフォ
トレジストを用いて最良の結果が得られたことに注目さ
れたい。以上に本発明をその好ましい実施例に関して特
定的に説明したが、当分野に精通していれば、本発明の
思想及び範囲から逸脱することなく形状及び細部に変化
を考案できることは理解できよう。
【図1】近接効果が、フォトレジストイメージ内のライ
ンの幅を如何にひずませるかを示す図である。
ンの幅を如何にひずませるかを示す図である。
【図2】近接効果が、フォトレジストイメージ内のライ
ンの長さを如何にひずませるかを示す図である。
ンの長さを如何にひずませるかを示す図である。
【図3】近接効果が、フォトレジストイメージ内のライ
ンの形状を如何にひずませるかを示す図である。
ンの形状を如何にひずませるかを示す図である。
【図4】一連の異なるPEB温度に関して、CD対デュ
ーティ比のプロットである。
ーティ比のプロットである。
【図5】一連の異なる部分的コヒーレンスパラメータ値
に関して、CDのシミュレートした曲線対デューティ比
のプロットである。
に関して、CDのシミュレートした曲線対デューティ比
のプロットである。
【図6】製造者が推奨するPEB温度を使用して幾つか
の異なる部分的コヒーレンスパラメータ値に関して、C
Dの実験データ対デューティ比のプロットである。
の異なる部分的コヒーレンスパラメータ値に関して、C
Dの実験データ対デューティ比のプロットである。
【図7】本発明によって決定したPEB温度を使用して
幾つかの異なる部分的コヒーレンスパラメータ値に関し
て、CDの実験データ対デューティ比のプロットであ
る。
幾つかの異なる部分的コヒーレンスパラメータ値に関し
て、CDの実験データ対デューティ比のプロットであ
る。
2、3、4 フォトレジスト上のライン 5 計画寸法 6 フォトレジスト欠如領域
Claims (18)
- 【請求項1】 フォトリトグラフィのための方法におい
て、 光学マスクを準備するステップと、 フォトレジストの層で基体を被膜するステップと、 上記フォトレジストの層を乾燥させるステップと、 ある部分的コヒーレンス値を有する光学作用を持つ放射
を使用し、ある開口数を有するイメージングシステムに
よって、第1の時間にわたって上記フォトレジストの層
上にあるマスクのイメージを投影するステップと、 次いで、上記基体及び上記フォトレジストの層を第2の
時間にわたってベークするステップと、 次いで、上記フォトレジストの層を現像し、それによっ
て近接効果のない、そしてある臨界寸法を有するイメー
ジを発生させるステップと、を備えていることを特徴と
する方法。 - 【請求項2】 上記開口数は、約 0.5乃至 0.7である請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 上記部分的コヒーレンス値は、約 0.6乃
至 0.9である請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 上記基体のベーキングは、約 60 乃至 1
00°Cにおいて行われる請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 上記第2の時間は、約1乃至2分である
請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 上記フォトレジストは、t−BOCシリ
ーズからなるグループから選択される請求項1に記載の
方法。 - 【請求項7】 上記光学作用を持つ放射は、約 1830 乃
至 3650 オングストロームの波長を有している請求項1
に記載の方法。 - 【請求項8】 上記フォトレジストの層は、約 0.5乃至
0.8ミクロンの厚みである請求項1に記載の方法。 - 【請求項9】 上記臨界寸法は、約 0.18 乃至 0.35 ミ
クロンである請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 ある臨界寸法を有するフォトレジスト
イメージ内の近接効果を排除する方法において、 調整可能な開口数及び可変部分的コヒーレンス値を有す
るイメージングシステムを準備するステップと、 上記開口数及び部分的コヒーレンス値のための最適値を
決定し、それによって光学を原因とする近接効果を排除
するステップと、 露光後ベーク温度のための最適値を決定し、それによっ
てフォトレジストが関係する近接効果を排除するステッ
プと、 上記開口数、部分的コヒーレンス値、及び露光後ベーク
温度の上記最適値を使用して、上記フォトレジストイメ
ージを形成するステップと、 を備えていることを特徴とする方法。 - 【請求項11】 上記最適開口数は、約 0.5乃至 0.7で
ある請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 上記最適部分的コヒーレンス値は、約
0.6乃至 0.9である請求項10に記載の方法。 - 【請求項13】 上記露光後ベーク温度は、約 60 乃至
100°Cである請求項10に記載の方法。 - 【請求項14】 上記開口数及び部分的コヒーレンス値
のための最適値を決定するステップは、シミュレーショ
ンを通して達成される請求項10に記載の方法。 - 【請求項15】 上記最適部分的コヒーレンス値の使用
は、ASMステッパの場合にはエアリアルイルミネータ
を変更することによって、またニコンステッパの場合に
はフィルタサイズを拡大することによって達成される請
求項10に記載の方法。 - 【請求項16】 上記臨界寸法は、約 0.18 乃至 0.35
ミクロンである請求項10に記載の方法。 - 【請求項17】 上記イメージングシステムは、約 1,8
30乃至 3,650オングストロームの波長を有する光学作用
を持つ放射を使用する請求項10に記載の方法。 - 【請求項18】 上記フォトレジストは、t−BOCシ
リーズのフォトレジストからなるグループから選択され
る請求項10に記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/049,213 US6040119A (en) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | Elimination of proximity effect in photoresist |
JP11371598A JPH11307432A (ja) | 1998-03-27 | 1998-04-23 | フォトレジストの近接効果排除方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/049,213 US6040119A (en) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | Elimination of proximity effect in photoresist |
JP11371598A JPH11307432A (ja) | 1998-03-27 | 1998-04-23 | フォトレジストの近接効果排除方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11307432A true JPH11307432A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=26452661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11371598A Pending JPH11307432A (ja) | 1998-03-27 | 1998-04-23 | フォトレジストの近接効果排除方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6040119A (ja) |
JP (1) | JPH11307432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117219495A (zh) * | 2023-11-07 | 2023-12-12 | 北京晨晶电子有限公司 | 一种解决光学临近效应的方法 |
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1998
- 1998-03-27 US US09/049,213 patent/US6040119A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-23 JP JP11371598A patent/JPH11307432A/ja active Pending
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CN117219495B (zh) * | 2023-11-07 | 2024-02-23 | 北京晨晶电子有限公司 | 一种解决光学临近效应的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6040119A (en) | 2000-03-21 |
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