JPH11307218A - コネクターの製造方法 - Google Patents

コネクターの製造方法

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JPH11307218A
JPH11307218A JP12833098A JP12833098A JPH11307218A JP H11307218 A JPH11307218 A JP H11307218A JP 12833098 A JP12833098 A JP 12833098A JP 12833098 A JP12833098 A JP 12833098A JP H11307218 A JPH11307218 A JP H11307218A
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JP
Japan
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resin
lead
leads
mold
tie
Prior art date
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JP12833098A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Umeya
一芳 梅屋
Yoshihiro Komata
芳弘 小俣
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Enomoto Co Ltd
Original Assignee
Enomoto Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードのセットが容易でかつ寸法・位置精度
が一定に保たれるコネクターの製造方法を提供する。 【解決手段】 複数本のリードを平行に並べ、リードの
中央部を互いに連結するタイバーを設けたリード平行配
置部品を作成し、リード平行配置部品の幅に等しい幅
で、リードの樹脂モールド部の長さに等しい長さの平坦
な1つの長方形溝を有する下型を作成し、リード平行配
置部品の樹脂モールド部を下型の長方形溝に載せ、タイ
バーが長方形溝の縁辺からわずかに離れて配置されるよ
うにセットした後に、下型と上型を密着させ、上型上部
のゲート部より加熱溶融した樹脂を注入し、リード平行
配置部品の樹脂モールド部を樹脂モールドし、次に、タ
イバーのうちリード間の部分のみを切断除去してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、電子部品で
あるコネクターあるいはリードスイッチの製造方法に関
する。特に、リード間ピッチが狭いコネクターあるいは
リードスイッチの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクターは幅約0.2mm、長さ約1
5mm、厚さ約0.2mmのリードを複数本平行に並
べ、樹脂モールド長さを約5mmとして、一端近くを樹
脂モールドしてなるものである。
【0003】図4は、従来のコネクター製造方法におい
て用いられる上型、リード及び下型を示す斜視図であ
る。従来の下型4は、略直方体であり、上面400の一
辺から直角に中央へ伸びる複数本のスロットガイド溝4
21、422、423が互いに平行に形成され、それら
の間はリード間ピッチに対応した幅の仕切り部411、
412が精密に形成されている。各スロットガイド溝4
21、422、423は、下型4の上面400から所定
の深さ掘り込まれている。
【0004】従来の上型6は略直方体であり、上面60
1の中央から下面へ貫通してゲート部610が形成され
ている。下面の前側には下型のスロット溝に対応した凸
部605、606が形成されている。
【0005】従来のリード501、502、503は、
独立し分離されていて、各リード501、502、50
3は、一定の厚さ、幅、長さである。通常は鉄系合金
(42アロイやステンレス鋼)または銅系合金(無酸素
銅、リン青銅、ベリリウム銅)の条材からプレス打抜き
によって製造されている。
【0006】そして、下型4の各スロットガイド溝42
1、422、423の幅はリードの幅とほぼ等しく、わ
ずかに広く、深さはリードの厚さよりわずかに深く、長
さはリードの樹脂モールド部511、512、513の
長さに等しい。リード501、502、503の樹脂モ
ールド部511、512、513を、それぞれ、下型4
のスロットガイド溝421、422、423に挿入し載
せてセットした後に、樹脂射出成形機を用いて下型4と
上型6を密着させ溶融樹脂を上型上部のゲート部610
より注入して固化しコネクターを製造する。
【0007】図5は、従来のコネクターの斜視図であ
る。各リード501、502、503は互いに平行に並
べられて、それぞれ樹脂モールド部511、512、5
13が下型4と上型6にはさまれて樹脂モールドされて
いる。しかし、上型6から各リードへ向かって樹脂モー
ルド成形の際に生ずるバリ810が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクターの製造方法においては、複数のリードあるい
はコネクターピンをスロットガイド溝に配置し、セット
しなければならず、工数がかかり、しかもセット精度不
良が生じる可能性がある。特に、リードの突出長さのば
らつきが生じやすい。さらに、スロットガイド溝の幅と
リードの幅との間のあそびが小さすぎると、組立てが困
難となり、他方あそびが大きすぎると、リード間の平行
度不良が生じる。さらに、下型の加工精度や仕切り部の
強度の観点から、リード間ピッチを0.5mm以下とす
るのは困難である。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を解決し、セ
ットが比較的容易でかつ寸法精度が一定に保たれる、新
たなコネクターの製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載のコネクターの製造方法、すなわち、平ピン状のリ
ードを複数本を平行に並べ、リードの一端近くを樹脂モ
ールドしてなるコネクターであって、複数本のリードを
平行に並べ、リードの中央部を互いに連結するタイバー
を設けたリード平行配置部品を作成し、リード平行配置
部品の幅に等しい幅で、リードの樹脂モールド部の長さ
に等しい長さの平坦な1つの長方形溝を有する下型を作
成し、リード平行配置部品の樹脂モールド部を下型の長
方形溝に載せ、タイバーが長方形溝の縁辺からわずかに
離れて配置されるようにセットした後に、下型の上に上
型を密着させ、上型上部のゲート部より加熱溶融した樹
脂を注入し、リード平行配置部品の樹脂モールド部を樹
脂モールドし、次に、タイバーのうちリード間の部分の
みを切断除去してなるコネクターの製造方法によって、
達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクターの製造
方法の実施形態について、添付図面を参照して、説明す
る。
【0012】図1は、本発明の実施形態のコネクターの
製造方法において用いる上型、リード平行配置部品及び
下型を示す図である。下型1は、上面100、右側面1
10、左側面120、下面130、前面140及び背面
150で囲まれた、略直方体である。そして、前面14
0から直角に中央へ伸びる広幅で底面102が平坦な長
方形溝を形成する。長方形溝は上方角にテーパー面10
3、104が形成されており、リード平行配置部品を挿
入しやすい形状となっている。
【0013】上型3は略直方体であり、上面300の中
央から下面へ貫通してゲート部370が形成されてい
る。下面の前側には下型の長方形溝に対応した凸部30
5が形成されている。
【0014】本発明のコネクターの製造方法において
は、複数本のリードを平行に並べ、リードの中央部を互
いに連結するタイバーを設けたリード平行配置部品を用
いる。本実施形態においては、3本のリードを平行に並
べ、タイバー211、212によって互いに連結したリ
ード平行配置部品2を用いている。
【0015】そして、リード平行配置部品2の樹脂モー
ルド部201、202、203を上記下型1の長方形溝
の底面102の上に密接して載せ、タイバー211、2
12と下型の前面との間にわずかなすき間を設けて配置
した後に、溶融樹脂を上型3の上面300のゲート部3
70から注入し固化して樹脂モールドを行う。図2は樹
脂モールド直後のコネクターの斜視図である。上型3は
下型1と一体となり、直方体形状となるが、上型3の上
面300、右側面310、左側面320、前面330、
背面340が露出している。なお、タイバー211、2
12によって、樹脂のバリはせき止められ、ごくわずか
な大きさのバリに抑えることができる。
【0016】図3は本実施形態のコネクターのタイバー
・カット加工を説明する図である。リード平行配置部品
2を下型1と上型3との間にはさんで固着させた後に、
プレス打抜き加工によって、タイバー211、212を
打抜き除去し、打抜き部701、702を形成するとと
もに、上型、下型とタイバー211、212との間に発
生した樹脂のバリの一部も打抜き除去する。
【0017】このようにして、3本のリードが得られる
が、それらの平行度、寸法精度は精密に保つことが容易
である。しかも、リード間ピッチを狭く設計することも
可能である
【0018】
【発明の効果】本発明のコネクターの製造方法において
は、下型に平坦な1つの長方形溝を作成するので、下型
の加工が比較的容易であり、寸法精度を高く保つことが
できるとともに、製造コスト、製造時間を低減・短縮す
ることができるという効果がある。
【0019】また、本発明のコネクターの製造方法にお
いては、複数本のリードを平行に並べ、リードの中央を
互いに連結するタイバーを設けたリード平行配置部品を
用いるので、リードの位置精度や平行度は一定に高精度
に保つことができるという効果がある。しかもリード間
ピッチを狭く設計することができ、コネクターの小型化
に適している。
【0020】さらに、本発明のコネクターの製造方法に
おいては、1個のリード平行配置部品を下型の1つの長
方形溝に載せた後に、樹脂モールド加工するのであるか
ら、セット工数が減少され、セット寸法誤差が大幅に減
少され、セット不良が生じにくく、精度が向上し、か
つ、製造コストが比較的安価となるという効果がある。
【0021】さらに、本発明のコネクターの製造方法に
おいては、リード平行配置部品のタイバーによって、も
れ溶融樹脂の不要な流動を妨ぐことができるので、生ず
るバリの大きさを小さくすることができ、バリ取り作業
なしにコネクターの外観を良好に保つことができるとい
う効果がある。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のコネクターの製造方法にお
いて用いる上型、リード平行配置部品及び下型を示す図
である。
【図2】樹脂モールド直後のコネクターの斜視図であ
る。
【図3】本実施形態のコネクターのタイバー・カット加
工を説明する図である。
【図4】従来のコネクター製造方法において用いれられ
る上型、リード及び下型を示す斜視図である。
【図5】従来のコネクターの斜視図である。
【符合の説明】
1 下型 100 上面 102 底面 103 テーパー面 104 テーパー面 110 右側面 120 左側面 130 下面 140 前面 150 背面 160 垂直面 2 リード平行配置部品 201 樹脂モールド部 202 樹脂モールド部 203 樹脂モールド部 211 タイバー 212 タイバー 3 上型 300 上面 305 凸部 310 右側面 320 左側面 330 前面 340 背面 370 ゲート部 4 下型 400 上面 411 仕切り部 412 仕切り部 421 スロットガイド溝 422 スロットガイド溝 423 スロットガイド溝 501 リード 502 リード 503 リード 511 樹脂モールド部 512 樹脂モールド部 513 樹脂モールド部 6 上型 601 上面 605 凸部 606 凸部 610 ゲート部 701 打抜き部 702 打抜き部 810 バリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平ピン状のリードを複数本を平行に並
    べ、リードの一端近くを樹脂モールドしてなるコネクタ
    ーであって、複数本のリードを平行に並べ、リードの中
    央部を互いに連結するタイバーを設けたリード平行配置
    部品を作成し、リード平行配置部品の幅に等しい幅で、
    リードの樹脂モールド部の長さに等しい長さの平坦な1
    つの長方形溝を有する下型を作成し、リード平行配置部
    品の樹脂モールド部を下型の長方形溝に載せ、タイバー
    が長方形溝の縁辺からわずかに離れて配置されるように
    セットした後に、下型の上に上型を密着させ、上型上部
    のゲート部より加熱溶融した樹脂を注入し、リード平行
    配置部品の樹脂モールド部を樹脂モールドし、次に、タ
    イバーのうちリード間の部分のみを切断除去してなるコ
    ネクターの製造方法。
JP12833098A 1998-04-22 1998-04-22 コネクターの製造方法 Pending JPH11307218A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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