JPH11307191A - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ

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JPH11307191A
JPH11307191A JP10115545A JP11554598A JPH11307191A JP H11307191 A JPH11307191 A JP H11307191A JP 10115545 A JP10115545 A JP 10115545A JP 11554598 A JP11554598 A JP 11554598A JP H11307191 A JPH11307191 A JP H11307191A
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Yasuo Nakai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースの所定箇所にSIMカードを装着する
カードコネクタにおいて、SIMカードの上にカバーを
配備する必要性をなくして全体の薄形化を促進する。S
IMカードの装着操作性を改善する。SIMカードに曲
げ力が加わらないようにする。カードが装着されたか否
かの判別機能を具備させる。 【解決手段】 ベース10の一端側に第1カード保持部
30を設け、ベース10の他端側に第2カード保持部5
0を設けると共に、ベース10の一端縁に沿って延びる
板ばね71を設ける。板ばね71に延設した接片部91
に可動接点92を設け、その相手方接点94をベース1
0側の接片93に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードコネクタ、
特にSIMカードのような超薄形化指向や超小形化指向
の下で提供されるカードを使用対象とすることのできる
カードコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカードコネクタとして、特表平
5−502959号公報に記載されたものがある。この
カードコネクタは、その基本的構成として、接点を備え
たベースとそのベースの上部を覆うカバーとを有してお
り、ベースとカバーとの間にカードを差し込み、あるい
は、ベースの上方からSIMカードなどのカードをその
ベースの上に乗せた後でカバーを閉じることによって、
カードの外部電極をベース側の上記接点に弾接させるよ
うになっている。
【0003】これに対し、特開平5−197842号公
報には図14(a)(b)に示した構造のカードコネク
タについての記載がある。同図のように、このカードコ
ネクタは、矩形枠形のボディ1に、図示していない接点
を備えるアーム2の基端部2aが連設され、そのアーム
2の自由端部2bとボディ1との間に溝部3が形成され
ていると共に、ボディ1の前後の各端部に、そのボディ
1と一体に形成した係合片部4,5を設けたものであ
る。
【0004】このカードコネクタにおいては、同図
(a)のように、傾斜させたカード(SIMカード)1
00の前端部110を上記溝部3に差し込んで前側の係
合片部4の下側に位置させた後、そのカード100を手
の指で押さえて同図矢符R1のようにその前端部110
を中心にして倒伏させ、そのように倒伏させたカード1
00を、その前端部110を前側の係合片部4に係合さ
せたまま同図(b)の矢符R2のように指で手前側(後
方)に引き戻すことによってそのカード100の後端部
120を後側の係合片部5に係合させるという操作を行
うことによって、カード100がボディ1に装着され、
同時に、カード100側の外部電極がアーム2側の接点
に接触する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特表平5−50295
9号公報に記載されているカードコネクタは、ベースに
装着されたカードの上に配備されるカバーが、その全体
厚さを小さく抑えて薄形化を促進する上での制約にな
る。特に、電気絶縁特性を満足することなどのためにベ
ースやカバーが合成樹脂成形体で構成されると、カバー
の必要強度を確保し得る厚さが厚くなり、全体の薄形化
を促進する上での制約が大きくなる。
【0006】これに対し、特開平5−197842号公
報に記載されているカードコネクタは、図14(b)に
示したように、アーム2の自由端部2bによって弾圧さ
れたカード100の前端部110と後端部120とが、
ボディ1側の係合片部4,5に各別に係止されるので、
カード100の上に配備される上述のカバーは必要がな
い。しかしながら、カード100がボディ1に装着され
ている状態では、SIMカードのような薄いカード10
0に、アーム2の弾性復帰力が厚さ方向に常時加わり、
しかも、そのカード100には図示していない接点の弾
圧力も加わっていることになるので、カード100が曲
り方向に撓み変形し、長期間の装着後にはそのカード1
00に曲がり癖の付くおそれがある。また、カード10
0をボディ1に装着するときには、手の指でカード10
0を倒伏させるだけでなく、倒伏させた後で、手前側に
カード100を引き戻すという操作を行う必要があるの
で、カード100を倒伏させた直後にそのカード100
から手の指が不慮に離れたようなときには、カード10
0がボディ1から脱落してしまい、そのカード100が
超小形のSIMカードである場合には紛失してしまうお
それもあった。そのほか、上記係合片部4,5がボディ
1と一体に合成樹脂で成形されているようなものでは、
その係合片部4,5を分厚くしてその必要強度を確保し
ておく必要があるので、そのことが、全体の厚さを薄く
して薄形化を促進する上での制約になる。
【0007】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、傾斜させて挿入したカードを倒伏させた後に、手
の指でカードの引戻し操作を行わなくても、そのカード
が所定位置に自動的に装着されるカードコネクタを提供
することを目的とする。
【0008】また、本発明は、装着されたカードに厚さ
方向の力が加わらないようにして、長期間の装着後にも
そのカードに曲がり癖の付くおそれのないカードコネク
タを提供することを目的とする。
【0009】さらに、本発明は、所定位置に装着された
カードの上にカバーを配備する必要性をなくすることに
よって、全体の薄形化が促進しやすくなるカードコネク
タを提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、カードが装着されたか
否かの判別機能を有するスイッチを備えさせることので
きるカードコネクタを提供することを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、カードが装着されたか
否かの判別機能を有するスイッチを備えさせることので
きる安価なカードコネクタを提供することを目的とす
る。
【0012】さらに、本発明は、縦横寸法が短く、しか
も肉厚の薄いSIMカードを使用対象にすることが可能
なカードコネクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカードコネ
クタは、カードの外部電極が接触する接点を備えたベー
スと、このベースの一端側に設けられて上記カードの一
端側縁部を嵌合状に保持する第1カード保持部と、上記
ベースの他端側に設けられて上記カードの他端側縁部を
嵌合状に保持する第2カード保持部と、上記ベースに対
して傾斜させた上記カードの上記他端側縁部が上記第2
カード保持部に嵌合されているときにその他端側縁部に
より押し付けられて後退方向に撓み変形し、かつ、上記
カードが上記第2カード保持部との嵌合箇所を中心にし
て上記ベースに沿う姿勢に倒伏されたときに前進方向の
撓み変形によりそのカードの上記他端側縁部を押してそ
のカードの上記一端側縁部を第1カード保持部に嵌合さ
せるばね体と、を備える、というものである。
【0014】この発明のカードコネクタにおいて、傾斜
させたカードの他端側縁部を第2カード保持部に嵌合さ
せることによりその他端側縁部でばね体を押し付けて後
退方向に撓み変形させた後、そのカードを第2カード保
持部との嵌合箇所を中心にして倒伏させると、ばね体の
それ自体の弾性復帰力による前進方向の撓み変形を通じ
てカードの他端側縁部が押され、そのカードの一端側縁
部が第1カード保持部に嵌合される。これにより、カー
ドがベース1の所定箇所に装着され、カードの外部電極
がベースに備わっている接点に接触する。上記した一連
のカード装着操作時には、カードに厚さ方向の力が加わ
ることはなく、また、カードを倒伏させた後では、ばね
体の復帰変形(前進方向の撓み変形)により押されたカ
ードの一端側縁部が第1カード保持部に自動的に嵌合す
る。
【0015】上記第1カード保持部には、上記ベースの
一端側に設けられて上記カードの一端側縁部の端面を係
止する係合面と、上記カードの上記一端側縁部の上面に
重なり合う押え面とを有するという構成を採用すること
ができ、その場合に、上記係合面が上記ベースの一端側
に設けられた側壁の内面によって形成され、上記押え面
が、上記側壁の上面に取り付けられた金属片の内面によ
って形成されていることが望ましい。
【0016】この構成であると、カードが、ベースと押
え面とにより上下方向で挟まれ、かつ、ばね体と係合面
とにより左右方向で挾まれるので、そのカードが所定位
置に正確に装着され、そのことが、カードの外部電極と
ベース側の接点との接触信頼性を高めることに役立つ。
特に、押え面が金属片の内面によって形成されているも
のであると、金属片の強度がそれと同一厚さの合成樹脂
部材に比べて格段に大きいので、薄い金属片を用いて要
求強度を満たすことができるようになる。そのため、押
え面を形成している金属片がカードの上側に配備される
としても、その金属片のカードからの突出幅を最小限度
に抑えてカードコネクタ全体の薄形化を促進することが
可能である。
【0017】上記第1カード保持部は、上記カードの上
記一端側縁部の前端部及び後端部に対応する2箇所に各
別に設けられているものであってもよい。この構成であ
ると、所定箇所に装着されたカードの一端側縁部がその
前端部と後端部との2箇所で位置決めされているに過ぎ
ないけれども、上述したようにカードにはその厚さ方向
の力が加わっていないので、カードに曲がり癖が付くよ
うなことはない。また、この構成であると、上記した係
合面や押え面をカードの一端側縁部の前端部及び後端部
に対応する2箇所に各別に設けるだけであるので、カー
ドの一端側縁部の全長にそれらを設ける場合に比べて係
合面や押え面を形成するための部材の使用量が少なくな
り、カードコネクタの軽量化や低価格化を達成しやすく
なる。
【0018】上記第2カード保持部には、上記ベースの
他端側に設けられて上記カードの上記他端側縁部の上面
に重なり合う押え面を有するという構成を採用すること
ができ、その場合に、上記押え面が、上記ベースの他端
側に取り付けられた金属片の内面によって形成されてい
ることが望ましい。
【0019】この構成であると、カードが、ベースと押
え面とにより上下方向で挟まれ、かつ、ばね体と上記第
1カード保持部とにより左右方向で挾まれるので、その
カードが所定位置に正確に装着され、そのことが、カー
ドの外部電極とベース側の接点との接触信頼性を高める
ことに役立つ。特に、押え面が金属片の内面によって形
成されているものであると、金属片の強度がそれと同一
厚さの合成樹脂部材に比べて格段に大きいので、薄い金
属片を用いて要求強度を満たすことができるようにな
る。そのため、押え面を形成している金属片がカードの
上側に配備されるとしても、その金属片のカードからの
突出幅を最小限度に抑えてカードコネクタ全体の薄形化
を促進することが可能である。
【0020】上記第2カード保持部は、上記カードの上
記他端側縁部の前端部及び後端部に対応する2箇所に各
別に設けられているものであってもよい。この構成であ
ると、所定箇所に装着されたカードの他端側縁部がその
前端部と後端部との2箇所で位置決めされているに過ぎ
ないけれども、上述したようにカードにはその厚さ方向
の力が加わっていないので、カードに曲がり癖が付くよ
うなことはない。また、この構成であると、押え面をカ
ードの他端側縁部の前端部及び後端部に対応する2箇所
に各別に設けるだけであるので、カードの他端側縁部の
全長に亘って押え面を設ける場合に比べて押え面を形成
するための部材の使用量が少なくなり、カードコネクタ
の軽量化や低価格化を達成しやすくなる。
【0021】本発明においては、上記ばね体が上記ベー
スに取り付けられてそのベースの他端縁に沿って延びる
板ばねでなる、という構成を採用することが望ましく、
そのようにしておくと、ばね体をベースの他端側に設け
ても、そのばね体によって当該カードコネクタの横幅が
極端に長くなって小形化が阻害されるような事態が起こ
らない。
【0022】また、上記ベースの他端側には、上記ベー
スに対して傾斜させた上記カードの上記他端側縁部を上
記第2カード保持部と上記板ばねに対する当接位置とに
導く傾斜したガイド面が設けられていることが望まし
い。この構成であると、カード装着操作の初期に、傾斜
させたカードの他端側縁部がガイド面により案内されて
無理なくしかも円滑に上記第2カード保持部と上記板ば
ねに対する当接位置とに導かれる。
【0023】本発明においては、上記板ばねの自由端部
の板面とその自由端部に曲成された上下一対のそれぞれ
の突片の内面とによって、上記ガイド面により導かれた
上記カードの上記他端側縁部が挿入される差込み口が形
成されている、という構成を採用することが望ましい。
このようにしておくと、カード装着操作の初期に、傾斜
させたカードの他端側縁部を第2カード保持部に嵌合さ
せるときに、その他端側端縁部が、ガイド面により第2
カード保持部に導かれるだけでなく、板ばねに具備され
た差込み口にも無理なくしかも円滑に導かれてその差込
み口に挿入される。そして、差込み口にカードの他端側
縁部が挿入されていると、その後の一連の装着操作でカ
ードの他端側縁部がばね体から外れるという事態の起こ
るおそれがなくなり、そのことが、カードコネクタの操
作信頼性を高めることに役立つ。
【0024】板ばねの自由端部に上記差込み口を形成す
る場合には、上記ベースに、上記カードの他端側縁部が
上記板ばねに押し付けられていないときにその板ばねの
弾性復帰力により差込み口を形成している下側の上記突
片が弾接してその板ばねの前進方向の撓み変形を阻止す
る当り面が段付凹入状に設けられていることが望まし
い。
【0025】この構成であると、上記ばね体を形成して
いる板ばねにプリロード(予弾性)を付与しておくこと
が可能になり、そうしておくと、カード装着操作途中で
倒伏されたカードを押し付けてその一端側縁部を第1保
持部に嵌合させるという操作の信頼性を高めることに役
立つ。
【0026】本発明に係るカードコネクタでは、カード
の着脱を検出するスイッチ機能を具備させることが可能
であり、そのスイッチ機能は、カードが装着されたか否
かの判別機能などに利用することができる。
【0027】スイッチ機能を具備させるためには、たと
えば、上記板ばねに可動接点が設けられ、上記板ばねが
上記カードの他端側縁部により押し付けられて後退方向
に撓み変形する先後でのその板ばねの位置の変化によっ
てその可動接点が離接される相手方接点が上記ベースに
設けられている、という構成を採用することが可能であ
る。
【0028】本発明によると、板ばねに可動接点を設け
るために2通りの手段が提供される。その1つは、上記
板ばねが、その板ばねの上記自由端部からその外側に向
けて折返し状に延設された接片部を具備し、その接片部
に上記可動接点が設けられ、上記相手方接点が、上記ベ
ースの他端縁に沿って延びる接片の自由端部に設けられ
ている、というものであり、他の1つは、上記板ばねの
自由端部に上記可動接点が設けられ、上記相手方接点
が、上記ベースの他端縁に沿って延びる接片の自由端部
に設けられている、というものである。
【0029】これらの構成を採用すると、ばね体を形成
している板ばねが、上記可動接点とその相手方接点とに
よって形成されるスイッチの構成要素に兼用されるの
で、板ばねとは別にばね材を用いる必要がなくなって部
品点数の増加を防ぐことが可能になる。
【0030】本発明においては、上記板ばねが、上記カ
ードの上記他端側縁部の後端部に対応する箇所に設けら
れる上記第2カード保持部の押え面を形成している上記
金属片に一体に連設され、上記接片が、上記カードの上
記他端側縁部の前端部に対応する箇所に設けられる上記
第2カード保持部の押え面を形成している上記金属片に
一体に連設されている、という構成を採用することが望
ましい。このようにしておくと、カードの他端側縁部の
前端部や後端部に対応して第2カード保持部の押え面を
形成するそれぞれの金属片を、板ばねや接片と一体に形
成することができ、しかも、ベース側への組付けも板ば
ねや接片を組み付けるときに同時に行われるようになる
ので、部品点数が削減され、また、組立工数も削減され
る。
【0031】本発明に係るカードコネクタにおいて、そ
の使用対象となるカードには、周知の標準スマートカー
ド(縦横寸法が85×54mm)が含まれることは勿
論、SIMカード(縦横寸法が25×15mm)も含ま
れる。特に、携帯電話などの移動通信機器に用いられる
超小型の上記SIMカードに対しては、上記したように
全体の薄形化を容易に促進することができる点で有益で
ある。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るカードコネク
タの第1実施形態を示す概略平面図、図2は図1のII
線に沿う概略矢視図、図3は図1のIII線に沿う概略
矢視図、図4は図1のIV−IV線に沿う概略断面図、
図5は図1のV−V線に沿う部分の概略拡大断面図であ
り、図6〜図11にはカード装着操作手順を示してあ
る。
【0033】このカードコネクタは、ベース10と、第
1カード保持部30と、第2カード保持部50と、ばね
体70と、スイッチ90とを有している。
【0034】ベース10は薄い合成樹脂成形体でなり、
図1のように左右方向に並ぶ複数の長孔11…,12…
がその前後に振り分けて開設されており、それぞれの長
孔11…,12…には図4のようにベース1に埋設され
たばね性の接片部材13…,14…が配備され、それら
の接片部材13,14の自由端部に形成された接点15
…,16…が同図のようにベース10の上面17から少
し突出されている。また、ベース10には、その前端縁
部の全長に亘って前壁18が備わっており、図4に見ら
れるように、その前壁18の上面18aがベース10の
上面17よりも高位に位置している。そして、それらの
上面18a,17の上下方向での段差部分に相当する空
間に図6〜図11に示したカード(SIMカード)10
0の全厚が収容されるようになっている。ベース10の
一端側である右辺の前端側に第1カード保持部30が設
けられていると共に、ベース10の右辺側に後向きに延
設された突片部19にも第1カード保持部30が設けら
れている。さらに、ベース10の他端側である左辺の前
端側に第2カード保持部50が設けられていると共に、
ベース10の左辺側に後向きに延設された突片部21に
も第2カード保持部50が設けられている。
【0035】ベース10の一端側の前後2箇所に設けら
れているそれぞれの第1カード保持部30は、カード1
00の一端側縁部101の前端部101a及び傾斜した
後端部101bに各別に対応して前後2箇所に設けられ
ているものである。これらの第1カード保持部30は、
ベース10の右辺側の前後に設けられた側壁22,23
の内面によって形成された係合面22a,23aと、そ
れらの側壁22,23の上面に面一に取り付けられた小
さな金属片31,32の内面によって形成された押え面
31a(図11参照、金属片32側の押え面は図11に
現れていない)とを有している。なお、後側の側壁23
には傾斜部24が設けられていて、この傾斜部24がカ
ード100の一端側縁部101の傾斜した後端部101
bに対応しており、これらの傾斜部24とカード100
の後端部101bとによって、カード100が前後逆向
きあるいは表裏逆向きに誤装着されることを防ぎ得るよ
うになっている。
【0036】ベース10の他端側の前後2箇所に設けら
れているそれぞれの第2カード保持部50は、カード1
00の他端側縁部102の前端部102a及び後端部1
02bに各別に対応して前後2箇所に設けられているも
のである。これらの第2カード保持部50は、ベース1
0の左辺側の前後に設けられた側壁25,26の内面に
よって形成された係合面22a,23aと、それらの側
壁22,23の上面に面一に取り付けられた小さな金属
片33,34の内面によって形成された押え面33a
(図5参照、金属片34側の押え面は図5に現れていな
い)とを有している。
【0037】上記した4つの金属片31,32,33,
34とベース10の上面17との間隔は、カード100
の厚さよりもわずかに広くなっている。そのため、カー
ド100が図10や図11のようにベース10の所定箇
所に装着されたときには、同図、あるいは図1や図4な
どに示したベース10側の複数の接点15…,16…が
カード100を上方に弾性的に付勢してベース10の上
面17からわずかに浮き上がらせ、そのカード100の
4つのコーナ部分である上記した前端部101a,10
2aや後端部101b,102bが4つの金属片31,
32,33,34に弾接される。そして、これらの金属
片31,32,33,34は、それらが金属であること
により大きな機械的強度を有している。そのため、カー
ド100の4つのコーナ部分の弾接に耐え得る強度は、
きわめて薄い金属片31,32,33,34を用いるこ
とよって満たされる。このことから、図10や図11の
ように所定箇所に装着されたカード100の上にこれら
の金属片31,32,33,34が重なるものであると
しても、それらの金属片31,32,33,34によっ
て全体の薄形化が阻害されることはほとんどない。
【0038】ばね体70は板ばね71でなり、その板ば
ね71は、基部がベース10の突片部21に取り付けら
れてそのベース10の他端縁に沿って延びている。図5
に詳細に示したように、この板ばね71の自由端部71
aの板面72とその自由端部71aの上下部に曲成され
た上下一対のそれぞれの突片73,74の内面とによっ
てカード100の他端側縁部102の差込み口75が形
成されている。また、ベース10には段付凹入状に当り
面27が形成されており、板ばね71の弾性復帰力によ
ってその板ばね71が前進方向(図5の矢符R)に撓み
変形しようとしても、下側の突片74がその当り面27
に弾接してそのような撓み変形を阻止するようになって
いる。したがって、カード100の未装着時には、板ば
ね71にはそれ自体の弾性によるプリロードが加わって
いる。
【0039】図1や図5などに示したように、ベース1
0の他端側に傾斜したガイド面28が備わっている。こ
のガイド面28は、図7のようにベース10に対して傾
斜させたカード100の他端側縁部102を図1などに
示した第2カード保持部50と図5や図7などに示した
差込み口75とに導く働きを持っている。
【0040】図1又は図5のように、板ばね71の基部
を除く部分、すなわちベース10の他端縁に沿って延び
ている部分は、その板ばね71の自由端部71aからそ
の外側に向けて折返し状に延設され、その折返し部分に
よって形成された接片部91に可動接点92が設けられ
ている。また、この可動接点92に対応する相手方接点
94が、ベース10の他端縁に沿って延びる接片93の
自由端部に設けられている。なお、接片93の基部は、
ベース10の前壁18に取り付けられている。ここで説
明した接片部91と可動接点92と接片93と相手方接
点94とによりスイッチ90が構成されている。そし
て、図8からも類推できるように、板ばね71が、カー
ド100の他端側縁部102の後端部102bに対応す
る箇所に設けられている金属片34に一体に連設されて
いるのに対し、接片93が、カード100の他端側縁部
102の前端部102aに対応する箇所に設けられる金
属片33に一体に連設されている。このようにしておく
と、板ばね71と金属片34とが一体化され、接片93
と金属片33とが一体化されるので、ベース10側にそ
れらを組み付ける作業が容易になり、部品点数や組立工
数も削減される。
【0041】上記したようにカード100はSIMカー
ドであり、このSIMカードの縦横寸法は25×15m
mである。このような超小形のカード100を上記構成
のカードコネクタに装着する操作手順を説明する。
【0042】図6及び図7のように、傾斜させたカード
100の他端側縁部102を手の指で押してベース10
のガイド面28上で滑らせると、その他端側縁部102
が板ばね71の差込み口75に円滑に挿入され、同時
に、カード100の他端側縁部102が板ばね71の自
由端部71aに対する当接位置に導かれる。このとき
に、カード100の他端側縁部102で板ばね71を図
6の矢符aのように押し付けて後退方向に撓み変形させ
ると、そのカード100の他端側縁部102の前端部1
02aと後端部102bとがそれぞれ前後の第2カード
保持部50,50に円滑に嵌合される。
【0043】次に、図9のように、そのカード100の
他端側縁部102の前端部102aと後端部102bと
を前後の第2カード保持部50,50に嵌合させたま
ま、第2カード保持部50,50との嵌合箇所を中心に
してそのカード100を矢符bのように倒伏させると、
図8及び図9のようにカード100がベース10の上面
17に沿う姿勢に近づいていく。そして、ベース10の
上面17にカード100を沿わせると、カード100の
一端側縁部101の前端部101aと後端部101bと
が前後の第1カード保持部30,30に臨む。この状態
では、カード100を押さえている手の指の力を緩める
と、図10及び図11のように、板ばね71の弾性復帰
力による前進方向の撓み変形を通じてカード100の他
端側縁部102が矢符cのように押され、そのカード1
00の一端側縁部101の前端部101aと後端部10
1bとが前後の第1カード保持部30,30に嵌合され
る。以上の手順により、カード100がベース10の所
定箇所に装着され、カード100の外部電極がベース1
0側の接点15,16に弾接する。上記した一連のカー
ド装着操作時には、カード100に厚さ方向の力が加わ
ることはなく、また、カード100を倒伏させた後で
は、板ばね71の復帰変形(前進方向の撓み変形)によ
り押されたカード100の一端側縁部101が第1カー
ド保持部30,30に自動的に嵌合する。なお、ベース
10側の接片部材13,14の弾性力が接点15,16
を介してカード100の厚さ方向に加わるけれども、こ
の弾性力は非常に小さいので、その弾性力だけによって
カード100に曲がり癖が付くようなことはない。
【0044】こうして装着されたカード100は、ベー
ス10と4つの金属片31,32,33,34とにより
上下方向で挟まれ、かつ、板ばね71と係合面22a,
23aとにより左右方向で挾まれて所定位置に正確に位
置決めされる。そのため、カード100の外部電極とベ
ース10側の接点15,16とが位置ずれしてそれらが
接触不良を起こすといった事態は生じない。
【0045】カード100をベース10から取り外すと
きには、手の指でカード100を図10及び図11の矢
符cと反対向きに押した後、カード100の一端側縁部
101を引き上げて取り出せばよい。
【0046】この第1実施形態では、板ばね71にカー
ド100の他端側縁部102を保持する作用を発揮する
差込み口75が形成されているので、カード100の装
着操作時の一連の操作が行われているときに、カード1
00が板ばね71から外れるという事態が起こらなくな
り、信頼性の高い操作性が確保される。
【0047】上記した第1実施形態では、スイッチ90
によってカード100の着脱を検出させることが可能で
ある。すなわち、カード100が未挿入である初期状態
では、図6及び図7のようにスイッチ90の可動接点9
2と相手方接点94とが離れており(オフである)、カ
ード100により押された板ばね71が後退方向に撓み
変形すると、図8のように接片部91が接片93を押し
て後退させ、その後、図10や図11のように板ばね7
1の前進方向の撓み変形により押されたカード100が
所定箇所に装着されると、板ばね71はカード100の
他端側縁部102により初期位置(図6及び図7の位
置)よりも少し後退した位置に支持され、可動接点92
とその相手方接点94とが弾接した状態を保つ(オンで
ある)。
【0048】本発明のカードコネクタにおいて、第1カ
ード保持部30は、ベース30の一端側に設けられてカ
ード100の一端側縁部101を保持し得るものであれ
ばよく、上記した第1実施形態で説明したようにこの第
1カード保持部30を前後に分けて設けるという必要性
は必ずしもない。第2カード保持部50についても同様
である。また、上記した実施形態と同じ構成のカードコ
ネクタを大型化して標準スマートカード(縦横寸法が8
5×54mm)に適合させることも可能である。
【0049】図12は本発明に係るカードコネクタの第
2実施形態を示す概略部分平面図、図13は図12のカ
ードコネクタのスイッチ90や第2カード保持部50の
形成部材としての前後の金属片33,34などを示した
斜視図である。
【0050】図12に示した第2実施形態のカードコネ
クタにおいては、スイッチ90の構成やベース10の他
端側部分の形状が、図1などで説明したものと異なって
いる。したがって、図12には、図1などで説明した第
1実施形態のカードコネクタと異なる形状ないし構造を
持った部分だけを部分的に示してある。
【0051】すなわち、この第2実施形態のカードコネ
クタでは、板ばね71に設けられる可動接点92がその
板ばね71のほぼまっすぐに延び出た自由端部に設けら
れており、その可動接点92に対する相手方接点94
が、接片93の先端部を矩形に折り曲げて形成したヘッ
ド部95に設けられている。なお、図13に示したよう
に、板ばね71が、カード100の他端側縁部102の
後端部102b(図8参照)に対応する箇所に設けられ
ている金属片34に一体に連設されている点や、接片9
3が、カード100の他端側縁部102の前端部102
a(図8参照)に対応する箇所に設けられている金属片
33に一体に連設されている点は、図1などで説明した
第1実施形態のカードコネクタと同様である。一方、こ
の第2実施形態において、ベース10の他端側部分に
は、図12に示したように、スイッチ90の下側に、ベ
ース10の他端側部分を欠除することによって形成した
凹所29が具備されている。このようにしておくと、ベ
ース10の成形に必要な材料の必要量が削減されるてそ
の製作コストが安くつくだけでなく、当該カードコネク
タをいっそう軽量化しやすくなるという利点がある。
【0052】その他の部分ないし要素は、図1などで説
明した第1実施形態に係るカードコネクタと同様であ
り、また、作用についても第1実施形態に係るカードコ
ネクタと同様であるので、図12及び図13において
は、説明の重複を避けるため図1〜図11で説明した部
分ないし要素と同一又は相応する部分には同一符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0053】なお、この第2実施形態では、板ばね71
に第1実施形態において説明した差込み口73が設けら
れていないので、ベース10のガイド面28は、カード
装着操作の初期に、傾斜させたカードの他端側縁部を、
前後の第2カード保持部50,50と板ばね71に対す
る当接位置、具体的には板ばね71の自由端部71aに
対する当接位置に導くことに役立つ。
【0054】
【発明の効果】本発明に係るカードコネクタによると、
傾斜させて挿入したカードを倒伏させた時点でそのカー
ドから手の指が離れても、カードはベースから脱落する
ことなくばね体の作用で自動的に所定位置に装着される
ので、そのカードがSIMカードのような超小型のカー
ドであっても、着脱操作性が損なわれることがなく、良
好な着脱操作性が確保される。また、カードの着脱時や
装着時にそのカードに厚さ方向の大きな力が加わらない
ようになっているのでカードに曲がり癖が付いたりする
おそれがない。さらに、所定位置に装着されたカードの
上にカバーを配備する必要がないので、カバーによって
全体の薄形化の促進が制約されることがなく、特に、第
1カード保持部や第2カード保持部の押え面として金属
片の内面を利用したものでは、全体の薄形化を容易に促
進することができるという利点がある。
【0055】さらに、本発明に係るカードコネクタは、
カードが装着されたか否かの判別機能を有するスイッチ
を、部品点数をそれほど増やさずに安価に具備させるこ
とができるという長所を持っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカードコネクタの
実施の一形態を示す概略平面図である。
【図2】図1のII線に沿う概略矢視図である。
【図3】図1のIII線に沿う概略矢視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う概略断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿う部分の概略拡大断面図で
ある。
【図6】カード装着操作手順のうち、初期段階を平面図
で表した説明図である。
【図7】カード装着操作手順のうち、初期段階を断面図
で表した説明図である。
【図8】カード装着操作手順のうち、中間段階を平面図
で表した説明図である。
【図9】カード装着操作手順のうち、中間段階を断面図
で表した説明図である。
【図10】カード装着状態を平面図で表した説明図であ
る。
【図11】カード装着状態を断面図で表した説明図であ
る。
【図12】本発明の第2実施形態に係るカードコネクタ
の実施の他の形態を示す概略部分平面図である。
【図13】図12のカードコネクタに具備されたスイッ
チなどを示す斜視図である。
【図14】(a)は従来のカードコネクタにおけるカー
ド装着操作手順の初期段階を断面図で表した説明図であ
る。(b)は従来のカードコネクタにおけるカード装着
状態を断面図で表した説明図である。
【符号の説明】
10 ベース 15,16 接点 22 側壁 22a 係合面 28 ガイド面 27 当り面 30 第1カード保持部 31,32,33,34 金属片 31a,33a 押え面 50 第2カード保持部 70 ばね体 71 板ばね 71a 板ばねの自由端部 72 板ばねの自由端部の板面 73,74 突片の内面 75 差込み口 91 接片部 92 可動接点 93 接片 94 相手方接点 100 カード 101 カードの一端側縁部 101a カードの一端側縁部の前端部 101b カードの一端側縁部の後端部 102 カードの他端側縁部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの外部電極が接触する接点を備え
    たベースと、このベースの一端側に設けられて上記カー
    ドの一端側縁部を嵌合状に保持する第1カード保持部
    と、上記ベースの他端側に設けられて上記カードの他端
    側縁部を嵌合状に保持する第2カード保持部と、上記ベ
    ースに対して傾斜させた上記カードの上記他端側縁部が
    上記第2カード保持部に嵌合されているときにその他端
    側縁部により押し付けられて後退方向に撓み変形し、か
    つ、上記カードが上記第2カード保持部との嵌合箇所を
    中心にして上記ベースに沿う姿勢に倒伏されたときに前
    進方向の撓み変形によりそのカードの上記他端側縁部を
    押してそのカードの上記一端側縁部を第1カード保持部
    に嵌合させるばね体と、を備えることを特徴とするカー
    ドコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記第1カード保持部が、上記ベースの
    一端側に設けられて上記カードの一端側縁部の端面を係
    止する係合面と、上記カードの上記一端側縁部の上面に
    重なり合う押え面とを有する請求項1に記載したカード
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記係合面が上記ベースの一端側に設け
    られた側壁の内面によって形成され、上記押え面が、上
    記側壁の上面に取り付けられた金属片の内面によって形
    成されている請求項2に記載したカードコネクタ。
  4. 【請求項4】 上記第1カード保持部が、上記カードの
    上記一端側縁部の前端部及び後端部に対応する2箇所に
    各別に設けられている請求項3に記載したカードコネク
    タ。
  5. 【請求項5】 上記第2カード保持部が、上記ベースの
    他端側に設けられて上記カードの上記他端側縁部の上面
    に重なり合う押え面を有する請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4のいずれかに記載したカードコネクタ。
  6. 【請求項6】 上記押え面が、上記ベースの他端側に取
    り付けられた金属片の内面によって形成されている請求
    項5に記載したカードコネクタ。
  7. 【請求項7】 上記第2カード保持部が、上記カードの
    上記他端側縁部の前端部及び後端部に対応する2箇所に
    各別に設けられている請求項6に記載したカードコネク
    タ。
  8. 【請求項8】 上記ばね体が上記ベースに取り付けられ
    てそのベースの他端縁に沿って延びる板ばねでなる請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項7のいずれかに記載したカードコネクタ。
  9. 【請求項9】 上記ベースの他端側に、上記ベースに対
    して傾斜させた上記カードの上記他端側縁部を上記第2
    カード保持部と上記板ばねに対する当接位置とに導く傾
    斜したガイド面が設けられている請求項8に記載したカ
    ードコネクタ。
  10. 【請求項10】 上記板ばねの自由端部の板面とその自
    由端部に曲成された上下一対のそれぞれの突片の内面と
    によって、上記ガイド面により導かれた上記カードの上
    記他端側縁部が挿入される差込み口が形成されている請
    求項9に記載したカードコネクタ。
  11. 【請求項11】 上記ベースに、上記カードの他端側縁
    部が上記板ばねに押し付けられていないときにその板ば
    ねの弾性復帰力により下側の上記突片が弾接してその板
    ばねの前進方向の撓み変形を阻止する当り面が段付凹入
    状に設けられている請求項10に記載したカードコネク
    タ。
  12. 【請求項12】 上記板ばねに可動接点が設けられ、上
    記板ばねが上記カードの他端側縁部により押し付けられ
    て後退方向に撓み変形する先後でのその板ばねの位置の
    変化によってその可動接点が離接される相手方接点が上
    記ベースに設けられている請求項8又は請求項9に記載
    したカードコネクタ。
  13. 【請求項13】 上記板ばねが、その板ばねの上記自由
    端部からその外側に向けて折返し状に延設された接片部
    を具備し、その接片部に上記可動接点が設けられ、上記
    相手方接点が、上記ベースの他端縁に沿って延びる接片
    の自由端部に設けられている請求項12に記載したカー
    ドコネクタ。
  14. 【請求項14】 上記板ばねの自由端部に上記可動接点
    が設けられ、上記相手方接点が、上記ベースの他端縁に
    沿って延びる接片の自由端部に設けられている請求項1
    2に記載したカードコネクタ。
  15. 【請求項15】 上記板ばねが、上記カードの上記他端
    側縁部の後端部に対応する箇所に設けられる上記第2カ
    ード保持部の押え面を形成している上記金属片に一体に
    連設され、上記接片が、上記カードの上記他端側縁部の
    前端部に対応する箇所に設けられる上記第2カード保持
    部の押え面を形成している上記金属片に一体に連設され
    ている請求項12に記載したカードコネクタ。
  16. 【請求項16】 上記カードがSIMカードである請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請
    求項11、請求項12、請求項13、請求項14、請求
    項15のいずれかに記載したカードコネクタ。
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