JP2777082B2 - エッジコネクタ - Google Patents

エッジコネクタ

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JP2777082B2
JP2777082B2 JP7079609A JP7960995A JP2777082B2 JP 2777082 B2 JP2777082 B2 JP 2777082B2 JP 7079609 A JP7079609 A JP 7079609A JP 7960995 A JP7960995 A JP 7960995A JP 2777082 B2 JP2777082 B2 JP 2777082B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端部に複数の導電パ
ッドを有したメモリモジュール等の基板を、他の基板の
表面に実装するために用いられるエッジコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】メモリモジュール等の基板(モジュール
用基板)用のエッジコネクタとしては、図2に示すよう
なものがある。このエッジコネクタ201は、本体がプ
ラスチック等の樹脂材料(絶縁材料)によって形成され
ており、(A)に示すように、後部が腕部222に対し
て所定角度(はね上げ角度)αだけはね上がった状態で
エッジコネクタ201前部の受容空間221a内に挿入
される。そして、前端部が受容空間に挿入され、且つ、
後部がはね上がった位置(以下、「はね上げ位置」とい
う)にあるメモリモジュール6は、(B)に示すよう
に、腕部222及び他の基板に対して平行になる位置
(以下、「実装位置」という)に押し下げられ、ロック
機構205によってエッジコネクタ201に実装位置で
係止保持される。
【0003】図6にエッジコネクタ201における受容
空間221a部の断面を示すように、受容空間221a
内には、下側コンタクト203および上側コンタクト2
04が左右方向に並んで複数個配設されている。各コン
タクト203,204は、後方に延びるコンタクト部2
34,244を有しており、下コンタクト部234の先
端234aは上方に突出して形成され、上コンタクト部
244の先端244aは下方に突出して形成されてい
る。なお、下コンタクト部234の先端234aの位置
は、上コンタクト部244の先端244aの位置よりも
後方に位置して配設されている。
【0004】メモリモジュール6と各コンタクト20
3,204とを接触させる場合には、メモリモジュール
6を所定角度傾けて各先端234a,244aの間に挿
入させることにより、ほとんど挿入力を必要とせずに各
コンタクト203,204間に挿入させることができ
る。なお、このときの角度がはね上げ角度αとなり、は
ね上げ角度αで各コンタクト203,204間に挿入さ
れた状態のときに基板がはね上げ位置に位置する。そし
て、はね上げ位置から実装位置へメモリモジュール6を
押し下げることにより、各コンタクト203,204の
弾性力によって各先端234a,244aとメモリモジ
ュール6とを押圧接触させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エッジ
コネクタ201およびメモリモジュール6は小型のもの
が多く、狭い受容空間221a内に正確なはね上げ角度
αでメモリモジュール6を挿入させることは難しい。例
えば、メモリモジュール6の受容空間221a内への挿
入角度がはね上げ角度αよりも大きい角度α′である
と、メモリモジュール6の前端部が下側コンタクト20
3の先端234aに当接して受容空間221a内にスム
ーズに挿入できないだけでなく、メモリモジュール6に
必要以上の挿入力が加えられることによってコンタクト
部234を変形させてしまうおそれがある。
【0006】また、上記とは逆に挿入角度がはね上げ角
度より浅いと、メモリモジュール6の前端部が上側コン
タクト204の先端244aに当接して、コンタクト部
244を変形させてしまうおそれがある。なお、上記挿
入角度はエッジコネクタを製作するメーカーごとに異な
っているため、例えば、1つの基板上に異なるメーカー
のエッジコネクタが取り付けられている場合は、特に挿
入角度を誤ることが多い。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、基板の挿入角度を誤ることなくスムーズ
に挿入できるようにしたエッジコネクタを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、基板の前端部をコンタクトが配設さ
れた受容空間内に受容するように構成するとともに、腕
部に沿って延びた状態で基板を固定保持するロック手段
を腕部に設けてエッジコネクタを構成している。そし
て、基板の後部が腕部に対して所定角度はね上がったは
ね上げ位置から、基板の下面が腕部に形成された基板載
置面に当接する実装位置に押し下げることにより基板が
エッジコネクタに係止保持されるようになっている。ハ
ウジングには、一端がハウジングと一体となったガイド
部材が形成されている。このガイド部材は、他端の上端
部が基板載置面から突出した案内位置と、基板載置面と
同一面となる格納位置との間で揺動自在に構成されてい
る。なお、案内位置にあるガイド部材の上端部に基板の
下面を当接させると、基板が所定角度はね上がった状態
となる。
【0009】
【作用】このように構成されたエッジコネクタにおいて
は、案内位置にあるガイド部材の上端部に基板の下面を
当接させて滑らせながら挿入させれば、基板の後部が腕
部に対して所定角度はね上がった、すなわち、はね上げ
位置に位置した状態のまま、受容空間内に基板を挿入さ
せることができる。このため、基板の挿入時には受容空
間内に対する挿入角度は一定となり、配設されたコンタ
クトを損傷させるおそれのある角度で基板が受容空間内
に挿入されることがない。
【0010】受容空間内に基板が挿入され、はね上げ位
置にある基板を押し下げると、基板の下面に上端部が当
接しているガイド部材は、ハウジングと一体に形成され
た一端側を中心として下方に揺動作動を行って格納位置
まで移動するため基板を実装位置に保持させることがで
きる。さらに、ガイド部材はハウジングと同一の樹脂材
料によって形成されているため弾性可撓性を有してお
り、エッジコネクタから基板が取り外された状態では、
常時ガイド部材が案内位置に戻るため、いちいちガイド
部材を格納位置から案内位置に引き上げる手間なく基板
の挿入作業を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係るエッ
ジコネクタの一例を示している。このエッジコネクタ1
は、樹脂等の絶縁材料により一体成形されたハウジング
2と、このハウジング2に保持されたコンタクト(下側
コンタクト3および上側コンタクト4)と、ハウジング
2の左右に取り付けられたロック機構5とから構成さ
れ、図2(A)に示すようにはね上げ位置に挿入された
メモリモジュール6を(B)に示すように実装位置に押
し下げて係止保持する。
【0012】ハウジング2は、左右方向に延びる本体部
21と、この本体部21の左右端部から後方(図1にお
いては手前側)に延びる腕部22とから構成されてい
る。本体部21の内部には、左右方向に延びるとともに
本体部21の後方に開口する基板受容溝(受容空間)2
1aが形成されている。この基板受容溝21aの上壁部
21bの下面には、前後方向に延びる上側コンタクト受
容溝21cが、左右方向に多数並列に形成されている。
【0013】また、基板受容溝21aの下側にある厚肉
部21dの上面は、左右両端の後部に形成され、腕部2
2に延びて形成された基板載置面22eと、これら基板
載置面22eに挟まれ、これらよりも一段低く形成され
たコンタクト配列面21fとから構成される。基板載置
面22eの前部は、コンタクト配列面21fと同じ高さ
になるように傾斜した前下がり面21hが形成されてい
る。
【0014】そして、コンタクト配列面21fには、前
後方向に延びる下側コンタクト受容溝21gが、左右方
向に多数並列に形成されている。なお、上下両コンタク
ト受容溝21c,21gは、上下において千鳥状になる
ように配設されている。さらに、ハウジング2の下面に
は、このエッジコネクタ1がサーフェスマウントされる
コンピュータ用基板等の他の基板(図示せず)に対して
位置決めを行うためのボス21kが設けられている。
【0015】腕部22は、エッジコネクタ1の内側に面
して基板載置面22eと同じ高さの上面を有する内側部
分22aと、エッジコネクタ1の外側に面し、上面が内
側部分22aよりも高い外側部分22bとから構成され
る。外側部分22bにおける内壁面22cは、基板載置
面21eへの詳細を後述する基板の装着を容易に行わせ
るために上方外側に広がって形成されている。本体部2
1と右側の腕部22との境目部分には、基板載置面21
eおよび内側部分22aの上面にL字形に張り出す方向
合わせ用突起23が形成されており、この位置合わせ用
突起23にも内壁面22cから繋がる傾斜が形成されて
いる。
【0016】下側コンタクト3は、図3にも示すよう
に、上下方向に延びるベース部31と、このベース部3
1の後側下部から後方(図3においては右方)に延びる
圧入部33と、ベース部31の後側上部から延びるコン
タクト部34とから構成されている。このコンタクト部
34は、ベース部31の上端から若干上方に延びた後、
後方に延びて、その先が下側にU字状に大きく湾曲する
とともに、先端34aが斜め下に向かって折れ曲がった
形状に形成されている。この下側コンタクト3は、ハウ
ジング2内に前方から圧入することにより保持される。
なお、コンタクト部34のU字状部分は、下側コンタク
ト受容溝21g内に受容され、先端34aは、コンタク
ト配列面21fの後端近傍からモジュール受容溝21a
内に突出している。
【0017】上側コンタクト4は、下側コンタクト3と
同様に形成されたベース部,リード部および圧入部と、
ベース部の後側上部から延びるコンタクト部44とから
構成されている。コンタクト部44は、ベース部の上端
から上方に(下側コンタクト3のコンタクト部34より
も高く)延びた後、後方にまっすぐ延び、先端(後端)
44aが下側に向かって小さくU字状に湾曲した形状に
形成されている。この上側コンタクト4も、下側コンタ
クト3と同様にしてハウジング2に圧入保持される。コ
ンタクト部44は、上側コンタクト受容溝21c内に受
容され、先端44aの下部のみがモジュール受容溝21
a内に突出している。
【0018】つぎに、腕部22に形成されたガイド部材
7について図1および図3を参照して説明する。このガ
イド部材7は、板バネ部71と、突出部72とから構成
されている。板バネ部71は、本体部21に対する腕部
22の根元付近に、上面が基板載置面22eの上面と同
一高さで前端部が腕部22から一体に形成されるととも
に、他端部が後方に延びて形成されている。この板バネ
部71の他端部には上方に延びて突出部72が形成され
ている。この突出部72の上端面の接触部73は、はね
上げ位置にあるメモリモジュール6のはね上げ角度(所
定角度)と同一の角度αだけ前方に下がって形成されて
いる。
【0019】板バネ部71は、腕部22の厚さ(高さ)
よりも薄い厚さで樹脂材料によって前端部がハウジング
2と一体となって形成されている。このため、板バネ部
71は、垂直方向の荷重を何等加えない状態において
は、上面71aが基板載置面21eと同一面となり、垂
直方向の力を加えた状態においては、その弾性力によっ
て前端部を揺動中心として後端部が矢印Jで示すように
上下方向に揺動自在である。また、突出部72は、その
後端部が下側コンタクト3の先端部34aの中心から距
離L1だけ離れた位置に基板載置面22eから高さHだ
け突出して形成される。
【0020】つぎに、腕部22の後端部に設けられ、メ
モリモジュール6を実装位置において係止保持するロッ
ク機構5について説明する。このロック機構5は、腕部
22に対して各々左右側方に開くように構成された解除
レバー25と、この解除レバー25と一体となって左右
側方に開く係止部54とから構成されている。この係止
部54は、メモリモジュール6が実装位置に位置してい
る状態において、先端部がメモリモジュール6の上面に
当接することにより、メモリモジュール6の後部がはね
上がらないようになっている。そして、係合保持したメ
モリモジュール6を取り外す場合には、左右の解除レバ
ー25,25を左右側方に押し開くことによって、係止
部54,54の係止を解除させる。
【0021】以上のように構成されたエッジコネクタ1
には、図4に示すメモリモジュール6が着脱自在に装着
される。このメモリモジュール6は、カード状のモジュ
ール用基板61と、この基板61上に取り付けれた複数
のメモリチップ62とから構成されている。モジュール
用基板61の上下面の前端には、それぞれ導電パッド6
3,64が形成され、これら導電パッド63,64は、
メモリチップ62に図示しない配線パターンを介して接
続されている。また、モジュール用基板61の右前端部
の角部分には、L字形に切り欠かれた方向合わせ用切欠
き61aが形成されている。さらに、モジュール用基板
61の左右端部における後側には、半円状に切り欠かれ
た位置決め用凹部61bが形成されている。
【0022】次に、メモリモジュール6のエッジコネク
タ1への着脱操作を図1から図3を参照して説明する。
エッジコネクタ1は、メモリモジュール6を挿入してい
ない状態においては、図3(A)に示すようにガイド部
材7が水平となる。メモリモジュール6をエッジコネク
タ1に装着する場合は、まず、メモリモジュール6を手
で持って、図3(B)に示すように、メモリモジュール
6の前端部を、ハウジング2(本体部21)の基板受容
溝21a内に斜め上方から挿入する。この際、基板6の
下面61cを接触部73の全面に接触させ、この接触部
73の上面を滑らせて基板6の先端部を受容溝21a内
に挿入させると、各コンタクト3,4の先端34a,4
4aの間にうまく入り込んで所定角度αを維持する。
【0023】すなわち、前記のように下側コンタクト3
の先端部34aの中心から距離L1だけ離れた位置に高
さHを有し、且つ、所定角度αを有した接触部73にお
ける上面の延長線は、下側コンタクト34における先端
34aの上端とほぼ同じ高さを通過する。一方、この延
長線と平行に上方に距離L2だけ離れた延長線は、上側
コンタクト44における先端44aの下端とほぼ同じ高
さを通過する。
【0024】このため、距離L2とモジュール用基板6
1の厚さtとをほぼ同一寸法とすれば、接触部73の上
面をスライドしてきたメモリモジュール6は、上下のコ
ンタクト34,44をほとんど弾性変形させることな
く、これらコンタクト間(モジュール受容溝21a内)
に挿入される。すなわち、メモリモジュール6のエッジ
コネクタ1への挿入時の挿入力はほぼ零(零挿入力)で
ある。これにより、基板の挿入時に前端部がコンタクト
3の先端34aの下方や、コンタクト4の先端44aの
上方に入り込んでこれをこじるようなことがなく、各コ
ンタクト3,4の変形が防止される。
【0025】このように、メモリモジュール6は、ガイ
ド部材7によってスムーズにモジュール受容溝21a内
に案内されるため、メモリモジュール6のモジュール受
容溝21a内への挿入角度を誤ることがない。また、メ
モリモジュール6の方向合わせ用切欠き61a内にエッ
ジコネクタ1の方向合わせ用突起23を受容させるよう
に挿入すれば、メモリモジュール6のエッジコネクタ1
に対する向きを誤ることもない。
【0026】さらに、図3(B)に示すように、メモリ
モジュール6を前端部の下端がコンタクト配列面21f
に当接するまでモジュール受容溝21a内に挿入させる
と、メモリモジュール6の下側の導電パッド63には、
下側コンタクト3の先端34aが接触するとともに、上
側の導電パッド64には、上側コンタクト4の先端44
aが接触し、且つ、所定角度αはね上がったはね上げ位
置となる。なお、モジュール載置面22eに繋がる前下
がり面21hも所定角度αと同一角度で形成されてい
る。これにより、メモリモジュール6は、図2(A)に
示すような、はね上げ位置に確実に保持される。
【0027】つぎに、図3(C)に示すように、上下の
コンタクト3,4の弾性力に抗してメモリモジュール6
の後部を押し下げる。この際、係止部54の内側部上面
にメモリモジュール6の下面と位置決め用凹部61bの
内面とによって形成される角部が当接し、メモリモジュ
ール6の押し下げが進むに従って角部は係止部54の上
面に対して滑りながら係止部54を押し広げ、解除レバ
ー25も一体となって外側に動く。
【0028】係止部54が外側に開くと、係止用切欠き
61b内に入り込み、メモリモジュール6がハウジング
2における本体部22の基板載置面22eおよび内側部
分22aの上面に当接する(載置される)位置(実装位
置)に位置すると、係止部54の下側に係止用切欠き6
1bが位置する。ここで、係止部54は、図示しない係
止部材側板バネ部等の付勢力によって係止位置に戻さ
れ、係止部54の下面がモジュール用基板61の上面に
当接するため、メモリモジュール6がはね上がることな
く係合保持される。
【0029】なお、この実装位置では、下側コンタクト
3はメモリモジュール6によってある程度下動された状
態に保持されるとともに、自身の弾性力によってその先
端34aをメモリモジュール6の下面側の導電パッド6
3に押圧させる。また、上側コンタクト4は、ある程度
上動された状態に保持されるとともに、自身の弾性力に
よってその先端44aを、メモリモジュール6の上面側
の導電パッド64に押圧させる。
【0030】さらに、はね上げ位置にあるメモリモジュ
ール6を実装位置に押し下げる場合においては、基板の
下面61cと接触部73とは当接しているため、板バネ
部71の弾性力によって突出部72が下方に揺動し、接
触部73と基板載置面22eが同一面上に位置すること
となり、メモリモジュール6は図2(B)に示すよう
に、実装位置において係止保持される。
【0031】実装位置に保持されたメモリモジュール6
をエッジコネクタ1から取り外す場合には、解除レバー
25を指で左右側方に押し広げて、係止部54によるモ
ジュール用基板61の係止を解除させればよい。係止が
解除されたメモリモジュール6は、各コネクタ3,4の
弾性力および、板バネ部71の弾性力によって、実装位
置からはね上げ位置に移動し、はね上げ位置で保持され
る。したがって後は、メモリモジュール6を手で持って
エッジコネクタ1から引き抜けばよい。
【0032】なお、上記実施例においては、接触部73
が平面状に形成されている場合について説明したが、モ
ジュール用基板61の摺動時の抵抗を減少させるため
に、接触部73の上面に突起(好ましくは半球状の突
起)を設けるようにしてもよい。さらに、本発明のガイ
ド部材の形状は、上記実施例に限られるものではなく、
図5に示すような形状であってもよい。
【0033】エッジコネクタ101におけるガイド部材
170は、本体部21における上下方向の中間部近傍か
ら斜め上方に、後方に向かって延びる板バネ部171
と、この板バネ部171の先端部(本体部21と一体に
繋がった端部の他端)に形成され、基板載置面22eの
上方に突出して形成された突出部172とから構成され
ている。なお、このエッジコネクタ101においては、
ガイド部材170の形状が異なるのみでその他の構成は
同一であるため、前記エッジコネクタ1と同一の符号を
付して説明を省略する。
【0034】突出部172の上面の接触部173は、板
バネ部171に何等垂直方向の力をかけない状態で、前
記のはね上げ角度αと同一の角度αとなるように構成さ
れている。そして、メモリモジュール6をエッジコネク
タ1に挿入するときには、接触部173と基板61の下
面61cとを当接させて、コンタクト配列面21fに先
端部が当接するまで滑らせることにより、前記のガイド
部材7と同様に、はね上げ角度αで、各コンタクト3,
4の先端34a,44aの間にうまく入り込ませること
ができ、受容空間21a内に基板61の先端部を挿入さ
せることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエッジコ
ネクタは、案内位置において、基板の前端部を受容空間
に対して所定の挿入角度で挿入させるよう案内するガイ
ド部材を有しており、このガイド部材は、受容空間が形
成された本体部から後方に延びる腕部に形成された基板
載置面上に突出して形成されている。すなわち、ガイド
部材は、受容空間への挿入方向に対して手前側に配設さ
れるため、はね上げ位置に位置させるように基板を挿入
する時の案内性を向上させることができる。
【0036】このため、本エッジコネクタを用いれば、
挿入角度を誤ることなく(即ち、小さな挿入力で、且つ
受容空間内に配置されたコンタクトを変形させることな
く)スムーズにメモリモジュールを受容空間内に挿入す
ることができる。そして、受容空間内に受容されはね上
げ位置にある基板を押し下げれば、ガイド部材を格納位
置に揺動させながら基板を実装位置に移動させることが
できる。なお、ガイド部材は、ハウジングと一体に形成
されているため、ハウジングの成形時に同時に成形する
ことができ、ガイド部材を設けたエッジコネクタを安価
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエッジコネクタの斜視図である。
【図2】上記エッジコネクタにおいて基板がはね上げ位
置ある状態を(A)に表し、実装位置にある状態を
(B)に表す。
【図3】図1におけるIII−III線で切断した場合
の矢視断面図である。
【図4】上記エッジコネクタに装着されるメモリモジュ
ールの斜視図である。
【図5】上記エッジコネクタの他の実施例を示す断面図
である。
【図6】従来のエッジコネクタを図2におけるVI−V
I線で切断した場合の矢視断面図である。
【符号の説明】
1 エッジコネクタ 2 ハウジング 3,4 コンタクト 5 ロック機構 6 メモリモジュール 7 ガイド部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の前端部を受容可能な受容空間が形
    成された本体部およびこの本体部の左右両端から後方に
    延びる腕部を有して樹脂材料によって形成されたハウジ
    ングと、前記受容空間内に整列して配設されるとともに
    前記基板の前端部を受容した状態で前記基板の前端部に
    形成された導電パッドと当接する複数のコンタクトと、
    前記腕部に設けられ、前記前端部を前記受容空間内に受
    容し且つ、前記腕部に沿って延びた状態で前記基板を固
    定保持するロック手段とを有し、 前記基板の前端部が前記受容空間内に挿入されて前記基
    板の後部が前記腕部に対して所定角度はね上がったはね
    上げ位置から、前記基板の下面が前記腕部に形成された
    基板載置面に当接する実装位置に押し下げられることに
    より前記導電パッドと前記コンタクトとが押圧接触する
    エッジコネクタであって、 一端が前記ハウジングと一体に形成され、 他端の上端部が前記基板載置面から上方に突出し、前記
    基板の前記受容空間内への挿入時に前記基板の下面と当
    接し、前記基板を前記所定角度だけはね上がった状態で
    前記はね上げ位置へ挿入させる案内を行う案内位置と、
    前記基板が前記実装位置に押し下げられるときに前記基
    板とともに下動して前記上端部が前記基板載置面と同一
    面となる格納位置との間で揺動自在なガイド部材を有し
    ていることを特徴とするエッジコネクタ。
JP7079609A 1995-03-10 1995-03-10 エッジコネクタ Expired - Lifetime JP2777082B2 (ja)

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