JPH11306786A - 自己破壊型半導体装置 - Google Patents
自己破壊型半導体装置Info
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- JPH11306786A JPH11306786A JP11052798A JP11052798A JPH11306786A JP H11306786 A JPH11306786 A JP H11306786A JP 11052798 A JP11052798 A JP 11052798A JP 11052798 A JP11052798 A JP 11052798A JP H11306786 A JPH11306786 A JP H11306786A
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Abstract
を確実に阻止する。 【解決手段】 破壊回路2により自己破壊を行うための
電荷を蓄積しておく破壊用キャパシタ3を集積回路1と
一体に設け、通常、これとは別体の電源供給源6から接
続端子10を介して破壊用キャパシタ3に電荷を蓄積す
るものとし、集積回路1のメモリ内容を改ざんする目的
で電源供給源6を外した場合は、その接続端子間電圧の
変化に応じて、制御回路乃至素子4を切換動作させるこ
とにより、破壊用キャパシタ3の電荷を破壊回路2に供
給し、自己破壊を行う。
Description
るもので、機密性の高い重要な情報を記憶および処理す
る機能を傭えた半導体装置に係わり、特には半導体集積
回路のメモリ内容の改ざんに対するセキュリティー技術
に関するものである。
ed Circuit,LSI)が形成されている半導体装置のその集
積回路の機能、動作方法、回路方式、回路パタン、記憶
データなどを解析するため、従来より、図8に示すよう
に、半導体装置に設けられている外部接続用の電極パッ
ド7に探査用電源を接続し、電気信号を供給してLSI
テスターなどで端子の信号の入出力を測定する方法があ
る。
面より光学顕微鏡などの形状認識装置を用いて、回路ブ
ロック構成や、回路パタンそのものを観察し、さらに一
歩進んで、外部接続用端子7に現れない集積回路内部の
配線上で観測する方法がある。したがって、現行のIC
カード13においては、ICモジュール11を開放・解
剖し、ICチップ12内部の情報を読み出し、さらにメ
モリ内容を解析して改ざんすることが可能であり、セキ
ュリテイーの観点から問題である。
Cモジュール11の構成例を示しており、同図におい
て、(a)はICカード13に搭載された半導体集積回
路における回路ブロック配置を示す平面図、(b)は断
面図、(c)はICモジュール搭載例を示す断面図であ
る。
6mmのICカード13には、ホットメルト接着剤34
により、ICモジュール11が搭載されている。この場
合、ICモジュール11は、接触型ICカードの電極に
当たるコンタクトパターン35を形成したガラスエポキ
シ基板36に、ICチップ12がダイボンディングさ
れ、金ワイヤー37によって、引き出し電極パッド7と
各コンタクトパターン35とがワイヤーボンディングさ
れた後、モールド樹脂38により封止された構造をして
いる。
の上には、データメモリとして不揮発性メモリであるE
EPROM(Electrically Erasable Programable Read
Only Memory)14、およびその書込・消去のための電
圧昇圧回路を始めとする周辺回路15、読み出し専用メ
モリであるROM16、演算や制御を行う中央演算処理
部であるCPU(Central Processing Unit )17が配
置されている。
ダムアクセスメモリであるRAM18、さらにセキュリ
ティー認証用マイクロプロセッサMPU19、および外
部接続用の端子への引き出し電極パッド7が配置されて
いる。そして、これら周辺には、データバスおよび電源
供給用の電極配線(図示せず)が施されている。
EPROM14やROM16および認証用MPU19に
は、通信の際に必要なプロトコル、認証用の番号コー
ド、使用金額、残り度数などの種々の重要なデータが格
納されている。そのため、これらのコードやデータ類、
さらには半導体装置を構成する回路ブロック、回路パタ
ンなどの情報は、ICカードの偽造・改ざんを防止する
観点から、第三者によって読み出されることを阻止する
必要がある。
体装置においては、上部からの観測によって回路構成ブ
ロックを始め、EEPROM14やROM16および認
証用MPU19の配置を見ることができ、その上、電子
ビームを用いたプロービング測定により、メモリ素子の
内容を容易に読み出したり、セキュリティー認証用MP
U19をトリガー暴走させて誤動作させ、認証プロセス
そのものをスキップさせたりすることが可能であった。
るセンサー(光センサー、太陽電池など)と、このセン
サー検出信号に応答してオン動作するスイッチング回路
と、半導体集積回路に対して前記スイッチング回路を介
して逆極性に接続された集積回踏破壊用電池とを傭えた
自己破壊型ICモジュールが提案された。
のメモリ内容を改ざんしようとして本体ケースを開ける
と、これがセンサーにより検出され、この検出信号によ
りスイッチング回路がオン動作する。これに伴って、集
積回路破壊用電池から集積回路に逆バイアスが印加さ
れ、集積回路が破壊されることになり、改ざんを不可能
とするものとなっていた。
うな従来の半導体装置では、光センサーや太陽電池など
をセンサーとして用いた場合、これらセンサーが反応し
ない波長領域の光源しかない(写真現像の場合のよう
な)暗室で開放の作業を行えば、センサーの機能を実質
的に停止させることが可能であり、改ざんを確実に阻止
できないという問題点があった。
他にICモジュールを構成する容器内壁に微細な導電路
を巻き線構造で設け、容器の破壊・貫入による断線を検
出する形態も提案されているが、このようなセンサーで
は常に電流を流し続ける必要があり、ICカードに搭載
可能な薄型電池の容量密度では長時間動作させることが
困難である。
ラー(ホッチキス)貫通などにより予め短絡させてしま
えば、半導体集積回路部分の破壊無しに解剖を行うこと
が可能である。しかも、CMOS回路技術で集積回路を
構成した場合は、逆極性電圧を印加しても必ずしもIC
の破壊は起こらない。
ウム電池を用いた場合、リチウム電池の内部抵抗が非常
に高いため、一時に大電流を流して集積回路を破壊しよ
うとしても、電池の内部抵抗による電圧降下により必要
電圧が得られないという問題もあった。本発明はこのよ
うな課題を解決するためのものであり、半導体集積回路
のメモリ内容への改ざん行為を確実に阻止できることを
目的とする自己破壊型半導体装置を提供することを目的
としている。
るために、本発明による半導体装置は、破壊回路により
自己破壊を行うための電荷を蓄積しておく1つ以上の破
壊用キャパシタを集積回路と同一半導体基板上に形成し
て、電力供給源から電荷を供給しておき、この電力供給
源の電圧変化に応じて破壊用キャパシタに蓄積した電荷
を破壊回路に印加するようにしたものである。また、電
源供給源を、半導体集積回路の重要部分を光学的に遮蔽
するように配置するようにしたものである。
を改ざんしようとして、電力供給源を外そうとすると、
これが検出されて破壊用キャパシタに蓄積された電荷が
破壊回路に印加され、改ざんしようとする集積回路の一
部配線ないし必須メモリデータが破壊され、改ざんが阻
止される。また、電力供給源により半導体集積回路の重
要部分が光学的に遮蔽され、光学的観察を回避すること
ができ、表面観察のため、遮蔽に用いられている電力供
給源をICチップより取り外した場合は、半導体集積回
路そのものが破壊されて、改ざんが阻止される。
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
自己破壊型半導体装置の回路ブロック構成図である。半
導体基板9上の集積回路1には、前述した図8に示すよ
うに、本来のICカード機能に必要なメモリ素子14,
16、および制御用の中央演算処理素子17,19が形
成されているが、ここでは省略している。
ードや認証コードなど、特に重要な情報を記憶している
メモリ素子14には、破壊回路2として、別系統のメモ
リ情報を破壊する破壊回路、あるいは信号配線経路にヒ
ューズ・アンチヒューズを設けた破壊回路が付加されて
おり、さらに半導体基板9上には、破壊用キャパシタ
3、制御用回路乃至素子4、および電圧変化検出回路5
が形成されている。
圧が常時監視されている端子に、薄型の電力供給源6
(現行のリチウム一次電池では、電圧3.6Vで厚さ
0.1mm)が接続配置されている。
例を参考に説明する。例えば、フラッシュEEPROM
14をメモリ素子として利用している場合、そのメモリ
情報を消去するには、12〜15Vの電圧が必要であ
り、そのような高電圧を発生させる消去用の昇圧回路が
EEPROM14の周辺回路15として形成されてい
る。
IC機能で用いる消去用昇圧回路15(図8参照)に制
御回路乃至素子4によりスイッチング接続することによ
り併用してもよいし、それとは別個に追加配置してもよ
い。あるいは、薄型の電力供給源6を直列接続して数層
重ねることにより、必要とする電圧を発生させ、この電
力により破壊用キャパシタ3に電荷を蓄積するようにし
てもよい。
リコンにより構成される制御ゲートからなるワード線に
対して、パルス的に12〜15Vの電圧を印加すると、
容量結合された浮遊ゲート電極へ基板から電子が注入さ
れ、全ビットが等しく「1」または「0」と書き換えら
れる。こうして、メモリ情報を破壊することもできる。
リとして搭載されている場合、消去用の電圧は5V程度
と低いので、2つ以上の直列接続された電力供給源6よ
り、電荷を蓄積した大容量の破壊用キャパシタ3を直接
接続するなど、より簡便に破壊回路2を構成することも
可能である。
壊回路2を駆動するための電力供給源6として、半導体
基板9上に形成された大容量の破壊用キャパシタ3に蓄
積された電荷を用いる。このキャパシタ3には、通常動
作状態において、制御回路乃至素子4を介して電力供給
源6が接続されており、電力供給源6の出力電圧は、容
量結合性の電圧変化検出回路5により、随時、監視され
ている。
9上に形成した熱酸化膜(Si02)を絶縁膜として利
用する構造にし、大容量のものとするのが望ましい。と
いうのは、熱酸化膜の場合、そのリーク電流が極めて少
ないなどの特徴が利用でき、エネルギー密度の小さな薄
型の電力供給源6によってキャパシタ3に大量の電荷を
蓄積でき、しかもリークによるエネルギー消費が少なく
できるからである。
として、電力供給源6を外しにかかった場合、容量結合
性の電圧変化検出回路5によりその電圧変化が検出さ
れ、電圧変化検出回路5からの検出信号によりオン動作
した制御回路乃至素子4を介して、破壊用キャパシタ3
の電力が上記破壊回路2に印加される。
のメモリ情報が破壊される。メモリ破壊のレベルは、電
力供給源6の電圧に応じて、単にメモリ情報を消去する
レベルから、集積回路内の信号配線路に内蔵したヒュー
ズまたはアンチヒューズを切断することで、集積回路1
そのものを破壊するというレベルまであり得る。
本構成を示しており、(a)は平面図、(b)は断面図
である。半導体基板9上には、図2(a)に示されてい
るように、従来のICカード機能用のデータメモリ部
(EEPROMあるいは強誘電体メモリ素子などで構
成)14、プログラムメモリ部(ROMなどで構成)1
6、それらの一時蓄え用のメモリ部(RAMなどで構
成)18、およびそれらのデータ処理演算用の中央演算
処理部(CPUなどで構成)17が形成されている。
路乃至素子4、および電圧変化検出回路5が形成され、
自己破壊型の集積回路8が構成されている。このような
自己破壊型の集積回路8が形成された半導体基板9は、
ICカード13としての動作に必要な8つの電極パッド
7に加え、電力供給源6と接続するための電極パッド1
0が新たに2つ(コンタクトペア)追加されている。
(b)に示すように、正極集電体兼端子板21、正極2
2、固体電解質23、負極24、負極集電体兼端子板2
5の積層構造により形成され、周辺を封入口材26によ
り熱溶着封止されている。電力供給源の接続リード28
と、電力供給源接続用電極パッド10は、バンプ27に
より接続されている。
に示すように、ICチップ12に並列に配置することも
可能である。また、表面側を電極基体により遮蔽するフ
ェースダウンのフリップチップ実装をする場合には、裏
面観察を阻止するために、図2(b)に示すように裏面
側に接着フィルム20を介して搭載することもできる。
観察を阻止する目的であれば、接着フィルム20を介し
て、ICチップ12の素子形成側表面に搭載する方法も
ある。同図において、(a)は平面図、(b)は断面図
であり、図2と同等部分には同一符号を付してある。
源6として利用する場合、ICチップ12の厚さが0.
05mm、電池厚さが0.1mmであるので、ICカー
ド13の厚さ0.76mmを越えない条件のもとで、電
力供給源6としてリチウムー次電池を5層重ね(3.6
×5=18V)しても、合計0.55mm(=0.1m
m×5+0.05mm)程度に納めることが可能であ
る。
施の形態について説明する。本発明において、電力供給
源6の出力電圧は、電圧変化検出回路5により常時監視
されなくてはならない。しかし、電力供給源6として、
薄型リチウム電池を搭載する場合、その容量密度は3m
Ah/cm2 (一段セル、0.1mm)程度と小さいの
で、大電流を常時流し続けるような回路構成では、電池
寿命が極めて短くなる。
ついては、その動作に係わる電流経路にリーク経路を合
まないような、容量結合性の回路構成とすることが必須
条件である。図4に、そのような容量結合性の電圧変化
検出回路の一例を示す。本実施の形態では、電圧変化検
出用素子にMOS電界効果型トランジスタを用いてい
る。
量C1 ,C2 および抵抗R1 により分圧され、電圧分圧
用容量C1 ,C2 の接続点から電圧変化検出用トランジ
スタ31のゲートへ入力される。この電圧変化検出用の
トランジスタ31の消費電力は微小であるので、破壊用
キャパシタ3に蓄積された電圧をその駆動電圧とするこ
ともできるし、破壊用キャパシタ3とは別個に設けた大
容量の破壊用キャパシタに蓄積された電圧を用いてもよ
い。
トランジスタ31の閾値電圧近傍に設定されている容量
分割された電圧が変動し、これによりトランジスタ31
がオン動作する。これに応じて、トランジスタ31のソ
ースとドレインの間に電流が流れ、抵抗R2 の端子間に
電圧降下が生ずる。この電圧降下が、後段増幅回路33
を介して、制御回路乃至素子4(図1参照)へ検出信号
として出力されることになる。
施の形態について説明する。搭載する薄型の電力供給源
6の容量に限りがあることから、制御回路乃至素子4と
しては、できる限り消費電力の小さいものが望ましい。
通常、制御回路乃至素子4は、トランジスタを組み合わ
せて構成する半導体スイッチが一般的であるが、この場
合、オフ時のサブスレッショルド電流リークによる電力
消費を低減することが大きな課題である。
回路乃至素子4として、可動部を有する微小機械素子の
一種で、静電引力を利用して接点の開閉を行うマイクロ
メカニカルスイッチを用いることも可能である。図5
に、そのような静電引力で接点の開閉を行うマイクロメ
カニカルスイッチの一例を示す。同図において、(a)
は断面図、(b)は平面図である。
カルスイッチには、可動吸引電極47は、支持梁48お
よび接続用電極49aを通して設置されている。固定吸
引電極50に電圧を印加しない場合、可動接点電極51
は支持梁48の弾性力(上向き)により、固定接点電極
52b,52c側に押しつけられている。
2端子54bと導通している。なお、固定接点電極52
b,52cは、接点電極支持部55により支持され、そ
れぞれ接続用電極49b,49cを介してCOMM入力
端子53および出力2端子54bに電気的に接続されて
いる。また、可動接点電極51は、絶縁膜57により支
持梁48と電気的に絶縁されているとともに、機械的に
支持梁48に固定されている。
電極50に電圧を印加すると、固定吸引電極50と可動
吸引電極47との間に働く静電引力により、支持梁48
は下がる。すると、可動接点電極51は固定接点電極5
2b,52c側から離れ、反対側の固定接点電極52
a,52d側に押しつけられる。この結果、可動接点電
極51を介して、COMM入力端子53が出力1端子5
4aと導通する。
と、支持梁48の弾性力により、可動接点電極51は上
方に移動する。この結果、再び可動接点電極51は、固
定接点電極52b,52c側に押しつけられ、COMM
入力端子53は出力2端子54bと導通する。このよう
にして、マイクロメカニカルスイッチにより、電流経路
の切換が行われる。
施の形態について説明する。本発明において、破壊回路
2の構成は、ICチップ12の再利用を回避するのに重
要である。本発明では、破壊用キャパシタ3に蓄積され
た電力を用いて、ヒューズあるいはアンチヒューズを含
んだ一部回路を破壊することにより、確実に集積回路の
機能を破壊する。
に、ICチップ12の動作において最も重要なROMブ
ート回路の読み出し回路などが一例として考えられる。
図6(a)では、読み出し回路のアドレス信号のデコー
ダ入出力線部分、例えば信号線CA0,CA1,CA2、
CA3、RA0,RA1,RA2、RA3の一部にアンチヒューズ
39を設けて、破壊回路2を構成している。
成の平面パタン図を示す。行デコーダ40の入出力は、
各セル100〜133を構成するセルトランジスタのゲ
ート電極を構成しているポリシリコンのワード線を介し
て行われており、これに垂直に第1層Alによるビット
線43(B0 ,B1 ,B2 ,B3 )が走っている。ここ
では、行デコーダ40のゲートGR1の信号入出力線RA1
の部分に薄い酸化膜によるアンチヒューズ39(図中
「×」印)を設けてある。
り、(a)は平面パタン図、(b)はA−A’断面図で
ある。図7(b)に示すように、通常、P型のSi半導
体基板上に素子分離絶縁膜(LOCOS)46により絶
縁された状態で、ポリシリコンのワード線42が走る。
アンチヒューズ39は、素子分離絶縁膜46を一部形成
せず、そこに薄いゲート酸化膜39aを形成した後、燐
を高濃度に打ち込むことで、N+拡散層45を設け、こ
れをグランドとする。
拡散層45上を走るポリシリコンのワード線42に、電
力供給源6からの電荷を蓄積した大容量の破壊用キャパ
シタ3から電圧を印加すると、ゲート酸化膜39aが絶
縁破壊され、ワード線42が基板と短絡する。この結
果、このワード線42を用いる行デコーダ40によりア
ドレッシングされる全てのセル(セル101,111,
121,131)が読み出し不能となり、ROMの読み
出しが確実に阻止される。
nmを用いると、その絶縁溶融破壊には20MV/cm
もの高電界が必要となる。この場合、破壊に必要な電圧
は16Vとなり、薄型のリチウムー次電池を電力供給源
6として用いる場合は、3.6V×5段=18Vである
ので、4〜5段程直列接続して配置し、この電力を大容
量の破壊用キャパシタ3に蓄積することにより、十分な
破壊用電力が得られる。
ているポリシリコンのワード線42の一部を細線化する
ことにより、その部分をヒューズとすることもできる。
すなわち、その信号線に、電荷を蓄積した大容量の破壊
用キャパシタ3より大電流を流し、ポリシリコン配線の
細線化した部分を熱溶融により飛散させる。こうして、
信号入出力線RA1の途中に設けたヒューズ部分を断線さ
せることで、ROMブート回路の読み出し回路を破壊さ
せることもできる。
路により自己破壊を行うための電荷を蓄積しておく破壊
用キャパシタを集積回路と一体に設け、通常、これとは
別体の電源供給源から接続端子を介して破壊用キャパシ
タに電荷を蓄積するものとし、集積回路のメモリ内容を
改ざんする目的で電源供給源を外した場合は、その接続
端子間電圧の変化に応じて、制御回路乃至素子を切換動
作させることにより、破壊用キャパシタの電荷を破壊回
路に供給するようにしたものである。したがって、従来
のように、光センサーを用いた場合と比較して、光セン
サーが動作しない暗室などで改ざん行為を行った場合で
も、改ざん行為に不可欠な電源供給源の取り外しが検出
され、破壊回路が確実に動作して、メモリ情報の一部破
壊や一部信号配線の断線により改ざん行為を確実に阻止
できる。
部分を遮蔽するように配置したので、光学的観察を回避
することができる。特に、表面観察のためには、遮蔽に
用いている電力供給源をICチップより取り外す必要が
あるが、そのような行為は、これまで詳しく説明してき
たように改ざんしようとする半導体集積回路そのものを
破壊してしまうので、半導体集積回路のメモリ内容の改
ざん行為を確実に防止できる。
半導体装置の回路ブロック構成図である。
である。
面図である。
る。
び平面図である。
す説明図である。
る。
ある。
シタ、4…制御回路乃至素子、5…電圧変化検出回路、
6…電力供給源、7…外部接続用電極、8…自己破壊機
能を有する半導体集積回路、9…半導体基板、10…電
力供給源接続用電極パッド、11…ICモジュール、1
2…ICチップ、13…ICカード(プラスチックケー
ス)、14…データメモリ(EEPROMなど)、15
…周辺回路、16…プログラムメモリ(ROMなど)、
17…中央演算処理部(CPU)、18…ランダムアク
セスメモリ(RAMなど)、19…認証用マイクロプロ
セッサ(MPU)、20…接着フィルム、21…正極集
電体兼端子板、22…正極、23…固体電解質、24…
負極、25…負極集電体兼端子板、26封止材、27…
バンプ、28…接続リード、31…MOS電界効果型ト
ランジスタ、33…後段増幅回路、34…ホットメタル
接着剤、35…コンタクトパターン、36…ガラスエポ
キシ基板、37…金ワイヤ、38…モールド樹脂、39
…アンチヒューズ、39a…ゲート酸化膜、40…行デ
コーダ、41…列デコーダ、42…ワード線(ポリシリ
コン)、43…ビット線(Al)、44…拡散層、45
…N+拡散層(アンチヒューズ)、46…素子分離絶縁
膜(LOCOS)、101〜133…セル、47…可動
吸引電極、48…支持梁、49a〜49c…接続用電
極、50…固定吸引電極、51…可動接点電極、52a
〜52d…固定接点電極、53…COMM入力端子、5
4a…出力1端子、54b…出力2端子、55…接点電
極支持部、56…可動接点動作用電源端子、57…絶縁
膜。
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体メモリ素子からなる記憶手段と、
中央演算処理素子からなり記憶手段に記憶されるデータ
を処理する処理手段と同一半導体基板上に形成された半
導体装置において、 半導体集積回路のメモリ情報の一部を破壊あるいは一部
信号配線を断線させることにより自己破壊を行う破壊回
路と、 この破壊回路により自己破壊を行うための電荷を蓄積し
ておく1つ以上の破壊用キャパシタと、 この破壊用キャパシタに電荷を蓄積する電力供給源を接
続するための1つ以上の接続端子と、 この接続端子の電圧を容量素子を介して監視しその電圧
低下に応じて検出信号を出力する電圧変化検出回路と、 この電圧変化検出回路からの検出信号に応じて、破壊用
キャパシタと電力供給源との接続とを断つとともに、破
壊用キャパシタを破壊回路に切替接続するための制御回
路乃至素子とを、それぞれ同一半導体基板上に形成し、 接続端子に電力供給源を接続して配置することを特徴と
する自己破壊型半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 電力供給源は、半導体集積回路の重要部分を光学的に遮
蔽するように配置することを特徴とする自己破壊型半導
体装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 電圧変化検出回路は、 第1の容量、第2の容量、および第1の抵抗の直列接続
からなり、この両端に印加された接続端子電圧を第1お
よび第2の容量の接続点から分圧出力する電圧分圧部
と、 この電圧分圧部の分圧出力がゲート電極に接続されると
ともにソース電極に破壊用キャパシタが接続された電界
効果型トランジスタ、およびこの電界効果型トランジス
タのドレイン電極に接続された第2の抵抗からなる電圧
変化検出部とから構成され、 定常状態では、電圧分圧部から電界効果型トランジスタ
がオフする電圧を分圧出力し、接続端子電圧の低下に応
じて、電圧分圧出力から電界効果型トランジスタがオン
する電圧を分圧出力し、電界効果型トランジスタのオン
に応じて破壊用キャパシタからの電荷を第2の抵抗に供
給し、第2の抵抗の両端電圧の上昇に応じて検出信号を
出力することを特徴とする自己破壊型半導体装置 - 【請求項4】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 電源供給源は、正極集電体、正極、固体電解質、負極、
負極集電体を積層して構成する薄型の電力供給源である
ことを特徴とする自己破壊型半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 電圧変化検出回路は、それぞれの接続端子を介して接続
された複数の電力供給源のうち、少なくとも一つの接続
端子電圧の低下検出に応じて検出信号を出力することを
特徴とする自己破壊型半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 制御回路乃至素子として、容量終端された1つ以上の半
導体素子から構成される制御回路を同一半導体基板上に
形成することにより実現することを特徴とする自己破壊
型半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 制御回路乃至素子としてマイクロメカニカルスイッチを
用い、このマイクロメカニカルスイッチを同一半導体基
板上に形成することにより実現することを特徴とする自
己破壊型半導体装置。 - 【請求項8】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 破壊回路は、半導体集積回路の一部信号配線経路にヒュ
ーズまたはアンチヒューズを設けることにより形成し、
このヒューズまたはアンチヒューズに破壊用キャパシタ
に蓄積された電荷を印加することにより、一部信号配線
経路を破壊することを特徴とする自己破壊型半導体装
置。 - 【請求項9】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置に
おいて、 破壊回路は、破壊用キャパシタに蓄積された電荷を少な
くとも1つのワード線に印加することにより、不揮発性
メモリ素子に記憶された一部データビットを消去してメ
モリ内容を破壊することを特徴とする自己破壊型半導体
装置。 - 【請求項10】 請求項1記載の自己破壊型半導体装置
において、 半導体集積回路は、ICカードに搭載するICチップで
あることを特徴とする自己破壊型半導体装置。
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