JPH113065A - 液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

液晶ディスプレイ装置

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JPH113065A
JPH113065A JP15479297A JP15479297A JPH113065A JP H113065 A JPH113065 A JP H113065A JP 15479297 A JP15479297 A JP 15479297A JP 15479297 A JP15479297 A JP 15479297A JP H113065 A JPH113065 A JP H113065A
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JP
Japan
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circuit
delay time
liquid crystal
crystal display
display device
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Application number
JP15479297A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Yamagishi
康彦 山岸
Tomohide Ohira
智秀 大平
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ映像信号の周期が変更された場合で
も、常に最適なアナログ・デジタル変換タイミングで、
アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換できる液晶
ディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 外部から入力されるアナログ映像信号に
基づいて、画像を表示する液晶ディスプレイ装置におい
て、外部から入力される水平同期信号に同期するクロッ
ク信号を生成するPLL回路(10)と、PLL回路か
らのクロック信号が入力され、アナログ映像信号をデジ
タル映像信号に変換するアナログ・デジタル変換回路
(14)と、PLL回路で生成されるクロック信号を遅
延する遅延制御手段(12)と、水平同期信号の周期に
応じて遅延制御手段の1ステップ当たりの遅延時間を可
変する遅延時間調整手段(11,13)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
装置に係わり、特に、デスクトップ形パーソナルコンピ
ュータ等のディスプレイ装置として使用される液晶モニ
ター装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、主に、ノート形
パーソナルコンピュータのディスプレイ部として使用さ
れてきた。しかしながら、近年、液晶表示装置の小型・
軽量という特徴を活かし、デスクトップ形パーソナルコ
ンピュータやワークステーション等のディスプレイ装置
(あるいは液晶モニター装置)として、液晶ディスプレ
イ装置が使用され始めている。
【0003】この液晶ディスプレイ装置においては、従
来のCRT(陰極線管)ディスプレイ装置と比して、設
置場所を1/10と小さくでき、また、その消費電力も
1/3ないし1/4と少なくすることが可能となる。
【0004】この液晶ディスプレイ装置においては、コ
ンピュータ本体側から液晶ディスプレイ装置へ、映像信
号をアナログ信号で転送するアナログインタフェースが
採用されている。このアナログインタフェースを採用し
ている液晶ディスプレイ装置によれば、コンピュータ本
対側の既存のモニター端子に液晶ディスプレイ装置を接
続するだけで簡単に使用することができる。
【0005】しかしながら、一般に、液晶ディスプレイ
装置はデジタル信号で駆動される関係上、アナログイン
タフェースを採用している液晶ディスプレイ装置では、
コンピュータ本体側からのアナログ映像信号をデジタル
映像信号(表示データ)に変換する必要があり、R・G
・B用の映像信号毎のアナログ・デジタル変換回路(A
/D変換回路)を備えるインタフェース回路が必要とな
る。
【0006】この場合に、コンピュータ本体側からのア
ナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変
換回路には、PLL回路により生成され、コンピュータ
本体側からの水平同期信号に同期したクロック(ドット
クロック)信号が供給される。
【0007】なお、このような技術については、日経エ
レクトロニクス 1996.7−15(no.66
6),pp110〜115に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】パーソナルコンピュー
タやワークステーション等のコンピュータ本体側から送
信されるアナログ映像信号の周波数帯域が十分に高域ま
で確保できている場合、即ち、理想的なアナログ映像信
号である場合は、コンピュータ本体側から出力される1
ドットクロック周期のアナログ映像信号は、図13
(a)に示すような矩形波になるが、実際には、信号線
の遅延等により図13(b)に示すような鈍った波形と
なる。
【0009】そして、コンピュータ本体側からの1ドッ
トクロック周期の白色のアナログ映像信号を、A/D変
換回路でデジタル映像信号に変換する場合に、前記した
理想的なアナログ映像信号であれば、図13(a)に示
すアナログ・ディジタル変換タイミング(以下、サンプ
リングタイミングと称す。)(A)〜(E)のどの点で
アナログ・デジタル変換(以下、A/D変換と称す。)
しても、デジタル映像信号として16進数の[FF]H
ex(白)の結果が得られる。
【0010】しかしながら、前記した鈍った波形の場合
には、図13(b)に示すように、サンプリングタイミ
ング(A)の点でA/D変換したときに16進数の[F
F]Hex(白)の結果が得られず、A/D変換回路か
らの出力値にばらつき(eV)が生じる。このA/D変
換回路の出力値のばらつき(eV)は、液晶表示装置に
表示される表示画像のばらつきとなるため、これによ
り、液晶表示装置に静止画像を表示した場合に、滲み、
揺らぎ、または、ちらつきが生じることになる。
【0011】液晶表示装置に滲み、揺らぎ、または、ち
らつきが生じない鮮明な表示画像を表示するためには、
A/D変換回路のサンプリングタイミングが、矩形波の
アナログ映像信号のセンター(図13(a)、(b)に
示すサンプリングタイミング(c)の位置)になるよう
に調整する必要がある。
【0012】従来、このA/D変換回路のサンプリング
タイミングを、矩形波のアナログ映像信号のセンター位
置に調整するために、遅延時間が固定された複数の遅延
素子とマルチプレクサとを備える遅延回路を用い、当該
遅延素子をマルチプレクサで切り換えて、A/D変換回
路に供給されるクロック信号を所定時間遅延させるよう
にしていた。
【0013】しかしながら、従来の遅延回路では、1ス
テップ当たりの遅延時間および最大遅延時間は固定され
ているため、液晶表示装置に表示される表示画像の解像
度が、例えば、VGA表示モードの640×480画素
からSVGA表示モードの800×600画素へ、ある
いは、SVGA表示モードの800×600画素からX
GA表示モードの1024×768画素へと変化、即
ち、アナログ映像信号の周期(あるいは水平同期信号の
周期)が変動すると、当該遅延回路により遅延されたク
ロック信号が供給されるA/D変換回路においては、最
適サンプリングタイミングでA/D変換することができ
ず、液晶表示装置に静止画像を表示した場合に滲み、揺
らぎ、または、ちらつきが生じるという問題点があっ
た。
【0014】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、液晶デ
ィスプレイ装置において、アナログ映像信号の周期が変
更された場合でも、常に最適なアナログ・デジタル変換
タイミングで、アナログ映像信号をデジタル映像信号に
変換することが可能となる技術を提供することにある。
【0015】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0017】外部から入力されるアナログ映像信号に基
づいて、画像を表示する液晶ディスプレイ装置におい
て、外部から入力される水平同期信号に同期するクロッ
ク信号を生成するPLL回路と、前記PLL回路からの
クロック信号が入力され、前記アナログ映像信号をデジ
タル映像信号に変換するアナログ・デジタル変換回路
と、前記PLL回路からのクロック信号を遅延する遅延
制御手段と、前記水平同期信号の周期に応じて前記遅延
制御手段の1ステップ当たりの遅延時間を可変する遅延
時間調整手段とを備える。
【0018】前記遅延制御手段は、前記PLL回路内の
電圧制御発振器で生成されたクロック信号を遅延する可
変遅延回路、あるいは、前記PLL回路内の位相比較器
に入力される水平同期信号を遅延する可変遅延回路であ
る。
【0019】前記可変遅延回路は、前記PLL回路から
のクロック信号の反転に応じて充放電され、前記PLL
回路からのクロック信号の遅延時間を決定するコンデン
サを有し、前記遅延時間調整手段は、前記コンデンサの
充放電電流の大きさを可変する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0021】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】[発明の実施の形態1]図1は、本発明の
一実施の形態である液晶ディスプレイ装置の概略構成を
示すブロック図である。
【0023】本実施の形態の液晶ディスプレイ装置は、
例えば、TFT方式の液晶表示モジュール等の液晶表示
装置16と、例えば、デスクトップ形パーソナルコンピ
ュータやワークステーション等のコンピュータ本体側か
ら送信されるR・G・B用のアナログ映像信号をR・G
・B用のデジタル映像信号に変換するインタフェース回
路とを備える。
【0024】このインタフェース回路は、コンピュータ
本体側から送信されるR・G・B用のアナログ映像信号
をR・G・B用のデジタル映像信号(表示データ)に変
換するアナログ・デジタル変換回路(以下、A/D変換
回路と称す。)14と、コンピュータ本体側から送信さ
れる水平同期信号(Hsync)に同期したクロック信
号(ドットクロック)を生成するPLL回路10と、当
該PLL回路10で生成されたクロック信号を所定時間
遅延する可変遅延回路11とを備える。
【0025】この可変遅延回路11は、前記PLL回路
10で生成されたクロック信号の反転に応じて充放電さ
れ、それにより、PLL回路10で生成されたクロック
信号の遅延時間を決定するコンデンサ(Cd)を有す
る。
【0026】マイコン11は、外部から送信される水平
同期信号(Hsync)の周期(即ち、矩形波のアナロ
グ映像信号の周波数あるいは周期)に応じて、8ビット
の最大遅延時間制御信号(MDT)をデジタル制御可変
抵抗回路13に出力する。
【0027】デジタル制御可変抵抗回路13は、マイコ
ン11からの最大遅延時間制御信号(MDT)によりそ
の抵抗値(R1)が可変され、それにより、コンデンサ
(Cd)の充放電電流の大きさが可変される。このコン
デンサ(Cd)の充放電電流の大きさにより、可変遅延
回路11の最大遅延時間が決定される。
【0028】また、マイコン11は、ユーザ指示入力に
基づいて、6ビットの1ステップ遅延時間制御信号(S
DT)を可変遅延回路11に出力する。可変遅延回路1
1は、マイコン11からの1ステップ遅延時間制御信号
(SDT)により、前記コンデンサ(Cd)の充放電開
始時の電圧、および、充放電終了時の電圧を可変する。
このコンデンサ(Cd)の充放電開始時の電圧、およ
び、充放電終了時の電圧により、可変遅延回路11の遅
延時間が1ステップ毎に可変される。
【0029】A/D変換回路14で変換されたR・G・
Bの各デジタル映像信号は表示制御回路15に入力さ
れ、表示制御回路15内のメモリ(図示せず)に一旦格
納される。
【0030】表示制御回路15には、コンピュータ本体
側から送信される水平同期信号(Hsync)および垂
直同期信号(Vsync)も入力され、表示制御回路1
5は、前記水平同期信号(Hsync)および垂直同期
信号(Vsync)を液晶表示装置16に送出するとと
もに、前記メモリからR・G・Bの各デジタル映像信号
を読み出し、前記読み出したR・G・Bの各デジタル映
像信号を液晶表示装置16に送出する。
【0031】液晶表示装置16は、表示制御回路15か
ら送出される水平同期信号(Hsync)、垂直同期信
号(Vsync)、R・G・Bの各デジタル映像信号に
基づき、液晶表示パネルに画像を表示する。
【0032】図2は、図1に示す可変遅延回路12の一
例の概略回路構成を示す回路図である。
【0033】同図に示す可変遅延回路12は、差動回路
構成の遅延生成部(MDT)と、バッファ回路(BA)
とで構成される。遅延生成部(MDT)を差動回路構成
とすることにより、ノイズによるジッタを低減すること
ができる。
【0034】PLL回路10で生成されたクロック信号
の逆相信号(CLb)は、npnトランジスタ(以下、
NPNと称する。)(TR1)のベースに、また、その
正相信号(CLa)は、NPN(TR2)のベースに印
加される。
【0035】このNPN(TR1)とNPN(TR2)
とは差動増幅回路を構成し、NPN(TR1)とNPN
(TR2)とのコレクタ出力は、バッファ回路(BA)
に入力されるとともに、NPN(TR1)とNPN(T
R2)とのコレクタには、それぞれ遅延時間設定用コン
デンサ(Cd1,Cd2)が、それぞれ接続される。
【0036】NPN(TR1)のコレクタには、定電流
源を構成するpnpトランジスタ(以下、PNPと称す
る。)(TR3)が、また、NPN(TR2)のコレク
タには、定電流源を構成するPNP(TR4)が接続さ
れる。
【0037】PNP(TR3)、PNP(TR4)およ
びPNP(TR12)は第2のカレントミラー回路(C
M2)を構成し、同様に、差動増幅回路の定電流源を構
成するNPN(TR5)、NPN(TR11)およびN
PN(TR10)は第1のカレントミラー回路(CM
1)を構成する。
【0038】したがって、NPN(TR10)に流れる
電流を(Ia)とするとき、PNP(TR3)およびP
NP(TR4)には(Ia)の電流が、NPN(TR
5)には、(2Ia)の電流が流れることになる。この
(Ia)の電流は、可変抵抗(Ra)の抵抗値(R1)
を可変することにより可変される。この可変抵抗(R
a)は、図1に示すデジタル制御可変抵抗回路13であ
る。
【0039】NPN(TR1)のコレクタには、NPN
(TR6)のエミッタとPNP(TR8)のエミッタと
が接続され、また、NPN(TR2)のコレクタには、
NPN(TR7)のエミッタとPNP(TR9)のエミ
ッタとが接続される。
【0040】可変電流源(CS)は、図1に示すマイコ
ン11からの6ビットの1ステップ遅延時間制御信号
(SDT)により、その電流値(Ib)が可変される。
この可変電流源(CS)には、直列に抵抗(Rb)が接
続され、その抵抗(Rb)の両端には、NPN(TR1
3)のベースとPNP(TR14)のベースとが接続さ
れる。
【0041】また、NPN(TR13)のエミッタは、
PNP(TR8)のベースとPNP(TR9)のベース
とに接続され、同様に、PNP(TR14)のエミッタ
は、NPN(TR6)のベースとNPN(TR7)のベ
ースとが接続される。
【0042】図3は、図2に示す可変遅延回路12の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【0043】以下、図3を用い、クロック信号の正相信
号(CLa)が、LowレベルからHighレベル(即
ち、クロック信号の逆相信号(CLb)が、Highレ
ベルからLowレベル)へ変化する場合を、例に挙げ
て、可変遅延回路12の動作を説明する。
【0044】今、クロック信号の正相信号(CLa)が
Lowレベル(即ち、クロック信号の逆相信号(CL
b)がHighレベル)の場合、NPN(TR1)がオ
ン、NPN(TR2)がオフである。この状態では、N
PN(TR6)とPNP(TR9)とがオンとなり、P
NP(TR4)を流れる(Ia)の電流は、PNP(T
R9)を介して基準電圧(GND)に流れ、また、NP
N(TR1)には、PNP(TR3)を流れる(Ia)
の電流と、NPN(TR6)を流れる(Ia)の電流と
の(2Ia)の電流が流れる。
【0045】この場合に、抵抗(Rb)の両端の電圧を
(e1,e2)とすると、NPN(TR2)がオフの時
のコレクタ電圧(E2(H))、および、NPN(TR
1)がオンの時のコレクタ電圧(E1(L))は、下記
(1)式のように表される。
【0046】
【数1】 E1(L)=e2+VBE4−VBE2 E2(H)=e1−VBE3+VBE1 ・・・・・・・・・・・・(1) ここで、VBE1はPNP(TR9)のベース・エミッタ
間電圧、VBE2はNPN(TR6)のベース・エミッタ
間電圧、VBE3はNPN(TR13)のベース・エミッ
タ間電圧、VBE4はPNP(TR14)のベース・エミ
ッタ間電圧であり、VBE1=VBE2=VBE3=VBE4である
から、前記(1)式は、下記(2)式の通りとなる。
【0047】
【数2】 E1(L)=e2 E2(H)=e1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 同様にして、NPN(TR1)がオフの時のコレクタ電
圧(E1(H))、および、NPN(TR2)がオンの
時のコレクタ電圧(E2(L))は、下記(3)式の通
りとなる。
【0048】
【数3】 E1(H)=e1 E2(L)=e2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) したがって、NPN(TR1)がオン、NPN(TR
2)がオフの時には、NPN(TR1)のコレクタ電圧
(O1)はe2の電圧に、また、NPN(TR2)のコ
レクタ電圧(O2)はe1の電圧となっている。
【0049】クロック信号の正相信号(CLa)がLo
wレベルからHighレベル(即ち、クロック信号の逆
相信号(CLb)がHighレベルからLowレベル)
へ変化すると、NPN(TR1)がオフ、NPN(TR
2)がオンに変化する。
【0050】それに伴い、NPN(TR2)のコレクタ
電圧が低下し、NPN(TR1)のコレクタ電圧が上昇
する。したがって、PNP(TR6)のベース・エミッ
タ間電圧(VBE1)が0.7V以下となり、PNP(T
R6)がオフとなる。同様にして、NPN(TR9)も
オフとなる。
【0051】そのため、NPN(TR1)がオフになる
と、PNP(TR3)を流れる(Ia)の電流は、コン
デンサ(Cd1)に流れ込み、コンデンサ(Cd1)を
放電(ディスチャージ)し、コンデンサ(Cd1)のN
PN(TR1)のコレクタに接続される一端の電圧(N
PN(TR2)のコレクタ電圧(O1))は上昇する。
【0052】また、NPN(TR2)がオンになると、
定電流源を構成するNPN(TR5)に(2Ia)の電
流が流れるため、NPN(TR2)には、PNP(TR
4)を流れる(Ia)の電流と、コンデンサ(Cd2)
を介する(Ia)の電流が流れる。したがって、コンデ
ンサ(Cd2)は充電(チャージ)され、コンデンサ
(Cd2)のNPN(TR2)のコレクタに接続される
一端の電圧(NPN(TR2)のコレクタ電圧(O
2))は低下する。
【0053】NPN(TR1)のコレクタ電圧が(e
1)、NPN(TR2)のコレクタ電圧が(e2)の電
圧になると、NPN(TR7)がオン、PNP(TR
8)がオンとなる。それにより、NPN(TR2)に
は、PNP(TR4)を流れる(Ia)の電流と、NP
N(TR7)を流れる(Ia)の電流とが流れ、また、
PNP(TR3)を流れる(Ia)の電流は、PNP
(TR8)を流れるようになる。
【0054】したがって、NPN(TR1)がオフ、N
PN(TR2)がオンの状態では、コンデンサ(Cd
1)のNPN(TR1)のコレクタに接続される一端の
電圧(NPN(TR1)コレクタ電圧(O1))は(e
1)の電圧に、また、コンデンサ(Cd2)のNPN
(TR2)のコレクタに接続される一端の電圧(NPN
(TR2)のコレクタ電圧(O2))は(e2)の電圧
となる。
【0055】このNPN(TR1)のコレクタ電圧とN
PN(TR2)のコレクタ電圧はバッファ回路(BA)
に入力される。バッファ回路(BA)は、NPN(TR
1)のコレクタ電圧とNPN(TR2)のコレクタ電圧
とを比較する高速の比較器として動作し、NPN(TR
1)のコレクタ電圧が、NPN(TR2)のコレクタ電
圧より高く(あるいは低く)なると、その正相側の出力
端の出力電圧を、LowレベルからHighレベル(あ
るいは、HighレベルからLowレベル)へ変化させ
る。
【0056】ここで、コンデンサ(Cd1,Cd2)の
容量をC0とする時、図2に示す遅延回路の遅延時間
(tD)は、下記(4)式で定義される。
【0057】
【数4】 tD=C0×(e1−e2)/(2×Ia) ・・・・・・・・・(4) また、NPN(TR10)のコレクタ・エミッタ間の電
圧は無視できるものとして、抵抗(Ra)および抵抗
(Rb)を用いて前記式(4)を変形すると下記(5)
式の通りとなる。
【0058】
【数5】 tD=C0×R2×Ib×R1/(2×VCC) ・・・・・・・・(5) 但し、R1は可変抵抗(Ra)の抵抗値 R2は抵抗(Rb)の抵抗値 この場合に、最大遅延時間(tDmax)は、可変抵抗
(Ra)の抵抗値(Ra)が最大抵抗値(R1ma
x)、可変電流源(CS)の電流(Ib)が最大電流
(Ibmax)の時で、最大遅延時間(tDmax)
は、下記(6)式の通りとなる。
【0059】
【数6】 tDmax=C0×R2×(Ibmax)×(R1max)/(2×VCC) ・・・・・・・・・・・・・(6) また、可変抵抗(Ra)の最大可変ステップ数をM、可
変電流源(CS)の最大可変ステップ数をNとして、任
意のステップ数(M1)および任意のステップ数(N
1)における遅延時間(tD)および1ステップ当たり
の遅延時間(△tD)は、下記(7)式の通りとなる。
【0060】
【数7】 tD=C0×R2×FIa×FR/(2×VCC) △tD=C0×R2×FIb×FR/(2×VCC) ・・・・・・・(7) 但し、FR=(R1max)×M1/M FIa=(Ibmax)×N1/N FIb=(Ibmax)/N 前記(6)式、あるいは、(7)式から明らかなよう
に、本実施の形態の可変遅延回路12では、最大遅延時
間(tDmax)は、可変抵抗(Ra)の抵抗値(R
1)(即ち、NPN(TR10)を流れる電流(I
a))によって決定され、また、1ステップ当たりの遅
延時間(△tD)は、可変抵抗(Ra)の抵抗値(R
1)によって決定される遅延時間の1/Mに設定され
る。
【0061】図4は、従来の液晶ディスプレイ装置の概
略構成を示すブロック図である。
【0062】なお、同図において、図1と同じものには
同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0063】同図に示すように、従来の液晶ディスプレ
イ装置においても、A/D変換回路14で、最適サンプ
リングタイミングでA/D変換が行えるように、PLL
回路10で生成されたクロック信号(CL)を可変遅延
回路22で遅延するようにしている。しかしながら、こ
の可変遅延回路22は、最大遅延時間(tDmax)と
1ステップ当たりの遅延時間は固定されていた。
【0064】図5、図6は、従来の液晶ディスプレイ装
置の可変遅延回路22の一例の概略構成を示すブロック
図である。
【0065】図5に示す可変遅延回路30は、遅延時間
が固定された複数の遅延素子(D1〜Dn)31と、遅
延時間を選択するマルチプレクサ32とを有し、各複数
の遅延素子(D1〜Dn)31は直列に従属接続される
とともに、各複数の遅延素子(D1〜Dn)31の出力
はマルチマルチプレクサ32に入力される。この可変遅
延回路30は、制御回路21からのセレクト信号により
マルチプレクサ32の接点を切り換えることにより、ク
ロック信号(CL)をN段のステップで切り換えること
ができる。
【0066】この場合に、この遅延回路30の最大遅延
時間(tDmax)、1ステップ当たりの遅延時間(△
tD)は、下記(8)式の通りとなる。
【0067】
【数8】 tDmax=(D1+D2+D3+‥‥+Dn) △tD=tDmax/N ・・・・・・・・・・・・・(8) 図6に示す可変遅延回路35は、遅延時間が固定される
ともに遅延時間に重み付けされた複数の遅延素子(D1
〜Dn;D1<D2<D3<‥‥<Dn)36と、遅延
時間を選択するマルチプレクサ32とを有し、PLL回
路10で生成されたクロック信号は、各複数の遅延素子
(D1〜Dn)36に入力され、各複数の遅延素子(D
1〜Dn)36の出力はマルチマルチプレクサ32に入
力される。この可変遅延回路35においても、制御回路
21からのセレクト信号によりマルチプレクサ32の接
点を切り換えることにより、クロック信号(CL)をN
段のステップで切り換えることができる。
【0068】この場合に、この遅延回路30の最大遅延
時間(tDmax)、1ステップ当たりの遅延時間(△
tD)は、下記(9)式の通りとなる。
【0069】
【数9】 tDmax=Dn △tD=Dn−D(n−1) ・・・・・・・・・・・・・(9) このように、前記図5に示す可変遅延回路30、およ
び、前記図6に示す可変遅延回路35とも、最大遅延時
間(tDmax)、1ステップ当たりの遅延時間(△t
D)は固定されている。
【0070】図7は、本実施の形態の可変遅延回路1
2、および、従来の可変遅延回路22を用いて遅延され
たクロック信号に基づく、A/D変換回路14でのサン
プリングタイミングを説明する図である。なお、図7に
おいて、サンプリング・クロックは可変遅延回路で遅延
されたクロック信号を示している。
【0071】今、図7(a)に示すように、周期(t
1)の矩形波のアナログ映像信号をA/D変換する場合
に、制御回路21からのセレクト信号により、図7
(a)に示す(B),(C)のサンプリングタイミング
位置になるように、可変遅延回路22の遅延時間を調整
することにより、アナログ映像信号を正確にデジタル映
像信号に変換することができる。
【0072】しかしながら、図7(b)に示すように、
矩形波のアナログ映像信号の周期が(t2;t2=t1
/2))、即ち、矩形波のアナログ映像信号の周波数が
2倍になった場合には、最大遅延時間(tDmax)、
1ステップ当たりの遅延時間(△tD)は固定されてい
るため、サンプリングタイミング位置が4ヵ所あった図
7(a)の場合と比して、サンプリングタイミング位置
が2ヵ所になるので、可変遅延回路22の遅延時間を調
整しても、最適サンプリングタイミング位置に調整する
ことができない。
【0073】図7(b)の状態では、アナログ映像信号
を正確にデジタル映像信号に変換することができず、A
/D変換回路14からの出力値にばらつき(図10に示
すeV)が生じ、これにより、液晶表示装置16に静止
画像を表示した場合に、滲み、揺らぎ、または、ちらつ
きが生じることになる。
【0074】また、水平同期信号(Hsync)周期の
ばらつき、あるいは、水平同期信号(Hsync)と矩
形波のアナログ映像信号との位相関係のばらつきによ
り、クロック信号(CL)は、矩形波のアナログ映像信
号を基準とした場合、ある時間幅の相対的な位相ずれ
(ジッタ)が生じる。
【0075】仮に、図7(b)の状態で、最適サンプリ
ングタイミング位置に調整できたとしても、クロック信
号(CL)にジッタがある場合には、アナログ映像信号
を正確にデジタル映像信号に変換することができず、前
記した場合と同様、液晶表示装置16に静止画像を表示
した場合に、滲み、揺らぎ、または、ちらつきが生じる
ことになる。
【0076】これに対して、本実施の形態の形態では、
前記(7)式に示す(N1)の値を、矩形波のアナログ
映像信号の周期から算出される値に設定することによ
り、最大遅延時間(tDmax)は矩形波のアナログ映
像信号の周期に応じて決定され、1ステップ当たりの遅
延時間(△tD)は、当該最大遅延時間(tDmax)
の1/N(ここで、Nは可変電流源(CS)の最大可変
ステップ数)に設定されるので、例えば、図7(c)に
示すように、矩形波のアナログ映像信号の周期が2倍に
なった場合にも、サンプリングタイミング位置は4ヵ所
となるので、最適サンプリングタイミング位置になるよ
うに、可変遅延回路22の遅延時間を調整することで
き、アナログ映像信号を正確にデジタル映像信号に変換
することができる。
【0077】また、クロック信号(CL)にジッタがあ
る場合にも、アナログ映像信号を正確にデジタル映像信
号に変換することができるので、本実施の形態では、液
晶表示装置16に静止画像を表示した場合に、滲み、揺
らぎ、または、ちらつきが生じることがなくなる。
【0078】なお、本実施の形態においては、デジタル
制御可変抵抗回路13の抵抗値を固定(可変抵抗(R
a)を可変する場合のステップ数(M1)を固定)して
おき、可変電流源(CS)の電流値(Ib)のみを可変
するようにしてもよい。
【0079】図2に示す遅延生成部(MDT)およびバ
ッファ回路(BA)のより詳細な回路構成を、図8およ
び図9に示す。
【0080】図10は、図2に示す可変電流源(CS)
の一例を示すブロック図である。
【0081】同図に示す可変電流源(CS)において、
第3のカレントミラー回路(CM3)に流れる基準電流
(Ic)は、抵抗(Rc)の抵抗値(R3)により決定
される。この基準電流(Ic)は、第3のカレントミラ
ー回路(CM3)および第4のカレントミラー回路(C
M4)で折り返されて、各差動増幅回路(DAMP0〜
DAMP2)の電流源となり、同様、基準電流(Ic)
は、第3のカレントミラー回路(CM3)および第5の
カレントミラー回路(CM5)で折り返されて、各差動
増幅回路(DAMP3〜DAMP5)の電流源となる。
この場合に、各差動増幅回路(DAMP0〜DAMP
6)の電流源は、重み付けされている。
【0082】また、各差動増幅回路(DAMP0〜DA
MP2)の他方の出力端(50〜52)および、各差動
増幅回路(DAMP3〜DAMP5)の他方の出力端
(53〜55)は共通に接続される。この各差動増幅回
路(DAMP0〜DAMP2)の他方の出力端(50〜
52)に流れる電流は、第6のカレントミラー回路(C
M6)で、また、各差動増幅回路(DAMP3〜DAM
P5)の他方の出力端(53〜55)に流れる電流は、
第7のカレントミラー回路(CM7)で、それぞれ折り
返されて、図2に示す抵抗(R2)に流れる電流(I
b)の一部となる。
【0083】ここで、第6のカレントミラー回路(CM
6)のミラー比は1:0.5に、また、第7のカレント
ミラー回路(CM7)のミラー比は1:4に設定され
る。
【0084】また、同図において、D0〜D5は、6ビ
ットの1ステップ遅延時間制御信号(SDT)の各ビッ
ト値を示し、この各ビット値(D0〜D5)は、それぞ
れ対応する差動増幅回路(DAMP0〜DAMP6)の
一方の端子に印加される。
【0085】この各ビット値(D0〜D5)により、各
差動増幅回路(DAMP0〜DAMP6)を流れる電流
を、一方の出力端あるいは他方の出力端に切り換えるこ
とにより、図2に示す抵抗(R2)に流れる電流(I
b)を、1ステップ毎に可変することができる。
【0086】なお、図8ないし図10において、電源電
圧変動、温度あるいはノイズにより、可変抵抗(R1)
を流れる電流(Ia)が変動するのを防止するため、電
源電圧(VREF)は、図9に示す電源電圧(Vcc)
とは、別系統で供給している。
【0087】また、各カレントミラー回路は、そのエミ
ッタ側に抵抗(エミッタ抵抗)を接続し、各カレントミ
ラー回路を構成する各トランジスタのベース・エミッタ
間電圧(VBE)誤差を緩和するとともに、アーリー効果
の影響を低減している。ここで、各カレントミラー回路
に接続されるコンデンサ(例えば、図10に示すC0)
は、発振防止用のコンデンサである。
【0088】[発明の実施の形態2]図11は、本発明
の他の実施の形態である液晶ディスプレイ装置の概略構
成を示すブロック図である。
【0089】本実施の形態は、可変遅延回路12をPL
L回路10の前段に設けるようにした点で、前記実施の
形態1と相違する。
【0090】本実施の形態でも、前記(7)式に示す
(N1)の値を、矩形波のアナログ映像信号の周波数か
ら算出される値に設定することにより、例えば、図7
(c)に示すように、矩形波のアナログ映像信号の周波
数が2倍になった場合にも、最適サンプリングタイミン
グ位置になるように、可変遅延回路12の遅延時間を調
整することでき、アナログ映像信号を正確にデジタル映
像信号に変換することができる。
【0091】しかしながら、前記実施の形態1では、各
R・G・B用のアナログ映像信号毎にクロック信号(C
L)を遅延することができるので、より正確にアナログ
映像信号をデジタル映像信号に変換することができる。
【0092】図12は、前記各実施の形態のPLL回路
10の概略構成を示すブロック図である。
【0093】同図に示すように、一般に、PLL回路1
0は、位相比較器40と、ローパスフィルタ(LPF)
41と、電圧制御発振器(VCO)42と、水平同期信
号(Hsync)の周期に応じてマイコン11からの指
示によりその分周比が可変される分周器43とで構成さ
れるが、前記各実施の形態の可変遅延回路12を、前記
位相比較器40の前段あるいは電圧制御発振器42の後
段に設けるようにしてもよい。
【0094】なお、前記各実施の形態では、本発明を、
液晶ディスプレイ装置に適用した場合について説明した
が、これに限定されず、例えば、ハイビジョンテレビ、
ビデオ装置等に適用可能であることは言うまでもない。
【0095】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0097】(1)本発明によれば、液晶ディスプレイ
装置おいて、遅延時間調整手段で、PLL回路で生成さ
れるクロック信号を遅延する遅延制御手段の1ステップ
当たりの遅延時間を、水平同期信号の周期に応じて可変
するようにしたので、アナログ映像信号の周期が変更さ
れても、常に最適なサンプリングタイミングで、アナロ
グ映像信号をデジタル映像信号に変換することが可能と
なる。
【0098】(2)本発明によれば、液晶ディスプレイ
装置おいて、アナログ映像信号を正確にデジタル映像信
号に変換することができるので、液晶表示パネルに表示
される表示画像に滲み、ゆらぎ、または、ちらつきが発
生するのを防止し、表示品質を向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である液晶ディスプレイ
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す可変遅延回路の一例の概略回路構成
を示す回路図である。
【図3】図2に示す可変遅延回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図4】従来の液晶ディスプレイ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】従来の液晶ディスプレイ装置の可変遅延回路の
一例の概略構成を示すブロック図である。
【図6】従来の液晶ディスプレイ装置の可変遅延回路の
他の例の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態の可変遅延回路および従来の可変
遅延回路を用いて遅延されたクロック信号に基づく、A
/D変換回路でのサンプリングタイミングを説明する図
である。
【図8】図2に示す遅延生成部のより詳細な回路構成を
示す回路図である。
【図9】図2に示すバッファ回路のより詳細な回路構成
を示す回路図である。
【図10】図2に示す可変電流源の一例を示すブロック
図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である液晶ディスプ
レイ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図12】本実施の形態のPLL回路の概略構成を示す
ブロック図である。
【図13】A/D変換回路でのサンプリングタイミング
を説明するための図である。
【符号の説明】 Rn…抵抗、TRn…トランジスタ、Cd,Cd1,C
d2,CA…コンデンサ、BA…バッフア回路、MDT
…遅延生成部、CS…可変電流源、10…PLL回路、
11…マイコン、12,22,30,35…可変遅延回
路、13…デジタル制御可変抵抗回路、14…A/D変
換回路、15…表示制御回路、16…液晶表示装置、3
1,36…遅延素子、32…マルチプレクサ、40…位
相比較器、41…ローパスフィルタ(LPF)、42…
電圧制御発振器(VCO)、43…分周器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるアナログ映像信号に
    基づいて、画像を表示する液晶ディスプレイ装置におい
    て、 外部から入力される水平同期信号に同期するクロック信
    号を生成するPLL回路と、前記PLL回路からのクロ
    ック信号が入力され、前記アナログ映像信号をデジタル
    映像信号に変換するアナログ・デジタル変換回路と、前
    記PLL回路からのクロック信号を遅延する遅延制御手
    段と、前記水平同期信号の周期に応じて前記遅延制御手
    段の1ステップ当たりの遅延時間を可変する遅延時間調
    整手段とを備えることを特徴とする液晶ディスプレイ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記PLL回路は電圧制御発振器を有
    し、前記遅延制御手段は、前記電圧制御発振器で生成さ
    れたクロック信号を遅延する可変遅延回路であることを
    特徴とする請求項1に記載された液晶ディスプレイ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記PLL回路は位相比較器を有し、前
    記遅延制御手段は、前記位相比較器に入力される水平同
    期信号を遅延する可変遅延回路であることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載された液晶ディスプレイ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記可変遅延回路は、前記PLL回路か
    らのクロック信号の反転に応じて充放電され、前記PL
    L回路からのクロック信号の遅延時間を決定するコンデ
    ンサを有し、前記遅延時間調整手段は、前記コンデンサ
    の充放電電流の大きさを可変することを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された液晶デ
    ィスプレイ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393068B1 (ko) * 2001-07-13 2003-07-31 삼성전자주식회사 액정 디스플레이 시스템의 샘플링 클록신호의 위상 제어장치 및 방법
JP2009069661A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム
CN110544452A (zh) * 2018-05-28 2019-12-06 京东方科技集团股份有限公司 供电时序控制电路及控制方法、显示驱动电路、显示装置

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