JPH11305853A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

Info

Publication number
JPH11305853A
JPH11305853A JP11239098A JP11239098A JPH11305853A JP H11305853 A JPH11305853 A JP H11305853A JP 11239098 A JP11239098 A JP 11239098A JP 11239098 A JP11239098 A JP 11239098A JP H11305853 A JPH11305853 A JP H11305853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
regulator circuit
regulator
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11239098A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fukada
智 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP11239098A priority Critical patent/JPH11305853A/ja
Publication of JPH11305853A publication Critical patent/JPH11305853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータなどの誘導負荷に対する外力により誘
起する発生電圧による回路の誤動作を防止し、通常の動
作時における電力損失を低減する。 【解決手段】 電圧検知回路30は、第2のレギュレー
タ回路8への入力電圧と所定のしきい値電圧とを比較
し、入力電圧が大きい場合には、第2のレギュレータ回
路8をオン状態とし、入力電圧が小さい場合には、第2
のレギュレータ回路8をオフ状態とする。上記しきい値
電圧は、少なくとも、第1のレギュレータ回路6の出力
電圧より小さく、かつ電源オフ状態におけるモータ10
の誘起電圧のピーク値より大きい値に設定されている。
したがって、電源スイッチ2がオフ状態の場合に、モー
タ10の回転軸が外力により回転し、モータ10から誘
起電圧が発生しても、第2のレギュレータ回路8のオフ
状態を維持し、発光ダイオード19を点灯しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の直流電圧
を負荷に供給する電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電源回路には、誘導負荷とし
て2相以上のバイファイラ巻きされたコイルなどから構
成されるモータなどを駆動するための第1の直流電圧を
発生する第1のレギュレータ回路と、電源回路が動作し
ていることを表示するための発光ダイオードや、他の制
御回路等を駆動するための第2の直流電圧を発生する第
2のレギュレータ回路とを備えるものがある。一般に、
第2のレギュレータ回路は、第1のレギュレータ回路か
ら出力されるモータなどの誘導負荷を駆動するための第
1の直流電圧から、発光ダイオードや制御回路を駆動す
るための第2の直流電圧を発生するような構成となって
いる。
【0003】ここで、図4および図5は、各々、従来技
術による電源回路の構成例を示す回路図である。なお、
それぞれの図において、対応する部分には同一の符号を
付けている。図において、商用電源1は、電源スイッチ
2を介してトランス3の1次側に接続されている。トラ
ンス3は、商用電源を所定の交流電圧に変圧し、2次側
より出力する。ダイオードブリッジ4は、トランス3の
2次側に接続されており、変圧された交流電圧を全波整
流し、コンデンサ5を介して第1のレギュレータ回路6
に供給する。第1のレギュレータ回路6は、モータ等の
誘導負荷に駆動電力を供給するための一定した第1の直
流電圧(例えば、40V)を発生し、平滑コンデンサ7
を介して誘導負荷であるモータ10およびその駆動制御
回路11に供給する。
【0004】第1のレギュレータ回路6の出力端子に
は、誘導負荷回路としてモータ10が接続されていると
ともに、第2のレギュレータ回路8の入力端子が接続さ
れている。図示するモータ10は、トランジスタ14,
16によりオン/オフ制御されることで駆動されるステ
ッピングモータである。ダイオード15,17は、モー
タ10をオン/オフ制御した際の逆起電力により生じた
電流を循環させ、トランジスタ14,16を保護する機
能を有する。第2のレギュレータ回路8は、上記第1の
直流電圧より小さい電圧で駆動可能な素子や回路等を駆
動するための第2の直流電圧(例えば、5V)を発生
し、発光ダイオード19や図示しない制御回路へ供給す
る。
【0005】上記電源回路において、電源スイッチ2が
オフ状態である場合、モータ10の回転軸が外力により
回転すると、該モータ10の回転により誘起電圧が発生
する。第1および第2のレギュレータ回路6,8の入力
端子に電源を供給していないにもかかわらず、該第2の
レギュレータ回路8の出力端子に直流電圧が出力され
る。ここで、例えば、図4に示す電源回路においては、
ツェナーダイオード9が接続されていない場合、あるい
は図5の電源回路においては、ダイオード20、ツェナ
ーダイオード21が接続されていない場合には、電源ス
イッチ2がオフ状態であるにもかかわらず、モータ10
の誘起電圧が第2のレギュレータ回路8の入力端子へ供
給されるため、該第2のレギュレータ回路8が動作して
発光ダイオード19が点灯し、操作者に対して機器が誤
動作したかのような錯覚を与えてしまったり、第2のレ
ギュレータ回路8からの出力電圧で駆動される制御回路
へ電力が供給され、誤動作を起こしたりする場合があ
る。
【0006】このため、図4に示す従来の電源回路(実
公平7―46080)では、第1のレギュレータ回路6
とモータ10のコイル12,13との間に、モータ10
より発生する起電力を遮断するためのツェナーダイオー
ド9を設けることで、上述した問題に対する対策を行っ
ていた。また、図5に示す従来の電源回路では、第1の
レギュレータ回路6とモータ10のコイル12,13と
の間に、モータ10より発生する起電力を遮断するため
のダイオード20を直列に接続し、また、該コイル1
2,13およびその制御回路11と並列に逆起電力の電
流還流用ツェナーダイオード21を設けることで、上述
した問題に対する対策を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の電源回路では、負荷電流がダイオード20またはツ
ェナーダイオード9を流れるため、通常の動作状態で余
分な電力損失を生じ、電流容量の大きな部品を使用しな
ければならず、コストアップにつながるという問題があ
った。また、ダイオード20またはツェナーダイオード
9で電圧降下が生じるため、該電圧降下を考慮して、第
1のレギュレータ回路の出力電圧を設定するか、あるい
はモータ10の駆動条件を決める必要があった。加え
て、図示するように、ダイオード20、ツェナーダイオ
ード21またはツェナーダイオード9を付加すること
で、モータ10の逆起電力によって生ずる還流電流の波
形が変わってしまい、モータ10が所望の特性を出せな
くなるという問題があった。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、電源オフ状態で、モータなどの誘導負荷に対す
る外力により生ずる発生電圧による回路の誤動作(例え
ば表示用発光ダイオードの誤点灯)を防止することがで
き、通常の動作時における電力損失を低減することがで
きる電源回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明の電源回路は、第1の直流電圧を発生
する第1のレギュレータ回路と、第1のレギュレータ回
路の出力端に接続され、第1の直流電圧で作動する誘導
負荷回路と、第1のレギュレータ回路の出力端に接続さ
れ、第2の直流電圧を発生する第2のレギュレータ回路
と、第2のレギュレータ回路の出力端に接続され、第2
の直流電圧で作動する負荷回路とからなる電源回路にお
いて、第2のレギュレータ回路に入力される入力電圧に
基づいて、第2のレギュレータ回路をオン/オフ制御す
る制御手段を具備することを特徴とする。
【0010】上記構成の電源回路によれば、制御手段
は、第1のレギュレータ回路から第1の直流電圧が出力
されている場合には、第2のレギュレータ回路をオン状
態とし、負荷回路に第2の直流電圧を供給する。一方、
第1のレギュレータ回路から第1の直流電圧が出力され
ていない状態で、誘導負荷回路で誘起される発生電圧が
第2のレギュレータ回路に供給された場合には、第2の
レギュレータ回路のオフ状態を維持し、負荷回路に第2
の直流電圧を供給させない。したがって、誘導負荷回路
で誘起される発生電圧による負荷回路の誤動作を防止す
ることが可能となるとともに、通常の動作時における電
力損失を低減することが可能となる。
【0011】ここで、制御手段は、第2のレギュレータ
回路に入力される入力電圧が誘導負荷回路で誘起される
発生電圧を超えた場合に、第2のレギュレータ回路をオ
ン状態とするように構成することができる。また、制御
手段には、第2のレギュレータ回路に入力される入力電
圧が誘導負荷回路で誘起される発生電圧を超えたか否か
を検出する検出手段と、第2のレギュレータ回路の電源
供給ラインに挿入され、検出手段の検出結果に基づいて
オン/オフ動作するスイッチング手段とを具備すること
もできる。この場合において、検出手段は、第2のレギ
ュレータ回路に入力される入力電圧が誘導負荷回路で誘
起される発生電圧より大きく、かつ第1のレギュレータ
回路が発生する第1の直流電圧より小さな値のツェナー
電圧を有するツェナーダイオードで構成し、スイッチン
グ手段は、ツェナーダイオードが導通状態となることで
オン状態となるトランジスタで構成すると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 A.電源回路の基本構成 まず、図1は、本発明の一実施形態による電源回路の基
本構成を示す回路図である。なお、図4または図5に対
応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図
において、電圧検知回路30は、第2のレギュレータ回
路8への入力電圧を検知し、この入力電圧に応じて、第
2のレギュレータ回路8をオン/オフ制御する。具体的
には、電圧検知回路(制御手段)30は、第2のレギュ
レータ回路8への入力電圧と所定のしきい値電圧とを比
較し、第2のレギュレータ回路8への入力電圧がしきい
値電圧より大きい場合には、第2のレギュレータ回路8
をオン状態とし、第2のレギュレータ回路8への入力電
圧がしきい値電圧より小さい場合には、第2のレギュレ
ータ回路8をオフ状態とする。上記しきい値電圧は、少
なくとも、第1のレギュレータ回路6の出力電圧より小
さく、かつ電源オフ状態におけるモータ(誘導負荷)1
0の誘起電圧より大きな値に設定されている。
【0013】すなわち、電圧検知回路30は、電源スイ
ッチ2がオン状態、すなわち通常の動作時には、第2の
レギュレータ回路8にはしきい値より大きい、第1のレ
ギュレータ回路6が出力する直流電圧が供給されるの
で、第2のレギュレータ回路8をオン状態とする。ま
た、電源スイッチ2がオフ状態となると、第1のレギュ
レータ回路6の出力電圧が上記しきい値電圧より小さく
なった時点で、第2のレギュレータ回路8をオフ状態と
する。さらに、電源スイッチ2がオフ状態においては、
モータ10の回転軸が外力により回転し、モータ10で
誘起電圧が発生した場合でも、しきい値が誘起電圧より
大きな値に設定されているので、第2のレギュレータ回
路8のオフ状態を維持するように動作する。
【0014】B.電圧検知回路の構成 次に、上述した電圧検知回路30の構成について説明す
る。ここで、図2および図3は、各々、電圧検知回路3
0の構成例を示す回路図である。まず、図2に示す構成
例では、第2のレギュレータ回路8として、当該回路の
オン/オフを制御する端子がない回路を用いている。ト
ランジスタ(スイッチング手段)22は、ベース端子へ
のベース電流供給の有無でオン/オフするスイッチング
素子であり、そのコレクタ端子が上記第2のレギュレー
タ回路8のGND端子に接続され、エミッタ端子が接地
されている。ツェナーダイオード(検出手段)25は、
ツェナー電圧Vz以上の逆電圧が印加されると導通する
素子であり、アノード端子が上記トランジスタ22のベ
ース端子に接続され、カソード端子が抵抗器26の一端
に接続されている。抵抗器26は、その他端が電源ライ
ンに接続されており、トランジスタ22のベース電流を
制限するための素子として機能する。
【0015】次に、図3に示す構成例では、第2のレギ
ュレータ回路8として、当該回路のオン/オフを制御す
るためのオン/オフ端子を有する回路を用いている。ト
ランジスタ(スイッチング手段)24は、ベース端子へ
のベース電流供給の有無でオン/オフするスイッチング
素子であり、そのコレクタ端子が上記第2のレギュレー
タ回路8のオン/オフ端子に接続され、エミッタ端子が
接地されている。抵抗器29は、上記トランジスタ24
のベース電流を制限するための素子として機能し、その
一端がトランジスタのベース端子に接続され、他端が電
源ラインに接続されている。次に、トランジスタ(スイ
ッチング手段)23は、上記トランジスタ24を駆動す
るためのスイッチング素子であり、そのコレクタ端子が
上記抵抗器の一端に接続され、エミッタ端子が接地され
ている。ツェナーダイオード27は、ツェナー電圧Vz
以上の逆電圧が印加されると導通する素子であり、アノ
ード端子が上記トランジスタ23のベース端子に接続さ
れ、カソード端子が抵抗器28の一端に接続されてい
る。抵抗器28は、その他端が電源ラインに接続されて
おり、トランジスタ23のベース電流を制限するための
素子として機能する。
【0016】なお、図2および図3のいずれの電圧検知
回路30においても、ツェナーダイオード25および2
7のツェナー電圧Vzは、上述したしきい値電圧に相当
し、少なくとも、第1のレギュレータ回路6の出力電圧
より小さく、かつ電源オフ状態におけるモータ10の誘
起電圧より大きな値に設定されている。
【0017】C.実施形態の動作 次に、本発明の実施形態による電源回路の動作について
説明する。 C−1.第1動作例 まず、図2に示す電圧検知回路30を用いた電源回路の
動作について説明する。電源スイッチ2がオン状態、す
なわち通常の動作時には、第2のレギュレータ回路8に
は第1のレギュレータ回路6から所定の直流電圧が供給
される。この直流電圧は、ツェナーダイオード25のツ
ェナー電圧Vzより大きい値であるので、トランジスタ
22はオン状態となり、第2のレギュレータ回路8がオ
ン状態となって所定の出力電圧を発生する。この結果、
電源オン状態を表示する発光ダイオード19が点灯す
る。
【0018】次に、電源スイッチ2をオフ状態にする
と、第1のレギュレータ回路6の出力電圧、言いかえる
と、第2のレギュレータ回路8への入力電圧が上記ツェ
ナーダイオード25のツェナー電圧Vzより小さくなっ
た時点で、トランジスタ22がオフ状態となり、第2の
レギュレータ回路8がオフ状態となって電圧を出力しな
くなる。この結果、発光ダイオード19は消灯する。
【0019】さらに、電源スイッチ2をオフにした状態
で、モータ10の回転軸が外力等により回転すると、コ
イル12,13により誘起電圧が発生し、第2のレギュ
レータ回路8に電圧が供給される。しかし、ツェナーダ
イオード25のツェナー電圧Vzが上記誘起電圧のピー
ク値より大きな値に設定されているので、トランジスタ
22はオン状態とならず、第2のレギュレータ回路8は
オフ状態を維持し、出力電圧を発生しない。したがっ
て、発光ダイオード19は点灯しない。
【0020】C−2.第2動作例 次に、図3に示す電圧検知回路30を用いた電源回路の
動作について説明する。電源スイッチ2がオン状態、す
なわち通常の動作時には、第2のレギュレータ回路8に
は第1のレギュレータ回路6から所定の直流電圧が供給
される。この直流電圧は、ツェナーダイオード27のツ
ェナー電圧Vzより大きい値であるので、トランジスタ
23およびトランジスタ24がオン状態となり、第2の
レギュレータ回路8のオン/オフ端子が接地される。こ
れにより、第2のレギュレータ回路8がオン状態となっ
て所定の出力電圧を発生する。この結果、電源オン状態
を表示する発光ダイオード19が点灯する。
【0021】次に、電源スイッチ2をオフ状態にする
と、第1のレギュレータ回路6の出力電圧、言いかえる
と、第2のレギュレータ回路8への入力電圧が上記ツェ
ナーダイオード27のツェナー電圧Vzより小さくなっ
た時点で、トランジスタ23がオフ状態となる。さら
に、トランジスタ23がオフ状態となることで、トラン
ジスタ24がオフ状態となり、第2のレギュレータ回路
8のオン/オフ端子が開放され、第2のレギュレータ回
路8がオフ状態となる。この結果、発光ダイオード19
は消灯する。
【0022】さらに、電源スイッチ2をオフにした状態
で、モータ10の回転軸が外力等により回転すると、コ
イル12,13により誘起電圧が発生し、第2のレギュ
レータ回路8に電圧が供給される。しかし、ツェナーダ
イオード27のツェナー電圧Vzが上記誘起電圧のピー
ク値より大きな値に設定されているので、トランジスタ
23およびトランジスタ24はオン状態とならず、第2
のレギュレータ回路8はオフ状態を維持する。したがっ
て、発光ダイオード19は点灯しない。
【0023】上述したように、本実施形態によれば、第
1のレギュレータ回路6の出力端子からの電圧供給がな
いとき、モータ10のコイル12,13により誘起され
る発生電圧により、第2のレギュレータ回路8に接続さ
れた表示素子の誤点灯などの誤動作を防止することがで
きる。また、第1のレギュレータ回路6の負荷への電流
経路にダイオードなどの素子を付加することがないの
で、電力損失を生ずることがなく、かつモータ10の帰
還電流経路に何ら影響することがない。そのため、モー
タ10の所望の特性を維持することができる。
【0024】さらに、従来の電源回路では、コンデンサ
7の容量が大きい場合や第1のレギュレータ回路6の出
力電圧と第2のレギュレータ回路8の出力電圧との差が
大きい場合には、電源スイッチ2をオフした後、第1の
レギュレータ回路6の出力電圧と第2のレギュレータ回
路8の出力電圧の電位差が2V程度になるまで一定時間
を要し、この間、第2のレギュレータ回路8は動作を停
止しない。これに対して、本実施形態によれば、電圧検
知回路30におけるしきい値電圧(ツェナー電圧Vz)
を少なくともモータ10で誘起される発生電圧のピーク
値より大きな値に設定しているため、電源スイッチ2を
オフにすると、速やかに第2のレギュレータ回路8がオ
フ状態となるので、いつまでも発光ダイオード19が点
灯しているということがないという効果が得られる。
【0025】なお、本発明の第1または第2のレギュレ
ータ回路6,8は、ドロッパー型、あるいはチョッパー
型など、いずれのタイプでもよく、また、出力電圧など
にも限定されることはない。また、誘導負荷は、バイフ
ァイラ巻きされたコイルより構成されていれば、必ずし
もモータ10に限定されるものではない。さらに、第2
のレギュレータ回路8により駆動される素子は、発光ダ
イオード19だけに限定されることなく、誘導負荷の駆
動等を制御する制御回路などが加えられてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
第1のレギュレータ回路から第1の直流電圧が出力され
ている場合には、制御手段によって、第2のレギュレー
タ回路をオン状態とし、負荷回路に第2の直流電圧を供
給する一方、第1のレギュレータ回路から第1の直流電
圧が出力されていない状態で、誘導負荷回路で誘起され
る発生電圧が第2のレギュレータ回路に供給された場合
には、第2のレギュレータ回路のオフ状態を維持し、負
荷回路に第2の直流電圧を供給させないようにしたの
で、電源オフ状態で、モータなどの誘導負荷に対する外
力により誘起される発生電圧による回路の誤動作を防止
することができ、かつ通常の動作時における電力損失を
低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による電源回路の構成を
示す回路図である。
【図2】 本実施形態による電圧検知回路30の構成例
を示す回路図である。
【図3】 本実施形態による電圧検知回路30の構成例
を示す回路図である。
【図4】 従来技術による電源回路の構成例を示す回路
図である。
【図5】 従来技術による電源回路の構成例を示す回路
図である。
【符号の説明】
6…第1のレギュレータ回路、8…第2のレギュレータ
回路、10…モータ(誘導負荷)、12,13…コイ
ル、19…発光ダイオード(負荷回路)、22,23,
24…トランジスタ(スイッチング手段)、25,27
…ツェナーダイオード(検出手段)、26,28,29
…抵抗器、30…電圧検知回路(制御手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の直流電圧を発生する第1のレギュ
    レータ回路と、前記第1のレギュレータ回路の出力端に
    接続され、第1の直流電圧で作動する誘導負荷回路と、
    前記第1のレギュレータ回路の出力端に接続され、第2
    の直流電圧を発生する第2のレギュレータ回路と、前記
    第2のレギュレータ回路の出力端に接続され、第2の直
    流電圧で作動する負荷回路とからなる電源回路におい
    て、 前記第2のレギュレータ回路に入力される入力電圧に基
    づいて、前記第2のレギュレータをオン/オフ制御する
    制御手段を具備することを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2のレギュレー
    タ回路に入力される入力電圧が前記誘導負荷回路で誘起
    される発生電圧を超えた場合、前記第2のレギュレータ
    回路をオン状態とすることを特徴とする請求項1記載の
    電源回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2のレギュレー
    タ回路に入力される入力電圧が前記誘導負荷回路で誘起
    される発生電圧を超えたか否かを検出する検出手段と、
    前記第2のレギュレータ回路の電源供給ラインに挿入さ
    れ、前記検出手段の検出結果に基づいてオン/オフ動作
    するスイッチング手段とを具備することを特徴とする請
    求項1記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記第2のレギュレー
    タ回路に入力される入力電圧が前記誘導負荷回路で誘起
    される発生電圧より大きく、かつ前記第1のレギュレー
    タ回路が発生する第1の直流電圧より小さな値のツェナ
    ー電圧を有するツェナーダイオードからなり、前記スイ
    ッチング手段は、前記ツェナーダイオードが導通状態と
    なることでオン状態となるトランジスタからなることを
    特徴とする請求項3記載の電源回路。
JP11239098A 1998-04-22 1998-04-22 電源回路 Pending JPH11305853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11239098A JPH11305853A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11239098A JPH11305853A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 電源回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11305853A true JPH11305853A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14585484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11239098A Pending JPH11305853A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11305853A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7368889B2 (en) Motor control apparatus and control method thereof
JP4213556B2 (ja) 電子機器の回路が保護可能な電源供給装置
JP4620835B2 (ja) パルス幅変調制御装置
US6664756B2 (en) Conversion circuit for a DC brushless motor
US7622828B2 (en) Loaded triac output system
US6449180B1 (en) World wide power supply apparatus that includes a relay switch voltage doubling circuit
US6548983B2 (en) PWM-pulse control system
JPH11305853A (ja) 電源回路
US20040174721A1 (en) Switching power supply unit
JP3099256B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JPH07194100A (ja) 昇圧型dc−dcコンバータの出力スイッチ装置
JPH0130845Y2 (ja)
JP2000316276A (ja) 電源装置及び出力ラッチ方法
JPH0742197Y2 (ja) 保護機能付負荷駆動装置
JPH08266050A (ja) 電圧共振型電源装置
JPH1032982A (ja) 突入電流防止回路
KR930001255Y1 (ko) 과전류 검출 및 보호회로
JPH0739344Y2 (ja) 保護回路付スイッチング電源回路
JPH089780Y2 (ja) 電源回路
JP2006333578A (ja) スイッチング電源装置
JP2001268935A (ja) 空気調和機の駆動回路
JPH08107697A (ja) Dcファンモータの異常検出回路
KR0114761Y1 (ko) 정전판단회로버
KR0116579Y1 (ko) 인버터의 이상전류감지회로
KR100521130B1 (ko) 스위치선로 제어전원회로