JP2006333578A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Shinji Hirose
慎司 広瀬
Takashi Yokoyama
考志 横山
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Abstract

【課題】簡易な構成により、定電圧制御がされていない出力電圧の上昇を抑制したマルチ出力型のスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】第1の整流回路10の出力電圧V1が所定電圧となるようにトランジスタ2をON/OFF動作させる定電圧制御を実行する定電圧制御手段3と、第2の整流回路30から第2の負荷L2への通電回路の導通/遮断を切替えるトランジスタ40とを備え、第1の整流回路10に負荷レベルが変動する第1の負荷が接続されると共に、第2の整流回路にトランジスタ40を介して第2の負荷L2が接続されたスイッチング電源装置において、スイッチ回路40と並列にカソードを第2の整流回路30側として接続され、ツェナー電圧Vzが第2の整流回路30を構成する平滑コンデンサ32の規定耐圧Vu以下であるツェナーダイオード41を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のレベルの直流電圧を出力するマルチ出力型のスイッチング電源装置に関する。
従来より、例えば図3に示したように、出力タップを2個(b11−b12,c11−c12)有するトランス100の2次コイルN12,N13に整流回路110,111を接続して、2種類の直流電圧V11,V12を生成するマルチ出力型のスイッチング電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるスイッチング電源装置においては、出力電圧V11のレベルを一定に保つための構成が備えられている。すなわち、出力電圧V11を分圧する抵抗120,121と、抵抗120,121により分圧された電圧Vfbが基準電圧となるように、トランジスタ101に出力するパルス信号PsにおけるON期間を変更する定電圧制御手段102とが備えられている。
定電圧制御手段102は一定周期のパルス信号Psをトランジスタ101のベースに入力し、該パルスPs信号の1周期におけるトランジスタ101のON期間を変更することによって、1次コイルN11の平均通電量を変更する。そして、これに応じて、2次コイルN12の平均通電量が変更されるため、出力タップP11,P12に接続された負荷L11への電力供給量が変化しても、整流回路10の出力電圧V11が所定電圧に維持されるように制御することができる。
しかし、このようにして出力電圧V11が一定となるように1次コイルN11の平均通電量を制御した場合、それに応じて2次コイルN13の平均通電量も変化する。そして、その結果、整流回路111に入力される交流電圧のレベルが変化する。この場合、負荷L11に対する電力供給量の変動幅が大きいと、それに応じて整流回路111の出力電圧V12の変動幅が大きくなる。
そして、このように整流回路111の出力電圧V12の上昇に対応するために、整流回路111を構成する平滑コンデンサ112に高耐圧のものを使用すると、平滑コンデンサ112の価格がアップすると共に平滑コンデンサ112のサイズも大きくなるという不都合がある。
そこで、整流回路111の出力電圧V12の変動を抑制するために、(1)トランス100の巻線構造を工夫する、(2)整流回路111の出力にブリーダ抵抗を接続し、常時整流回路111から該ブリーダ抵抗に通電する、(3)整流回路111の出力電圧V12を監視して、出力電圧V12が基準電圧を超えないように整流回路111への電圧入力を制限する、等の手法が採用されている
しかし、(1)による効果には限界があり、(2)による場合はブリーダ抵抗への通電により消費電力が増加するという不都合があった。また、(3)による場合は電圧監視回路等が必要となるため、部品の実装スペースが増大すると共に、部品コストも高くなるという不都合があった。
特許第3490321号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、マルチ出力型のスイッチング電源において、簡易な構成により、定電圧制御がなされていない出力電圧の上昇を抑制することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、複数の出力タップを有するトランスと、該トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、該一次コイルと該スイッチング素子とからなる直列回路に接続された直流電源と、前記トランスの第1の出力タップと接続され、該第1の出力タップから出力される交流電圧を整流して第1の電圧を出力する第1の整流回路と、該第1の電圧を検出する電圧検出手段と、該第1の電圧が所定電圧となるように前記スイッチング素子をON/OFF動作させる定電圧制御を実行する定電圧制御手段と、前記トランスの第2の出力タップと接続され、該第2の出力タップから出力される交流電圧を整流して第2の電圧を出力する第2の整流回路と、該第2の整流回路を負荷に接続する通電回路に設けられて該通電回路の導通/遮断を切替えるスイッチ回路とを備え、前記第1の整流回路に第1の負荷が接続されると共に、前記第2の整流回路に第2の負荷が接続されたスイッチング電源装置の改良に関する。
そして、本発明の第1の態様は、前記スイッチ回路と並列にカソードを前記第2の整流回路側として接続され、ツェナー電圧が前記第2の整流回路を構成する平滑コンデンサの規定耐圧以下であるツェナーダイオードを備えたことを特徴とする。
かかる本発明においては、前記第1の負荷のレベルが変動しても、前記定電圧制御手段により実行される定電圧制御によって、前記第1の整流回路から出力される第1の電圧が前記所定電圧となるように前記スイッチング素子のON/OFF動作が制御される。そして、このスイッチング素子のON/OFF動作定電圧制御の実行に伴って、前記第2の整流回路に入力される前記第2の出力タップの出力電圧が変動する。しかし、このように前記第2の出力タップの出力電圧が変動して、前記スイッチ回路間の電圧が前記ツェナーダイオードのツェナー電圧に達すると、前記ツェナーダイオードが導通状態となり、前記ツェナーダイオードを介して前記第2の整流回路から前記第2の負荷に電流が流れ込む。
そして、かかるツェナーダイオードの作動により、前記第2の整流回路の平滑コンデンサに印加される電圧が、該平滑コンデンサの規定耐圧よりも低いツェナーダイオードのツェナー電圧以下に維持される。そのため、該平滑コンデンサに印加される電圧が該平滑コンデンサの規定耐圧を越えることを防止することができる。このように、本発明によれば、前記ツェナーダイオードを前記スイッチ回路に並列に接続するという極めて簡易な構成により、前記第2の整流回路の出力電圧の上昇を抑制することができる。また、この場合、前記平滑コンデンサとして、サイズが大きく高価となる高耐圧のものを使用する必要がないため、前記平滑コンデンサの小型化と低コスト化を図ることができる。
また、本発明の第2の態様は、前記第2の整流回路の出力電圧が、前記第2の整流回路を構成する平滑コンデンサの規定耐圧以下に設定された上限電圧以上となったときに、前記スイッチ回路を閉成して前記第2の整流回路を前記第2の負荷に接続する通電回路を導通状態とするスイッチ回路閉成手段を備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記第2の整流回路の出力電圧が前記上限電圧以上となったときに、前記スイッチ回路閉成手段により前記スイッチ回路が閉成される。これにより、前記第2の整流回路から前記第2の負荷に通電されて、前記平滑コンデンサに印加される電圧の上昇が抑制されるため、簡易な構成により、前記平滑コンデンサに印加される電圧が前記平滑コンデンサの規定耐圧を超えることを防止することができる。この場合、前記平滑コンデンサとして、サイズが大きく高価となる高耐圧のものを使用する必要がないため、前記平滑コンデンサの小型化と低コスト化を図ることができる。
また、前記第2の態様において、前記スイッチ回路閉成手段は、ツェナー電圧が前記上限電圧であって前記第2の整流回路の正側の出力部にカソード側が接続されたツェナーダイオードと、前記第2の整流回路の負側の出力部にエミッタが接続されると共にベースに該ツェナーダイオードのアノード側が接続されたトランジスタとを有し、該トランジスタのコレクタ出力により前記スイッチ回路を閉成させることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記第2の整流回路の出力電圧が前記上限電圧まで上昇すると、前記ツェナーダイオードが導通状態となって、前記第2の整流回路の正側の出力部から前記ツェナーダイオードを介して前記トランジスタのベースに電流が供給される。これにより、前記トランジスタがONして該トランジスタのコレクタとエミッタ間が導通状態となるため、前記トランジスタのコレクタ出力により前記スイッチ回路を閉成状態として前記第2の整流回路から前記第2の負荷に通電し、前記平滑コンデンサに印加される電圧が該平滑コンデンサの規定耐圧を超えることを防止することができる。
また、前記第2の態様において、前記スイッチ回路閉成手段は、ツェナー電圧が前記上限電圧であって前記第2の整流回路の負側の出力部にアノード側が接続されたツェナーダイオードと、前記第2の整流回路の正側の出力部にエミッタが接続されると共にベースに該ツェナーダイオードのカソード側が接続されたトランジスタとを有し、該トランジスタのエミッタ出力により前記スイッチ回路を閉成させることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記第2の整流回路の出力電圧が前記上限電圧まで上昇すると、前記ツェナーダイオードが導通状態となって、前記トランジスタのコレクタが前記ツェナーダイオードを介して前記第2の整流回路の負側の出力部に導通するため、前記トランジスタのエミッタからベースに電流が供給される。これにより、前記トランジスタがONして該トランジスタのエミッタとコレクタ間が導通状態となるため、前記トランジスタのエミッタ出力により前記スイッチ回路を閉成状態として前記第2の整流回路から前記第2の負荷に通電して、前記平滑コンデンサに印加される電圧が該平滑コンデンサの規定耐圧を超えることを防止することができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図2を参照して説明する。図1は本発明のスイッチング電源装置の第1の実施の形態の回路構成図、図2は本発明のスイッチング電源装置の第2及び第3の実施の形態の回路構成図である。
[第1の実施の形態]先ず、図1を参照して、第1の実施の形態について説明する。図1に示したスイッチング電源装置は、1つの直流電圧Vinから2つの直流電圧V1,V2を生成して出力するマルチ出力型のスイッチング電源装置であり、1次コイルN1と2次コイルN2,N3を有するトランス1と、トランス1と直列に接続されたトランジスタ2(本発明のスイッチング素子に相当する)と、トランジスタ2のベースに所定周期のパルス信号Psを出力してトランジスタ2をON/OFFさせる定電圧制御手段3とが備えられている。
トランジスタ2のON/OFFにより、1次コイルN1とトランジスタ2とからなる直列回路に接続された直流電源(図示しない)からの直流電圧Vinの通電/遮断が切り替えられて、1次コイルN1に交流電圧が生じる。そして、これに伴って2次コイルN2,N3に交流電圧が発生する。
2次コイルN2の出力タップb1,b2は、ダイオード11と平滑コンデンサ12とからなる第1の整流回路10と接続され、2次コイルN2から出力される交流電圧が第1の整流回路10により整流されて直流電圧V1(本発明の第1の電圧に相当する)が生成される。また、第1の整流回路10と出力端子P2との間には、第1の整流回路10と出力端子P2間の接続回路の導通/遮断を切替えるためのトランジスタ22と、トランジスタ22のベースに駆動信号を出力する駆動回路23とが備えられている。
駆動回路23は、第1の負荷L1を作動させるときはトランジスタ22のベースに駆動信号を出力してトランジスタ22をONし、これにより第1の整流回路10から第1の負荷L1に電力供給する。一方、第1の負荷L1を停止状態とするときには、駆動回路23は、トランジスタ22のベースに対する駆動信号の出力を停止してトランジスタ22をOFFし、これにより第1の整流回路10から第1の負荷L1への電力供給を遮断する。
さらに、第1の整流回路10の出力電圧V1を分圧する抵抗20,21(本発明の電圧検出手段に相当する)が備えられ、分圧されたフィードバック電圧Vfbが定電圧制御手段3に入力される。そして、定電圧制御手段3は、フィードバック電圧VfbがV1の目標電圧(例えば16V)に応じて設定された基準電圧と一致するように、パルス信号Psの1周期におけるON期間の割合(デューティ比)を変更する定電圧制御を実行する。これにより、出力端子P1,P2を介して第1の整流回路10と接続された第1の負荷L1の負荷のレベルが変動しても、第1の整流回路10の出力電圧V1が目標電圧に維持されるように、1次コイルN1の平均通電電流が制御される。
次に、2次コイルN3の出力タップc1,c2は、ダイオード31と平滑コンデンサ32とからなる第2の整流回路30と接続され、2次コイルN3から出力される交流電圧が第2の整流回路30により整流されて直流電圧V2(本発明の第2の電圧に相当する)が生成される。また、第2の整流回路30と出力端子P4との間には、第2の整流回路30と出力端子P4間の接続回路の導通/遮断を切替えるためのトランジスタ40(本発明のスイッチ回路に相当する)と、トランジスタ40のベースに駆動信号を出力する駆動回路42が備えられている。
駆動回路42は、第2の負荷L2を作動させるときはトランジスタ40のベースに駆動信号を出力してトランジスタ40をONし、これにより第2の整流回路30から第2の負荷L2に電力供給する。一方、第2の負荷L2を停止状態とするときには、駆動回路42は、トランジスタ40のベースに対する駆動信号の出力を停止してトランジスタ40をOFFし、これにより第2の整流回路30から第2の負荷への電力供給を遮断する。
また、トランジスタ40のコレクタ−エミッタ間には、カソードをトランジスタ40のコレクタ側(第2の整流回路30側)としてツェナーダイオード41が並列に接続されている。ここで、ツェナーダイオード41のツェナー電圧Vzは、第2の整流回路30を構成する平滑コンデンサ32の規定耐圧Vu以下(Vz≦Vu)に設定されている。
このようにして構成されたスイッチング電源装置においては、上述したように、第1の整流回路10については定電圧制御が実行されるため、第1の負荷L1のレベルが変動しても第1の整流回路10の出力電圧V1はほぼ一定に保たれる。それに対して、第2の整流回路30については定電流制御が実行されないため、第2の整流回路30に入力される2次コイルN3の出力電圧は、第1の整流回路10に対する定電圧制御の実行に伴う1次コイルN1の通電量の変化に応じて変動する。
そして、駆動回路42によりトランジスタ40がON状態とされているときは、第2の負荷L2による電力消費によって、平滑コンデンサ32の端子間電圧の上昇が抑制されるため、1次コイルN1の通電電流が増加しても平滑コンデンサ32の端子間電圧が規定耐圧を越えることはない。
一方、駆動回路42によりトランジスタ40がOFF状態とされているときには、第2の負荷L2に電力供給されないため、1次コイルN1の通電電流が増加したときに平滑コンデンサ32の端子間電圧が上昇して規定耐圧Vuを超えるおそれがある。ツェナーダイオード41は、このように1次コイルN1の通電電流が増加したときに、平滑コンデンサ32の端子間電圧が上昇して規定耐圧Vuを超えることを防止するために備えられたものである。
トランジスタ40がOFF状態にあるときに、1次コイルN1の通電電流の増加により2次コイルN3の出力電圧が増加すると、それに応じて平滑コンデンサ32の端子間電圧(≒ツェナーダイオード41の端子間電圧)が増大する。そして、平滑コンデンサ32の端子間電圧がツェナーダイオード41のツェナー電圧Vzに達すると、ツェナーダイオード41が導通状態となり、トランジスタ40をバイパスして、第2の整流回路30からツェナーダイオード41を介して第2の負荷L2に電力供給されるようになる。
これにより、平滑コンデンサ32の端子間電圧の上昇が抑制されて、平滑コンデンサ32の端子間電圧がツェナーダイオード41のツェナー電圧Vz以下に維持されるため、平滑コンデンサ32の端子間電圧が規定耐圧Vuを超えることを防止することができる。なお、このようにして第2の負荷L2に電力供給されても、電気負荷は電力供給がなされた後、さらに何らかの運転開始指示(運転スイッチの操作等)がなされなければ運転を開始せず、待機状態となるのが一般的である。そのため、ツェナーダイオード41を介して第2の負荷L2に電力供給しても、特に問題は生じないと考えられる。
そして、この場合、平滑コンデンサ32として、サイズが大きくなると共に価格も高くなる高耐圧のものを用いる必要がないため、平滑コンデンサ32の小型化とコストダウンを図ることができる。
[第2の実施の形態]次に、図2(a)を参照して、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、平滑コンデンサ32の端子間電圧が規定耐圧Vuを超えることを防止するための回路構成のみが相違する。そのため、他の構成については説明を省略する。
第2の実施の形態においては、カソードが第2の整流回路30の正側の出力部に接続されたツェナーダイオード50と、エミッタが第2の整流回路30の負側の出力部に接続されると共にベースがツェナーダイオード50のアノードに接続されたトランジスタ51(本発明のトランジスタに相当する)とが備えられている。なお、ツェナーダイオード50とトランジスタ51とにより、本発明のスイッチ回路閉成手段が構成される。
ここで、ツェナーダイオード50のツェナー電圧Vz(本発明の上限電圧に相当する)は、上述した第1の実施の形態のツェナーダイオード41と同様に、平滑コンデンサ32の規定耐圧Vu以下(Vz≦Vu)に設定されている。そして、第1の整流回路10の定電圧制御に伴って、平滑コンデンサ32の端子間電圧がツェナーダイオード50のツェナー電圧Vzまで上昇すると、ツェナーダイオード50が導通状態となり、ツェナーダイオード50を介してトランジスタ51のベースに電流が供給される。
その結果、トランジスタ51がONし、トランジスタ40のエミッタからベースに電流が供給される状態となって、トランジスタ40がONする。そして、第2の整流回路30からトランジスタ40を介して第2の負荷L2に電力供給されるようになる。これにより、平滑コンデンサ32の端子間電圧の上昇が抑制されて、平滑コンデンサ32の端子間電圧がツェナーダイオード41のツェナー電圧Vz以下に維持されるため、平滑コンデンサ32に規定耐圧Vu(≧Vz)を超える電圧が印加されることを防止することができる。
この場合、第2の整流回路30から第2の負荷L2への電力供給はトランジスタ40を介して行われ、ツェナーダイオード50はトランジスタ51をONさせるために必要な電流の供給が可能であればよい。そのため、ツェナーダイオード50として、上述した第1の実施の形態におけるツェナーダイオード41よりもコストの安い、小電力用のツェナーダイオードを採用することができる。
[第3の実施の形態]次に、図2(b)を参照して、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、平滑コンデンサ32の端子間電圧が規定耐圧Vuを超えることを防止するための回路構成のみが相違する。そのため、他の構成については説明を省略する。
第3の実施の形態においては、アノードが第2の整流部30の負側の出力部に接続されたツェナーダイオード65と、エミッタが第2の整流回路30の正側の出力部に接続されると共にベースがツェナーダイオード65のカソードに接続されたトランジスタ66(本発明のトランジスタに相当する)とが備えられている。なお、ツェナーダイオード65とトランジスタ66とにより、本発明のスイッチ回路閉成手段が構成される。
ここで、ツェナーダイオード65のツェナー電圧Vz(本発明の上限電圧に相当する)は、上述した第1の実施の形態のツェナーダイオード41と同様に、平滑コンデンサ32の規定耐圧Vu以下(Vz≦Vu)に設定されている。そして、第1の整流回路10の定電圧制御に伴って、平滑コンデンサ32の端子間電圧がツェナーダイオード65のツェナー電圧Vzまで上昇すると、ツェナーダイオード65が導通状態となり、トランジスタ66のエミッタからベースにツェナーダイオード65を介して電流が供給される。
その結果、トランジスタ66がONし、トランジスタ60のベースに電流が供給される状態となって、トランジスタ60がONする。そして、第2の整流回路30からトランジスタ60を介して第2の負荷L2に電力供給されるようになる。これにより、平滑コンデンサ32に規定耐圧Vu(≧Vz)を超える電圧が印加されることを防止することができる。
この場合、第2の整流回路30から第2の負荷L2への電力供給はトランジスタ60を介して行われ、ツェナーダイオード65はトランジスタ66をONさせるために必要な電流の供給が可能であればよい。そのため、ツェナーダイオード65として、上述した第1の実施の形態におけるツェナーダイオード41よりもコストの安い、省電力用のツェナーダイオードを採用することができる。
なお、上記第2の実施の形態においてはツェナーダイオード50とトランジスタ51とにより本発明のスイッチ回路閉成手段を構成し、上記第3の実施の形態においてはツェナーダイオード65とトランジスタ66とにより本発明のスイッチ回路閉成手段を構成したが、他の構成による場合であっても、第2の整流回路30の出力電圧が平滑コンデンサ32の規定耐圧Vu以下に設定した上限電圧以上となったときに、スイッチ回路(トランジスタ40,トランジスタ60)を閉成するスイッチ回路閉成手段を備えることにより、本発明の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるスイッチング電源装置の回路構成図。 本発明の第2及び第3の実施の形態におけるスイッチング電源装置の回路構成図。 従来のスイッチング電源装置の回路構成図。
符号の説明
1…トランス、2…トランジスタ(スイッチング素子)、3…定電圧制御手段、10…第1の整流回路、20,21…分圧抵抗、30…第2の整流回路、40…トランジスタ(スイッチ回路)、41…ツェナーダイオード、L1…第1の負荷、L2…第2の負荷、50…ツェナーダイオード、51…(本発明の)トランジスタ、60…トランジスタ(スイッチ回路)、65…ツェナーダイオード、66…(本発明の)トランジスタ

Claims (4)

  1. 複数の出力タップを有するトランスと、該トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、該一次コイルと該スイッチング素子とからなる直列回路に接続された直流電源と、
    前記トランスの第1の出力タップと接続され、該第1の出力タップから出力される交流電圧を整流して第1の電圧を出力する第1の整流回路と、該第1の電圧を検出する電圧検出手段と、該第1の電圧が所定電圧となるように前記スイッチング素子をON/OFF動作させる定電圧制御を実行する定電圧制御手段と、
    前記トランスの第2の出力タップと接続され、該第2の出力タップから出力される交流電圧を整流して第2の電圧を出力する第2の整流回路と、該第2の整流回路を負荷に接続する通電回路に設けられて該通電回路の導通/遮断を切替えるスイッチ回路とを備え、
    前記第1の整流回路に第1の負荷が接続されると共に、前記第2の整流回路に第2の負荷が接続されたスイッチング電源装置において、
    前記スイッチ回路と並列にカソードを前記第2の整流回路側として接続され、ツェナー電圧が前記第2の整流回路を構成する平滑コンデンサの規定耐圧以下であるツェナーダイオードを備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 複数の出力タップを有するトランスと、該トランスの一次コイルと直列に接続されたスイッチング素子と、該一次コイルと該スイッチング素子とからなる直列回路に接続された直流電源と、
    前記トランスの第1の出力タップと接続され、該第1の出力タップから出力される交流電圧を整流して第1の電圧を出力する第1の整流回路と、該第1の電圧を検出する電圧検出手段と、該第1の電圧が所定電圧となるように前記スイッチング素子をON/OFF動作させる定電圧制御を実行する定電圧制御手段と、
    前記トランスの第2の出力タップと接続され、該第2の出力タップから出力される交流電圧を整流して第2の電圧を出力する第2の整流回路と、該第2の整流回路を負荷に接続する通電回路に設けられて該通電回路の導通/遮断を切替えるスイッチ回路とを備え、
    前記第1の整流回路に第1の負荷が接続されると共に、前記第2の整流回路に第2の負荷が接続されたスイッチング電源装置において、
    前記第2の整流回路の出力電圧が、前記第2の整流回路を構成する平滑コンデンサの規定耐圧以下に設定された上限電圧以上となったときに、前記スイッチ回路を閉成して前記第2の整流回路を前記第2の負荷に接続する通電回路を導通状態とするスイッチ回路閉成手段を備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記スイッチ回路閉成手段は、ツェナー電圧が前記上限電圧であって前記第2の整流回路の正側の出力部にカソード側が接続されたツェナーダイオードと、前記第2の整流回路の負側の出力部にエミッタが接続されると共にベースに該ツェナーダイオードのアノード側が接続されたトランジスタとを有し、該トランジスタのコレクタ出力により前記スイッチ回路を閉成させることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチ回路閉成手段は、ツェナー電圧が前記上限電圧であって前記第2の整流回路の負側の出力部にアノード側が接続されたツェナーダイオードと、前記第2の整流回路の正側の出力部にエミッタが接続されると共にベースに該ツェナーダイオードのカソード側が接続されたトランジスタとを有し、該トランジスタのエミッタ出力により前記スイッチ回路を閉成させることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
JP2005150965A 2005-05-24 2005-05-24 スイッチング電源装置 Withdrawn JP2006333578A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101263587B1 (ko) * 2011-11-09 2013-05-13 김근배 오배선 검출 회로 및 이를 포함하는 발광 다이오드를 사용하는 램프용 스위칭 모드 파워 서플라이

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KR101263587B1 (ko) * 2011-11-09 2013-05-13 김근배 오배선 검출 회로 및 이를 포함하는 발광 다이오드를 사용하는 램프용 스위칭 모드 파워 서플라이

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