JPH11304965A - 計時装置 - Google Patents

計時装置

Info

Publication number
JPH11304965A
JPH11304965A JP11106298A JP11106298A JPH11304965A JP H11304965 A JPH11304965 A JP H11304965A JP 11106298 A JP11106298 A JP 11106298A JP 11106298 A JP11106298 A JP 11106298A JP H11304965 A JPH11304965 A JP H11304965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
stop
signal
lever
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11106298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3446604B2 (ja
Inventor
Akihiko Maruyama
昭彦 丸山
Nobuhiro Koike
信宏 小池
Kenichi Okuhara
健一 奥原
Hidehiro Akaha
秀弘 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP11106298A priority Critical patent/JP3446604B2/ja
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to DE69941281T priority patent/DE69941281D1/de
Priority to CNB2007101024376A priority patent/CN100507766C/zh
Priority to EP99917093A priority patent/EP0997799B1/en
Priority to PCT/JP1999/002133 priority patent/WO1999054790A1/ja
Priority to US09/446,449 priority patent/US6724692B1/en
Priority to EP07076105A priority patent/EP1909151B1/en
Priority to EP07076107A priority patent/EP1909152B1/en
Priority to CNB998009814A priority patent/CN100350335C/zh
Priority to DE69942553T priority patent/DE69942553D1/de
Publication of JPH11304965A publication Critical patent/JPH11304965A/ja
Priority to US10/370,741 priority patent/US7364352B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3446604B2 publication Critical patent/JP3446604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的な作動状態と機械的な作動状態を常に
一致させることができる計時装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも任意の経過時間を計測する機
能を有し、前記機能のスタート後は前記機能のリセット
を不可とし、前記機能のストップ後は前記機能のリセッ
トを可とする機構を備え、前記機能のスタート後は、前
記機能のストップが正常なときを除き、前記機能の電気
的なオン状態を常時維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針を備えた多機能
の計時装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、針を備えた多機能の計時装置とし
ては、例えばアナログ表示式のクロノグラフ機能を有す
る時計がある。
【0003】このような時計は、例えばクロノグラフ用
の時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノグ
ラフ針を有しており、時計に設けられているスタート/
ストップボタンが押されることにより時間の計測を開始
し、時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノ
グラフ針が回動する。そして、再びスタート/ストップ
ボタンが押されることにより時間の計測を終了し、時ク
ロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノグラフ針
が停止して計測時間を表示する。そして、電子時計に設
けられているリセットボタンが押されることにより計測
時間をリセットし、時クロノグラフ針、分クロノグラフ
針及び秒クロノグラフ針が零位置に戻る(以下、帰零と
いう)。
【0004】このリセットの方法としては、時計が電子
式である場合は、各針はクロノグラフモータにより早送
りされることにより帰零され、時計が機械式である場合
は、各針は機械的に帰零される。この機械的帰零機構に
は、時間計測中に誤ってリセットボタンが押されること
により帰零させてしまうことを防止するための安全機構
が備えられているものがある。この安全機構とは、時間
計測のスタート後は時間計測のリセットを不可とし、時
間計測のストップ後は時間計測のリセットを可とする機
構をいう。
【0005】その他、時計は、最大計測時間になると時
クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノグラフ
針が例えば時間計測の開始針位置にて自動的に停止する
機能を有する。この機能により時間計測中にスタート/
ストップボタンを押し忘れても、電力の無駄な消費を防
止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した安全機構は、
スタート/ストップボタンの操作毎に、帰零不可状態と
帰零可状態を機械的に交互に繰り返すように構成されて
いるが、従来、このような安全機構は、機械式の時計に
備えられていたため、特に問題は生じなかった。ところ
が、電子式の時計に機械的帰零機構と安全機構を備えた
場合、時計の制御回路における帰零不可状態と帰零可状
態の認識と、安全機構における帰零不可状態と帰零可状
態の認識が逆転してしまう場合がある。
【0007】例えば図22に示すように、時点T1でス
タート/ストップボタンが押されてスタート信号が出力
されると、制御回路の計測認識(モ−タパルス出力)は
オン状態になり、安全機構は帰零不可状態になる。その
後、時点T2で放電等により電源電圧が制御回路の動作
に必要な動作電圧以下になってしまった場合は、制御回
路の計測認識(モ−タパルス出力)はオフ状態になる
が、安全機構は帰零不可状態が維持されることになる。
そして、これらの状態は、時点T3で充電等により電源
電圧が上記動作電圧以上に回復した後も維持される。
【0008】従って、その後の時点T4でスタート/ス
トップボタンが押されてスタート信号が出力されると、
制御回路の計測認識(モ−タパルス出力)はオン状態に
なるが、安全機構は帰零可状態になってしまうことにな
る。さらに、その後の時点T5でスタート/ストップボ
タンが押されてストップ信号が出力されると、制御回路
の計測認識(モ−タパルス出力)はオフ状態になるが、
安全機構は帰零不可状態になってしまうことになる。
【0009】このため、時点T4〜T5の間で誤ってリ
セットボタンが押されてリセット信号が出力されると、
安全機構が帰零可状態になっているため、時間計測中に
帰零されてしまい、また時点T6でリセットボタンが押
されてリセット信号が出力されても、制御回路のリセッ
ト認識はオン状態になるが、安全機構が帰零不可状態に
なっているため、時間計測停止中にもかかわらず帰零す
ることができない。このように、クロノグラフ機能が異
常停止したときは、クロノグラフのスタート/ストップ
及びリセット操作は、制御回路の認識と安全機構の状態
が逆転してしまうことになるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、上記課題を解消して、電
気的な作動状態と機械的な作動状態を常に一致させるこ
とができる計時装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも任意の経過時間を計測する機能を有し、前記機能
のスタート後は前記機能のリセットを不可とし、前記機
能のストップ後は前記機能のリセットを可とする機構を
備えた多機能の計時装置において、前記機能のスタート
後は、前記機能のストップが正常なときを除き、前記機
能の電気的なオン状態を常時維持することを特徴とする
計時装置である。
【0012】この請求項1の発明では、経過時間の計測
をスタートした後は、経過時間の計測をストップさせる
までは、経過時間の計測をリセットすることができない
機械的機構と、経過時間の計測をスタートした後は、経
過時間の計測を正常にストップさせるまでは、経過時間
の計測の電気的なオン状態を継続させる電気的機能を持
たせているので、機械的機構のリセット不可状態と電気
的機能のリセット不可状態は常に一致することになり、
経過時間の計測が異常にストップした後の経過時間の計
測中にリセットしてしまうような誤動作を防止すること
ができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記機能の電気的なオン状態は、電源電圧が前記機
能の動作電圧を下回った後、再度動作可能な電圧となっ
たときも維持される計時装置である。
【0014】この請求項2の発明では、経過時間の計測
中に急に電源電圧が計測動作電圧より小さくなって計測
動作が停止してしまっても、機械的機構のリセット不可
状態と電気的機能のリセット不可状態を常に一致させて
いるので、計測動作の停止後に電源電圧が計測動作電圧
以上に回復した場合でも、その後の経過時間の計測中に
リセットしてしまうような誤動作を防止することができ
る。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は2のいず
れかに記載の構成において、前記機能のスタート及びス
トップを起動する手段を備え、前記機能の電気的なオン
状態は、前記起動手段による前記機能のストップの起動
によりオフ状態に切り替えられる計時装置である。
【0016】この請求項3の発明では、経過時間の計測
をストップさせる起動手段の操作により、経過時間の計
測の電気的なオン状態をオフ状態に切り替えているの
で、その後に機械的機構のリセットを行うことができ
る。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、前記機能のストップが正常なときとは、前記起動手
段により前記機能のストップが起動されたときである計
時装置である。
【0018】この請求項4の発明では、経過時間の計測
をストップさせる起動手段の操作により、経過時間の計
測の電気的なオン状態をオフ状態に切り替えることがで
き、その後に機械的機構のリセットを行うことができ
る。
【0019】請求項5の発明は、少なくとも任意の経過
時間を計測して表示する針と、前記針の駆動後は前記針
の帰零を不可とし、前記針の停止後は前記針の帰零を可
とする機構とを備えた多機能の計時装置において、前記
針の駆動後は、前記針の停止が正常なときを除き、前記
針の駆動信号を常時維持することを特徴とする計時装置
である。
【0020】この請求項5の発明では、経過時間を計測
するために針を駆動した後は、針の駆動を停止させるま
では、針を帰零することができない機械的機構と、経過
時間を計測するために針を駆動した後は、針の駆動を正
常に停止させるまでは、針の駆動信号を継続して発信さ
せる電気的機能を持たせているので、機械的機構の帰零
不可状態と電気的機能のリセット不可状態は常に一致す
ることになり、針の駆動が異常に停止した後の針の駆動
中に帰零させてしまうような誤動作を防止することがで
きる。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、前記針の駆動信号は、電源電圧が前記針の駆動電圧
を下回った後、再度動作可能な電圧となったときも維持
される計時装置である。
【0022】この請求項6の発明では、経過時間を計測
するために針を駆動中に急に電源電圧が針の駆動電圧よ
り小さくなって針の駆動が停止してしまっても、機械的
機構の帰零不可状態と電気的機能のリセット不可状態を
常に一致させているので、針の駆動の停止後に電源電圧
が針の駆動可能な電圧以上に回復した場合でも、その後
の針の駆動中に帰零させてしまうような誤動作を防止す
ることができる。
【0023】請求項7の発明は、請求項5又は6の構成
において、前記針の駆動及び停止を起動する手段を備
え、前記針の駆動信号は、前記起動手段による前記針の
停止の起動により停止信号に切り替えられる計時装置で
ある。
【0024】この請求項7の発明では、経過時間の計測
をストップさせるために針の駆動を停止させる起動手段
の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り替えてい
るので、その後に針の帰零を行うことができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項7に記載の構成
において、前記針の停止が正常なときとは、前記起動手
段により前記針の停止が起動されたときである計時装置
である。
【0026】この請求項8の発明では、経過時間の計測
をストップさせるために針の駆動を停止させる起動手段
の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り替えるこ
とができ、その後に針の帰零を行うことができる。
【0027】請求項9の発明は、少なくとも任意の経過
時間を計測して表示する針と、前記針の駆動、停止の各
動作を起動する第1の起動手段と、前記針の帰零の動作
を起動する第2の起動手段と、前記第1の起動手段によ
り前記針が駆動しているときは、前記第2の起動手段の
起動を無効とし、前記第1の起動手段により前記針が停
止しているときは、前記第2の起動手段の起動を有効と
する安全機構とを備えた多機能の計時装置において、前
記第1の起動手段による前記針の駆動後は、前記針の停
止が正常なときを除き、前記針の駆動信号を常時維持す
る制御部を備えたことを特徴とする計時装置である。
【0028】この請求項9の発明では、経過時間を計測
するために第1の起動手段により針を駆動した後は、第
1の起動手段により針の駆動を停止させるまでは、第2
の起動手段により針を帰零することができない機械的機
構と、経過時間を計測するために第1の起動手段により
針を駆動した後は、第1の起動手段により針の駆動を正
常に停止させるまでは、針の駆動信号を継続して発信さ
せる電気的制御部を持たせているので、機械的機構の帰
零不可状態と電気的制御部のリセット不可状態は常に一
致することになり、針の駆動が異常に停止した後の針の
駆動中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてしま
うような誤動作を防止することができる。
【0029】請求項10の発明は、請求項9の構成にお
いて、前記制御部が、回路基板上のパターンと、このパ
ターンに機械的に接触するレバーとを備え、前記レバー
を前記パターンに接触させておくことにより、前記針の
駆動信号を常時維持する計時装置である。
【0030】この請求項10の発明では、レバーのパタ
ーンへの接触が保持されているので、機械的機構の帰零
不可状態と電気的機能のリセット不可状態は常に一致す
ることになり、針の駆動が異常に停止した後の針の駆動
中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてしまうよ
うな誤動作を防止することができる。
【0031】請求項11の発明は、請求項9の構成にお
いて、前記制御部が、周波数の異なる第1及び第2のパ
ルス信号を入力し、前記第2のパルス信号の立下がりで
第1のレベルとなり、前記第1のパルス信号の立下がり
で第2のレベルとなる第3のパルス信号を出力する第1
の回路と、前記第1の起動手段による起動信号と前記第
3のパルス信号を入力し、前記起動信号が第2のレベル
のとき、前記第3のパルス信号の立上がりで第2のレベ
ルとなり、前記起動信号が第1のレベルのとき、前記第
3のパルス信号の立上がりで第1のレベルとなる第4の
パルス信号を出力する第2の回路と、前記第4のパルス
信号と前記第2のパルス信号を入力し、前記第4のパル
ス信号が第1のレベルのとき、第2のレベルとなり、前
記第4のパルス信号が第2のレベルのとき、前記第2の
パルス信号の立上がりで第1のレベルとなり、前記第2
のパルス信号の立下がりで第2のレベルとなる前記針の
駆動信号を常時維持するための第5のパルス信号を出力
する第3の回路と、前記第1の起動手段により、回路基
板上のパターンに機械的に接触して、前記第5のパルス
信号の出力を保持するレバーとを備えた計時装置であ
る。
【0032】この請求項11の発明では、経過時間を計
測するために第1の起動手段により針を駆動した後は、
第1の起動手段により針の駆動を停止させるまでは、第
2の起動手段により針を帰零することができない機械的
機構と、経過時間を計測するために第1の起動手段によ
り針を駆動した後は、第1の起動手段により針の駆動を
正常に停止させるまでは、針の駆動信号を継続して発信
させる第5のパルス信号の出力をレバーにより保持する
電気的制御部を持たせているので、機械的機構の帰零不
可状態と電気的制御部のリセット不可状態は常に一致す
ることになり、針の駆動が異常に停止した後の針の駆動
中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてしまうよ
うな誤動作を防止することができる。
【0033】請求項12の発明は、請求項9の構成にお
いて、前記針の駆動信号は、電源電圧が前記針の駆動電
圧を下回った後、再度動作可能な電圧となったときも維
持される計時装置である。
【0034】この請求項12の発明では、経過時間を計
測するために針を駆動中に急に電源電圧が針の駆動電圧
より小さくなって針の駆動が停止してしまっても、機械
的機構の帰零不可状態と電気的制御部のリセット不可状
態を常に一致させているので、針の駆動の停止後に電源
電圧が針の駆動可能な電圧以上に回復した場合でも、そ
の後の針の駆動中に帰零させてしまうような誤動作を防
止することができる。請求項13の発明は、請求項9の
構成において、前記針の停止が正常なときとは、前記第
1の起動手段により前記針の停止が起動されたときであ
る計時装置である。
【0035】この請求項13の発明では、経過時間の計
測をストップさせるために針の駆動を停止させる第1の
起動手段の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り
替えているため、その後に針の帰零を行うことができ
る。
【0036】請求項14の発明は、請求項9〜13のい
ずれかに記載の構成において、前記針の駆動信号は、前
記第1の起動手段による前記針の停止の起動により停止
信号に切り替えられる計時装置である。
【0037】この請求項14の発明では、経過時間の計
測をストップさせるために針の駆動を停止させる第1の
起動手段の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り
替えることができ、その後に針の帰零を行うことができ
る。
【0038】請求項15の発明は、請求項1〜14のい
ずれかに記載の構成において、前記計時装置が、電子時
計である。
【0039】この請求項15の発明では、例えばクロノ
グラフ電子時計に適用できるので、経過時間を計測する
ために針を駆動中に急に電源電圧が針の駆動電圧より小
さくなって針の駆動が停止してしまっても、機械的機構
の帰零不可状態と電気的制御部のリセット不可状態を常
に一致させているので、針の駆動の停止後に電源電圧が
針の駆動可能な電圧以上に回復した場合でも、その後の
針の駆動中に帰零させてしまうような誤動作を防止する
ことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0041】図1は、本発明の計時装置である電子時計
の実施形態を示す概略ブロック構成図である。
【0042】この電子時計1000は、通常時刻部11
00及びクロノグラフ部1200をそれぞれ駆動するた
めの2台のモータ1300、1400と、各モータ13
00、1400を駆動するための電力を供給する大容量
コンデンサ1814及び2次電源1500、2次電源1
500に蓄電する発電装置1600及び全体を制御する
制御回路1800を備えている。さらに、制御回路18
00には、クロノグラフ部1200を後述する方法で制
御するスイッチ1821、1822を有するクロノグラ
フ制御部1900が備えられている。
【0043】この電子時計1000は、クロノグラフ機
能を有するアナログの電子時計であり、1台の発電装置
1600で発電された電力を用いて2台のモータ130
0、1400を別々に駆動し、通常時刻部1100及び
クロノグラフ部1200の運針を行う。尚、クロノグラ
フ部1200のリセット(帰零)は、後述するようにモ
ータ駆動によらず機械的に行われる。
【0044】図2は、図1に示す電子時計の完成体の外
観例を示す平面図である。
【0045】この電子時計1000は、外装ケース10
01の内側に文字板1002及び透明なガラス1003
がはめ込まれている。外装ケース1001の4時位置に
は、外部操作部材であるりゅうず1101が配置され、
2時位置及び10時位置には、クロノグラフ用のスター
ト/ストップボタン(第1の起動手段)1201及びリ
セットボタン1202(第2の起動手段)が配置されて
いる。
【0046】また、文字板1002の6時位置には、通
常時刻用の指針である時針1111、分針1112及び
秒針1113を備えた通常時刻表示部1110が配置さ
れ、3時位置、12時位置及び9時位置には、クロノグ
ラフ用の副針を備えた表示部1210、1220、12
30が配置されている。即ち、3時位置には、時分クロ
ノグラフ針1211、1212を備えた12時間表示部
1210が配置され、12時位置には、1秒クロノグラ
フ針1221を備えた60秒間表示部1220が配置さ
れ、9時位置には、1/10秒クロノグラフ針1231
を備えた1秒間表示部1230が配置されている。
【0047】図3は、図2に示す電子時計のムーブメン
トを裏側から見たときの概略構成例を示す平面図であ
る。
【0048】このムーブメント1700は、地板170
1上の6時方向側に通常時刻部1100、モータ130
0、IC1702及び音叉型水晶振動子1703等が配
置され、12時方向側にクロノグラフ部1200、モー
タ1400及びリチウムイオン電源等の2次電源150
0が配置されている。
【0049】モータ1300、1400は、ステップモ
ータであり、高透磁材より成る磁心をコアとするコイル
ブロック1302、1402、高透磁材より成るステー
タ1303、1403、ロータ磁石とロータかなより成
るロータ1304、1404により構成されている。
【0050】通常時刻部1100は、五番車1121、
四番車1122、三番車1123、二番車1124、日
の裏車1125、筒車1126の輪列を備えており、こ
れらの輪列構成により通常時刻の秒表示、分表示及び時
表示を行っている。
【0051】図4は、この通常時刻部1100の輪列の
係合状態の概略を示す斜視図である。
【0052】ロータかな1304aは五番歯車1121
aとかみ合い、五番かな1121bは四番歯車1122
aとかみ合っている。ロータかな1304aから四番歯
車1122aまでの減速比は1/30となっており、ロ
ータ1304が1秒間に半回転するように、IC170
2から電気信号を出力することにより、四番車1122
は60秒に1回転し、四番車1122先端に嵌合された
秒針1113により通常時刻の秒表示が可能となる。
【0053】また、四番かな1122bは三番歯車11
23aとかみ合い、三番かな1123bは二番歯車11
24aとかみ合っている。四番かな1122bから二番
歯車1124aまでの減速比は1/60となっており、
二番車1124は60分に1回転し、二番車1124先
端に嵌合された分針1112により通常時刻の分表示が
可能となる。
【0054】また、二番かな1124bは日の裏歯車1
125aとかみ合い、日の裏かな1125bは筒車11
26とかみ合っている。二番かな1124bから筒車1
126までの減速比は1/12となっており、筒車11
26は12時間に1回転し、筒車1126先端に嵌合さ
れた時針1111により通常時刻の時表示が可能とな
る。
【0055】さらに、図2、図3において、通常時刻部
1100は、一端にりゅうず1101が固定され、他端
につづみ車1127が嵌合されている巻真1128、小
鉄車1129、巻真位置決め手段、規正レバー1130
を備えている。巻真1128は、りゅうず1101によ
り段階的に引き出される構成となっている。巻真112
8が引き出されていない状態(0段目)が通常状態であ
り、巻真1128が1段目に引き出されると時針111
1等は停止せずにカレンダ修正が行える状態になり、巻
真1128が2段目に引き出されると運針が停止して時
刻の修正が行える状態になる。
【0056】りゅうず1101を引っ張って巻真112
8を2段目に引き出すと、巻真位置決め手段に係合する
規正レバー1130に設けたリセット信号入力部113
0bが、IC1702を実装した回路基板のパターンに
接触し、モータパルスの出力が停止され運針が停止す
る。このとき、規正レバー1130に設けた四番規正部
1130aにより四番歯車1122aの回転が規正され
ている。この状態でりゅうず1101と共に巻真112
8を回転させると、つづみ車1127から小鉄車112
9、日の裏中間車1131を介して日の裏車1125に
回転力が伝わる。ここで、二番歯車1124aは一定の
滑りトルクを有して二番かな1124bと結合されてい
るため、四番車1122が規正されていても小鉄車11
29、日の裏車1125、二番かな1124b、筒車1
126は回転する。従って、分針1112及び時針11
11は回転するので、任意の時刻が設定できる。
【0057】図2、図3において、クロノグラフ部12
00は、1/10秒CG(クロノグラフ)中間車123
1、1/10秒CG車1232の輪列を備えており、1
/10秒CG車1232が1秒間表示部1230のセン
タ位置に配置されている。これらの輪列構成により、時
計体の9時位置にクロノグラフの1/10秒表示を行っ
ている。
【0058】また、図2、図3において、クロノグラフ
部1200は、1秒CG第1中間車1221、1秒CG
第2中間車1222、1秒CG車1223の輪列を備え
ており、1秒CG車1223が60秒間表示部1220
のセンタ位置に配置されている。これらの輪列構成によ
り、時計体の12時位置にクロノグラフの1秒表示を行
っている。
【0059】さらに、図2、図3において、クロノグラ
フ部1200は、分CG第1中間車1211、分CG第
2中間車1212、分CG第3中間車1213、分CG
第4中間車1214、時CG中間車1215、分CG車
1216及び時CG車1217の輪列を備えており、分
CG車1216及び時CG車1217が同心で12時間
表示部1210のセンタ位置に配置されている。これら
の輪列構成により、時計体の3時位置にクロノグラフの
時分表示を行っている。
【0060】図5は、クロノグラフ部1200のスター
ト/ストップ及びリセット(帰零)の作動機構の概略構
成例を示す平面図であり、時計の裏ぶた側から見た図で
ある。図6は、その主要部の概略構成例を示す断面側面
図である。尚、これらの図は、リセット状態を示してい
る。
【0061】このクロノグラフ部1200のスタート/
ストップ及びリセットの作動機構は、図3に示すムーブ
メントの上に配置されており、略中央部に配置されてい
る作動カム1240の回転により、スタート/ストップ
及びリセットが機械式に行われる構成となっている。作
動カム1240は、円筒状に形成されており、側面には
円周に沿って一定ピッチの歯1240aが設けられ、一
端面には円周に沿って一定ピッチの柱1240bが設け
られている。作動カム1240は、歯1240aと歯1
240aの間に係止してしている作動カムジャンパ12
41により静止時の位相が規正されており、作動レバー
1242の先端部に設けた作動カム回転部1242dに
より反時計回りに回転される。
【0062】スタート/ストップの作動機構(第1の起
動手段)は、図7に示すように、作動レバー1242、
スイッチレバーA1243及び伝達レバーばね1244
により構成されている。
【0063】作動レバー1242は、略L字の平板状に
形成されており、一端部には曲げ状態で構成された押圧
部1242a、楕円状の貫通孔1242b及びピン12
42cが設けられ、他端部の先端部には鋭角の押圧部1
242dが設けられている。このような作動レバー12
42は、押圧部1242aをスタート/ストップボタン
1201に対向させ、貫通孔1242b内にムーブメン
ト側に固定されているピン1242eを挿入し、ピン1
242cに伝達レバーばね1244の一端を係止させ、
押圧部1242dを作動カム1240の近傍に配置する
ことにより、スタート/ストップの作動機構として構成
される。
【0064】スイッチレバーA1243は、一端部はス
イッチ部1243aとして形成され、略中央部には平面
的な突起部1243bが設けられ、他端部は係止部12
43cとして形成されている。このようなスイッチレバ
ーA1243は、略中央部をムーブメント側に固定され
ているピン1243dに回転可能に軸支し、スイッチ部
1243aを回路基板1704のスタート回路の近傍に
配置し、突起部1243bを作動カム1240の軸方向
に設けた柱部1240bに接触するように配置し、係止
部1243cをムーブメント側に固定されているピン1
243eに係止させることにより、スタート/ストップ
の作動機構として構成される。即ち、スイッチレバーA
1243のスイッチ部1243aは、回路基板1704
のスタート回路と接触してスイッチ入力となる。尚、地
板1701等を介して2次電源1500と電気的に接続
されているスイッチレバーA1243は、2次電源15
00の正極と同じ電位を有している。
【0065】以上のような構成のスタート/ストップの
作動機構の動作例を、クロノグラフ部1200をスター
トさせる場合について、図7〜図9を参照して説明す
る。
【0066】クロノグラフ部1200がストップ状態に
あるときは、図7に示すように、作動レバー1242
は、押圧部1242aがスタート/ストップボタン12
01から離れ、ピン1242cが伝達レバーばね124
4の弾性力により図示矢印a方向に押圧され、貫通孔1
242bの一端がピン1242eに図示矢印b方向に押
圧された状態で位置決めされている。このとき、作動レ
バー1242の先端部1242dは、作動カム1240
の歯1240aと歯1240aの間に位置している。
【0067】スイッチレバーA1243は、突起部12
43bが作動カム1240の柱1240bにより、スイ
ッチレバーA1243の他端に設けたばね部1243c
のばね力に対抗するように押し上げられ、係止部124
3cがピン1243eに図示矢印c方向に押圧された状
態で位置決めされている。このとき、スイッチレバーA
1243のスイッチ部1243aは、回路基板1704
のスタート回路から離れており、スタート回路は電気的
に遮断状態にある。
【0068】この状態からクロノグラフ部1200をス
タート状態に移行させるために、図8に示すように、ス
タート/ストップボタン1201を図示矢印a方向に押
すと、作動レバー1242の押圧部1242aがスター
ト/ストップボタン1201と接触して図示矢印b方向
に押圧され、ピン1242cが伝達レバーばね1244
を押圧して図示矢印c方向に弾性変形させる。従って、
作動レバー1242全体は、貫通孔1242bとピン1
242eをガイドとして図示矢印d方向に移動する。こ
のとき、作動レバー1242の先端部1242dは、作
動カム1240の歯1240aの側面と接触して押圧
し、作動カム1240を図示矢印e方向に回転させる。
【0069】同時に、作動カム1240の回転により柱
1240bの側面と、スイッチレバーA1243の突起
部1243bの位相がずれ、柱1240bと柱1240
bの隙間まで達すると、突起部1243bはばね部12
43cの復元力により上記隙間に入り込む。従って、ス
イッチレバーA1243のスイッチ部1243aは、図
示矢印f方向に回転して回路基板1704のスタート回
路に接触するので、スタート回路は電気的に導通状態と
なる。
【0070】尚、このとき、作動カムジャンパ1241
の先端部1241aは、作動カム1240の歯1240
aにより押し上げられている。
【0071】そして、上記動作は、作動カム1240の
歯1240aが1ピッチ分送られるまで継続される。
【0072】その後、スタート/ストップボタン120
1から手を離すと、図9に示すように、スタート/スト
ップボタン1201は、内蔵されているばねにより自動
的に元の状態に復帰する。そして、作動レバー1242
のピン1242cが、伝達レバーばね1244の復元力
により図示矢印a方向に押圧される。従って、作動レバ
ー1242全体は、貫通孔1242bとピン1242e
をガイドとして、貫通孔1242bの一端がピン124
2eに接触するまで図示矢印b方向に移動し、図7と同
位置の状態に復帰する。
【0073】このときは、スイッチレバーA1243の
突起部1243bは、作動カム1240の柱1240b
と柱1240bの隙間に入り込んだままであるので、ス
イッチ部1243aは回路基板1704のスタート回路
に接触した状態となり、スタート回路は電気的に導通状
態が維持される。従って、クロノグラフ部1200はス
タート状態が維持される。
【0074】尚、このとき、作動カムジャンパ1241
の先端部1241aは、作動カム1240の歯1240
aと歯1240aの間に入り込み、作動カム1240の
静止状態における回転方向の位相を規正している。
【0075】一方、クロノグラフ部1200をストップ
させる場合は、上記スタート動作と同様の動作が行わ
れ、最終的には図7に示す状態に戻る。
【0076】以上のように、スタート/ストップボタン
1201の押し込み動作により、作動レバー1242を
揺動させて作動カム1240を回転させ、スイッチレバ
ーA1243を揺動させてクロノグラフ部1200のス
タート/ストップを制御することができる。
【0077】リセットの作動機構(第2の起動手段)
は、図5のように、作動カム1240、伝達レバー12
51、復針伝達レバー1252、復針中間レバー125
3、復針起動レバー1254、伝達レバーばね124
4、復針中間レバーばね1255、復針ジャンパ125
6及びスイッチレバーB1257により構成されてい
る。さらに、リセットの作動機構は、ハートカムA12
61、帰零レバーA1262、帰零レバーAばね126
3、ハートカムB1264、帰零レバーB1265、帰
零レバーBばね1266、ハートカムC1267、帰零
レバーC1268、帰零レバーCばね1269、ハート
カムD1270、帰零レバーD1271及び帰零レバー
Dばね1272により構成されている。
【0078】ここで、クロノグラフ部1200のリセッ
トの作動機構は、クロノグラフ部1200がスタート状
態においては作動せず、クロノグラフ部1200がスト
ップ状態になって作動するように構成されている。この
ような機構を安全機構といい、先ず、この安全機構を構
成している伝達レバー1251、復針伝達レバー125
2、復針中間レバー1253、伝達レバーばね124
4、復針中間レバーばね1255、復針ジャンパ125
6について図10を参照して説明する。
【0079】伝達レバー1251は、略Y字の平板状に
形成されており、一端部には押圧部1251aが設けら
れ、二股の一端部には楕円状の貫通孔1251bが設け
られ、押圧部1251aと貫通孔1251bの中間部に
はピン1251cが設けられている。このような伝達レ
バー1251は、押圧部1251aをリセットボタン1
202に対向させ、貫通孔1251b内に復針伝達レバ
ー1252のピン1252cを挿入し、二股の他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1251dに回転
可能に軸支させ、ピン1251cに伝達レバーばね12
44の他端を係止させることにより、リセットの作動機
構として構成される。
【0080】復針伝達レバー1252は、略矩形平板状
の第1復針伝達レバー1252aと第2復針伝達レバー
1252bとが、重ね合わされて略中央部で相互に回転
可能な軸1252gに軸支されて成る。第1復針伝達レ
バー1252aの一端部には上記ピン1252cが設け
られ、第2復針伝達レバー1252bの両端部にはそれ
ぞれ押圧部1252d、1252eが形成されている。
このような復針伝達レバー1252は、ピン1252c
を伝達レバー1251の貫通孔1251b内に挿入し、
第1復針伝達レバー1252aの他端部をムーブメント
側に固定されているピン1252fに回転可能に軸支さ
せ、さらに押圧部1252dを復針中間レバー1253
の押圧部1253cに対向させ、押圧部1252eを作
動カム1240の近傍に配置することにより、リセット
の作動機構として構成される。
【0081】復針中間レバー1253は、略矩形の平板
状に形成されており、一端部及び中間部にはそれぞれピ
ン1253a、1253bが設けられ、他端部の一方の
角部は押圧部1253cとして形成されている。このよ
うな復針中間レバー1253は、ピン1253aに復針
中間レバーばね1255の一端を係止させ、ピン125
3bに復針ジャンパ1256の一端を係止させ、押圧部
1253cを第2復針伝達レバー1252bの押圧部1
252dに対向させ、他端部の他方の角部をムーブメン
ト側に固定されているピン1253dに回転可能に軸支
させることにより、リセットの作動機構として構成され
る。
【0082】以上のような構成の安全機構の動作例を、
図10〜図13を参照して説明する。
【0083】クロノグラフ部1200がスタート状態に
あるときは、図10に示すように、伝達レバー1251
は、押圧部1251aがリセットボタン1202から離
れ、ピン1251cが伝達レバーばね1244の弾性力
により図示矢印a方向に押圧された状態で位置決めされ
ている。このとき、第2復針伝達レバー1252bの押
圧部1252eは、作動カム1240の柱1240bと
柱1240bの隙間の外側に位置している。
【0084】この状態で、図11に示すように、リセッ
トボタン1202を図示矢印a方向に押すと、伝達レバ
ー1251の押圧部1251aがリセットボタン120
2と接触して図示矢印b方向に押圧され、ピン1251
cが伝達レバーばね1244を押圧して図示矢印c方向
に弾性変形させる。従って、伝達レバー1251全体
は、ピン1251dを中心に図示矢印d方向に回転す
る。そして、この回転に伴って、第1復針伝達レバー1
252aのピン1252cを、伝達レバー1251の貫
通孔1251bに沿って移動させるので、第1復針伝達
レバー1252aは、ピン1252fを中心に図示矢印
e方向に回転する。
【0085】このとき、第2復針伝達レバー1252b
の押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240
bと柱1240bの隙間に入り込むので、押圧部125
2dは、復針中間レバー1253の押圧部1253cと
接触しても、第2復針伝達レバー1252bが,軸12
52gを中心に回転してストロークが吸収されるため、
押圧部1253cが押圧部1252dに押されることは
ない。従って、リセットボタン1202の操作力は、復
針伝達レバー1252で途切れて後述する復針中間レバ
ー1253以降のリセットの作動機構に伝達されないの
で、クロノグラフ部1200がスタート状態にあるとき
に、誤ってリセットボタン1202を押してもクロノグ
ラフ部1200がリセットされることを防止することが
できる。一方、クロノグラフ部1200がストップ状態
にあるときは、図12に示すように、伝達レバー125
1は、押圧部1251aがリセットボタン1202から
離れ、ピン1251cが伝達レバーばね1244の弾性
力により図示矢印a方向に押圧された状態で位置決めさ
れている。このとき、第2復針伝達レバー1252bの
押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240b
の外側に位置している。
【0086】この状態で、図13に示すように、リセッ
トボタン1202を手で図示矢印a方向に押すと、伝達
レバー1251の押圧部1251aがリセットボタン1
202と接触して図示矢印b方向に押圧され、ピン12
51cが伝達レバーばね1244を押圧して図示矢印c
方向に弾性変形させる。従って、伝達レバー1251全
体は、ピン1251dを中心に図示矢印d方向に回転す
る。そして、この回転に伴って、第1復針伝達レバー1
252aのピン1252cを、貫通孔1251bに沿っ
て移動させるので、第1復針伝達レバー1252aは、
ピン1252fを中心に図示矢印e方向に回転する。
【0087】このとき、第2復針伝達レバー1252b
の押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240
bの側面で止められるので、第2復針伝達レバー125
2bは、軸1252gを回転中心として図示矢印f方向
に回転することになる。この回転により、第2復針伝達
レバー1252bの押圧部1252dは、復針中間レバ
ー1253の押圧部1253cと接触して押圧するの
で、復針中間レバー1253は、ピン1253dを中心
に図示矢印g方向に回転することになる。従って、リセ
ットボタン1202の操作力は、後述する復針中間レバ
ー1253以降のリセットの作動機構に伝達されるの
で、クロノグラフ部1200がストップ状態にあるとき
は、リセットボタン1202を押すことによりクロノグ
ラフ部1200をリセットすることができる。尚、この
リセットがかかると、スイッチレバーB1257の接点
が回路基板1704のリセット回路に接触して、クロノ
グラフ部1200を電気的にリセットする。
【0088】次に、図5に示すクロノグラフ部1200
のリセット作動機構の主要機構を構成している復針起動
レバー1254、ハートカムA1261、帰零レバーA
1262、帰零レバーAばね1263、ハートカムB1
264、帰零レバーB1265、帰零レバーBばね12
66、ハートカムC1267、帰零レバーC1268、
帰零レバーCばね1269、ハートカムD1270、帰
零レバーD1271及び帰零レバーDばね1272につ
いて図14を参照して説明する。
【0089】復針起動レバー1254は、略I字の平板
状に形成されており、一端部には楕円状の貫通孔125
4aが設けられ、他端部にはレバーD抑え部1254b
が形成され、中央部にはレバーB抑え部1254c及び
レバーC抑え部1254dが形成されている。このよう
な復針起動レバー1254は、中央部を回転可能となる
ように固定し、貫通孔1254a内に復針中間レバー1
253のピン1253bを挿入することにより、リセッ
トの作動機構として構成される。
【0090】ハートカムA1261、B1264、C1
267、D1270は、1/10秒CG車1232、1
秒CG車1223、分CG車1216及び時CG車12
17の各回転軸にそれぞれ固定されている。
【0091】帰零レバーA1262は、一端がハートカ
ムA1261を叩くハンマ部1262aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1262bが形成され、中央
部にはピン1262cが設けられている。このような帰
零レバーA1262は、他端部をムーブメント側に固定
されているピン1253dに回転可能に軸支させ、ピン
1262cに帰零レバーAばね1263の一端を係止さ
せることにより、リセットの作動機構として構成され
る。
【0092】帰零レバーB1265は、一端がハートカ
ムB1264を叩くハンマ部1265aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1265b及び押圧部126
5cが形成され、中央部にはピン1265dが設けられ
ている。このような帰零レバーB1265は、他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1253dに回転
可能に軸支させ、ピン1265dに帰零レバーBばね1
266の一端を係止させることにより、リセットの作動
機構として構成される。
【0093】帰零レバーC1268は、一端がハートカ
ムC1267を叩くハンマ部1268aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1268b及び押圧部126
8cが形成され、中央部にはピン1268dが設けられ
ている。このような帰零レバーC1268は、他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1268eに回転
可能に軸支させ、ピン1268dに帰零レバーCばね1
269の一端を係止させることにより、リセットの作動
機構として構成される。
【0094】帰零レバーD1271は、一端がハートカ
ムD1270を叩くハンマ部1271aとして形成さ
れ、他端部にはピン1271bが設けられている。この
ような帰零レバーD1271は、他端部をムーブメント
側に固定されているピン1271cに回転可能に軸支さ
せ、ピン1271bに帰零レバーDばね1272の一端
を係止させることにより、リセットの作動機構として構
成される。
【0095】以上のような構成のリセットの作動機構の
動作例を、図14及び図15を参照して説明する。
【0096】クロノグラフ部1200がストップ状態に
あるときは、図14に示すように、帰零レバーA126
2は、回転規正部1262bが帰零レバーB1265の
回転規正部1265bに係止され、ピン1262cが帰
零レバーAばね1263の弾性力により図示矢印a方向
に押圧された状態で位置決めされている。
【0097】帰零レバーB1265は、回転規正部12
65bが復針起動レバー1254のレバーB抑え部12
54cに係止されていると共に、押圧部1265cが作
動カム1240の柱1240bの側面に押圧され、ピン
1265dが帰零レバーBばね1266の弾性力により
図示矢印b方向に押圧された状態で位置決めされてい
る。
【0098】帰零レバーC1268は、回転規正部12
68bが復針起動レバー1254のレバーC抑え部12
54dに係止されていると共に、押圧部1268cが作
動カム1240の柱1240bの側面に押圧され、ピン
1268dが帰零レバーCばね1269の弾性力により
図示矢印c方向に押圧された状態で位置決めされてい
る。
【0099】帰零レバーD1271は、ピン1271b
が、復針起動レバー1254のレバーD抑え部1254
bに係止されていると共に、帰零レバーDばね1272
の弾性力により図示矢印d方向に押圧された状態で位置
決めされている。
【0100】従って、各帰零レバーA1262、B12
65、C1268、D1271の各ハンマ部1262
a、1265a、1268a、1271aは、各ハート
カムA1261、B1264、C1267、D1270
から所定距離離れて位置決めされている。
【0101】この状態で、図13に示したように、復針
中間レバー1253が、ピン1253dを中心に図示矢
印g方向に回転すると、図15に示すように、復針中間
レバー1253のピン1253bが、復針起動レバー1
254の貫通孔1254a内で貫通孔1254aを押し
ながら移動するので、復針起動レバー1254は図示矢
印a方向に回転する。
【0102】すると、帰零レバーB1265の回転規正
部1265bが、復針起動レバー1254のレバーB抑
え部1254cから外れ、帰零レバーB1265の押圧
部1265cが、作動カム1240の柱1240bと柱
1240bの隙間に入り込む。これにより、帰零レバー
B1265のピン1265dが、帰零レバーBばね12
66の復元力により図示矢印c方向に押圧される。同時
に、回転規正部1262bの規正が解除され、帰零レバ
ーA1262のピン1262cが、帰零レバーAばね1
263の復元力により図示矢印b方向に押圧される。従
って、帰零レバーA1262及び帰零レバーB1265
は、ピン1253dを中心に図示矢印d方向及びe方向
に回転し、各ハンマ部1262a及び1265aが、各
ハートカムA1261及びB1264を叩いて回転さ
せ、1/10秒クロノグラフ針1231及び1秒クロノ
グラフ針1221をそれぞれ帰零させる。
【0103】同時に、帰零レバーC1268の回転規正
部1268bが、復針起動レバー1254のレバーC抑
え部1254dから外れ、帰零レバーC1268の押圧
部1268cが、作動カム1240の柱1240bと柱
1240bの隙間に入り込み、帰零レバーC1268の
ピン1268dが、帰零レバーCばね1269の復元力
により図示矢印f方向に押圧される。さらに、帰零レバ
ーD1271のピン1271bが、復針起動レバー12
54のレバーD抑え部1254bから外れる。これによ
り、帰零レバーD1271のピン1271bが、帰零レ
バーDばね1272の復元力により図示矢印h方向に押
圧される。従って、帰零レバーC1268及び帰零レバ
ーD1271は、ピン1268e及びピン1271cを
中心に図示矢印i方向及びj方向に回転し、各ハンマ部
1268a及び1271aが、各ハートカムC1267
及びD1270を叩いて回転させ、時分クロノグラフ針
1211、1212をそれぞれ帰零させる。
【0104】以上の一連の動作により、クロノグラフ部
1200がストップ状態にあるときは、リセットボタン
1202を押すことによりクロノグラフ部1200をリ
セットすることができる。
【0105】図16は、図1の電子時計に用いられてい
る発電装置の一例を示す概略斜視図である。
【0106】この発電装置1600は、高透磁材に巻か
れた発電コイル1602、高透磁材より成る発電ステー
タ1603、永久磁石とかな部より成る発電ロータ16
04、片重りの回転錘1605等により構成されてい
る。
【0107】回転錘1605及び回転錘1605の下方
に配置されている回転錘車1606は、回転錘受に固着
された軸に回転可能に軸支され、回転錘ネジ1607で
軸方向の外れを防止している。回転錘車1606は、発
電ロータ伝え車1608のかな部1608aとかみ合
い、発電ロータ伝え車1608の歯車部1608bは、
発電ロータ1604のかな部1604aとかみ合ってい
る。この輪列は、30倍から200倍程度に増速されて
いる。この増速比は、発電装置の性能や時計の仕様によ
り自由に設定することが可能である。
【0108】このような構成において、使用者の腕の動
作等により回転錘1605が回転すると、発電ロータ1
604が高速に回転する。発電ロータ1604には永久
磁石が固着されているので、発電ロータ1604の回転
のたびに、発電ステータ1603を通して発電コイル1
602を鎖交する磁束の方向が変化し、電磁誘導により
発電コイル1602に交流電流が発生する。この交流電
流は、整流回路1609によって整流されて2次電源1
500に充電される。
【0109】図17は、図1の電子時計の機構的な部分
を除いたシステム全体の構成例を示す概略ブロック図で
ある。
【0110】音叉型水晶振動子1703を含む水晶発振
回路1801から出力される例えば発振周波数32kH
zの信号SQBは、高周波分周回路1802に入力され
て16kHzから128Hzの周波数まで分周される。
高周波分周回路1802で分周された信号SHDは、低
周波分周回路1803に入力されて64Hzから1/8
0Hzの周波数まで分周される。尚、この低周波分周回
路1803の発生周波数は、低周波分周回路1803に
接続されている基本時計リセット回路1804によりリ
セット可能となっている。
【0111】低周波分周回路1803で分周された信号
SLDは、タイミング信号としてモータパルス発生回路
1805に入力され、この分周信号SLDが例えば1秒
又は1/10秒毎にアクティブになるとモータ駆動用の
パルスとモータの回転等の検出用のパルスSPWが生成
される。モータパルス発生回路1805で生成されたモ
ータ駆動用のパルスSPWは、通常時刻部1100のモ
ータ1300に対して供給され、通常時刻部1100の
モータ1300が駆動され、また、これとは異なるタイ
ミングでモータの回転等の検出用のパルスSPWは、モ
ータ検出回路1806に対して供給され、モータ130
0の外部磁界及びモータ1300のロータの回転が検出
される。そして、モータ検出回路1806で検出された
外部磁界検出信号及び回転検出信号SDWは、モータパ
ルス発生回路1805に対してフィードバックされる。
【0112】発電装置1600で発電される交流電圧S
ACは、充電制御回路1811を介して整流回路160
9に入力され、例えば全波整流され直流電圧SDCとさ
れて2次電源1500に充電される。2次電源1500
の両端間の電圧SVBは、電圧検出回路1812により
常時あるいは随時検出されており、2次電源1500の
充電量の過不足状態により、対応する充電制御指令SF
Cが充電制御回路1811に入力される。そして、この
充電制御指令SFCに基づいて、発電装置1600で発
電される交流電圧SACの整流回路1609への供給の
停止・開始が制御される。
【0113】一方、2次電源1500に充電された直流
電圧SDCは、昇圧用コンデンサ1813aを含んでい
る昇圧回路1813に入力されて所定の倍数で昇圧され
る。そして、昇圧された直流電圧SDUは、大容量コン
デンサ1814に蓄電される。
【0114】ここで、昇圧は、2次電源1500の電圧
がモータや回路の動作電圧を下回った場合でも確実に動
作させるための手段である。即ち、モータや回路は共に
大容量コンデンサ1814に蓄えられている電気エネル
ギで駆動される。但し、2次電源1500の電圧が1.
3V近くまで大きくなると、大容量コンデンサ1814
と2次電源1500を並列に接続して使用している。
【0115】大容量コンデンサ1814の両端間の電圧
SVCは、電圧検出回路1812により常時あるいは随
時検出されており、大容量コンデンサ1814の電気量
の残量状態により、対応する昇圧指令SUCが昇圧制御
回路1815に入力される。そして、この昇圧指令SU
Cに基づいて、昇圧回路1813における昇圧倍率SW
Cが制御される。昇圧倍率とは、2次電源1500の電
圧を昇圧し大容量コンデンサ1814に発生させる場合
の倍率のことで、(大容量コンデンサ1814の電圧)
/(2次電源1500の電圧)で表すと3倍、2倍、
1.5倍、1倍等といった倍率で制御される。
【0116】スタート/ストップボタン1201に付随
しているスイッチA1821及びリセットボタン120
2に付随しているスイッチB1822からのスタート信
号SSTあるいはストップ信号SSP又はリセット信号
SRTは、スタート/ストップボタン1201が押され
たか否かを判断するスイッチA入力回路1823又はリ
セットボタン1202が押されたか否かを判断するスイ
ッチB入力回路1828を介して、クロノグラフ部12
00における各モードを制御するモード制御回路182
4に入力される。尚、スイッチA1821には、スイッ
チ保持機構であるスイッチレバーA1243が備えら
れ、スイッチB1822には、スイッチレバーB125
7が備えられている。
【0117】また、高周波分周回路1802で分周され
た信号SHDも、モード制御回路1824に入力され
る。そして、スタート信号SSTにより、モード制御回
路1824よりスタート/ストップ制御信号SMCが出
力され、このスタート/ストップ制御信号SMCによ
り、クロノグラフ基準信号発生回路1825で生成され
たクロノグラフ基準信号SCBが、モータパルス発生回
路1826に入力される。一方、クロノグラフ基準信号
発生回路1825で生成されたクロノグラフ基準信号S
CBは、クロノグラフ用低周波分周回路1827にも入
力され、高周波分周回路1802で分周された信号SH
Dが、このクロノグラフ基準信号SCBに同期して64
Hzから16Hzの周波数まで分周される。そして、ク
ロノグラフ用低周波分周回路1827で分周された信号
SCDが、モータパルス発生回路1826に入力され
る。
【0118】そして、クロノグラフ基準信号SCB及び
分周信号SCDは、タイミング信号としてモータパルス
発生回路1826に入力される。例えば1/10秒又は
1秒毎のクロノグラフ基準信号SCBの出力タイミング
から分周信号SCDがアクティブとなり、この分周信号
SCD等によりモータ駆動用のパルスとモータの回転等
の検出用のパルスSPCが生成される。モータパルス発
生回路1826で生成されたモータ駆動用のパルスSP
Cは、クロノグラフ部1200のモータ1400に対し
て供給され、クロノグラフ部1200のモータ1400
が駆動され、また、これとは異なるタイミングでモータ
の回転等の検出用のパルスSPCは、モータ検出回路1
828に対して供給され、モータ1400の外部磁界及
びモータ1400のロータの回転が検出される。そし
て、モータ検出回路1828で検出された外部磁界検出
信号及び回転検出信号SDGは、モータパルス発生回路
1826に対してフィードバックされる。
【0119】さらに、クロノグラフ基準信号発生回路1
825で生成されたクロノグラフ基準信号SCBは、例
えば16bitの自動停止カウンタ1829にも入力さ
れてカウントされる。そして、このカウントが所定の
値、即ち測定限界時間に達したとき、自動停止信号SA
Sがモード制御回路1824に入力される。このとき
は、ストップ信号SSPが、クロノグラフ基準信号発生
回路1825に対して入力され、クロノグラフ基準信号
発生回路1825がストップされると共にリセットされ
る。
【0120】また、モード制御回路1824にストップ
信号SSPが入力されると、スタート/ストップ制御信
号SMCの出力が停止し、クロノグラフ基準信号SCB
の生成も停止されてクロノグラフ部1200のモータ1
400の駆動が停止される。そして、クロノグラフ基準
信号SCBの生成停止後、つまり、後述するスタート/
ストップ制御信号SMCの生成停止後に、モード制御回
路1824に入力されたリセット信号SRTはリセット
制御信号SRCとして、クロノグラフ基準信号発生回路
1825及び自動停止カウンタ1829に入力され、ク
ロノグラフ基準信号発生回路1825及び自動停止カウ
ンタ1829がリセットされると共に、クロノグラフ部
1200の各クロノグラフ針がリセット(帰零)され
る。
【0121】ここで、図1に示す制御回路1800内の
制御部1900は、スイッチA1821及びスイッチB
1822、スイッチA入力回路1823、スイッチB入
力回路1828、モード制御回路1824、クロノグラ
フ基準信号発生回路1825及び自動停止カウンタ18
29で構成されており、本発明の主要部であるスイッチ
A入力回路1823の詳細な構成例及び動作例について
図18〜図21を参照して説明する。
【0122】スイッチA入力回路1823は、サンプリ
ングパルス発生回路(第1の回路)1901、スイッチ
状態保持回路(第2の回路)1902、ナンド回路(第
3の回路)1903を備えている。
【0123】サンプリングパルス発生回路1901は、
高周波分周回路1802で分周された周波数の異なる信
号(第1及び第2のパルス信号)SHD、例えば図19
に示すように分周されたφ×2kM及びφ128のパル
ス信号が入力されることにより、φ128のパルス信号
の立下りのタイミングでLレベル(第1のレベル)にな
り、φ×2kMのパルス信号の立下りのタイミングでH
レベル(第2のレベル)になるサンプリングパルスとし
ての信号A(第3のパルス信号)を出力する。尚、ここ
で、φはHzを表し、×は反転を表し、Mは半波長のず
れを表す。
【0124】スイッチ状態保持回路1902は、サンプ
リングパルス発生回路1901からの信号Aが入力され
ると共に、スイッチA(第1の起動手段)1821から
のスイッチ信号(起動信号)SSが入力される。このス
イッチ信号SSは、信号AがLの期間プルダウンされて
おり、スイッチA1821がオンのときHレベルとな
り、オフのときLレベルになる。従って、スイッチ状態
保持回路1902は、図20に示すように、信号Aによ
りスイッチ信号SSをサンプリングし、スイッチ信号S
SがHレベルのとき、信号Aの立上りのタイミングでH
レベルとなり、スイッチ信号SSがLレベルのとき、信
号Aの立上りのタイミングでLレベルとなるようなスイ
ッチ状態を保持する信号B(第4のパルス信号)を出力
する。
【0125】ナンド回路1903は、図20に示すよう
に、スイッチ状態保持回路1902からの信号Bが入力
されると共に、高周波分周回路1802からのφ128
のパルス信号が入力されることにより、信号BがLレベ
ルのとき、Hレベルとなり、信号BがHレベルのとき、
φ128のパルス信号の立上りのタイミングでLレベル
になり、かつφ128のパルス信号の立下りのタイミン
グでHレベルになるスタート信号SST/ストップ信号
SSPとしての信号C(第5のパルス信号)を出力して
モード制御回路1824に入力する。
【0126】このような構成において、例えば図21に
示すように、時点T1でスタート/ストップボタン12
01が押されてスイッチA1821がオンされると、ス
イッチA1821からスイッチ状態保持回路1902
に、Hレベルとなったスイッチ信号SSが入力される。
そして、スイッチ状態保持回路1902からナンド回路
1903に、サンプリングパルス発生回路1901から
の信号Aの立上りのタイミングでHレベルとなった信号
Bが出力される。そして、ナンド回路1903からモー
ド制御回路1824に、φ128のパルス信号の立上り
のタイミングでLレベルになり、φ128のパルス信号
の立下りのタイミングでHレベルになる信号Cが出力さ
れる。従って、モード制御回路1824の計測認識(モ
−タパルス出力)はオン状態になり、安全機構は帰零不
可状態になる。
【0127】その後、時点T2で例えば発電装置160
0の発電状態によって2次電源1500の電圧が降下す
ることにより大容量コンデンサ1814の電源電圧が制
御回路1800の動作電圧以下になってしまい、時点T
3で発電装置1600による充電により2次電源150
0の電源電圧が上記動作電圧以上に回復した場合は、モ
ード制御回路1824は、再度スタート/ストップボタ
ン1201のスイッチ状態をサンプリングすることによ
り、計測・非計測、即ちリセット可・不可の状態を判別
する。このときは計測認識(モ−タパルス出力)はオン
状態が維持され、安全機構も帰零不可状態が維持される
ことになる。
【0128】よって、その後の時点T4でスタート/ス
トップボタン1201が押されてスイッチA1821が
オフされると、スイッチA1821からスイッチ状態保
持回路1902に、Lレベルとなったスイッチ信号SS
が入力される。そして、スイッチ状態保持回路1902
からナンド回路1903に、サンプリングパルス発生回
路1901からの信号Aの立上がりのタイミングでLレ
ベルとなった信号Bが出力される。そして、ナンド回路
1903からモード制御回路1824に、Hレベルにな
った信号Cが出力される。
【0129】従って、モード制御回路1824の計測認
識(モ−タパルス出力)はオフ状態になり、安全機構は
帰零可状態になる。さらに、その後の時点T5でリセッ
トボタンが押されてリセット信号が出力されると、モー
ド制御回路1824のリセット認識はオン状態になり、
帰零されることになる。
【0130】このように、クロノグラフ機能が異常停止
したときも、クロノグラフのスタート/ストップ及びリ
セット操作は、制御回路の認識と安全機構の状態を常に
一致させておくことができるので、時間計測中に帰零さ
れたり、正常な時間計測停止中にもかかわらず帰零する
ことができないということを防止することができる。本
発明は、上記実施の形態に限定されず、特許請求の範囲
を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
【0131】例えば、上述した実施形態においては、電
子時計1000の電源として、発電装置1600により
蓄電される2次電源1500が使用されているが、これ
に限らず、従来のボタン電池等の電源電池であってもよ
い。さらに、発電装置1600に加えて、あるいは発電
装置1600の代わりに、太陽電池や充電池が使用され
てもよい。
【0132】また、回転錘1605により発電する発電
装置1600を用いたが、例えばりゅうず等の外部操作
部材により巻き上げたぜんまいの解けるトルクを用いて
発電機を回して発電する発電装置を用いてもよい。
【0133】さらに、クロノグラフ部1200のモータ
1400は1つとしたが、特にこれに限定されるもので
はなく、クロノグラフ部1200の各針にモータをそれ
ぞれ備えるように構成してもよい。
【0134】また、計時装置として、アナログ表示式の
クロノグラフ機能を有する電子時計について説明した
が、特にこれに限定されるものではなく、アナログ表示
式の多機能の時計であれば、例えば携帯時計、腕時計、
置き時計、掛け時計等に適用することができる。
【0135】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機械的機構の
リセット不可状態と電気的機能のリセット不可状態を常
に一致させているので、経過時間の計測が異常にストッ
プした後の経過時間の計測中にリセットしてしまうよう
な誤動作を防止することができる。
【0136】請求項2の発明によれば、計測動作の停止
後に電源電圧が計測動作電圧以上に回復した場合でも、
その後の経過時間の計測中にリセットしてしまうような
誤動作を防止することができる。
【0137】請求項3の発明によれば、経過時間の計測
をストップさせる起動手段の操作により、経過時間の計
測の電気的なオン状態をオフ状態に切り替えた後に、機
械的機構のリセットを行うことができる。
【0138】請求項4の発明によれば、経過時間の計測
をストップさせる起動手段の操作により、経過時間の計
測の電気的なオン状態をオフ状態に切り替えた後に、機
械的機構のリセットを行うことができる。
【0139】請求項5の発明によれば、機械的機構の帰
零不可状態と電気的機能のリセット不可状態を常に一致
させているので、針の駆動が異常に停止した後の針の駆
動中に帰零させてしまうような誤動作を防止することが
できる。
【0140】請求項6の発明によれば、針の駆動の停止
後に電源電圧が針の駆動電圧以上に回復した場合でも、
その後の針の駆動中に帰零させてしまうような誤動作を
防止することができる。
【0141】請求項7の発明によれば、経過時間の計測
をストップさせるために針の駆動を停止させる起動手段
の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り替えた後
に、針の帰零を行うことができる。
【0142】請求項8の発明によれば、経過時間の計測
をストップさせるために針の駆動を停止させる起動手段
の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り替えた後
に、針の帰零を行うことができる。
【0143】請求項9の発明によれば、機械的機構の帰
零不可状態と電気的制御部のリセット不可状態を常に一
致させているので、針の駆動が異常に停止した後の針の
駆動中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてしま
うような誤動作を防止することができる。
【0144】請求項10の発明によれば、機械的機構の
帰零不可状態と電気的機能のリセット不可状態を常に一
致させているので、針の駆動が異常に停止した後の針の
駆動中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてしま
うような誤動作を防止することができる。
【0145】請求項11の発明によれば、機械的機構の
帰零不可状態と電気的制御部のリセット不可状態を常に
一致させているので、針の駆動が異常に停止した後の針
の駆動中に第2の起動手段を誤って押して帰零させてし
まうような誤動作を防止することができる。
【0146】請求項12の発明によれば、機械的機構の
帰零不可状態と電気的制御部のリセット不可状態を常に
一致させているので、針の駆動の停止後に電源電圧が針
の駆動電圧以上に回復した場合でも、その後の針の駆動
中に帰零させてしまうような誤動作を防止することがで
きる。
【0147】請求項13の発明によれば、経過時間の計
測をストップさせるために針の駆動を停止させる第1の
起動手段の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り
替えた後に、針の帰零を行うことができる。
【0148】請求項14の発明によれば、経過時間の計
測をストップさせるために針の駆動を停止させる第1の
起動手段の操作により、針の駆動信号を停止信号に切り
替えた後に、針の帰零を行うことができる。
【0149】請求項15の発明によれば、例えばクロノ
グラフ電子時計に適用して針の駆動中に帰零させてしま
うような誤動作を防止することができるので、計測デー
タの採取ミス等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計時装置である電子時計の実施形態を
示す概略ブロック構成図。
【図2】図1に示す電子時計の完成体の外観例を示す平
面図。
【図3】図2に示す電子時計のムーブメントを裏側から
見たときの概略構成例を示す平面図。
【図4】図2に示す電子時計のムーブメント内の通常時
刻部の輪列の係合状態を示す斜視図。
【図5】図2に示す電子時計のクロノグラフ部のスター
ト/ストップ及びリセット(帰零)の作動機構の概略構
成例を示す平面図。
【図6】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップ及
びリセット(帰零)の作動機構の主要部の概略構成例を
示す断面側面図。
【図7】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第1の平面図。
【図8】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第2の平面図。
【図9】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第3の平面図。
【図10】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第1の斜視図。
【図11】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第2の斜視図。
【図12】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第3の斜視図。
【図13】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第4の斜視図。
【図14】図5のクロノグラフ部のリセット作動機構の
主要機構の動作例を示す第1の平面図。
【図15】図5のクロノグラフ部のリセット作動機構の
主要機構の動作例を示す第2の平面図。
【図16】図1の電子時計に用いられている発電装置の
一例を示す概略斜視図。
【図17】図1の電子時計に用いられている制御回路の
構成例を示す概略ブロック図。
【図18】図17の制御回路における制御部の主要部の
構成例を示すブロック図。
【図19】図17の制御部におけるスイッチ入力回路を
示す図。
【図20】図19のスイッチ入力回路の各部における信
号を示すタイムチャート。
【図21】図17の制御部の機能による図1の電子時計
における各部動作例を示すタイムチャート。
【図22】従来の計時装置である電子時計の一例におけ
る各部動作例を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1000 電子時計 1100 通常時刻部 1200 クロノグラフ部 1300 モータ 1400 モータ 1500 2次電源 1600 発電装置 1700 ムーブメント 1800 制御回路 1900 制御部 1821 スイッチA 1823 スイッチ入力回路/チャタリング防止回路 1824 モード制御回路 1825 クロノグラフ基準信号発生回路 1829 自動停止カウンタ 1901 サンプリングパルス発生回路 1902 スイッチ状態保持回路 1903 ナンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 秀弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも任意の経過時間を計測する機
    能を有し、前記機能のスタート後は前記機能のリセット
    を不可とし、前記機能のストップ後は前記機能のリセッ
    トを可とする機構を備えた多機能の計時装置において、 前記機能のスタート後は、前記機能のストップが正常な
    ときを除き、前記機能の電気的なオン状態を常時維持す
    ることを特徴とする計時装置。
  2. 【請求項2】 前記機能の電気的なオン状態は、電源電
    圧が前記機能の動作電圧を下回った後、再度動作可能な
    電圧となったときも維持される請求項1に記載の計時装
    置。
  3. 【請求項3】 前記機能のスタート及びストップを起動
    する手段を備え、前記機能の電気的なオン状態は、前記
    起動手段による前記機能のストップの起動によりオフ状
    態に切り替えられる請求項1又は2のいずれかに記載の
    計時装置。
  4. 【請求項4】 前記機能のストップが正常なときとは、
    前記起動手段により前記機能のストップが起動されたと
    きである請求項3に記載の計時装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも任意の経過時間を計測して表
    示する針と、前記針の駆動後は前記針の帰零を不可と
    し、前記針の停止後は前記針の帰零を可とする機構とを
    備えた多機能の計時装置において、 前記針の駆動後は、前記針の停止が正常なときを除き、
    前記針の駆動信号を常時維持することを特徴とする計時
    装置。
  6. 【請求項6】 前記針の駆動信号は、電源電圧が前記針
    の駆動電圧を下回った後、再度動作可能な電圧となった
    ときも維持される請求項5に記載の計時装置。
  7. 【請求項7】 前記針の駆動及び停止を起動する手段を
    備え、前記針の駆動信号は、前記起動手段による前記針
    の停止の起動により停止信号に切り替えられる請求項5
    又は6のいずれかに記載の計時装置。
  8. 【請求項8】 前記針の停止が正常なときとは、前記起
    動手段により前記針の停止が起動されたときである請求
    項7に記載の計時装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも任意の経過時間を計測して表
    示する針と、前記針の駆動、停止の各動作を起動する第
    1の起動手段と、前記針の帰零の動作を起動する第2の
    起動手段と、前記第1の起動手段により前記針が駆動し
    ているときは、前記第2の起動手段の起動を無効とし、
    前記第1の起動手段により前記針が停止しているとき
    は、前記第2の起動手段の起動を有効とする安全機構と
    を備えた多機能の計時装置において、 前記第1の起動手段による前記針の駆動後は、前記針の
    停止が正常なときを除き、前記針の駆動信号を常時維持
    する制御部を備えたことを特徴とする計時装置。
  10. 【請求項10】 前記制御部が、回路基板上のパターン
    と、このパターンに機械的に接触するレバーとを備え、
    前記レバーを前記パターンに接触させておくことによ
    り、前記針の駆動信号を常時維持する請求項9に記載の
    計時装置。
  11. 【請求項11】 前記制御部が、 周波数の異なる第1及び第2のパルス信号を入力し、前
    記第2のパルス信号の立下がりで第1のレベルとなり、
    前記第1のパルス信号の立下がりで第2のレベルとなる
    第3のパルス信号を出力する第1の回路と、 前記第1の起動手段による起動信号と前記第3のパルス
    信号を入力し、前記起動信号が第2のレベルのとき、前
    記第3のパルス信号の立上がりで第2のレベルとなり、
    前記起動信号が第1のレベルのとき、前記第3のパルス
    信号の立上がりで第1のレベルとなる第4のパルス信号
    を出力する第2の回路と、 前記第4のパルス信号と前記第2のパルス信号を入力
    し、前記第4のパルス信号が第1のレベルのとき、前記
    第2のパルス信号の立上がりで第1のレベルとなり、前
    記第2のパルス信号の立下がりで第2のレベルとなり、
    前記第4のパルス信号が第2のレベルのとき、前記第2
    のパルス信号の立下がりで第1のレベルとなる前記針の
    駆動信号を常時維持するための第5のパルス信号を出力
    する第3の回路と、 前記第1の起動手段により、回路基板上のパターンに機
    械的に接触して、前記第5のパルス信号の出力を保持す
    るレバーとを備えた請求項9に記載の計時装置。
  12. 【請求項12】 前記針の駆動信号は、電源電圧が前記
    針の駆動電圧を下回った後、再度動作可能な電圧となっ
    たときも維持される請求項9に記載の計時装置。
  13. 【請求項13】 前記針の停止が正常なときとは、前記
    第1の起動手段により前記針の停止が起動されたときで
    ある請求項9に記載の計時装置。
  14. 【請求項14】 前記針の駆動信号は、前記第1の起動
    手段による前記針の停止の起動により停止信号に切り替
    えられる請求項9〜13のいずれかに記載の計時装置。
  15. 【請求項15】 前記計時装置が、電子時計である請求
    項1〜14のいずれかに記載の計時装置。
JP11106298A 1998-04-21 1998-04-21 計時装置 Expired - Fee Related JP3446604B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11106298A JP3446604B2 (ja) 1998-04-21 1998-04-21 計時装置
CNB998009814A CN100350335C (zh) 1998-04-21 1999-04-21 计时装置
EP99917093A EP0997799B1 (en) 1998-04-21 1999-04-21 Device and method for timing
PCT/JP1999/002133 WO1999054790A1 (fr) 1998-04-21 1999-04-21 Dispositif et procede de mesure du temps
US09/446,449 US6724692B1 (en) 1998-04-21 1999-04-21 Time measurement device and method
EP07076105A EP1909151B1 (en) 1998-04-21 1999-04-21 Time measurement device and method
DE69941281T DE69941281D1 (ja) 1998-04-21 1999-04-21
CNB2007101024376A CN100507766C (zh) 1998-04-21 1999-04-21 计时装置及计时方法
DE69942553T DE69942553D1 (de) 1998-04-21 1999-04-21 Vorrichtung und Verfahren zur Zeitmessung
EP07076107A EP1909152B1 (en) 1998-04-21 1999-04-21 Time measurement device and method
US10/370,741 US7364352B2 (en) 1998-04-21 2003-02-21 Time measurement device and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11106298A JP3446604B2 (ja) 1998-04-21 1998-04-21 計時装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11304965A true JPH11304965A (ja) 1999-11-05
JP3446604B2 JP3446604B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=14551442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11106298A Expired - Fee Related JP3446604B2 (ja) 1998-04-21 1998-04-21 計時装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3446604B2 (ja)
CN (1) CN100507766C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005300283A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Citizen Watch Co Ltd クロノグラフ機能付電子時計

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4658547B2 (ja) * 2004-09-13 2011-03-23 シチズンホールディングス株式会社 クロノグラフ機能付電子時計
JP5096960B2 (ja) * 2008-02-28 2012-12-12 セイコーインスツル株式会社 クロノグラフ時計
JP2011027705A (ja) * 2009-06-30 2011-02-10 Seiko Instruments Inc クロノグラフ時計
JP2011013119A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Seiko Instruments Inc クロノグラフ時計
JP2011022042A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Seiko Instruments Inc クロノグラフ時計
JP5490500B2 (ja) * 2009-11-25 2014-05-14 セイコーインスツル株式会社 クロノグラフ時計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005300283A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Citizen Watch Co Ltd クロノグラフ機能付電子時計
JP4498807B2 (ja) * 2004-04-09 2010-07-07 シチズンホールディングス株式会社 クロノグラフ機能付電子時計

Also Published As

Publication number Publication date
CN100507766C (zh) 2009-07-01
JP3446604B2 (ja) 2003-09-16
CN101046677A (zh) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1909151B1 (en) Time measurement device and method
EP0996043B1 (en) Time measuring device
WO2000016171A1 (fr) Dispositif de mesure du temps
JPH0527836B2 (ja)
EP0996042B1 (en) Clock and time measuring method
JPH11304965A (ja) 計時装置
JP3312592B2 (ja) 計時装置
JP3714355B2 (ja) 計時装置およびその自動停止方法
JP3642237B2 (ja) 計時装置
JP3446605B2 (ja) 計時装置
JP2001305252A (ja) 計時装置
JP2003075563A (ja) 計時装置
JP3266917B2 (ja) 多機能電子時計
JP3642236B2 (ja) 計時装置
JP2005049361A (ja) 計時装置
JP2993202B2 (ja) 多機能電子時計
JP4228708B2 (ja) 多機能時計
JP3126103B2 (ja) 多機能電子時計
JP2004257977A (ja) 電波修正時計およびその制御方法
JPH09264967A (ja) 開閉蓋付触覚時計
JPH1144773A (ja) 外部操作切り換え構造
JP2004264041A (ja) 発電装置付時計
JPH0552970A (ja) 時 計
JPS62135790A (ja) 2針表示式電子腕時計

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030603

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees