JP3312592B2 - 計時装置 - Google Patents

計時装置

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JP3312592B2
JP3312592B2 JP11106398A JP11106398A JP3312592B2 JP 3312592 B2 JP3312592 B2 JP 3312592B2 JP 11106398 A JP11106398 A JP 11106398A JP 11106398 A JP11106398 A JP 11106398A JP 3312592 B2 JP3312592 B2 JP 3312592B2
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信宏 小池
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秀弘 赤羽
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、針を備えた多機能
の計時装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、針を備えた多機能の計時装置とし
ては、例えばアナログ表示式のクロノグラフ機能を有す
る電子時計がある。
【0003】このような電子時計は、例えばクロノグラ
フ用の時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロ
ノグラフ針を有しており、電子時計に設けられているス
タート/ストップボタンが押されることにより時間の計
測を開始し、時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び
秒クロノグラフ針が回動する。そして、再びスタート/
ストップボタンが押されることにより時間の計測を終了
し、時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノ
グラフ針が停止して計測時間を表示する。そして、電子
時計に設けられているリセットボタンが押されることに
より計測時間をリセットし、時クロノグラフ針、分クロ
ノグラフ針及び秒クロノグラフ針が零位置に戻る(以
下、帰零という)。
【0004】このリセットの方法としては、時計が電子
式である場合は、各針はクロノグラフモータにより早送
りされることにより帰零され、時計が機械式である場合
は、各針は機械的に帰零される。この機械的帰零機構に
は、時間計測中に誤ってリセットボタンが押されること
により帰零させてしまうことを防止するための安全機構
が備えられているものがある。この安全機構とは、時間
計測のスタート後は時間計測のリセットを不可とし、時
間計測のストップ後は時間計測のリセットを可とする機
構をいう。
【0005】このような電子時計には、秒クロノグラフ
針の更に詳細な時間を計測し、最小計測単位を表示する
ためのクロノグラフ針、例えば1/5秒クロノグラフ
針、1/10秒クロノグラフ針を有するものがある。し
かし、前記最小計測単位を表示するクロノグラフ針を常
に動かすためには大きな電力を必要とするため、スター
ト後一定時間を経過すると運針を停止するように設定さ
れている。そして、時間計測を停止させると、モータに
より詳細な計測時間を示す針位置へ早運針させ、計測時
間の読み取りが可能となる。
【0006】その他、電子時計は、最大計測時間になる
と、時クロノグラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノ
グラフ針が、例えば時間計測の開始針位置にて自動的に
停止する機能を有する。この機能により時間計測中にス
タート/ストップボタンを押して計測を停止するのを忘
れたとしても、電力の無駄な消費を防止することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
機械的に帰零される機能と時間計測中に帰零されないよ
うにする機構を備えるクロノグラフを有する電子時計に
おいては、時間計測中に最大計測時間となり時クロノグ
ラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノグラフ針の運針
が自動的に停止されても、使用者が見ると、時クロノグ
ラフ針、分クロノグラフ針及び秒クロノグラフ針が例え
ば時間計測の開始針位置にて停止しているため、帰零状
態に見える。この状態で、使用者がスタート/ストップ
ボタンを押して時間の計測を開始しようとしても、自動
停止機能により時間計測中の状態で既に停止しているた
め、機械的に停止状態とするのみである。つまり、使用
者の意図する操作と電子時計の実際の動作とが、一致し
ていないことになる。すなわち、使用者は、計測のタイ
ミングを逃してしまう。また、電子時計が故障している
と誤認してしまう等の課題がある。
【0008】また、詳細な時間を計測するクロノグラフ
針を一定時間経過後停止させると、計測中は最小計測単
位での読み取りができない、故障と誤認しやすい等の課
題がある。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解消するもの
であり、時間計測開始から最大計測時間経過後に時間計
測が自動的に停止された場合でも、その自動停止をされ
たことを使用者に知らしめ、次回使用時に停止動作とリ
セット動作を促すことができ、計測のタイミングを逃さ
ない計時装置を提供し、計測時間中いつでも最小計測単
位で経過時間がわかり、使い勝手のよい計測装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、針を
備えた計時装置において、時間計測機能による計測時間
が最大計測時間を超すと、前記最大計測時間から所定時
間分進めた位置で前記針を停止させる。
【0011】この請求項1の構成によれば、時間計測機
能により時間の計測を開始してから、予め決められた最
大計測時間が経過すると、予め設定された針位置にて針
が自動的に停止する。このため、使用者は、時間計測が
自動停止されたことを容易に視認することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、時間計測中に計測時間を初期化することを防止する
ための安全機構と、時間計測後に計測時間が機械的に初
期化される作動機構とを有する。
【0013】この請求項2の構成によれば、安全機構に
より時間計測中に計測時間を初期化することを防止され
ており、使用者が時間計測機能を使用して時間計測中に
誤った操作を行ったために、時間計測が不正確となるよ
うなことがない。さらに、この構成によれば、時間計測
機能により時間の計測を開始してから、予め決められた
最大計測時間が経過すると、予め設定された針位置にて
針が自動的に停止する。このため、使用者は、時間計測
が自動停止されたことを容易に視認することができる。
【0014】請求項3の発明は、針を備えた計時装置に
おいて、時間計測を行うための計測手段と、前記計測手
段にて時間計測を開始した時に針を運針するための運針
手段と、前記計測手段により計測された計測値を予め設
定された値と比較する比較手段と、前記比較手段にて比
較された結果により最大計測時間から所定時間経過した
針位置で針の運針を停止する運針停止手段とを有する。
【0015】この請求項3の構成によれば、計測手段に
より時間の計測を開始して針が運針手段により運針され
る。計測時間が予め設定された最大計測時間が経過した
かどうかを比較手段により判断し、針位置が予め設定さ
れた針位置まで運針手段により運針されると、運針停止
手段は運針手段に対して針の運針を自動的に中止させ
る。この状態の針位置は、時間計測開始位置とは異なる
位置であるため、使用者は時間計測が自動停止されたこ
とを容易に視認することができる。
【0016】請求項4の発明は、針を備えた計時装置に
おいて、時間を計測する機能を有する時間計測機能と、
前記時間計測機能を駆動するモータと、前記モータの駆
動を制御することで前記時間計測機能による時間計測を
開始/終了させる制御回路、及び前記制御回路からの信
号に基づいて時間計測の開始からの経過時間を計測して
最大計測時間経過後に自動停止信号を前記制御回路に出
力する自動停止カウンタを有する制御部と、を有し、前
記時間計測機能による時間計測中に前記最大計測時間か
ら所定時間経過後に、針が予め設定された針位置に回動
した時点で、前記自動停止カウンタが前記時間計測機能
の駆動を終了させる。
【0017】この請求項4の構成によれば、時間計測機
能により時間の計測を開始して針がモータにより運針さ
れる。計測時間が予め設定された最大計測時間が経過し
たかどうかを制御手段により判断し、針位置が予め設定
された針位置までモータにより運針されると、制御手段
はモータに対して針の運針を中止させる。この状態の針
位置は、時間計測開始位置とは異なる位置であるため、
使用者は時間計測が自動停止されたことを容易に視認す
ることができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、前記時間計測機能の各針が互いに予め設定された針
位置に回動すると、前記自動停止カウンタが前記自動停
止信号を出力する。
【0019】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、前記自動停止カウンタが、前記モータの駆動用モー
タパルスの出力タイミングを計るパルスを計測し、前記
自動停止カウンタが自動停止位置に対応する値になった
とき、自動停止信号を出力する。
【0020】この請求項5又は6の構成によれば、それ
ぞれ使用者が時間計測開始から最大計測時間経過後に、
時間計測が自動停止されたことを容易に視認することが
できる。
【0021】請求項7の発明は、請求項1、3又は4の
いずれかの構成において、前記所定時間は、前記最大計
測時間から副針が予め設定された時間分進んだ時間であ
る。請求項8の発明は、請求項1、3又は4のいずれか
の構成において、前記所定時間は、前記最大計測時間か
ら複数の副針が予め設定された方向に位置するまでの時
間である。
【0022】請求項9の発明は、請求項1、3又は4の
いずれかの構成において、前記所定時間は、前記最大計
測時間から複数の副針が互いにほぼ同じ角度位置に位置
するまでの時間である。
【0023】この請求項7から9の構成によれば、それ
ぞれ時間計測機能により時間の計測を開始してから、予
め決められた最大計測時間が経過すると、時間計測を開
始した位置とは異なる認識しやすい針位置にて針が自動
的に停止する。このため、使用者は、時間計測が自動停
止されたことを容易に視認することができる。
【0024】請求項10の発明は、請求項1から9のい
ずれかの構成において、前記時間計測機能は、クロノグ
ラフである。
【0025】この請求項10の構成によれば、クロノグ
ラフにより時間の計測を開始してから、予め決められた
最大計測時間が経過すると、予め設定された針位置にて
針が自動的に停止する。このため、使用者は、時間計測
が自動停止されたことを容易に視認することができる。
【0026】請求項11の発明は、請求項1から10の
いずれかの構成において電源電池は2次電池であり、発
電装置によって充電される。
【0027】この請求項11の構成によれば、電池の容
量切れによって時間計測が途中で停止する心配がないた
め、大きな電力を必要とする最小計測単位を常時表示す
ることができる。
【0028】請求項12の発明は、請求項11の構成に
おいて、最小単位時間を計測するための針は、時間計測
中に常に回動している。
【0029】この請求項12の構成によれば、最小単位
時間を計測するための針は時間計測中に常に回動してい
るので、時間計測中いつでも最小計測単位で経過時間を
読み取ることができる。このように、計時装置は途中で
運針を停止させないため、使用者は故障と誤認すること
がない。また、計時装置において時間計測中に常に明確
な最小単位時間の表示が行われることで、使用者の目を
楽しませることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0031】図1は、本発明の計時装置である電子時計
の実施形態を示す概略ブロック構成図である。
【0032】この電子時計1000は、通常時刻部11
00及びクロノグラフ部1200をそれぞれ駆動するた
めの2台のモータ1300、1400と、各モータ13
00、1400を駆動するための電力を供給する大容量
コンデンサ1814及び2次電源1500、2次電源1
500に蓄電する発電装置1600及び全体を制御する
制御回路1800を備えている。さらに、制御回路18
00には、クロノグラフ部1200を後述する方法で制
御するスイッチ1821、1822を有するクロノグラ
フ制御部1900が備えられている。
【0033】この電子時計1000は、クロノグラフ機
能を有するアナログの電子時計であり、1台の発電装置
1600で発電された電力を用いて2台のモータ130
0、1400を別々に駆動し、通常時刻部1100及び
クロノグラフ部1200の運針を行う。尚、クロノグラ
フ部1200のリセット(帰零)は、後述するようにモ
ータ駆動によらず機械的に行われる。
【0034】図2は、図1に示す電子時計の完成体の外
観例を示す平面図である。
【0035】この電子時計1000は、外装ケース10
01の内側に文字板1002及び透明なガラス1003
がはめ込まれている。外装ケース1001の4時位置に
は、外部操作部材であるりゅうず1101が配置され、
2時位置及び10時位置には、クロノグラフ用のスター
ト/ストップボタン(第1の起動手段)1201及びリ
セットボタン1202(第2の起動手段)が配置されて
いる。
【0036】また、文字板1002の6時位置には、通
常時刻用の指針である時針1111、分針1112及び
秒針1113を備えた通常時刻表示部1110が配置さ
れ、3時位置、12時位置及び9時位置には、クロノグ
ラフ用の副針を備えた表示部1210、1220、12
30が配置されている。即ち、3時位置には、時分クロ
ノグラフ針1211、1212を備えた12時間表示部
1210が配置され、12時位置には、1秒クロノグラ
フ針1221を備えた60秒間表示部1220が配置さ
れ、9時位置には、1/10秒クロノグラフ針1231
を備えた1秒間表示部1230が配置されている。
【0037】図3は、図2に示す電子時計のムーブメン
トを裏側から見たときの概略構成例を示す平面図であ
る。
【0038】このムーブメント1700は、地板170
1上の6時方向側に通常時刻部1100、モータ130
0、IC1702及び音叉型水晶振動子1703等が配
置され、12時方向側にクロノグラフ部1200、モー
タ1400及びリチウムイオン電源等の2次電源150
0が配置されている。
【0039】モータ1300、1400は、ステップモ
ータであり、高透磁材より成る磁心をコアとするコイル
ブロック1302、1402、高透磁材より成るステー
タ1303、1403、ロータ磁石とロータかなより成
るロータ1304、1404により構成されている。
【0040】通常時刻部1100は、五番車1121、
四番車1122、三番車1123、二番車1124、日
の裏車1125、筒車1126の輪列を備えており、こ
れらの輪列構成により通常時刻の秒表示、分表示及び時
表示を行っている。
【0041】図4は、この通常時刻部1100の輪列の
係合状態の概略を示す斜視図である。
【0042】ロータかな1304aは五番歯車1121
aとかみ合い、五番かな1121bは四番歯車1122
aとかみ合っている。ロータかな1304aから四番歯
車1122aまでの減速比は1/30となっており、ロ
ータ1304が1秒間に半回転するように、IC170
2から電気信号を出力することにより、四番車1122
は60秒に1回転し、四番車1122先端に嵌合された
秒針1113により通常時刻の秒表示が可能となる。
【0043】また、四番かな1122bは三番歯車11
23aとかみ合い、三番かな1123bは二番歯車11
24aとかみ合っている。四番かな1122bから二番
歯車1124aまでの減速比は1/60となっており、
二番車1124は60分に1回転し、二番車1124先
端に嵌合された分針1112により通常時刻の分表示が
可能となる。
【0044】また、二番かな1124bは日の裏歯車1
125aとかみ合い、日の裏かな1125bは筒車11
26とかみ合っている。二番かな1124bから筒車1
126までの減速比は1/12となっており、筒車11
26は12時間に1回転し、筒車1126先端に嵌合さ
れた時針1111により通常時刻の時表示が可能とな
る。
【0045】さらに、図2、図3において、通常時刻部
1100は、一端にりゅうず1101が固定され、他端
につづみ車1127が嵌合されている巻真1128、小
鉄車1129、巻真位置決め手段、規正レバー1130
を備えている。巻真1128は、りゅうず1101によ
り段階的に引き出される構成となっている。巻真112
8が引き出されていない状態(0段目)が通常状態であ
り、巻真1128が1段目に引き出されると時針111
1等は停止せずにカレンダ修正が行える状態になり、巻
真1128が2段目に引き出されると運針が停止して時
刻の修正が行える状態になる。
【0046】りゅうず1101を引っ張って巻真112
8を2段目に引き出すと、巻真位置決め手段に係合する
規正レバー1130に設けたリセット信号入力部113
0bが、IC1702を実装した回路基板のパターンに
接触し、モータパルスの出力が停止され運針が停止す
る。このとき、規正レバー1130に設けた四番規正部
1130aにより四番歯車1122aの回転が規正され
ている。この状態でりゅうず1101と共に巻真112
8を回転させると、つづみ車1127から小鉄車112
9、日の裏中間車1131を介して日の裏車1125に
回転力が伝わる。ここで、二番歯車1124aは一定の
滑りトルクを有して二番かな1124bと結合されてい
るため、四番車1122が規正されていても小鉄車11
29、日の裏車1125、二番かな1124b、筒車1
126は回転する。従って、分針1112及び時針11
11は回転するので、任意の時刻が設定できる。
【0047】図2、図3において、クロノグラフ部12
00は、1/10秒CG(クロノグラフ)中間車123
1、1/10秒CG車1232の輪列を備えており、1
/10秒CG車1232が1秒間表示部1230のセン
タ位置に配置されている。これらの輪列構成により、時
計体の9時位置にクロノグラフの1/10秒表示を行っ
ている。
【0048】また、図2、図3において、クロノグラフ
部1200は、1秒CG第1中間車1221、1秒CG
第2中間車1222、1秒CG車1223の輪列を備え
ており、1秒CG車1223が60秒間表示部1220
のセンタ位置に配置されている。これらの輪列構成によ
り、時計体の12時位置にクロノグラフの1秒表示を行
っている。
【0049】さらに、図2、図3において、クロノグラ
フ部1200は、分CG第1中間車1211、分CG第
2中間車1212、分CG第3中間車1213、分CG
第4中間車1214、時CG中間車1215、分CG車
1216及び時CG車1217の輪列を備えており、分
CG車1216及び時CG車1217が同心で12時間
表示部1210のセンタ位置に配置されている。これら
の輪列構成により、時計体の3時位置にクロノグラフの
時分表示を行っている。
【0050】図5は、クロノグラフ部1200のスター
ト/ストップ及びリセット(帰零)の作動機構の概略構
成例を示す平面図であり、時計の裏ぶた側から見た図で
ある。図6は、その主要部の概略構成例を示す断面側面
図である。尚、これらの図は、リセット状態を示してい
る。
【0051】このクロノグラフ部1200のスタート/
ストップ及びリセットの作動機構は、図3に示すムーブ
メントの上に配置されており、略中央部に配置されてい
る作動カム1240の回転により、スタート/ストップ
及びリセットが機械式に行われる構成となっている。作
動カム1240は、円筒状に形成されており、側面には
円周に沿って一定ピッチの歯1240aが設けられ、一
端面には円周に沿って一定ピッチの柱1240bが設け
られている。作動カム1240は、歯1240aと歯1
240aの間に係止してしている作動カムジャンパ12
41により静止時の位相が規正されており、作動レバー
1242の先端部に設けた作動カム回転部1242dに
より反時計回りに回転される。
【0052】スタート/ストップの作動機構(第1の起
動手段)は、図7に示すように、作動レバー1242、
スイッチレバーA1243及び伝達レバーばね1244
により構成されている。
【0053】作動レバー1242は、略L字の平板状に
形成されており、一端部には曲げ状態で構成された押圧
部1242a、楕円状の貫通孔1242b及びピン12
42cが設けられ、他端部の先端部には鋭角の押圧部1
242dが設けられている。このような作動レバー12
42は、押圧部1242aをスタート/ストップボタン
1201に対向させ、貫通孔1242b内にムーブメン
ト側に固定されているピン1242eを挿入し、ピン1
242cに伝達レバーばね1244の一端を係止させ、
押圧部1242dを作動カム1240の近傍に配置する
ことにより、スタート/ストップの作動機構として構成
される。
【0054】スイッチレバーA1243は、一端部はス
イッチ部1243aとして形成され、略中央部には平面
的な突起部1243bが設けられ、他端部は係止部12
43cとして形成されている。このようなスイッチレバ
ーA1243は、略中央部をムーブメント側に固定され
ているピン1243dに回転可能に軸支し、スイッチ部
1243aを回路基板1704のスタート回路の近傍に
配置し、突起部1243bを作動カム1240の軸方向
に設けた柱部1240bに接触するように配置し、係止
部1243cをムーブメント側に固定されているピン1
243eに係止させることにより、スタート/ストップ
の作動機構として構成される。即ち、スイッチレバーA
1243のスイッチ部1243aは、回路基板1704
のスタート回路と接触してスイッチ入力となる。尚、地
板1701等を介して2次電源1500と電気的に接続
されているスイッチレバーA1243は、2次電源15
00の正極と同じ電位を有している。
【0055】以上のような構成のスタート/ストップの
作動機構の動作例を、クロノグラフ部1200をスター
トさせる場合について、図7〜図9を参照して説明す
る。
【0056】クロノグラフ部1200がストップ状態に
あるときは、図7に示すように、作動レバー1242
は、押圧部1242aがスタート/ストップボタン12
01から離れ、ピン1242cが伝達レバーばね124
4の弾性力により図示矢印a方向に押圧され、貫通孔1
242bの一端がピン1242eに図示矢印b方向に押
圧された状態で位置決めされている。このとき、作動レ
バー1242の先端部1242dは、作動カム1240
の歯1240aと歯1240aの間に位置している。
【0057】スイッチレバーA1243は、突起部12
43bが作動カム1240の柱1240bにより、スイ
ッチレバーA1243の他端に設けたばね部1243c
のばね力に対抗するように押し上げられ、係止部124
3cがピン1243eに図示矢印c方向に押圧された状
態で位置決めされている。このとき、スイッチレバーA
1243のスイッチ部1243aは、回路基板1704
のスタート回路から離れており、スタート回路は電気的
に遮断状態にある。
【0058】この状態からクロノグラフ部1200をス
タート状態に移行させるために、図8に示すように、ス
タート/ストップボタン1201を図示矢印a方向に押
すと、作動レバー1242の押圧部1242aがスター
ト/ストップボタン1201と接触して図示矢印b方向
に押圧され、ピン1242cが伝達レバーばね1244
を押圧して図示矢印c方向に弾性変形させる。従って、
作動レバー1242全体は、貫通孔1242bとピン1
242eをガイドとして図示矢印d方向に移動する。こ
のとき、作動レバー1242の先端部1242dは、作
動カム1240の歯1240aの側面と接触して押圧
し、作動カム1240を図示矢印e方向に回転させる。
【0059】同時に、作動カム1240の回転により柱
1240bの側面と、スイッチレバーA1243の突起
部1243bの位相がずれ、柱1240bと柱1240
bの隙間まで達すると、突起部1243bはばね部12
43cの復元力により上記隙間に入り込む。従って、ス
イッチレバーA1243のスイッチ部1243aは、図
示矢印f方向に回転して回路基板1704のスタート回
路に接触するので、スタート回路は電気的に導通状態と
なる。
【0060】尚、このとき、作動カムジャンパ1241
の先端部1241aは、作動カム1240の歯1240
aにより押し上げられている。
【0061】そして、上記動作は、作動カム1240の
歯1240aが1ピッチ分送られるまで継続される。
【0062】その後、スタート/ストップボタン120
1から手を離すと、図9に示すように、スタート/スト
ップボタン1201は、内蔵されているばねにより自動
的に元の状態に復帰する。そして、作動レバー1242
のピン1242cが、伝達レバーばね1244の復元力
により図示矢印a方向に押圧される。従って、作動レバ
ー1242全体は、貫通孔1242bとピン1242e
をガイドとして、貫通孔1242bの一端がピン124
2eに接触するまで図示矢印b方向に移動し、図7と同
位置の状態に復帰する。
【0063】このときは、スイッチレバーA1243の
突起部1243bは、作動カム1240の柱1240b
と柱1240bの隙間に入り込んだままであるので、ス
イッチ部1243aは回路基板1704のスタート回路
に接触した状態となり、スタート回路は電気的に導通状
態が維持される。従って、クロノグラフ部1200はス
タート状態が維持される。
【0064】尚、このとき、作動カムジャンパ1241
の先端部1241aは、作動カム1240の歯1240
aと歯1240aの間に入り込み、作動カム1240の
静止状態における回転方向の位相を規正している。
【0065】一方、クロノグラフ部1200をストップ
させる場合は、上記スタート動作と同様の動作が行わ
れ、最終的には図7に示す状態に戻る。
【0066】以上のように、スタート/ストップボタン
1201の押し込み動作により、作動レバー1242を
揺動させて作動カム1240を回転させ、スイッチレバ
ーA1243を揺動させてクロノグラフ部1200のス
タート/ストップを制御することができる。
【0067】リセットの作動機構(第2の起動手段)
は、図5のように、作動カム1240、伝達レバー12
51、復針伝達レバー1252、復針中間レバー125
3、復針起動レバー1254、伝達レバーばね124
4、復針中間レバーばね1255、復針ジャンパ125
6及びスイッチレバーB1257により構成されてい
る。さらに、リセットの作動機構は、ハートカムA12
61、帰零レバーA1262、帰零レバーAばね126
3、ハートカムB1264、帰零レバーB1265、帰
零レバーBばね1266、ハートカムC1267、帰零
レバーC1268、帰零レバーCばね1269、ハート
カムD1270、帰零レバーD1271及び帰零レバー
Dばね1272により構成されている。
【0068】ここで、クロノグラフ部1200のリセッ
トの作動機構は、クロノグラフ部1200がスタート状
態においては作動せず、クロノグラフ部1200がスト
ップ状態になって作動するように構成されている。この
ような機構を安全機構といい、先ず、この安全機構を構
成している伝達レバー1251、復針伝達レバー125
2、復針中間レバー1253、伝達レバーばね124
4、復針中間レバーばね1255、復針ジャンパ125
6について図10を参照して説明する。
【0069】伝達レバー1251は、略Y字の平板状に
形成されており、一端部には押圧部1251aが設けら
れ、二股の一端部には楕円状の貫通孔1251bが設け
られ、押圧部1251aと貫通孔1251bの中間部に
はピン1251cが設けられている。このような伝達レ
バー1251は、押圧部1251aをリセットボタン1
202に対向させ、貫通孔1251b内に復針伝達レバ
ー1252のピン1252cを挿入し、二股の他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1251dに回転
可能に軸支させ、ピン1251cに伝達レバーばね12
44の他端を係止させることにより、リセットの作動機
構として構成される。
【0070】復針伝達レバー1252は、略矩形平板状
の第1復針伝達レバー1252aと第2復針伝達レバー
1252bとが、重ね合わされて略中央部で相互に回転
可能な軸1252gに軸支されて成る。第1復針伝達レ
バー1252aの一端部には上記ピン1252cが設け
られ、第2復針伝達レバー1252bの両端部にはそれ
ぞれ押圧部1252d、1252eが形成されている。
このような復針伝達レバー1252は、ピン1252c
を伝達レバー1251の貫通孔1251b内に挿入し、
第1復針伝達レバー1252aの他端部をムーブメント
側に固定されているピン1252fに回転可能に軸支さ
せ、さらに押圧部1252dを復針中間レバー1253
の押圧部1253cに対向させ、押圧部1252eを作
動カム1240の近傍に配置することにより、リセット
の作動機構として構成される。
【0071】復針中間レバー1253は、略矩形の平板
状に形成されており、一端部及び中間部にはそれぞれピ
ン1253a、1253bが設けられ、他端部の一方の
角部は押圧部1253cとして形成されている。このよ
うな復針中間レバー1253は、ピン1253aに復針
中間レバーばね1255の一端を係止させ、ピン125
3bに復針ジャンパ1256の一端を係止させ、押圧部
1253cを第2復針伝達レバー1252bの押圧部1
252dに対向させ、他端部の他方の角部をムーブメン
ト側に固定されているピン1253dに回転可能に軸支
させることにより、リセットの作動機構として構成され
る。
【0072】以上のような構成の安全機構の動作例を、
図10〜図13を参照して説明する。
【0073】クロノグラフ部1200がスタート状態に
あるときは、図10に示すように、伝達レバー1251
は、押圧部1251aがリセットボタン1202から離
れ、ピン1251cが伝達レバーばね1244の弾性力
により図示矢印a方向に押圧された状態で位置決めされ
ている。このとき、第2復針伝達レバー1252bの押
圧部1252eは、作動カム1240の柱1240bと
柱1240bの隙間の外側に位置している。
【0074】この状態で、図11に示すように、リセッ
トボタン1202を図示矢印a方向に押すと、伝達レバ
ー1251の押圧部1251aがリセットボタン120
2と接触して図示矢印b方向に押圧され、ピン1251
cが伝達レバーばね1244を押圧して図示矢印c方向
に弾性変形させる。従って、伝達レバー1251全体
は、ピン1251dを中心に図示矢印d方向に回転す
る。そして、この回転に伴って、第1復針伝達レバー1
252aのピン1252cを、伝達レバー1251の貫
通孔1251bに沿って移動させるので、第1復針伝達
レバー1252aは、ピン1252fを中心に図示矢印
e方向に回転する。
【0075】このとき、第2復針伝達レバー1252b
の押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240
bと柱1240bの隙間に入り込むので、押圧部125
2dは、復針中間レバー1253の押圧部1253cと
接触しても、第2復針伝達レバー1252bが,軸12
52gを中心に回転してストロークが吸収されるため、
押圧部1253cが押圧部1252dに押されることは
ない。従って、リセットボタン1202の操作力は、復
針伝達レバー1252で途切れて後述する復針中間レバ
ー1253以降のリセットの作動機構に伝達されないの
で、クロノグラフ部1200がスタート状態にあるとき
に、誤ってリセットボタン1202を押してもクロノグ
ラフ部1200がリセットされることを防止することが
できる。一方、クロノグラフ部1200がストップ状態
にあるときは、図12に示すように、伝達レバー125
1は、押圧部1251aがリセットボタン1202から
離れ、ピン1251cが伝達レバーばね1244の弾性
力により図示矢印a方向に押圧された状態で位置決めさ
れている。このとき、第2復針伝達レバー1252bの
押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240b
の外側に位置している。
【0076】この状態で、図13に示すように、リセッ
トボタン1202を手で図示矢印a方向に押すと、伝達
レバー1251の押圧部1251aがリセットボタン1
202と接触して図示矢印b方向に押圧され、ピン12
51cが伝達レバーばね1244を押圧して図示矢印c
方向に弾性変形させる。従って、伝達レバー1251全
体は、ピン1251dを中心に図示矢印d方向に回転す
る。そして、この回転に伴って、第1復針伝達レバー1
252aのピン1252cを、貫通孔1251bに沿っ
て移動させるので、第1復針伝達レバー1252aは、
ピン1252fを中心に図示矢印e方向に回転する。
【0077】このとき、第2復針伝達レバー1252b
の押圧部1252eは、作動カム1240の柱1240
bの側面で止められるので、第2復針伝達レバー125
2bは、軸1252gを回転中心として図示矢印f方向
に回転することになる。この回転により、第2復針伝達
レバー1252bの押圧部1252dは、復針中間レバ
ー1253の押圧部1253cと接触して押圧するの
で、復針中間レバー1253は、ピン1253dを中心
に図示矢印g方向に回転することになる。従って、リセ
ットボタン1202の操作力は、後述する復針中間レバ
ー1253以降のリセットの作動機構に伝達されるの
で、クロノグラフ部1200がストップ状態にあるとき
は、リセットボタン1202を押すことによりクロノグ
ラフ部1200をリセットすることができる。尚、この
リセットがかかると、スイッチレバーB1257の接点
が回路基板1704のリセット回路に接触して、クロノ
グラフ部1200を電気的にリセットする。
【0078】次に、図5に示すクロノグラフ部1200
のリセット作動機構の主要機構を構成している復針起動
レバー1254、ハートカムA1261、帰零レバーA
1262、帰零レバーAばね1263、ハートカムB1
264、帰零レバーB1265、帰零レバーBばね12
66、ハートカムC1267、帰零レバーC1268、
帰零レバーCばね1269、ハートカムD1270、帰
零レバーD1271及び帰零レバーDばね1272につ
いて図14を参照して説明する。
【0079】復針起動レバー1254は、略I字の平板
状に形成されており、一端部には楕円状の貫通孔125
4aが設けられ、他端部にはレバーD抑え部1254b
が形成され、中央部にはレバーB抑え部1254c及び
レバーC抑え部1254dが形成されている。このよう
な復針起動レバー1254は、中央部を回転可能となる
ように固定し、貫通孔1254a内に復針中間レバー1
253のピン1253bを挿入することにより、リセッ
トの作動機構として構成される。
【0080】ハートカムA1261、B1264、C1
267、D1270は、1/10秒CG車1232、1
秒CG車1223、分CG車1216及び時CG車12
17の各回転軸にそれぞれ固定されている。
【0081】帰零レバーA1262は、一端がハートカ
ムA1261を叩くハンマ部1262aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1262bが形成され、中央
部にはピン1262cが設けられている。このような帰
零レバーA1262は、他端部をムーブメント側に固定
されているピン1253dに回転可能に軸支させ、ピン
1262cに帰零レバーAばね1263の一端を係止さ
せることにより、リセットの作動機構として構成され
る。
【0082】帰零レバーB1265は、一端がハートカ
ムB1264を叩くハンマ部1265aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1265b及び押圧部126
5cが形成され、中央部にはピン1265dが設けられ
ている。このような帰零レバーB1265は、他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1253dに回転
可能に軸支させ、ピン1265dに帰零レバーBばね1
266の一端を係止させることにより、リセットの作動
機構として構成される。
【0083】帰零レバーC1268は、一端がハートカ
ムC1267を叩くハンマ部1268aとして形成さ
れ、他端部には回転規正部1268b及び押圧部126
8cが形成され、中央部にはピン1268dが設けられ
ている。このような帰零レバーC1268は、他端部を
ムーブメント側に固定されているピン1268eに回転
可能に軸支させ、ピン1268dに帰零レバーCばね1
269の一端を係止させることにより、リセットの作動
機構として構成される。
【0084】帰零レバーD1271は、一端がハートカ
ムD1270を叩くハンマ部1271aとして形成さ
れ、他端部にはピン1271bが設けられている。この
ような帰零レバーD1271は、他端部をムーブメント
側に固定されているピン1271cに回転可能に軸支さ
せ、ピン1271bに帰零レバーDばね1272の一端
を係止させることにより、リセットの作動機構として構
成される。
【0085】以上のような構成のリセットの作動機構の
動作例を、図14及び図15を参照して説明する。
【0086】クロノグラフ部1200がストップ状態に
あるときは、図14に示すように、帰零レバーA126
2は、回転規正部1262bが帰零レバーB1265の
回転規正部1265bに係止され、ピン1262cが帰
零レバーAばね1263の弾性力により図示矢印a方向
に押圧された状態で位置決めされている。
【0087】帰零レバーB1265は、回転規正部12
65bが復針起動レバー1254のレバーB抑え部12
54cに係止されていると共に、押圧部1265cが作
動カム1240の柱1240bの側面に押圧され、ピン
1265dが帰零レバーBばね1266の弾性力により
図示矢印b方向に押圧された状態で位置決めされてい
る。
【0088】帰零レバーC1268は、回転規正部12
68bが復針起動レバー1254のレバーC抑え部12
54dに係止されていると共に、押圧部1268cが作
動カム1240の柱1240bの側面に押圧され、ピン
1268dが帰零レバーCばね1269の弾性力により
図示矢印c方向に押圧された状態で位置決めされてい
る。
【0089】帰零レバーD1271は、ピン1271b
が、復針起動レバー1254のレバーD抑え部1254
bに係止されていると共に、帰零レバーDばね1272
の弾性力により図示矢印d方向に押圧された状態で位置
決めされている。
【0090】従って、各帰零レバーA1262、B12
65、C1268、D1271の各ハンマ部1262
a、1265a、1268a、1271aは、各ハート
カムA1261、B1264、C1267、D1270
から所定距離離れて位置決めされている。
【0091】この状態で、図13に示したように、復針
中間レバー1253が、ピン1253dを中心に図示矢
印g方向に回転すると、図15に示すように、復針中間
レバー1253のピン1253bが、復針起動レバー1
254の貫通孔1254a内で貫通孔1254aを押し
ながら移動するので、復針起動レバー1254は図示矢
印a方向に回転する。
【0092】すると、帰零レバーB1265の回転規正
部1265bが、復針起動レバー1254のレバーB抑
え部1254cから外れ、帰零レバーB1265の押圧
部1265cが、作動カム1240の柱1240bと柱
1240bの隙間に入り込む。これにより、帰零レバー
B1265のピン1265dが、帰零レバーBばね12
66の復元力により図示矢印c方向に押圧される。同時
に、回転規正部1262bの規正が解除され、帰零レバ
ーA1262のピン1262cが、帰零レバーAばね1
263の復元力により図示矢印b方向に押圧される。従
って、帰零レバーA1262及び帰零レバーB1265
は、ピン1253dを中心に図示矢印d方向及びe方向
に回転し、各ハンマ部1262a及び1265aが、各
ハートカムA1261及びB1264を叩いて回転さ
せ、1/10秒クロノグラフ針1231及び1秒クロノ
グラフ針1221をそれぞれ帰零させる。
【0093】同時に、帰零レバーC1268の回転規正
部1268bが、復針起動レバー1254のレバーC抑
え部1254dから外れ、帰零レバーC1268の押圧
部1268cが、作動カム1240の柱1240bと柱
1240bの隙間に入り込み、帰零レバーC1268の
ピン1268dが、帰零レバーCばね1269の復元力
により図示矢印f方向に押圧される。さらに、帰零レバ
ーD1271のピン1271bが、復針起動レバー12
54のレバーD抑え部1254bから外れる。これによ
り、帰零レバーD1271のピン1271bが、帰零レ
バーDばね1272の復元力により図示矢印h方向に押
圧される。従って、帰零レバーC1268及び帰零レバ
ーD1271は、ピン1268e及びピン1271cを
中心に図示矢印i方向及びj方向に回転し、各ハンマ部
1268a及び1271aが、各ハートカムC1267
及びD1270を叩いて回転させ、時分クロノグラフ針
1211、1212をそれぞれ帰零させる。
【0094】以上の一連の動作により、クロノグラフ部
1200がストップ状態にあるときは、リセットボタン
1202を押すことによりクロノグラフ部1200をリ
セットすることができる。
【0095】図16は、図1の電子時計に用いられてい
る発電装置の一例を示す概略斜視図である。
【0096】この発電装置1600は、高透磁材に巻か
れた発電コイル1602、高透磁材より成る発電ステー
タ1603、永久磁石とかな部より成る発電ロータ16
04、片重りの回転錘1605等により構成されてい
る。
【0097】回転錘1605及び回転錘1605の下方
に配置されている回転錘車1606は、回転錘受に固着
された軸に回転可能に軸支され、回転錘ネジ1607で
軸方向の外れを防止している。回転錘車1606は、発
電ロータ伝え車1608のかな部1608aとかみ合
い、発電ロータ伝え車1608の歯車部1608bは、
発電ロータ1604のかな部1604aとかみ合ってい
る。この輪列は、30倍から200倍程度に増速されて
いる。この増速比は、発電装置の性能や時計の仕様によ
り自由に設定することが可能である。
【0098】このような構成において、使用者の腕の動
作等により回転錘1605が回転すると、発電ロータ1
604が高速に回転する。発電ロータ1604には永久
磁石が固着されているので、発電ロータ1604の回転
のたびに、発電ステータ1603を通して発電コイル1
602を鎖交する磁束の方向が変化し、電磁誘導により
発電コイル1602に交流電流が発生する。この交流電
流は、整流回路1609によって整流されて2次電源1
500に充電される。
【0099】図17は、図1の電子時計の機構的な部分
を除いたシステム全体の構成例を示す概略ブロック図で
ある。
【0100】音叉型水晶振動子1703を含む水晶発振
回路1801から出力される例えば発振周波数32kH
zの信号SQBは、高周波分周回路1802に入力され
て16kHzから128Hzの周波数まで分周される。
高周波分周回路1802で分周された信号SHDは、低
周波分周回路1803に入力されて64Hzから1/8
0Hzの周波数まで分周される。尚、この低周波分周回
路1803の発生周波数は、低周波分周回路1803に
接続されている基本時計リセット回路1804によりリ
セット可能となっている。
【0101】低周波分周回路1803で分周された信号
SLDは、タイミング信号としてモータパルス発生回路
1805に入力され、この分周信号SLDが例えば1秒
又は1/10秒毎にアクティブになるとモータ駆動用の
パルスとモータの回転等の検出用のパルスSPWが生成
される。モータパルス発生回路1805で生成されたモ
ータ駆動用のパルスSPWは、通常時刻部1100のモ
ータ1300に対して供給され、通常時刻部1100の
モータ1300が駆動され、また、これとは異なるタイ
ミングでモータの回転等の検出用のパルスSPWは、モ
ータ検出回路1806に対して供給され、モータ130
0の外部磁界及びモータ1300のロータの回転が検出
される。そして、モータ検出回路1806で検出された
外部磁界検出信号及び回転検出信号SDWは、モータパ
ルス発生回路1805に対してフィードバックされる。
【0102】発電装置1600で発電される交流電圧S
ACは、充電制御回路1811を介して整流回路160
9に入力され、例えば全波整流され直流電圧SDCとさ
れて2次電源1500に充電される。2次電源1500
の両端間の電圧SVBは、電圧検出回路1812により
常時あるいは随時検出されており、2次電源1500の
充電量の過不足状態により、対応する充電制御指令SF
Cが充電制御回路1811に入力される。そして、この
充電制御指令SFCに基づいて、発電装置1600で発
電される交流電圧SACの整流回路1609への供給の
停止・開始が制御される。
【0103】一方、2次電源1500に充電された直流
電圧SDCは、昇圧用コンデンサ1813aを含んでい
る昇圧回路1813に入力されて所定の倍数で昇圧され
る。そして、昇圧された直流電圧SDUは、大容量コン
デンサ1814に蓄電される。
【0104】ここで、昇圧は、2次電源1500の電圧
がモータや回路の動作電圧を下回った場合でも確実に動
作させるための手段である。即ち、モータや回路は共に
大容量コンデンサ1814に蓄えられている電気エネル
ギで駆動される。但し、2次電源1500の電圧が1.
3V近くまで大きくなると、大容量コンデンサ1814
と2次電源1500を並列に接続して使用している。
【0105】大容量コンデンサ1814の両端間の電圧
SVCは、電圧検出回路1812により常時あるいは随
時検出されており、大容量コンデンサ1814の電気量
の残量状態により、対応する昇圧指令SUCが昇圧制御
回路1815に入力される。そして、この昇圧指令SU
Cに基づいて、昇圧回路1813における昇圧倍率SW
Cが制御される。昇圧倍率とは、2次電源1500の電
圧を昇圧し大容量コンデンサ1814に発生させる場合
の倍率のことで、(大容量コンデンサ1814の電圧)
/(2次電源1500の電圧)で表すと3倍、2倍、
1.5倍、1倍等といった倍率で制御される。
【0106】スタート/ストップボタン1201に付随
しているスイッチA1821及びリセットボタン120
2に付随しているスイッチB1822からのスタート信
号SSTあるいはストップ信号SSP又はリセット信号
SRTは、クロノグラフ部1200における各モードを
制御するモード制御回路1824に入力される。尚、ス
イッチA1821には、スイッチ保持機構であるスイッ
チレバーA1243が備えられ、スイッチB1822に
は、スイッチレバーB1257が備えられている。
【0107】また、高周波分周回路1802で分周され
た信号SHDも、モード制御回路1824に入力され
る。そして、スタート信号SSTによりモード制御回路
1824からスタート/ストップ制御信号SMCが出力
され、このスタート/ストップ制御信号SMCによりク
ロノグラフ基準信号発生回路1825で生成されたクロ
ノグラフ基準信号SCBが、モータパルス発生回路18
26に入力される。
【0108】一方、クロノグラフ基準信号発生回路18
25で生成されたクロノグラフ基準信号SCBは、クロ
ノグラフ用低周波分周回路1827にも入力され、高周
波分周回路1802で分周された信号SHDが、このク
ロノグラフ基準信号SCBに同期して64Hzから16
Hzの周波数まで分周される。そして、クロノグラフ用
低周波分周回路1827で分周された信号SCDが、モ
ータパルス発生回路1826に入力される。
【0109】そして、クロノグラフ基準信号SCB及び
分周信号SCDは、タイミング信号としてモータパルス
発生回路1826に入力される。例えば1/10秒又は
1秒毎のクロノグラフ基準信号SCBの出力タイミング
から分周信号SCDがアクティブとなり、この分周信号
SCD等によりモータ駆動用のパルスとモータの回転等
の検出用のパルスSPCが生成される。モータパルス発
生回路1826で生成されたモータ駆動用のパルスSP
Cは、クロノグラフ部1200のモータ1400に対し
て供給され、クロノグラフ部1200のモータ1400
が駆動され、また、これとは異なるタイミングでモータ
の回転等の検出用のパルスSPCは、モータ検出回路1
828に対して供給され、モータ1400の外部磁界及
びモータ1400のロータの回転が検出される。そし
て、モータ検出回路1828で検出された外部磁界検出
信号及び回転検出信号SDGは、モータパルス発生回路
1826に対してフィードバックされる。
【0110】さらに、クロノグラフ基準信号発生回路1
825で生成されたクロノグラフ基準信号SCBは、例
えば16bitの自動停止カウンタ1829にも入力さ
れてカウントされる。そして、このカウントが所定の
値、即ち測定限界時間に達したとき、自動停止信号SA
Sがモード制御回路1824に入力される。このとき
は、ストップ信号SSPが、クロノグラフ基準信号発生
回路1825に対して入力され、クロノグラフ基準信号
発生回路1825がストップされると共にリセットされ
る。
【0111】また、モード制御回路1824にストップ
信号SSPが入力されると、スタート/ストップ制御信
号SMCの出力が停止し、クロノグラフ基準信号SCB
の生成も停止されてクロノグラフ部1200のモータ1
400の駆動が停止される。そして、クロノグラフ基準
信号SCBの生成停止後、つまり、後述するスタート/
ストップ制御信号SMCの生成停止後に、モード制御回
路1824に入力されたリセット信号SRTはリセット
制御信号SRCとして、クロノグラフ基準信号発生回路
1825及び自動停止カウンタ1829に入力され、ク
ロノグラフ基準信号発生回路1825及び自動停止カウ
ンタ1829がリセットされると共に、クロノグラフ部
1200の各クロノグラフ針がリセット(帰零)され
る。
【0112】図18は、図1に示すクロノグラフを有す
る電子時計1000のクロノグラフ制御部1900の構
成を示すブロック図である。
【0113】「計測モード」とはクロノグラフによる時
間計測中の状態を示し、「ストップモード」とは時間計
測を停止した状態を示す。
【0114】クロノグラフ制御部1900は、図18の
ようにスイッチ1710、モード制御回路1824、ク
ロノグラフ基準信号発生回路1825及び自動停止カウ
ンタ1829等を有する。
【0115】スイッチ1710は、スタート/ストップ
ボタン1201及びリセットボタン1202によりそれ
ぞれ操作されるスタート/ストップスイッチ1821及
びリセットスイッチ1822を総称したものである。ス
タート/ストップスイッチ1821は、スタート/スト
ップボタン1201が操作されるとオン又はオフし、リ
セットスイッチ1822は、リセットボタン1202が
操作されるとオン又はオフするように構成されている。
【0116】スタート/ストップスイッチ1821は、
スイッチレバーA1243によりオン状態が機械的に保
持されるようになっている。これにより、スタート/ス
トップスイッチ1821は、例えば1回目の操作によっ
てスイッチ1821がオンとなり、2回目の操作でオフ
となるように構成されている。以下、スタート/ストッ
プスイッチ1821を押す度にこれを繰り返す。リセッ
トスイッチ1822も、スイッチレバーA1243によ
り保持されていない点を除き、略同様の動作を行う。
【0117】モード制御回路1824は、スイッチ17
10からのスタート信号SST及びストップ信号SS
P、又はリセット信号SRTに基づいて、それぞれスタ
ート/ストップ制御信号SMC又はリセット制御信号S
RCをクロノグラフ基準信号発生回路1825に出力す
る。またモード制御回路1824は、リセット制御信号
SRCを自動停止カウンタ1829及びクロノグラフ基
準信号発生回路1825等に出力することでクロノグラ
フ1200の動作モードを制御する。モード制御回路1
824は、リセットスイッチ1822のチャタリングを
防止する回路を有する。モード制御回路1824の詳細
については、後述する。
【0118】クロノグラフ基準信号発生回路1825
は、モード制御回路1824からのスタート/ストップ
制御信号SMC等に基づいて、モータパルス発生回路1
826にクロノグラフ基準信号SCBを出力して、モー
タ1400を制御する。クロノグラフ基準信号発生回路
1825は、スタート/ストップ制御信号SMCが入力
されるとモータ1400を駆動し、ストップ時にはモー
タ1400を停止させる。
【0119】自動停止カウンタ1829は、クロノグラ
フ基準信号発生回路1825からクロノグラフ基準信号
SCBが入力されることにより、クロノグラフによる計
測開始と共に、このクロノグラフ基準信号SCBのカウ
ントを行なう。クロノグラフ基準信号SCBは、モータ
パルスSPCの発生タイミングを図るための同期信号で
あり、自動停止カウンタ1829はこのクロノグラフ基
準信号SCBを計数する。自動停止カウンタ1829
は、計測時間が最大計測時間である例えば12時間を所
定時間だけ経過した後に、自動停止信号SASをモード
制御回路1824に出力する。
【0120】図19は、図18のクロノグラフ制御部1
900及びその周辺回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0121】クロノグラフ制御部1900の一部として
のモード制御回路1824は、図19に示すようにスタ
ート/ストップ制御回路1735、リセット制御回路1
736、自動停止状態ラッチ回路1731、オア回路1
732及び2つのアンド回路1733,1734等を有
する。
【0122】スタート/ストップ制御回路1735は、
スタート/ストップスイッチ1821のオン/オフ状態
を検出するための回路である。スタート/ストップ制御
回路1735は、スタート/ストップスイッチ1821
が操作されたことによる計測または非計測の状態の信号
をアンド回路1733等に出力する。
【0123】リセット制御回路1736は、リセットス
イッチ1822のオン/オフ状態を検出するための回路
である。リセット制御回路1736は、リセットスイッ
チ1822が操作されたこと等によりクロノグラフ制御
部1900等をリセットする信号をオア回路1732に
出力する。
【0124】自動状態ラッチ回路1731は、自動停止
カウンタ1829からの自動停止信号SASに応じて、
アンド回路1733及びオア回路1732に対して、自
動停止状態でないときにはLレベルの信号を出力すると
共に、自動停止状態ではHレベルの信号を出力する。
【0125】オア回路1732は、自動停止状態ラッチ
回路1731からの信号とリセット制御回路1735か
らの信号が入力され、クロノグラフ基準信号発生回路1
825、モータパルス発生回路1826及び自動停止カ
ウンタ1829等に出力される。第1のアンド回路17
33は、自動停止状態ラッチ回路1731からの信号が
反転して入力された信号、及びスタート/ストップ制御
回路1735から出力された信号が入力される。第1の
アンド回路1733は、第2のアンド回路1734に対
して出力する。第2のアンド回路1734は、第1のア
ンド回路1733の出力信号と、図17の高周波分周回
路1802にて生成された信号SHD(例えば128H
zのパルス信号)が入力される。
【0126】このような構成において、図19の回路の
動作について説明する。
【0127】リセット状態において、スタート/ストッ
プボタン1201が操作されると、スタート/ストップ
スイッチ1821がオンとなる。すると、スタート/ス
トップ信号SSTは、モード制御回路1824に入力さ
れる。スタート/ストップ制御回路1735は、スター
ト/ストップスイッチ1821がオンであることをサン
プリングする。従って、モード制御回路1824は、ア
ンド回路1733の出力がHレベルとなって、アンド回
路1734から例えば128Hzのパルス信号であるス
タート/ストップ制御信号SMCをクロノグラフ基準信
号発生回路1825に対して出力し、クロノグラフ基準
信号発生回路1825が例えば10Hzのパルス信号で
あるクロノグラフ基準信号SCBを出力する。このよう
にして、モータパルス発生回路1826は、このクロノ
グラフ基準信号SCBに基づいて、モータ1400を駆
動制御するためのモータパルスSPCを出力し、クロノ
グラフ部1200(時間計測部)の運針を開始する。
【0128】この時、クロノグラフ部1200における
時クロノグラフ針1211、分クロノグラフ針121
2、1秒クロノグラフ針1221のみならず、1/10
秒クロノグラフ針1221も常に回動している。よっ
て、使用者は、時間計測中いつでも最小計測単位で経過
時間を読み取ることができる。このように、電子時計1
000は途中で運針を停止させないため、使用者は故障
と誤認することがない。また、電子時計1000におい
て時間計測中に常に明確な最小単位時間の表示が行われ
ることで、使用者の目を楽しませることができる。ま
た、電子時計1000は、発電手段を有しており、電池
の容量切れによって時間計測が途中で停止する心配がな
いため、大きな電力を必要とする最小計測単位(例えば
1/10クロノグラフ針1231の表示)を常時表示す
ることができる。
【0129】そして、自動停止カウンタ1829は、ク
ロノグラフ基準信号発生回路1825からのクロノグラ
フ基準信号SCBをカウントし、自動停止位置に対応す
るカウント値になったとき、自動停止信号SASをモー
ド制御回路1824の自動停止ラッチ回路1731に出
力する。
【0130】自動停止ラッチ回路1731は、例えばH
レベルの信号をオア回路1732及びアンド回路173
3に対して出力するので、オア回路1732がHレベル
の信号を出力し、クロノグラフ基準信号発生回路182
5、モータパルス発生回路1826及び自動停止カウン
タ1829がリセットされ、クロノグラフ部1200の
運針が停止される。また、アンド回路1733の出力信
号がLレベルとなることから、アンド回路1734の出
力もLレベルとなり、モード制御回路1824からクロ
ノグラフ基準信号発生回路1825に対してスタート/
ストップ制御信号SMCが出力されなくなる。
【0131】図20は、電子時計1000のクロノグラ
フにおける自動停止処理を示すフローチャートである。
以下、図18及び図19を参照しながら、自動停止処理
について説明する。
【0132】<針位置が自動停止位置に来るまでの処理
>スタート/ストップボタン1201が操作されると、
スタート/ストップ信号SSTが、モード制御回路18
24に入力される。これにより、モード制御回路182
4は、スタート/ストップ制御信号SMCをクロノグラ
フ基準信号発生回路1825に出力する。
【0133】クロノグラフ基準信号発生回路1825
は、例えば128Hzであるスタート/ストップ制御信
号SMCを12ないし13分周して、例えば10Hzの
クロノグラフ基準信号SCBを作成する。このクロノグ
ラフ基準信号SCBの立ち下がり又は立ち上がりによっ
てモータパルスSPCの出力や自動停止カウンタ182
9のカウント処理を行うため、クロノグラフ基準信号S
CBの変化のないときは待機状態となる(ステップST
1)。クロノグラフ基準信号SCBが出力がされると、
モータパルス発生回路1826は、その立ち下がりに同
期してモータパルスSPCを発生して出力を開始する。
モータ1400は、モータパルスSPCが出力されるこ
とで駆動する。このようにして、クロノグラフ部120
0の運針が行なわれる(ステップST2)。
【0134】自動停止カウンタ1829は、クロノグラ
フ基準信号SCBの立ち下がりから例えば1/128秒
後のクロノグラフ基準信号SCBの立ち上がりによっ
て、自動停止カウンタ値を+1だけカウントアップする
(ステップST3)。カウントアップした自動停止カウ
ンタ値が、クロノグラフ部1200の各針の自動停止位
置に対応するカウンタ値+1でない場合には、再びステ
ップ1に戻って、以上の動作を繰り返す(ステップST
4)。これにより、クロノグラフ部1200の運針が行
なわれ、時間の計測が継続する。
【0135】<針が自動停止位置に来たときの処理>自
動停止カウンタ値が自動停止位置に対応するカウンタ値
+1である場合には(ステップST4)、自動停止カウ
ンタ1829は自動停止信号SASをモード制御回路1
824に対して出力する。これにより、モード制御回路
1824は、その自動停止状態ラッチ回路1731の出
力信号がHレベルとなり、オア回路1732からHレベ
ルのリセット制御信号SRCが、クロノグラフ基準信号
発生回路1825、モータパルス発生回路1826及び
自動停止カウンタ1829に出力される(ステップST
5)。これにより、クロノグラフ基準信号発生回路18
25、モータパルス発生回路1826及び自動停止カウ
ンタ1829がそれぞれリセットされ、図21に示すよ
うに、モータパルス発生回路1826からモータ140
0へのモータパルスSPCの出力が中止し、自動停止カ
ウンタ1829のカウンタ値が0になる(ステップST
6)。
【0136】尚、図21を参照するとわかるように、モ
ータパルスSPCの出力開始に遅れて自動停止処理が行
われるため、モータパルスSPCが途中まで出力され
る。しかし、モータパルスSPCの一部であるパルスS
P1は、外部磁界検出用パルスであって、モータ140
0を駆動するためのパルスではない。従って運針される
ことがなく、各針はそれぞれ予め設定された自動停止位
置にて自動的に停止する。
【0137】このようにして、クロノグラフ部1200
の運針が停止する。このとき、クロノグラフ部1200
の各針は、図22に示すように、最大計測時間である例
えば12時間を所定時間だけ経過した針位置で停止され
ることになる。ここで、針位置の一例としては、最大計
測時間が例えば12時間であるとして時クロノグラフ針
1212、分クロノグラフ針1212、1秒クロノグラ
フ針1221及び1/10秒クロノグラフ針1231の
停止位置が例えば全ての針がほぼ同じ角度になったり
(例えば13時間06分06秒01)、時クロノグラフ
針1212以外の針がほぼ同じ角度になったり(例えば
図22のような12時間06分06秒01、12時間3
0分30秒05又は12時間06分12秒02)、秒ク
ロノグラフ針のみが開始位置とは異なる位置になる(例
えば12時間00分20秒00)等を採用することがで
きる。
【0138】この状態では、分クロノグラフ針121
2、1秒クロノグラフ針1221及び1/10クロノグ
ラフ針1231の停止位置(向き)が、図22に示すよ
うにほぼ同じ方向に揃うようになっている。このため、
使用者は時間計測が自動停止したことを視認しやすい。
従って、電子時計1000は、使用者が次回使用時に必
ずストップ動作とリセット動作を行わなければならない
ことを、使用者に対して確実に促すことができる。
【0139】この実施形態においては、自動停止処理は
図20に示したフローチャートに従って行なわれるが、
これに限らず、他の方法によって行なわれてもよい。
【0140】図23は、電子時計1000のクロノグラ
フにおける別の自動停止処理を示すフローチャートであ
る。
【0141】ストップモードからスタート/ストップボ
タン1201が操作されると、スタート信号SSTがモ
ード制御回路1824に入力され、モード制御回路18
24は、クロノグラフ基準信号発生回路1825にスタ
ート/ストップ制御信号SMCを出力することで以下の
ように計測が開始される。
【0142】クロノグラフ基準信号発生回路1825
は、例えば128Hzであるスタート/ストップ制御信
号SMCを12ないし13分周して、例えば10Hzの
クロノグラフ基準信号SCBを作成し、作成以外の期間
はモータパルス発生回路1826及び自動停止カウンタ
1829の動作は、待機状態とする(ステップST1
1)。自動停止カウンタ1829は、例えばクロノグラ
フ基準信号SCBの立ち下がりで自動停止カウンタ値を
+1だけカウントアップする(ステップST12)。
【0143】ステップST13にてカウントアップした
自動停止カウンタ値が、クロノグラフ部1200の各針
の自動停止位置に対応するカウンタ値+1でない場合に
は、このクロノグラフ基準信号SCBの立ち下がりでモ
ータパルスSPCを作成して、モータ1400に出力す
ることでモータ1400を駆動する。これにより、クロ
ノグラフ部1200の運針が行なわれる。その後、再び
ステップ11に戻って、以上の動作を繰り返す(ステッ
プST14)。
【0144】一方、自動停止カウンタ値が自動停止位置
に対応するカウンタ値+1である場合には、自動停止カ
ウンタ1829は、自動停止信号SASをモード制御回
路1824に対して出力する(ステップST13)。こ
れにより、モード制御回路1824は、その自動停止状
態ラッチ回路1731の出力信号がHレベルとなり、オ
ア回路1732からHレベルのリセット制御信号SRC
が、クロノグラフ基準信号発生回路1825、モータパ
ルス発生回路1826及び自動停止カウンタ1829に
出力される(ステップST15)。
【0145】このようにして、クロノグラフ基準信号発
生回路1825、モータパルス発生回路1826及び自
動停止カウンタ1829がそれぞれリセットされ、自動
停止カウンタ1829のカウンタ値が0になる(ステッ
プST16)。この場合、ステップST16にて、モー
タパルスSPCの出力中止を不要とすることもできる。
【0146】以上述べたように、本発明によれば、クロ
ノグラフのようなアナログ表示式の時間計測機能を有す
る電子時計において、時間計測中に最大計測時間を超え
た場合に、計測開始針位置とは異なる位置にて針を停止
させることができる。
【0147】針位置が計測開始位置とは異なる位置の一
例としては、この実施形態のように最大計測時間が12
時間であれば、全ての針(時クロノグラフ針1211、
分クロノグラフ針1212、1秒クロノグラフ針122
1、1/10秒クロノグラフ針1221)がほぼ同じ方
向に揃う時間表示、例えば13時間06分06秒01を
示す針位置を採用することができる。また、時クロノグ
ラフ針1211以外の各針がほぼ揃う時間表示、例えば
図22のような12時間06分06秒01を示す針位置
を採用することができ、12時間30分30秒05、1
2時間06分12秒02を示す針位置等を採用すること
ができる。秒クロノグラフ針1221以外の各針が揃う
時間表示、例えば12時間00分20秒00を示す針位
置を採用することができる。
【0148】本発明は、上記実施の形態に限定されず、
特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うこ
とができる。
【0149】例えば、計測中に最大計測時間となった場
合に計測が自動停止されると、クロノグラフの各針は、
互いにほぼ同じ方向に揃って停止しているようになって
いるが、これに限らず、使用者が一見して視認できる位
置に、各針を停止させてもよい。この使用者が一見して
視認できる位置には一例としては、例えば図22のよう
に1/10秒クロノグラフ針1221の自動停止位置1
230a、1秒クロノグラフ針1221の自動停止位置
1220a、分クロノグラフ針1212等の自動停止位
置1210aに図22のように予め決められた記号を配
置することで一見して視認することができる。また、文
字板1002上であって、自動停止位置1230a、1
220a及び1210aに該当する位置に「AUTO
STOP」等の表示があると、より視認しやすい。
【0150】また、上述した実施形態においては、計時
装置として電子時計を例にとって説明しているが、これ
に限らず、携帯用の時計、置き時計、腕時計又は掛時計
等にも適用することができる。
【0151】その他、上述した実施形態においては、電
子時計の電源電池として発電装置により充電される2次
電池を例にとって説明しているが、これに限らず、従来
のボタン電池等の電源電池や太陽電池等を代わりに、又
は併せて採用することができる。
【0152】
【発明の効果】請求項1、3又は4の発明によれば、そ
れぞれ時間計測開始から最大計測時間経過後に時間計測
が自動的に停止された場合でも、その自動停止をされた
ことを使用者に知らしめ、次回使用時に停止動作とリセ
ット動作を促すことができ、計測のタイミングを逃さな
いようにすることができる。
【0153】請求項2の発明によれば、安全機構により
時間計測中に計測時間を初期化することを防止されてお
り、使用者が時間計測機能を使用して時間計測中に誤っ
た操作を行ったために、時間計測が不正確となるような
ことがない。
【0154】請求項5又は6の発明によれば、それぞれ
使用者が時間計測開始から最大計測時間経過後に時間計
測が自動停止されたことを容易に視認することができ
る。
【0155】請求項7から9の発明によれば、それぞれ
使用者が、時間計測開始から最大計測時間経過後に、時
間計測が自動停止されたことを容易に視認することがで
きる。
【0156】請求項10の発明によれば、クロノグラフ
により時間の計測を開始してから、予め決められた最大
計測時間が経過すると、予め設定された針位置にて針が
自動的に停止する。このため、使用者は、時間計測が自
動停止されたことを容易に視認することができる。
【0157】請求項11の発明によれば、発電装置を有
することで電池の容量切れによって時間計測が途中で停
止する心配がないため、大きな電力を必要とする最小計
測単位を常時表示することができる。
【0158】請求項12の発明によれば、最小単位時間
を計測するための針は時間計測中に常に回動しているの
で、時間計測中いつでも最小計測単位で経過時間を読み
取ることができる。このように、計時装置は途中で運針
を停止させないため、使用者は故障と誤認することがな
い。また、計時装置において時間計測中に常に明確な最
小単位時間の表示が行われることで使用者の目を楽しま
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計時装置である電子時計の実施形態を
示す概略ブロック構成図。
【図2】図1に示す電子時計の完成体の外観例を示す平
面図。
【図3】図2に示す電子時計のムーブメントを裏側から
見たときの概略構成例を示す平面図。
【図4】図2に示す電子時計のムーブメント内の通常時
刻部の輪列の係合状態を示す斜視図。
【図5】図2に示す電子時計のクロノグラフ部のスター
ト/ストップ及びリセット(帰零)の作動機構の概略構
成例を示す平面図。
【図6】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップ及
びリセット(帰零)の作動機構の主要部の概略構成例を
示す断面側面図。
【図7】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第1の平面図。
【図8】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第2の平面図。
【図9】図5のクロノグラフ部のスタート/ストップの
作動機構の動作例を示す第3の平面図。
【図10】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第1の斜視図。
【図11】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第2の斜視図。
【図12】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第3の斜視図。
【図13】図5のクロノグラフ部の安全機構の動作例を
示す第4の斜視図。
【図14】図5のクロノグラフ部のリセット作動機構の
主要機構の動作例を示す第1の平面図。
【図15】図5のクロノグラフ部のリセット作動機構の
主要機構の動作例を示す第2の平面図。
【図16】図1の電子時計に用いられている発電装置の
一例を示す概略斜視図。
【図17】図1の電子時計に用いられている制御回路の
構成例を示す概略ブロック図。
【図18】図1のクロノグラフ制御部及び周辺部の構成
例を示す回路構成図。
【図19】図18の制御部におけるモード制御回路の構
成例を示す回路構成図。
【図20】図18のクロノグラフ制御部の動作の一例を
示すフローチャート。
【図21】図18のクロノグラフ制御部の各部における
信号を示すタイムチャート。
【図22】図1の電子時計の自動停止状態の一例を示す
概略正面図。
【図23】図18のクロノグラフ制御部の別の動作の一
例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1000 電子時計(計時装置) 1200 クロノグラフ部(時間計測機能) 1230a 自動停止位置 1220a 自動停止位置 1210a 自動停止位置 1211 時クロノグラフ針(針) 1212 分クロノグラフ針(針) 1221 1秒クロノグラフ針(針) 1231 1/10秒クロノグラフ秒針(針) 1400 モータ(運針手段) 1500 2次電池 1600 発電装置 1824 モード制御回路(制御手段) 1829 自動停止カウンタ(計測手段、運針停止
手段、比較手段) 1900 クロノグラフ制御部(制御手段) SAS 自動停止信号 SPC モータパルス(駆動用モータパルス)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 秀弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−268287(JP,A) 特開 平7−333364(JP,A) 特開 平9−274526(JP,A) 特開 昭49−123366(JP,A) 特開 昭62−69190(JP,A) 特開 昭50−9464(JP,A) 実開 昭55−172895(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04F 7/00 - 13/06

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針を備えた計時装置において、 時間計測機能による計測時間が最大計測時間を超すと、
    前記最大計測時間から所定時間分進めた位置で前記針を
    停止させることを特徴とする計時装置。
  2. 【請求項2】 時間計測中に計測時間を初期化すること
    を防止するための安全機構と、 時間計測後に計測時間が機械的に初期化される作動機構
    とを有する請求項1に記載の計時装置。
  3. 【請求項3】 針を備えた計時装置において、 時間計測を行うための計測手段と、 前記計測手段にて時間計測を開始した時に針を運針する
    ための運針手段と、 前記計測手段により計測された計測値を予め設定された
    値と比較する比較手段と、 前記比較手段にて比較された結果により最大計測時間か
    ら所定時間経過した針位置で針の運針を停止する運針停
    止手段とを有することを特徴とする計時装置。
  4. 【請求項4】 針を備えた計時装置において、 時間を計測する機能を有する時間計測機能と、 前記時間計測機能を駆動するモータと、 前記モータの駆動を制御することで前記時間計測機能に
    よる時間計測を開始/終了させる制御回路、及び前記制
    御回路からの信号に基づいて時間計測の開始からの経過
    時間を計測して最大計測時間経過後に自動停止信号を前
    記制御回路に出力する自動停止カウンタを有する制御部
    と、を有し、 前記時間計測機能による時間計測中に前記最大計測時間
    から所定時間経過後に、針が予め設定された針位置に回
    動した時点で、前記自動停止カウンタが前記時間計測機
    能の駆動を終了させることを特徴とする計時装置。
  5. 【請求項5】 前記時間計測機能の各針が互いに予め設
    定された針位置に回動すると、前記自動停止カウンタが
    前記自動停止信号を出力する請求項4に記載の計時装
    置。
  6. 【請求項6】 前記自動停止カウンタが、前記モータの
    駆動用モータパルスの出力タイミングを計るパルスを計
    測し、前記自動停止カウンタが自動停止位置に対応する
    値になったとき、自動停止信号を出力する請求項5に記
    載の計時装置。
  7. 【請求項7】 前記所定時間は、前記最大計測時間から
    針が予め設定された時間分進んだ時間である請求項1、
    3又は4のいずれかに記載の計時装置。
  8. 【請求項8】 前記所定時間は、前記最大計測時間から
    複数の針が予め設定された方向に位置するまでの時間で
    ある請求項1、3又は4のいずれかに記載の計時装置。
  9. 【請求項9】 前記所定時間は、前記最大計測時間から
    複数の針が互いにほぼ同じ角度位置に位置するまでの時
    間である請求項1、3又は4のいずれかに記載の計時装
    置。
  10. 【請求項10】 前記時間計測機能は、クロノグラフで
    ある請求項1から9のいずれかに記載の計時装置。
  11. 【請求項11】 電源電池は2次電池であり、発電装置
    によって充電される請求項1から10のいずれかに記載
    の計時装置。
  12. 【請求項12】 最小計測単位を表示するための針は、
    時間計測中に常に回動している請求項11に記載の計時
    装置。
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