JP2011013119A - クロノグラフ時計 - Google Patents

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三郎 間中
Kazusane Sakumoto
和実 佐久本
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洋 清水
Tomohiro Ihashi
朋寛 井橋
Chikashi Motomura
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Abstract

【課題】クロノグラフ針の回転に対する機械的な規正が解除される前に、クロノグラフ針駆動用のモータが電気的に駆動されて正確な運針が妨げられるのを防ぎ得るようにしたクロノグラフ時計を提供すること。
【解決手段】クロノグラフ針がモータ駆動パルスUによって電気的に回転駆動され機械的に帰零制御されるクロノグラフ時計1は、規正機構によるクロノグラフ針の規正が解除されたことを接点部61及び規正解除検出部62によって検出したとき、基本駆動制御部51がクロノグラフ針を駆動するようにモータ35を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時刻の指示機能及び時間計測機能を有するクロノグラフ時計に関する。
従来から、複数の指針を各々駆動するために複数の駆動モータを搭載し、時刻情報の表示を基本機能として更に時間計測行うクロノグラフ機能を搭載したクロノグラフ時計において、各指針の駆動は前記駆動モータによって電気的に行い、クロノグラフ針の帰零をハートカムなどの機械的機構によって行うものが開発されている(例えば特許文献1参照)。
前記特許文献1記載に開示されたクロノグラフ時計のようにクロノグラフ針が電気的に駆動制御され機械的に帰零制御される構成のクロノグラフ時計では、例えば、リセット状態においては、クロノグラフ針のある真(軸)のハートカムがハンマにより機械的に帰零状態に保たれる。
従って、前記クロノグラフ時計において、スタートボタンを押してクロノグラフ動作の開始指示を行う場合、帰零に係るレバーが回動等されてハンマーが変位されることによりハートカムと一体的なクロノグラフ真の回転が許容(帰零制御解除)された後、スタートボタン押圧に応じたクロノグラフ針の運針を開始させるためのモータの回転駆動信号が出される(運針制御開始)ことが必要である。
ところが、実際には、前記帰零制御解除に要する時間が厳密には一定でなく特に機械的な制御であって関連部品にバラツキがあり、また、コストを最低限に抑えるべく構造を簡単化しようとすると、そのバラツキも大きくなり易いことから、個体毎のばらつきが必ずしも小さくない。
一方、前記運針制御開始のためのモータ回転駆動信号が出される時点で、前記帰零制御解除が完了していないときには、正確なクロノグラフ動作が行われ得ないという問題がある。
このような事態の発生を避けるべく、従来は、クロノグラフ時計の計時周期(例えば、1/100秒)に応じて、前記帰零制御解除の遅れが、そのバラツキを考慮して、該計時周期よりも確実に短くなるように、機械系を設計し製造する必要があった。ここで、バラツキについて安全を見込むと、多くの場合に実際に必要なものよりも、高価な機械系を準備せざるを得なくなる。
なお、特許文献1においても、電気的な駆動制御と機械的な停止等制御とが組み合わされた系に特有の問題として生じる両者のタイミングを合わせる必要性についての一つの提案はある。より具体的には、特許文献1には、モータに対する回転駆動信号が未だ出されているにもかかわらず、機械的な停止制御等が開始されるような事態が生じるのを避けるべく、機械的な構造を改変して帰零制御等の開始のタイミングを制御する技術等が提案されている。しかしながら、この特許文献1に提案されている改変は、帰零(リセット)状態にあるクロノグラフ時計において、クロノグラフ動作を開始させる際における上記のような問題の解決につながる技術については、開示も示唆もない。
特開2005−3493号公報
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、クロノグラフ針が電気的に駆動制御され機械的に帰零制御されるタイプのクロノグラフ時計であって、クロノグラフ針の回転に対する機械的な規正が解除される前に、クロノグラフ針駆動用のモータが電気的に駆動されて正確な運針が妨げられるのを防ぎ得るようにしたクロノグラフ時計を提供することを課題としている。
本発明によれば、少なくとも時間計測開始を指示する操作手段と、リセット状態においてクロノグラフ針を帰零位置に機械的に規正する規正機構と、前記操作手段による時間計測開始指示に応答して前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正を解除する解除手段と、前記クロノグラフ針を駆動するモータと、前記操作手段による時間計測開始指示に応答して前記モータがクロノグラフ針を駆動するように制御する制御手段とを有するクロノグラフ時計において、前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正が解除されたことを検出する規正解除検出手段を有し、前記制御手段は、前記規正解除検出手段が前記クロノグラフ針の規正解除を検出したとき前記クロノグラフ針を駆動するように前記モータを制御することを特徴とするクロノグラフ時計が提供される。
本発明に係るクロノグラフ時計によれば、クロノグラフ針が電気的に駆動制御され機械的に帰零制御されるタイプのクロノグラフ時計であって、クロノグラフ針の回転に対する機械的な規正が解除される前に、クロノグラフ針駆動用のモータが電気的に駆動されて正確な運針が妨げられるのを防ぐことが可能になる。
本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計のクロノグラフ機構の機械的構成の概要を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計の外観を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計のタイミング図である。 本発明の実施の形態に係るフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係るクロノグラフ時計のクロノグラフ機構の機械的構成の概要を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計のタイミング図である。
本発明の実施の形態に係るクロノグラフ時計1は、図3に示すように、腕時計の形態で、中心軸線C1のまわりで回転され現在時刻を表示する時刻針(時針11、分針12及び秒針13)を備えると共に、クロノグラフ針(中心軸線C2のまわりで回転されるクロノグラフ秒針14及び中心軸線C3のまわりで回転されるクロノグラフ分針15)を備える。
例えば、D1方向に二段引出した状態で巻真16を回すことにより時刻針11〜13を回転することができ又、巻真16をD1方向に一段引出した状態で巻真16を回すことにより窓を介して表示される日車の日付17を変更できるように構成されている。クロノグラフ時計1の通常の時刻表示にかかわる動作は、通常の電子時計と同じであり、当業者に周知であるので、以下では、通常運針に係る構造や機能や動作については、記載を省略する。
クロノグラフ時計1では、クロノグラフ針14、15は、モータによって電気的に駆動制御され、機械的構成によって帰零制御される。
クロノグラフ時計1では、スタート/ストップボタン18をA1方向に押すことにより、クロノグラフ時計1によるクロノグラフ動作の開始、停止が指示される。より詳しくは、クロノグラフ動作の開始/停止とは、クロノグラフ針14、15の運針の開始/停止を指し、後述のようにこれに関連して電気的な駆動系の動作及びクロノグラフ針の電気的な位置情報の保持が行われる。但し、場合によっては、クロノグラフ針の電気的な位置情報は保持していなくてもよい。尚、スタート/ストップボタン18は、少なくとも時間計測開始を指示する操作手段を構成している。
クロノグラフ時計1では、また、リセットボタン19をB1方向に押すことにより、クロノグラフ時計1によるクロノグラフ動作のリセットすなわち初期状態への復帰(帰零)が指示される。より詳しくは、クロノグラフ動作のリセットとは、クロノグラフ針14、15の初期位置(正時位置)への強制的な復帰(帰零)、並びにクロノグラフ針14、15の運針の規正及びクロノグラフ針の電気的な位置情報のリセットを指す。
まず、クロノグラフ時計1のスタート、運針及び帰零にかかわる機械的な構造5及び動作について、主として、図2の(a)及び(b)に基づいて説明する。なお、クロノグラフ時計1のスタート、運針及び帰零にかかわる機械的な構造5は、図1のブロック図の左側部分にも、簡単に示されている。
クロノグラフ時計1は、通常運針用(時刻針運針用)モータ(図示せず)とは別にクロノグラフ針運針用モータ35を備え、該クロノグラフ針運針用モータ35は、回転駆動された際、クロノグラフ針運針用輪列36を介して、クロノグラフ針14、15を運針させる。
クロノグラフ時計1は、クロノグラフ秒針14のあるクロノグラフ秒真21に取付けられたクロノグラフ秒カム22及びクロノグラフ分針15のあるクロノグラフ分真23に取付けられたクロノグラフ分カム24を備える。
クロノグラフ時計1は、また、復針伝達第一レバー(以下では、「復針伝達レバーB」ともいう)25、復針伝達第二レバー(以下では、「復針伝達レバーA」ともいう)26及び復針レバー27を備えると共に、停止レバー28を備える。
クロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24及び復針レバー27は規正機構を構成し、復針伝達第二レバー26及び復針レバー27は解除手段を構成している。また、復針伝達第二レバー26及び復針レバー27はレバー手段をも構成している。
復針伝達第一レバー25は、基準位置J1(図2の(b)の実線)と帰零位置J2(図2の(a)の実線で(b)の点線)との間で回動可能であり、位置決めピン25aが係合する溝を備えたばね状位置決め部材29と係合して、基準位置J1又は帰零動作位置J2に位置決めされる。復針伝達第二レバー26は、長穴26aで復針伝達第一レバー25のピン25bに係合している。復針伝達第一レバー25が基準位置J1から帰零位置J2に移動され位置設定されると、復針伝達第二レバー26が基準位置K1(図2の(b)の実線)から帰零位置K2(図2の(a)の実線で(b)の点線)に移動される。
一方、復針伝達第二レバー26が帰零位置K2から基準位置K1に移動され位置設定されると、復針伝達第一レバー25が帰零位置J2から基準位置J1に移動され位置決めされる。
復針レバー27は、長穴27aで復針伝達第二レバー26のピン26bに係合し、復針伝達第二レバー26の基準位置K1又は帰零位置K2への位置設定に応じて、基準位置M1(図2の(b)の実線)又は帰零位置M2(図2の(a)の実線で(b)の点線)に位置決めされる。復針レバー27は基準位置M1に設定されると、所定位置に固定された規正解除検出用の接点部61に当接するように構成されている。
復針レバー27が帰零位置M2に設定されると、復針レバー27は、秒ハンマー部27bでクロノグラフ秒カム22を叩いてクロノグラフ秒針14を初期位置に帰零させると共に、分ハンマー部27cでクロノグラフ分カム24を叩いてクロノグラフ分針15を初期位置に帰零させる。また、復針レバー27は、帰零位置M2では規正解除検出用の接点部61から離れた状態に位置する。
このように、復針レバー27は、基準位置M1では接点部61に接し、帰零位置M2では接点部61に接しないように位置する。復針レバー27及び接点部61は導電性金属によって構成されると共に復針レバー27は電源VDDに接続されており、後述するように規正解除検出部62が、復針レバー27が接点部61に接しているか否かを電気的に検出して、クロノグラフ針の規正が解除されたか否かを検出するようにしている。
停止レバー28は、ばね部28a、係合腕部28b及び係止腕部28cを備え、帰零時の訂正制御位置ないし規正位置E2(図2の(a)の実線で(b)の点線)と訂正制御解除位置ないし規正解除位置E1(図2の(b)の実線)との間でピン28dのまわりで回動可能である。停止レバー28の係止腕部28cは、該停止レバー28が規正位置E2にある状態SE2ではクロノグラフ運針用モータ35のロータ歯車35aにつながるクロノグラフ運針用輪列36のいずれかの車36aに対して係合して輪列36の回転を規正し、停止レバー28が規正解除位置E1にある状態SE1では、輪列36の車36aから離されて、モータ35のロータ歯車35a及び輪列36の回転を許容する。
ばね部28aにおいて規正位置E2に向かう方向の偏倚力を受けている停止レバー28は、復針伝達第一レバー25が帰零位置J2から基準位置J1に回動変位される際に、係合腕部28bにおいて復針伝達第一レバー25の腕部25dと係合して帰零時の規正位置E2から規正解除位置E1に回動変位される。一方、復針第一レバー25が基準位置J1から帰零位置J2に移動されると、該復針第一レバー25の腕部25dと係合腕部28bとの係合が解除されるので停止レバー28はばね部28aのばね力により規正解除位置E1から規正位置E2に戻される。
クロノグラフ時計1が、図2の(a)に示した帰零(リセット)状態S2にある際に、スタート/ストップボタン18がA1方向に押圧操作されると、復針伝達第二レバー26が突起部26cでA1方向に押されて位置K2から位置K1に変位されると共に、復針伝達第一レバー25が位置J2から位置J1に変位され、復針レバー27が位置M2から位置M1に変位される。これにより、ハンマー部27b、27cによるハートカム22、24及びクロノグラフ針14、15の回転規正(帰零制御)が解除される。また、復針伝達第一レバー25の位置J2から位置J1への回動に応じて、該復針伝達第一レバー25の腕部25dに腕部28bで係合した停止レバー28が規正位置E2から規正解除位置E1に回動され、停止レバー28の係止腕部28cがクロノグラフ輪列36から離脱して輪列36の回転規正(停止制御)を解除する。これにより、機械的制御機構5が状態S1に戻され、クロノグラフ針14、15が回転可能になる。
また、復針レバー27が位置M2から位置M1に変位されることにより、復針レバー27のハンマー部27cが接点部61に当接する。
一方、クロノグラフ時計1が、図2の(b)に示したスタート状態ないし運針状態S1にある際に、リセットボタン19がB1方向に押圧操作されると、復針伝達第一レバー25が突起部25cでB1方向に押されて復針伝達第一レバー25が位置J1から位置J2に変位される。復針伝達第一レバー25が位置J1から位置J2に変位されると、一方では、該レバー25に係合した復針伝達第二レバー26が位置K1から位置K2に移動され、該レバー26に係合した復針レバー27が位置M1から位置M2に移動して、秒ハンマー27b及び分ハンマー27cが秒ハートカム22及び分ハートカム24を叩いてクロノグラフ秒針14及びクロノグラフ分針15を帰零させ、他方では、停止レバー28に対する腕部25dの係止が解除され停止レバー28が位置E1から位置E2に回動されて、腕部28cでクロノグラフ輪列36に係合して、輪列36を規正する。
また、復針レバー27が位置M1から位置M2に変位されることにより、復針レバー27のハンマー部27cが接点部61から離れる。
クロノグラフ時計1について、図2の(a)及び(b)に示した機械的構造5に関連する範囲で電気的な側面について言えば、次のとおりである。
クロノグラフ時計1が、図2の(a)に示したリセット状態S2にある際に、スタート/ストップボタン18がA1方向に押圧されると、該スタート/ストップボタン18はその奥端の近傍においてA2方向の偏倚力を及ぼすスタート/ストップスイッチバネ33を押して、接点部34を閉じさせ、該接点部34を介して、スタート信号Pa(図1)を発生させる。なお、クロノグラフ時計1が、図2の(b)に示したスタート状態S1にある際に、スタート/ストップボタン18がA1方向に押圧されると、該スタート/ストップボタン18はスタート/ストップスイッチバネ33を押して、接点部34を閉じさせ、該接点部34を介して、ストップ(停止)信号Pb(図1)を発生させる。
一方、クロノグラフ時計1が、図2の(b)に示したスタート状態(又はストップ状態)S1にある際に、リセットボタン19がB1方向に押圧されると、該リセットボタン19はその奥端の近傍においてB2方向の偏倚力を及ぼすリセットスイッチバネ31を押して、接点部32を閉じさせ、該接点部32を介して、リセット信号Qa(図1)を発生させる。
以上のような動作のうち、以下では、図2(a)の帰零状態S2において、スタート/ストップボタン18がA1方向に押圧された際のスタート動作の開始及び進行を中心に、より詳しく説明する。
即ち、スタート/ストップボタン18のA1方向押圧に伴い、一方では、スイッチ接点34を介して電気的な駆動開始信号Paが出されてこれによりモータ35の回転駆動が行われ、他方では、復針伝達第二レバー26の回動に伴う復針レバー27の回動により機械的な帰零制御状態が解除されると共に、該復針伝達第二レバー26及び復針伝達第一レバー25の回動に伴う停止レバー28の回動により輪列36の係止(停止制御状態)が解除されて、運針が機械的に許容される(機械的な規正が解除される)。
また、復針レバー27が回動して位置M2から位置M1に変位することにより、復針レバー27のハンマー部27cが接点部61に当接した状態で保持される。
ここで、クロノグラフ時計1が適正に動作し、計時が正確に行われるためには、機械的な規正解除が完了した後でモータ35の回転駆動が行われる必要がある。このクロノグラフ時計1では、構造の複雑化及びこれに要するコストの増加を避けつつ、機械的な規正解除が完了した後で電気的な駆動が行われることを確実に行わせるようにしている。以下では、この点を中心に詳しく説明する。
次に、クロノグラフ時計1の電気的駆動機構6の概要を、図2の機械的構造5を参照しつつ、主として図1のブロック図に基づいて説明する。
クロノグラフ時計1のクロノグラフ運針用モータ35の回転は、発振回路41及び分周回路42を介して与えられるクロックパルスに基づいて駆動制御されるクロノグラフ針運針用モータ35の駆動制御用集積回路50によって、制御される。
モータ駆動制御用集積回路50は、基本駆動制御部51と、駆動パルス発生回路53と、モータ駆動回路54と、帰零制御部55と、規正解除検出部62とを有する。ここで、クロノグラフ針運針用モータ35の駆動手段は、モータ駆動回路54からなり、クロノグラフ針運針用モータ35の駆動制御手段は、駆動パルス発生回路53と、基本駆動制御部51と、帰零制御部55と、規正解除検出部62を有する。基本駆動制御部51、駆動パルス発生部53及びモータ駆動回路54は制御手段を構成している。尚、モータ駆動制御用集積回路50は、更に、クロノグラフ秒をカウントし該クロノグラフ秒情報を保持するクロノグラフ秒カウンタ57、及びクロノグラフ分をカウントし該クロノグラフ分情報を保持するクロノグラフ分カウンタ58を有する。クロノグラフ時をカウントし該クロノグラフ時情報を保持するクロノグラフ時カウンタが更に設けられていてもよい。
基本駆動制御部51は、クロノグラフ時計1が帰零(リセット)状態S2にある際におけるスタート/ストップボタン18の押下げに応じて接点部34を介して与えられるスタート信号ないし作動信号Paを受信する。スタート/ストップボタン18の押下げに連動して復針レバー27が接点部61に当接し、規正解除検出部62は、復針レバー27が接点部61に当接した時これを検出して高レベルの規正解除検出信号Pkを基本駆動制御部51に出力する。
基本駆動制御部51は、スタート信号ないし作動信号Paを受け取ると、チャタリング防止用の短い期間をおいてクロノグラフの計時制御信号Ptを出力して計時を開始し、更に、規正解除検出信号Pkを受取ると、駆動制御信号Pdを発する。以下では、後述の図4等に関連して特に断わらない限り、規正解除検出信号Pkの受信時点と駆動制御信号Pdの送信時点とは、実質的に同一であるとする。規正解除検出信号Pk及び駆動制御信号Pdは、クロノグラフ動作が行われている期間の間は高レベルに保たれる信号である。
基本駆動制御部51は、また、クロノグラフ時計1がスタート状態S1にある際におけるスタート/ストップボタン18の押下げに応じて接点部34を介して与えられるストップ(停止)信号Pbを受取る(又は接点部34からのスタート信号ないし作動信号Paの送出が停止される)と、駆動制御信号Pdの送信を停止する。
基本駆動制御部51からの計時制御信号Ptはクロノグラフ秒カウンタ57に与えられ、クロノグラフ秒カウンタ57は、計時制御信号Ptが高レベルに保たれている間、分周回路42から与えられるクロックパルスを受取ってクロノグラフ秒をカウントすると共に、該計時制御信号Ptに基づいてクロノグラフとしての計時を開始した時点t1を始点として該時点から周期T毎にクロノグラフタイミングパルスPhを発する。このパルスPhの周期Tは、クロノグラフ時計1の計時精度に対応し、例えば、1/100秒(即ち、10ms)である。
駆動パルス発生回路53は、駆動制御信号Pdを受けて、所定パルス幅の主駆動パルスGをモータ駆動回路54に与える。モータ駆動回路54は、該主駆動パルスGに応じた駆動エネルギのモータ駆動パルスUをクロノグラフ針運針用モータ35に与えて、該モータ35を回転駆動する。
一方、基本駆動制御部51が停止信号Pbを受けると、該駆動制御部51は、駆動制御信号Pdの送出を停止して(所望ならば、駆動停止信号Pfを与えてもよい)、駆動パルス発生回路53からの駆動パルスGの送出が停止され、モータ駆動回路54によるモータ駆動パルスUの送出が停止され、クロノグラフ針運針用モータ35の回転駆動が停止されて、該モータ35のロータないし出力軸の回転が停止し、クロノグラフ針運針用輪列36を介するクロノグラフ針14、15の運針が停止される。
なお、リセットボタン19の押圧によりスイッチバネ31が押下げられて接点部32が閉じた場合、リセット信号Qaが帰零制御部55に与えられる。帰零制御部55は、接点部32からのリセット信号Qaを受取ると、駆動パルス発生回路53に駆動停止信号Pfを与える。その結果、駆動パルス発生回路53は、駆動パルスGの発生を停止して、モータ駆動回路54によるモータ駆動パルスUの送出を停止させる。従って、クロノグラフ針運針用モータ35の回転駆動が停止され、クロノグラフ針14、15の運針が停止される。なお、帰零制御部55は、リセット信号Qaの受信に応じて、クロノグラフ秒カウンタ57及びクロノグラフ分カウンタ58の内容をゼロにリセットする。
次に、図1のクロノグラフ時計1について、主として規正解除検出部62の規正解除検出動作を、図4のタイムチャートに基づいて、具体的に説明する。
クロノグラフ時計1が、リセット状態S2にある状況で、時点t0において、スタート/ストップボタン18がA1方向に押込まれるとする。スタート/ストップボタン18の押下げに伴い、接点部34が閉じられて、該接点部34を介してスタート信号Paが出る。このスタート信号Paは、該スタート/ストップボタン18の押下げに伴う接点部34の閉成が継続される時点txまで継続される。
スタート信号Paが基本駆動制御部51に与えられると、該基本駆動制御部51は、チャタリングの影響を避けるに必要な短い時間の後、時点t1においてクロノ計時動作を開始する。
一方、スタート/ストップボタン18の押下げに連動して復針レバー27が接点部61に当接し、規正解除検出部62は、時刻t2において、復針レバー27が接点部61に当接しことを検出して高レベルの規正解除検出信号Pkを基本駆動制御部51に出力する。
基本駆動制御部51は、スタート信号Pa及び規正解除検出信号Pkの双方を受信すると、前記双方の信号Pa、Pkの双方を受信した時点t3において、駆動パルス発生回路53に駆動制御信号Pdを発する。駆動パルス発生回路53は駆動制御信号Pdに応答して主駆動パルスGを発生し、モータ駆動回路54にモータ駆動パルスUを発生させる。
すなわち、前記規正解除検出を行わない従来の場合、U(従来)として最下段に示したように、クロノ計時動作を開始した時点t1から周期T後の時点t2においてモータ駆動パルスU(従来)が出されていたのに対して、このクロノグラフ時計1では、当該時点t2よりも後の、規正解除を検出した時点t3において、モータ駆動パルスUがモータ駆動回路54から出るように、基本駆動制御部51が駆動パルス発生回路53を制御する。
尚、停止レバー28は、図4の最上段に示したように、所定時間経過した時点まで輪列36を規正しているが、スタート/ストップボタン18が押されて、接点34が閉じられスタート信号Paが高レベルになる時点t0から所定時間経過して、復針レバー27の規正解除と同時に停止レバー28の規正解除が行われた後、モータ駆動パルスUが出力されるように構成されている。
従って、モータ駆動回路54からモータ駆動パルスUが出されると、該モータ駆動パルスUによってモータ35が確実に回転駆動され、クロノグラフ針14、15が確実に運針され得る。
次に、以上の如く構成されたクロノグラフ時計1の動作を、図1から図4を参照しつつ、主として図5に示したフローチャートに基づいて、説明する。このフローチャートは、図1のクロノグラフ時計1のうち、主として、集積回路50の基本駆動制御部51及び規正解除検出部62の動作を、該動作に対応するプログラムの処理の流れとして示したものである。
クロノグラフ時計1では、最初の処理ステップS501において、クロノグラフ動作の開始(スタート)が指示されたか否かをチェックする。このスタートチェックステップS501は、スタート/ストップボタン18のA1方向押圧によるスイッチバネ33のA1方向変位によって接点部34が閉成され接触して接点部34から作動信号ないしスタート信号Paが集積回路50の基本駆動制御部51に与えられたか否かがチェックされることに対応する。
スタート信号Paが出されていない場合、ステップS507においてリセット(帰零)指示が出されたか否かをチェックする。このリセットチェックステップS507は、リセット(帰零)ボタン19のB1方向押圧によるスイッチバネ31のB1方向変位によって接点部32が閉成されて接点部32からリセット信号Qaが集積回路50の帰零制御部55に与えられたか否かがチェックされることに対応する。リセット信号Qaが出されていない場合、最初の処理ステップS501に戻る。リセット信号Qaが出されている場合、ステップS508においてクロノグラフ秒カウンタ57及びクロノグラフ分カウンタ58の内容をゼロに戻すカウントリセット処理をした後、最初の処理ステップS501に戻る。
スタートチェックステップS501において、クロノグラフ動作の開始指示(スタート信号Pa)を確認した場合、ステップS502において、クロノグラフ動作の計時周期T(この例では、例えば、1/100秒すなわち10ms(ミリ秒))に相当する時間が経過したかどうかをチェックする。計時周期Tに達するとステップS503に移る。これは、クロノグラフ秒カウンタ57において、クロノグラフ動作の開始時点t1以降の時間が計時され、計時周期Tに相当する時間に達すると、タイミングパルスPhが出されることに対応する。
時間Tが経過した場合、ステップS503において、復針レバー27によるクロノグラフ針14、15の規正が解除されたか否かがチェックされる。これは、規正解除検出部62が接点部61からの信号に基づいて規正解除されたか否かを検出することに対応する。
ステップS503において規正解除されたことを確認すると、ステップS504において、時点t3において高レベルに変化する規正解除検出信号Pkを規正解除検出部62から出し、基本駆動制御部51はスタート信号Pa及び規正解除検出信号Pkを受信すると時刻t3において駆動制御信号Pdを駆動パルス発生回路53に発し、駆動パルス発生回路53及びモータ駆動回路54から、順次、駆動パルスG及びモータ駆動パルスUを出して、モータ35を駆動する。このように、クロノグラフ針14、15の規正が解除された後にモータ35によって駆動されるため、クロノグラフ針14、15を確実に運針駆動することができる。
ステップS504において各回の運針駆動が行われると、ステップS505において、クロノグラフのリセット指示(リセット信号Qa)が出たか否かがチェックされる。ステップS505の判断処理内容自体は、ステップS507と同じである。
リセット指示が出ていない場合、ステップS506において、クロノグラフの停止(ストップ)指示(停止信号Pb)が出たか否かがチェックされる。
ストップ指示が出ていない場合、ステップS502に戻って前記処理を繰り返す。
尚、ステップS502において、計時周期に達していない場合、通常は、計時周期に達するまでステップS505、S506を通ってステップS502に戻ることが繰返される。
ここで、スタートステップS501の後、ステップS506においてストップ指示(停止信号Pb)が出るまで、ステップS502、S503、S504においてクロノグラフ針14、15を運針させると共にその後ステップS506、S507を「No」で抜けることを繰返すことにより、クロノグラフ針14、15の運針を行わせる通常のクロノグラフ運針動作が行われる。
一方、ステップS506においてストップ指示が出たこと(接点部34からの停止信号Pbの送出)を駆動制御部51で検出するとステップS511に入り、該ステップS511において、クロノグラフ針14、15の運針を停止させるストップ処理(駆動パルス発生回路53に対する制御信号Pdの送信の停止又は駆動停止信号Pfの送信)を行ない、その後、ステップS501に戻る。
また、ステップS505においてリセット指示が出たこと(接点部32からのリセット信号Qaの送出)を検出すると、帰零制御部55は、駆動停止信号Pfを駆動パルス発生回路53に与える点でステップS511と同様なクロノグラフ運針停止ステップS509に入り、該運針停止ステップS509においてクロノグラフ針14、15の運針を停止させるストップ処理を行なう。帰零制御部55は、次に、ステップS508と同様なカウントリセットステップS510においてクロノグラフ秒カウンタ57及びクロノグラフ分カウンタ58の内容をゼロに戻すカウントリセット処理をした後、最初の処理ステップS501に戻る。
以上のようにして、クロノグラフ針が電気的に駆動制御され機械的に帰零制御されるタイプのクロノグラフ時計であって、クロノグラフ針の回転に対する機械的な規正が解除される前に、クロノグラフ針駆動用のモータが電気的に駆動されて正確な運針が妨げられるのを防ぐことが可能になる。また、運針駆動パルスと機構の規正が重ならないため、運針遅れを防ぐともに、機構の制約が少なくなり設計の自由度が上がる。さらには、クロノグラフ動作開始直後の運針駆動パルスと機構の規正とが重ならない様にするために、復針レバーや停止レバーが確実に解除するまでの最大時間を機構で管理する必要がない。
図6は本発明の他の実施の形態に係るクロノグラフ時計のクロノグラフ機構の機械的構成の概要を示す平面図であり、又、図7は図6の実施の形態に係るクロノグラフ時計のタイミング図である。いずれの図でも、図1から図5と同一部分には同一符号を付している。図1のブロック図、図3の外観図及び図5のフローチャートは本他の実施の形態と同じである。
前記実施の形態ではクロノグラフ針の規正解除を検出するために接点部61を設け、復針レバー27と接点部61が非接触状態から接触状態に変化したことを検出することによって規正解除されたと判定しているのに対して、本他の実施の形態では、独自の接点部を設けることなく、導電性金属によって構成したクロノグラフ秒カム22とクロノグラフ分カム24の一部を接点部として兼用し、導電性金属によって構成した復針レバー27とクロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24の接点部が接触状態から非接触状態に変化したことを検出することによって規正解除されたと判定している点で相違している。クロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24が復針レバー27と当接する接点部を図1の接点部61として示している。
図6(a)に示すように、クロノグラフ針14、15が規正されている状態では、復針レバー27の秒ハンマー部27b、分ハンマー部27cが各々、クロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24に当接して、クロノグラフ秒針14、クロノグラフ分針15を規正している。復針レバー27は電源VDDに接続されており、この状態では復針レバー27とクロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24が当接した状態にあり、図7に示すように、規正解除検出部62から高レベルの規正解除検出信号Pkが出力されている。
スタート/ストップボタン18が押圧されて図6(b)の状態になると、復針レバー27の秒ハンマー部27b、分ハンマー部27cが各々、クロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24から離れて非接触となり、クロノグラフ秒針14、クロノグラフ分針15の規正が解除される。この状態では復針レバー27とクロノグラフ秒カム22、クロノグラフ分カム24が離れた状態にあり、図7に示すように、規正解除検出部62から低レベルの規正解除検出信号Pkが出力される。
基本駆動制御部51は、スタート信号Pa及び低レベルの規正解除信号Pkの双方を受信すると、駆動制御信号Pdを駆動パルス発生回路53に出力する。以後、前記実施の形態と同様にしてクロノグラフ針14、15の駆動制御が行われる。
本他の実施の形態においても、前記実施の形態と同様に、クロノグラフ針の回転に対する機械的な規正が解除される前に、クロノグラフ針駆動用のモータが電気的に駆動されて正確な運針が妨げられるのを防ぐことが可能になる等の効果を奏する。
尚、前記各実施の形態においては、クロノ秒針が6時側、クロノ分針が9時側に配置されたクロノグラフの例を用いて説明したが、針13をクロノ秒針として用いるセンタークロノグラフに適用しても良い。
時刻針及びクロノグラフ針の駆動はモータによって電気的に行うと共に、リセット状態ではクロノグラフ針が動かないように機械的機構によって規正し、前記クロノグラフ針の駆動は前記機械的機構による規正を解除した後に行うようにした各種のクロノグラフ時計に適用可能である。
1 クロノグラフ時計
5 機械的帰零制御機構
6 電気的駆動機構
11 時針
12 分針
13 秒針
14 クロノグラフ秒針
15 クロノグラフ分針
16 巻真
17 日付
18 スタート/ストップボタン
19 リセットボタン
21 クロノグラフ秒真
22 クロノグラフ秒カム
23 クロノグラフ分真
24 クロノグラフ分カム
25 復針伝達第一レバー(復針伝達レバーB)
26 復針伝達第二レバー(復針伝達レバーA)
27 復針レバー
28 停止レバー
31 リセットスイッチバネ
32 接点部
33 スタートストップスイッチバネ
34 接点部
35 クロノグラフ針運針用モータ
36 クロノグラフ針運針用輪列
41 発振回路
42 分周回路
50 モータ駆動制御用集積回路
51 基本駆動制御部
53 駆動パルス発生回路
54 モータ駆動回路
55 帰零制御部
57 クロノグラフ秒カウンタ
58 クロノグラフ分カウンタ
61 接点部
62 規正解除検出部
A1、A2 方向
B1、B2 方向
C1、C2、C3 中心軸線
D1 方向
G 駆動パルス
J1、K1、M1 基準位置
J2、K2、M2 帰零位置
Pa スタート信号(作動信号)
Pb 駆動停止信号
Pd 駆動制御信号
Pf 駆動停止信号
Pk 規正解除検出信号
Pt 計時制御信号
Qa リセット信号
S1 運針状態
S2 帰零状態
t1 クロノグラフ計時開始時点
T 計時周期
U モータ駆動パルス

Claims (4)

  1. 少なくとも時間計測開始を指示する操作手段と、リセット状態においてクロノグラフ針を帰零位置に機械的に規正する規正機構と、前記操作手段による時間計測開始指示に応答して前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正を解除する解除手段と、前記クロノグラフ針を駆動するモータと、前記操作手段による時間計測開始指示に応答して前記モータがクロノグラフ針を駆動するように制御する制御手段とを有するクロノグラフ時計において、
    前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正が解除されたことを検出する規正解除検出手段を有し、前記制御手段は、前記規正解除検出手段が前記クロノグラフ針の規正解除を検出したとき前記クロノグラフ針を駆動するように前記モータを制御することを特徴とするクロノグラフ時計。
  2. 前記操作手段は、時間計測動作のスタート及びストップを指示するスタート/ストップボタンであり、
    前記解除手段は、前記リセット状態において前記スタート/ストップボタンによる時間計測開始指示の操作に応答して変位し前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正を解除するレバー手段を有して成り、
    前記規正解除検出手段は、前記レバー手段に対して接触可能に配設された接点部によって構成され、前記レバー手段と接点部との接触関係が変化したときに前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正が解除されたと判定することを特徴とする請求項1記載のクロノグラフ時計。
  3. 前記レバー手段は、前記リセット状態において前記スタート/ストップボタンによる時間計測開始指示の操作に応答して変位する復針伝達第二レバーと、前記復針伝達第二レバーの変位によって変位し、前記クロノグラフ針の規正を解除する復針レバーとを備え、
    前記規正解除検出手段は、前記復針レバーと前記接点部との接触関係が変化したときに前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正が解除されたと判定することを特徴とする請求項2記載のクロノグラフ時計。
  4. 前記規正解除検出手段は、前記復針レバーと前記接点部が非接触状態から接触状態に変化したとき又は、前記復針レバーと前記接点部が接触状態から非接触状態に変化したときに前記規正機構による前記クロノグラフ針の規正が解除されたと判定することを特徴とする請求項3記載のクロノグラフ時計。
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