JPH11304639A - 流体ノズル - Google Patents

流体ノズル

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JPH11304639A
JPH11304639A JP10737198A JP10737198A JPH11304639A JP H11304639 A JPH11304639 A JP H11304639A JP 10737198 A JP10737198 A JP 10737198A JP 10737198 A JP10737198 A JP 10737198A JP H11304639 A JPH11304639 A JP H11304639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
flow
fluid
generated
blowing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10737198A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kato
敏 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風洞の吹出ノズル(流体ノズル)による騒音
を低減する。 【解決手段】 外側ノズル11の内部空間に内側ノズル
12を同軸に配置して、吹出ノズル10が構成されてい
る。しかも、外側ノズル11の上流側ノズル面積を
11、その下流側面積をA12、内側ノズル12の上流側
ノズル面積をA21、その下流側面積をA22としたとき
に、(A22/A12)=(0.4〜0.7)×(A 21×A
11)となるように両ノズル11,12の形状が規定され
ている。このため、内側ノズル12から吹き出して発生
した空気流の流速よりも、外側ノズル11と内側ノズル
12の間から吹き出して発生した空気流の流速が遅くな
り、剪断流が緩和され、空気流の周りに発生する渦の強
さが低減する。この結果、速度剪断流の渦から発生する
騒音の低減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体ノズルに関し、
風洞の吹出ノズル等に適用して、騒音を低減できるよう
に工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】図5に従来の回流式の風洞を示す。同図
に示すように、回流ダクト3にはブロワ4が介装されて
おり、ブロワ4により発生した空気流6は、回流ダクト
3を介して吹出ノズル(流体ノズル)1に送られ、吹出
ノズル1から吹き出される。吸込ノズル2は、一定距離
はなれて吹出ノズル1に対向しており、吹出ノズル1か
ら吹き出された空気流6は、吸込ノズル2に吸い込ま
れ、回流ダクト3を介してブロワ4に送られる。なお、
5は無響室であり、この無響室5は、流体騒音試験を対
象とするときに設置される。
【0003】上記吹出ノズル1から吹き出される空気流
6の流速分布は、図6に示すように、吹出ノズル1の全
域から一様な流速分布を呈している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吹出ノズル
1から噴出した空気流6の特徴を表す図7に示すよう
に、ノズル周辺部を境として内側には空気流6がある
が、外側には流れがないため、その境界では空気流の速
度剪断が強く渦7が発生する。この渦7により騒音が発
生していた。
【0005】本発明は、上記従来技術に鑑み、空気流に
起因する渦を無くして騒音の低減を図ることのできる吹
出ノズルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、流体を吹き出すことにより流体流を発生す
る流体ノズルであって、外側ノズルの内部空間に、内側
ノズルを同軸に配置し、しかも、内側ノズルから吹き出
して発生した流体流の流速よりも、外側ノズルと内側ノ
ズルの間から吹き出して発生した流体流の流速が遅くな
るように、外側ノズル及び内側ノズルそれぞれの上流側
ノズル面積および下流側ノズル面積を規定して形成して
いることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を風洞の吹出ノズ
ルに適用した実施の形態を、図面に基づき詳細に説明す
る。
【0008】図1は、本発明の第1の実施の形態にかか
る、風洞の吹出ノズル(流体ノズル)10を示す断面
図、図2はその右端側面図である。両図に示すように、
吹出ノズル10は、外側ノズル11の内部空間に内側ノ
ズル12を同軸に配置して構成されている。
【0009】しかも、外側ノズル11の上流側ノズル面
積をA11、その下流側面積をA12、内側ノズル12の上
流側ノズル面積をA21、その下流側面積をA22としたと
きに、下記式(1)が成立するように、両ノズル11,
12の形状が規定されて形成されている。 (A22/A12)=(0.4〜0.7)×(A21×A11)・・・・(1)
【0010】一般に、空気流れの剪断層における渦の強
さ,及び騒音の大きさについては、次のような関係があ
ることが流体工学の通念として知られている。 騒音の大きさ ∽渦の強さ(ω) 渦の強さ(ω)∽剪断層の強さ(ΔV/Δh) ここにおいて、ΔVは流速変化、Δhは剪断層の厚さで
ある。
【0011】本実施の形態にかかる吹出ノズル10で
は、上記(1)式に示すように、上流側での内外のノズ
ル面積比と、下流側での内外のノズル面積比とを異なら
せている。このため、図3に示すように、内側ノズル1
2から吹き出して発生した空気流(流体流)16の流速
よりも、外側ノズル11と内側ノズル12の間から吹き
出して発生した空気流(流体流)18の流速が遅くな
る。具体的には、空気流16の流速は、従来の空気流6
の流速よりも速くなり、空気流18の流速は空気流16
の流速の約1/2となる。
【0012】従来では図7に示すように強い剪断流(流
速が急速に変化する層)が発生するが、本実施の形態で
は、速い流速となっている空気流16の周りを、遅い流
速となっている空気流18が取り囲んでいる状態となっ
ているため、剪断流が緩和され、空気流18の周りに発
生する渦の強さが低減する。この結果、速度剪断流の渦
から発生する騒音の低減が可能となる。
【0013】図4は本発明の第2の実施の形態にかかる
吹出ノズル20を示す右端側面図である。この吹出ノズ
ル20は、外側ノズル21及び内側ノズル22が矩形状
に形成されている。そして、上流側での内外のノズル面
積比と、下流側での内外のノズル面積比とが、上記
(1)式を満足するように、ノズル形状が形成されてい
る。このため、第2の実施の形態にかかる吹出ノズル2
0においても、前記吹出ノズル10と同様に、騒音の低
減を図ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように、本発明では、流体を吹き出すことにより流体流
を発生する流体ノズルであって、外側ノズルの内部空間
に、内側ノズルを同軸に配置し、しかも、内側ノズルか
ら吹き出して発生した流体流の流速よりも、外側ノズル
と内側ノズルの間から吹き出して発生した流体流の流速
が遅くなるように、外側ノズル及び内側ノズルそれぞれ
の上流側ノズル面積および下流側ノズル面積を規定して
形成した構成とした。
【0015】上記構成としたため、本発明では、速い流
速となっている流体流周りを、遅い流速となってい流体
流が取り囲んでいる状態となって、流体ノズルから流体
が吹き出されるため、剪断流が緩和され、流体流周りに
発生する渦の強さが低減し、速度剪断流の渦から発生す
る騒音の低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる風洞の吹出
ノズルを示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる風洞の吹出
ノズルを示す右端側面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる風洞の吹出
ノズルを、流速分布と共に示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる風洞の吹出
ノズルを示す右端側面図。
【図5】従来の回流式の風洞を示す構成図。
【図6】従来の吹出ノズルを、空気流の流速分布と共に
示す構成図。
【図7】従来の吹出ノズルを、空気流および渦と共に示
す構成図。
【符号の説明】
1 吹出ノズル 2 吸込ノズル 3 回流ダクト 4 ブロワ 5 無響室 6 空気流 7 渦 10,20 吹出ノズル 11,21 外側ノズル 12,22 内側ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を吹き出すことにより流体流を発生
    する流体ノズルであって、 外側ノズルの内部空間に、内側ノズルを同軸に配置し、
    しかも、内側ノズルから吹き出して発生した流体流の流
    速よりも、外側ノズルと内側ノズルの間から吹き出して
    発生した流体流の流速が遅くなるように、外側ノズル及
    び内側ノズルそれぞれの上流側ノズル面積および下流側
    ノズル面積を規定して形成していることを特徴とする流
    体ノズル。
JP10737198A 1998-04-17 1998-04-17 流体ノズル Withdrawn JPH11304639A (ja)

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JP10737198A JPH11304639A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 流体ノズル

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JP10737198A JPH11304639A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 流体ノズル

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JPH11304639A true JPH11304639A (ja) 1999-11-05

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ID=14457413

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JP10737198A Withdrawn JPH11304639A (ja) 1998-04-17 1998-04-17 流体ノズル

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Effective date: 20050705