JP2005156513A - 低騒音ノズル - Google Patents

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一男 山越
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Abstract

【課題】従来の風洞試験設備等の気流吹出しノズルから発生する暗騒音を低減する。
【解決手段】吹出す気流の速度気変化がある風洞試験設備の流吹出しノズル2の外周(上下、左右)に外周吹出しノズル16を設け、外周吹出しノズルから吹出される気流17の気流速度を、気流吹出しノズル2から吹出される気流8の気流速度の10%以上、50%以下の速度範囲に、設定する。これにより、速度せん断流の速度勾配が小さくなり、この速度せん断流から発生する噴流騒音は小さくなり、暗騒音が低減される。また、外周吹出しノズルの先端の高さ16bを、気流吹出しノズルの先端高さ2cの1%以上、10%以下で、気流吹出しノズル2より吹出される気流8の気流速度に応じて変化する速度せん断流の厚さに応じて、設定する。こうすることにより、速度せん断流の速度勾配が小さくなり、この速度せん断流から発生する噴流騒音は小さくなり、暗騒音が低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、風洞試験設備等の気流吹出しノズルに適用し、気流の吹出し時の暗騒音を低減する装置に関する。
図8は、従来の回流式低騒音風洞試験設備を示す構成図である。図8に示すように。回流ダクト4には送風機5が介装されており、送風機5より発生した気流8は、回流ダクト4を介して気流吹出しノズル2に送られ、気流吹出しノズル2から吹出される。吸込みノズル3は、一定距離離れて気流吹出しノズル2に対抗しており、気流吹出しノズル2から吹出された気流8は吸込みノズル3に吸込まれ、回流ダクト4を介して送風機5に送られる。なお、6は送風機5の騒音を消音する消音器、7は無響室を示す。
図9は、従来の回流式低騒音風洞試験設備の気流吹出しノズル2を模式的に示す側断面図である。図9に示すように、(a)気流吹出しノズルの内壁面2b上の境界層9から発生する境界層騒音、(b)気流吹出しノズルの下流側開口端の吹出し口2aから放出された渦10の放出によって発生する渦騒音、(c)気流吹出しノズル2から吹出された気流のうちの攪拌の影響を受けない主流11とその周囲の静止した空気12との速度差によって伴流13が生じ、この伴流が吹き込むことにより発生する速度せん断流14から発生する噴流騒音、などを含む暗騒音が不可避的に発生するため、この暗騒音を出来るだけ低減することが出来る技術が求められている。
通常の気流吹出しノズルの気流の吹出し部に、気流の下流部側になるにつれて、気流を外側、内側に案内する案内部を設け、主流及び伴流を混合し、この混合により主流と伴流との速度変化を緩和し、こうして速度せん断流の速度勾配に起因する噴流騒音を低減して暗騒音を低減している気流吹出しノズルがある。(たとえば、特許文献1参照)
また、気流吹出しノズルにおいて、外側ノズルの内部空間に、同軸上に内側ノズルを配置し、その面積比を固定して、外側ノズルから吹出される気流速度を内側ノズルの気流速度の約1/2にすることにより、速度せん断流の速度変化(速度勾配)を緩和し、速度せん断流の速度勾配に起因する噴流騒音を低減して暗騒音を低減している気流吹出しノズルがある。(たとえば、特許文献2)
特開2002−228542号 公報 特開平11−304639号 公報
前述した従来の気流吹出しノズルの技術では、気流の吹出し部に気流の下流部側になるにつれて、気流を外側、内側に案内する案内部の突出量は、予め測定された境界層の厚さによって決定されている。境界層の厚さは、ノズル内面の平滑性、気流速度、気流が接する壁の長さ(たとえば、回流風洞試験設備の気流吹出しノズルの長さ等)に応じて変化する。風洞試験設備では気流速度は一定ではなく、試験条件等により変化し、よって境界層の厚さも変化する。境界層厚さを計算等により事前に予想しても、その計算結果により決定された案内部の突出量は固定されており、気流速度の変化には追従しない構成である。したがって、気流速度の変化を伴う風洞試験設備では、最良の効果が期待できない。
また、従来の気流吹出しノズルの技術では、外側ノズルと内側ノズルの吹出す気流速度比及び面積比は固定されている。しかし、速度せん断流の厚さは主流の気流速度に応じて変化する。したがって、外側ノズルと内側ノズルの面積比が固定されていると、気流速度の変化に応じて変化する速度せん断流の厚さに対応できず、したがって、気流速度の変化を伴う風洞試験設備では、最良の効果が期待できない。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、気流速度の変化を要求される風洞試験設備等の気流吹出しノズルに関して、気流吹出し時の速度せん断流の速度勾配に起因する噴流騒音を低減し暗騒音の低減に効果のある低騒音ノズルを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明は、気流を吹出す気流吹出しノズルにおいて、気流吹出しノズルの外周に、気流吹出しノズルから吹出される気流の気流速度の10%以上、50%以下の速度の気流を吹出す外周吹出しノズルを設けたことを特徴とする低騒音ノズルである。
本発明に従えば、気流吹出しノズルより吹出される気流の外周に、気流の速度の10%以上、50%以下の速度の気流を吹き出し、これにより、気流吹出しノズルから吹出される気流と周囲の静止気流との速度差を緩和し、よって速度せん断流の速度勾配に起因する噴流騒音を低減し暗騒音を低減できる。
請求項2記載の本発明は、気流吹出しノズルの外周に設けられた外周吹出しノズルの気流吹出し口の高さを、気流吹出しノズルの吹出し口の高さの1%以上、10%以下に設定できることを特徴とする低騒音ノズルである。
本発明に従えば、気流吹出しノズルから吹出される気流の速度に応じて変化する速度せん断流の厚さに応じて、気流吹出しノズル外周に設けられた外周吹出しノズルの気流吹出し口の高さを、気流吹出しノズルの吹出し口の高さの1%以上、10%以下に設定し、気流吹出しノズルから吹出される気流と周囲の静止気流との速度差を緩和し、よって速度せん断流の速度勾配に起因する噴流騒音を低減し暗騒音を低減できる。
本発明は、従来技術に比して、気流速度の変化を伴う風洞試験装置等の気流吹出しノズルに適用し、気流の吹出し時の暗騒音を低減する気流吹出しノズルを提供する。
以下に本発明の低騒音ノズルを風洞試験装置に適用した実施の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図1に、本発明の実施の一形態の風洞試験設備に適用した低騒音ノズル15の斜視図を示す。図1に示すように低騒音ノズル15は気流吹出しノズル2の外周(上下、左右)に外周吹出しノズル16を設け、外周吹出しノズルから吹出される気流17の気流速度を、気流吹出しノズル2から吹出される気流8の気流速度の10%以上、50%以下の速度範囲で、噴流騒音が低下するように設定する。また、外周吹出しノズルの先端の高さ16bを、気流吹出しノズルの先端高さ2cの1%以上、10%以下で、気流吹出しノズル2より吹出される気流8の気流速度に応じて変化する速度せん断流の厚さに応じて、噴流騒音が低下するように設定する。
図2は、気流吹出しノズル2の外周吹出しノズルより吹出される気流17の気流速度の設定方法を模式的に示した構成図である。外周吹出しノズル16は、外周吹出しノズル用ダクト18により、外周吹出しノズル用送風機19につながれ、外周吹出しノズル用ダクト18には、風量調整装置20がそれぞれに設けてある。それぞれの風量調整装置20及び外周吹出しノズル用送風機19の風量を調節することにより、外周吹出しノズル16から吹出される気流17の気流速度を、それぞれ、設定する。
図3は、図1の外周吹出しノズルの先端高さ16bの設定方法を示す斜視図である。図1の外周吹出しノズルの先端高さ16bを、図3の矢印21の様に先端部を直線方向に上下に移動させ、先端高さ(1%)16c以上、及び先端高さ(10%)16d以下にそれぞれ、設定する。
図4は、図1の外周吹出しノズルの先端高さ16bの設定方法を示す斜視図である。図1の外周吹出しノズルの先端高さ16bを図4の矢印22の様に先端部を円弧方向に移動させ、先端高さ(1%)16c以上、及び先端高さ(10%)16d以下に、それぞれ、設定する。
図5は一般的な気流吹出しノズル2から気流を吹出した場合の気流速度23の分布を示す側断面図である。吹出された気流の速度はほぼ一様で、気流吹出しノズル2の先端外周2dでも気流速度23は低下しない。従って、周囲の静止した気流12との速度差が大きく、よって速度せん断流の速度勾配24は大きく、この速度せん断流から発生する噴流騒音も大きくなり暗騒音も大きくなる。
図6は本発明の低騒音ノズル15から気流を吹出した場合の気流速度23の分布を示す側断面図である。気流吹出しノズル2より吹出される気流速度23より遅い気流を外周吹出しノズル16から吹出すことにより、周囲の静止した気流12との速度差が緩和され、速度せん断流の速度勾配24が小さくなり、この速度せん断流から発生する噴流騒音は小さくなり暗騒音も小さくなる。
図7は、前述の図6の低騒音ノズル15の外周吹出しノズル16から気流を吹出した場合において、さらに外周吹出しノズルの先端16aの高さを変えて、気流を吹出した時の気流速度23の分布を示す側断面図である。気流吹出しノズル2より吹出される気流速度に応じた速度せん断流の厚さに応じた高さであって、さらに、気流吹き出しノズル2から吹出される気流速度23より遅い気流を外周吹出しノズルから吹出すことにより、周囲の静止した気流12との速度差が緩和され、速度せん断流の速度勾配24が小さくなり、この速度せん断流から発生する噴流騒音は小さくなり暗騒音も小さくなる。
本発明の実施の一形態の風洞試験設備に適用した低騒音ノズル15の斜視図 気流吹出しノズル2の外周吹出しノズルより吹出される気流17の気流速度の設定方法を模式的に示した構成図 外周吹出しノズルの先端高さ16bの設定方法を示す斜視図 外周吹出しノズルの先端高さ16bの設定方法を示す斜視図 一般的な気流吹出しノズ2から気流を吹出した場合の気流速度23の分布を示す側断面図 本発明の低騒音ノズル15から気流を吹出した場合の気流速度23の分布を示す側断面図 図6の低騒音ノズル15の外周吹出しノズル16から気流を吹出した場合において、さらに外周吹出しノズルの先端16aの高さを変えて、気流を吹出した時の気流速度23の分布を示す側断面図 従来の回流式低騒音風洞試験設備を示す構成図 従来の回流式低騒音風洞試験設備の気流吹出しノズル2を模式的に示す側断面図
符号の説明
1 従来の回流式低騒音風洞
2 気流吹出しノズル
2a 気流吹出しノズルの下流側開口端の吹出し口
2b 気流吹出しノズルの内壁面
2c 気流吹出しノズルの先端高さ
2d 気流吹出しノズルの先端外周
3 吸込みノズル
4 回流ダクト
5 送風機
6 消音器
7 無響室
8 気流
9 境界層
10 渦
11 主流
12 周囲の静止した空気
13 伴流
14 速度せん断流
15 低騒音ノズル
16 外周吹出しノズル
16a 外周吹出しノズルの先端
16b 外周吹出しノズルの先端高さ
16c 先端高さ(1%)
16d 先端高さ(10%)
17 外周吹出しノズルから吹出される気流
18 外周吹出しノズル用ダクト
19 外周吹出しノズル用送風機
20 風量調節装置
21 外周吹出しノズル先端の直線移動方向を示す矢印
22 外周吹出しノズル先端の円弧状移動方向を示す矢印
23 気流速度
24 速度勾配

Claims (2)

  1. 気流を吹出す気流吹出しノズルにおいて、気流吹出しノズルの外周に、気流吹出しノズルから吹出される気流の気流速度の10%以上、50%以下の速度の気流を吹出す外周吹出しノズルを設けたことを特徴とする低騒音ノズル。
  2. 請求項1記載の低騒音ノズルの気流吹出しノズルの外周に設けられた外周吹出しノズルの気流吹出し口の高さを、気流吹出しノズルの吹出し口の高さの1%以上、10%以下に設定できることを特徴とする低騒音ノズル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110954292A (zh) * 2019-10-30 2020-04-03 中国航天空气动力技术研究院 一种高超声速风洞模型表面低速喷流的生成方法
CN111640412A (zh) * 2020-05-29 2020-09-08 扬州大学 一种吸气式直流低速风洞降噪处理方法
CN114894426A (zh) * 2022-07-13 2022-08-12 石家庄铁道大学 剪切率可调的剪切流发生系统及剪切流调节方法

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