JPH11304069A - 電気融着継手 - Google Patents
電気融着継手Info
- Publication number
- JPH11304069A JPH11304069A JP10113735A JP11373598A JPH11304069A JP H11304069 A JPH11304069 A JP H11304069A JP 10113735 A JP10113735 A JP 10113735A JP 11373598 A JP11373598 A JP 11373598A JP H11304069 A JPH11304069 A JP H11304069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fusion
- fusing
- resin
- joint
- heating wire
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- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂管の融着接合面に酸化膜が存在していて
も十分な強度で樹脂管を融着接合することができる電気
融着継手を提供する。 【解決手段】 樹脂管を融着接合する円筒状融着部１１
の内周部に発熱線１２を埋設した電気融着継手１０にお
ける前記円筒状融着部１１の内周面に、酸化膜を含む溶
融樹脂が流入可能な凹溝１５を形成する。
も十分な強度で樹脂管を融着接合することができる電気
融着継手を提供する。 【解決手段】 樹脂管を融着接合する円筒状融着部１１
の内周部に発熱線１２を埋設した電気融着継手１０にお
ける前記円筒状融着部１１の内周面に、酸化膜を含む溶
融樹脂が流入可能な凹溝１５を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気融着継手に関
し、詳しくは、円筒状融着部の内周部に埋設した発熱線
を発熱させて融着部及び樹脂管の接触面を融着させるこ
とにより樹脂管を接合する電気融着継手に関する。
し、詳しくは、円筒状融着部の内周部に埋設した発熱線
を発熱させて融着部及び樹脂管の接触面を融着させるこ
とにより樹脂管を接合する電気融着継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、各種配管に用いられる樹脂管
を接続する手段として、図５に断面図で示すような電気
融着継手１が広く用いられている。この電気融着継手１
は、接続する樹脂管が挿入される円筒状の融着部２の内
周部に発熱線３を埋設したものであって、樹脂管を接続
する際には、電気融着継手１の融着部２に樹脂管の端部
を挿入した後、前記発熱線３に通電して発熱させ、融着
部２と樹脂管との接触面同士を溶融させることにより、
電気融着継手１と樹脂管とを融着接合させるように形成
されている。
を接続する手段として、図５に断面図で示すような電気
融着継手１が広く用いられている。この電気融着継手１
は、接続する樹脂管が挿入される円筒状の融着部２の内
周部に発熱線３を埋設したものであって、樹脂管を接続
する際には、電気融着継手１の融着部２に樹脂管の端部
を挿入した後、前記発熱線３に通電して発熱させ、融着
部２と樹脂管との接触面同士を溶融させることにより、
電気融着継手１と樹脂管とを融着接合させるように形成
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、両者の融着接
合面に酸化膜が存在すると、酸化膜によって両者の溶融
樹脂同士の混合が不十分となり、必要な接合強度が得ら
れなくなることがあった。このため、電気融着継手を使
用して樹脂管の接続を行う際には、樹脂管の融着接合面
に存在する酸化膜を除去しなければならず、この酸化膜
の除去作業に多大な手間を要していた。
合面に酸化膜が存在すると、酸化膜によって両者の溶融
樹脂同士の混合が不十分となり、必要な接合強度が得ら
れなくなることがあった。このため、電気融着継手を使
用して樹脂管の接続を行う際には、樹脂管の融着接合面
に存在する酸化膜を除去しなければならず、この酸化膜
の除去作業に多大な手間を要していた。
【０００４】すなわち、樹脂管端部における電気融着継
手への挿入寸法を図り取り、その部分の表面に表面切削
の目安となる波線等を描いた後、スクレーパーによって
前記波線が消える程度に表面を切削しなければならなか
った。このとき、切削量が多過ぎても、また、不十分で
あっても、継手との融着接合が不完全となるおそれがあ
る。さらに、切削後の表面に手を触れたりすると、その
部分の融着接合が十分に行えなくことがあるため、切削
後の樹脂管の取扱いにも配慮が必要であった。
手への挿入寸法を図り取り、その部分の表面に表面切削
の目安となる波線等を描いた後、スクレーパーによって
前記波線が消える程度に表面を切削しなければならなか
った。このとき、切削量が多過ぎても、また、不十分で
あっても、継手との融着接合が不完全となるおそれがあ
る。さらに、切削後の表面に手を触れたりすると、その
部分の融着接合が十分に行えなくことがあるため、切削
後の樹脂管の取扱いにも配慮が必要であった。
【０００５】そこで本発明は、樹脂管の融着接合面に酸
化膜が存在していても十分な強度で融着接合することが
できる電気融着継手を提供することを目的としている。
化膜が存在していても十分な強度で融着接合することが
できる電気融着継手を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電気融着継手は、樹脂管を融着接合する円
筒状融着部の内周部に発熱線を埋設した電気融着継手に
おいて、前記円筒状融着部の内周面に、融着接合時の溶
融樹脂が流入可能な凹溝を形成したことを特徴としてい
る。
め、本発明の電気融着継手は、樹脂管を融着接合する円
筒状融着部の内周部に発熱線を埋設した電気融着継手に
おいて、前記円筒状融着部の内周面に、融着接合時の溶
融樹脂が流入可能な凹溝を形成したことを特徴としてい
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１乃至図４は本発明の電気融着
継手の形態例を示すもので、図１は電気融着継手の一形
態例を示す要部の断面図、図２は樹脂管接合後の状態を
示す要部の断面図、図３は凹溝の一形状例を示す断面
図、図４は凹溝の他の形状例を示す断面図である。
継手の形態例を示すもので、図１は電気融着継手の一形
態例を示す要部の断面図、図２は樹脂管接合後の状態を
示す要部の断面図、図３は凹溝の一形状例を示す断面
図、図４は凹溝の他の形状例を示す断面図である。
【０００８】図１に示す電気融着継手１０は、従来の電
気融着継手と同様に、樹脂管を融着接合する円筒状の融
着部１１の内周部に発熱線１２を埋設したものであっ
て、外周には、発熱線１２の一端に接続された端子ピン
１３と、融着完了を表示するためのインジケーター１４
とが設けられている。
気融着継手と同様に、樹脂管を融着接合する円筒状の融
着部１１の内周部に発熱線１２を埋設したものであっ
て、外周には、発熱線１２の一端に接続された端子ピン
１３と、融着完了を表示するためのインジケーター１４
とが設けられている。
【０００９】そして、発熱線１２を埋設した融着部１１
の内周面には、１本乃至複数本の凹溝１５が設けられて
いる。この凹溝１５は、図２に示すように、樹脂管１６
の端部を挿入して融着接合を行う際に、酸化膜を含む溶
融樹脂１７を流入させるためのものであって、通電によ
って発熱線１２が発熱し、融着部１１の内周面の樹脂と
樹脂管１６の外周面の樹脂とが溶融して膨張した際に、
酸化膜を含む溶融樹脂１７が流入するような位置及び形
状で設けられている。
の内周面には、１本乃至複数本の凹溝１５が設けられて
いる。この凹溝１５は、図２に示すように、樹脂管１６
の端部を挿入して融着接合を行う際に、酸化膜を含む溶
融樹脂１７を流入させるためのものであって、通電によ
って発熱線１２が発熱し、融着部１１の内周面の樹脂と
樹脂管１６の外周面の樹脂とが溶融して膨張した際に、
酸化膜を含む溶融樹脂１７が流入するような位置及び形
状で設けられている。
【００１０】このように、融着部１１の内周面に凹溝１
５を設けることにより、酸化膜を含む溶融樹脂１７を凹
溝１５内に流入させることができるので、融着部１１の
内周面の溶融樹脂と樹脂管１６の外周面の溶融樹脂とを
酸化膜が無い状態で十分に混合させることができる。し
たがって、樹脂管１６の接合部外周面に酸化膜が存在し
ていても、十分な強度で両者を融着接合させることがで
きるので、従来のような酸化膜除去作業を行うことなく
樹脂管１６を確実に接合することができる。
５を設けることにより、酸化膜を含む溶融樹脂１７を凹
溝１５内に流入させることができるので、融着部１１の
内周面の溶融樹脂と樹脂管１６の外周面の溶融樹脂とを
酸化膜が無い状態で十分に混合させることができる。し
たがって、樹脂管１６の接合部外周面に酸化膜が存在し
ていても、十分な強度で両者を融着接合させることがで
きるので、従来のような酸化膜除去作業を行うことなく
樹脂管１６を確実に接合することができる。
【００１１】前記凹溝１５の形状は任意であり、図３に
示すように、融着部１１の内周面に螺旋状に凹溝１５を
形成してもよく、また、図４における右側の融着部１１
に示すように、融着部１１の内周面にリング状に凹溝１
５を設けてもよく、左側の融着部１１に示すように、融
着部１１の内周面に円弧状に凹溝１５を設けてもよい。
なお、凹溝１５の形状や配置位置等は、融着部１１の口
径や樹脂管１６の挿入寸法等によって適宜に設定するこ
とができる。さらに、各種構造の電気融着継手に適用が
可能である。
示すように、融着部１１の内周面に螺旋状に凹溝１５を
形成してもよく、また、図４における右側の融着部１１
に示すように、融着部１１の内周面にリング状に凹溝１
５を設けてもよく、左側の融着部１１に示すように、融
着部１１の内周面に円弧状に凹溝１５を設けてもよい。
なお、凹溝１５の形状や配置位置等は、融着部１１の口
径や樹脂管１６の挿入寸法等によって適宜に設定するこ
とができる。さらに、各種構造の電気融着継手に適用が
可能である。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気融着
継手によれば、融着接合面に酸化膜が存在していても十
分な接合強度で樹脂管を融着接合することができるの
で、従来のような酸化膜除去作業が不要となり、樹脂管
の接合における作業性を大幅に向上できる。
継手によれば、融着接合面に酸化膜が存在していても十
分な接合強度で樹脂管を融着接合することができるの
で、従来のような酸化膜除去作業が不要となり、樹脂管
の接合における作業性を大幅に向上できる。
【図１】 本発明の電気融着継手の一形態例を示す要部
の断面図である。
の断面図である。
【図２】 樹脂管接合後の状態を示す要部の断面図であ
る。
る。
【図３】 凹溝の一形状例を示す断面図である。
【図４】 凹溝の他の形状例を示す断面図である。
【図５】 従来の電気融着継手の一例を示す断面図であ
る。
る。
１０…電気融着継手、１１…融着部、１２…発熱線、１
５…凹溝、１６…樹脂管、１７…酸化膜を含む溶融樹脂
５…凹溝、１６…樹脂管、１７…酸化膜を含む溶融樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】 樹脂管を融着接合する円筒状融着部の内
周部に発熱線を埋設した電気融着継手において、前記円
筒状融着部の内周面に、融着接合時の溶融樹脂が流入可
能な凹溝を形成したことを特徴とする電気融着継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10113735A JPH11304069A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10113735A JPH11304069A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電気融着継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11304069A true JPH11304069A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14619818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10113735A Pending JPH11304069A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 電気融着継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11304069A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015125086A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インダクタンス式回転角度検出装置及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 |
| CN111174015A (zh) * | 2020-03-25 | 2020-05-19 | 江苏法尔胜新型管业有限公司 | 一种大口径高压电熔管件 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP10113735A patent/JPH11304069A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015125086A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インダクタンス式回転角度検出装置及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 |
| CN111174015A (zh) * | 2020-03-25 | 2020-05-19 | 江苏法尔胜新型管业有限公司 | 一种大口径高压电熔管件 |
| CN111174015B (zh) * | 2020-03-25 | 2021-08-20 | 江苏法尔胜新型管业有限公司 | 一种大口径高压电熔管件 |
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