JPH11303927A - 制振装置重錘のストッパ機構 - Google Patents

制振装置重錘のストッパ機構

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JPH11303927A
JPH11303927A JP10469398A JP10469398A JPH11303927A JP H11303927 A JPH11303927 A JP H11303927A JP 10469398 A JP10469398 A JP 10469398A JP 10469398 A JP10469398 A JP 10469398A JP H11303927 A JPH11303927 A JP H11303927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
stopper mechanism
heavy bob
stopper
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10469398A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kawamura
東雄 川村
Shigemi Yamamoto
茂己 山本
Nobuyoshi Haniyuda
信良 羽生田
Seiichi Kodama
精一 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
KYB Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP10469398A priority Critical patent/JPH11303927A/ja
Publication of JPH11303927A publication Critical patent/JPH11303927A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、巨大地震発生時であっても、重錘
の過大揺動が原因となる構造物の損傷を防止することが
できる、制振装置重錘のストッパ機構を提供することを
課題とする。 【解決手段】 上記課題を解決するための手段として本
発明は、重錘1の周囲に構造物躯体14に固定したスト
ッパ4を設け、このストッパ4を重錘1の係合部12に
係合させることによって、重錘1を構造物躯体14に固
定するよう構成したことを特徴とする、制振装置重錘の
ストッパ機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制振装置を構成す
る重錘のストッパ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築構造物の制振装置の一つとして、重
錘を水平方向揺動自在に構造物に設置し、この重錘の揺
動エネルギ−により構造物の振動を減衰させる構造のも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の制
振装置の場合、巨大地震発生時には重錘が過大に揺動す
るため、重錘が周囲の緩衝器に衝突した後に跳ね返され
て構造物に損傷を与えるおそれがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、巨大地震発生時であっても、
重錘の過大揺動が原因となる構造物の損傷を防止するこ
とができる、制振装置重錘のストッパ機構を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として本発明は、制振装置を構成する重錘のスト
ッパ機構において、前記重錘が所定範囲以上揺動した際
に、前記重錘を構造物躯体に固定するよう構成したこと
を特徴とする、制振装置重錘のストッパ機構を提供す
る。
【0006】また、上記制振装置重錘のストッパ機構に
おいて、重錘の周囲に構造物躯体に固定したストッパを
設け、このストッパを重錘の係合部に係合させることに
よって、重錘を構造物躯体に固定するよう構成したこと
を特徴とする、制振装置重錘のストッパ機構を提供す
る。
【0007】また、上記制振装置重錘のストッパ機構に
おいて、ストッパは、上下首振り可能なア−ムの先端に
係合ピンを突設して構成し、重錘の係合部は、重錘周縁
部から中心に向かって上るテ−パ面の内側に溝を凹設し
て構成したことを特徴とする、制振装置重錘のストッパ
機構を提供する。
【0008】さらに、上記いずれかに記載の制振装置重
錘のストッパ機構において、重錘は、重錘の揺動緩衝器
が行程範囲の限界に近付いた時点で、構造物躯体に固定
するよう構成したことを特徴とする、制振装置重錘のス
トッパ機構を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。 <イ>重錘 重錘1はコンクリ−トや鋼材などから成り、構造物の設
置箇所に対応させた所定の重量を有している。
【0010】重錘1の形状は、四角形の盤状体など種々
の形状が考えられる。重錘1の上面周縁部には、中心に
向かって徐々に上るテ−パ面11が形成され、その内側
には溝状の係合部12が凹設されている。
【0011】そして、重錘1は積層ゴム等より成る支承
13で支持され、この支承13は構造物躯体14に固定
されている。従って、地震により構造物が振動すると、
重錘1が水平方向に揺動し、この揺動エネルギ−により
構造物の振動エネルギ−を減衰させることができる。
【0012】<ロ>緩衝器 緩衝器2には公知のバッファやダンパ−などの装置を用
いる。これらの装置は、構造物躯体14と一体に形成し
た基台3上に、水平方向に伸縮できるよう配置する。そ
して、緩衝器2を重錘1の周囲に適宜配置することによ
って、重錘1の水平揺動を緩衝することができる。
【0013】<ハ>ストッパ ストッパ4は、ア−ム41の一端を、基台3上に固定し
たブラケット42に軸支して上下首振り可能に構成し、
かつその先端部に下方に向けて突出する係合ピン43を
設ける。
【0014】これによって、地震により重錘1が所定範
囲を超えて水平方向に揺動した場合に、ストッパ4の係
合ピン43を重錘1の係合部12に係合させることがで
きる。例えば、緩衝器2が行程範囲の限界近くまで重錘
1に押されて収縮した時点で係合させるよう構成する。
【0015】
【作用】次に、図2、3を参照して本装置の作用につい
て説明する。
【0016】地震が発生して重錘1が水平揺動を開始
し、ある程度揺動が大きくなると、重錘1が周囲に配置
された緩衝器2に衝突して水平揺動が緩衝される。
【0017】その後さらに揺動が大きくなると、図2に
示すように、ストッパア−ム41の係合ピン43が重錘
1のテ−パ面11に沿って摺動し、そして図3に示すよ
うに、緩衝器2が限界近くまで重錘1に押されて収縮し
た時点で、係合ピン43が重錘1の係合部12に落ち込
んで係合する。なお、ア−ム41は、バネ材等により下
方に向けて付勢しておいてもよい。
【0018】これによって、重錘1は、ストッパ4及び
基台3を介して構造物躯体14に固定されるため、重錘
1が緩衝器2に衝突した後に跳ね返されて構造物躯体1
4に損傷を与えるのを防止することができる。
【0019】
【その他の実施の形態】ストッパ4及び重錘1の係合部
12は、重錘1を構造物躯体14に固定できる構造であ
ればよいため、種々の構造が考えられる。例えば、ア−
ム41は不動として係合ピン43を折り畳み可能あるい
はア−ム41内に収納可能に構成する場合や、ア−ム4
1と係合ピン43を共に不動とする場合などが考えられ
る。
【0020】また、重錘1の係合部12を溝状でなく凸
状に構成する場合や、テ−パ面11を設けない場合、あ
るいは係合部12を重錘1の上面でなく底面や中間部に
設ける場合等も考えられる。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のようになるため、巨大地
震発生時に重錘の揺動が所定範囲を超えた場合に、重錘
をストッパ機構により構造物躯体に固定することができ
る。従って、重錘が周囲の緩衝器に衝突した後に跳ね返
されて構造物に損傷を与えるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のストッパ機構全体構造の説明図
【図2】 本発明の作用を示す説明図
【図3】 本発明の作用を示す説明図
フロントページの続き (72)発明者 山本 茂己 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 羽生田 信良 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタ−ビル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 児玉 精一 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタ−ビル カヤバ工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制振装置を構成する重錘のストッパ機構
    において、 前記重錘が所定範囲以上揺動した際に、 前記重錘を構造物躯体に固定するよう構成したことを特
    徴とする、 制振装置重錘のストッパ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制振装置重錘のストッ
    パ機構において、重錘の周囲に構造物躯体に固定したス
    トッパを設け、このストッパを重錘の係合部に係合させ
    ることによって、重錘を構造物躯体に固定するよう構成
    したことを特徴とする、制振装置重錘のストッパ機構。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の制振装置重錘のストッ
    パ機構において、ストッパは、上下首振り可能なア−ム
    の先端に係合ピンを突設して構成し、重錘の係合部は、
    重錘周縁部から中心に向かって上るテ−パ面の内側に溝
    を凹設して構成したことを特徴とする、制振装置重錘の
    ストッパ機構。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の制振
    装置重錘のストッパ機構において、重錘は、重錘の揺動
    緩衝器が行程範囲の限界に近付いた時点で、構造物躯体
    に固定するよう構成したことを特徴とする、制振装置重
    錘のストッパ機構。
JP10469398A 1998-04-15 1998-04-15 制振装置重錘のストッパ機構 Pending JPH11303927A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245765A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Tokkyokiki Corp マスダンパー型制振装置
JP2014502682A (ja) * 2010-12-28 2014-02-03 ジーイー−ヒタチ・ニュークリア・エナジー・アメリカズ・エルエルシー 地震および衝撃の緩和装置およびシステム
JP2016200255A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 カヤバ システム マシナリー株式会社 制振装置
JP2019203587A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 三菱重工機械システム株式会社 制振装置および制振装置の改造方法

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JP2013245765A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Tokkyokiki Corp マスダンパー型制振装置
JP2016200255A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 カヤバ システム マシナリー株式会社 制振装置
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