JPH11303701A - 燃料制御方法及び燃料制御装置 - Google Patents

燃料制御方法及び燃料制御装置

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JPH11303701A
JPH11303701A JP10110962A JP11096298A JPH11303701A JP H11303701 A JPH11303701 A JP H11303701A JP 10110962 A JP10110962 A JP 10110962A JP 11096298 A JP11096298 A JP 11096298A JP H11303701 A JPH11303701 A JP H11303701A
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JP
Japan
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fuel
level position
remaining amount
remaining
fuel tank
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Application number
JP10110962A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yamagishi
▲吉▼則 山岸
Toshimitsu Tsubota
利光 坪田
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Caterpillar Japan Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料制御方法及び燃焼制御装置に関し、燃焼
室に噴射又は圧送する燃料供給装置が燃料管を介して燃
料タンクに接続され、上記燃料タンク内の燃料がなくな
る前に警報を出し、上記燃料の残量限度レベルに達した
時に強制的に上記燃焼を停止せしめ、上記燃料の供給経
路への空気の吸い込みを防止する。 【解決手段】 燃料を噴射又は圧送する燃料供給装置5
0が燃料管52を介して接続される燃料タンク38を設
け、燃料タンク38内の燃料が残量予告レベルより低い
燃料の残量限度レベルに達したとき燃焼を強制的に停止
せしめ、上記燃料の供給経路への空気の吸い込みを防止
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクの燃料
を燃料供給装置により燃焼室に噴射又は圧送する燃料制
御方法及び燃料制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、内燃機関,外燃機関,ボ
イラーの燃焼炉,加熱炉等の燃焼室は、燃料タンクの燃
料を燃料通路(燃料管)を介して該燃焼室に噴射,圧送
する燃料供給装置により燃料が供給されている。上記燃
料供給装置は、例えば車両用エンジンの場合には列型燃
料噴射ポンプ,分配型燃料噴射ポンプ等が使用され、上
記燃焼炉等にはその他の燃料圧送型ポンプ等が使用され
ている。
【0003】そして、上記燃焼室の燃焼は上記燃料タン
クからの燃料を上記燃料供給装置により、その用途に応
じて種々の制御手段により上記燃料量を制御せしめて、
最適な燃焼が行なわれるようにしている。これを、例え
ば建設機械の油圧ショベルに搭載されているディーゼル
エンジンにおける上記燃料タンクから燃料噴射ポンプを
介して燃焼室に接続される燃料通路について、図6によ
り説明する。
【0004】上記油圧ショベルに搭載されるディーゼル
エンジン8は、一般に列型の燃料噴射ポンプ50が使用
されており、ディーゼルエンジン8に噴射噴射ポンプ5
0が組付けられ、燃料タンク38が燃料通路52を介し
て接続されている。そして、最初の始動時や上記燃料通
路52の整備点検時に上記燃料を抜いた整備後の始動時
には、燃料噴射ポンプ50の近傍に設けられている手動
のプライミングポンプPにより、上記燃料を燃料タンク
38から燃料通路(燃料管)52を介して燃料噴射ポン
プ50まで吸い込ませ、燃料管52中に含まれている空
気の空気抜きを行なって、ディーゼルエンジン8の始動
性をよくするように構成されている。
【0005】しかしながら、上記手動式のプライミング
ポンプPの作動による上記空気抜きの完了に要する時間
は、数分を要する等、大変なロードを要している。上記
油圧ショベルの燃料タンク38内の残量燃料の計量は、
図6に示したように燃料タンク38内に設けられた浮子
式液面センサSが適用されており、上記燃料の液面38
Lと共に、上下するフロートFから出力される指示値を
オペレータ室内に設置された燃料計に表示することによ
り、オペレータに燃料タンク38内の燃料量のレベルを
認知せしめている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
ペレータ室の計器盤に配設された上記燃料計に上記燃料
の残量レベル位置を単に指示せしめて、オペレータに対
して上記燃料の補給時期に到達していることを認知させ
るものに過ぎない。従って、実際的には、上記の油圧シ
ョベルのオペレータが作業に夢中になり、燃料の供給が
切れて上記エンジンが停止するまで気がつかず、或いは
上記燃料残量が少なくなったことに気がついたとして
も、上記オペレータの経験から、未だディーゼルエンジ
ン8の運転が残量燃料で続行できる筈との考えから、燃
料タンク38又は燃料通路52に上記燃料がなくなるま
で、ディーゼルエンジン8の運転を続行してしまう恐れ
がある。
【0007】上記燃料供給切れでディーゼルエンジン8
が停止するまで、気がつかずディーゼルエンジン8の運
転を続行してしまうと、燃料タンク38内の燃料が無く
なり、燃料通路52の、例えば燃料タンク38から燃料
通路52の途中までの燃料がなくなり空気が混入してし
まい、このような状態で燃料タンク38に燃料を補給し
ても、燃料通路52内には上記空気が残留したままの状
態になり、始動時にすぐには燃料が供給されずに、しば
らくは上記吸込まれた略空気のみが上記燃焼室に供給さ
れることになり、上記ディーゼルエンジン8がこの空気
が排出されるまでの間、始動できない恐れがある。
【0008】そして、上記のような状態でディーゼルエ
ンジン8を停止させてしまうと、上記したように燃料タ
ンク38からディーゼルエンジン8までの燃料供給系の
空気抜き作業を行なう必要があり、例えば上記した油圧
ショベルにおいて、足場の悪い,外気温度の高低の激し
い等の悪環境条件下での、上記手動式のプライミングポ
ンプPの作動を数分行い、上記燃料供給通路の空気を抜
かなければならない等、作業者にとっては大きなロード
となっている。
【0009】本発明は、上記課題に鑑み創案されたもの
で、燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供給装置が燃
料通路を介して接続される燃料タンクを設け、該燃料タ
ンク内の燃料が設計仕様に応じて設定される上記燃料の
残量予告レベル位置に達したときに警報する第1警報手
段又は上記残量予告レベル位置より下方の上記仕様に応
じて設定される上記燃料の残量限度レベル位置に達した
ときに上記燃料供給を停止する又はエンジンの作動を停
止するように構成した燃料制御方法及び燃料制御装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の燃料制御方法は、燃焼室に燃料を噴射又は圧
送する燃料供給装置が燃料通路を介して接続されている
燃料タンクと、設計仕様に応じて設定される残量限度レ
ベル位置に達したことを検出する残量限度レベル位置検
出手段とを有し、上記残量限度レベル位置検出手段で検
出した出力信号により、上記燃焼室への燃料供給停止手
段を作動せしめて上記燃料の供給を停止するようにした
ことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明の燃料制御方法は、
請求項1記載の構成において、上記残量限度レベル位置
の低下が設計仕様に応じて設定される時間続いたことを
カウントする制御装置からの出力信号により、上記燃料
供給停止手段を作動せしめて上記燃料の供給を停止する
ようにしたことを特徴としている。請求項3記載の本発
明の燃料制御方法は、請求項1又は2記載の構成におい
て、上記残量限度レベル位置検出手段の検出信号により
上記燃料供給を強制的に停止せしめ、上記残量限度レベ
ル位置に達したことを認知させる第2警報手段により警
報するようにしたことを特徴としている。
【0012】請求項4記載の本発明の燃料制御装置は、
燃焼室に燃料を噴射又は圧送するする燃料供給装置と、
該燃料供給装置が燃料通路を介して接続されている燃料
タンクと、設計仕様に応じて設定される上記燃料タンク
内の残量限度レベル位置を検出する上記残量限度レベル
位置検出手段と、残量限度レベル位置手段で検出した検
出信号により上記燃料供給を停止せしめる燃料供給停止
手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】請求項5記載の本発明の燃料制御装置は、
請求項4記載の構成において、上記残量限度レベル位置
より上方の設計仕様に応じて設定される上記燃料タンク
内の残量予告レベル位置を検出する残量予告レベル位置
検出手段を備えたことを特徴としている。請求項6記載
の本発明の燃料制御装置は、請求項4又は5記載の構成
において、上記残量予告レベル位置検出手段で検出した
検出信号により上記燃料が上記残量予告レベル位置に達
したことを警報する第1警報手段又は上記残量限度レベ
ル位置検出手段で検出した検出信号により上記燃料供給
停止手段が作動せしめられ上記燃料の供給が停止したこ
とを警報する第2警報手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0014】請求項7記載の本発明の燃料制御装置は、
請求項4〜6のいずれかに記載の構成において、上記残
量限度レベル位置検出手段により上記燃料タンク内の上
記燃料の残量限度レベル位置を検出したとき上記燃料タ
ンク内の燃料通路の吸込み口を閉塞する燃料供給閉塞手
段を備えたことを特徴としている。請求項8記載の本発
明の燃料制御装置は、請求項6又は7記載の構成におい
て、上記残量予告レベル位置検出手段の検出した検出信
号が設計仕様に応じて設定される時間続いたことをカウ
ントする制御装置からの出力信号により警報する第1警
報手段又は上記残量限度レベル位置手段が検出した検出
信号が設計仕様に応じて設定される時間続いたことをカ
ウントする制御装置からの出力信号により警報する第2
警報手段を有することを特徴としている。
【0015】請求項9記載の本発明の燃料制御装置は、
請求項4〜8のいずれかに記載の構成において、上記燃
料タンク内の上記燃料通路の吸込み口及び上記残量限度
レベル位置検出手段のうちの少なくともいずれか一方の
周囲を囲繞すると共に該燃料タンクが傾斜しても上記残
量燃料レベル位置を保持できるように上記燃料が流通可
能な通路を有する隔壁を備えたことを特徴としている。
【0016】請求項10記載の本発明の燃料制御装置
は、燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供給装置と、
該燃料供給装置が燃料通路を介して接続されている燃料
タンクと、上記燃料タンク内の燃料の残量レベル位置を
検出する残量レベル位置検出手段と、上記燃料タンク内
の燃料が設計仕様に応じて設定される上記燃料タンク内
の燃料の残量予告レベル位置及び上記残量予告レベル位
置より低い上記燃料の残量限度レベル位置のうちの少な
くとも上記残量限度レベル位置が入力されている制御装
置と、上記残量レベル位置検出手段が検出した燃料残量
レベル位置の検出信号が上記制御装置に入力され上記燃
料の残量予告レベル位置になったときの上記制御装置か
らの出力信号により警報する第1警報手段及び上記残量
レベル位置検出手段が上記残量限度レベル位置になった
ときの上記制御装置からの出力信号により上記燃料供給
を停止せしめたことを警報する第2警報手段のうち少な
くとも上記第2警報手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0017】請求項11記載の本発明の燃料制御装置
は、請求項8又は10記載の構成において、上記残量限
度レベル位置検出手段が検出した検出信号により又は上
記残量レベル位置検出手段が検出した検出信号を上記制
御装置に入力せしめ上記の残量レベル位置検出手段の検
出信号が上記残量限度レベル位置に達したときの上記制
御装置からの出力信号により上記燃料タンク内の燃料通
路の吸込み口を閉塞する燃料供給閉塞手段を備えたこと
を特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
形態について説明する。図1は本発明の実施形態を示す
もので、本発明の燃料制御装置を油圧ショベルに適用し
た場合の説明図であり、(A)は上記油圧ショベルの斜
視図、(B)は図1(A)の油圧ショベルの一部を破断
した状態を示す概略平面図、図2は図1の燃料制御装置
を模式的に示した概略説明図、図3は図2の実施形態の
変形例であり、図2と同様の状態を示す一部破断した概
略説明図、図4は図2の実施形態の他の変形例であり、
図4(A)は図3と同様の状態を示す概略説明図、図4
(B)は図4(A)の残量限度レベル位置検出手段の一
部を破断した状態を示す概略拡大説明図、図5は図2の
実施形態の作動を示すフローチャートの概略説明図であ
る。
【0019】図1は本発明の燃料制御装置を適用した油
圧ショベルの例を示しており、油圧ショベル2の構造は
下部走行体4の上部に、旋回可能に装着された上部旋回
体6と、この上部旋回体6に枢支された種々の作業を行
なう作業装置9の3つの部分で構成されている。この上
部旋回体6はディーゼルエンジン(以下、単にエンジン
と称す)8,図示しない油圧装置,旋回装置,運転室1
4等から構成されており、下部走行体4はカーボディ1
5.トラックローラフレーム16,走行装置18及びそ
の他の足周り装置から構成され、更に作業装置9はバケ
ット20を支持するブーム22,アーム24とこれらを
作動させる各種の油圧シリンダ,リンクロッド等から構
成されている。
【0020】上記の油圧ショベル2の稼働のための装置
は、図1(B)に示したように走行装置18,旋回装
置,作業装置9であり、これら各種装置の動力伝達はエ
ンジン8の動力をオイルポンプ26で油圧力に変換して
行なっている。そして、油圧ショベル2の作動油用オイ
ルクーラ30,冷却水用ラジエータ32やエンジン8,
オイルポンプ26等は、例えば図1(B)に示したよう
にエンジンルーム34のなかに配設されており、作動油
タンク36,燃料タンク38が上記のエンジンルーム3
4より車両前方に延設されている。
【0021】そして、図1及び図2に示したように、一
端が上記のエンジン8の燃料噴射ポンプ50に接続され
他端が燃料タンク38に接続される燃料管(燃料通路)
52が配設されている。上記の燃料管52の他端の燃料
吸い込口54は、図2に示したように燃料タンク38内
の下方に凹設された下部38aに接続され、燃料タンク
38が傾斜しても、できるだけ燃料吸い込口54が露出
しないようになっている。
【0022】更に、本実施形態では、燃料タンク38内
において、その周囲が囲繞され燃料タンク38の上下方
向に延びると共に、燃料タンク38内の燃料が流通可能
な下方に設けられた通路55を有し、且つ燃料タンク3
8が傾斜しても上記燃料液面38Lができるだけ変化し
ないように確保できるように構成される隔壁56が設け
られているので、燃料タンク38が傾斜しても上記燃料
液面38Lの高さは略保持することができるものである
が、この構成はこれに限られるものではない。
【0023】又、上記の隔壁56は本実施形態の場合に
は、図2に示したように燃料吸い込み口54を囲繞し燃
料タンク38の底面から突設された円筒状に形成され、
隔壁56の円筒状孔56a内の中心部に上下方向に延設
されたフロート(浮き子)62を貫通するガイド56b
が設けられ、例えば浮き子式液面計(以下、単に液面計
とも称す)S(K)を構成するフロート(浮き子)62
が円筒状孔56a内のガイド56b上を上下動可能に配
設されており、燃料タンク38内の上記燃料の残量レベ
ル位置検出手段Kを構成している。
【0024】この燃料残量レベル検出手段Kは、燃料残
量予告レベル位置35aを検出する残量予告レベル位置
検出手段K1と燃料残量限度レベル位置35bを検出す
る残量限度レベル位置検出手段K2とを一体的に構成し
たものである。そして、上記の残量予告レベル位置検出
手段K1及び残量限度レベル位置検出手段K2のフロー
ト62は、図2に示したように磁力を有しており、この
フロート62が上下動する円筒状孔56aの隔壁56と
間隔を存して設けられれた外壁57と隔壁56とで形成
された隔離室58に、上下に間隔をおいて配設された接
点64a,64bからなる第1リードスイッチS1及び
第1リードスイッチS1より下方に配設された接点66
a,66bからなる第2リードスイッチS2とによりリ
ードスイッチを構成している。
【0025】又、この第1及び第2リードスイッチS
1,S2のフロート62の位置により燃料タンク38内
の上記両燃料残量レベル位置を検出する残量予告レベル
位置検出手段K1及び残量限度レベル位置検出手段K2
とを構成している。そして、燃料タンク38内の液面計
(液面センサ)S以上に燃料が在る場合には、フロート
62は、図2に示したように実線の位置35にあり、警
報を発生せず、燃料が消費されて燃料液面38Lが低下
し二点鎖線の燃料残量予告レベル位置35aにくると上
記残量予告レベル位置検出手段K1が上記燃料の残量を
検出して第1リードスイッチS1がONとなり、その検
出信号が制御装置70を介して運転室に設けられた、例
えばブザーや計器盤の掲示等の第1警報手段Q1により
オペレータへ、上記燃料の補給の時期にきていることを
警告する。
【0026】その後、残量予告レベル位置検出手段K1
の検出信号による警告を無視して作業を続行している
と、設計仕様に応じて設定された時間を経過し、更に上
記燃料液面38Lが低下してフロート62が、図2に点
線で示した燃料残量限度レベル位置35bにくると、燃
料タンク38内の燃料吸い込み口54をフロート62が
閉塞すると共に、残量限度レベル位置検出手段K2が燃
料の残量限度レベル位置35bを検出して、その検出信
号を制御装置70に入力せしめ、制御装置70で上記検
出信号に応じた出力信号によりディーゼルエンジン8の
エンジンキーをOFF位置に操作し、噴射ポンプ50の
吐出を遮断せしめる燃料供給停止手段74aを作動し燃
料供給を遮断して、ディーゼルエンジン8を停止すると
共に、燃料が残量限度レベル位置35bに達し.燃料供
給停止手段74aの作動によりディーゼルエンジン8が
強制的に停止したものであることを、残量限度レベル位
置検出手段K2の検出した検出信号により、例えばオペ
レータ室14に配設された第2警報手段Q2を作動して
オペレータへ確実に緊急事態にあることを認知せしめる
ことができる。
【0027】この時、本実施形態では、上記のフロート
62が残量限度レベル位置35bで燃料吸い込み口54
を閉塞せしめ、燃料タンク38からディーゼルエンジン
8への燃料供給が停止される燃料供給閉塞手段74bに
より燃料カットを行なうと共に、上記の第2リードスイ
ッチK2の検出信号によりエンジン8のエンジンキーを
OFFにして燃料供給停止手段74aを作動せしめ、噴
射ポンプ50の吐出を遮断し上記のディゼルエンジンへ
の燃料供給を遮断してディーゼルエンジン8を強制的に
確実に停止せしめる。
【0028】又、燃料残量限度レベル位置35bに達し
た時に作動する、上記の燃料供給停止手段74a,燃料
供給閉塞手段74bは、少なくともいずれか一方を設け
ていればよいものであるが、必要に応じて上記の燃料供
給停止手段74aに代えて,後述のエンジン強制停止手
段を使用すれば、より確実に上記作用効果を奏すること
ができる。
【0029】そして、燃料タンク38に上記燃料が補給
されるとフロート62が、図2に示した実線の位置35
に浮上せしめられ第1,第2リードスイッチS1,S2
もOFFになり上記警報及び燃料供給停止手段74a,
燃料供給閉塞手段74b等も解除される。そして、上記
のエンジン強制停止手段は、図示しないが、例えば本実
施形態のディーゼルエンジン8の場合には排気系に設け
られ、排気を遮断するエンジン停止弁を作動するアクチ
ュエータを上記の制御装置70からの出力信号又は手動
により作動せしめディーゼルエンジン8を強制的に停止
させるものである。
【0030】又、火花点火エンジンの場合の上記エンジ
ン強制停止手段は、図示しないが点火装置を上記の制御
装置70から出力信号により、エンジンキーをOFFに
し上記点火装置を停止してエンジンを停止するものであ
るが、これらに限られるものではなく、上記エンジンの
作動を停止することができる装置であればよく、又前記
したエンジン以外の各燃焼炉等においても、要するに上
記燃料供給が停止されて燃焼が停止できるものであれば
よく、上記以外の停止装置や方法であってもよい。
【0031】次に、上記実施形態の変形例を図3につい
て説明するが、上記実施形態と実質的に同一部位には同
一符号を付して説明する。上記実施形態では、燃料残量
レベル検出手段Kは、残量予告レベル位置35aを検出
する残量予告レベル位置検出手段K1と残量限度レベル
位置35bを検出する残量限度レベル位置検出手段K2
とを一体的に構成したものであるが、本変形例は残量予
告レベル位置検出手段K1,残量限度レベル位置検出手
段K2はそれぞれ別体に構成したものであり、図6に示
した従来の燃料タンク38に使用される浮子式液面セン
サS(残量予告レベル位置検出手段K1)やオペレータ
室14内の配設されている通常の燃料計を適用したもの
である。
【0032】即ち、残量予告レベル位置検出手段K1
は、図3に示したように、燃料タンク38の上部から懸
垂するように設けられた、例えば摺動抵抗式の液面セン
サSR(残量予告レベル位置検出手段K1)で構成され
ている。この摺動抵抗式のセンサSRは燃料タンク38
内の燃料液面38LにフロートFを浮かせ、フロートF
に連動した接点FSを抵抗板FB上を摺動させることに
より、上記燃料液面38Lの残量レベル位置を電気信号
として検出するように構成されている。
【0033】又、フロートFは設計仕様に応じて設定さ
れる燃料の満タンのHIGHレベルの位置Hと設計仕様
に応じて設定される空気を吸込まないLOWレベルの位
置Lとの間を燃料液面38Lのレベルに応じて変位する
ように構成されている。又、上記の残量限度レベル位置
検出手段K2は、図3においてフロート62がガイド5
6bの上部56c側にある時はOFFの状態にあり、下
部56d側にある時はONになるように構成されてい
る。又、残量限度レベル位置検出手段K2は、燃料通路
52端部の燃料吸込み口54と、図3に示したような、
例えば従来公知の液面レベル位置を検出するリードスイ
ッチS2とが別体に構成され、それぞれ燃料タンク38
の下部38aの底部から燃料タンク38内に貫通するよ
うに配設され燃料タンク38の下部38aに締結されて
いる。又、残量限度レベル位置検出手段K2であるリー
ドスイッチS2は、残量限度レベル位置検出手段K2の
本体Ka内に上下方向には内に配設されたガイド56b
に貫通されガイド56b上を摺動可能に設けられたフロ
ート62の位置により作動するように構成されている。
【0034】又、図3にいおいて、噴射ポンプ50に供
給された燃料の戻り用の燃料管Rが噴射ポンプ50から
燃料タンク38の上部に接続されてる。本変形例は上記
のように構成されているので、燃料タンク38内の燃料
が消費され、残量予告レベル位置35aであるLOWレ
ベルの位置に達したことを残量予告レベル位置検出手段
K1が検出し、その検出信号が制御装置70に入力され
設計仕様に応じた時間が経過すると第1警報手段Q1を
作動せしめオペレータに警報し、燃料の補給時期にきて
いることを予告する。
【0035】その後、残量予告レベル位置検出手段K1
の検出信号による警告を無視して作業を続行している
と、更に上記燃料液面が低下してフロート62が、図3
で示した燃料残量限度レベル位置35bにくると、残量
限度レベル位置検出手段K2が燃料の残量限度レベル位
置35bである使用限界液面を検出して、その検出信号
が制御装置70に入力され上記設定時間を経過したこと
をカウントした出力信号によりディーゼルエンジン8の
エンジンキーをOFF位置に操作し、噴射ポンプ50の
吐出を遮断せしめ燃料供給停止手段74aが作動して、
ディーゼルエンジン8を強制的に停止する。
【0036】このディーゼルエンジン8の強制的な停止
は、上記燃料が残量限度レベル位置35bに達し.燃料
供給停止手段74aの作動によりディーゼルエンジン8
が強制的に停止したものであることを、残量限度レベル
位置検出手段K2の検出した検出信号により、例えばオ
ペレータ室14に配設された第2警報手段Q2を作動し
てオペレータへ確実に緊急事態にあることを認知せしめ
ることができ、上記の燃料通路52内への吸気の吸込み
が防止されるので、燃料補給後におけるエンジン8の始
動が困難になることを防止することができるものであ
る。
【0037】又、図3に二点鎖線で示したように燃料タ
ンク38の下部38aに連通するパイプを燃料タンク3
8の外部に配設して液面センサを設けて、燃料タンク3
8内の残量レベル位置を検出するようにしてもよい。次
に、本実施形態の他の変形例を図4について説明する
が、上記実施形態及び変形例と実質的に同一部位には同
一符号を付して説明する。
【0038】上記他の変形例は、図4に示したように上
記の実施形態及び変形例との相違点は残量限度レベル位
置検出手段K2の部位の構成の相違であり、図4(A)
に示したようにこの残量限度レベル位置検出手段K2は
液面センサと、図2に示した燃料供給閉塞手段74bと
を兼用する一体構造にした点であるので、この相違点に
ついて説明する。上記の残量限度レベル位置検出手段K
2は、中空部を有するボルト状の本体Bのなかにフロー
ト62を内在せしめて構成される液面センサSを燃料タ
ンク38の下部38aの底部より燃料タンク38の内部
に上記の本体Bを挿入し螺合せしめることにより締結さ
れるように構成されており、更に図4(A)に示したよ
うに、本体Bの下方より上記中空部の下端に到達するよ
うに、燃料通路52の端部の吸込み口54が装着されナ
ット59により締結されている。
【0039】この時、図4(B)に示したように、フロ
ート62が吸込み口54に当接し閉塞すると上記燃料の
供給が遮断されエンジン8が停止する。そして、例えば
フロート62は磁性体で形成され、フロート62が吸込
み口54に当接すると、本体Bに内設されたリードスイ
ッチRSの接点RS1,RS2が、フロート62の磁力
により吸着されてON状態になり、上記リード線69を
介して検出信号が制御装置70に入力され、所要の仕様
に応じて制御された出力信号が上記と同様に燃料噴射ポ
ンプ50の吐出を遮断する燃料供給停止手段74aや第
2警報手段K2に入力されように構成されている。
【0040】上記他の変形例は上記のように構成されて
いるので、残量限度レベル位置検出手段K2である液面
センサSのフロート62が、図4に二点鎖線で示した位
置から実線で示した燃料残量限度レベル位置35bに達
すると、燃料供給閉塞手段74bである燃料通路52の
吸込口54がフロート62によって閉塞され上記燃料供
給が遮断され、ディーゼルエンジン8を強制的に停止せ
しめる。
【0041】この時、上記変形例と同様に上記燃料供給
閉塞手段74b及び燃料供給停止手段74aの少なくと
いずれか一方の作動により上記燃料供給が遮断され、デ
ィーゼルエンジン8が強制的に停止されたものであるこ
とを、残量限度レベル位置検出手段K2の検出した検出
信号により、例えばオペレータ室14に配設された第2
警報手段Q2を作動してオペレータへ確実に緊急事態に
あることを認知せしめることができるので、オペレータ
の燃料補給を強制的に行なわせることができるため、上
記した燃料補給後におけるエンジン8の再始動が容易に
行なうことができるものである。
【0042】又、上記の変形例及び他の変形例におい
て、図3,図4に示したように燃料通路52の吸込み口
54及び残量レベル位置検出手段K2等を囲繞する上記
の隔壁56を設ければ、燃料タンク38が傾斜した場合
でも残量レベル位置35bを保持することができる。次
に、上記実施形態の作動のフローを、図5により説明す
る。図5に示したプログラムは、上記のディーゼルエン
ジンが作動開始すると実行され、該エンジンが作動中に
繰り返し実行されている。
【0043】図5に示した、ステップS1において、残
量予告レベル位置検出手段K1により、設計仕様で設定
された時間の間、燃料タンク38内の燃料が残量予告レ
ベル位置35aが続いたかどうかを判断し、上記判断が
NOの場合には上記残量予告レベル位置検出手段K1の
検出が続行され、上記ステップS1の判断がYESの場
合には、ステップS2に進み必要に応じて、例えば従来
から適用されているオペレータ室14内の燃料計に燃料
残量が少ないことを、予告警報するワーニングランプを
点灯せしめ、燃料タンク38内の燃料がなくなって燃料
切れによりエンジンが停止してしまう前に給油すること
をオペレータに促す。
【0044】しかしながら、現実には上記燃料計が燃料
量ゼロを示しても、オペレータは作業の区切りがつかな
い場合があるため、すぐにエンジンを停止して燃料を補
給せず、作業を続行した場合には、ステップS3におい
て、上記燃料が更に消費され、残量限度レベル位置35
bになってから上記設定時間続いたかどうかを判断し、
上記判断がNOの場合には残量限度レベル位置検出手段
K2の検出を繰り返し続行する。
【0045】そして、上記判断がYESの場合には、ス
テップS4に進み上記残量限度レベル位置35bに到達
したものと判断して、残量限度レベル位置検出手段K2
の検出信号を制御装置70を介して燃料供給停止手段7
4a、燃料供給閉塞手段74b,上記エンジン強制停止
手段等に入力して適宜作動し、残量限度レベル位置35
bの緊急状態を認知せしめる第2警報手段Q2を作動す
る。
【0046】そして、上記第2警報手段Q2の緊急状態
の警報であることを認知せしめられたオペレータにより
燃料タンク38に燃料が補給されると、リセットされ、
再度上記プログラムが実行されるものである。この第
1,第2警報手段Q1,Q2は、例えば複数個の警報ラ
ンプを点滅させたり、ブザー音の高低や音色を変化させ
たり、更に上記警報を連続的に或いは間隔をおいて所望
に設定される時間の間、行なうようにすれば、上記オペ
レータに対する注意勧告の効果を向上することができ
る。
【0047】又、上記実施形態,変形例,応用例の燃料
残量レベルの検出手段は、残量予告レベル位置検出手段
K1,残量限度レベル位置検出手段K2により燃料タン
ク38内の予告的な燃料の残量予告レベル位置35aと
残量予告レベル位置35aより低い使用限界の残量限度
レベル位置35bを直接検出して、第1及び第2警報手
段Q1,Q2、燃料供給停止手段74a、燃料供給閉塞
手段74bを作動するように構成されたものであった
が、図2に二点鎖線で示したように、単に燃料残量を検
出する残量レベル位置検出手段K3が検出した検出信号
をリード線69を介して制御装置70に入力し、制御装
置70に予め入力しておいた燃料の残量予告レベル位置
35a及び残量限度レベル位置35bとを比較して、そ
の出力信号により上記の燃料供給停止や警報等を行なう
ようにすることもできる。
【0048】即ち、上記実施形態の残量予告レベル位置
検出手段K1,残量限度レベル位置検出手段K2に代え
て、図2に二点鎖線で示したように上記燃料タンク38
内の燃料液面38L(残量レベル位置)を検出する先端
にフロート62を固着したロッド63の他端を燃料タン
ク38外に突出せしめ、この他端を電磁コイル63aの
中を移動させることにより発生する電流値(又は電圧
値)により、上記燃料液面レベル位置を検出する電磁式
フロート液面計より構成される残量レベル位置検出手段
K3を設け、上記燃料タンク38内の、設計仕様に応じ
て設定される燃料の残量予告レベル位置35a及び燃料
の残量限度レベル位置35bとが予め入力されている制
御装置70を設け、残量レベル位置検出手段K3が検出
した燃料残量レベル位置の検出信号を制御装置70に入
力し、上記予め入力された残量予告レベル位置35aと
を比較して上記残量予告レベル位置35aに達したとき
制御装置70からの出力信号により警報する第1警報手
段Q1と、残量レベル位置検出手段K3が残量限度レベ
ル位置35bを検出しその検出信号が制御装置70に入
力し、上記予めに入力された残量限度レベル位置35b
とを比較して、燃料の残量限度レベル位置35bに達し
たときの出力信号により上記燃焼を停止せしめる上記の
燃燃料供給停止手段74a,第2警報手段Q2等を作動
せしめて上記エンジンの作動を停止するように構成して
も、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の燃料制御方法によれば、燃焼室に燃料を噴射又は
圧送する燃料供給装置が燃料通路を介して接続されてい
る燃料タンクと、設計仕様に応じて設定される残量限度
レベル位置に達したことを検出する残量限度レベル位置
検出手段とを有し、上記残量限度レベル位置検出手段で
検出した出力信号により、上記燃焼室への燃料供給停止
手段を作動せしめて上記燃料の供給を停止するようにし
たので、上記燃料液面が上記残量限度レベル位置まで低
下すると、作業者の意思に無関係に強制的に上記燃焼を
停止せしめるため、燃料タンクに燃料を補給しない限
り、それ以上作業を続行することができず、上記燃料通
路への空気の吸い込みを防止することができる。
【0050】従って、上記燃料の限界レベル位置の状態
で上記燃料タンクに該燃料を補給すれば、上記燃料通路
への空気の吸い込みを、未然に防止することができる。
請求項2記載の本発明の燃料制御方法によれば、請求項
1記載の構成において、上記残量限度レベル位置の低下
が設計仕様に応じて設定される時間続いたことをカウン
トする制御装置からの出力信号により、上記燃料供給停
止手段を作動せしめて上記燃料の供給を停止するように
したので、請求項1の効果に加え、上記燃料タンク内に
充分燃料があるにもかかわらず、上記燃料タンクの瞬間
的な傾斜によって生じる一時的な上記残量限度レベル位
置検出手段の検出信号が上記燃料供給停止手段へ入力さ
れないため、上記燃料供給を円滑に行なうことができ
る。
【0051】請求項3記載の本発明の燃料制御方法によ
れば、請求項1又は2記載の構成において、上記残量限
度レベル位置検出手段の検出信号により上記燃料供給を
強制的に停止せしめ、上記残量限度レベル位置に達した
ことを認知させる第2警報手段により警報するようにし
たので、上記燃料供給の停止は、例えば電気系統,制御
装置,機械系統等の他の部位の不具合によるものではな
く、上記の燃料タンク内の燃料が燃料残量限度レベル位
置になっていることを、オペレータに認知せしめて、上
記燃料の補給を行なわせることができるため、何らのト
ラブルを起こすことなく作業を続行するとができる。
【0052】請求項4記載の本発明の燃料制御装置によ
れば、燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供給装置
と、該燃料供給装置が燃料通路を介して接続されている
燃料タンクと、設計仕様に応じて設定される上記燃料タ
ンク内の残量限度レベル位置を検出する残量限度レベル
位置手段と、上記残量限度レベル位置検出手段で検出し
た検出信号により上記燃料供給を停止せしめる燃料供給
停止手段とを備えたので、上記燃料液面が上記残量限度
レベル位置まで低下すると、作業者の意思に無関係に強
制的に上記燃焼を停止せしめるため、燃料タンクに燃料
を補給しない限り、それ以上作業を続行することができ
ず、上記燃料通路への空気の吸い込みを防止することが
きる。
【0053】従って、上記燃料の限界レベル位置の状態
で上記燃料タンクに該燃料を補給すれば、上記燃料通路
への空気の吸い込みを防止して上記燃料の供給の遮断の
発生を未然に防止することができる。請求項5記載の本
発明の燃料制御装置によれば、請求項4記載の構成にお
いて、上記残量限度レベル位置より上方の設計仕様に応
じて設定される上記燃料タンク内の残量予告レベル位置
を検出する残量予告レベル位置検出手段を備えたので、
上記残量予告レベル位置検出手段により上記燃料タンク
内の残量燃料が上記残量限度レベル位置に近づいている
ことを認知し、残量予告レベル位置検出手段により上記
残量限度レベル位置になる前に作業の区切りのよいとこ
ろで作業を一時やめて上記燃料補給をしたり、例えば建
設機械のような場合には上記残量限度レベル位置になる
前に上記燃料補給場所まで移動し容易に燃料補給ができ
るようにして、作業効率を向上することができる。
【0054】請求項6記載の本発明の燃料制御装置によ
れば、請求項4又は5記載の構成において、上記残量予
告レベル位置検出手段で検出した検出信号により上記燃
料が上記残量予告レベル位置に達したことを警報する第
1警報手段又は上記残量限度レベル位置検出手段で検出
した検出信号により上記燃料供給停止手段が作動せしめ
られ上記エンジンが停止したことを警報する第2警報手
段を備えているので、上記燃料供給の停止は、例えば電
気系統,制御装置,機械系統等の他の部位の不具合によ
るものではなく、上記の燃料タンク内の燃料が燃料残量
限度レベル位置になっていることを認知して、上記燃料
の補給を行い、トラブルことなく作業を続行するとがで
きる。
【0055】請求項7記載の本発明の燃料制御装置によ
れば、請求項4〜6のいずれかに記載の構成において、
上記残量限度レベル位置検出手段により上記燃料タンク
内の上記燃料の残量限度レベル位置を検出したとき上記
燃料タンク内の燃料通路の吸込み口を閉塞する燃料供給
閉塞手段を備えているので、請求項4〜6の効果に加
え、上記燃料の残量限度レベル位置に達すると上記燃料
供給閉塞手段が作動して上記吸込み口を閉塞するため、
上記燃料通路への空気の吸込みが防止される。
【0056】請求項8記載の本発明の燃料制御装置よれ
ば、請求項6又は7記載の構成において、上記残量予告
レベル位置検出手段の検出した検出信号が設計仕様に応
じて設定される時間続いたことをカウントする制御装置
からの出力信号により警報する第1警報手段又は上記残
量限度レベル位置手段が検出した検出信号が設計仕様に
応じて設定される時間続いたことをカウントする制御装
置からの出力信号により警報する第2警報手段を有する
ので、請求項6の効果に加え、上記燃料タンク内に充分
燃料があるにもかかわらず、上記燃料タンクの瞬間的な
傾斜によって生じる一時的な上記残量限度レベル位置検
出手段の検出信号が上記第1警報手段又は第2警報手段
へ入力されないため、上記燃料供給を円滑に行なうこと
ができる。
【0057】請求項9記載の本発明の燃料制御装置によ
れば、請求項4〜8のいずれかに記載の構成において、
上記燃料タンク内の上記燃料通路の吸込み口及び上記残
量限度レベル位置検出手段のうちの少なくともいずれか
一方の周囲を囲繞すると共に該燃料タンクが傾斜しても
上記残量燃料レベル位置を保持できるように上記燃料が
流通可能な通路を有する隔壁を備えているので、上記燃
料タンクが傾斜しても上記残量限度レベル位置検出手段
の燃料残量レベル位置をできるだけ安定した状態で検出
できると共に、上記燃料通路への空気の吸い込みを、更
に確実に防止することがきる。
【0058】請求項10記載の本発明の燃料制御装置に
よれば、燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供給装置
と、該燃料供給装置が燃料通路を介して接続されている
燃料タンクと、上記燃料タンク内の燃料の残量レベル位
置を検出する残量レベル位置検出手段と、上記燃料タン
ク内の燃料が設計仕様に応じて設定される上記燃料タン
ク内の燃料の残量予告レベル位置及び上記残量予告レベ
ル位置より低い上記燃料の残量限度レベル位置のうちの
少なくとも上記残量限度レベル位置が入力されている制
御装置と、上記残量レベル位置検出手段が検出した燃料
残量レベル位置の検出信号が上記制御装置に入力され上
記燃料の残量予告レベル位置になったときの上記制御装
置からの出力信号により警報する第1警報手段及び上記
残量レベル位置検出手段が上記残量限度レベル位置にな
ったときの上記制御装置からの出力信号により上記燃料
供給を停止せしめたことを警報する第2警報手段のうち
少なくとも上記第2警報手段を備えているので、上記燃
料供給の停止は、例えば電気系統,制御装置,機械系統
等の他の部位の不具合によるものではなく、上記の燃料
タンク内の燃料が燃料残量限度レベル位置になっている
ことを認知して、上記燃料の補給を行い、トラブルこと
なく作業を続行するとができる。
【0059】請求項11記載の本発明の燃料制御装置に
よれば、請求項8又は10記載の構成において、上記残
量限度レベル位置検出手段が検出した検出信号により又
は上記残量レベル位置検出手段が検出した検出信号を上
記制御装置に入力せしめ上記の残量レベル位置検出手段
の検出信号が上記残量限度レベル位置に達したときの上
記制御装置からの出力信号により上記燃料タンク内の燃
料通路の吸込み口を閉塞する燃料供給閉塞手段を備えて
いるので、請求項8又は10の効果に加え、上記燃料の
残量限度レベル位置に達すると上記燃料供給閉塞手段が
作動して上記吸込み口を閉塞するため、上記燃料通路へ
の空気の吸込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すものであり、本発明の
燃料制御装置を油圧ショベルに適用した場合の説明図で
あり、(A)は上記油圧ショベルの斜視図、(B)は
(A)の油圧ショベルの一部を破断した状態を示す概略
平面図である。
【図2】図1の燃料制御装置を模式的に示した概略説明
図である。
【図3】図2の実施形態の変形例であり、図2と同様の
状態を示す概略説明図である。
【図4】図2の実施形態の他の変形例であり、(A)は
図3と同様の状態を示す概略説明図、(B)は(A)の
残量限度レベル位置検出手段の一部を破断した状態を示
す概略拡大説明図である。
【図5】図2の実施形態の作動を示すフローチャートの
概略説明図である。
【図6】従来例の燃料制御装置であり、図2と同様の状
態を模式的に示した概略説明図である。
【符号の説明】
35a 残量予告レベル位置 35b 残量限度レベル位置 38 燃料タンク 38L 燃料液面 52 燃料通路(燃料管) 54 燃料吸込み口 55 通路 56 隔壁 56a 円筒状孔 57 外壁 58 隔離室 62 フロート 70 制御装置 74a 燃料供給停止手段 74b 燃料供給閉塞供給手段 F フロート K1 残量予告レベル位置検出手段 K2 残量限度レベル位置検出手段 K3 残量レベル位置検出手段 S 浮き子式液面計(液面センサ) S1 第1リードスイッチ S2 第2リードスイッチ Q1 第1警報手段 Q2 第2警報手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01F 23/00 B60K 15/02 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供
    給装置が燃料通路を介して接続されている燃料タンク
    と、設計仕様に応じて設定される残量限度レベル位置に
    達したことを検出する残量限度レベル位置検出手段とを
    有し、上記残量限度レベル位置検出手段で検出した出力
    信号により、上記燃焼室への燃料供給停止手段を作動せ
    しめて上記燃料の供給を停止するようにしたことを特徴
    とする、燃料制御方法。
  2. 【請求項2】 上記残量限度レベル位置の低下が設計仕
    様に応じて設定される時間続いたことをカウントする制
    御装置からの出力信号により、上記燃料供給停止手段を
    作動せしめて上記燃料の供給を停止するようにしたこと
    を特徴とする、請求項1記載の燃料制御方法。
  3. 【請求項3】 上記残量限度レベル位置検出手段の検出
    信号により上記燃料供給を強制的に停止せしめ、上記残
    量限度レベル位置に達したことを認知させる第2警報手
    段により警報するようにしたことを特徴とする、請求項
    1又は2記載の燃料制御方法。
  4. 【請求項4】 燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料供
    給装置と、該燃料供給装置が燃料通路を介して接続され
    ている燃料タンクと、設計仕様に応じて設定される上記
    燃料タンク内の残量限度レベル位置を検出する上記残量
    限度レベル位置検出手段と、上記残量限度レベル位置検
    出手段で検出した検出信号により上記燃料供給を停止せ
    しめる燃料供給停止手段とを備えたことを特徴とする、
    燃料制御装置。
  5. 【請求項5】 上記残量限度レベル位置より上方の設計
    仕様に応じて設定される上記燃料タンク内の残量予告レ
    ベル位置を検出する残量予告レベル位置検出手段を備え
    たことを特徴とする、請求項4記載の燃料制御装置。
  6. 【請求項6】 上記残量予告レベル位置検出手段で検出
    した検出信号により上記燃料が上記残量予告レベル位置
    に達したことを警報する第1警報手段又は上記残量限度
    レベル位置検出手段で検出した検出信号により上記燃料
    供給停止手段が作動せしめられ上記燃料の供給が停止し
    たことを警報する第2警報手段を備えたことを特徴とす
    る、請求項4又は5記載の燃料制御装置。
  7. 【請求項7】 上記残量限度レベル位置検出手段により
    上記燃料タンク内の上記燃料の残量限度レベル位置を検
    出したとき上記燃料タンク内の燃料通路の吸込み口を閉
    塞する燃料供給閉塞手段を備えたことを特徴とする、請
    求項4〜6のいずれかに記載の燃料制御装置。
  8. 【請求項8】 上記残量予告レベル位置検出手段の検出
    した検出信号が設計仕様に応じて設定される時間続いた
    ことをカウントする制御装置からの出力信号により警報
    する第1警報手段又は上記残量限度レベル位置手段が検
    出した検出信号が設計仕様に応じて設定される時間続い
    たことをカウントする制御装置からの出力信号により警
    報する第2警報手段を有することを特徴とする、請求項
    6又は7記載の燃料制御装置。
  9. 【請求項9】 上記燃料タンク内の上記燃料通路の吸込
    み口及び上記残量限度レベル位置検出手段のうちの少な
    くともいずれか一方の周囲を囲繞すると共に該燃料タン
    クが傾斜しても上記残量燃料レベル位置を保持できるよ
    うに上記燃料が流通可能な通路を有する隔壁を備えたこ
    とを特徴とする、請求項4〜8のいずれかに記載の燃料
    制御装置。
  10. 【請求項10】 燃焼室に燃料を噴射又は圧送する燃料
    供給装置と、該燃料供給装置が燃料通路を介して接続さ
    れている燃料タンクと、上記燃料タンク内の燃料の残量
    レベル位置を検出する残量レベル位置検出手段と、上記
    燃料タンク内の燃料が設計仕様に応じて設定される上記
    燃料タンク内の燃料の残量予告レベル位置及び上記残量
    予告レベル位置より低い上記燃料の残量限度レベル位置
    のうちの少なくとも上記残量限度レベル位置が入力され
    ている制御装置と、上記残量レベル位置検出手段が検出
    した燃料残量レベル位置の検出信号が上記制御装置に入
    力され上記燃料の残量予告レベル位置になったときの上
    記制御装置からの出力信号により警報する第1警報手段
    及び上記残量レベル位置検出手段が上記残量限度レベル
    位置になったときの上記制御装置からの出力信号により
    上記燃料供給を停止せしめたことを警報する第2警報手
    段のうち少なくとも上記第2警報手段を備えたことを特
    徴とする、燃料制御装置。
  11. 【請求項11】 上記残量限度レベル位置検出手段が検
    出した検出信号により又は上記残量レベル位置検出手段
    が検出した検出信号を上記制御装置に入力せしめ上記の
    残量レベル位置検出手段の検出信号が上記残量限度レベ
    ル位置に達したときの上記制御装置からの出力信号によ
    り上記燃料タンク内の燃料通路の吸込み口を閉塞する燃
    料供給閉塞手段を備えたことを特徴とする、請求項8又
    は10記載の燃料制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044568A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Ishikawajima Constr Mach Co 建設機械の燃料タンク
JP2008213713A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Toyota Motor Corp ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2009045676A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Max Co Ltd ガス燃焼式打込み工具

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