JP3775653B2 - バッテリの補水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、バッテリを構成する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補水装置に関し、特に自動補水を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、荷役車両であるフォークリフトの駆動用バッテリは、バッテリセルと、これらのバッテリセルを収容したバッテリケースとを備え、車両本体に搭載されて各部の駆動用電源として使用される。そして、各バッテリセルは、容器内に充填された電解液及びこの電解液中に浸漬されたプラス、マイナス電極をそれぞれ備え、例えば、1個のバッテリセル当り2V、24個のバッテリセルを備える場合、直列接続による合計で48Vの端子電圧を発生する。
【0003】
この種のバッテリでは、保守の良否によってその寿命が大きく左右され、特に補水は非常に重要であり、バッテリの消耗に伴う液切れが生じたときに、サルフェーションと呼ばれる充電不能現象に陥ってしまうためである。そこで、バッテリの長寿命化を図るために、精製水を適宜補給することが行われている。
【0004】
このような補水は、従来、各バッテリセルについて1個ずつその給水口の蓋を開けて精製水を補充するか、或いは、精製水を充填したタンクを所定の給水場の高所に設置しておき、このタンクと各バッテリセルの給水口とを給水管により接続し、タンクの位置エネルギを利用して各バッテリセルへの補水を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバッテリへの補水はあくまで手動により行われるため、作業が非常に面倒で時間がかかり、作業者の負担が大きくなるという問題点があった。また、補水すべき時期であるかどうかを把握できないため、補水の時期が遅れることによって、バッテリの故障を招き、フォークリフトの動作に支障をきたすおそれもあった。
【0006】
そこで、本発明は、バッテリの補水を自動的に行え、作業者の負担を軽減できるバッテリの補水装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、容器内に充填された電解液及びこの電解液中に浸漬された電極をそれぞれ備え、バッテリを構成する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補水装置において、精製水が充填され給水管により前記各バッテリセルに接続された給水タンクと、前記各バッテリセルのうち予め選定された代表セルに設けられ前記電解液の液面が満杯状態から所定量低下したことを検知して検知信号を出力する液面センサと、前記給水タンクから前記各バッテリセルに前記精製水を送給する給水ポンプと、前記液面センサからの前記検知信号により前記給水ポンプを駆動し前記検知信号の出力停止により前記給水ポンプの駆動を停止する制御手段と、前記給水ポンプと前記各バッテリセルとの間に設けられ前記代表セル以外の前記バッテリセルに前記給水ポンプからの前記精製水を順次に補水した後に前記代表セルに補水する給水切換手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、代表セルの電解液液面が満杯状態から所定量低下すると、液面センサによりこの低下が検知されて給水ポンプが作動し、給水切換手段により、各バッテリセルのうち代表セル以外のバッテリセルに給水ポンプからの精製水が順次に補給され、これらのセルへの補水が完了した後に代表セルへの補水が行われ、液面センサからの検知信号の出力停止により給水ポンプが作動停止する。そのため、代表セルの液面センサの働きによってバッテリの補水を自動的に開始して停止することができ、従来のように補水の時期を逸することもなく、しかも自動的に補水が行われることから、従来に比べて作業者の負担を大幅に軽減することができる。
【0009】
また、本発明は、前記給水切換手段が、前記各バッテリセルの前記容器の給水口を開閉自在にそれぞれ設けられ前記電解液の液面が満杯状態になったときに前記容器の給水口を閉塞する止水弁機構と、入水口が元給水管により前記給水タンクに接続され2個の出水口のうち一方が代表給水管により前記代表セルに接続され他方が分流給水管により前記代表セル以外の前記バッテリセルに接続され前記分流給水管の圧力上昇により前記入水口を前記他方の出水口から前記一方の出水口に切り換え接続する方向制御弁とを備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、代表セル以外のバッテリセルへの補水が開始する際には、これら代表セル以外のバッテリセルの止水弁機構は動作せずに給水口は開放されているため、分流給水管の圧力は低いままであり、方向制御弁の入水口は代表セル以外のバッテリセル側の分流給水管に接続された出水口側に切り換わっており、この状態で補水が進むと、代表セル以外のバッテリセルの液面上昇に伴って止水弁機構により各々の給水口が順次閉塞される。
【0011】
そして、代表セル以外の全てのバッテリセルの給水口が閉塞されると、分流給水管の圧力が上昇し、これにより方向制御弁の入水口が代表セル側の代表給水管に接続された出水口側に切り換え接続されるため、最後に代表セルへの補水が開始され、代表セルの液面上昇に伴って止水弁機構によりその給水口が閉塞されると共に、液面センサからの検知信号の出力が停止されて給水ポンプの駆動が停止される。
【0012】
そのため、全てのバッテリセルへの補水が完了した時点で自動的にポンプを停止して補水を終了することができ、補水の開始から終了まで作業者の手を煩わせることがない。
【0013】
また、本発明は、前記止水弁機構が、前記電解液の液面に浮遊して配設されたフロートと、前記電解液の液面の上下に伴う前記フロートの上下動により、前記給水口を開閉する弁体とを備えていることを特徴としている。
【0014】
このような構成によれば、電解液の液面が低下するとフロートが下動し、フロートの下動に伴って弁体により給水口が開放され、補水により電解液の液面が上昇するとフロートが上動し、フロートの上動に伴って弁体により給水口が閉塞されるため、各バッテリセルの電解液液面が満杯状態になった時点で、自動的に給水口を閉塞することができ、過剰な補水を防止することができる。
【0015】
また、本発明は、前記分流給水管の途中に形成された複数の分岐口に、前記代表セル以外の前記バッテリセルそれぞれの前記給水口がそれぞれ接続されていることを特徴としている。
【0016】
このような構成によれば、分流給水管の各分岐口に代表セル以外のバッテリセルそれぞれの給水口をそれぞれ接続することで、分流給水管に送給される給水タンクからの精製水を、給水タンクに近いバッテリセルから順次に充填することができる。
【0017】
また、本発明は、前記液面センサからの前記検知信号の出力により予め設定された第1設定時間の計時を開始する第1タイマカウンタを備え、前記制御手段は、前記第1タイマカウンタによる計時終了時点で前記液面センサからの前記検知信号の出力が停止しないときに異常と判断し、前記給水ポンプの作動を停止させることを特徴としている。
【0018】
このような構成によれば、例えば第1カウンタにより計時される第1設定時間として給水ポンプの駆動開始からすべてのバッテリセルへの補水を完了するのに十分な時間に設定しておくことにより、第1タイマカウンタの計時が終了した時点で液面センサからの検知信号の出力が停止していなければ、給水タンクの精製水不足や給水ポンプの故障、水漏れなどの何らかの異常が発生していると判断でき、このような場合に給水ポンプを停止することで、異常の拡大や給水ポンプの無駄な動作を防止することができる。
【0019】
また、本発明は、前記制御手段が異常と判断したとき警報を発する警報手段を備えていることを特徴としている。このような構成によれば、警報手段の警報により、作業者は何らかの異常が発生して給水ポンプが停止状態にあることを容易に知ることができる。
【0020】
また、本発明は、前記液面センサからの前記検知信号の出力停止により予め設定された第2設定時間の計時を開始する第2タイマカウンタを備え、前記制御手段は、前記第1タイマカウンタの計時終了までに前記液面センサからの前記検知信号が出力停止したときに、前記第2タイマカウンタによる計時の間、前記給水ポンプの駆動を継続し、前記第2タイマカウンタの計時終了により前記給水ポンプの駆動を停止することを特徴としている。
【0021】
このような構成によれば、第2タイマカウンタの計時の間、給水ポンプの駆動を継続させることで、代表セルの電解液の液面を満杯状態にすることができる。
【0022】
また、本発明は、前記給水ポンプが作動中であることを報知する報知手段を備えていることを特徴としている。このような構成によれば、作業者は報知手段の報知により、給水ポンプが作動してバッテリへの補水を知ることができる。
【0023】
また、本発明は、前記バッテリが、前記各バッテリセルを収容して荷役車両に搭載されるバッテリケースを備えていることを特徴としている。このような構成によれば、荷役車両の駆動に使用するバッテリを自動的に補水することができ、荷役車両の運転者はバッテリの液面状況を気にすることなく荷役作業に専念する
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
この発明を荷役車両であるカウンタバランス型フォークリフトに適用した場合の第1実施形態について図1ないし図7を参照して説明する。但し、図1はカウンタバランス型フォークリフトの斜視図、図2は一部の概略構成の説明図、図3は液面センサの一部の正面図、図4は液面センサの動作説明図、図5は止水弁機構の断面図、図6は止水弁機構の一部の動作説明用断面図、図7は方向制御弁の動作説明用断面図である。
【0025】
第1実施形態におけるカウンタバランス型フォークリフトは、例えば図1に示すように構成されている。即ち、図1に示すように、カウンタバランス型フォークリフト1は、運転席2が設けられた車体3と、車体3の前部に配設された一対のマスト4と、両マスト4にリフトブラケット5をそれぞれ介して配設される一対のフォーク6とにより構成されている。
【0026】
更に、図1に示すように、運転席2の足元のフロア部8には、アクセルペダル9及びブレーキペダル10が車体3の内部から突出して配設され、運転席2の後部には座席12が設けられ、この座席12下方の車体3内部に走行モータや油圧モータ等の駆動用電源である48Vのバッテリ(図1では図示省略)が収容されている。
【0027】
ここで、図2に示すように、金属製のバッテリケース13A内に、24個のバッテリセル13Bが収納されて上記したバッテリ13が構成されており、各バッテリセル13Bは、それぞれ樹脂容器内に電解液が充填され、この電解液中にプラス電極及びマイナス電極が浸漬されて形成されている。そして、図1に示すように、バッテリケース13Aの上面を開閉自在に閉塞する蓋板14に座席12が取り付けられ、車体3の座席12下方の車体3内部にバッテリ13が収容されている。
【0028】
また、カウンタバランス型フォークリフト1には、バッテリ13に自動的に補水するために、以下に詳述するような補水装置が設けられている。
【0029】
即ち、この補水装置は、図2に示すように、精製水が充填され各バッテリセル13Bに接続された給水タンク21と、各バッテリセル13Bのうち予め選定された1個の代表セルRSに取り付けられこの代表セルRSの電解液の液面が満杯状態から予め定められた所定量だけ低下したことを検知して検知信号を出力する液面センサと、この液面センサからの検知信号により作動して給水タンク21から全てのバッテリセル13Bへの精製水の送給を開始し検知信号の出力停止により作動停止する給水ポンプ22と、この給水ポンプ22と各バッテリセル13Bとの間に設けられ代表セルRS以外のバッテリセル(以下、これらを分流セルSSと称する)に給水ポンプ22からの精製水を順次に補水した後に代表セルRSに補水する給水切換手段23と、運転席2等に配設され給水ポンプ22が作動中であることを報知するLEDなどの発光手段或いはブザー等から成る報知部(報知手段に相当)とを備えている。尚、液面センサからの検知信号は、図示しないCPU等から成る制御部(制御手段に相当)に入力され、この制御部により液面センサからの検知信号の出力、出力停止が認識されて給水ポンプ22の作動制御が行われる。
【0030】
ところで、例えば図3に示すように、上記した液面センサ25は、代表セルRSの容器に形成されたセンサ取付口(図示せず)に開閉自在に取り付けられるキャップ25Aと、このキャップ25Aを貫通した絶縁性の導入チューブ25Bと、この導入チューブ25B内を導入されて導入チューブ25Bの下端から露出された先端が電解液中に挿入される検知電極25Cとを備えている。
【0031】
この検知電極25Cが、代表セルRSの容器内の電解液中に浸漬されたプラス電極とマイナス電極との間に挟まれるように電解液中に挿入される。このとき、代表セルRSの電解液の液面が満杯状態から予め設定された所定量だけ低下したところに検知電極25Cの露出先端が位置するように、導入チューブ25Bの長さ及び検知電極25Cの長さが調整されている。但し、この場合における「所定量」とは、電解液の液面がサルフェーションを生じるまで低下した状態よりも遙かに高い液面位置までの低下量であって、満杯状態よりも少し液面位置が下がった程度の量に設定するのが望ましい。
【0032】
そして、代表セルRSの電解液の液面が満杯状態であれば、図4(a)に示すように、検知電極25Cの先端は電解液中に浸かっているため、検知電極25Cはマイナス電極よりも高い電解液電位を有する。一方、図4(b)に示すように、電解液の液面が満杯状態(図4(b)中の1点鎖線)から所定量Δdだけ低下すれば、検知電極25Cの先端が電解液から露出するため、検知電極25Cの電解液電位がなくなって電解液液面の低下が検知され、この電解液電位のゼロが検知信号として出力される。
【0033】
また、上記した給水切換手段23は、図5及び図6に示すような止水弁機構28と、方向制御弁30とを備えている。
【0034】
止水弁機構28は、図5に示すように、各バッテリセル13Bの容器の給水口部分に取り付けられる本体28Aと、この本体28Aに取り付けられ分流給水管(図示せず)の途中に形成された複数の分岐口に接続される分岐接続体28Bと、本体28Aに結合され分岐接続体28Bを介して分流給水管の分岐口とバッテリセル13Bの給水口とを連通する連通口28Cが内部に形成された支持体28Dと、支持体28Dに支持され電解液に浮遊して配設され電解液の液面の上下に伴って上下動するフロート28Eと、支持体28D内に収容されフロート28Eの上下動により支持体28D内の連通口28Cを開閉する弁体28Fとを備えている。
【0035】
このような止水弁機構28は、バッテリセル13Bの容器内の電解液液面が満杯状態のときにはフロート28Eが上動して連通口28Cを閉塞するため、分流給水管の分岐口とバッテリセル13Bの給水口とは連通されず、バッテリセル13Bの給水口が閉塞状態となって分流給水管を介した精製水が補充されることはない。
【0036】
一方、バッテリセル13Bの容器内の電解液液面が満杯状態から低下すると、フロート28Eが下動して連通口28Cを開放するため、分流給水管の分岐口とバッテリセル13Bの給水口とが連通され、バッテリセル13Bの給水口が開放状態となって分流給水管を介した精製水の補充が可能な状態になる。
【0037】
尚、図6(a),(b)に示すように、連通口28C周辺の弁体受部28Gの外周面がほぼ球面状に形成されているため、図6(a)に示すようにフロート28Eの上動により弁体28Fが傾斜せずに上動する場合は勿論のこと、図6(b)に示すように、フロート28Eの上動により弁体28Fが傾斜したまま上動しても、弁体28Fは連通口28C周縁の弁体受部28Gに隙間なく当接することができ、弁体28Fによって連通口28Cを確実に閉塞することができる。
【0038】
次に、方向制御弁30は、図2に示すように、元給水管32により入水口が給水ポンプ22に接続され2個の出水口のうち一方が分流給水管33により代表セルRS以外のバッテリセル13Bである各分流セルSSに接続された分流弁34と、一方のポートが分流弁34の他方の出水口に接続され他方のポートが代表給水管36を介して代表セルRSに接続された2ポート2位置の切換弁37とにより構成されている。
【0039】
ところで、図2に示すように、代表セルRSはバッテリケース13A内の一側中央に配置され、この代表セルRSと同じ列方向に配設された各分流セルSSの給水口が1本の中央給水管36Aにより接続され、行方向に配列された各分流セルSSの給水口が支給水管36Bにより接続され、中央給水管36Aが上記した分流給水管33に接続されている。このような接続にすることで、中央給水管36Aから各支給水管36Bに均等に素早く精製水が送給され、各バッテリセル13Bへの補水を迅速に行うことができる。
【0040】
このとき、切換弁37の切換入力は分流給水管33の水圧であり、図7(a)に示すように、この水圧によって切換弁37を構成する弁部材37Aに加わる力がばね部材37Bの付勢力よりも小さいと、弁部材37Aがばね部材37Bの付勢力によって閉塞方向に付勢され、切換弁37は閉じた状態となり、分流給水管33の水圧によって切換弁37を構成する弁部材37Aに加わる力がばね部材37Bの付勢力よりも大きくなると、図7(b)に示すように、弁部材37Aが水圧によりばね部材37Bの付勢力に抗して開放方向に付勢され、切換弁37は開いた状態となる。
【0041】
次に、このような補水装置の動作について説明する。いま、代表セルRSの電解液の液面が満杯状態から所定量だけ低下すると、液面センサ25によりこの液面低下が検知されて電解液電位“ゼロ”に相当する検知信号が出力され、給水ポンプ22が制御部によって自動的に作動開始される。
【0042】
そして、給水ポンプ22が作動開始したときには、切換弁37を開状態に切り換えるほど分流給水管33の水圧が高くないことから、図7(a)に示すように、切換弁37は閉じた状態であり、給水ポンプ22の作動によって給水タンク21の精製水は、分流弁34から分流給水管33を介して各分流セルSSに送給され、給水ポンプ22に近い上流側の分流セルSSから補水が行われていく。
【0043】
続いて、各分流セルSSへの補水が順次完了すると、上記した止水弁機構28の動作によって各分流セルSSの給水口が順次閉塞され、分流給水管33の水圧が上昇するため、図7(b)に示すように、切換弁37は開いた状態に切り換わり、給水ポンプ22の作動によって給水タンク21の精製水は、分流弁34から代表給水管36を介して代表セルRSに送給され、最後に代表セルRSへの補水が行われる。
【0044】
更に、代表セルRSの補水が完了すると、止水弁機構28の動作により代表セルRSの給水口が閉塞されると共に、液面センサ25による電解液電位がゼロでなくなり、上記した電解液電位“ゼロ”に相当する検知信号の出力が停止されるため、給水ポンプ22が制御部によって自動的に作動停止される。
【0045】
従って、第1実施形態によれば、代表セルRSに設けた液面センサ25の働きにより、バッテリ13の補水を自動的に開始すると共に停止することができるため、従来のようにバッテリ13の補水の時期を逸してしまうことを防止できる。
【0046】
しかも、自動的にバッテリ13の補水が行われることから、従来に比べて作業者の負担を大幅に軽減することができ、フォークリフト1の運転者はバッテリ13の液面状況を気にすることなく荷役作業に専念することができる。
【0047】
また、各バッテリセル13Bに止水弁機構28を設けたため、各バッテリセル13Bの電解液液面が満杯状態になった時点で、自動的に給水口を閉塞することができ、過剰な補水を防止することができる。
【0048】
更に、作業者は報知部の報知により、給水ポンプ22が作動してバッテリ13への補水が自動的に行われていることを容易に知ることができる。
【0049】
(第2実施形態)
この発明を荷役車両であるカウンタバランス型フォークリフトに適用した場合の第2実施形態について図8ないし図10を参照して説明する。但し、図8は液面センサの動作説明図、図9は制御系のブロック図、図10は動作説明用のフローチャートである。尚、本実施形態におけるカウンタバランス型フォークリフト及び補水装置の基本的な構成は、上記した第1実施形態と同じであるため、以下では、図1ないし図7も参照しつつ、主として第1実施形態と相違する点について説明する。
【0050】
本実施形態においても、代表セルRSに液面センサ25を設けるが、ここでは、図8に示すように、液面センサ25の検知電極25Cの先端は、第1実施形態の場合(図4参照)に比べて深く電解液中に挿入されている。そのため、代表セルRSの電解液の液面が、図8中の破線に示すように、満杯状態(図8中の1点鎖線)から予め設定されたΔe(>Δd;図4参照)まで低下したところに、検知電極25Cの露出先端が位置するように、導入チューブ25Bの長さ及び検知電極25Cの長さが調整されている。こうすることで、代表セルRSの電解液液面が満杯の状態から低下し、液面センサ25から検知信号が出力されるまでの時間間隔を長くでき、補水の頻度を第1実施形態の場合よりも減らすようにしている。但し、Δeだけ低下した電解液の液面は、サルフェーションを生じるまで低下した状態よりもまだ十分に高い液面位置である。
【0051】
続いて、補水装置の制御系の構成について説明すると、図9に示すように、代表セルRSの電解液の液面が低下し、液面センサ25からCPU等から成る制御部40(制御手段に相当)に電解液電位“ゼロ”の検知信号が出力され、制御部40により、給水ポンプ22が駆動されて給水タンク21から各バッテリセル13Bへの精製水が送給開始される。それと同時に、制御部40により第1タイマカウンタ41が制御されて第1タイマカウンタ41により第1設定時間t1(例えば、3分)の計時が開始される。このときの第1設定時間t1は、給水ポンプ22を駆動開始してから、全てのバッテリセル13Bへの補水を完了するのに十分な時間に設定しておくのが望ましい。更に、給水ポンプ22が駆動されている間、制御部40により、例えばLEDから成る報知部43が制御されてそのLEDが点灯し、給水ポンプ22の作動中が報知される。
【0052】
また、第1タイマカウンタ41が第1設定時間t1の計時を終了すると、その時点で液面センサ25からの検知信号の出力があるかどうかが制御部40により判断され、検知信号の出力が継続して停止されないときには、制御部40により、給水タンク21の精製水不足や給水ポンプ22の故障、各給水管における水漏れなどの何らかの異常が発生していると判断され、制御部40により警報部44(警報手段に相当)が制御されて異常発生を知らせる警報が発せられる。尚、この場合の警報部44にはブザーやLEDを用いて聴覚や視覚に訴えるようにすればよく、その他にフォークリフト1に既設の液晶ディスプレイを兼用して警報メッセージを表示するようにしても構わない。
【0053】
また、第1タイマカウンタ41による第1設定時間t1の計時終了までに、制御部40により液面センサ25からの検知信号の出力停止が検知されたときには、制御部40により、第1タイマカウンタ41がリセットされると共に、第2タイマカウンタ42が制御されて第2設定時間t2(<t1)の計時が開始され、給水ポンプ22の駆動が継続されて代表セルRSへの補水が第2設定時間t2の時間継続される。このときの第2設定時間t2は、第1タイマカウンタ41による第1設定時間t1の計時終了時点から、給水ポンプ22の継続駆動により、図8に示すように代表セルRSの電解液の液面をΔfだけ上昇させて満杯状態にするのに十分な時間に設定するのが望ましく、予め実験的にt2の最適値を求めておけばよい。
【0054】
次に、一連の動作について図10のフローチャートを参照して説明する。いま、図10に示すように、代表セルRSの電解液の液面が低下し、液面センサ25から電解液電位ゼロの検知信号が出力されると(S1)、制御部40によりバッテリセル13Bの液面が低下して精製水の補給が必要と判断され、制御部40により、給水ポンプ22の駆動が開始されて給水タンク21から給水切換手段23を介してバッテリセル13Bへ精製水の補水が開始されると同時に、第1タイマカウンタ41による第1設定時間t1の計時が開始される(S2)。
【0055】
このとき、給水ポンプ22の作動開始直後には、分流給水管33の水圧が高くないことから切換弁37は閉じた状態にあるので、精製水は、代表セルRS以外の分流セルSSであって給水タンク21の近い上流側の分流セルSSから補水が開始される。
【0056】
そして、制御部40により液面センサ25から検知信号の出力があるか否かの判定がなされ(S3)、この判定結果がYESであれば、第1タイマカウンタ41による第1設定時間t1の計時が終了したか否かの判定がなされ(S4)、この判定結果がNOであればステップS3に戻り、ステップS3の判定結果がNOであるときには、各分流セルSSへの補水が終了して代表セルRSにも正常に補水が行われ、代表セルRSにおいて液面センサ25の検知電極25Cが電解液中に漬かった状態となって、電解液電位ゼロの検知信号の出力はないと判断できるため、制御部40により第1タイマカウンタ41がリセットされた後(S5)、制御部40により第2タイマカウンタ42が制御されて第2タイマカウンタ42による第2設定時間t2の計時が開始される(S6)。
【0057】
その後、第2タイマカウンタ42による第2設定時間t2の計時が終了したか否かの判定がなされ(S7)、この判定結果がNOであれば判定結果がYESになるまでこの判定が繰り返され、判定結果がYESになれば、第2設定時間t2の給水ポンプ22の継続駆動によって、上記したように代表セルRSの液面が満杯状態となっているため、制御部40により給水ポンプ22の駆動が停止され(S8)、その後動作は終了する。
【0058】
一方、上記したステップS4の判定結果がYES、つまり第1設定時間t1の経過時点で液面センサ25からの検知信号が依然として出力されているときには、本来なら、代表セルRSにも正常に補水が行われ、代表セルRSにおいて液面センサ25の検知電極25Cが電解液中に漬かった状態となって、電解液電位ゼロの検知信号の出力が停止されるべきであるにもかかわらず、給水タンク21の精製水不足や給水ポンプの故障、水漏れなどの何らかの異常が発生し、検知信号が出力され続けていると判断できるため、制御部40により警報部44が制御されて異常が発生している旨の警報が発せられると共に(S9)、ステップS8に移行して制御部40により給水ポンプ22の駆動が停止されて無駄な給水動作が強制停止される。
【0059】
従って、第2実施形態によれば、第1タイマカウンタ41の第1設定時間t1計時終了時点で、代表セルRSに設けた液面センサ25が検知信号の出力を停止しないときに、制御部40により何らかの異常が発生していると判断し、給水ポンプ22が停止されてバッテリ13への補水が停止されるため、異常の拡大や給水ポンプの無駄な動作を防止することができる。
【0060】
しかも、制御部40が異常と判断したとき、警報部44により警報が発せられるので、作業者は警報部44の警報により何らかの異常が発生して給水ポンプ22が停止状態にあることを容易に知ることができる。
【0061】
また、第2タイマカウンタ42による第2設定時間t2計時の間、給水ポンプ22の駆動が継続されるため、代表セルRSの液面を確実に満杯状態にすることができる。
【0062】
なお、上記した両実施形態では、方向制御弁30を分流弁34及び切換弁37により構成した場合について説明したが、方向制御弁30は、入水口及び2個の出水口を有する3ポート2位置型のものであってもよい。要するに、方向制御弁30の入水口が元給水管32により給水タンク21に接続され2個の出水口のうち一方が代表給水管36により代表セルRSに接続され他方が分流給水管33により代表セルRS以外のバッテリセルである各分流セルSSに接続され分流給水管33の圧力上昇により入水口を他方の出水口から一方の出水口に切り換え接続する構成であればよい。
【0063】
また、上記した両実施形態では、液面センサ25として、検知電極25Cを備えたものを使用した場合について説明したが、液面センサ25はこのような構成に限定されるものではなく、例えばフロート式もしくは静電容量式等であってもよいのは勿論である。つまり、液面センサとして、代表セルRSの電解液の液面が満杯状態から予め定めた所定量だけ低下したことを検知できれば、どのような構成であってもよい。
【0064】
更に、上記した両実施形態では、給水ポンプ22が作動中であることを報知する報知部を設けた場合について説明したが、このような報知部は必ずしも設けなくてもよい。
【0065】
また、上記した第2実施形態では、補水中の異常警報を発する警報部44を設けた場合について説明したが、このような警報部は必ずしも設ける必要はない。
【0066】
更に、上記した両実施形態では、本発明をカウンタバランス型フォークリフト1に適用した場合について説明したが、カウンタバランス型に限らず、その他のフォークリフトをはじめとする荷役車両、或いはバッテリを動力源とする電気自動車やその他の電気車両にも本発明を適用できるのはいうまでもなく、このような場合においても上記した第1、第2実施形態と同等の効果を得ることが可能である。
【0067】
また、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、代表セルの電解液液面が満杯状態から所定量低下すると、液面センサによりこの低下が検知されて給水ポンプが作動し、給水切換手段により、各バッテリセルのうち代表セル以外のバッテリセルに給水ポンプからの精製水が順次に補給され、これらのセルへの補水が完了した後に代表セルへの補水が行われ、液面センサからの検知信号の出力停止により給水ポンプが作動停止するため、代表セルの液面センサの働きによってバッテリの補水を自動的に開始して停止することができ、従来のように補水の時期を逸することもなく、しかも自動的に補水が行われることから、従来に比べて作業者の負担を大幅に軽減することが可能な補水装置を提供することができる。更に、液面センサは代表セルのみの1個で良いので、他のセルに余分なセンサを設ける必要がなく、簡単な構成で自動補水を実現できるものである。
【0069】
また、請求項2に記載の発明によれば、代表セル以外のバッテリセルに補水した後、最後に代表セルに補水し、全てのバッテリセルへの補水が完了した時点で自動的にポンプを停止して補水を終了することが可能になり、補水の開始から終了まで作業者の手を煩わせることがない。
【0070】
また、請求項3に記載の発明によれば、電解液の液面が低下するとフロートが下動し、フロートの下動に伴って弁体により給水口が開放され、補水により電解液の液面が上昇するとフロートが上動し、フロートの上動に伴って弁体により給水口が閉塞されるため、各バッテリセルの電解液液面が満杯状態になった時点で、自動的に給水口を閉塞することができ、過剰な補水を防止することが可能になる。
【0071】
また、請求項4に記載の発明によれば、分流給水管の各分岐口に代表セル以外のバッテリセルそれぞれの給水口をそれぞれ接続することで、分流給水管に送給される給水タンクからの精製水を、給水タンクに近いバッテリセルから順次に充填することが可能になる。
【0072】
また、請求項5に記載の発明によれば、例えば第1カウンタにより計時される第1設定時間として給水ポンプの駆動開始からすべてのバッテリセルへの補水を完了するのに十分な時間に設定しておくことにより、第1タイマカウンタの計時が終了した時点で液面センサからの検知信号の出力が停止していなければ、精製水不足や給水ポンプの故障、水漏れなどの何らかの異常が発生していると判断でき、このような場合に給水ポンプを停止することで、異常の拡大や給水ポンプの無駄な動作を防止することが可能になる。
【0073】
また、請求項6に記載の発明によれば、警報手段の警報により、作業者は何らかの異常が発生して給水ポンプが停止状態にあることを容易に知ることが可能になる。
【0074】
また、請求項7に記載の発明によれば、第2タイマカウンタの計時の間、給水ポンプの駆動を継続させることで、代表セルの液面を満杯状態にすることが可能になる。
【0075】
また、請求項8に記載の発明によれば、作業者は報知手段の報知により、給水ポンプが作動してバッテリへの補水を知ることが可能になる。
【0076】
また、請求項9に記載の発明によれば、荷役車両の駆動に使用するバッテリを自動的に補水することができ、荷役車両の運転者はバッテリの液面状況を気にすることなく荷役作業に専念することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態におけるカウンタバランス型フォークリフトの斜視図
である。
【図2】 この発明の第1実施形態における一部の概略構成の説明図である。
【図3】 この発明の第1実施形態における液面センサの一部の正面図である。
【図4】 この発明の第1実施形態における液面センサの動作説明図である。
【図5】 この発明の第1実施形態における止水弁機構の断面図である。
【図6】 この発明の第1実施形態における止水弁機構の一部の動作説明用断面図である
。
【図7】 この発明の第1実施形態における方向制御弁の動作説明用断面図である。
【図8】 この発明の第2実施形態における液面センサの動作説明図である。
【図9】 この発明の第2実施形態における制御系のブロック図である。
【図10】 この発明の第2実施形態における動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
1 カウンタバランス型フォークリフト(荷役車両)
13 バッテリ
13B バッテリセル
RS 代表セル
SS 分流セル
21 給水タンク
22 給水ポンプ
23 給水切換手段
25 液面センサ
28 止水弁機構
30 方向制御弁
32 元給水管
33 分流給水管
34 分流弁
36 代表給水管
37 切換弁
41 第1タイマカウンタ
42 第2タイマカウンタ
43 報知部
44 警報部
Claims (9)
- 容器内に充填された電解液及びこの電解液中に浸漬された電極をそれぞれ備え、バッテリを構成する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補水装置において、
精製水が充填され給水管により前記各バッテリセルに接続された給水タンクと、
前記各バッテリセルのうち予め選定された代表セルに設けられ前記電解液の液面が満杯状態から所定量低下したことを検知して検知信号を出力する液面センサと、
前記給水タンクから前記各バッテリセルに前記精製水を送給する給水ポンプと、
前記液面センサからの前記検知信号により前記給水ポンプを駆動し前記検知信号の出力停止により前記給水ポンプの駆動を停止する制御手段と、
前記給水ポンプと前記各バッテリセルとの間に設けられ前記代表セル以外の前記バッテリセルに前記給水ポンプからの前記精製水を順次に補水した後に前記代表セルに補水する給水切換手段とを備えていることを特徴とするバッテリの補水装置。 - 前記給水切換手段が、前記各バッテリセルの前記容器の給水口を開閉自在にそれぞれ設けられ前記電解液の液面が満杯状態になったときに前記容器の給水口を閉塞する止水弁機構と、入水口が元給水管により前記給水タンクに接続され2個の出水口のうち一方が代表給水管により前記代表セルに接続され他方が分流給水管により前記代表セル以外の前記バッテリセルに接続され前記分流給水管の圧力上昇により前記入水口を前記他方の出水口から前記一方の出水口に切り換え接続する方向制御弁とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの補水装置。
- 前記止水弁機構が、前記電解液の液面に浮遊して配設されたフロートと、前記電解液の液面の上下に伴う前記フロートの上下動により、前記給水口を開閉する弁体とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のバッテリの補水装置。
- 前記分流給水管の途中に形成された複数の分岐口に、前記代表セル以外の前記バッテリセルそれぞれの前記給水口がそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項2または3に記載のバッテリの補水装置。
- 前記液面センサからの前記検知信号の出力により予め設定された第1設定時間の計時を開始する第1タイマカウンタを備え、
前記制御手段は、前記第1タイマカウンタによる計時終了時点で前記液面センサからの前記検知信号の出力が停止しないときに異常と判断し、前記給水ポンプの作動を停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のバッテリの補水装置。 - 前記制御手段が異常と判断したとき警報を発する警報手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載のバッテリの補水装置。
- 前記液面センサからの前記検知信号の出力停止により予め設定された第2設定時間の計時を開始する第2タイマカウンタを備え、
前記制御手段は、前記第1タイマカウンタの計時終了までに前記液面センサからの前記検知信号が出力停止したときに、前記第2タイマカウンタによる計時の間、前記給水ポンプの駆動を継続し、前記第2タイマカウンタの計時終了により前記給水ポンプの駆動を停止することを特徴とする請求項5または6に記載のバッテリの補水装置。 - 前記給水ポンプが作動中であることを報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のバッテリの補水装置。
- 前記バッテリが、前記各バッテリセルを収容して荷役車両に搭載されるバッテリケースを備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のバッテリの補水装置。
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