JP2002358950A - バッテリの補水装置 - Google Patents

バッテリの補水装置

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JP2002358950A JP2001167334A JP2001167334A JP2002358950A JP 2002358950 A JP2002358950 A JP 2002358950A JP 2001167334 A JP2001167334 A JP 2001167334A JP 2001167334 A JP2001167334 A JP 2001167334A JP 2002358950 A JP2002358950 A JP 2002358950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリの補水を自動的に行え、作業者の負担
を軽減できるバッテリの補水装置を提供する。 【解決手段】補水装置は、精製水が充填され各バッテリ
セル13Bに接続された給水タンク21と、代表セルR
Sに取り付けられその電解液液面が満杯状態から所定量
だけ低下したことを検知して検知信号を出力する液面セ
ンサと、液面センサからの検知信号により作動して給水
タンク21から全てのバッテリセル13Bへの精製水の
送給を開始し検知信号の出力停止により作動停止する給
水ポンプ22と、給水ポンプ22と各バッテリセル13
Bとの間に設けられ代表セルRS以外の各分流セルSS
に給水ポンプ22からの精製水を順次に補水した後に代
表セルRSに補水する分流弁34及び切換弁37を備え
た給水切換手段23と、給水ポンプ22が作動中である
ことを報知する報知部とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリを構成
する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補水装
置に関し、特に自動補水を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、荷役車両であるフォークリフトの
駆動用バッテリは、バッテリセルと、これらのバッテリ
セルを収容したバッテリケースとを備え、車両本体に搭
載されて各部の駆動用電源として使用される。そして、
各バッテリセルは、容器内に充填された電解液及びこの
電解液中に浸漬されたプラス、マイナス電極をそれぞれ
備え、例えば、1個のバッテリセル当り2V、24個の
バッテリセルを備える場合、直列接続による合計で48
Vの端子電圧を発生する。
【0003】この種のバッテリでは、保守の良否によっ
てその寿命が大きく左右され、特に補水は非常に重要で
あり、バッテリの消耗に伴う液切れが生じたときに、サ
ルフェーションと呼ばれる充電不能現象に陥ってしまう
ためである。そこで、バッテリの長寿命化を図るため
に、精製水を適宜補給することが行われている。
【0004】このような補水は、従来、各バッテリセル
について1個ずつその給水口の蓋を開けて精製水を補充
するか、或いは、精製水を充填したタンクを所定の給水
場の高所に設置しておき、このタンクと各バッテリセル
の給水口とを給水管により接続し、タンクの位置エネル
ギを利用して各バッテリセルへの補水を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバッテ
リへの補水はあくまで手動により行われるため、作業が
非常に面倒で時間がかかり、作業者の負担が大きくなる
という問題点があった。また、補水すべき時期であるか
どうかを把握できないため、補水の時期が遅れることに
よって、バッテリの故障を招き、フォークリフトの動作
に支障をきたすおそれもあった。
【0006】そこで、本発明は、バッテリの補水を自動
的に行え、作業者の負担を軽減できるバッテリの補水装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、容器内に充填された電解液及びこの
電解液中に浸漬された電極をそれぞれ備え、バッテリを
構成する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補
水装置において、精製水が充填され給水管により前記各
バッテリセルに接続された給水タンクと、前記各バッテ
リセルのうち予め選定された代表セルに設けられ前記電
解液の液面が満杯状態から所定量低下したことを検知し
て検知信号を出力する液面センサと、前記給水タンクか
ら前記各バッテリセルに前記精製水を送給する給水ポン
プと、前記液面センサからの前記検知信号により前記給
水ポンプを駆動し前記検知信号の出力停止により前記給
水ポンプの駆動を停止する制御手段と、前記給水ポンプ
と前記各バッテリセルとの間に設けられ前記代表セル以
外の前記バッテリセルに前記給水ポンプからの前記精製
水を順次に補水した後に前記代表セルに補水する給水切
換手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、代表セルの電解
液液面が満杯状態から所定量低下すると、液面センサに
よりこの低下が検知されて給水ポンプが作動し、給水切
換手段により、各バッテリセルのうち代表セル以外のバ
ッテリセルに給水ポンプからの精製水が順次に補給さ
れ、これらのセルへの補水が完了した後に代表セルへの
補水が行われ、液面センサからの検知信号の出力停止に
より給水ポンプが作動停止する。そのため、代表セルの
液面センサの働きによってバッテリの補水を自動的に開
始して停止することができ、従来のように補水の時期を
逸することもなく、しかも自動的に補水が行われること
から、従来に比べて作業者の負担を大幅に軽減すること
ができる。
【0009】また、本発明は、前記給水切換手段が、前
記各バッテリセルの前記容器の給水口を開閉自在にそれ
ぞれ設けられ前記電解液の液面が満杯状態になったとき
に前記容器の給水口を閉塞する止水弁機構と、入水口が
前記給水管により前記給水タンクに接続され2個の出水
口のうち一方が前記給水管である代表管により前記代表
セルに接続され他方が前記給水管である分流管により前
記代表セル以外の前記バッテリセルに接続され前記分流
管の圧力上昇により前記入水口を前記他方の出水口から
前記一方の出水口に切り換え接続する方向制御弁とを備
えていることを特徴としている。
【0010】このような構成によれば、代表セル以外の
バッテリセルへの補水が開始する際には、これら代表セ
ル以外のバッテリセルの止水弁機構は動作せずに給水口
は開放されているため、分流管の圧力は低いままであ
り、方向制御弁の入水口は代表セル以外のバッテリセル
側の分流管に接続された出水口側に切り換わっており、
この状態で補水が進むと、代表セル以外のバッテリセル
の液面上昇に伴って止水弁機構により各々の給水口が順
次閉塞される。
【0011】そして、代表セル以外の全てのバッテリセ
ルの給水口が閉塞されると、分流管の圧力が上昇し、こ
れにより方向制御弁の入水口が代表セル側の代表管に接
続された出水口側に切り換え接続されるため、最後に代
表セルへの補水が開始され、代表セルの液面上昇に伴っ
て止水弁機構によりその給水口が閉塞されると共に、液
面センサからの検知信号の出力が停止されて給水ポンプ
の駆動が停止される。
【0012】そのため、全てのバッテリセルへの補水が
完了した時点で自動的にポンプを停止して補水を終了す
ることができ、補水の開始から終了まで作業者の手を煩
わせることがない。
【0013】また、本発明は、前記止水弁機構が、前記
電解液の液面に浮遊して配設されたフロートと、前記電
解液の液面の上下に伴う前記フロートの上下動により、
前記給水口を開閉する弁体とを備えていることを特徴と
している。
【0014】このような構成によれば、電解液の液面が
低下するとフロートが下動し、フロートの下動に伴って
弁体により給水口が開放され、補水により電解液の液面
が上昇するとフロートが上動し、フロートの上動に伴っ
て弁体により給水口が閉塞されるため、各バッテリセル
の電解液液面が満杯状態になった時点で、自動的に給水
口を閉塞することができ、過剰な補水を防止することが
できる。
【0015】また、本発明は、前記分流管の途中に形成
された複数の分岐口に、前記代表セル以外の前記バッテ
リセルそれぞれの前記給水口がそれぞれ接続されている
ことを特徴としている。
【0016】このような構成によれば、分流管の各分岐
口に代表セル以外のバッテリセルそれぞれの給水口をそ
れぞれ接続することで、分流管を送給される給水タンク
からの精製水を、給水タンクに近いバッテリセルから順
次に充填することができる。
【0017】また、本発明は、前記液面センサからの前
記検知信号の出力により予め設定された第1設定時間の
計時を開始する第1タイマカウンタを備え、前記制御手
段は、前記第1タイマカウンタによる計時終了時点で前
記液面センサからの前記検知信号の出力が停止しないと
きに異常と判断し、前記給水ポンプの作動を停止させる
ことを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、例えば第1カウ
ンタにより計時される第1設定時間として給水ポンプの
駆動開始からすべてのバッテリセルへの補水を完了する
のに十分な時間に設定しておくことにより、第1タイマ
カウンタの計時が終了した時点で液面センサからの検知
信号の出力が停止していなければ、給水タンクの精製水
不足や給水ポンプの故障、水漏れなどの何らかの異常が
発生していると判断でき、このような場合に給水ポンプ
を停止することで、異常の拡大や給水ポンプの無駄な動
作を防止することができる。
【0019】また、本発明は、前記制御手段が異常と判
断したとき警報を発する警報手段を備えていることを特
徴としている。このような構成によれば、警報手段の警
報により、作業者は何らかの異常が発生して給水ポンプ
が停止状態にあることを容易に知ることができる。
【0020】また、本発明は、前記液面センサからの前
記検知信号の出力停止により予め設定された第2設定時
間の計時を開始する第2タイマカウンタを備え、前記制
御手段は、前記第1タイマカウンタの計時終了までに前
記液面センサからの前記検知信号が出力停止したとき
に、前記第2タイマカウンタによる計時の間、前記給水
ポンプの駆動を継続し、前記第2タイマカウンタの計時
終了により前記給水ポンプの駆動を停止することを特徴
としている。
【0021】このような構成によれば、第2タイマカウ
ンタの計時の間、給水ポンプの駆動を継続させること
で、代表セルの電解液の液面を満杯状態にすることがで
きる。
【0022】また、本発明は、前記給水ポンプが作動中
であることを報知する報知手段を備えていることを特徴
としている。このような構成によれば、作業者は報知手
段の報知により、給水ポンプが作動してバッテリへの補
水を知ることができる。
【0023】また、本発明は、前記バッテリが、前記各
バッテリセルを収容して荷役車両に搭載されるバッテリ
ケースを備えていることを特徴としている。このような
構成によれば、荷役車両の駆動に使用するバッテリを自
動的に補水することができ、荷役車両の運転者はバッテ
リの液面状況を気にすることなく荷役作業に専念するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)この発明を荷役
車両であるカウンタバランス型フォークリフトに適用し
た場合の第1実施形態について図1ないし図7を参照し
て説明する。但し、図1はカウンタバランス型フォーク
リフトの斜視図、図2は一部の概略構成の説明図、図3
は液面センサの一部の正面図、図4は液面センサの動作
説明図、図5は止水弁機構の断面図、図6は止水弁機構
の一部の動作説明用断面図、図7は方向制御弁の動作説
明用断面図である。
【0025】第1実施形態におけるカウンタバランス型
フォークリフトは、例えば図1に示すように構成されて
いる。即ち、図1に示すように、カウンタバランス型フ
ォークリフト1は、運転席2が設けられた車体3と、車
体3の前部に配設された一対のマスト4と、両マスト4
にリフトブラケット5をそれぞれ介して配設される一対
のフォーク6とにより構成されている。
【0026】更に、図1に示すように、運転席2の足元
のフロア部8には、アクセルペダル9及びブレーキペダ
ル10が車体3の内部から突出して配設され、運転席2
の後部には座席12が設けられ、この座席12下方の車
体3内部に走行モータや油圧モータ等の駆動用電源であ
る48Vのバッテリ(図1では図示省略)が収容されて
いる。
【0027】ここで、図2に示すように、金属製のバッ
テリケース13A内に、24個のバッテリセル13Bが
収納されて上記したバッテリ13が構成されており、各
バッテリセル13Bは、それぞれ樹脂容器内に電解液が
充填され、この電解液中にプラス電極及びマイナス電極
が浸漬されて形成されている。そして、図1に示すよう
に、バッテリケース13Aの上面を開閉自在に閉塞する
蓋板14に座席12が取り付けられ、車体3の座席12
下方の車体3内部にバッテリ13が収容されている。
【0028】また、カウンタバランス型フォークリフト
1には、バッテリ13に自動的に補水するために、以下
に詳述するような補水装置が設けられている。
【0029】即ち、この補水装置は、図2に示すよう
に、精製水が充填され各バッテリセル13Bに接続され
た給水タンク21と、各バッテリセル13Bのうち予め
選定された1個の代表セルRSに取り付けられこの代表
セルRSの電解液の液面が満杯状態から予め定められた
所定量だけ低下したことを検知して検知信号を出力する
液面センサと、この液面センサからの検知信号により作
動して給水タンク21から全てのバッテリセル13Bへ
の精製水の送給を開始し検知信号の出力停止により作動
停止する給水ポンプ22と、この給水ポンプ22と各バ
ッテリセル13Bとの間に設けられ代表セルRS以外の
バッテリセル(以下、これらを分流セルSSと称する)
に給水ポンプ22からの精製水を順次に補水した後に代
表セルRSに補水する給水切換手段23と、運転席2等
に配設され給水ポンプ22が作動中であることを報知す
るLEDなどの発光手段或いはブザー等から成る報知部
(報知手段に相当)とを備えている。尚、液面センサか
らの検知信号は、図示しないCPU等から成る制御部
(制御手段に相当)に入力され、この制御部により液面
センサからの検知信号の出力、出力停止が認識されて給
水ポンプ22の作動制御が行われる。
【0030】ところで、例えば図3に示すように、上記
した液面センサ25は、代表セルRSの容器に形成され
たセンサ取付口(図示せず)に開閉自在に取り付けられ
るキャップ25Aと、このキャップ25Aを貫通した絶
縁性の導入チューブ25Bと、この導入チューブ25B
内を導入されて導入チューブ25Bの下端から露出され
た先端が電解液中に挿入される検知電極25Cとを備え
ている。
【0031】この検知電極25Cが、代表セルRSの容
器内の電解液中に浸漬されたプラス電極とマイナス電極
との間に挟まれるように電解液中に挿入される。このと
き、代表セルRSの電解液の液面が満杯状態から予め設
定された所定量だけ低下したところに検知電極25Cの
露出先端が位置するように、導入チューブ25Bの長さ
及び検知電極25Cの長さが調整されている。但し、こ
の場合における「所定量」とは、電解液の液面がサルフ
ェーションを生じるまで低下した状態よりも遙かに高い
液面位置までの低下量であって、満杯状態よりも少し液
面位置が下がった程度の量に設定するのが望ましい。
【0032】そして、代表セルRSの電解液の液面が満
杯状態であれば、図4(a)に示すように、検知電極2
5Cの先端は電解液中に浸かっているため、検知電極2
5Cはマイナス電極よりも高い電解液電位を有する。一
方、図4(b)に示すように、電解液の液面が満杯状態
(図4(b)中の1点鎖線)から所定量Δdだけ低下す
れば、検知電極25Cの先端が電解液から露出するた
め、検知電極25Cの電解液電位がなくなって電解液液
面の低下が検知され、この電解液電位のゼロが検知信号
として出力される。
【0033】また、上記した給水切換手段23は、図5
及び図6に示すような止水弁機構28と、方向制御弁3
0とを備えている。
【0034】止水弁機構28は、図5に示すように、各
バッテリセル13Bの容器の給水口部分に取り付けられ
る本体28Aと、この本体28Aに取り付けられ給水ポ
ンプ22に接続される給水管(図示せず)の途中に形成
された複数の分岐口に接続される分岐接続体28Bと、
本体28Aに結合され分岐接続体28Bを介して給水管
の分岐口とバッテリセル13Bの給水口とを連通する連
通口28Cが内部に形成された支持体28Dと、支持体
28Dに支持され電解液に浮遊して配設され電解液の液
面の上下に伴って上下動するフロート28Eと、支持体
28D内に収容されフロート28Eの上下動により支持
体28D内の連通口28Cを開閉する弁体28Fとを備
えている。
【0035】このような止水弁機構28は、バッテリセ
ル13Bの容器内の電解液液面が満杯状態のときにはフ
ロート28Eが上動して連通口28Cを閉塞するため、
給水ポンプ22に接続された給水管の分岐口とバッテリ
セル13Bの給水口とは連通されず、バッテリセル13
Bの給水口が閉塞状態となって給水管を介した精製水が
補充されることはない。
【0036】一方、バッテリセル13Bの容器内の電解
液液面が満杯状態から低下すると、フロート28Eが下
動して連通口28Cを開放するため、給水ポンプ22に
接続された給水管の分岐口とバッテリセル13Bの給水
口とが連通され、バッテリセル13Bの給水口が開放状
態となって給水管を介した精製水の補充が可能な状態に
なる。
【0037】尚、図6(a),(b)に示すように、連
通口28C周辺の弁体受部28Gの外周面がほぼ球面状
に形成されているため、図6(a)に示すようにフロー
ト28Eの上動により弁体28Fが傾斜せずに上動する
場合は勿論のこと、図6(b)に示すように、フロート
28Eの上動により弁体28Fが傾斜したまま上動して
も、弁体28Fは連通口28C周縁の弁体受部28Gに
隙間なく当接することができ、弁体28Fによって連通
口28Cを確実に閉塞することができる。
【0038】次に、方向制御弁30は、図2に示すよう
に、給水管32により入水口が給水ポンプ22に接続さ
れ2個の出水口のうち一方が給水管である分流管33に
より代表セルRS以外のバッテリセル13Bである各分
流セルSSに接続された分流弁34と、一方のポートが
分流弁34の他方の出水口に接続され他方のポートが給
水管である代表管36を介して代表セルRSに接続され
た2ポート2位置の切換弁37とにより構成されてい
る。
【0039】ところで、図2に示すように、代表セルR
Sはバッテリケース13A内の一側中央に配置され、こ
の代表セルRSの給水口及びこれと同じ列方向に配設さ
れた各分流セルSSの各給水口が1本の中央管36Aに
より接続され、行方向に配列された各分流セルSSの給
水口が支管36Bにより接続され、代表セルRSの給水
口及びこれを含む行方向の分流セルRSSの給水口が支
管36Bにより接続されており、中央管36A及びいず
れかの支管36Bが、上記した代表管36及び分流管3
3にそれぞれ接続されている。このような接続にするこ
とで、中央管36Aから各支管36Bに均等に素早く精
製水が送給され、各バッテリセル13Bへの補水を迅速
に行うことができる。
【0040】このとき、切換弁37の切換入力は分流管
33の水圧であり、図7(a)に示すように、この水圧
によって切換弁37を構成する弁部材37Aに加わる力
がばね部材37Bの付勢力よりも小さいと、弁部材37
Aがばね部材37Bの付勢力によって閉塞方向に付勢さ
れ、切換弁37は閉じた状態となり、分流管33の水圧
によって切換弁37を構成する弁部材37Aに加わる力
がばね部材37Bの付勢力よりも大きくなると、図7
(b)に示すように、弁部材37Aが水圧によりばね部
材37Bの付勢力に抗して開放方向に付勢され、切換弁
37は開いた状態となる。
【0041】次に、このような補水装置の動作について
説明する。いま、代表セルRSの電解液の液面が満杯状
態から所定量だけ低下すると、液面センサ25によりこ
の液面低下が検知されて電解液電位“ゼロ”に相当する
検知信号が出力され、給水ポンプ22が制御部によって
自動的に作動開始される。
【0042】そして、給水ポンプ22が作動開始したと
きには、切換弁37を開状態に切り換えるほど分流管3
3の水圧が高くないことから、図7(a)に示すよう
に、切換弁37は閉じた状態であり、給水ポンプ22の
作動によって給水タンク21の精製水は、分流弁34か
ら分流管33を介して各分流セルSSに送給され、給水
ポンプ22に近い上流側の分流セルSSから補水が行わ
れていく。
【0043】続いて、各分流セルSSへの補水が順次完
了すると、上記した止水弁機構28の動作によって各分
流セルSSの給水口が順次閉塞され、分流管33の水圧
が上昇するため、図7(b)に示すように、切換弁37
は開いた状態に切り換わり、給水ポンプ22の作動によ
って給水タンク21の精製水は、分流弁34から代表管
36を介して代表セルRSに送給され、最後に代表セル
RSへの補水が行われる。
【0044】更に、代表セルRSの補水が完了すると、
止水弁機構28の動作により代表セルRSの給水口が閉
塞されると共に、液面センサ25による電解液電位がゼ
ロでなくなり、上記した電解液電位“ゼロ”に相当する
検知信号の出力が停止されるため、給水ポンプ22が制
御部によって自動的に作動停止される。
【0045】従って、第1実施形態によれば、代表セル
RSに設けた液面センサ25の働きにより、バッテリ1
3の補水を自動的に開始すると共に停止することができ
るため、従来のようにバッテリ13の補水の時期を逸し
てしまうことを防止できる。
【0046】しかも、自動的にバッテリ13の補水が行
われることから、従来に比べて作業者の負担を大幅に軽
減することができ、フォークリフト1の運転者はバッテ
リ13の液面状況を気にすることなく荷役作業に専念す
ることができる。
【0047】また、各バッテリセル13Bに止水弁機構
28を設けたため、各バッテリセル13Bの電解液液面
が満杯状態になった時点で、自動的に給水口を閉塞する
ことができ、過剰な補水を防止することができる。
【0048】更に、作業者は報知部の報知により、給水
ポンプ22が作動してバッテリ13への補水が自動的に
行われていることを容易に知ることができる。
【0049】(第2実施形態)この発明を荷役車両であ
るカウンタバランス型フォークリフトに適用した場合の
第2実施形態について図8ないし図10を参照して説明
する。但し、図8は液面センサの動作説明図、図9は制
御系のブロック図、図10は動作説明用のフローチャー
トである。尚、本実施形態におけるカウンタバランス型
フォークリフト及び補水装置の基本的な構成は、上記し
た第1実施形態と同じであるため、以下では、図1ない
し図7も参照しつつ、主として第1実施形態と相違する
点について説明する。
【0050】本実施形態においても、代表セルRSに液
面センサ25を設けるが、ここでは、図8に示すよう
に、液面センサ25の検知電極25Cの先端は、第1実
施形態の場合(図4参照)に比べて深く電解液中に挿入
されている。そのため、代表セルRSの電解液の液面
が、図8中の破線に示すように、満杯状態(図8中の1
点鎖線)から予め設定されたΔe(>Δd;図4参照)
まで低下したところに、検知電極25Cの露出先端が位
置するように、導入チューブ25Bの長さ及び検知電極
25Cの長さが調整されている。こうすることで、代表
セルRSの電解液液面が満杯の状態から低下し、液面セ
ンサ25から検知信号が出力されるまでの時間間隔を長
くでき、補水の頻度を第1実施形態の場合よりも減らす
ようにしている。但し、Δeだけ低下した電解液の液面
は、サルフェーションを生じるまで低下した状態よりも
まだ十分に高い液面位置である。
【0051】続いて、補水装置の制御系の構成について
説明すると、図9に示すように、代表セルRSの電解液
の液面が低下し、液面センサ25からCPU等から成る
制御部40(制御手段に相当)に電解液電位“ゼロ”の
検知信号が出力され、制御部40により、給水ポンプ2
2が駆動されて給水タンク21から各バッテリセル13
Bへの精製水が送給開始される。それと同時に、制御部
40により第1タイマカウンタ41が制御されて第1タ
イマカウンタ41により第1設定時間t1(例えば、3
分)の計時が開始される。このときの第1設定時間t1
は、給水ポンプ22を駆動開始してから、全てのバッテ
リセル13Bへの補水を完了するのに十分な時間に設定
しておくのが望ましい。更に、給水ポンプ22が駆動さ
れている間、制御部40により、例えばLEDから成る
報知部43が制御されてそのLEDが点灯し、給水ポン
プ22の作動中が報知される。
【0052】また、第1タイマカウンタ41が第1設定
時間t1の計時を終了すると、その時点で液面センサ2
5からの検知信号の出力があるかどうかが制御部40に
より判断され、検知信号の出力が継続して停止されない
ときには、制御部40により、給水タンク21の精製水
不足や給水ポンプ22の故障、給水管32における水漏
れなどの何らかの異常が発生していると判断され、制御
部40により警報部44(警報手段に相当)が制御され
て異常発生を知らせる警報が発せられる。尚、この場合
の警報部44にはブザーやLEDを用いて聴覚や視覚に
訴えるようにすればよく、その他にフォークリフト1に
既設の液晶ディスプレイを兼用して警報メッセージを表
示するようにしても構わない。
【0053】また、第1タイマカウンタ41による第1
設定時間t1の計時終了までに、制御部40により液面
センサ25からの検知信号の出力停止が検知されたとき
には、制御部40により、第1タイマカウンタ41がリ
セットされると共に、第2タイマカウンタ42が制御さ
れて第2設定時間t2(<t1)の計時が開始され、給
水ポンプ22の駆動が継続されて代表セルRSへの補水
が第2設定時間t2の時間継続される。このときの第2
設定時間t2は、第1タイマカウンタ41による第1設
定時間t1の計時終了時点から、給水ポンプ22の継続
駆動により、図8に示すように代表セルRSの電解液の
液面をΔfだけ上昇させて満杯状態にするのに十分な時
間に設定するのが望ましく、予め実験的にt2の最適値
を求めておけばよい。
【0054】次に、一連の動作について図10のフロー
チャートを参照して説明する。いま、図10に示すよう
に、代表セルRSの電解液の液面が低下し、液面センサ
25から電解液電位ゼロの検知信号が出力されると(S
1)、制御部40によりバッテリセル13Bの液面が低
下して精製水の補給が必要と判断され、制御部40によ
り、給水ポンプ22の駆動が開始されて給水タンク21
から給水切換手段23を介してバッテリセル13Bへ精
製水の補水が開始されると同時に、第1タイマカウンタ
41による第1設定時間t1の計時が開始される(S
2)。
【0055】このとき、給水ポンプ22の作動開始直後
には、分流管33の水圧が高くないことから切換弁37
は閉じた状態にあるので、精製水は、代表セルRS以外
の分流セルSSであって給水タンク21の近い上流側の
分流セルSSから補水が開始される。
【0056】そして、制御部40により液面センサ25
から検知信号の出力があるか否かの判定がなされ(S
3)、この判定結果がYESであれば、第1タイマカウ
ンタ41による第1設定時間t1の計時が終了したか否
かの判定がなされ(S4)、この判定結果がNOであれ
ばステップS3に戻り、ステップS3の判定結果がNO
であるときには、各分流セルSSへの補水が終了して代
表セルRSにも正常に補水が行われ、代表セルRSにお
いて液面センサ25の検知電極25Cが電解液中に漬か
った状態となって、電解液電位ゼロの検知信号の出力は
ないと判断できるため、制御部40により第1タイマカ
ウンタ41がリセットされた後(S5)、制御部40に
より第2タイマカウンタ42が制御されて第2タイマカ
ウンタ42による第2設定時間t2の計時が開始される
(S6)。
【0057】その後、第2タイマカウンタ42による第
2設定時間t2の計時が終了したか否かの判定がなされ
(S7)、この判定結果がNOであれば判定結果がYE
Sになるまでこの判定が繰り返され、判定結果がYES
になれば、第2設定時間t2の給水ポンプ22の継続駆
動によって、上記したように代表セルRSの液面が満杯
状態となっているため、制御部40により給水ポンプ2
2の駆動が停止され(S8)、その後動作は終了する。
【0058】一方、上記したステップS4の判定結果が
YES、つまり第1設定時間t1の経過時点で液面セン
サ25からの検知信号が依然として出力されているとき
には、本来なら、代表セルRSにも正常に補水が行わ
れ、代表セルRSにおいて液面センサ25の検知電極2
5Cが電解液中に漬かった状態となって、電解液電位ゼ
ロの検知信号の出力が停止されるべきであるにもかかわ
らず、給水タンク21の精製水不足や給水ポンプの故
障、水漏れなどの何らかの異常が発生し、検知信号が出
力され続けていると判断できるため、制御部40により
警報部44が制御されて異常が発生している旨の警報が
発せられると共に(S9)、ステップS8に移行して制
御部40により給水ポンプ22の駆動が停止されて無駄
な給水動作が強制停止される。
【0059】従って、第2実施形態によれば、第1タイ
マカウンタ41の第1設定時間t1計時終了時点で、代
表セルRSに設けた液面センサ25が検知信号の出力を
停止しないときに、制御部40により何らかの異常が発
生していると判断し、給水ポンプ22が停止されてバッ
テリ13への補水が停止されるため、異常の拡大や給水
ポンプの無駄な動作を防止することができる。
【0060】しかも、制御部40が異常と判断したと
き、警報部44により警報が発せられるので、作業者は
警報部44の警報により何らかの異常が発生して給水ポ
ンプ22が停止状態にあることを容易に知ることができ
る。
【0061】また、第2タイマカウンタ42による第2
設定時間t2計時の間、給水ポンプ22の駆動が継続さ
れるため、代表セルRSの液面を確実に満杯状態にする
ことができる。
【0062】なお、上記した両実施形態では、方向制御
弁30を分流弁34及び切換弁37により構成した場合
ついて説明したが、方向制御弁30は、入水口及び2個
の出水口を有する3ポート2位置型のものであってもよ
い。要するに、方向制御弁30の入水口が給水管32に
より給水タンク21に接続され2個の出水口のうち一方
が代表管36により代表セルRSに接続され他方が分流
管33により代表セルRS以外のバッテリセルである各
分流セルSSに接続され分流管33の圧力上昇により入
水口を他方の出水口から一方の出水口に切り換え接続す
る構成であればよい。
【0063】また、上記した両実施形態では、液面セン
サ25として、検知電極25Cを備えたものを使用した
場合について説明したが、液面センサ25はこのような
構成に限定されるものではなく、例えばフロート式もし
くは静電容量式等であってもよいのは勿論である。つま
り、液面センサとして、代表セルRSの電解液の液面が
満杯状態から予め定めた所定量だけ低下したことを検知
できれば、どのような構成であってもよい。
【0064】更に、上記した両実施形態では、給水ポン
プ22が作動中であることを報知する報知部を設けた場
合について説明したが、このような報知部は必ずしも設
けなくてもよい。
【0065】また、上記した第2実施形態では、補水中
の異常警報を発する警報部44を設けた場合について説
明したが、このような警報部は必ずしも設ける必要はな
い。
【0066】更に、上記した両実施形態では、本発明を
カウンタバランス型フォークリフト1に適用した場合に
ついて説明したが、カウンタバランス型に限らず、その
他のフォークリフトをはじめとする荷役車両、或いはバ
ッテリを動力源とする電気自動車やその他の電気車両に
も本発明を適用できるのはいうまでもなく、このような
場合においても上記した第1、第2実施形態と同等の効
果を得ることが可能である。
【0067】また、本発明は上記した各実施形態に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0068】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、代表セルの電解液液面が満杯状態から所定量低
下すると、液面センサによりこの低下が検知されて給水
ポンプが作動し、給水切換手段により、各バッテリセル
のうち代表セル以外のバッテリセルに給水ポンプからの
精製水が順次に補給され、これらのセルへの補水が完了
した後に代表セルへの補水が行われ、液面センサからの
検知信号の出力停止により給水ポンプが作動停止するた
め、代表セルの液面センサの働きによってバッテリの補
水を自動的に開始して停止することができ、従来のよう
に補水の時期を逸することもなく、しかも自動的に補水
が行われることから、従来に比べて作業者の負担を大幅
に軽減することが可能な補水装置を提供することができ
る。更に、液面センサは代表セルのみの1個で良いの
で、他のセルに余分なセンサを設ける必要がなく、簡単
な構成で自動補水を実現できるものである。
【0069】また、請求項2に記載の発明によれば、代
表セル以外のバッテリセルに補水した後、最後に代表セ
ルに補水し、全てのバッテリセルへの補水が完了した時
点で自動的にポンプを停止して補水を終了することが可
能になり、補水の開始から終了まで作業者の手を煩わせ
ることがない。
【0070】また、請求項3に記載の発明によれば、電
解液の液面が低下するとフロートが下動し、フロートの
下動に伴って弁体により給水口が開放され、補水により
電解液の液面が上昇するとフロートが上動し、フロート
の上動に伴って弁体により給水口が閉塞されるため、各
バッテリセルの電解液液面が満杯状態になった時点で、
自動的に給水口を閉塞することができ、過剰な補水を防
止することが可能になる。
【0071】また、請求項4に記載の発明によれば、分
流管の各分岐口に代表セル以外のバッテリセルそれぞれ
の給水口をそれぞれ接続することで、分流管を送給され
る給水タンクからの精製水を、給水タンクに近いバッテ
リセルから順次に充填することが可能になる。
【0072】また、請求項5に記載の発明によれば、例
えば第1カウンタにより計時される第1設定時間として
給水ポンプの駆動開始からすべてのバッテリセルへの補
水を完了するのに十分な時間に設定しておくことによ
り、第1タイマカウンタの計時が終了した時点で液面セ
ンサからの検知信号の出力が停止していなければ、精製
水不足や給水ポンプの故障、水漏れなどの何らかの異常
が発生していると判断でき、このような場合に給水ポン
プを停止することで、異常の拡大や給水ポンプの無駄な
動作を防止することが可能になる。
【0073】また、請求項6に記載の発明によれば、警
報手段の警報により、作業者は何らかの異常が発生して
給水ポンプが停止状態にあることを容易に知ることが可
能になる。
【0074】また、請求項7に記載の発明によれば、第
2タイマカウンタの計時の間、給水ポンプの駆動を継続
させることで、代表セルの液面を満杯状態にすることが
可能になる。
【0075】また、請求項8に記載の発明によれば、作
業者は報知手段の報知により、給水ポンプが作動してバ
ッテリへの補水を知ることが可能になる。
【0076】また、請求項9に記載の発明によれば、荷
役車両の駆動に使用するバッテリを自動的に補水するこ
とができ、荷役車両の運転者はバッテリの液面状況を気
にすることなく荷役作業に専念することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態におけるカウンタバラ
ンス型フォークリフトの斜視図である。
【図2】この発明の第1実施形態における一部の概略構
成の説明図である。
【図3】この発明の第1実施形態における液面センサの
一部の正面図である。
【図4】この発明の第1実施形態における液面センサの
動作説明図である。
【図5】この発明の第1実施形態における止水弁機構の
断面図である。
【図6】この発明の第1実施形態における止水弁機構の
一部の動作説明用断面図である。
【図7】この発明の第1実施形態における方向制御弁の
動作説明用断面図である。
【図8】この発明の第2実施形態における液面センサの
動作説明図である。
【図9】この発明の第2実施形態における制御系のブロ
ック図である。
【図10】この発明の第2実施形態における動作説明用
フローチャートである。
【符号の説明】
1 カウンタバランス型フォークリフト(荷役車
両) 13 バッテリ 13B バッテリセル RS 代表セル SS 分流セル 21 給水タンク 22 給水ポンプ 23 給水切換手段 25 液面センサ 28 止水弁機構 30 方向制御弁 32 給水管 33 分流管 34 分流弁 36 代表管 37 切換弁 41 第1タイマカウンタ 42 第2タイマカウンタ 43 報知部 44 警報部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に充填された電解液及びこの電解
    液中に浸漬された電極をそれぞれ備え、バッテリを構成
    する複数個のバッテリセルに補水するバッテリの補水装
    置において、 精製水が充填され給水管により前記各バッテリセルに接
    続された給水タンクと、 前記各バッテリセルのうち予め選定された代表セルに設
    けられ前記電解液の液面が満杯状態から所定量低下した
    ことを検知して検知信号を出力する液面センサと、 前記給水タンクから前記各バッテリセルに前記精製水を
    送給する給水ポンプと、 前記液面センサからの前記検知信号により前記給水ポン
    プを駆動し前記検知信号の出力停止により前記給水ポン
    プの駆動を停止する制御手段と、 前記給水ポンプと前記各バッテリセルとの間に設けられ
    前記代表セル以外の前記バッテリセルに前記給水ポンプ
    からの前記精製水を順次に補水した後に前記代表セルに
    補水する給水切換手段とを備えていることを特徴とする
    バッテリの補水装置。
  2. 【請求項2】 前記給水切換手段が、前記各バッテリセ
    ルの前記容器の給水口を開閉自在にそれぞれ設けられ前
    記電解液の液面が満杯状態になったときに前記容器の給
    水口を閉塞する止水弁機構と、入水口が前記給水管によ
    り前記給水タンクに接続され2個の出水口のうち一方が
    前記給水管である代表管により前記代表セルに接続され
    他方が前記給水管である分流管により前記代表セル以外
    の前記バッテリセルに接続され前記分流管の圧力上昇に
    より前記入水口を前記他方の出水口から前記一方の出水
    口に切り換え接続する方向制御弁とを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載のバッテリの補水装置。
  3. 【請求項3】 前記止水弁機構が、前記電解液の液面に
    浮遊して配設されたフロートと、前記電解液の液面の上
    下に伴う前記フロートの上下動により、前記給水口を開
    閉する弁体とを備えていることを特徴とする請求項2に
    記載のバッテリの補水装置。
  4. 【請求項4】 前記分流管の途中に形成された複数の分
    岐口に、前記代表セル以外の前記バッテリセルそれぞれ
    の前記給水口がそれぞれ接続されていることを特徴とす
    る請求項2または3に記載のバッテリの補水装置。
  5. 【請求項5】 前記液面センサからの前記検知信号の出
    力により予め設定された第1設定時間の計時を開始する
    第1タイマカウンタを備え、 前記制御手段は、前記第1タイマカウンタによる計時終
    了時点で前記液面センサからの前記検知信号の出力が停
    止しないときに異常と判断し、前記給水ポンプの作動を
    停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のバッテリの補水装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が異常と判断したとき警報
    を発する警報手段を備えていることを特徴とする請求項
    5に記載のバッテリの補水装置。
  7. 【請求項7】 前記液面センサからの前記検知信号の出
    力停止により予め設定された第2設定時間の計時を開始
    する第2タイマカウンタを備え、 前記制御手段は、前記第1タイマカウンタの計時終了ま
    でに前記液面センサからの前記検知信号が出力停止した
    ときに、前記第2タイマカウンタによる計時の間、前記
    給水ポンプの駆動を継続し、前記第2タイマカウンタの
    計時終了により前記給水ポンプの駆動を停止することを
    特徴とする請求項5または6に記載のバッテリの補水装
    置。
  8. 【請求項8】 前記給水ポンプが作動中であることを報
    知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載のバッテリの補水装置。
  9. 【請求項9】 前記バッテリが、前記各バッテリセルを
    収容して荷役車両に搭載されるバッテリケースを備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記
    載のバッテリの補水装置。
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