JPH11302759A - 高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシート - Google Patents
高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシートInfo
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- JPH11302759A JPH11302759A JP11114798A JP11114798A JPH11302759A JP H11302759 A JPH11302759 A JP H11302759A JP 11114798 A JP11114798 A JP 11114798A JP 11114798 A JP11114798 A JP 11114798A JP H11302759 A JPH11302759 A JP H11302759A
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Abstract
せることができ、これにより、熱交換器の長寿命化を可
能にする高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシー
トを提供する。 【解決手段】 高耐食性アルミニウム合金製ブレージン
グシートは、アルミニウム合金板材からなる心材と、ア
ルミニウム合金板材からなり前記心材の少なくとも一方
の面上に配置されZnを含有する中間層と、前記心材及
び中間層からなる合せ板の外側両面上に配置されZnを
含有するアルミニウム合金製ろう材と、を有する。そし
て、前記中間層のZn含有量をA、前記アルミニウム合
金製ろう材のうち前記中間層側に配置されたもののZn
含有量をBとしたとき、Aは0.5乃至3重量%であ
り、Bは1重量%以下であり、AとBとの和は1乃至3
重量%であり、前記中間層の厚さは、90μm以上であ
って全体の厚さの30%以下である。
Description
タ、ヒータコア及びオイルクーラ等のように、アルミニ
ウム合金を腐食させる危険性がある水系媒体の通路を有
する製品に使用されるブレージングシートに関し、特
に、水系媒体側のろう付によって製造された後の製品の
耐食性、より好ましくはろう付フィレットの耐食性を高
め、熱交換器の長寿命化を図った高耐食性アルミニウム
合金製ブレージングシートに関する。
いては、アルミニウム合金製のブレージングシートが広
く使用されている。特に、アルミニウム合金を腐食させ
る危険性がある水系媒体の通路を有する製品に使用され
るブレージングシートとしては、従来より、心材の両面
にろう材を配置した3層構造のブレージングシート、又
は心材の水系媒体通路側となる一方の面上に犠牲陽極層
を配置すると共に、心材の他方の面上にろう材を配置し
た3層構造のブレージングシートがある。また、熱交換
器を製造するためのろう付加熱時に、ろう材の成分であ
るSiが心材に拡散されることを防止するために、心材
の水系媒体通路側となる面上又は心材の両面上に犠牲陽
極層又は中間層を配置し、これらの両面上にろう材を配
置した4層又は5層構造のブレージングシートもある。
いては、心材としてJIS A3003合金材、ろう材
としてAl−Si系合金材又はAl−Si−Mg系合金
材が使用されており、犠牲陽極又は中間層としてJIS
A7072合金材等のAl−Zn系合金材又はAl−
Zn−Mg系合金材が使用されている。
ブレージングシートとしては、例えば、心材の両面上に
ろう材を配置したブレージングシートが公知である(特
開平2−50934号公報等)。また、心材の水系媒体
通路側となる面上に犠牲陽極を配置すると共に、他方の
面上にろう材を配置したブレージングシートが開示され
ている(特開昭59−74284号公報等)。しかし、
これらの従来のブレージングシートは3層構造であるた
め、水系媒体通路側にろう材を配置する必要がある場合
には適用することができない。4層又は5層以上構造の
ブレージングシートとしては、心材の水系媒体通路側と
なる一方の面上に犠牲陽極を配置すると共に、他方の面
上に中間層及びろう材を順次配置したブレージングシー
トが開示されている(特開平4−36600号公報)。
トにおいては、中間層としてAl−Zn系合金材が使用
されており、ろう材としてAl−Si−Zn系合金が使
用されたものが記載されている(社団法人自動車技術
会,JSAE1996年秋季大会,学術講演会前刷集,
No.966,pp.97−100)。
シートは、従来の犠牲層を有する3層構造のブレージン
グシートと比較して、犠牲層と心材との電位差を大きく
しているので、Znの犠牲防食効果が高められて、耐食
性を向上させることができる。
せる虞がある水系媒体の通路側にろう材を配置する必要
がある場合には、心材と水系媒体の通路側となるろう材
との間に、犠牲層又は中間層を配置して4層又は5層構
造のブレージングシートを作製することにより、熱交換
器の耐食性を向上させることができる。
おいては、例えば、ろう材及び中間層にZnを添加する
と、ろう付後におけるろう材中のZn濃度を高い状態で
維持することができ、ろう材の表面と心材との電位差が
所定値以上となるように確保される。このように、Zn
による犠牲陽極効果を高めることにより、ブレージング
シート表面の腐食がその表面に平行な方向に広がるの
で、シートの厚さ方向への浸食が抑制されて、耐食性を
向上させることができる。
は5層以上構造を有しZnによって犠牲陽極効果が高め
られたブレージングシートを使用した場合においても、
ろう材と中間層とのZn含有量のバランス及び心材中の
Zn含有量が適切に規制されていないと、使用環境によ
っては、ろう付後のフィレットにおけるZnの濃化が過
剰に進行するという問題点がある。フィレットにおいて
Znの濃化が過剰に進行すると、フラット部が腐食する
以前に優先的にフィレットが腐食してしまい、ブレージ
ングシートを長期間安定して使用することが困難とな
る。
合には、ろう材表面から心材へ向けてのZn濃度勾配を
制御することが困難となり、犠牲防食効果が不安定とな
ることがある。このため、適正なZn含有量を考慮した
ブレージングシートの開発が必要とされている。
のであって、耐食性、特にフィレットの耐食性を向上さ
せることができ、これにより、熱交換器の長寿命化を可
能にする高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシー
トを提供することを目的とする。
ルミニウム合金製ブレージングシートは、アルミニウム
合金板材からなる心材と、アルミニウム合金板材からな
り前記心材の少なくとも一方の面上に配置されZnを含
有する中間層と、前記心材及び中間層からなる合せ板の
外側両面上に配置されZnを含有するアルミニウム合金
製ろう材と、を有するブレージングシートにおいて、前
記中間層のZn含有量をA、前記アルミニウム合金製ろ
う材のうち前記中間層側に配置されたもののZn含有量
をBとしたとき、Aは0.5乃至3重量%であり、Bは
1重量%以下であり、AとBとの和は1乃至3重量%で
あり、前記中間層の厚さは、90μm以上であって全体
の厚さの30%以下であることを特徴とする。
金製ブレージングシートは、アルミニウム合金板材から
なる心材と、アルミニウム合金板材からなり前記心材の
少なくとも一方の面上に配置されZnを含有する中間層
と、前記心材及び中間層からなる合せ板の外側両面上に
配置されたアルミニウム合金製ろう材と、を有するブレ
ージングシートにおいて、前記中間層のZn含有量は1
乃至3重量%であり、前記中間層の厚さは、90μm以
上であって全体の厚さの30%以下であることを特徴と
する。
濃度が2重量%以下であってもよい。
ろう材のZn含有量及びそれらの総計が適切に規定され
ているため、ろう付後のフィレットにおけるZnの濃化
が防止される。これにより、フィレットの耐食性が向上
してその優先的な腐食が防止される。従って、このブレ
ージングシートを使用して作製された熱交換器を長寿命
がすることができる。
べく、鋭意実験研究を重ねた結果、アルミニウム合金製
の中間層及びろう材のZn含有量を適切に規定すること
により、Znの犠牲防食効果を十分に発揮させると共
に、ろう付後のフィレットにおけるZnの過剰な濃化を
防止することができることを見い出した。
ある。本発明においては、中間層中のZn含有量並びに
中間層及びろう材中のZn含有量の総計を適切に規定す
ることにより、従来の4層又は5層構造のブレージング
シートよりも長期耐食性を向上させつつ、更に、ろう材
中のZn含有量を規制することにより、ろう付後のフィ
レットにおける過剰なZnの濃化によるフィレットの優
先的な腐食を防止するものである。以下、本発明に係る
高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシートにおけ
る心材、中間層及びろう材中に含有される化学成分及び
組成限定理由について説明する。
% 中間層中のZn含有量が中間層全重量当たり0.5重量
%未満であると、中間層と心材との間の電位差が小さく
なりすぎて、中間層が犠牲陽極層として十分に作用しな
い。一方、中間層中のZn含有量が3重量%を超える
と、中間層の強度及び硬度が極めて高くなるので、中間
層の圧延性及び成形性が心材の圧延性及び成形性と著し
く異なったものとなる。その結果、ブレージングシート
の圧延及び成形加工等が困難になる。また、中間層中の
Zn含有量が3重量%を超えると、心材と中間層との間
の電位差が大きくなりすぎて、中間層が早期に腐食して
消耗するので、ブレージングシートの耐食性が低下す
る。従って、中間層中のZn含有量は中間層全重量当た
り0.5乃至3重量%とする。
超えると、本発明のブレージングシートを使用して熱交
換機を製作した場合に、ろう付後のフィレットでのZn
の濃化が著しく生じるため、フィレットが優先的に腐食
されて早期に貫通に到る。従って、熱交換器としての寿
命が短くなってしまう。従って、ろう材中のZn含有量
はろう材全重量当たり1重量%以下とする。また、上述
の理由より、ろう材中にZnは含有されていなくてもよ
い。
1乃至3重量% 中間層及びろう材中のZn含有量が中間層及びろう材全
重量当たり1重量%未満であると、ろう付後に表面と心
材との電位差が小さくなりすぎて犠牲陽極として十分に
は作用しなくなるため、ブレージングシートの耐食性が
低下し、このブレージングシートを使用して作製された
熱交換器の寿命が短くなる。一方、中間層及びろう材中
のZn含有量が3重量%を超えると、ろう付後のフィレ
ットでのZnの濃化が著しくなってフィレットが優先的
に腐食されるため、早期に貫通に到り、熱交換器として
の寿命が短くなってしまう。従って、中間層及びろう材
中のZn含有量は総計で中間層及びろう材全重量当たり
1乃至3重量%とする。
濃度がフィレット全重量当たり2重量%を超えると、フ
ィレットが優先的に腐食されやすくなるため、早期に貫
通に到り、熱交換器としての寿命が短くなりやすい。従
って、ろう付後のフィレット内の最大Zn濃度はフィレ
ット全重量当たり2重量%以下とすることが望ましい。
は、心材の中間層とは逆側に配置されたろう材として、
Znを含有しないAl−Si系合金(例えば、JIS
A4000系合金)材を使用することができる。
の厚さの30%以下 中間層はアルミニウム合金製心材と水系媒体通路側のろ
う材との間に犠牲陽極層として配置される。この中間層
の厚さが90μm未満であると、犠牲陽極層として腐食
を停止する効果を十分に得られない。一方、中間層の厚
さが全体の厚さの30%を超えると、相対的に心材が薄
くなり、ブレージングシートに要求される所望の強度を
得られない。従って、中間層の厚さは90μm以上であ
って全体の厚さの30%以下とする。
ミニウム合金製ブレージングシートについて、添付の図
面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例
に係るブレージングシートを示す図であって、(a)は
4層構造のブレージングシートを示す断面図、(b)は
5層構造のブレージングシートを示す断面図である。
は、図1(a)に示すように、例えば、JIS A30
03合金製の心材2の一方の面上に中間層3が配置され
ており、この中間層3の上及び心材2の他方の面上にろ
う材4a及び4bが配置されている。このようにして、
4層構造のブレージングシート1が構成されている。
は、例えば、心材2で0.36mm、中間層3で0.1
2mm、ろう材4a及び4bで0.06mmである。従
って、厚さが総計で0.6mmのブレージングシートと
なっている。
ングシート1においては、中間層3側に配置されたろう
材4aが水系媒体通路側に配置されて熱交換器がろう付
により製造される。本実施例においては、中間層3及び
ろう材4aのZn含有量が適切に規定されているので、
ろう付の際にフィレットのZn濃度が過剰に濃化するこ
とが防止される。これにより、フィレットの耐食性が向
上するため、ろう付されて熱交換器が製造された後に
も、フィレットがフラット部より優先して腐食されるこ
とが防止され、熱交換器を長寿命化することができる。
いては、図1(b)に示すように、例えば、JIS A
3003合金製の心材12の両面上に中間層13a及び
13bが配置されており、この中間層13a及び13b
の上にろう材14a及び14bが配置されている。この
ようにして、5層構造のブレージングシート11が構成
されている。ブレージングシート11においても、各層
は前述の組成を有している。
ングシート11においては、ろう材13a又はろう材1
3bのいずれかが水系媒体通路側に配置されて熱交換器
がろう付により製造される。ブレージングシート11を
使用した場合にも、フィレットの耐食性が向上し、これ
により、熱交換器を長寿命化することができる。
求の範囲から外れる比較例と比較して具体的に説明す
る。
ミニウム合金、中間層用アルミニウム又はアルミニウム
合金及びろう材用アルミニウム合金の鋳塊を作製し、種
々の組み合わせによってこれらを加工することにより、
図1に示す4層構造で0.6mmの厚さであるブレージ
ングシートを作製した。但し、ろう材のクラッド率は全
て10%とした。心材用アルミニウム合金、中間層用ア
ルミニウム又はアルミニウム合金及びろう材用アルミニ
ウム合金の化学組成を、夫々、下記表1及び2に示す。
なお、下記表1及び2に示す組成の残部は、Al及び不
可避的不純物である。また、中間層の厚さを下記表3及
び4に示す。
断して、一辺の長さが100mmの第1正方形板とし、
この第1正方形板の中央部に板厚が5mm、一辺の長さ
が20mmのJIS A3003合金製の第2正方形板
を針金で固定した。そして、第1正方形板の表面の全面
に、市販の非腐食性フラックスを5g/m2 となるよう
に塗布した。次に、この正方形板を酸素濃度が200p
pm以下の雰囲気中において595℃の温度で5分間保
持することにより、ろう付実機模擬試験片を作製した。
図2はろう付実機模擬試験片を示す図であって、(a)
は平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図で
ある。実機模擬試験片21の第1正方形板22と第2正
方形板23との境界近傍には、フィレット24が形成さ
れており、第1正方形板22の露出している部分はフラ
ット部25となっている。
食試験面の端部から中央寄りの5mmの位置までの四辺
部と、裏面全面をシールテープによってシールして、耐
食試験用試験片を作製した。
OY水(Cl-:195重量ppm、SO4 2-:60重量
ppm、Cu2+:1重量ppm及びFe3+:30重量p
pmの水溶液)に浸漬した後、88℃の温度における8
時間の保持と室温における16時間の保持とを1サイク
ルとして、120サイクル連続して繰り返すものとし
た。そして、フィレット24及びフラット部25の夫々
の最大腐食部の断面を顕微鏡により観察し、その顕微鏡
写真から腐食深さを測定することにより、フィレット2
4の優先腐食性を評価した。
ジョン特性及びクラッド加工性を評価した。強度の評価
については、130(N/mm2)以上のものをA(良
好)、120(N/mm2)以上130(N/mm2)未
満のものをB(やや良好)、120(N/mm2)未満
のものをC(不良)と評価した。エロージョン特性につ
いては、ろう付後の心材の残留率が95%以上のものを
A(良好)、90%以上95%未満のものをB(やや良
好)、90%未満のものをC(不良)と評価した。更
に、圧延加工性については、板厚を50mmから5mm
にクラッド圧延する際に、10パスで圧延が完了したも
のをA(良好)、11乃至15パスで完了したものをB
(やや良好)、16回以上かかったものをC(不良)と
評価した。
A)により、フィレット24の最大Zn濃度を定量分析
した。これらの結果を下記表5及び6に示す。
至11においては、各層の化学組成が適切な範囲内にあ
るので、耐食試験を120サイクル実施した後でもフラ
ット部での最大腐食部が心材とろう材との界面で停止す
ると共に、フィレットの優先腐食が防止された。実施例
1乃至6では、フィレットの腐食深さがフラット部のそ
れよりも深いが、優先腐食は極めて小さい。
低下して所望の熱交換器特性が得られなかった。
びろう材のZn含有量の総計が本発明範囲の下限未満で
あるので、ろう付後の表面と心材との電位差が小さすぎ
て犠牲陽極効果を十分に得ることができず耐食性が低か
った。
有量が本発明範囲の上限を超えているので、フィレット
でのZnの濃化が著しくなり、フィレットが優先的に腐
食された。
有量並びに中間層及びろう材のZn含有量の総計が本発
明範囲の上限を超えているので、中間層の強度及び硬度
が極めて高くなり、心材との間で圧延性及び成形性が著
しく相違する。このため、圧延加工及び成形加工が困難
となった。更に、心材と中間層との間の電位差が極めて
大きくなり、中間層が早期に腐食され消耗して耐食性が
低下した。
発明範囲の下限を未満であるので、犠牲陽極として腐食
を停止する効果を十分に得ることができなかった。この
ため、フラット部に貫通が生じた。
発明範囲の上限を超えているので、相対的に心材が薄く
なり、ブレージングシートに要求される所望の強度を得
ることができなかった。
中間層のZn含有量、ろう材のZn含有量及びそれらの
総計を適切に規定しているので、ブレージングシートの
耐食性、特にろう付後のフィレットの耐食性を向上させ
ることができ、これを使用した熱交換器を長寿命化する
ことができる。また、より一層安定して耐食性を向上さ
せることができる。
す図であって、(a)は4層構造のブレージングシート
を示す断面図、(b)は5層構造のブレージングシート
を示す断面図である。
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線における断
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム合金板材からなる心材と、
アルミニウム合金板材からなり前記心材の少なくとも一
方の面上に配置されZnを含有する中間層と、前記心材
及び中間層からなる合せ板の外側両面上に配置されZn
を含有するアルミニウム合金製ろう材と、を有するブレ
ージングシートにおいて、前記中間層のZn含有量を
A、前記アルミニウム合金製ろう材のうち前記中間層側
に配置されたもののZn含有量をBとしたとき、Aは
0.5乃至3重量%であり、Bは1重量%以下であり、
AとBとの和は1乃至3重量%であり、前記中間層の厚
さは、90μm以上であって全体の厚さの30%以下で
あることを特徴とする高耐食性アルミニウム合金製ブレ
ージングシート。 - 【請求項2】 アルミニウム合金板材からなる心材と、
アルミニウム合金板材からなり前記心材の少なくとも一
方の面上に配置されZnを含有する中間層と、前記心材
及び中間層からなる合せ板の外側両面上に配置されたア
ルミニウム合金製ろう材と、を有するブレージングシー
トにおいて、前記中間層のZn含有量は1乃至3重量%
であり、前記中間層の厚さは、90μm以上であって全
体の厚さの30%以下であることを特徴とする高耐食性
アルミニウム合金製ブレージングシート。 - 【請求項3】 ろう付後のフィレット内の最大Zn濃度
が2重量%以下であることを特徴とする請求項1又は2
に記載の高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114798A JP3794820B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11114798A JP3794820B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11302759A true JPH11302759A (ja) | 1999-11-02 |
JP3794820B2 JP3794820B2 (ja) | 2006-07-12 |
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ID=14553661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11114798A Expired - Lifetime JP3794820B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 高耐食性アルミニウム合金製ブレージングシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3794820B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004025297A (ja) * | 2001-09-28 | 2004-01-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミニウム又はアルミニウム合金材のろう付け方法およびアルミニウム合金製ブレージングシート |
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-
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- 1998-04-21 JP JP11114798A patent/JP3794820B2/ja not_active Expired - Lifetime
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